JP2002042276A - ホームケア用通信装置 - Google Patents

ホームケア用通信装置

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JP2002042276A
JP2002042276A JP2000222200A JP2000222200A JP2002042276A JP 2002042276 A JP2002042276 A JP 2002042276A JP 2000222200 A JP2000222200 A JP 2000222200A JP 2000222200 A JP2000222200 A JP 2000222200A JP 2002042276 A JP2002042276 A JP 2002042276A
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JP
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emergency
transmitter
switch
communication device
command signal
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Application number
JP2000222200A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Suwa
嘉和 諏訪
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Kobishi Electric Co Ltd
Original Assignee
Kobishi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊迫した状況下であっても緊急指令信号を容
易に送出可能なホームケア用通信装置を提供する。 【解決手段】 装置本体には無線受信機を付設し、携帯
送信機50から緊急通信の指令信号を送出する。携帯送
信機50は、送信機本体59内に、磁性体に反応する緊
急スイッチ51,送信制御部52,ブザー53,RFア
ンプ54,アンテナ55等を納めて合成樹脂等でモール
ドして防水構造とし、ロック機構を設けた穴部にピン形
状のキー60を引き抜き可能に保持させ、リングひも6
1を首に回すペンダントにする。磁性を持たせたキーを
引き抜くことで緊急スイッチをオンして指令信号を送出
し、ブザーを鳴らす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手先との通話を
行うホームケア用通信装置に関し、とりわけ、介護対象
者が所持する携帯送信機を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、国民人口の年齢比率(いわゆる人
口ピラミッド)に示されるように、高年齢者の人口層が
著しく増加傾向にあることから、高年齢者等の介護対象
者を補助する機器の需要が高まっている。とりわけ、介
護対象者が自宅で快適に生活し得るようにするための支
援・介護用の機器、即ち、ホームケア用の機器の需要が
高まっている。
【0003】ホームケア用の機器の一種に外部施設等と
の通信手段となる通信装置がある。このホームケア用の
通信装置は、電話機と同様に相手先との通話を行うもの
であるが、介護対象者に対する使い勝手を向上させてい
る。例えば、ワンタッチ操作で相手先とハンズフリー通
話を行ったり、介護対象者が所持する携帯送信機の緊急
スイッチを操作することで相手先に緊急である旨の報知
を行ったりできる通信装置がある。この通信装置では、
心臓発作など装置本体の設置場所へ戻れない身体状態に
なっても、介護対象者は緊急スイッチの操作によって救
助を求めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、携帯送信機
を操作して助けを求める介護対象者は、非常に緊迫した
状態になっていることが殆どであると考えられ、この状
態では正常時と同様なスイッチ操作が行えない虞があ
る。また、スイッチ操作が行えたとしても、介護対象者
は、緊急指令信号が正常に発信されたかどうか不安に思
う心理状態に陥る可能性が高い。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その主たる目的は、緊迫した状況下であ
っても緊急指令信号を容易に送出可能なホームケア用通
信装置を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、携帯送信機のスイッ
チが操作されたことを介護対象者に認識させることがで
きるホームケア用通信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、請求項1に記載の
発明は、相手先との通信を行う装置本体と、介護対象者
に所持されて緊急指令信号を送出可能な携帯送信機とを
備え、携帯送信機からの緊急指令信号を装置本体が受信
することにより相手先との通信をオープンし、緊急であ
る旨を報知するホームケア用通信装置において、前記携
帯送信機は、介護対象者の身体に装着される身体装着部
とこの身体装着部に取り付けられる送信機本体とから構
成されると共に、緊急時に操作される緊急スイッチと該
緊急スイッチの作動に応じて緊急指令信号を送出する緊
急指令信号送出手段とを備え、前記緊急スイッチは、送
信機本体を引っ張ることで作動するプルスイッチにより
構成されていることを特徴とするホームケア用通信装置
である。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記緊急スイッ
チは、送信機本体が身体装着部に取り付けられている状
態では非作動状態とされ、送信機本体が引っ張られて身
体装着部から取り外されることによって作動することを
特徴とする請求項1に記載のホームケア用通信装置であ
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記身体装着部
を介護対象者の首部に装着可能なネックレス部によって
構成し、送信機本体をネックレス部に取り付けたことを
特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホームケア用
通信装置である。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記携帯送信機
を防水構造にしたことを特徴とする請求項1から請求項
3の何れかに記載のホームケア用通信装置である。
【0011】請求項5に記載の発明は、前記携帯送信機
は、前記緊急スイッチが作動した際にその旨を警報音で
報知する作動報知手段を備えていることを特徴とする請
求項1から請求項4の何れかに記載のホームケア用通信
装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るホームケア用
通信装置の実施形態を図面に基づいて説明する。ここ
で、図1は、装置本体及び無線受信機の正面図であり、
図2はその電気的構成を説明するブロック図である。ま
た、図3は携帯送信機の一部を切り欠いて示した正面図
であり、図4はこの携帯送信機の電気的構成を説明する
ブロック図である。
【0013】例示したホームケア用通信装置は、電話回
線に接続して用いるタイプのものであり、図1及び図3
に示すように、奥行きが狭い箱状体に形成された装置本
体9と、この装置本体9に電気的に接続された箱状体の
無線受信機40と、介護対象者によって所持される携帯
送信機50とを備えている。
【0014】装置本体9は、相手先との通信を行うもの
であり、図2に示すように、モデム1と、CPUを備え
た制御部2と、制御プログラムや通報先の電話番号を記
憶する記憶部としてのメモリ3と、LSI等によって構
成される音声制御部4と、相手先からの音声等を出力す
る音声出力部としてのスピーカ11と、送話者の音声を
取り込む集音部としてのマイク12とを備えている。そ
して、これらの各部は、I/Oバス10に電気的に接続
されている。
【0015】また、I/Oバス10には、操作用のスイ
ッチ類も電気的に接続してある。例えば、相手先(発信
先)のダイヤル番号をメモリ3に記憶させるなど各種の
設定を行うための設定スイッチ13と、操作を取り消す
際に操作される取消スイッチ14と、救急モードの動作
を指令する際に操作される救急スイッチ15と、非常モ
ードの動作を指令する際に操作される非常スイッチ16
と、通話モードの動作を指令する際に操作される通話ス
イッチ17とを接続してある。
【0016】これらの各スイッチ14〜17は、押し間
違いなどの操作ミスを防ぐために、比較的大きな形状
(本実施形態では円形状)に形成してあり、装置本体9
の正面右側の下半分の領域内に比較的ゆったりと間隔を
あけて配置している。また、各スイッチ14〜17は押
しボタンスイッチになっていて、ワンタッチでの操作が
できるように構成している。そして、体調不良等の緊急
時においても確実にスイッチ操作ができるように、救急
スイッチ15は、他のスイッチ14,16,17よりも
一段高く独立させて配置し、その大きさを他のスイッチ
よりも1.5倍位大きくしてある。
【0017】この他に、I/Oバス10には、表示用の
素子も電気的に接続している。例えば、通話モードにお
ける残り時間を数字で表示する時間表示部20と、通信
装置が救急モードであることを発光により示す救急表示
灯25と、非常モードであることを発光により示す非常
表示灯26と、福祉モードであることを発光により示す
福祉表示灯24と、通話モードであることを発光により
示す通話表示灯27と、送話者の音声レベルが相手先に
聞こえ得るレベルであることを発光によって示す音レベ
ル表示灯28とを接続してある。
【0018】これらの各表示素子は、例えばLEDや電
球等の発光素子によって構成されている。そして、福祉
表示灯24、救急表示灯25、非常表示灯26及び通話
表示灯27は、装置本体9の正面左側に、シンボルマー
クを付した透光性カバーと共に上下方向に並べられた状
態で配置されている。また、音レベル表示灯28と時間
表示部20は、装置本体9の正面左下部に左右横並びに
配置されている。これらの音レベル表示灯28と時間表
示部20との間には、マイク12が配置されている。
【0019】また、I/Oバス10には、複数の外部端
子を接続してあり、これらの外部端子には、介護対象者
の動きを検出する動作検出手段としての動作センサ30
…や携帯送信機50から送られる緊急指令信号を受信す
る無線受信機40を接続している。
【0020】次に、装置本体9及び無線受信機40の要
部について説明する。
【0021】上記のモデム1は、入力アンプ5,出力ア
ンプ6を介して2−4変換部7と接続してあり、2−4
変換部7がトランス8を介して電話回線Nに繋がってい
る。そして、このモデム1は、制御部2による制御の下
で発信や着信を行う。例えば、救急モード等が設定され
る等して相手先(通報先)との通信をオープンする命令
を受けた場合には、メモリ3に記憶された通報先の電話
番号に対して自動的に発信する。また、外部から電話が
掛かってきた場合には、この電話に対する自動着信を行
う。
【0022】メモリ3は、制御部2の動作プログラムを
記憶するプログラム記憶領域と、データ等を一時的に記
憶するために制御部2に使用されるワークメモリ領域
と、通報先の電話番号を記憶するダイヤルメモリ領域と
を備えている。そして、ダイヤルメモリ領域には、相手
先(通報先)の電話番号を記憶させる。この相手先とし
ては、例えば、介護対象者が契約により支援や介護を受
ける介護施設、掛かりつけのホームドクター、親類や知
人などがあり、ダイヤルメモリ領域には任意の相手先を
記憶させることができる。例えば、通話モードに対応す
る相手先として親類や知人を指定し、非常モード、救急
モード、福祉モードに対応する相手先として介護施設や
病院を指定する。なお、不在や不通の事態に備えて各モ
ード毎に複数の連絡先を優先順位を付けて設定し、この
優先順位に基づいて1箇所或いは複数箇所に連絡できる
ように構成してもよい。
【0023】音声制御部4は、制御部2によって制御さ
れ、予め通信装置に設定された既成の音声データや介護
対象者側で録音した音声データに基づき、所定の音声を
通報先に送出したり、スピーカ11から出力させたりす
る部分である。例えば、救急スイッチ15が操作された
場合には、通報先には、「こちらは○○・・・○です。
救助を要請します。」旨の音声を電話回線Nを通じて送
出し、スピーカ11には「救助を要請致します。ご安心
下さい。」旨の音声を出力させる。なお、音声制御部4
が使用する音声データは、音声制御部4で読み出すこと
ができれば、何処に記憶されていてもよい。例えば、音
声制御部4内に記憶させてもよいし、メモリ3に記憶さ
せてもよいし、音声データ用の専用メモリを設けてもよ
い。
【0024】動作センサ30は、例えば赤外線を送受す
る検出器によって構成されており、介護対象者の自宅内
の各所に配置されている。従って、制御部2は動作セン
サ30からの検出信号をモニタすることで、介護対象者
が動作しているかどうかを検出することができる。
【0025】無線受信機40は、携帯送信機50から送
出された無線の緊急指令信号を受信するアンテナ41
と、アンテナ41で受信された無線信号(電波)が入力
されるRFアンプ42と、RFアンプ42からの信号が
入力されると共にI/Oバス10と電気的に接続された
受信制御部43等を備えている。この無線受信機40で
は、アンテナ41が緊急指令信号を受信すると、この緊
急指令信号をRFアンプ42が所定電圧まで増幅する。
この増幅された緊急指令信号は受信制御部43に送出さ
れる。これにより受信制御部43はI/Oバス10を通
じて制御部2に緊急の制御信号を出力する。つまり、装
置本体9(制御部2)は、無線受信機40を介して携帯
送信機50からの緊急指令信号を受信する。そして、こ
の緊急指令信号の受信により、制御部2は救急モードを
設定する。
【0026】次に、携帯送信機50について説明する。
図3に例示した携帯送信機50は、いわゆるペンダント
型の送信機である。この携帯送信機50は、略方形の薄
板形状に形成された送信機本体59と、作動片の一種で
あるピン形状のキー60と、キー60に連結されたリン
グひも61とを備えている。リングひも61は、本発明
の身体装着部の一種であるネックレス部として機能し、
その長さは介護対象者の首部に掛けられる程度の長さに
設定されている。
【0027】送信機本体59にはキー60を嵌め込むた
めの穴部59aを設けてあり、この穴部59aにはロッ
ク機構62を設けてある。そして、このロック機構62
により、差し込んだキー60を引き抜き可能な状態で穴
部59a内に保持している。この送信機本体59は、そ
の内部に近接スイッチ51等の構成各部を配設した後
に、エポキシ樹脂等でモールディングしてあって防水構
造を採っている。なお、送信機本体59の防水構造は適
宜な構成を採ればよく、例えばパッキンやOリングによ
り蓋部分をシールする構成にしてもよい。
【0028】また、送信機本体59内には、図4に示す
ように、緊急スイッチ51と、携帯送信機50の動作を
制御する送信制御部52と、送信制御部52からの指令
によって作動するブザー53と、送信制御部52からの
緊急指令信号を増幅するRFアンプ54と、RFアンプ
54によって増幅された緊急指令信号を送出するアンテ
ナ55と、電池(図示せず)等を備えており、アンテナ
55から緊急通信の指令信号を無線信号で送出する構成
になっている。
【0029】緊急スイッチ51は、送信機本体59を手
で強く引っ張ることで作動するいわゆるプルスイッチに
よって構成されている。なお、ここでいう「プルスイッ
チ」とは、作動軸や作動片等を移動させることで作動す
る通常のプルスイッチに加えて、作動軸や作動片を引き
抜くことにより作動するものも含まれる。そして、本実
施形態における緊急スイッチ51は、キー60を送信機
本体59から引き抜くことで作動する非接触型のスイッ
チ、例えば、ホール素子を用いたスイッチにより構成し
てある。このホール素子を用いた緊急スイッチ51で
は、磁性を持たせた金属部材によりキー60を形成す
る。これにより、送信機本体59の穴部59aに差し込
んだキー60を引き抜くことにより、磁界に変化が生じ
て緊急スイッチ51がオン状態に切り替わる。このよう
に、緊急スイッチ51に非接触型のスイッチを用いる
と、この緊急スイッチ51を送信機本体59内に封入で
きるので、送信機本体59の防水を容易に実現すること
ができる。
【0030】上記の送信制御部52、RFアンプ54、
及び、アンテナ55は、本発明の緊急指令信号送出手段
として機能する。即ち、キー60が引き抜かれて緊急ス
イッチ51がオンになると、緊急スイッチ51からの信
号をモニタしていた送信制御部52は、RFアンプ54
に対して緊急指令信号を送出する。このRFアンプ54
は、送信制御部52からの緊急指令信号を増幅してアン
テナ55に出力する。アンテナ55は、増幅された緊急
指令信号を外部に送出する。そして、アンテナ55から
送出された緊急指令信号は、無線受信機40によって受
信される。
【0031】また、送信制御部52とブザー53は、本
発明の作動報知手段としても機能する。即ち、緊急スイ
ッチ51がオンになると、送信制御部52はブザー53
に対して緊急指令信号を送出する。これに伴ってブザー
53は警報音を出力する。従って、介護対象者は、ブザ
ー53から警報音が出力されたことで、緊急スイッチ5
1が正常に作動したこと、つまり、緊急指令信号が送出
されたことを知ることができる。また、救助に来た者
は、このブザー53からの警報音を頼りに介護対象者の
居場所をいち早く見つけることができる。さらに、この
警報音により、介護対象者に何らかの異常が生じている
ことを近隣の人が発見して、通報や救命を行ってくれる
ことも期待できる。
【0032】次に、上記構成のホームケア用通信装置に
おける動作について説明する。
【0033】このホームケア用通信装置では、介護対象
者が装置本体9の前面に設けたスイッチ14〜17を操
作すると、操作したスイッチに対応するモードで動作す
る。即ち、通話スイッチ17が押されると通話モードが
起動し、非常スイッチ16が押されると非常モードが起
動し、救急スイッチ15が押されると救急モードが起動
する。また、福祉モードは、モニタ中の動作センサ30
からの検知信号が一定期間に亘って変化が無かった場合
に起動する。これらの各モードでは、装置本体9と相手
先との間で、ハンズフリー通話がなされる。
【0034】また、介護対象者は、リングひも61を首
に掛けることで携帯送信機50を常に装着している。そ
して、本実施形態の送信機本体59は、防水構造を採っ
ているので、入浴時であっても取り外さずに身に付けて
おくことができる。特に、入浴中に発作を起こす虞もあ
るので、携帯送信機50を入浴中にも装着できることは
万一の備えとして心強く、介護対象者に大きな安心感を
与えるものである。
【0035】そして、心臓発作などが生じてしまい救助
を要請する場合には、介護対象者は、送信機本体59を
手に持って引っ張り、送信機本体59をリングひも61
(キー60)から取り外す。このとき、送信機本体59
を手に持ってキー60から引き抜くだけで済むので、心
臓発作などの緊迫した状況でも比較的容易に操作するこ
とができ、確実性が高い。さらに、リングひも61が介
護対象者の首に掛かっており、このリングひも61に送
信機本体59を取り付けているので、送信機本体59は
首や胸の付近に位置している。このため、緊迫した状況
下でも、送信機本体59を確実に手に持って引っ張るこ
とができ、一層確実にスイッチ操作が行える。
【0036】送信機本体59からキー60が外れること
で緊急スイッチ51が作動し、上記したように、携帯送
信機50(アンテナ55)からは緊急指令信号が無線で
出力される。この緊急指令信号は無線受信機40のアン
テナ41で受信され、制御部2に緊急の制御信号が出力
される。これに伴い制御部2は、救急モードを設定し、
モデム1を動作させて、予め定めた連絡先(介護施設や
病院等)に自動発信する。ダイヤルコールした相手が受
話器を取り電話回線が繋がる(つまり、通信回線がオー
プンする)と、制御部2は、音声制御部4を起動して相
手側へ所定のメッセージ音声、例えば『こちらは…で
す。救助を要請します。』を何度も送り出す。
【0037】また、この場合において、ブザー53から
は警報音が出力されるので、上記したように、介護対象
者は緊急指令信号が送出されたことを知ることができる
し、救助に来た者は介護対象者の居場所をいち早く見つ
けることができる。また、近隣の人による通報や救命も
期待できる。さらに、送信機本体59とリングひも61
(キー60)とを物理的に分離させることでオン状態を
得る構成なので、この点でもスイッチ操作がなされたこ
とを介護対象者本人が直ちに確認できる。従って、これ
を操作した介護対象者は、無用な不安を抱えることなく
救援を待ち得る。
【0038】ところで、上記実施形態はあくまで例示で
あり、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可
能である。
【0039】例えば、上記した実施形態では、送信機本
体59がリングひも61(キー60)から物理的に分離
されることで作動するプルスイッチによって構成した緊
急スイッチ51を例示したが、緊急スイッチ51はこの
構成に限定されない。例えば、送信機本体59が所定ス
トローク(例えば、5mm〜10mm)以上移動するこ
とで作動するプルスイッチによって緊急スイッチ51を
構成してもよい。
【0040】また、外形形状が異なる複数種類の携帯送
信機50を用意し、介護対象者の好みに応じて選択でき
るようにしてもよい。即ち、身体装着部をリストバンド
によって構成し、このリストバンドの表面に送信機本体
59を設けていわゆる腕時計型に構成することもでき
る。この構成では、手に持って引っ張った送信機本体5
9がリストバンドから外れることでプルスイッチタイプ
の緊急スイッチが作動し、相手先に緊急である旨が送出
される。また、身体装着部をキーホルダの如く衣服に装
着可能なリング部とこのリング部に連結されたチェーン
部とによって構成し、チェーン部の先端に上記のキー6
0を接続する構成としてもよい。
【0041】また、上記の実施形態では、装置本体9と
無線受信機40が別個に構成されていたが、無線受信機
40を装置本体9内に一体に組み込んでもよい。
【0042】また、上記の実施形態では、1回のスイッ
チ操作に応じて自動発信し、電話回線Nを通じて所定ダ
イヤル番号の相手との通信をオープンするようにした通
信装置を例示したが、相手先との間を結ぶ手段は、電話
回線Nに限定されるものではない。例えば、相手先と通
信装置との間を、専用の通信回線で結んでも良いし、専
用周波数の無線信号によって結んでもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。即ち、緊急スイッチを、送信機本体
を引っ張ることで作動するプルスイッチにより構成した
ので、心臓発作などの緊迫した状況下でも容易に操作す
ることができ、操作の確実性が高い。
【0044】また、緊急スイッチを、送信機本体が身体
装着部に取り付けられている状態では非作動状態とさ
れ、送信機本体が引っ張られて身体装着部から取り外さ
れることによって作動する構成とした場合には、送信機
本体が身体装着部から物理的に分離されたことを目で確
認することで、介護対象者は緊急スイッチが操作できた
ことを認識できる。これにより、救助を求めた介護対象
者は、無用な心配をすることなく救助を待つことができ
る。
【0045】また、身体装着部を介護対象者の首部に装
着可能なネックレス部によって構成し、送信機本体をネ
ックレス部に取り付けた場合には、首や胸の部分に位置
する送信機本体を手に持って引っ張ることで緊急スイッ
チが作動するので、心臓発作などの緊迫した状況下でも
容易にスイッチ操作が行える。
【0046】また、携帯送信機を防水構造にした場合に
は、この携帯送信機を入浴中であっても身に付けておく
ことができる。
【0047】また、緊急スイッチが正常に作動した際に
その旨を警報音で報知する作動報知手段を携帯送信機に
備えた場合には、携帯送信機のスイッチが操作されたこ
とを警報音によって介護対象者に認識させることができ
る。これにより、救助を求めた介護対象者は、無用な心
配をすることなく救助を待つことができる。さらに、駆
けつけた救助者はこの警報音を頼りに介護対象者の位置
を知ることができ、救助活動を迅速に行える。また、介
護対象者に異常が生じたことを近隣の人に知らせること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホームケア用通信装置の正面図である。
【図2】ホームケア用通信装置の電気的構成を説明する
ブロック図である。
【図3】携帯送信機の正面図である。
【図4】携帯送信機の電気的構成を説明するブロック図
である。
【符号の説明】
1 モデム 2 CPU 3 メモリ 4 音声制御部 5 入力アンプ 6 出力アンプ 7 2−4変換部 8 トランス 9 装置本体 10 I/Oバス 11 スピーカ 12 マイク 13 設定スイッチ 14 取消スイッチ 15 救急スイッチ 16 非常スイッチ 17 通話スイッチ 20 時間表示部 24 福祉表示灯 25 救急表示灯 26 非常表示灯 27 通話表示灯 28 音声送出表示灯 30 動作センサ 40 無線受信機 41 アンテナ 42 RFアンプ 43 受信制御部 50 携帯送信機 51 緊急スイッチ 52 送信制御部 53 ブザー 54 RFアンプ 55 アンテナ 59 送信機本体 60 キー 61 リングひも 62 ロック機構 N 電話回線
フロントページの続き Fターム(参考) 5C086 AA22 BA04 CA12 CA25 CB16 CB23 CB24 DA02 DA14 DA20 DA30 EA08 EA13 EA17 EA36 EA41 EA43 EA45 FA02 FA06 FA16 FA17 GA10 5C087 AA10 AA11 AA23 AA32 AA37 AA42 AA44 BB03 BB12 BB20 BB74 DD03 DD24 EE06 EE18 FF01 FF04 FF05 FF13 FF17 FF20 FF23 GG07 GG08 GG21 GG23 GG30 GG51 GG57 GG70 GG73 GG80 GG83 5K027 AA05 AA06 AA11 FF01 FF25 5K101 KK14 KK19 LL12 NN01 NN12 RR12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手先との通信を行う装置本体と、介護
    対象者に所持されて緊急指令信号を送出可能な携帯送信
    機とを備え、携帯送信機からの緊急指令信号を装置本体
    が受信することにより相手先との通信をオープンし、緊
    急である旨を報知するホームケア用通信装置において、 前記携帯送信機は、介護対象者の身体に装着される身体
    装着部とこの身体装着部に取り付けられる送信機本体と
    から構成されると共に、緊急時に操作される緊急スイッ
    チと該緊急スイッチの作動に応じて緊急指令信号を送出
    する緊急指令信号送出手段とを備え、 前記緊急スイッチは、送信機本体を引っ張ることで作動
    するプルスイッチにより構成されていることを特徴とす
    るホームケア用通信装置。
  2. 【請求項2】 前記緊急スイッチは、送信機本体が身体
    装着部に取り付けられている状態では非作動状態とさ
    れ、送信機本体が引っ張られて身体装着部から取り外さ
    れることによって作動することを特徴とする請求項1に
    記載のホームケア用通信装置。
  3. 【請求項3】 前記身体装着部を介護対象者の首部に装
    着可能なネックレス部によって構成し、送信機本体をネ
    ックレス部に取り付けたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載のホームケア用通信装置。
  4. 【請求項4】 前記携帯送信機を防水構造にしたことを
    特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のホー
    ムケア用通信装置。
  5. 【請求項5】 前記携帯送信機は、前記緊急スイッチが
    作動した際にその旨を警報音で報知する作動報知手段を
    備えていることを特徴とする請求項1から請求項4の何
    れかに記載のホームケア用通信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008501159A (ja) * 2004-03-02 2008-01-17 ヴァーテックス グループ リミテッド ライアビリティ カンパニー 個人用セキュリティ装置
KR100828164B1 (ko) 2006-10-23 2008-05-08 고려대학교 산학협력단 태그 리드 시스템을 이용하는 비정상 행동 감지 방법 및 그기록 매체, 태그 리드 시스템에서 비정상 행동을 감지하는리더 및 태그 리드 시스템을 이용하는 비정상 행동 감지시스템
JP2017033514A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 豊美 柳生 ファイブポイント防犯ブザー

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