JP2002042079A - 非接触icカード及びその製造方法 - Google Patents

非接触icカード及びその製造方法

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JP2002042079A JP2000221560A JP2000221560A JP2002042079A JP 2002042079 A JP2002042079 A JP 2002042079A JP 2000221560 A JP2000221560 A JP 2000221560A JP 2000221560 A JP2000221560 A JP 2000221560A JP 2002042079 A JP2002042079 A JP 2002042079A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナコイルを、一方のフィルムにおいて
金属細線を針部材により位置決めして多角形若しくはこ
れに類する形の渦巻き状に巻いた巻線コイルから構成す
る際に、この針部材の配置構造により、モジュールとし
ての共振周波数の安定化を図った非接触ICカード及び
その製造方法を提供する。 【解決手段】 針部材13を一方のフィルムの各角部に
おいて、夫々内側が開いた略V字形をなすように多数所
定の間隔で並べ、かつ、隣り合う略V字形の対応する各
針部材13同士に掛けられる銅線14A(金属細線)同
士が、互いに所定の間隔を有するように各略V字形の配
置を定めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種カード類、商
品タグ、ラベル等に使用される非接触ICカード及びそ
の製造方法に関し、特に、アンテナコイルを形成するた
めの金属細線の位置決め構造及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の非接触ICカードとして、図8
に示すように、電子部品が実装された回路基板1と、該
回路基板1に接続され、電磁結合、電波等の所定の媒体
を介して情報を送受信するアンテナコイル2とを、被覆
樹脂3により封止した構成のものが知られている(特開
平9−1969号公報及び特開平9−1970号公報等
参照)。
【0003】このような非接触ICカードの構成部品の
うちアンテナコイル2として、断面が円形または長方形
(長円形)の銅線等の金属細線を渦巻き状に巻いた巻線
コイルを用いる場合、従来では、巻線コイルを2枚の被
覆樹脂フィルムのうち一方に形成し、形成された巻線コ
イルと前記回路基板とを該一方の被覆樹脂フィルムへの
他方の被覆樹脂フィルムの貼り付けにより、巻線コイル
と回路基板とを、被覆樹脂により封止するようにしてい
る。
【0004】しかし、このような非接触ICカードにあ
っては、被覆樹脂フィルム上において、銅線等の金属細
線を渦巻き状に巻いて巻線コイルを形成する構造である
から、金属細線の巻線自体が難しいと共に、巻回された
巻線コイルの形状を保持するするのも難しく、巻線コイ
ルを正規の形状、例えば方形状等に正確に形成するのが
困難な構造であり、特に、複雑な形状の巻線コイルの形
成は極めて困難であった。
【0005】このような問題を解決するため、被覆樹脂
を、互いに熱融着される熱融着樹脂からなる2枚のフィ
ルムから構成する一方、アンテナコイルを、一方のフィ
ルムにおいて金属細線を位置決め手段により位置決めし
て所定形の渦巻き状に巻いた巻線コイルから構成し、該
巻線コイルと前記回路基板と2枚のフィルム間に封止す
るようにした非接触ICカードが提案されている(特開
平11−115360号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
非接触ICカードにおいては、2枚のフィルムのうち一
方に位置決め手段としての複数の針部材を差し込み、一
方のフィルム上において金属細線を各針部材に順次掛け
て所定形の渦巻き状に巻いた巻線コイルを形成するよう
にしており、前記針部材は、単に巻線コイルの方向転換
部、すなわち、コーナ部分に位置しているだけであるか
ら、巻線コイルの各巻回部における金属細線の間隔が製
品によって一定せず、変動する虞があった。
【0007】後述するが、この巻線コイルの各巻回部に
おける金属細線の間隔の変動は、巻線コイルの線間容量
Cpc(pF)を変動させ、モジュールとしての共振周波
数f MOの変動量に影響する。
【0008】例えば、金属細線同士が密着している場
合、巻線コイルの線間容量が大きくなり、この線間容量
は、絶縁皮膜厚さ、線径、巻状態により、大きく変化す
るため、アンテナコイル特性上、共振周波数の巾が広く
なる。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めなされたものであり、特に、アンテナコイルを、一方
のフィルムにおいて金属細線を針部材により位置決めし
て所定形の渦巻き状に巻いた巻線コイルから構成する際
に、この針部材の配置構造により、モジュールとしての
共振周波数の安定化を図った非接触ICカード及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明の非接触ICカードは、電子部品が実装された回
路基板と、該回路基板に接続され、所定の媒体を介して
情報を送受信するアンテナコイルとを、被覆樹脂により
封止するようにした構成であって、前記被覆樹脂を、互
いに熱融着される熱融着樹脂からなる2枚のフィルムか
らなり、アンテナコイルを、一方のフィルムにおいて金
属細線を針部材により位置決めして多角形若しくはこれ
に類する形に渦巻き状に巻いた巻線コイルから構成し、
該巻線コイルと回路基板と2枚のフィルム間に封止した
非接触ICカードにおいて、前記針部材は、一方のフィ
ルムに差し込まれると共に、金属細線が順次掛けられる
構成であって、前記一方のフィルムの各角部において、
夫々内側が開いた略V字形をなすように多数所定の間隔
で並べられ、かつ、隣り合う略V字形の対応する各針部
材同士に掛けられる金属細線同士が、互いに所定の間隔
を有するように各略V字形の配置が定められてなること
を特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明は、前記巻線コイル
は、略四角形であることを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明は、前記2枚のフィル
ムは、アンテナコイル部分を覆う粘着剤を塗布したテー
プで構成されることを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明は、前記2枚のフィル
ムの内、何れか一方がアンテナコイル部分を覆う粘着剤
を塗布したテープで構成されることを特徴とする。
【0014】請求項5に係る発明は、前記針部材が、略
I字形をなすように構成されることを特徴とする。
【0015】請求項6に係る発明の非接触ICカードの
製造方法は、電子部品が実装された回路基板と、該回路
基板に接続され、所定の媒体を介して情報を送受信する
アンテナコイルとを、被覆樹脂により封止するようにし
た非接触ICカードの製造方法であって、前記被覆樹脂
として、互いに熱融着される熱融着樹脂からなる2枚の
フィルムのうち一方の各角部において、夫々内側が開い
た略V字形をなすように多数所定の間隔で並べられ、か
つ、隣り合う略V字形の対応するもの同士を結ぶ線同士
が、互いに所定の間隔を有するように各略V字形の配置
が定められてなる多数の針部材を差し込む工程と、前記
一方のフィルム上において金属細線を各針部材に順次掛
けて多角形若しくはこれに類する形の渦巻き状に巻いた
巻線コイルを形成する工程と、巻線コイルと前記回路基
板とを2枚のフィルム間に封止すべく、一方のフィルム
に他方のフィルムを熱融着により貼り付ける工程と、を
含むことを特徴とする。
【0016】請求項7に係る発明は、前記一方のフィル
ムに他方のフィルムを熱融着により貼り付ける工程は、
一方のフィルム上において、金属細線を各針部材に順次
掛けて多角形若しくはこれに類する形の渦巻き状に巻い
た巻線コイルを形成した後、該フィルムを針部材に巻線
コイルに保持させたままスライド動作させて所定長さ分
移動し、移動位置で他方のフィルムを熱融着により貼り
付けることを特徴とする。
【0017】請求項8に係る発明は、大きい1枚のフィ
ルムから多数枚のフィルムを得て、多数枚の各フィルム
から夫々巻線コイルと回路基板とを含んで構成された非
接触ICカードを製造することを特徴とする。
【0018】次に、かかる発明の作用について説明する
と、請求項1に係る発明では、巻線コイルの各巻回部の
間隔が製品によって一定となり、変動する虞がなく、こ
の結果、製品毎の巻線コイルの共振周波数の変動が抑え
られる。
【0019】請求項2に係る発明において、巻線コイル
が、略四角形に簡単、かつ、正確に形成される。
【0020】請求項3及び4に係る発明において、前記
2枚のフィルム又はその何れか一方を、アンテナコイル
部分を覆う粘着剤を塗布したテープで構成したので、従
来は、ICチップモジュール取り付け用の孔をフィルム
に形成していたが、孔あけの必要なくなり工数と材料費
の削減が図られる。
【0021】請求項5に係る発明において、針部材を、
略I字形をなすように構成することにより、巻線コイル
の形成が簡単、かつ、正確に行われる。
【0022】請求項6に係る発明において、巻線コイル
の各巻回部の間隔が製品によって一定となり、変動する
虞がなく、この結果、製品毎の巻線コイルの共振周波数
の変動が抑えられ、製品を安定化することができ、しか
も、巻線コイルが正確に形成される。請求項7に係る発
明において、フィルムが巻線コイルから貼付部に次々と
移動されて、非接触ICカードが次々と製造される。
【0023】請求項8に係る発明において、大きいフィ
ルムから簡単な工程で多数の非接触ICカードが製造さ
れる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明の実施の形態を詳述する。
【0025】図1は、本発明に係る非接触ICカードに
おけるアンテナコイルの一実施形態を示している。
【0026】この非接触ICカードは、電子部品が実装
された図示しない回路基板と、この回路基板に接続さ
れ、電磁結合、電波等の所定の媒体を介して情報を送受
信するアンテナコイル11とを、被覆樹脂12により封
止するように構成される。
【0027】ここで、前記被覆樹脂12は、互いに熱融
着される熱融着樹脂、例えば、ポリエステルからなる2
枚のフィルムから構成される。
【0028】アンテナコイル11は、一方のフィルムに
おいて、金属細線としての銅線14Aを多数の針部材1
3により位置決めして多角形状若しくはこれに類する形
状、本実施形態では、略四角形の渦巻き状に巻いた(平
行巻き若しくは連続巻き)巻線コイル14から構成され
ており、巻線コイル14と回路基板とは2枚のフィルム
間に封止される。
【0029】なお、図1において、Sは巻線コイル14
の巻始、Eはその巻終である。
【0030】ここで、針部材13の配置構造について説
明する。
【0031】すなわち、図2において、針部材13は、
一方のフィルムに差し込まれると共に、銅線14A(金
属細線)が順次掛けられる。そして、一方のフィルムの
4つの角部において、内側が開いた略V字形をなすよう
に多数所定の間隔で並べられ、かつ、隣り合う略V字形
の対応する各針部材同士に掛けられた銅線14A(金属
細線)同士が、互いに所定の間隔を有するように前記略
V字形の配置が定められている。
【0032】なお、例えば、略V字形の角度θは、70
度である。
【0033】また、図7に示すように、略V字形の角度
θを、0度とし、針部材を、略I字形をなすように構成
するようにしてもよい。
【0034】次に、かかる非接触ICカードの製造方法
の一実施形態について説明する。
【0035】この非接触ICカードの製造方法は、次の
工程からなる。
【0036】すなわち、
【0037】(1)被覆樹脂12として、互いに熱融着
される熱融着樹脂からなる2枚のフィルムのうち一方
に、該フィルムの各角部において、略V字形をなすよう
に多数所定の間隔で並べられる多数の針部材13であっ
て、隣り合う略V字形の対応する各針部材同士13を繋
ぐ線同士が、互いに所定の間隔を有するように前記略V
字形の配置が定められてなる多数の針部材13を差し込
む工程と、
【0038】(2)一方のフィルム上において銅線14
A(金属細線)を各針部材13に順次掛けて所定形の渦
巻き状に巻いた巻線コイル14を形成する工程
【0039】(3)巻線コイル14と回路基板とを2枚
のフィルム間に封止すべく、一方のフィルムに他方のフ
ィルムを熱融着により貼り付ける工程
【0040】この場合、一方のフィルムに他方のフィル
ムを熱融着により貼り付ける工程は、一方のフィルム上
において、金属細線を各針部材13に順次掛けて所定形
の渦巻き状に巻いた巻線コイル14を形成した後、該フ
ィルムを針部材13に巻線コイル14に保持させたまま
スライド動作させて所定長さ分移動し、移動位置で他方
のフィルムを熱融着により貼り付ける。
【0041】図4は、非接触ICカードの製造方法を実
行する製造装置の一例を示している。
【0042】すなわち、一方のフィルム12Aは、巻取
部15に巻き取られており、この巻取部15から水平方
向に引き出されて伸び、図示しないフィルムスライド手
段により図中右方向にスライドされる。
【0043】また、他方のフィルム12Bは、巻取部1
5の上方位置で、該巻取部15とは横方向に所定距離オ
フセットされた位置に配設された巻取部16に巻き取ら
れており、この巻取部16から一方のフィルム12Aの
伸びる方向と同じ水平方向に引き出されて伸び、図示し
ないフィルムスライド手段により図中右方向にスライド
される。
【0044】一方のフィルム12Aの巻取部15近傍の
下側部分には、多数の針部材13が配設される。
【0045】この針部材13は、左右及び上下にスライ
ド駆動される駆動部17の上面に、所定形に配置されて
上方に伸びている。
【0046】この駆動部17は、上下スライド駆動され
ると共に、図のA位置(針部材差し込みかつ銅線巻回位
置)とB位置(貼り付け位置)間を左右往復スライド駆
動される。
【0047】そして、先ず、駆動部17は、図のA位置
において上方にスライドされ、その上面の針部材13が
下側のフィルム12Aに差し込まれる。
【0048】次に、下側のフィルム12Aにおいて、金
属細線がフィルム12A上面から突出する各針部材13
に順次掛けられて所定形の渦巻き状に巻いた巻線コイル
が形成される。
【0049】次に、下側のフィルム12Aが図の右方向
に所定距離スライドされると共に、駆動部17も同方向
にスライドされる。
【0050】これにより、下側のフィルム12A上の巻
線コイルが形成された部分は、図のB位置に移動する。
【0051】このB位置において、下側のフィルム12
Aに上側のフィルム12Bが熱融着により貼り付けら
れ、巻線コイルと回路基板とが2枚のフィルム12A,
12B間に封止される。
【0052】その後、駆動部17は、図の左方向にスラ
イドされてA位置に復帰されると共に、上側のフィルム
12Bが図の右方向にスライドされて、次の熱融着に備
える。
【0053】かかる動作が繰り返し行われて、巻線コイ
ル14と回路基板10とが2枚のフィルム間に封止され
て、右方向に順次送られる。
【0054】かかる構成の非接触ICカードにおいて
は、被覆樹脂12を、互いに熱融着される熱融着樹脂か
らなる2枚のフィルムから構成し、アンテナコイル11
を、一方のフィルムにおいて銅線14A(金属細線)を
針部材により位置決めして所定形の渦巻き状に巻いた巻
線コイル14から構成し、巻線コイル14と回路基板と
2枚のフィルム間に封止した構成としたから、銅線14
A(金属細線)の巻回自体が容易になると共に、巻回さ
れた巻線コイル14の形状を保持するのも容易となり、
巻線コイル14を正規の形状、例えば、方形状等に正確
に形成するのが容易になり、複雑な多角形状の巻線コイ
ル14の形成も容易である。
【0055】なお、巻線コイル14は、複雑な多角形若
しくはこれに類する形に渦巻き状に巻かれた形状でも容
易に形成でき、本実施形態のように略四角形である必要
はない。
【0056】また、かかる非接触ICカードの製造方法
によれば、互いに熱融着される熱融着樹脂からなる2枚
のフィルムのうち一方に、該フィルムの各角部におい
て、内側が開かれた略V字形をなすように多数所定の間
隔で並べられる多数の針部材13であって、隣り合う略
V字形の対応する各針部材13同士を繋ぐ線同士が、互
いに所定の間隔を有するように前記略V字形の配置が定
められてなる多数の針部材13を差し込み、一方のフィ
ルム上において銅線14A(金属細線)を各針部材13
に順次掛けて所定形の渦巻き状に巻いた巻線コイル14
を形成し、巻線コイル14と前記回路基板とを2枚のフ
ィルム間に封止すべく、一方のフィルムに他方のフィル
ムを熱融着により貼り付けるようにしたから、銅線14
A(金属細線)を各針部材13に掛けることにより、巻
線コイル化がフィルム12A上において容易に行うこと
ができ、さらに、一方のフィルム12Aに他方のフィル
ム12Bを熱融着により貼り付けることにより、回路基
板とアンテナコイル11とを、被覆樹脂12により容易
に被覆することができ、巻線コイル14を正規の形状、
例えば本実施形態のように略四角形状等に正確に形成し
つつ、非接触ICカードの製造性を向上することができ
る。
【0057】そして、かかる非接触ICカード及びその
製造方法の特出されるべき利点は、次のようである。
【0058】すなわち、針部材13は、一方のフィルム
の各角部において、夫々内側に開かれた略V字形をなす
ように多数所定の間隔で並べられ、かつ、隣り合う略V
字形の対応する各針部材13同士に掛けられた銅線14
A(金属細線)同士が、互いに所定の間隔を有するよう
に前記略V字形の配置が定められるため、巻線コイルの
各巻回部における銅線14A(金属細線)の間隔が製品
によって一定となり、変動する虞がない。
【0059】ここで、等価回路と数式にて、かかる本非
接触ICカードの特出されるべき利点について説明す
る。
【0060】図3は、非接触ICカードの等価回路であ
る。
【0061】この図において、アンテナコイル(AN
T)において、CPCは、コイル線間容量(pF)、LPC
は、コイルインダクタンス(μH)、RPCは、2π*f
res*LPC/Qcoilである。この式におけるfres
は、13.56MHzである一方、回路基板10(I
C)において、Cchipは、23.5−1.2pF〜2
3.5+1.2pF、Rchipは、約24kΩである。
【0062】なお、非接触ICカードにおいて、Cp
は、2.5pFである。
【0063】概略条件を示すと、
【0064】(1)線材はCu、線径は40、60、8
0、100μmである。
【0065】(2)絶縁層(ポリウレタン)+融着層
(ポリエステル系)の厚みは、5+3μm、10+5μ
mである。
【0066】(3)巻数は、4T、5Tである。
【0067】(参考 直径0.1の場合のDCRは、4
T=2Ω、5T=2.5Ωである。)
【外1】
【0068】なお、上記の式において、εo は真空の誘
電率、εは比誘電率、μo は真空の透磁率、μは比透磁
率である。
【0069】また、導体抵抗(CuR)は、
【0070】 直径0.04=14.140〜15.670/m
【0071】 直径0.06=6.287〜6.966/m
【0072】 直径0.08=3.500〜3.788/m
【0073】 直径0.10=2.240〜2.381/m
【0074】かかる式でも、判ることは、Cpc、すなわ
ち、アンテナコイルの線間容量(磁気コイルの各巻回部
の間隔)の変動量が、fMO、すなわち、アンテナコイル
の共振周波数の変動量に影響することであり、Cpcが一
定の方がfMOを安定化する点で良好である。
【0075】なお、非接触ICカードを製造するに当た
っては、次のようにしても良い。
【0076】すなわち、図5は、大きい1枚のフィルム
から多数枚のフィルムを打ち抜いたり、切り抜いたり等
して得て、多数枚(30枚)の各フィルムから夫々巻線
コイルと回路基板とを含んで構成された非接触ICカー
ドを製造したものである。
【0077】なお、この図5において、各横列における
Sは巻線コイルの巻始、Eはその巻終である。
【0078】また、図6に示すように、2枚のフィルム
12A、12Bを、両方共アンテナコイル11部分を覆
う粘着剤を塗布したテープ18で構成するか、若しくは
2枚のフィルム12A、12Bの内、何れか一方をアン
テナコイル11部分を覆う粘着剤を塗布したテープ18
で構成するようにしても良い。
【0079】かかる構成によれば、従来は、ICチップ
モジュール取り付け用の孔をフィルムに形成していた
が、孔あけの必要なくなり工数と材料費の削減が図られ
る。
【0080】また、粘着剤を塗布したテープ18によ
り、一方のフィルムに他方のフィルムを熱融着により貼
り付ける工程が簡略され工数低減が図られる。
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、電子部品が実装された回路基板と、該回路
基板に接続され、所定の媒体を介して情報を送受信する
アンテナコイルとを、被覆樹脂により封止するようにし
た構成であって、前記被覆樹脂を、互いに熱融着される
熱融着樹脂からなる2枚のフィルムからなり、アンテナ
コイルを、一方のフィルムにおいて金属細線を針部材に
より位置決めして多角形若しくはこれに類する形に渦巻
き状に巻いた巻線コイルから構成し、該巻線コイルと回
路基板と2枚のフィルム間に封止した非接触ICカード
において、針部材は、一方のフィルムに差し込まれると
共に、金属細線が順次掛けられる構成であって、一方の
フィルムの各角部において、夫々内側が開いた略V字形
をなすように多数所定の間隔で並べられ、かつ、隣り合
う略V字形の対応する各針部材同士に掛けられる金属細
線同士が、互いに所定の間隔を有するように各略V字形
の配置が定めるようにしたから、巻線コイルの各巻回部
の間隔が製品によって一定となり、変動する虞がなく、
製品毎の巻線コイルの共振周波数の変動が抑えられ、製
品を安定化することができる。
【0081】請求項2に係る発明によれば、巻線コイル
を、略四角形に簡単、かつ、正確に形成できる。
【0082】請求項3及び4に係る発明によれば、2枚
のフィルム又はその何れか一方を、アンテナコイル部分
を覆う粘着剤を塗布したテープで構成したので、従来
は、ICチップモジュール取り付け用の孔をフィルムに
形成していた、孔あけが必要なくなり工数と材料費の削
減が図られる。
【0083】また、粘着剤を塗布したテープにより、従
来の一方のフィルムに他方のフィルムを熱融着により貼
り付ける工程が簡略され工数低減が図られる。
【0084】請求項5に係る発明によれば、針部材を、
略I字形をなすように構成することにより、巻線コイル
の形成が簡単、かつ、正確に行われる。、
【0085】請求項6に係る発明によれば、非接触IC
カードの製造に当たって、被覆樹脂として、互いに熱融
着される熱融着樹脂からなる2枚のフィルムのうち一方
の各角部において、夫々内側が開いた略V字形をなすよ
うに多数所定の間隔で並べられ、かつ、隣り合う略V字
形の対応するもの同士を結ぶ線同士が、互いに所定の間
隔を有するように各略V字形の配置が定められてなる多
数の針部材を差し込む工程と、前記一方のフィルム上に
おいて金属細線を各針部材に順次掛けて多角形若しくは
これに類する形の渦巻き状に巻いた巻線コイルを形成す
る工程と、巻線コイルと前記回路基板とを2枚のフィル
ム間に封止すべく、一方のフィルムに他方のフィルムを
熱融着により貼り付ける工程と、を含む方法としたか
ら、巻線コイルの各巻回部の間隔が製品によって一定と
なり、変動する虞がなく、製品毎の巻線コイルの共振周
波数の変動が抑えられ、製品を安定化することができ、
しかも、巻線コイルを正確に形成しつつ、非接触ICカ
ードの製造性を向上することができる。
【0086】請求項7に係る発明によれば、前記一方の
フィルムに他方のフィルムを熱融着により貼り付ける工
程は、一方のフィルム上において、金属細線を各針部材
に順次掛けて所定形の渦巻き状に巻いた巻線コイルを形
成した後、該フィルムを針部材に巻線コイルに保持させ
たままスライド動作させて所定長さ分移動し、移動位置
で他方のフィルムを熱融着により貼り付けるようにした
から、フィルムが巻線コイルから貼付部に次々と移動さ
れて、非接触ICカードを次々と製造でき、製造性をよ
り向上することができる。
【0087】請求項8に係る発明によれば、大きいフィ
ルムから簡単な工程で多数の非接触ICカードを製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る非接触ICカードの一実施形態
を示す平面図
【図2】 同上の実施形態の針部材の配置例を示す平面
【図3】 同上の実施形態の非接触ICカードの等価回
路図
【図4】 同上の実施形態の非接触ICカードの製造方
法を実施する装置の概略図
【図5】 同上の実施形態の非接触ICカードの製造方
法の他の例を示す平面図
【図6】 本発明に係る非接触ICカードの他の一実施
形態を示すの平面図
【図7】 本発明に係る非接触ICカードの他の一実施
形態の針部材の配置例を示す平面図
【図8】 従来の非接触ICカードの斜視図
【符号の説明】
11 アンテナコイル 12 被覆樹脂 13 針部材 14 巻線コイル 14A 銅線(金属細線) 15 巻取部 16 巻取部 18 テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 7/00 G06K 19/00 K Fターム(参考) 2C005 MA19 NA08 NA09 RA03 RA08 5B035 AA03 BA05 BB09 CA01 CA08 CA23 5J046 AA09 AB11 PA07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品が実装された回路基板と、該回
    路基板に接続され、所定の媒体を介して情報を送受信す
    るアンテナコイルとを、被覆樹脂により封止するように
    した構成であって、前記被覆樹脂を、互いに熱融着され
    る熱融着樹脂からなる2枚のフィルムからなり、アンテ
    ナコイルを、一方のフィルムにおいて金属細線を針部材
    により位置決めして多角形若しくはこれに類する形に渦
    巻き状に巻いた巻線コイルから構成し、該巻線コイルと
    回路基板と2枚のフィルム間に封止した非接触ICカー
    ドにおいて、 前記針部材は、一方のフィルムに差し込まれると共に、
    金属細線が順次掛けられる構成であって、前記一方のフ
    ィルムの各角部において、夫々内側が開いた略V字形を
    なすように多数所定の間隔で並べられ、かつ、隣り合う
    略V字形の対応する各針部材同士に掛けられる金属細線
    同士が、互いに所定の間隔を有するように各略V字形の
    配置が定められてなることを特徴とする非接触ICカー
    ド。
  2. 【請求項2】 前記巻線コイルは、略四角形であること
    を特徴とする請求項1記載の非接触ICカード。
  3. 【請求項3】 前記2枚のフィルムは、アンテナコイル
    部分を覆う粘着剤を塗布したテープで構成されることを
    特徴とする請求項1または2記載の非接触ICカード。
  4. 【請求項4】 前記2枚のフィルムの内、何れか一方が
    アンテナコイル部分を覆う粘着剤を塗布したテープで構
    成されることを特徴とする請求項1または2記載の非接
    触ICカード。
  5. 【請求項5】 前記針部材は、略I字形をなすように構
    成されることを特徴とする請求項1〜4記載の非接触I
    Cカード。
  6. 【請求項6】 電子部品が実装された回路基板と、該回
    路基板に接続され、所定の媒体を介して情報を送受信す
    るアンテナコイルとを、被覆樹脂により封止するように
    した非接触ICカードの製造方法であって、 前記被覆樹脂として、互いに熱融着される熱融着樹脂か
    らなる2枚のフィルムのうち一方の各角部において、夫
    々内側が開いた略V字形をなすように多数所定の間隔で
    並べられ、かつ、隣り合う略V字形の対応するもの同士
    を結ぶ線同士が、互いに所定の間隔を有するように各略
    V字形の配置が定められてなる多数の針部材を差し込む
    工程と、 前記一方のフィルム上において金属細線を各針部材に順
    次掛けて多角形若しくはこれに類する形の渦巻き状に巻
    いた巻線コイルを形成する工程と、 巻線コイルと前記回路基板とを2枚のフィルム間に封止
    すべく、一方のフィルムに他方のフィルムを熱融着によ
    り貼り付ける工程と、を含むことを特徴とする非接触I
    Cカードの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記一方のフィルムに他方のフィルムを
    熱融着により貼り付ける工程は、一方のフィルム上にお
    いて、金属細線を各針部材に順次掛けて多角形若しくは
    これに類する形の渦巻き状に巻いた巻線コイルを形成し
    た後、該フィルムを針部材に巻線コイルに保持させたま
    まスライド動作させて所定長さ分移動し、移動位置で他
    方のフィルムを熱融着により貼り付けることを特徴とす
    る請求項6記載の非接触ICカードの製造方法。
  8. 【請求項8】 大きい1枚のフィルムから多数枚のフィ
    ルムを得て、多数枚の各フィルムから夫々巻線コイルと
    回路基板とを含んで構成された非接触ICカードを製造
    することを特徴とする請求項6または7記載の非接触I
    Cカードの製造方法。
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