JP2002041625A - メンテナンス情報管理システム - Google Patents

メンテナンス情報管理システム

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JP2002041625A
JP2002041625A JP2000226975A JP2000226975A JP2002041625A JP 2002041625 A JP2002041625 A JP 2002041625A JP 2000226975 A JP2000226975 A JP 2000226975A JP 2000226975 A JP2000226975 A JP 2000226975A JP 2002041625 A JP2002041625 A JP 2002041625A
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Koichi Shimizu
孝一 清水
Kazuto Fuji
和人 富士
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Sumitomo Forestry Co Ltd
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Sumitomo Forestry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ネットワーク5を介して、モバイルコン
ピュータ1とデータサーバ6とを接続し、補修の対象と
なる箇所を含む設計図面データ8をデータサーバ6から
モバイルコンピュータ1に取得する。このモバイルコン
ピュータ1上で、設計図面に補修箇所を指定するマーク
を付与する。カメラで撮影した補修箇所の写真データフ
ァイルAと、補修指示文を含む補修指示データファイル
Bと、マークを付与した設計図面データのファイルCと
を、モバイルコンピュータ1上で相互にハイパーリンク
でリンクして、メンテナンス情報を生成する。このメン
テナンス情報が補修担当者に通知される。 【効果】 実際に現場で撮影した写真や設計図面データ
を参照しながら補修対策を打ち合わせできるから、より
迅速により的確に補修処理ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の完工検査や
補修のための情報処理と、現場巡回担当者と補修担当者
の連携を円滑にする、メンテナンス情報管理方法と情報
管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】建物の施工には多くの工事業者が携わ
る。施工を請け負った責任者は、こうした建物の完工検
査や補修の段階で、補修対象を特定し、担当した工事業
者へ正確に補修指示を出さなければならない。従来は、
現場巡回担当者がまず現場に行って、次のような対応を
していた。例えば、建物の柱に傷が有るような場合、ま
ず、その現場巡回担当者が傷の部位や状況を確認する。
そして、その場で、持参した建物の図面を開き、その図
面上の該当する柱に印を付け、傷の状況をスケッチ等で
描く。この図面に、補修指示メモを併記した「補修指示
書」を添付する。現場巡回担当者は、その補修指示書を
該当する工事業者にfax送信したり、補修の必要な旨
を電話連絡する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。例えば、現場巡回担当者が補修箇所の把握や補修指
示書の作成に不慣れな場合には、は必ずしも的確に補修
対象を特定して補修指示書を発行することが困難なこと
がある。その場合、補修担当の工事業者は再び現場に行
ってその傷の場所や状態を確認し、補修方法を検討す
る。即ち、現場へ何度も関係者が足を運ばなくてはなら
ないため人件費がかかり、建物の注文者にも迷惑をかけ
るという問題があった。また、補修箇所が簡単に目視確
認できるような場所にあればよいが、高所にある場合に
は、補修箇所の確認も高所作業となり、作業に危険も伴
う。したがって、何度もその確認作業を行うことになる
と事故の発生率が高まるおそれがある。さらに、補修箇
所の確認に手間取れば、工期も長引くという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉ネットワークを介して、コンピュータとデー
タサーバとを接続し、補修の対象となる箇所を含む設計
図面データをデータサーバからコンピュータに取得し
て、当該コンピュータ上で、上記設計図面に補修箇所を
指定するマークを付与し、カメラで撮影した補修箇所の
写真データファイルと、補修指示文を含む補修指示デー
タファイルと、マークを付与した設計図面データのファ
イルとを、上記コンピュータ上で相互にハイパーリンク
でリンクして、メンテナンス情報を生成することを特徴
とするメンテナンス情報管理方法。
【0005】〈構成2〉構成1に記載のメンテナンス情
報管理方法において、上記相互にリンクされた全てのフ
ァイル群を、コンピュータから補修情報を管理するファ
イルサーバに転送することを特徴とするメンテナンス情
報管理方法。
【0006】〈構成3〉構成1に記載のメンテナンス情
報管理方法において、上記相互にリンクされたファイル
群を、コンピュータから補修担当の端末に直接転送する
ことを特徴とするメンテナンス情報管理方法。
【0007】〈構成4〉。補修箇所を撮影するカメラ
と、補修指示文を入力する補修指示入力手段と、ネット
ワークを通じてデータサーバと接続し、補修箇所を含む
設計図面データを取得する設計図面取得手段と、この設
計図面取得手段が取得した設計図面に補修箇所を指定す
るマークを付与するマーク付与手段と、上記カメラで撮
影した補修箇所の写真データファイルと、上記補修指示
入力手段で入力した補修指示データファイルと、上記マ
ーク付与手段でマークを付与した設計図面データのファ
イルとを相互にハイパーリンクでリンクする、ファイル
リンク手段と、上記リンクされたファイル群を、上記ネ
ットワークを通じて転送するファイル転送手段とを備え
たことを特徴とするメンテナンス情報管理システム。
【0008】〈構成5〉構成4に記載のメンテナンス情
報管理方法において、上記ファイル転送手段は、上記ネ
ットワークを通じて補修情報を管理するファイルサーバ
に上記ファイル群を転送し、上記ファイルサーバは、ネ
ットワークを通じて補修担当の端末と接続されて、上記
ファイル群を補修担当の端末に参照させることを特徴と
するメンテナンス情報管理システム。
【0009】〈構成6〉ネットワークを介して、コンピ
ュータとデータサーバとを接続し、補修の対象となる箇
所を含む設計図面データを取得する処理と、当該コンピ
ュータ上で、上記設計図面に補修箇所を指定するマーク
を付す処理と、上記コンピュータ上で、カメラで撮影し
た補修箇所の写真データファイルと、補修指示文を含む
補修指示データファイルと、マークを付与した設計図面
データのファイルとを相互にハイパーリンクでリンクし
て、メンテナンス情報を生成する処理とを実行するコン
ピュータ用のプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。本発明では、現場巡回担当者は、
柱に補修対象となる傷がある場合にはその電子写真を取
る。また、例えば、携帯用パソコン端末機(モバイルコ
ンピュータと呼ぶ)を用いて、ネットワークを介して、
データサーバから、設計図面データを呼び出す。この設
計図面に、傷の場所や状況等を画像情報として描画入力
する。補修指示書と、電子写真データファイルや図面デ
ータファイルを相互にハイパーリンクして、データサー
バに送信する。これにより、例えば、該当柱を表示する
画面で傷の部分をクリックすると、傷のクローズアップ
写真が表示されるようになる。このようなデータの入力
作業を、現場巡回担当者が簡単に行えるようにすると、
その内容は直ちに関係業者に正確に伝達される。関係業
者はその画面の内容をみながら、補修方法を検討して、
速やかに補修作業の準備をすることができる。本発明
は、通信機能を持つ任意の構成のコンピュータを使用す
ればよいが、以下では、モバイルコンピュータを使用し
た例をもって説明をする。
【0011】図1は、本発明のメンテナンス情報管理シ
ステム具体例を示す説明図である。本発明では、現場巡
回担当者が図1に示すようなモバイルコンピュータ1と
電子カメラ2を持って補修箇所の確認に行く。例えば、
建築工事確認後の柱3に図に示すような傷4があったと
する。これを確認し、電子カメラ2を用いて傷を撮影し
て補修担当者に対し発行する補修指示報告書を作成す
る。モバイルコンピュータ1はネットワーク5を介して
データサーバ6と接続されている。
【0012】データサーバ6の記憶装置7には、設計図
面データ8が記憶されている。この設計図面データ8
は、上記の柱3を含む建築物の設計に使用したCADデ
ータを含むデータである。データサーバ6は、この記憶
装置7からモバイルコンピュータ1に対し、補修の対象
となる箇所を含む設計図面データ8を提供する。モバイ
ルコンピュータ1には、この設計図面データ8に補修箇
所を指定するマークを付けるプログラムが搭載されてい
る。この説明は後で図2を用いて行うが、モバイルコン
ピュータ1は、このような設計図面データのファイルと
カメラ2で撮影した補修箇所の写真データファイルと具
体的にどの部分を補修すべきか顧客の要求などを含む補
修指示データフィルとを作成するために用いられる。
【0013】カメラで撮影した補修箇所の写真データフ
ァイルAと、補修指示文を含む補修指示データファイル
Bと、マークを付与した設計図面データのファイルCと
を、モバイルコンピュータ1上で相互にハイパーリンク
でリンクする。こうして相互にリンクしたファイル群か
らなる情報をまとめてメンテナンス情報と呼ぶことにす
る。このメンテナンス情報がネットワーク5を通じて後
で図4を用いて説明するファイルサーバあるいは補修担
当者の端末などに送信されるよう構成されている。
【0014】なお、上記補修箇所を撮影するカメラは、
モバイルコンピュータに撮影したデータを取り込むこと
のできる電子カメラであることが好ましい。しかし、例
えば、傷を読み取るイメージスキャナ等であっても構わ
ない。補修指示文を入力する手段は、モバイルコンピュ
ータのキーボードやマウスである。ネットワークを通じ
てデータサーバと接続し、補修箇所を含む設計図面デー
タを取得する場合には、補修箇所を指定するデータをデ
ータサーバに送信して、該当する場所のCADデータを
取り出す機能を持つ検索プログラムがあることが好まし
い。
【0015】取得した設計図面に補修箇所を指定するマ
ークを付与する方法や、カメラで撮影した補修箇所の写
真データファイルと、補修指示入力手段で入力した補修
指示データファイルと、マーク付与手段でマークを付与
した設計図面データのファイルとを相互にハイパーリン
クでリンクする手段の具体例は、後で図2を用いて説明
する。マーク付与手段と、前記リンクされたファイル群
を、前記ネットワークを通じて転送するファイル転送手
段とを備えたことを特徴とするメンテナンス情報管理シ
ステム。
【0016】一般に、現場で撮影した補修箇所の写真の
みでは、補修箇所を明確に特定できない場合があり、指
示が不明確になるおそれがある。そこで、補修の対象と
なる箇所を含む設計図面データを利用する。この設計図
面データは、比較的大量のデータとなるから、ネットワ
ークを通じてデータサーバから取得するようにする。写
真データファイルは何枚の写真を含んでいてもよい。ハ
イパーリンクにより各ファイルを相互に関連付けて参照
できる。なお、モバイルコンピュータは、現場で上記の
処理ができる機能を持つものであればなんでもよく、ノ
ート型のパーソナルコンピュータのほか、各種のモバイ
ル端末や携帯電話端末等を利用できる。ネットワーク
も、電話網、インターネット網等の自由なネットワーク
を利用できる。
【0017】現場では、電子カメラで補修箇所の写真を
撮影し、そのままモバイルコンピュータのメモリに記憶
するとよい。写真データ部分は、例えば、jpeg形式
のデータである。また、補修指示を伝えるコメントを含
む文書データはHTML形式のデータである。それぞ
れ、例えば、「写真ファイル」、「コメントファイル」
と名前を付けて保存する。次に、モバイルコンピュータ
を携帯電話等を利用してサーバに接続し、補修対象箇所
のCADデータ設計図面を呼び出す。呼び出した図面に
間違いがなければ、その図面から得られたイメージデー
タを取得する。このデータがビットマップ形式のデータ
であれば、モバイルコンピュータにインストールされた
図処理用の簡単なアプリケーションソフトを使用して参
照できる。
【0018】このアプリケーションソフトにより、該当
する設計図面上の傷の存在する箇所に印を付ける。その
データを例えば、「設計図面データのファイル」として
保存する。次に上記コメントファイルを呼び出して、写
真ファイルや設計図面データのファイルとリンクを張
る。これで、補修指示データファイルBに、補修箇所の
CAD図面とファイルCと、その現場写真データファイ
ルAがリンクした報告書ができる。これらを一括してフ
ァイルサーバに転送して、管理用の記憶装置に保存す
る。なお、以下の具体例では、データサーバとファイル
サーバとを別々のサーバとして説明するが、データサー
バがファイルサーバを兼ねていても構わない。
【0019】図2は、ハイパーリンクでリンクしたメン
テナンス情報の説明図である。図に示す補修指示データ
ファイルBは、例えば、補修箇所が柱の下から50セン
チメートル位の場所であるという説明と、傷の状態が物
をぶつけた傷とか、その他、傷の大きさや程度など様々
な情報を記入するデータファイルである。これは図1に
示すモバイルコンピュータ1を操作して現場巡回担当者
が入力して作成する文書である。この補修指示データフ
ァイルBには、その他様々な指示を記入することができ
るが、ここではその一部のみを表示している。
【0020】ここで、図の「補修箇所」という表示11
の部分をクリックすると、ハイパーリンクL1によって
設計図面データのファイルCが呼び出されるようになっ
ている。この設計図面データのファイルCには、ちょう
ど補修対象となる部分の柱13とその周辺の図が表示さ
れている。これは図1に示したサーバ6からモバイルコ
ンピュータ1が受信した設計図面データ8である。なお
設計図面データ8は一般にCADプログラムで処理しや
すい所定の形式のデータになっている。一方、モバイル
コンピュータ1では、表示された設計図面上に傷の位置
を示すマーク14(図2)を付ける作業を行う。
【0021】したがって、設計図面データ8は、こうし
たマークを付けやすいようなデータ形式であることが望
ましい。設計図面データ8は、例えばいったんJPEG
などの処理しやすい形式のデータになってモバイルコン
ピュータ1に転送される。モバイルコンピュータ1では
設計図面データを簡単なグラフィック処理用のプログラ
ムを用いて表示し、例えばペンタッチ入力でマーク14
を記入できるようにする。マーク付加後のデータをその
まま再保存することによって、このような設計図面デー
タのファイルCができあがる。
【0022】また、補修指示データファイルBの「状
態」という表示12の部分をクリックすると、ハイパー
リンクL2によって写真データファイルAが呼び出され
る。この写真データファイルAは、図1に示した電子カ
メラ2によって撮影された電子写真の画像データであ
る。例えば複数枚ある場合には、各写真データ毎にそれ
ぞれハイパーリンクを補修指示データファイルBに表示
するようにすればよい。
【0023】このように補修指示データファイルBと写
真データファイルAと設計図面データのファイルCとが
相互にハイパーリンクされ、このメンテナンス情報を補
修担当者が参照できるようにすれば、補修担当者は傷の
具体的な位置やその写真、形状など様々な情報を直ちに
正確に取得することができる。したがって、速やかに補
修計画を立てて、迅速なサービスが可能になる。
【0024】図3は、メンテナンス情報を生成するため
の操作ウィンドウ例を示す説明図である。現場巡回担当
者が、上記のようなハイパーリンクで各ファイルを相互
にリンクしたものを簡単に作成できる環境が必要にな
る。そこで、例えばこの図に示すようなウィンドウ10
を用いる。図のウィンドウ10は、図1に示すモバイル
コンピュータ1に表示され、補修指示報告書を作成する
際に開かれるウィンドウである。ここには補修箇所を記
入するテキストボックス15と、傷の状態を記入するテ
キストボックス16が設けられている。
【0025】現場巡回担当者がこのテキストボックス1
5や16に必要な事項をタイプ入力すれば、図2に示す
ような補修指示データファイルBの各項目への入力が完
了する。また、設計図面の呼び出しボタン17をクリッ
クすると、図3(b)に示すようなトリー状のメニュー
21が表示される。例えば図1に示した柱3がリビング
の東側の柱である場合、このメニューのリビングの東側
という部分にカーソルを合わせてクリックする。
【0026】これにより、データサーバ6がその記憶装
置7から該当する設計図面データ8を検索し、リビング
の東側の図面をモバイルコンピュータ1に送信する。こ
れによって図2に示したような設計図面データのファイ
ルCがモバイルコンピュータ1に表示される。ここでペ
ンなどを用いて図2に示したマーク14を入力し、入力
を終了すると、設計図面データのファイルが完成する。
さらに図3に示す補修箇所の撮影ボタン18をクリック
すると、電子カメラ2が撮影した画面がモバイルコンピ
ュータ1に表示される。モバイルコンピュータ1の該当
するキーを操作してシャッターを押せば、その写真デー
タファイルがそのままモバイルコンピュータ1に記憶さ
れる。
【0027】図3に示す終了ボタン19をクリックする
と、補修箇所や傷の状態を説明するためのテキストボッ
クス15や16に記入された文字が、図2に示すような
補修指示データファイルBに編集入力され、同時に設計
図面データのファイルCや写真データファイルAが自動
的にハイパーリンクされる。こうして、現場巡回担当者
は容易に現場の写真や設計図面データファイルをリンク
してメンテナンス情報を生成することが可能になる。
【0028】図4は、メンテナンス情報の送受信システ
ムのブロック図である。上記のように現場巡回担当者が
モバイルコンピュータ1を用いて生成したメンテナンス
情報は、図のネットワーク5を通じて補修担当者の端末
25やファイルサーバ26に送信することができる。メ
ンテナンス情報の取り扱いについては後で具体的に様々
な例を説明するが、例えばこの例では、モバイルコンピ
ュータ1がネットワーク5を通じてファイルサーバ26
の記憶装置27にメンテナンス情報を送信して、メンテ
ナンス情報ファイル28を生成し記憶させる。
【0029】一方、現場巡回担当者は、モバイルコンピ
ュータ1を用いて補修担当者に対しメールを送信し、メ
ンテナンス情報ファイル28のURLを通知する。補修
担当者は端末25を操作し、ネットワーク5を通じてフ
ァイルサーバ26の記憶装置27をアクセスする。そし
て、該当するURLからメンテナンス情報ファイル28
を取り出し、その内容を参照する。こうして補修担当者
は、現場巡回担当者からメールを受けると直ちにメンテ
ナンス情報の内容を参照し、補修計画の作成に着手でき
る。
【0030】図5は、メンテナンス情報をモバイルコン
ピュータから補修担当者に通知する通知方法の様々な例
の説明図である。まず図5(a)の方法は、図4に説明
した通り、現場のモバイルコンピュータ1からファイル
サーバ26に対しメンテナンス情報を送信し、ファイル
サーバ26にメンテナンス情報を保管する。補修担当者
の端末25は、サーバ26に接続してそのメンテナンス
情報を参照する。サーバ26にメンテナンス情報が記憶
されたことは、現場巡回担当者がメールなどで補修担当
者に通知する。電話やファクシミリなどを用いて通知し
てもよい。
【0031】図5(b)の方法は、現場のモバイルコン
ピュータ1からサーバ26及び補修担当者の端末25に
対し、同時にメンテナンス情報を送信する。メンテナン
ス情報は、補修担当者が参照するほか建築設計の担当者
等が様々な分野で利用する。さらにその後のアフターサ
ービスのためにも、メンテナンス情報を長期間保存しな
ければならない。そこで、サーバ26にメンテナンス情
報を保存するが、補修担当者への連絡は、モバイルコン
ピュータから直接補修担当者の端末に対して行うように
する。このようにすれば、補修担当者は自己の端末25
を操作し、直ちにメンテナンス情報を参照することがで
きる。その一方で、補修担当者以外の現場担当者を含む
様々な関係者がサーバ26にアクセスして、いつでも補
修状況や補修結果の報告などを閲覧することができ、円
滑なアフターサービスが可能になる。
【0032】図5(c)の方法では、現場のモバイルコ
ンピュータと補修担当者の端末25とを直接接続してメ
ンテナンス情報の交換を行うようにしている。このケー
スでもメンテナンス情報のサーバへの保存は必要である
が、これは補修担当者が補修完了後にサーバなどに送信
するようにすれはよい。補修要求に対し迅速に対応する
場合には、図5(c)に示すような形態が最も優れてい
る。即ち、現場担当者がメンテナンス情報を補修担当者
に送信した時、補修担当者はその場で、必要な他の場所
の写真撮影の指示やその他の部分の状況報告などを要求
することができる。即ち、現場巡回担当者と補修担当者
が、単に電話などのやりとりだけでなく、実際に現場で
撮影した写真や設計図面のデータを参照しながら補修対
策を打ち合わせできる。したがって、より迅速に、より
的確に、補修処理が可能になる。
【0033】なお、本発明でいう「補修」という言葉
は、いったん施工をした部分を変更したり、追加をする
広い意味で使用している。従って、例えば施工すべき部
分が未施工の場合に追加工事をしたり、とくに不具合が
なくても変更をしたりする場合も含む。また、上記のよ
うな本発明を実現するためのコンピュータプログラム
は、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取
り可能な記録媒体に記録して、インストールして利用す
ることができる。また、ネットワークを通じてコンピュ
ータのメモリ中にダウンロードして利用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメンテナンス情報管理システム具体例
を示す説明図である。
【図2】ハイパーリンクでリンクしたメンテナンス情報
の説明図である。
【図3】メンテナンス情報を生成するための操作ウィン
ドウ例を示す説明図である。
【図4】メンテナンス情報の送受信システムのブロック
図である。
【図5】メンテナンス情報をモバイルコンピュータから
補修担当者に通知する通知方法の様々な例の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 モバイルコンピュータ 2 電子カメラ 3 柱 4 傷 5 ネットワーク 6 データサーバ 7 記憶装置 8 設計図面データ A 補修箇所の写真データファイル B 補修指示データファイル C マークを付与した設計図面データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E176 BB01 5B049 BB05 CC21 DD00 DD01 DD05 EE01 EE07 FF03 FF04 FF09 GG04 GG06 GG07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して、コンピュータと
    データサーバとを接続し、補修の対象となる箇所を含む
    設計図面データをデータサーバからコンピュータに取得
    して、当該コンピュータ上で、前記設計図面に補修箇所
    を指定するマークを付与し、 カメラで撮影した補修箇所の写真データファイルと、補
    修指示文を含む補修指示データファイルと、マークを付
    与した設計図面データのファイルとを、前記コンピュー
    タ上で相互にハイパーリンクでリンクして、メンテナン
    ス情報を生成することを特徴とするメンテナンス情報管
    理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメンテナンス情報管理
    方法において、 前記相互にリンクされた全てのファイル群を、コンピュ
    ータから補修情報を管理するファイルサーバに転送する
    ことを特徴とするメンテナンス情報管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のメンテナンス情報管理
    方法において、 前記相互にリンクされたファイル群を、コンピュータか
    ら補修担当の端末に直接転送することを特徴とするメン
    テナンス情報管理方法。
  4. 【請求項4】。補修箇所を撮影するカメラと、 補修指示文を入力する補修指示入力手段と、 ネットワークを通じてデータサーバと接続し、補修箇所
    を含む設計図面データを取得する設計図面取得手段と、 この設計図面取得手段が取得した設計図面に補修箇所を
    指定するマークを付与するマーク付与手段と、 前記カメラで撮影した補修箇所の写真データファイル
    と、前記補修指示入力手段で入力した補修指示データフ
    ァイルと、前記マーク付与手段でマークを付与した設計
    図面データのファイルとを相互にハイパーリンクでリン
    クする、ファイルリンク手段と、 前記リンクされたファイル群を、前記ネットワークを通
    じて転送するファイル転送手段とを備えたことを特徴と
    するメンテナンス情報管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のメンテナンス情報管理
    方法において、 前記ファイル転送手段は、前記ネットワークを通じて補
    修情報を管理するファイルサーバに前記ファイル群を転
    送し、 前記ファイルサーバは、ネットワークを通じて補修担当
    の端末と接続されて、前記ファイル群を補修担当の端末
    に参照させることを特徴とするメンテナンス情報管理シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して、コンピュータと
    データサーバとを接続し、補修の対象となる箇所を含む
    設計図面データを取得する処理と、 当該コンピュータ上で、前記設計図面に補修箇所を指定
    するマークを付す処理と、 前記コンピュータ上で、カメラで撮影した補修箇所の写
    真データファイルと、補修指示文を含む補修指示データ
    ファイルと、マークを付与した設計図面データのファイ
    ルとを相互にハイパーリンクでリンクして、メンテナン
    ス情報を生成する処理とを実行するコンピュータ用のプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008197750A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Shimizu Corp 建物検査情報取得装置
JP2017228034A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 清水建設株式会社 指示データ作成支援システム
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