JP2002041217A

JP2002041217A - 携帯型文字情報送受信装置

Info

Publication number: JP2002041217A
Application number: JP2000220664A
Authority: JP
Inventors: Yoshihisa Eda; 義久江田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-07-21
Filing date: 2000-07-21
Publication date: 2002-02-08

Abstract

(57)【要約】【課題】ワンタッチ操作で直前に入力表示されている
文字を繰り返して入力表示することができる携帯型文字
情報送受信装置の提供。【解決手段】予め定めた特定のキーを押したときに、
直前に入力表示されている文字を再入力表示せしめる手
段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話、ＰＨＳ、
ポケットベル（登録商標）等の携帯型文字情報送受信装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、携帯電話を初めとする携帯型の各
種文字情報送受信装置は、携帯型であるが故に、小型に
せざるを得ない結果、入力用キーの設置数には自ずと制
約があり、１つのキーをタッチ回数の差異により、複数
の文字入力に兼用しているのが実状であった。そのた
め、文字入力時におけるキーのタッチ回数が必然的に多
くなり、特に５０音図中の「あ」列文字以外の文字を連
続して入力する場合の手間と不便さは利用者の等しく痛
感するところであった。

【０００３】例えば、現在汎用されている携帯電話の入
力システムにおいて、「太田」を入力しようとする場合
には、図５に示す如く、次の手順が必要とされる。まず、「あ」行キーを連続５回押して「お」を入力表
示する。次に、その隣に文字を入力表示するために、「→」又
は「スペース」キーを１回押してカーソルを右へ移動さ
せる。次に、再び「あ」行キーを連続５回押して、既に入力
表示されている「お」の隣に「お」をもう一度入力表示
し、「おお」とする。次に、「た」行キーを１回押して、２番目の「お」の
隣に「た」を入力表示し、「おおた」とする。最後に、漢字変換キーを１回押して「太田」とする。すなわち、この例においては、計１３回のキータッチを
余儀なくされる。

【０００４】同様に、「午後」を入力しようとする場合
には、図６に示す如く、次の手順が必要とされる。まず、「か」行キーを連続５回押して「こ」を入力表
示する。次に、「゛」キーを１回押して「こ」から「ご」にす
る。次に、再び「か」行キーを連続５回押して、既に入力
表示されている「ご」の隣に「こ」をもう一度入力表示
し、「ごこ」とする。次に、「゛」キーを１回押して「こ」を「ご」にし、
「ごご」とする。最後に、漢字変換キーを１回押して「午後」とする。すなわち、この例においては、計１３回のキータッチを
余儀なくされる。

【０００５】また、最近では英字を入力する機会も増え
ているが、例えば「ａｃｃｅｓｓ」を入力しようとする
場合には、次の手順が必要とされる。まず、「Ａ」キーを１回押して「ａ」を入力表示す
る。次に、その隣に文字を入力表示するために、「→」又
は「スペース」キーを１回押してカーソルを右へ移動さ
せる。次に、「Ａ」キーを連続３回押して、既に入力表示さ
れている「ａ」の隣に「ｃ」を入力表示し、「ａｃ」と
する。次に、その隣に文字を入力表示するために、「→」又
は「スペース」キーを１回押してカーソルを右へ移動さ
せる。次に、再び「Ａ」キーを連続３回押して、既に入力表
示されている「ｃ」の隣に「ｃ」をもう一度入力表示
し、「ａｃｃ」とする。次に、「Ｄ」キーを連続２回押して、既に入力表示さ
れている２番目の「ｃ」の隣に「ｅ」を入力表示し、
「ａｃｃｅ」とする。次に、「Ｐ」キーを連続４回押して、既に入力表示さ
れている「ｅ」の隣に「ｓ」を入力表示し、「ａｃｃｅ
ｓ」とする。次に、その隣に文字を入力表示するために、「→」又
は「スペース」キーを１回押してカーソルを右へ移動さ
せる。次に、再び「Ｐ」キーを連続４回押して、既に入力表
示されている２番目の「ｓ」の隣に「ｓ」をもう一度入
力表示し、「ａｃｃｅｓｓ」とする。すなわち、この例においては、計２０回のキータッチを
余儀なくされる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き従
来の問題に鑑みてなされたものであり、ワンタッチ操作
で同じ文字を繰り返し入力表示することができる携帯型
文字情報送受信装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明携帯型文字情報送
受信装置は、予め定めた特定のキーを押したときに、直
前に入力表示されている文字を再入力表示せしめる手段
を設けることにより上記目的を達成したものである。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面と
共に説明する。

【０００９】図１は、本発明携帯型文字情報送受信装置
（携帯電話）の概略構成説明図である。該図１におい
て、１０は情報処理装置部で、メモリー部１１を備えて
いると共に、キー入力部１２及び表示部１３と接続され
ている。

【００１０】情報処理装置部１０は、従来の携帯電話と
同様に通話処理及び文字情報の送受信処理を制御し、メ
モリー部１１、キー入力部１２、表示部１３並びに図示
を省略したマイクロホン部、スピーカー部と連動して当
該通話及び文字情報の送受信を実現していると共に、図
２に示す如く、キー入力部１２のあるキーが押された場
合（ステップ２０１）、当該入力が予め定めた特定のキ
ー（以下「リピートキー」と云う）による入力か否かを
識別する（ステップ２０２）手段と、前記リピートキー
による入力であると識別した場合には、直前に入力さ
れ、メモリー部１１に格納されていると共に表示部１３
に表示されている文字情報を該メモリー部１１から入手
し、当該文字の隣に再入力表示すると共にメモリー部１
１に格納せしめる（ステップ２０３）手段と、前記リピ
ートキー以外のキーによる入力であると識別した場合に
は、当該キーの機能に応じた各処理、例えば通常の文字
入力キーであれば、該当文字の入力表示及びメモリー部
１１への格納処理（ステップ２０４、２０５）や漢字変
換、キャンセル、確定等のフィールド終了キーであれ
ば、当該フィールド終了処理（ステップ２０６、２０
７）を行なう手段を実現している。尚、ここにリピート
キーは、キー入力部１２に新たに専用キーを設けてもよ
いが、既存のキーで、文字入力時には使用しないキー、
例えば発信キー等を割り当てることもできる。

【００１１】次に、上記の実施の形態に係る本発明携帯
型文字情報送受信装置（携帯電話）による文字入力例を
図３及び図４に基いて説明する。

【００１２】図３は「太田」の入力例を示すもので、次
の手順により行なわれる。まず、「あ」行キーを連続５回押して「お」を入力表
示する。次に、リピートキーを１回押して、直前に入力表示さ
れている「お」の隣に、自動的に「お」を再入力表示
し、「おお」とする。次に、「た」行キーを１回押して、２番目の「お」の
隣に「た」を入力表示し、「おおた」とする。最後に、漢字変換キーを１回押して「太田」とする。而して、本発明によれば、計８回のキータッチで「太
田」を入力し得るので、従来の計１３回のキータッチに
比し、５回キータッチを削減することができる。

【００１３】図４は「午後」の入力例を示すもので、次
の手順により行なわれる。まず、「か」行キーを連続５回押して「こ」を入力表
示する。次に、「゛」キーを１回押して「こ」から「ご」にす
る。次に、リピートキーを１回押して、直前の入力表示さ
れている「ご」の隣に、自動的に「ご」を再入力表示
し、「ごご」とする。最後に、漢字変換キーを１回押して「午後」とする。而して、本発明によれば、計８回のキータッチで「午
後」を入力し得るので、従来の計１３回のキータッチに
比し、５回キータッチを削減することができる。

【００１４】また、図示は省略するが、「ａｃｃｅｓ
ｓ」を入力する場合には、次の手順により行なわれる。まず、「Ａ」キーを１回押して「ａ」を入力表示す
る。次に、その隣に文字を入力表示するために、「→」又
は「スペース」キーを１回押してカーソルを右へ移動さ
せる。次に、「Ａ」キーを連続３回押して、既に入力表示さ
れている「ａ」の隣に「ｃ」を入力表示し、「ａｃ」と
する。次に、リピートキーを１回押して、直前に入力表示さ
れている「ｃ」の隣に、自動的に「ｃ」を再入力表示
し、「ａｃｃ」とする。次に、「Ｄ」キーを連続２回押して、既に入力表示さ
れている２番目の「ｃ」の隣に「ｅ」を入力表示し、
「ａｃｃｅ」とする。次に、「Ｐ」キーを連続４回押して、既に入力表示さ
れている「ｅ」の隣に「ｓ」を入力表示し、「ａｃｃｅ
ｓ」とする。次に、リピートキーを１回押して、直前に入力表示さ
れている「ｓ」の隣に、自動的に「ｓ」を再入力表示
し、「ａｃｃｅｓｓ」とする。而して、本発明によれ
ば、計１３回のキータッチで「ａｃｃｅｓｓ」を入力し
得るので、従来の計２０回のキータッチに比し、７回キ
ータッチを削減することができる。

【００１５】

【発明の効果】本発明装置によれば、ワンタッチ操作で
直前に入力表示されている文字を繰り返して入力表示し
得るので、従来装置に比しかなり少ないキータッチ回数
での文字入力が可能となる結果、極めて容易に、しかも
ミスなく確実に送信しようとする文字を入力表示するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明携帯型文字情報送受信装置の概略構成説
明図。

【図２】本発明装置による処理ステップの概略フローチ
ャート。

【図３】本発明装置による「太田」の入力例を示すフロ
ーチャート。

【図４】本発明装置による「午後」の入力例を示すフロ
ーチャート。

【図５】従来装置による「太田」の入力例を示すフロー
チャート。

【図６】従来装置による「午後」の入力例を示すフロー
チャート。

【符号の説明】

１０：情報処理装置部１１：メモリー部１２：キー入力部１３：表示部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】予め定めた特定のキーを押したときに、
直前に入力表示されている文字を再入力表示せしめる手
段を備えていることを特徴とする携帯型文字情報送受信
装置。
【請求項２】再入力表示せしめる手段が、キー入力さ
れた場合、当該入力が予め定めた特定のキーによる入力
か否かを識別するステップと、前記特定のキーによる入
力の場合には、直前に入力表示されている文字を再入力
表示せしめるステップと、前記特定のキー以外のキーに
よる入力の場合には、当該キーの機能に応じた各処理を
行なうステップとを含んでいることを特徴とする請求項
１記載の携帯型文字情報送受信装置。