JP2002040812A - 現像剤及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

現像剤及びこれを用いた画像形成装置

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JP2002040812A
JP2002040812A JP2000291275A JP2000291275A JP2002040812A JP 2002040812 A JP2002040812 A JP 2002040812A JP 2000291275 A JP2000291275 A JP 2000291275A JP 2000291275 A JP2000291275 A JP 2000291275A JP 2002040812 A JP2002040812 A JP 2002040812A
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toner
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Yukihiro Fujikura
幸宏 藤倉
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像濃度が良好でかぶりの少ない画像を形成し
得る現像剤を得る。 【解決手段】磁性粉と、バインダー樹脂とを含有するト
ナー粒子を含み、その動抵抗が200MΩ以下、現像ス
リーブの現像剤層の表面電位の最大値と最小値の差ΔV
の絶対値が5V以下である現像剤を使用することによ
り、画像濃度が良好でかぶりの少ない画像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置及び
静電気録装置等の画像形成装置及びこれに用いられる現
像剤に係り、特に、マグネット回転現像方式で現像を行
う画像形成装置及びこれに用いられる磁性トナーとキャ
リアを含む二成分現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】マグネット回転現像方式を用いた画像形
成装置は、例えば特公平7−40156号に開示されて
いる。この装置では、静電潜像を担持する像担持体と対
向して設けられる現像ローラが、非磁性材料により中空
円筒状の回転自在のスリーブと、このスリーブ内に設け
られ、複数個の磁極を有し、スリーブと独立して回転可
能な磁石ロールとから構成されている。
【0003】マグネット回転現像方式では、磁性キャリ
アと、磁性トナー粒子表面に磁性材料が添加された磁性
トナーとからなる二成分現像剤をこの現像ロールに適用
して、磁石ロールとスリーブを各々、同方向あるいは逆
方向に回転させることにより、現像剤を自転させながら
現像領域へ搬送させる。このようなマグネット回転現像
方式では、トナー比濃度の制御が通常のマグネット固定
現像方式に比べ容易であり、トナー比濃度を増加させる
ことができるので、トナー搬送量が増大し、現像効率が
上がる。磁石ロールとスリーブを同方向に回転させる場
合、現像剤の自転方向は、現像剤の搬送方向と逆にな
り、逆方向に回転させる場合には、現像剤の自転方向
は、現像剤の搬送方向と同じになり、より搬送量を上げ
ることができるので高速の現像に適する。
【0004】通常、現像ロール上のトナー比濃度は、マ
グネット固定現像方式の二成分現像では約6重量%であ
るのに対し、マグネット回転現像方式の二成分現像では
約50重量%前後で推移することができるため、現像ロ
ール上のキャリアが像担持体に付着する現象いわゆるキ
ャリア引きが起こりにくいという利点がある。
【0005】このようなマグネット回転現像方式の二成
分現像を用いて、画像濃度が良好で、かぶりの少ない優
れた画像を安定して形成することが望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情を
用いてなされたもので、画像濃度が良好でかぶりの少な
い画像を形成し得る現像剤を提供することにある。
【0007】また、本発明は、画像濃度が良好でかぶり
の少ない画像が得られる画像形成装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の現像剤は、磁性
粉と、バインダー樹脂とを含有するトナー粒子を含む現
像剤であって、該現像剤の現像剤動抵抗が200MΩ以
下、現像剤が担持された現像スリーブの表面電位の最大
値と最小値の差ΔVが−5V以上であることを特徴とす
る。
【0009】本発明の画像形成装置は、少なくとも1つ
の像担持体、該像担持体に対向して設けられ、磁性粉
と、バインダー樹脂とを含有するトナー粒子を含み、そ
の現像剤動抵抗値が200MΩ以下であり、かつ現像剤
が担持された現像スリーブの表面電位の最大値と最小値
の差ΔVの絶対値が5V以下であることを特徴とする現
像剤が収容され、該現像剤を担持するための中空円筒状
の回転自在のスリーブと、複数個の磁極を持ち、スリー
ブと独立して回転可能な磁石ロールとをもつ現像ローラ
を有し、該像担持体上に形成された静電潜像に、該現像
スリーブ上に、担持された該現像剤を供給して現像剤像
を形成するための現像器、該現像剤像を被転写材に転写
するための転写器、及び該転写された現像剤像を定着す
るため定着器を具備する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の現像剤は、磁性粉と、バ
インダー樹脂とを含有するトナー粒子を含み、この現像
剤は、その現像剤動抵抗が200MΩ以下、現像剤が担
持された現像スリーブの表面電位の最大値と最小値の差
ΔVの絶対値が5V以下である。
【0011】また、本発明の画像形成装置は、上述の現
像剤を適用した装置を提供するもので、少なくとも1つ
の像担持体、像担持体に対向して順に設けられ、磁性粉
と、バインダー樹脂とを含有するトナーを含み、その現
像剤動抵抗値が200MΩ以下であり、かつ現像剤が担
持された現像スリーブの表面電位の最大値と最小値の差
ΔVの絶対値が5V以下である現像剤が収容され、現像
剤を担持するための中空円筒状の回転自在のスリーブ
と、複数個の磁極を有し、スリーブと独立して回転可能
な磁石ロールをもつ現像ローラとを有する現像器、転写
器、及びクリーニング装置、及び転写器の下段に設けら
れた一対の定着ローラを有する定着器を有する。
【0012】現像剤に使用される磁性粉は、トナー粒子
製造時例えば溶融混練時に添加してトナー粒子内に配合
させることも、トナー粒子に添加して混合し、トナー表
面に付着させることも、その両方を行うことにより添加
されることも可能である。
【0013】磁性粉は、着色剤として機能し得る。ま
た、さらに着色剤を添加することもできる。
【0014】本発明に用いられる動抵抗値は、感光体ド
ラムの代わりにアルミニウム製の導電性ドラムを配置し
て電圧を印可し、現像スリーブから現像剤がこのアルミ
ニウムドラムに供給される際の最小抵抗値をいう。
【0015】図1は、本発明に用いられる現像剤の動抵
抗値を測定するためのシステムの構成の一例を表す系統
図である。
【0016】図示するように、この測定システムは、現
像剤23を収容する現像剤収容器24、及び現像剤収容
器24の上部に配置された現像ローラ20からなる現像
部26と、この現像剤収容器24を介して現像ローラ2
0と接続されたDC電源と、現像ローラ30と対向して
設けられたアルミニウムドラム27と、このアルミニウ
ムドラム27に接続された10kΩの抵抗28及び1M
Ωの抵抗29と、抵抗28に並列に接続された電圧記録
計30とを有する。現像ローラ20は、時計回りに回転
する非磁性材料からなる中空円筒形状の現像スリーブ2
1と、この中に収容された軸方向に延びる複数個の磁極
を有し、反時計回りに回転する磁石ローラ22とからな
る。
【0017】この測定システムでは、まず、現像スリー
ブ1の回転を1350rpm、磁石ローラ22の回転を
2160rpm、アルミニウムドラム27の回転を81
rpmに設定し、各々動作させる。これにより、現像ス
リーブ21上に現像剤23が担持されて現像剤層が形成
される。次に、DC電源に200Vの現像バイヤス電圧
をかけることにより、現像スリーブ21上に担持された
現像剤23が、アルミニウムドラム27上に供給され
る。この瞬間、電圧記録計30は最大電圧値を記録し、
その後、現像剤23がアルミニウムドラム27上に順次
供給されるに連れて電圧値は低下し、最終的にはゼロに
なる。動抵抗値は、この最大電圧値と印可した現像バイ
ヤス電圧から容易に求めることができる。測定システム
に設けられた抵抗28及び抵抗29は、算出される動抵
抗値と比較すると小数点以下のオーダーであるため無視
できる。
【0018】上述の測定装置により得られた最小抵抗値
は、現像剤が現像される瞬間の動抵抗値と見なすことが
できる。
【0019】また、現像剤が担持された現像スリーブの
表面電位は、例えばモンロー表面電位系を用いることに
より測定し得る。
【0020】図2に、現像剤が担持された現像スリーブ
の表面電位の測定の様子を表す図を示す。
【0021】図示するように、図1に示す現像部26と
構成が同じ現像部26を用意する。まず、現像スリーブ
1の回転を1350rpm、磁石ローラ22の回転を2
160rpmに設定し、各々動作させる。これにより、
現像スリーブ21上に現像剤23が担持されて現像剤層
33が形成される。次に、この現像剤層33上方に、モ
ンロー表面電位計32に接続されたプローブ31を配置
する。モンロー表面電位計32を用いて、通常の感光体
の表面電位の測定と同様にして、現像剤層33表面にお
ける表面電位を測定することができる。回転する現像ス
リーブ21上の一周分の表面電位を計測して、その最大
値と最小値を得る。得られた2つの値の差をΔVとす
る。このΔVは、現像剤層表面の凹凸にほぼ相当する。
【0022】本発明によれば、現像剤の動抵抗値を20
0MΩ以下、かつ現像剤が担持された現像スリーブの表
面電位の最大値と最小値の差ΔVの絶対値を5V以下に
することにより、現像剤が現像する瞬間の抵抗値と現像
剤層表面の凹凸が規定され、画像濃度が良好でかぶりの
ない画像が得られる。
【0023】また、図3は、本発明に係る画像形成装置
の構成の一例を表す概略図を示す。
【0024】図示するように、この画像形成装置は、基
本的に、像担持体としての感光体ドラム1と、感光体ド
ラム1上に、順に配列された現像器14、転写器7,ク
リーニング装置8,及び帯電器11と、転写器7の後段
に設けられた一対の定着ローラ9,10を有する定着装
置17とから構成される。
【0025】感光体ドラム1は、表面に静電荷像を担持
して矢印の方向に回転する。
【0026】これに対向して設けられた現像器14は以
下の構成を含む。現像器14中、6は現像剤収容部であ
り、上方に、トナーカートリッジを装着可能な外囲器と
一体的に形成されているこの現像剤収容部6内には、本
発明に係る現像剤13が収容されている。この現像剤1
3は、トナー16とキャリア15を含む二成分現像剤で
あり、現像剤の現像剤動抵抗が200MΩ以下、現像剤
が担持された現像スリーブの表面電位の最大値と最小値
の差ΔVが5V以下である。現像器14の下端部の感光
体ドラム1に対向する位置には、現像ローラ12が設け
られている。現像ローラ12には、非磁性材料からなる
中空円筒形状の現像スリーブ2と、この中に収容された
軸方向に延びる複数個の磁極を有する磁石ローラ3とが
同軸的に、かつ相対的に回転自在に設けられている。こ
の現像器14では、現像スリーブ2は時計回りに、磁石
ローラ3は反時計回りに回転する。これにより、キャリ
ア15上にトナー16が担持された現像剤の自転方向が
現像剤の搬送方向と同方向になり、搬送量をより増大さ
せることが可能となり、より高速の現像を行うことがで
きる。4は現像剤規制ブレードで非磁性体である。ま
た、5は、攪拌器であり、現像剤13を攪拌して凝集を
防ぐと共に、現像ローラ12へ搬送する。
【0027】このとき、感光体ドラム1と現像スリーブ
2のギャップは0.35mm、現像剤規制ブレード4と
現像スリーブ2とのギャップは0.30mmである。
【0028】磁性トナーは、攪拌器5により攪拌、追従
され、現像剤磁気吸着領域Aに供給される。現像剤磁気
吸着領域Aにおいて磁気吸引された磁性トナーは、現像
スリーブ2上に吸着し、磁石ローラ3の回転により、磁
性キャリア15が回転しながらトナー16と攪拌され、
帯電が行われる。
【0029】現像スリーブ2上の現像剤の重量に対する
トナー重量比すなわちトナー比濃度は、好ましくは約4
0ないし60%であり、この場合例えば約50%前後で
推移しており、従来のマグネット固定式の二成分現像方
式に比べ、磁性キャリアに対するトナー量が多い。ま
た、トナー濃度推移のレンジについて、従来のマグネッ
ト固定現像方式では、トナー比濃度±1重量%で推移し
ないと、キャリア引き、及び濃度低下等の不具合が発生
しやすいため、厳密にトナー比濃度を制御しなければな
らなかった。これに対し、マグネット回転現像方式であ
ると、トナー比濃度±20重量%の変動に対しても画像
不具合が発生しない。スリーブ2上で搬送された現像剤
は、現像剤規制ブレード4を通過し、規定の現像層厚に
なり感光体ドラム1上の静電荷像に現像される。
【0030】現像により感光ドラム1上に形成された現
像剤像は、転写器7により被転写材上に転写され、感光
ドラム1上に残留したトナーは、クリーニング装置8に
より回収、除去される。一方、転写器7の後段に設けら
れた定着装置17において、定着ローラ9,10間に現
像剤像が転写された被転写材を導入し加圧、加熱するこ
とにより、現像剤像を被転写材に定着し、画像を形成す
る。
【0031】上述の装置では、使用される現像剤の動抵
抗値が200MΩ以下、かつ現像剤が担持された現像ス
リーブの表面電位の最大値と最小値の差ΔVが5V以下
であることから、この装置を使用することにより、現像
剤が現像する瞬間の抵抗値と現像剤層表面の凹凸が規定
され、画像濃度が良好でかぶりのない画像が得られる。
【0032】磁性粉として、好ましくはFe34等のマ
グネタイトが使用できる。
【0033】磁性粉は、0.1ないし0.3μmの粒径
を有することが好ましい。
【0034】また、磁性粉を内添及び外添する場合、磁
性粉としては、同じものでも、組成、粒径等が異なるも
のもいずれの組み合わせも使用できる。
【0035】使用するキャリアは、50ないし70μm
の粒径を有することが好ましい。
【0036】使用するバインダー樹脂としては、例えば
スチレンアクリル樹脂等を用いることができる。
【0037】黒色着色材としては、例えばサーマルブラ
ック法、アセチレンブラック法、チャンネルブラック
法、ファーネスブラック法、ランプブラック法等により
製造される各種のカーボンブラック等を使用することが
できる。
【0038】また、低分子量ポリプロピレン、低分子量
ポリエチレン、流動パラフィン、酸アミド、ステアリン
酸ワックス、モンタン系ワックス、サゾールワックス、
カスターワックス、塩素化パラフィン、カルナバワック
ス等のワックスを色再現性に影響を与えない範囲で0.
5ないし8重量部用いても良い。
【0039】トナー粒子に対して混合し得る添加剤とし
ては、シリカ微粒子、金属酸化物微粒子、クリーニング
助剤等が用いられる。シリカ微粒子としては、二酸化ケ
イ素、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸
亜鉛、ケイ酸マグネシウム等があげられる。金属酸化物
微粒子としては、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニ
ウム、酸化ジルコニウム、チタン酸ストロンチウム、チ
タン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛等があげられる。ク
リーニング助剤としては、ポリメチルメタクリレート、
ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン等
の樹脂微粉末等があげられ、必要に応じトナー粒子10
0重量部に対し、0.2〜2重量部混合することができ
る。これらの添加剤としては、また疎水化などの表面処
理が施されたものを用いることができる。
【0040】トナー粒子の製造方法としては、混合・分
散手段として、高速ディゾルバ、ロールミル、ボールミ
ル等を使用した湿式分散法や、ロール、加圧コーダ、イ
ンターナルミキサ、スクリュー型押出機等を使用した溶
融混練り法などを用いることができる。
【0041】また、予備混合手段として、ボールミル、
V型混合機、フォルバーグ、ヘンシェルミキサ等を用い
ることができる。
【0042】また、トナー粒子原料の混合物を粗粉砕す
る手段としては、例えば、ハンマーミル、カッターミ
ル、ローラーミル、ボールミル等が使用可能である。
【0043】また、粗粉砕物を微粉砕する手段として
は、ジェットミル、高速回転式粉砕機などを用いること
ができる。
【0044】また、微粉砕物を分級する手段としては、
気流式分級機等を用いることができる。
【0045】得られたトナー粒子に対する磁性粉の添加
にはヘンシェルミキサに代表される高速回転混合機にて
混合し、添加剤投入は一緒でもよく、また、種類により
別々に投入してもよく、効果がもっともよく出る条件に
て混合することができる。
【0046】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。
【0047】実施例1 下記組成のトナー材料を用意した。
【0048】 トナー粒子材料 スチレンアクリル樹脂 ガラス転移点…50ないし60℃ メルトインデックス…110℃ 1.0ないし3.0g 150℃ 3.0ないし7.0g 190℃ 20ないし60g ゲル濾過クロマトグラフィーによる分子量分布 個数平均分子量 Mn 0.2ないし0.6 重量平均分子量 Mw 20ないし50 z平均分子量 Mz 200ないし400 42.5重量部 ポリプロピレンワックス (融点 110℃ないし150℃ 分子量 5000ないし9000) 2.5重量部 高保磁磁性粉 MTO−021(戸田工業 (株) 製) 八面体形状 粒径0.33μm 保磁力 Hc 154 Oe 残留磁化σr 11.6 emu/g 飽和磁化σs 55.4 emu/g 20.0重量部 低保持磁性粉 EPT−305(戸田工業 (株) 製) 球形形状 粒径0.23μm 保磁力 Hc 58 Oe 残留磁化σr 4.9 emu/g 飽和磁化σs 84.8 emu/g 35.0重量部 上記トナー粒子材料を溶融混練し、得られた混練物を冷
却後、ハンマーミルにて粗粉砕し、さらにI型ジェット
ミル−DS分級機にて微粉砕及び分級し、平均粒径9.
0μmのトナー粒子を得た。
【0049】得られたトナー粒子100重量部に対し、 平均粒径16mmのジメチルジクロルシラン0.5重量部、 及び低保持磁性粉 BL500 球形形状 粒径0.30μm 保磁力 Hc 75 Oe 残留磁化σr 8 emu/g 飽和磁化σs 86 emu/g 35.0重量部 を4.5重量部添加し、20リットル ヘンシェルミキ
サ内で2100回転/分で6分間混合し、トナーを得
た。
【0050】得られたトナーを、フェライトからなるキ
ャリアと混合して二成分現像剤とし、図1に示す動抵抗
測定システム及び図2に示す測定装置に導入し、トナー
比濃度約50%でその現像剤動抵抗値及び現像ローラ上
の現像剤層の表面電位を測定した。得られた結果を下記
表1に示す。
【0051】また、この二成分現像剤を図3に示す構造
を有する画像形成装置に適用し、トナー比濃度約50
%、スリーブ回転速度1350回転/分、磁石ロール回
転速度2160回転/分、感光体ドラム回転速度81回
転/分、プロセス速度127mm/秒、通紙速度25枚
/分、現像剤規制ブレードとスリーブ間の距離0.25
ないし0.30mm、感光体電位 −600V、現像バ
イヤス電圧 −430Vの運転条件で画出しを行った。
【0052】得られた画像について、画像濃度及びかぶ
りを測定した。得られた画像を下記表1に示す。
【0053】なお、画像濃度は、マクベス反射濃度測定
器により測定した。この場合、画像濃度は1.4以上で
あると良好とみなされる。
【0054】また、かぶりは、ミノルタ社製 彩色差計
により測定した。この場合、色差計により得られる値
バックグラウンド(BG)が1以下であるとかぶりが少
なく良好であると見なされる。
【0055】 実施例2 実施例1と同様のスチレンアクリル樹脂 39重量部 実施例1と同様のポリプロピレンワックス 5重量部 中保持磁性粉 EPT−1002(戸田工業 (株) 製) 八面体形状 粒径0.23μm 保磁力 Hc 125 Oe 残留磁化σr 10 emu/g 飽和磁化σs 83 emu/g 55.0重量部 帯電制御剤 鉄含有アゾ錯体 1.0重量部 上記トナー粒子材料を用い、実施例1と同様にしてトナ
ー粒子を得た。
【0056】得られたトナー粒子100重量部に対し、
平均粒径 12nmのヘキサメチレンジシラザン 0.
5重量部、中保持磁性粉 EPT−1002 2重量
部、ジンクステアレート (日本油脂(株) 製)(融点
110ないし150℃) 0.05重量部、低分子量
フッ化エチレン樹脂 L−5F(ダイキン工業(株)
製)(粒径 3ないし7μm,融点 約327℃,真比
重 2.2) 0.05重量部を添加し、実施例1と同
様にしてトナーを得た。
【0057】得られたトナーを用いて実施例1と同様に
して現像剤を得た。
【0058】得られた現像剤を用いて、実施例1と同様
に、現像剤動抵抗値、現像ローラ上の現像剤層の表面電
位、画像濃度、及びかぶりを測定した。
【0059】得られた結果を下記表1に示す。
【0060】 実施例3 実施例1と同様のスチレンアクリル樹脂 40重量部 実施例1と同様のポリプロピレンワックス 5重量部 中保持磁性粉 EPT−1002 55重量部 上記トナー粒子材料を用い、実施例1と同様にして平均
粒径11.0μmにする以外は実施例1と同様にしてト
ナー粒子を得た。
【0061】得られたトナー粒子100重量部に対し、
平均粒径 12nmのヘキサメチレンジシラザン 0.
5重量部、中保持磁性粉 EPT−1002 2重量
部、ジンクステアレート (日本油脂(株) 製)(融点
110ないし150℃) 0.05重量部を添加し、
実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0062】得られたトナーを用いて、実施例1と同様
にして現像剤を得た。
【0063】得られた現像剤を用いて、実施例1と同様
に、現像剤動抵抗値、現像ローラ上の現像剤層の表面電
位、画像濃度、及びかぶりを測定した。
【0064】得られた結果を下記表1に示す。
【0065】実施例4 実施例2と同様のトナー粒子材料を用い、同様にしてト
ナー粒子を得た。
【0066】得られたトナー粒子100重量部に対し、
平均粒径 12nmのヘキサメチレンジシラザン 0.
7重量部、中保持磁性粉 EPT−1002 2重量
部、ジンクステアレート (日本油脂(株) 製)(融点
110ないし150℃) 0.1重量部を添加し、3
00リットル ヘンシェルミキサ内で、900回転/分
で6分混合し、トナーを得た。
【0067】得られたトナーを用いて、実施例1と同様
にして現像剤を得た。
【0068】得られた現像剤を用いて、実施例1と同様
に、現像剤動抵抗値、現像ローラ上の現像剤層の表面電
位、画像濃度、及びかぶりを測定した。
【0069】得られた結果を下記表1に示す。
【0070】実施例5 実施例2と同様のトナー粒子材料を用い、同様にしてト
ナー粒子を得た。
【0071】得られたトナー粒子100重量部に対し、
平均粒径 12nmのヘキサメチレンジシラザン 0.
7重量部、中保持磁性粉 EPT−1002 2重量
部、ジンクステアレート (日本油脂(株) 製)(融点
110ないし150℃) 0.1重量部を添加し、実
施例1と同様にしてトナーを得た。
【0072】得られたトナーを用いて、実施例1と同様
にして現像剤を得た。
【0073】得られた現像剤を用いて、実施例1と同様
に、現像剤動抵抗値、現像ローラ上の現像剤層の表面電
位、画像濃度、及びかぶりを測定した。
【0074】得られた結果を下記表1に示す。
【0075】 比較例1 実施例1と同様のスチレンアクリル樹脂 39重量部 実施例1と同様のポリプロピレンワックス 5重量部 帯電制御剤 鉄含有アゾ錯体 1.0重量部 高保磁磁性粉 MTO−021 20.0重量部 低保持磁性粉 EPT−305 35.0重量部 上記トナー粒子材料を用いて、実施例1と同様にしてト
ナー粒子を得た。
【0076】得られたトナー粒子100重量部に対し、
平均粒径16mmのジメチルジクロルシラン0.5重量
部、及び低保持磁性粉 BL500を2.0重量部、ジ
ンクステアレート (日本油脂(株) 製)(融点 11
0ないし150℃)0.1重量部添加し、実施例1と同
様にしてトナーを得た。
【0077】得られたトナーを用いて、実施例1と同様
にして現像剤を得た。
【0078】得られた現像剤を用いて、実施例1と同様
に、現像剤動抵抗値、現像ローラ上の現像剤層の表面電
位、画像濃度、及びかぶりを測定した。
【0079】得られた結果を下記表1に示す。
【0080】比較例2 比較例1と同様のトナー粒子材料を用いて、実施例1と
同様にしてトナー粒子を得た。
【0081】得られたトナー粒子100重量部に対し、
平均粒径16mmのジメチルジクロルシラン0.5重量
部、及び低保持磁性粉 BL500を4.5重量部、ジ
ンクステアレート (日本油脂(株) 製)(融点 11
0ないし150℃)0.1重量部添加し、実施例1と同
様にしてトナーを得た。
【0082】得られたトナーを用いて、実施例1と同様
にして現像剤を得た。
【0083】得られた現像剤を用いて、実施例1と同様
に、現像剤動抵抗値、現像ローラ上の現像剤層の表面電
位、画像濃度、及びかぶりを測定した。
【0084】得られた結果を下記表1に示す。
【0085】
【表1】
【0086】表1から明らかなように、実施例1ないし
5のように、その現像剤動抵抗値が200MΩ以下であ
り、かつ現像剤が担持された現像スリーブの表面電位の
最大値と最小値の差ΔVの絶対値が5V以下であると、
1.4以上の画像濃度が得られ、かぶりが1以下とな
り、良好な画像が得られる。しかしながら、比較例1の
ように、現像剤動抵抗値が200MΩ以下でも、ΔVの
絶対値が5Vより大きいと、1.4以上の画像濃度が得
られるが、かぶりが1.0を越えてしまうため、良好な
画像が得られなかった。また、比較例2のように、現像
剤動抵抗値が200MΩより大きく、ΔVの絶対値が5
Vより大きいと、1.4以上の画像濃度は得られたが、
かぶりが大きく良好な画像が得られないことがわかっ
た。
【0087】さらに、上述の実施例及び比較例において
動抵抗値を求めるために測定された出力電圧と画像濃度
の関係を表すグラフ図を図4に、ΔVの絶対値とバック
グラウンド(BG)との関係を表すグラフ図を図5に各
々示す。
【0088】図4及び図5に示すように、各値はほぼ直
線状にプロットされ得ることがわかった。図4のグラフ
から、十分に1.4以上の画像濃度を得るためには、出
力電圧にして約10mV以上、抵抗値に換算して約20
0MΩ以下であることが必要であることがわかった。ま
た、図5から、かぶりを十分に1.0以下にするには、
ΔVの絶対値が約5V以下であることが必要であること
がわかった。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、画像濃度が良好でかぶ
りの少ない画像を形成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる現像剤の動抵抗値を測定す
るためのシステムの構成の一例を表す系統図
【図2】現像剤が担持された現像スリーブの表面電位の
測定の様子を表す図
【図3】本発明に係る画像形成装置の構成の一例を表す
概略図を示す。
【図4】動抵抗値を求めるために測定された出力電圧と
画像濃度の関係を表すグラフ図
【図5】ΔVの絶対値と色差計により得られる値BGと
の関係を表すグラフ図
【符号の説明】
1…像担持体 2…現像スリーブ 3…磁石ロール 7…転写器 12…現像ローラ 13…現像剤 14…現像器 15…キャリア 16…トナー 17…定着装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性粉と、バインダー樹脂とを含有するト
    ナーを含む現像剤であって、該現像剤の現像剤動抵抗値
    が200MΩ以下、現像剤が担持された現像スリーブの
    表面電位の最大値と最小値の差ΔVの絶対値が5V以下
    である現像剤。
  2. 【請求項2】少なくとも1つの像担持体、 該像担持体に対向して設けられ、磁性粉と、バインダー
    樹脂とを含有するトナー粒子を含み、その現像剤動抵抗
    値が200MΩ以下であり、かつ現像剤が担持された現
    像スリーブの表面電位の最大値と最小値の差ΔVの絶対
    値が5V以下であることを特徴とする現像剤が収容さ
    れ、該現像剤を担持するための中空円筒状の回転自在の
    スリーブと、複数個の磁極を持ち、スリーブと独立して
    回転可能な磁石ロールとをもつ現像ローラを有し、該像
    担持体上に形成された静電潜像に、該現像スリーブ上に
    担持された該現像剤を供給して現像剤像を形成するため
    の現像器、 該現像剤像を被転写材に転写するための転写器、及び該
    転写された現像剤像を定着するため定着器を具備する画
    像形成装置。
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