JP2002040281A - 光データバス及び光電気混載基板 - Google Patents

光データバス及び光電気混載基板

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JP2002040281A JP2000229838A JP2000229838A JP2002040281A JP 2002040281 A JP2002040281 A JP 2002040281A JP 2000229838 A JP2000229838 A JP 2000229838A JP 2000229838 A JP2000229838 A JP 2000229838A JP 2002040281 A JP2002040281 A JP 2002040281A
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Hidenori Yamada
秀則 山田
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純二 岡田
Kazuhiro Sakasai
一宏 逆井
Shinya Kyozuka
信也 経塚
Tsutomu Hamada
勉 浜田
Hironori Ishida
裕規 石田
Tadashi Takanashi
紀 高梨
Masaaki Miura
昌明 三浦
Kenichi Kobayashi
健一 小林
Tadashi Kubodera
忠 久保寺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出射光信号の強度が均一であり、実装時に
広い面積が不要であり、受光素子と発光素子とのアレイ
化が容易な光データバス、及び前記光データバスを有す
る光電気混載基板の提供。 【解決手段】 光信号を透過する透光性材料で形成され
てなる板状の部材であり、一端部に、平面的に見て複数
の段差を設けることにより形成され、光信号が入出射す
る複数の光入出射部(8)と、他端部に形成され、前記
光入出射部から入射した光信号を前記入出射部に向かっ
て反射する反射部(10)とを備える光伝送路(2)を
有してなり、前記光伝送路(2)が、平面的に見て互い
に重なり合わないように、厚さ方向に積層されてなるこ
とを特徴とする光データバス(100)、及び前記光デ
ータバス(100)を有する光電気混載基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光データバス及び
光電気混載基板に関し、特に、回路基板に形成された複
数の電子回路の間において光信号の伝送を担う光データ
バス、及び前記回路基板と前記光データバスとを有する
光電気混載基板に関する。
【0002】
【従来の技術】超大規模集積回路(VLSI)の開発により、
データ処理システムで使用する回路基板(ドーターボー
ド)の回路機能が大幅に増大してきている。回路機能が
増大するにつれて各回路基板に対する信号接続数が増大
する為、各回路基板(ドーターボード)間をバス構造で接
続するデータバスボード(マザーボード)には多数の接続
コネクタと接続線を必要とする並列アーキテクチャが採
用されている。接続線の多層化と微細化により並列化を
進めることにより、並列バスの動作速度の向上が図られ
てきた。しかし接続配線間容量や接続配線抵抗に起因す
る信号遅延により、システムの処理速度が並列バスの動
作速度によって制限されることもある。また、並列バス
接続配線の高密度化による電磁ノイズ(EMI:Electromagn
etic Interference)の問題もシステムの処理速度向上
に対しては大きな制約となる。そこで、主に幹線系で脚
光を浴びている光インターコネクションが、基板間の電
気配線の分野にも応用されるようになってきている。
【0003】従来提案された光インターコネクション技
術としては、たとえば、特開平2−41042号公報に
記載の、各回路基板の表裏両面に発光/受光デバイスを
配置し、システムフレームに組み込まれた回路基板のう
ち、隣接する回路基板上の発光/受光デバイス間を空間
的に光で結合した各回路基板相互間のループ伝送用の直
列光データ・バスがある。
【0004】前記直列光データ・バスでは、ある1枚の
回路基板から送られた光信号が隣接する回路基板で光/
電気変換され、さらにその回路基板でもう一度電気/光
変換されて次に隣接する回路基板に光信号を送るという
ように、各回路基板が順次直列に配列され、各回路基板
上で光電気変換、電気/光変換を繰り返しながらシステ
ムフレームに組み込まれたすべての回路基板間に伝達さ
れる。
【0005】このため、信号伝達速度は、各回路基板上
に配置された受光/発光デバイスの光/電気変換速度及
び電気/光変換速度に依存すると同時にその制約を受け
る。また、各回路基板相互間のデータ伝送には、各回路
基板上に配置された受光/発光デバイスにより、自由空
間を介在させた光結合を用いているため、隣接する光デ
ータ伝送路間の干渉(クロストーク)が発生し、データの
伝送不良が生じることが予想される。また、システムフ
レーム内の環境、例えば埃などにより光信号が散乱する
ことによりデータの伝送不良が発生することも予想され
る。
【0006】特開昭61−196210号公報において
は、プレート表面に配置された回折格子、反射素子によ
り構成された光路を介して回路基板間を光学的に結合す
る光学接続装置が提案されている。
【0007】しかし、前記光学接続装置においては、1
点から発せられた光を固定された1点にしか接続できな
いために、電気バスの様に全ての回路基板間を網羅的に
接続することができない。
【0008】また、分岐素子を具備した光接続装置を使
用した各回路基板相互間のデータ伝送に関しても、いく
つかの提案がなれている。
【0009】更に、分岐された光信号の強度を均一化す
るスターカプラが、特開平9−184941号公報に記
載されている。このスターカプラは、概略的には複数の
光ファイバの片端を束ねて固定し、その一方の端面に複
数の光ファイバを覆う広さの導光路を当接し、他方の端
面に光拡散反射手段を備えている。
【0010】前記スターカプラを用いて回路基板相互間
のデータ伝送を行う場合、接続基板数が多くなると受発
光素子と接続するファイバの本数が多くなり、構成が複
雑になり、装置が大型化するという問題が生じる。
【0011】特開2000−81524号公報において
は、同一基板上の、一対の発光受光素子間の光送受信
を、基板に設けた貫通穴を通して行う光送受信システム
が提案されている。前記光送受信システムにおいては、
同一面にある発光受光素子間の通信も、二つの貫通穴と
光導波路を使うことによって可能である。
【0012】しかし、前記光送受信システムにおいて
は、バックプレーンバスのように複数のチップあるいは
ドーターボード間を接続して通信を行うことはできず、
また一つのチップあるいはドーターボードから複数のチ
ップあるいはドーターボードへのブロードキャスト通信
ができない。
【0013】また、特開平5−102681号公報にお
いては、電子回路の形成されたプリント配線板に複数の
穴を設け、前記各穴中に光コネクタを取り付け、光コネ
クタの任意の対を接続する光伝送路をプリント配線板の
表面上又は内部に設け、外部プリント配線板の電気コネ
クタが嵌合接続される電気コネクタを装着した光・電気
両用バックボードが提案されている。
【0014】しかし、前記光・電気両用バックボードに
おいても、バックプレーンバスのように複数のドーター
ボード間を接続して通信を行うことはできず、また一つ
のドーターボードから複数のドーターボードへのブロー
ドキャスト通信はできない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、特願平
11−254057号明細書に記載した光分岐装置を複
数用いて光データバスを形成すれば、出射される光信号
の強度が概ね均一であり、光の利用効率の高い光バスシ
ステムが提供できる。
【0016】しかしながら図9に概略図を示したよう
に、前記光データバスにおいて、平面状に光分岐装置を
並べて光伝送路を形成した場合には、光伝送路が広い面
積を占め、したがって、基板の表面に前記光分岐装置を
実装すると、他の実装部品の配置が制約されるという問
題があった。また、前記光分岐装置を前記基板の裏面に
実装して光伝送路を形成する場合には、電子回路基板上
の受発光素子と前記光分岐装置との結合に45度面や光
導波路などの光結合用の部品が必要であった。
【0017】本発明は、出射される光信号の強度が概ね
均一であり、光の利用効率が高いだけでなく、実装時に
広い面積が不要であり、したがって受光素子と発光素子
とを近接させてアレイ化することが容易であり、更に、
信号の劣化や電磁ノイズの影響を受け難い光データバ
ス、及び前記光データバスを有する光電気混載基板を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光信号を透過する透光性材料で形成されてなる板状
の部材であり、一端部に、平面的に見て複数の段差を設
けることにより形成され、光信号が入出射する複数の光
入出射部と、他端部に形成され、前記光入出射部から入
射した光信号を前記入出射部に向かって反射する反射部
とを備える光伝送路を有してなり、前記光伝送路が、平
面的に見て互いに重なり合わないように、厚さ方向に積
層されてなることを特徴とする光データバスに関する。
【0019】前記光データバスは、光伝送路が厚さ方向
に積層されているから、実装面積が小さくて済むという
特長がある。
【0020】請求項2に記載の発明は、前記光伝送路を
通じて光信号を授受するドーターボードを前記光伝送路
に接続したときに、前記ドーターボードから出射して前
記光伝送路を前記反射部に向かって進行する光信号の光
路長が、前記光信号のそれぞれについて等しくなるよう
に、前記光伝送路の寸法が決定されてなる光データバス
に関する。
【0021】前記光データバスにおいては、発光素子か
ら前記光伝送路を通って受光素子までの光路長が、何れ
の光伝送路についても一定にできるから、複数組の発光
素子と受光素子とを使用して光信号を授受するときも、
前記光信号の間にスキューが生じることがない。
【0022】請求項3に記載の発明は、前記光伝送路を
通じて光信号を授受するドーターボードを前記光伝送路
に接続したときに、前記光伝送路が、前記ドーターボー
ドに対して平面的に見て斜めに位置するように前記光伝
送路が積層されてなる光データバスに関する。
【0023】前記光データバスを用いた光電気混載基板
においては、ドーターボードをマザーボードの側縁に対
して等距離に配置できるから、実装効率が特に高い。
【0024】請求項4に記載の発明は、電子回路を少な
くとも1つ備えてなるドーターボードと、前記ドーター
ボードを装着する複数のコネクタが一方の面に載置され
たマザーボードと、前記マザーボードにおける前記コネ
クタが載置された側の面に載置され、前記コネクタに前
記ドーターボードを装着すると前記ドーターボードにお
ける電子回路に電気的に接続され、前記電子回路からの
電気信号を光信号に変換して前記光信号を送出する光信
号送出手段、及び前記マザーボードにおける前記面に載
置され、前記コネクタに前記ドーターボードを装着する
と前記ドーターボードにおける電子回路に電気的に接続
され、光信号を受光して電気信号に変換して前記電子回
路に伝達する前記光信号受取手段と、前記マザーボード
における前記光信号送出手段及び前記光信号受取手段が
載置された側とは反対側に載置され、一端部に形成さ
れ、光信号が入出射する複数の光入出射部と、他端部に
形成され、前記光入出射部から入射した光信号を前記入
出射部に向かって反射する反射部とを備える光伝送路を
有する光データバスと、前記マザーボードに穿設され、
前記光信号送出手段及び前記光信号受取手段と前記光デ
ータバスにおける光入出射部とを光学的に接続するスル
ーホールとを備える光電気混載基板に関する。
【0025】前記光電気混載基板においては、前記ドー
ターボードを前記コネクタに装着すると、前記ドーター
ボード上の電子回路が、前記前記光信号送出手段及び前
記光信号受取手段と電気的に結合される。
【0026】したがって、一のドーターボード上の電子
回路から、他のドーターボード上の電子回路に、前記光
データ−バスを介して信号を送ることができる。
【0027】更に、前記光電気混載基板においては、前
記光信号送出手段及び前記光信号受取手段と前記光デー
タバスにおける光入出射部とが、マザーボードに穿設さ
れたスルーホールによって光学的に接続されているか
ら、前記光信号送出手段及び前記光信号受取手段と前記
光データバスにおける光入出射部との間の光学的結合
が、外光によって乱されることがない。
【0028】
【発明の実施の形態】1.光データバス 1−1 第1実施形態 本発明に係る光データバスの一例を図1に示す。図1に
おいて、前記データバスを上方から見たところを(a)
に、側方から見たところを(b)に、斜め上から見たと
ころを(c)に示す。
【0029】光データバス100に使用される光伝送路
を図2に示す。図2において、(a)は、前記光伝送路
の全体形状を示し、(b)は、光信号が、上方から、前
記光伝送路における光入出射部のうちの1つに入射し、
光入出射部から上方に向かって出射するところを示す。
【0030】光伝送路2は、図1及び図2に示すよう
に、光信号を透過する透光性材料で形成された略長方形
の平面形状を有する長尺板状の部材であり、光信号が進
行する平版状のコア部4と、コア部4の表面を覆う層状
のクラッド部6とを有する。コア部4及びクラッド部6
の何れも、透光性材料で形成されるが、クラッド部6
に、前記コア部4よりも屈折率の低い材料を使用するこ
とにより、光伝送路2に入射した光信号は、コア部4と
クラッド部6との界面で全反射する。
【0031】ここで、本発明で用いる光源としては、半
導体レーザ及び発光ダイオードが挙げられる。
【0032】前記透光性材料としては、具体的にはポリ
メチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリ4−メ
チルペンテン−1やエチレン・プロピレン共重合体など
のアモルファスポリオレフィン、及び弗化ビニリデンや
テトラフルオロエチレンなどの弗素系樹脂のような透明
プラスチック材料、並びに石英、石英ガラス、弗化物系
ガラス、アルミノ珪酸塩ガラス、燐酸ガラス、及び弗燐
酸ガラスなどの透明ガラス系材料等が挙げられる。
【0033】光伝送路2の一端側には、図1及び図2に
示すように、平面的に見て4つの段差2bが幅方向に形
成されている。ここで、「平面的に見る」ことは、図1
に示す光データバス100に後述するドーターボード1
2を接続する方向、換言すれば図1における上方から見
ることと言い替えることもできる。
【0034】段差2bの部分における一端側の面2a
は、図2に示すように、光伝送路2の上面に対して45
°の角度を成すように形成され、4つの光入出射部8が
形成されている。4つの光入出射部8は、何れも、光伝
送路2の上面における段差2bの近傍から入射した光信
号の経路を、コア部4における他端側に向かう方向に9
0°屈曲させ、又、他端側における反射部10から反射
した光信号の経路を90°屈曲させて光伝送路2の上面
から出射させる機能を有する。光入出射部8を形成する
一端側の面2aを、以下、光伝送路2の前記一端部側か
ら他端部側に向かって、それぞれ光信号反射面8A、8
B、8C、及び8Dということがある。光信号反射面8
A〜8Dは、何れも入射及び出射する光信号の損失がな
いように、鏡面状に仕上ることが好ましい。
【0035】光伝送路2の一端側には、図1及び図2に
示すように、光入出射部8から光伝送路2内に入射した
光信号を反射する反射部10が形成されている。反射部
10は、前記他端面を研磨加工するか、又は前記他端面
を研磨し、更に入射光を広がり角θで反射・拡散させる
ホログラム面などを形成するかすることにより形成でき
る。前記他端面にホログラム面を形成する方法として
は、前記他端面に直接ホログラム面を形成する方法のほ
か、透過型ビーム整形ディフューザにおけるホログラム
面に反射面を形成した反射型ビーム整形ディフューザ
を、ホログラム面を形成していない側の面において前記
他端面に貼り合わせる方法などが挙げられる。
【0036】一の光入出射部8から光伝送路2の内部に
入射した光信号が、前記ホログラム面を形成した反射部
10で反射される状態を図3に示す。図3における反射
部10の左端から反射部10寄りの光信号反射面8Dを
見たときの図3における光伝送路2の左側の長辺に対す
る角度をφとすると、広がり角θは、前記角度φより大
きいことが好ましく、特に、3φ以上であることが好ま
しい。広がり角θが前記角度φより大きければ、図3に
示すように、前記一の光入出射面8の何れかから入射し
た光信号Sは、光伝送路2の側面において少なくとも1
回全反射するから、光信号Sは、光伝送路2の内部に一
様に拡散する。
【0037】以下において、光信号Sが、光信号反射面
8Aを有する光入出射部8に入射した場合を例にとっ
て、一の光入出射部8から入射した光信号Sが、光伝送
路2の内部でどのように反射・拡散されて光入出射部8
から出射するかについて説明する。
【0038】図2において(b)に示すように、光信号
Sが光信号反射面8Aに向かって光伝送路2の上面に対
して直角に入射すると、光信号Sは、光信号反射面8A
で、入射方向に対して直角の方向に全反射し、反射部1
0に向かって進行する。
【0039】反射部10に入射した光信号Sは、図3に
示すように、広がり角θで光伝送路2における光入出射
部8が形成された側の端部に向かって反射・拡散するか
ら、光信号Sは、光伝送路2の側面において少なくとも
1回全反射する。したがって、光信号Sは、光伝送路2
の内部において、入射方向に対して直角の方向に沿って
ほぼ一様に拡散する。
【0040】光伝送路2の内部に拡散した光信号Sは、
図2において(b)に示すように、光信号反射面8A〜
8Dにおいて前記拡散方向に対して直角の方向、即ち図
2における光伝送路2の上面に対して直角の方向に反射
され、光伝送路2の上面から出射する。したがって、光
信号反射面8A〜8Dのそれぞれに対応する光入出射部
8から出射した光信号の強度は、何れもほぼ同一であ
る。
【0041】光信号反射面8B〜8Dの何れかに入射し
た光信号も、同様に光伝送路2の内部を反射部10に向
かって進行して反射部10において反射・拡散されるこ
とにより、光伝送路2の内部に一様に拡散する。そし
て、光信号反射面8A〜8Dに対応する光入出射部8か
ら、ほぼ一様の強度を有する光信号が出射する。
【0042】光データバス100について以下に説明す
る。
【0043】図1に示すように、光データバス100に
おいては、4枚の光伝送路2が、平面的に見て互いに重
ならないように、それぞれ幅方向、即ち短辺に対して平
行な方向に沿ってずらした状態で厚さ方向に積層されて
いる。以下、前記4枚の光伝送路2を、図1における上
方から下方に向かって、それぞれ光伝送路2A、光伝送
路2B、光伝送路2C、及び光伝送路2Dということが
ある。光伝送路2A〜2Dにおける光信号反射面8A〜
8Dは、図1における上方から見て、何れも光伝送路2
の幅方向に沿って一列に配置されている。
【0044】光データバス100においては、1枚の光
伝送路2により授受できる光信号のビット幅は電気信号
における1ビットに相当する。したがって光データバス
100全体では、4ビットの電気信号に相当する光信号
を授受できる。
【0045】また、光データバス100においては、光
伝送路2を幅方向にずらして積層されているが、光伝送
路2を長手方向、言い替えれば、長い辺に平行な方向に
ずらして積層した光データバスも、本発明の光データバ
スに包含される。
【0046】光データバス100を、図1に示すよう
に、光伝送路2A〜2Dを通して光信号を授受する複数
のドーターボード12、及びドーターボード12に電気
的に接続され、光データバス100を構成する4枚の光
伝送路2A〜2Dのそれぞれに光信号を入出射する光電
変換部14と組合せることにより、本発明の光電気混載
基板が構成できる。尚、ドーターボード12に形成され
た電子回路は、本発明の光電気混載基板における電子回
路に相当し、光電変換部14は、本発明の光電気混載基
板における光信号送出手段及び光信号受取手段に相当す
る。
【0047】図1に示す例においては、ドーターボード
12は4枚設けられ、光データバス100の上方に、光
データバス100における光伝送路2の長手方向に対し
て直角の方向に沿って、互いに並行に配設されている。
そして、光電変換部14は、各ドーターボード12につ
き4個づつ設けられている。以下、前記4枚のドーター
ボード12を、図1に示すように、光伝送路2の前記他
端側から前記一端側に向かってドーターボード12A、
ドーターボード12B、ドーターボード12C、ドータ
ーボード12Dということがある。また、それぞれのド
ーターボード12に設けられた4個の光電変換部14の
内、光伝送路2Aに光信号を入出射するものを、光電変
換部14aといい、光伝送路2Bに光信号を入出射する
ものを、光電変換部14bといい、光伝送路2Cに光信
号を入出射するものを、光電変換部14cといい、光伝
送路2Dに光信号を入出射するものを、光電変換部14
dということがある。
【0048】但し、ドーターボード12の枚数は4枚に
は限定されず、また、光データバス100の上方以外の
場所に配設されていてもよい。また、1枚のドーターボ
ード12における光電変換部14の個数は、光データバ
スにおける光伝導路の枚数に応じて増減できる。
【0049】ドーターボード12としては、具体的に
は、例えばCPUアップグレード基板、メモリ増設基
板、デュアルプロセッシング基板、画像処理基板、及び
外部インタフェース接続基板などがある。前記電子回路
は、本発明の光電気混載基板における電子回路に相当す
る。
【0050】光電変換部14は、たとえば特定の電圧を
印加するなどすると発光して光信号を送出する発光素子
と、ドーターボード12における電子回路からのデジタ
ル電気信号を電圧信号に変換して前記発光素子を発光さ
せる電気−光変換回路と、光信号を受光して電気信号に
変換する受光素子と、前記受光素子からの電気信号を前
記電子回路が処理できるデジタル電気信号に変換する光
−電気変換回路とを備える光電変換装置から構成され
る。前記発光素子としては、例えば発光ダイオード及び
半導体レーザなどが挙げられる。前記受光素子として
は、例えばフォトダイオードなどが挙げられる。
【0051】前記光電気混載基板においては、光データ
バス100と、ドーターボード12との間で以下のよう
にして光信号が授受される。
【0052】以下、ドーターボード12A、12B、1
2C、及び12Dの間で、光伝送路2Aを介して光信号
を授受する場合を例にとって説明する。
【0053】たとえば、ドーターボード12Aにおける
光電変換部14aから光伝送路2Aの光信号反射面8A
に向かって下方に出射された光信号は、前記光信号反射
面8Aに入射する。
【0054】光信号反射面8Aに入射した光信号は、光
伝送路2についての説明のところで述べ、図2及び図3
に示したように、光伝送路2A内部に一様に拡散し、光
伝送路2Aにおける光信号反射面8B〜8Dにおいて経
路を90°曲げられ、光信号反射面8B〜8Dを有する
入出射部から上方に出射する。
【0055】上方に出射した光信号は、それぞれ、ドー
ターボード12B、12C、及び12Dにおける光電変
換部14aで受光され、デジタル電気信号に変換されて
ドーターボード12B、12C、及び12D上の電子回
路に伝達される。
【0056】ドーターボード12Bにおける光電変換部
14aから出射された光信号も、同様にして光伝送路2
Aによってドーターボード12A、12C、及び12D
の光電変換部14aに伝達されてデジタル電気信号に変
換され、前記ドーターボード12A、12C、及び12
Dのそれぞれの電子回路に伝達される。
【0057】ドーターボード12C及び12Dの光電変
換部14aから出射された光信号についても同様にし
て、光伝送路2Aを通って前記光信号を出射したドータ
ーボード12以外のドーターボード12における光電変
換部14aに伝達され、前記光電変換部14aにおいて
デジタル信号に変換され、前記ドーターボード12上の
電子回路に伝達される。
【0058】ドーターボード12A、12B、12C、
及び12Dの間で、光伝送路2B〜2Dを介して光信号
を授受する場合も同様である。
【0059】第1実施形態に係る光データバス100に
おいては、光入出射部8から出射される光信号の強度が
概ね均一であるから光の利用効率が高い。しかも、実装
時に広い面積が不要であるから、前記光データバス10
0を有する光電気混載基板は、コンパクトであるにもか
かわらず、多数のドーターボード12が装着できる。
【0060】又、ドーターボード12A、12B、12
C、及び12Dにおいては、光電変換部14a〜14d
を互いに近接して配設できるから、4個の光電変換部1
4a〜14dをアレイ化することが容易である。又、ド
ーターボード12A、12B、12C、及び12Dにお
いては、電子回路と光電変換部14a〜14dとの配線
を短くできるので、前記配線が周囲の電磁ノイズを拾っ
たり、前記電子回路からの電気信号が前記配線を通過す
る間に劣化したりする可能性を減らすことができる。
【0061】更に、前記光データバスにおいては、光伝
送路2A〜2D内を伝達される光信号は、隣接する光伝
送路2との間の界面で全反射され、隣接する光伝送路2
に漏洩することがない故に、所謂クロストークが生じる
ことが殆どない。
【0062】1−2 第2実施形態 本発明に係る光データバスの別の例を図4に示す。前記
データバスを上方から見たところを図4における(a)
に示し、側方から見たところを図4における(b)に示
す。図4において、図1〜図3と同一の符号は、特に断
らない限り、図1〜図3において前記符号が示す構成要
素と同様の構成要素を示す。
【0063】図4に示すように、第2実施形態に係る光
データバス110においては、光伝送路2A〜2Dの厚
みをtとすると、上から2層目の光伝送路2Bは、光入
出射面最上層の光伝送路2Aと、光信号反射面8Aと光
信号反射面8Bとの間、光信号反射面8Bと光信号反射
面8Cとの間、及び光信号反射面8Cと光信号反射面8
Dとの間の距離、言い替えればピッチ長Lが同一である
が、光信号反射面8Dから反射部10までの距離がt’
だけ短い。したがって、光伝送路2Bにおける各入出射
部8から入射し、光伝送路2Bの反射部10に向かって
進行する光信号の光路長は、光伝送路2Aにおける各入
出射部8から入射し、光伝送路2Aの反射部10に向か
って進行する光信号の光路長よりもt’だけ短い。
【0064】同様に、光伝送路2Cは、光伝送路2B
と、ピッチ長Lが等しいが、光信号反射面8Dから反射
部10までの距離がt’だけ短く、光伝送路2Dは、光
伝送路2Cと、ピッチ長Lが等しいが、光信号反射面8
Dから反射部10までの距離がt’だけ短い。
【0065】光データバス110は、前述の点以外は、
光データバス100と同様の構成を有している。
【0066】図4において(b)に示すように、光伝送
路2Aとの間で光信号を授受する光電変換部14aは、
光伝送路2Aにほぼ密着しているが、光伝送路2Bとの
間で光信号を授受する光電変換部14bは、光伝送路2
Bとは、光伝送路2Aの厚みtだけ隔たっている。
【0067】したがって、たとえば、ドーターボード1
2Aにおける光電変換部14aから出射した光信号A
は、直ちに光伝送路2Aに入射するが、ドーターボード
12Aにおける光電変換部14bから出射した光信号B
は、空気中を距離tだけ進行してから光伝送路2Bに入
射する。
【0068】ここで、前述のように、光伝送路2Bに入
射してから、光伝送路2Bにおける反射部10で反射さ
れるまでの光信号Bの光路長は、光伝送路2Aに入射し
てから、光伝送路2Aにおける反射部10で反射される
までの光信号Aの光路長光よりもt’だけ短い。
【0069】したがって、光伝送路2A及び2Bにおけ
る屈折率をn0とし、空気中の屈折率をn1とすると、n
0t’=n1t、即ちt’=(n1/n0)tとなるように
t’を定めれば、光電変換部14bから出射されてから
光伝送路2Bに入射し、光伝送路2Bにおける反射部1
0で反射されるまでの光信号Bの光路長は、光電変換部
14aから出射されてから、光伝送路2Aに入射し、光
伝送路2Aにおける反射部10で反射されるまでの光信
号Aの光路長と等しくなる。
【0070】したがって、t’を上のように定めれば、
一のドーターボード12における光電変換部14から送
出された光信号が、他のドーターボード12における光
電変換部14に受光されるまでの、前記光信号が光伝送
路2Aを経由するときの光路長は、前記光信号が光伝送
路2Bを経由するときの光路長と等しい。
【0071】同様に、t’を上のように定めれば、前記
光信号が光伝送路2C又は2Dを経由する場合の光路長
は、前記光信号が光伝送路2Aを経由するの光路長と等
しい。
【0072】このように、一のドーターボード12から
他のドーターボード12に伝送される光信号の光路長
は、光伝送路2A〜2Dの何れを経由する場合も同一で
ある。
【0073】したがって、光データバス110は、光デ
ータバス100の有する特長に加えて、光信号が通過す
る光伝送路2が異なっても時間遅れが生じず、光データ
バス100よりも更に良質の信号を伝達できるという特
長を有する。
【0074】1−3 第3実施形態 本発明に係る光データバスの更に別の例を図5に示す。
前記データバスを上方から見たところを図5における
(a)に示し、側方から見たところを図5における
(b)に示す。図5において、図1〜図3と同一の符号
は、特に断らない限り、図1〜図3において前記符号が
示す構成要素と同様の構成要素を示す。
【0075】図5に示すように、第3実施形態に係る光
データバス120においては、ドーターボード12A〜
12Dを光伝送路2A〜2Dに接続したときに、光伝送
路2A〜2Dが、ドーターボード12A〜12Dに対し
て平面的に見て斜めに位置するように光伝送路2A〜2
Dが積層されている。具体的には、光伝送路2A〜2D
における光入出射部8が重ならないように、光伝送路2
A〜2Dが、平面的に見て、幅方向だけでなく長手方向
にもずらして積層されている。
【0076】光データバス120は、前記の点以外は、
図4に示す第3実施形態の光データバス110と同様で
ある。
【0077】光データバス120を用いた場合は、図5
において(a)に示すように、ドーターボード12A〜
12Dは、上方から見て光データバス120に対して斜
めに配置できるから、ドーターボード12A〜12Dの
端縁が、ドーターボード12A〜12Dが載置されるマ
ザーボード(図示せず。)の端縁に対して揃うように、
ドーターボード12A〜12Dを前記マザーボード上に
配置できる。
【0078】一般にマザーボード上にドーターボードを
載置する際、前記ドーターボードの端縁がマザーボード
の端縁に対して揃うように載置すれば、スペースが節約
できる。
【0079】したがって、第3実施形態に係る光データ
バスを使用すれば、実装効率の高い光電気混載基板を作
製できる。
【0080】2.光電気混載基板 2−1 第1実施形態 本発明の光電気混載基板の一例を図6に示す。前記光電
気混載基板を上方から見たところを、図6における
(a)に示し、前記光電気混載基板の厚さ方向の断面を
図6における(b)に示す。図6において、図1〜図3
と同一の符号は、前記符号が図1〜図3において示す構
成要素と同一の構成要素を示す。
【0081】第1実施形態に係る光電気混載基板200
は、長方形の平面形状を有するマザーボード20を備え
る。
【0082】マザーボード20の一方の面には、図6に
示すように、第1実施形態に係る光データ−バスについ
ての説明のところで述べたドーターボード12A〜12
Dをマザーボード20に電気的、機械的に接続するコネ
クタ16A〜16Dが設けられている。尚、図6以下に
おいて、コネクタ16C及び16Dは省略されている。
コネクタ16Aにはドーターボード12Aが、コネクタ
16Bにはドーターボード12Bが装着される。又、コ
ネクタ16C及び16Dには、それぞれドーターボード
12C及び12Dが装着される。以下、コネクタ16A
〜16Dを総称して「コネクタ16」ということがあ
る。
【0083】マザーボード20におけるコネクタ16A
〜16Dが設けられた側の面とは反対側の面には、図6
に示すように、図1に示す光データバス100が載置さ
れている。光データバス100は、図6において(b)
に示すように、光伝送路2Aにおける光信号が入射する
側の面がマザーボード20に当接するように載置されて
いる。
【0084】コネクタ16A〜16Dのそれぞれには、
第1実施形態に係る光データバスについての説明のとこ
ろで述べた光電変換部14a〜14dが設けられてい
る。光電変換部14a〜14dは、コネクタ16A〜1
6Dのそれぞれにドーターボード12A〜12Dを差し
込むと、ドーターボード12A〜12D上の所定の電子
回路に電気的に接続されるように形成されている。光電
変換部14a〜14dは、それぞれ、マザーボード20
を挟んで光データバス100の各光伝送路2A〜2Dに
おける光信号反射面8A〜8D(光入出射部8)とは反
対側に位置するように形成されている。
【0085】マザーボード20における各光伝送路2A
〜2Dにおける光信号反射面8A〜8Dに対応する位
置、即ち光入出射部8に対応する位置には、スルーホー
ル30が設けられている。したがって、スルーホール3
0を通して光電変換部14a〜14dと光信号反射面8
A〜8D(光入出射部8)との間で光信号を授受するこ
とができる。
【0086】したがって、光電気混載基板200におい
ては、電気伝送の部分と光伝送の部分を共存させること
ができる。
【0087】尚、図6に示す光電気混載基板200にお
いては、第1実施形態に係る光データバスを使用した
が、前記光データバスに代えて第2実施形態に係る光デ
ータバスを使用してもよい。
【0088】第1実施形態に係る光電気混載基板におい
ては、前述のように、コネクタ16A〜16Dと光デー
タバス100とがマザーボード20を挟んで反対側に設
けられ、光電変換部14a〜14dは、コネクタ16A
〜16Dのそれぞれに一体に形成されている。したがっ
て、前記光電気混載基板は、実装効率が高い。
【0089】又、ドーターボード12B、12C、及び
12D上の電子回路と光電変換部14a〜14dとは、
コネクタ16において電気的に接続されるから、前記電
子回路と光電変換部14a〜14dとを接続する配線が
周囲の電磁ノイズを拾ったり、前記電子回路からの電気
信号が前記配線を通過する間に劣化したりすることは殆
どない。したがって、前記光電気混載基板を用いた電子
装置は、信頼性が高い。
【0090】2−2 第2実施形態 本発明に係る光電気混載基板の別の例を図7に示す。前
記光電気混載基板を上方から見たところを、図7におけ
る(a)に示し、前記光電気混載基板の厚さ方向の断面
を図7における(b)に示す。図7において、図6と同
一の符号は、前記符号が図6において示す構成要素と同
一の構成要素を示す。
【0091】図7に示すように、第2実施形態に係る光
電気混載基板210においては、光データバスとして、
第3実施形態に係る光データバス、即ち図5に示す光デ
ータバス120を使用している。
【0092】光電気混載基板210は、前記の点以外は
光データバス200と同様である。
【0093】光電気混載基板210においては、光デー
タバス120を使用することにより、コネクタ16A〜
16Dの端縁が、マザーボード20の長辺に対して揃う
ようにコネクタ16A〜16Dを配設できる。
【0094】したがって、光電気混載基板210は、光
電気混載基板200の有する特長に加えて、更に実装効
率に優れるという特長を有する。
【0095】2−3 第3実施形態 本発明に係る光電気混載基板の更に別の例を図8に示
す。前記光電気混載基板を上方から見たところを、図8
における(a)に示し、前記光電気混載基板の厚さ方向
の断面を図8における(b)に示す。図8において、図
6と同一の符号は、前記符号が図6において示す構成要
素と同一の構成要素を示す。
【0096】図8に示すように、第3実施形態に係る光
電気混載基板220は、第1及び第2の実施形態に係る
光電気混載基板と同様に、マザーボード20の一方の面
にコネクタ16A〜16Dが載置され、他方の面には、
第1実施形態に係る光データバス100が、光信号の入
射する側の面がマザーボード20に当接するように載置
されている。
【0097】マザーボード20におけるコネクタ16A
〜16Dが載置された側の面には、更に、光電変換部1
4a〜14dが4組設けられている。前記4組の光電変
換部14a〜14dは、それぞれ、マザーボード20を
挟んで光データバス100の各光伝送路2A〜2Dにお
ける光信号反射面8A〜8D(光入出射部8)とは反対
側に位置する。前記4組の光電変換部14a〜14d
は、コネクタ16A〜16Dのそれぞれと、マザーボー
ド20上に設けられた電気配線18により電気的に接続
されている。
【0098】マザーボード20における光電変換部14
a〜14dと光信号反射面8A〜8Dとの間には、光信
号が通過するスルーホール30が穿設されている。
【0099】第3実施形態に係る光電気混載基板220
においては、光電変換部14a〜14dとコネクタ16
A〜16Dとを分離して配置することができるから、光
電気混載基板220は、第1実施形態に係る光電気混載
基板の有する特長に加え、より柔軟なレイアウトが可能
になるという特長を有する。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、出射される光信号の強
度が概ね均一であり、光の利用効率が高いだけでなく、
実装時に広い面積が不要であり、したがって受光素子と
発光素子とを近接させてアレイ化することが容易であ
り、更に、信号の劣化や電磁ノイズの影響を受け難い光
データバス、及び前記光データバスを有し、実装効率が
高い上に、外部からのノイズの影響を受け難く、信頼性
に優れた光電気混載基板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る光データバスの一例を
示す平面図及び側面図である。
【図2】 図2は、図1に示す光データバスにおける光
伝送路を示す斜視図及び側面図である。
【図3】 図3は、図2に示す光伝送路内において光信
号が反射、拡散する状態を示す該略図である。
【図4】 図4は、本発明に係る光データバスの別の例
を示す平面図及び側面図である。
【図5】 図5は、本発明に係る光データバスの更に別
の例を示す平面図及び側面図である。
【図6】 図6は、本発明に係る光電気混載基板の一例
を示す平面図及び厚さ方向の断面図である。
【図7】 図7は、本発明に係る光電気混載基板の別の
例を示す平面図及び厚さ方向の断面図である。
【図8】 図8は、本発明に係る光電気混載基板の更に
別の例を示す平面図及び厚さ方向の断面図である。
【図9】 図9は、従来の光データバスの一例を示す平
面図である。
【符号の説明】
2 光伝送路 2A 光伝送路 2B 光伝送路 2C 光伝送路 2D 光伝送路 8 光入出射部 8A 光信号反射面 8B 光信号反射面 8C 光信号反射面 8D 光信号反射面 10 反射部 12 ドーターボード 12A ドーターボード 12B ドーターボード 12C ドーターボード 12D ドーターボード 14 光電変換部 14a 光電変換部 14b 光電変換部 14c 光電変換部 14d 光電変換部 20 マザーボード 30 スルーホール 100 光データバス 110 光データバス 120 光データバス 200 光電気混載基板 210 光電気混載基板 220 光電気混載基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 健 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 山田 秀則 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 岡田 純二 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 逆井 一宏 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 経塚 信也 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 浜田 勉 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 石田 裕規 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 高梨 紀 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 三浦 昌明 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 小林 健一 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 久保寺 忠 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 脇田 城治 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 手塚 克己 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 清水 崇彦 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 CA32 CA38 CA39 5E338 AA03 AA16 BB71 BB75 CC01 CC10 CD12 EE32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を透過する透光性材料で形成され
    てなる板状の部材であり、一端部に、平面的に見て複数
    の段差を設けることにより形成され、光信号が入出射す
    る複数の光入出射部と、他端部に形成され、前記光入出
    射部から入射した光信号を前記入出射部に向かって反射
    する反射部とを備える光伝送路を有してなり、 前記光伝送路が、平面的に見て互いに重なり合わないよ
    うに、厚さ方向に積層されてなることを特徴とする光デ
    ータバス。
  2. 【請求項2】 前記光伝送路を通じて光信号を授受する
    ドーターボードを前記光伝送路に接続したときに、前記
    ドーターボードから出射して前記光伝送路を前記反射部
    に向かって進行する光信号の光路長が、前記光信号のそ
    れぞれについて等しくなるように、前記光伝送路の寸法
    が決定されてなる請求項1に記載の光データバス。
  3. 【請求項3】 前記光伝送路を通じて光信号を授受する
    ドーターボードを前記光伝送路に接続したときに、前記
    光伝送路が、前記ドーターボードに対して平面的に見て
    斜めに位置するように前記光伝送路が積層されてなる請
    求項1または2に記載の光データバス。
  4. 【請求項4】 電子回路を少なくとも1つ備えてなるド
    ーターボードと、 前記ドーターボードを装着する複数のコネクタが一方の
    面に載置されたマザーボードと、 前記マザーボードにおける前記コネクタが載置された側
    の面に載置され、前記コネクタに前記ドーターボードを
    装着すると前記ドーターボードにおける電子回路に電気
    的に接続され、前記電子回路からの電気信号を光信号に
    変換して前記光信号を送出する光信号送出手段、及び前
    記マザーボードにおける前記面に載置され、前記コネク
    タに前記ドーターボードを装着すると前記ドーターボー
    ドにおける電子回路に電気的に接続され、光信号を受光
    して電気信号に変換して前記電子回路に伝達する前記光
    信号受取手段と、 前記マザーボードにおける前記光信号送出手段及び前記
    光信号受取手段が載置された側とは反対側に載置され、
    一端部に形成され、光信号が入出射する複数の光入出射
    部と、他端部に形成され、前記光入出射部から入射した
    光信号を前記入出射部に向かって反射する反射部とを備
    える光伝送路を有する光データバスと、前記マザーボー
    ドに穿設され、前記光信号送出手段及び前記光信号受取
    手段と前記光データバスにおける光入出射部とを光学的
    に接続するスルーホールとを備える光電気混載基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6621950B2 (en) * 2001-03-30 2003-09-16 Aica Kogyo Co., Ltd. Optical data bus fixing board and optical back plane board
US6654515B2 (en) * 2001-09-17 2003-11-25 Aica Kogyo Co., Ltd. Photoelectric back plane board and information processing system
CN113055091A (zh) * 2019-12-26 2021-06-29 中兴通讯股份有限公司 通信组件、通信设备、通信控制方法及存储介质

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