JP2001305395A - 光伝送装置 - Google Patents

光伝送装置

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JP2001305395A
JP2001305395A JP2000122620A JP2000122620A JP2001305395A JP 2001305395 A JP2001305395 A JP 2001305395A JP 2000122620 A JP2000122620 A JP 2000122620A JP 2000122620 A JP2000122620 A JP 2000122620A JP 2001305395 A JP2001305395 A JP 2001305395A
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勉 浜田
Masaaki Miura
昌明 三浦
Tadashi Takanashi
紀 高梨
Masanori Hirota
匡紀 廣田
Shinya Kyozuka
信也 経塚
Takeshi Kamimura
健 上村
Junji Okada
純二 岡田
Hidenori Yamada
秀則 山田
Masao Funada
雅夫 舟田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の信号光受信部の取り付け位置がずれて
いても結合効率が変化せず、各信号受信部での信号光の
受光強度を均一にすることができる光伝送装置を提供す
る。 【解決手段】 光伝送媒体12の厚さをt、受光素子1
8の光伝送媒体の厚さ方向における直径をd、受光素子
18の正規の取り付け位置からのずれ量をp、光伝送媒
体12から出射される信号光の発散角をθ、光伝送媒体
12と受光素子18との距離をsとして、下記(3)式
を満たすように受光素子18を配置する。 s・tanθ≧(d−t)/2+p …(3)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光伝送装置に係り、
特に、光信号の伝送を担う光伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超大規模集積回路(VLSI)の
開発により、データ処理システムで使用する回路基板
(ドーターボード)の回路機能が大幅に増大してきてい
る。回路機能が増大すると、各回路基板に対する信号接
続数が増大する為、各回路基板(ドーターボード)間を
バス構造で接続するデータバスボード(マザーボード)
には、多数の接続コネクタと接続線を必要とする並列ア
ーキテクチャが採用されている。
【0003】従来から、接続線の多層化及び微細化によ
り並列化を進めることで並列バスの動作速度の向上が計
られてきたが、接続配線間容量や接続配線抵抗に起因す
る信号遅延により、システムの処理速度が並列バスの動
作速度によって制限されることがある。また、並列バス
接続配線の高密度化による電磁ノイズ(EMI:Electromagn
etic Interference)の問題もシステムの処理速度向上
に対しては大きな制約となる。
【0004】この様な問題を解決し並列バスの動作速度
の向上を計る為に、光インターコネクションと呼ばれる
システム内光接続技術を用いることが検討されている。
光インターコネクション技術のうち、2次元アレイデバ
イスを利用した回路基板相互間のデータ伝送の技術が特
開平4−134415号公報に開示されている。
【0005】この特開平4−134415号公報には、
空気よりも屈折率の高い透明な物質の中に、負の曲率を
有する複数個のレンズが前記物質の表面に形成されたレ
ンズアレイと、前記光源から出射した光を前記レンズア
レイの側面から入射する為の光学系と、から構成された
光接続装置が記載されている。
【0006】また、負の曲率を有する複数個のレンズに
代えて、屈折率の低い領域やホログラムを構成した技術
も開示されている。この技術では、側面から入射した光
が、前記負の曲率を有する複数個のレンズやこれに代わ
る屈折率の低い領域やホログラムの構成された部分から
面上に分配されて出射する作用を用いている。
【0007】このため、入射位置と複数個のレンズやこ
れに代わる屈折率の低い領域やホログラムの構成された
面上の出射位置との位置関係により、出射信号の強度が
ばらつく可能性がある。また、側面から入射した光が対
向する側面から抜けてしまう割り合いも高いと考えら
れ、信号伝搬に利用される光の効率が低い。
【0008】さらに、面上に構成される負の曲率を有す
る複数個のレンズやこれに代わる屈折率の低い領域やホ
ログラムの位置に回路基板の光入力素子を配置する必要
がある為、回路基板を配置する為の自由度がなく拡張性
が低い、という様々な問題があった。
【0009】これらの問題を解決する手段として、特開
平10−123350号公報には、シート状の光データ
バスが開示されている。この技術は、共通信号路におい
て入射した信号光を拡散して伝搬するものであるため、
受発光部を有した複数の回路基板を簡易な取付けで確実
に光結合させることができ、精密な光学的位置合わせを
必要としない。また、回路基板の数や取付け位置を自由
に変えることができ、拡張性に富んだ自由度の高いシス
テムを構築できる。また、伝送路を用いるため埃などに
対する耐環境性を有し、光学的位置合わせを必要としな
いため温度変化等にも強い、という長所を備えている。
【0010】しかしながら、上記光データバスにおける
光結合では、あらゆる方向に光を拡散させているため、
光の大半を受光素子の無いところへ放出してしまう。従
って、受光部での光強度は非常に弱いものとなってしま
い、高速化や低消費電力化を図るのが困難である、とい
う問題があった。
【0011】この問題を解決するため、特開平10−6
2657号公報には、シート状光データバスの任意の辺
に設けられた信号光入射部より入射した信号光を、各入
射部に対応した光拡散部に於て拡散し、該光学的データ
バスを形成してなる光伝送層を介して対向して配置され
た信号光出射部に伝搬する技術が開示されている。
【0012】この技術では、信号光入射部と信号光出射
部の配置により、各入射部に対応した光拡散部における
光の拡散分布を制御することにより、シート状の光伝送
路を介して信号光を出射部方向に有効に導光可能とする
為、シート状光データバスにおける伝送効率が向上し高
速化や低消費電力化が可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−62657号公報に記載された光データバスにお
ける光結合では、各信号光入射部より入射した信号光を
光拡散部で拡散し、複数の信号光出射部から出射される
信号光を各信号光受信部で受信するが、各信号光受信部
の取り付け位置のずれにより、結合効率が変化し、各受
信部での信号光の受光強度の均一性が低下してしまう場
合がある。
【0014】このような光データバスを図16(A)、
(B)に示す。図16に示す光データバスは、光伝送層
100の側面に発光素子102及び受光素子104が対
向するように取り付けられた構成となっているが、図1
6(B)に示すように、受光素子104’のように取り
付け位置がずれると、光伝送層100からはみ出した部
分には信号光が入射せず結合効率が低下する。このた
め、取り付け位置のずれのない受光素子104と受光強
度において差が生じ、受光強度の均一性の低下が生じて
しまう。
【0015】本発明は、上記事情に鑑み、複数の信号光
受信部の取り付け位置がずれていても結合効率が変化せ
ず、各信号受信部での信号光の受光強度を均一にするこ
とができる光伝送装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明の光伝送装置は、信号光を伝送
するための光伝送媒体と、前記光伝送媒体の一端面側に
配置され、かつ前記信号光を発光する少なくとも1つの
発光手段と、前記光伝送媒体の他端面側に前記光伝送媒
体の幅方向に沿って配置され、かつ前記光伝送媒体によ
り伝送された信号光を受光する複数の受光手段と、を備
えた光伝送装置において、前記光伝送媒体と前記受光手
段とを離間して設け、かつ前記光伝送媒体から出射され
る光の発散角、及び前記受光手段の最大受光角に基づい
て前記光伝送媒体と前記受光手段との離間距離を定めた
ことを特徴とする。
【0017】光伝送媒体は、例えば光透過率が高いシー
ト状の材料で構成され、入力された光を伝送する。ま
た、この光伝送媒体の一端面側及び他端面側には、信号
光を入出力するための信号光入出力部が複数設けられ
る。例えば、一端面側には信号光を発光する少なくとも
1つの発光手段が配置され、他端面側には伝送された信
号光を受光する複数の受光手段が光伝送媒体の幅方向に
沿って配置される。なお、受光手段は、公知の発光素子
や光ファイバなどを用いることができる。
【0018】このように複数の受光手段を有する光伝送
装置では、受光手段の取り付け時における組み付け誤差
が発生し、各受光手段の受光強度にばらつきが生じる場
合がある。また、光伝送媒体から出射される光は所定角
度で発散するため、光伝送媒体と受光手段とを所定距離
離間することによりある程度受光手段の組み付け誤差を
許容することができる。
【0019】そこで、光伝送媒体と受光手段とを離間し
て設け、かつ光伝送媒体から出射される光の発散角、及
び受光手段の最大受光角に基づいて光伝送媒体と受光手
段との離間距離を定める。そして、例えば接続手段によ
り光伝送媒体と受光手段とを上記のようにして定めた離
間距離で離間して接続する。これにより、受光手段の取
り付け位置に誤差がある場合でも、各受光手段の受光強
度の均一性が低下するのを防ぐことができる。
【0020】具体的には、例えば、前記受光手段の受光
面の前記光伝送媒体の厚み方向における長さが前記光伝
送媒体から出射される信号光の前記厚み方向の照射範囲
よりも小さい場合には、前記光伝送媒体の厚みをt、前
記受光手段の受光面の前記厚み方向における長さをd、
前記受光手段の前記厚み方向における取り付け位置のず
れ量をp、前記光伝送媒体の前記厚み方向における発散
角をθ、前記受光手段の前記厚み方向における最大受光
角をΨ、及び前記光伝送媒体と前記受光手段との離間距
離をsとして、前記離間距離sを、 s・tanθ≧(d−t)/2+p (θ<Ψ) s・tanΨ≧(d―t)/2+p (θ≧Ψ) の条件を満たすように定めることができる。
【0021】また、前記受光手段の受光面の前記光伝送
媒体の厚み方向における長さが前記光伝送媒体から出射
される信号光の前記厚み方向の照射範囲以上の場合に
は、離間距離sを、 s・tanθ≦(d−t)/2−p (θ<Ψ) s・tanΨ≦(d―t)/2−p (θ≧Ψ) の条件を満たすように定めることができる。
【0022】また、前記受光手段の受光面の前記光伝送
媒体の厚み方向における長さが前記光伝送媒体の前記厚
み方向における信号光の強度が一定の範囲よりも小さい
場合には、離間距離sを、 s・tanθ≦(t−d)/2−p (θ<Ψ) s・tanΨ≦(t−d)/2−p (θ≧Ψ) の条件を満たすように定めることができる。
【0023】また、前記光伝送媒体の幅をW、前記受光
手段の受光面の前記光伝送媒体の幅方向における長さを
d、前記複数の受光手段を受光群とした時の該受光群の
前記幅方向における取り付け位置のずれ量をv、前記光
伝送媒体の前記幅方向における発散角をφ、前記受光手
段の前記幅方向における最大受光角をΨ、前記受光手段
の数をN、前記受光手段の配置間隔をa、及び前記光伝
送媒体と前記受光手段との離間距離をsとして、前記離
間距離sを、 s・tanφ≧[N(d+a)−a−W]/2+v
(θ<Ψ) s・tanΨ≧[N(d+a)−a−W]/2+v
(θ≧Ψ) の条件を満たすように定めることができる。
【0024】また、前記複数の受光手段を受光群とした
時の該受光群の前記幅方向における長さが前記光伝送媒
体の前記厚み方向における信号光の強度が一定の範囲よ
りも小さい場合には、離間距離sを、 s・tanφ≦[W−N(d+a)+a]/2−v
(θ<Ψ) s・tanΨ≦[W−N(d+a)+a]/2−v
(θ≧Ψ) の条件を満たすように定めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明の
第1実施形態について説明する。
【0026】図1には、本発明に係る光伝送装置10が
示されている。光伝送装置10は光伝送媒体12を備え
ており、この光伝送媒体12には複数の入出力部が設け
られている。この複数の入出力部には、複数の回路基板
14が各々接続されている。
【0027】光伝送媒体12は、信号光の伝送を担う層
であり、例えば光透過率が高く、厚さが約1mm程度の
シート状のPMMA(ポリメチルメタクリレート)を用
いることができる。なお、光伝送媒体12は、PMMA
に限らず、透明度が高いものであればよい。また、各入
出力部に光を拡散する光拡散手段を設けても良い。
【0028】回路基板14上には、発光素子16及び受
光素子18が光伝送媒体12の入出力部に対応して各々
配置されている。受光素子18の受光面は例えば円状で
あり、フォトダイオードなどが用いられる。回路基板1
4から光伝送媒体12に入射された信号光は、例えば図
示しない光拡散部によって拡散され伝搬される。
【0029】回路基板14の発光素子16から出力され
た信号光は、光伝送媒体12を挟んで対向する回路基板
14上の受光素子18で受光される。信号光を出射する
回路基板及び出射された信号光を受光する回路基板は、
例えば図示しない調停装置によって決定される。この調
停装置は集中型でもよいし、分散型でもよい。
【0030】また、光伝送媒体12と受光素子18と
は、図2に示すように、各受光素子間での受光強度のば
らつきを防ぐために、位置決め機構20により後述する
条件を満たした位置に配置されている。
【0031】次に、光伝送媒体12と受光素子18との
位置関係について説明する。
【0032】図3には、光伝送媒体12と受光素子18
との位置関係について説明するための模式的な断面図が
示されている。
【0033】図3では、光伝送媒体12の厚さをt、受
光素子18の光伝送媒体の厚さ方向(図3においてA方
向:以下単にA方向という)における径(直径)をd
(ここではt≧d)、受光素子18の正規の取り付け位
置からのA方向のずれ量をp、光伝送媒体12から出射
される信号光のA方向における発散角をθ、光伝送媒体
12と受光素子18との距離をsとする。なお、図3で
は、光伝送媒体12から出射される信号光のA方向の発
散角θが受光素子18の最大受光角Ψより小さい場合に
ついて示している。
【0034】ここで、受光素子18の正規の取り付け位
置とは、光伝送媒体12の厚み方向における受光素子1
8の中心位置が光伝送媒体12のA方向における中心位
置と一致する位置をいう。換言すれば、受光素子18の
取り付け位置のずれが無い場合には、受光素子18の中
心位置は図3に示すA方向の中心位置Mと一致する。
【0035】受光素子18の取り付け位置にA方向のず
れが所定量以上生じ、受光素子18のA方向における受
光範囲が光伝送媒体12から出射された信号光の照射範
囲からはずれた場合には受光強度が低下し、取り付け位
置にずれがない受光素子18の受光強度との差が生じ受
光強度の均一性が悪くなる。
【0036】ここで、受光素子18の取り付け位置にお
ける信号光の照射範囲Dbは次式で与えられる。
【0037】Db=t+2s・tanθ …(1) 従って、受光素子18がA方向にずれた場合でも、受光
素子18が信号光の照射範囲Db内となる位置に配置さ
れれば受光強度の均一性の低下を抑えることができる。
すなわち、次式を満たせば各受光素子間における受光強
度の均一性を抑えることができる。
【0038】Db≧d+2p …(2) この(2)式に(1)式を代入すると次式が得られる。
【0039】 s・tanθ≧(d−t)/2+p …(3) この(3)式を満たすように受光素子18が配置されて
いれば、取り付け位置のずれによる受光強度の均一性の
低下を抑制することができる。逆に、この(3)式を満
たすように受光素子18を取り付ければ受光強度の均一
性の低下を抑制することができるため、(3)式を満た
すような取り付け精度で受光素子18を取り付ければよ
く、取り付け位置の精度を緩和させることができる。
【0040】図4には、光伝送媒体12から出射される
信号光のA方向の発散角θが受光素子18の最大受光角
Ψ以上の場合の例が示されている。
【0041】図4に示すように受光素子18の最大受光
角Ψ以上の角度の光は受光素子18に入射しても結合さ
れない。従って、受光素子18で結合できる信号光の照
射範囲Db’は次式で示される。
【0042】 Db’=t+2s・tanΨ …(4) この(4)式を(2)式に代入すると次式が得られる。
【0043】 s・tanΨ≧(d−t)/2+p …(5) この(5)式を満たすように受光素子18が配置されて
いれば、取り付け位置のずれによる受光強度の均一性の
低下を抑制することができる。
【0044】なお、受光素子18が光伝送媒体12から
出射された信号光の照射範囲内Dbに配置されている場
合でも、出射光の角度に対して光強度分布が異なる場合
には、受光素子18が照射範囲Dbの端側に配置される
と受光強度の均一性は低下する。
【0045】また、上記では信号光の受光手段として受
光素子を例に説明したが、これに限らず、光ファイバ等
の光接続手段であっても良い。また、上記のような光伝
送装置を複数設けて光データバスとして使用することも
できる。
【0046】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について説明する。第2実施形態では、受光素子1
8の径dが光伝送媒体12の厚さtよりも大きい場合に
ついて説明する。なお、第1実施形態で説明した光伝送
装置と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は
省略する。
【0047】図5には、第2実施形態に係る光伝送装置
10が示されている。図5では、光伝送媒体12から出
射される信号光のA方向の発散角θが受光素子18の最
大受光角Ψより小さい場合について示している。
【0048】受光素子18の取り付け位置における信号
光の照射範囲Dbは上記(1)式で与えられる。
【0049】従って、受光素子18がA方向にずれた場
合でも、受光素子18の径dが信号光の照射範囲Dbよ
りも大きくなるような位置に受光素子18が配置されれ
ば受光強度の均一性の低下を抑えることができる。すな
わち、次式を満たせば各受光素子間における受光強度の
均一性を抑えることができる。
【0050】Db≦d−2p …(6) この(6)式に(1)式を代入すると次式が得られる。
【0051】 s・tanθ≦(d−t)/2−p …(7) この(7)式を満たすように受光素子18が配置されて
いれば、取り付け位置のずれによる受光強度の均一性の
低下を抑制することができる。逆に、この(7)式を満
たすように受光素子18を取り付ければ受光強度の均一
性の低下を抑制することができるため、(7)式を満た
すような取り付け精度で受光素子18を取り付ければよ
く、取り付け位置の精度を緩和させることができる。
【0052】図6には、光伝送媒体12から出射される
信号光のA方向の発散角θが、受光素子18の最大受光
角Ψ以上の場合の例が示されている。
【0053】図6に示すように受光素子18の最大受光
角Ψ以上の角度の光は受光素子18に入射しても結合さ
れない。従って、受光素子18で結合できる信号光の照
射範囲Db’は上記(4)式で示される。
【0054】上記(6)式を(4)式に代入すると次式
が得られる。
【0055】 s・tanΨ≦(d−t)/2−p …(8) この(8)式を満たすように受光素子18が配置されて
いれば、取り付け位置のずれによる受光強度の均一性の
低下を抑制することができる。
【0056】[第3実施形態]次に、本発明の第3実施
形態について説明する。第3実施形態では、光伝送媒体
からの出射光の角度に対して光強度分布が異なる場合に
ついて説明する。なお、第1実施形態で説明した光伝送
装置と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は
省略する。
【0057】図7には、第3実施形態に係る光伝送装置
10が示されている。図7では、光伝送媒体12から出
射される信号光のA方向の発散角θが受光素子18の最
大受光角Ψより小さい場合について示している。
【0058】ここで、図7(B)に示すように受光素子
18のある1点の受光ポイントPについて考えると、受
光ポイントPに入射する信号光の角度は−θ〜θ(2
θ)の範囲となる。受光ポイントPから見た光伝送媒体
12の見込み角がこの範囲より大きければ受光ポイント
Pには−θ〜θの範囲の光が入射することになり、その
強度は一定となる。
【0059】従って、光強度が一定となる範囲は、図7
(B)の点線で囲まれた三角形の領域となる。また、図
7(A)において、受光素子18の取り付け位置におけ
る光強度が一定となる光強度一定範囲Duは次式で示さ
れれる。
【0060】 Du=t−2s・tanθ …(9) 従って、受光素子18がA方向にずれた場合でも、受光
素子18の径dが光強度一定範囲Du内となる位置に受
光素子18が配置されれば受光強度の均一性の低下を抑
えることができる。すなわち、次式を満たせば各受光素
子間における受光強度の均一性を抑えることができる。
【0061】Du≧d+2p …(10) この(10)式に(9)式を代入すると次式が得られ
る。
【0062】 s・tanθ≦(t−d)/2−p …(11) この(11)式を満たすように受光素子18が配置され
ていれば、取り付け位置のずれによる受光強度の均一性
の低下を抑制することができる。逆に、この(11)式
を満たすように受光素子18を取り付ければ受光強度の
均一性の低下を抑制することができるため、(11)式
を満たすような取り付け精度で受光素子18を取り付け
ればよく、取り付け位置の精度を緩和させることができ
る。
【0063】図8には、光伝送媒体12から出射される
信号光のA方向の発散角θが、受光素子18の最大受光
角Ψ以上の場合の例が示されている。
【0064】図8に示すように受光素子18の最大受光
角Ψ以上の角度の光は受光素子18に入射しても結合さ
れない。従って、受光素子18で結合できる信号光の強
度が一定となる光強度一定範囲Du’は次式で示され
る。
【0065】 Du’=t−2s・tanΨ …(12) 上記(12)式を(10)式に代入すると次式が得られ
る。
【0066】 s・tanΨ≦(t−d)/2−p …(13) この(13)式を満たすように受光素子18が配置され
ていれば、光伝送媒体からの出射光の角度に対して光強
度分布が異なる場合においても取り付け位置のずれによ
る受光強度の均一性の低下を抑制することができる。
【0067】[第4実施形態]次に、本発明の第4実施
形態について説明する。第4実施形態では、光伝送媒体
12の幅方向における受光素子18の取り付け位置につ
いて説明する。なお、第1実施形態で説明した光伝送装
置と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省
略する。
【0068】図9には、第4実施形態に係る光伝送装置
10が示されている。図9では、光伝送媒体12の幅を
W、受光素子18の数をN(なお、以下ではN個の受光
素子18を便宜上受光素子群22と称する)、各受光素
子18の間隔をa、光伝送媒体12から出射される信号
光の光伝送媒体12の幅方向(以下、単にB方向とい
う)における発散角をφ、受光素子群22の正規の取り
付け位置からのB方向のずれ量をvとしている。なお、
図9では、光伝送媒体12から出射される信号光のB方
向の発散角φが受光素子18の最大受光角Ψより小さい
場合について示している。
【0069】ここで、受光素子群22の正規の取り付け
位置とは、光伝送媒体12の幅方向における受光素子群
22の中心位置が光伝送媒体12のB方向における中心
位置と一致する位置をいう。
【0070】受光素子群18の取り付け位置にB方向の
ずれが所定量以上生じ、受光素子群22のB方向におけ
る受光範囲が光伝送媒体12から出射された信号光の照
射範囲からはずれた場合には受光素子群22の端部に位
置する受光素子18の受光強度が低下し、受光素子群2
2の端部に位置する受光素子18と中心部に位置するの
受光素子18の受光強度との差が生じ受光強度の均一性
が悪くなる。
【0071】ここで、受光素子群22の取り付け位置に
おける信号光の照射範囲Dbは次式で与えられる。
【0072】 Db=W+2s・tanφ …(14) 従って、受光素子群22がB方向にずれた場合でも、受
光素子群22の径が信号光の照射範囲Db内となるよう
な位置に受光素子群22が配置されれば受光強度の均一
性の低下を抑えることができる。すなわち、次式を満た
せば各受光素子間における受光強度の均一性を抑えるこ
とができる。
【0073】 Db≧N(d+a)−a+2v …(15) この(15)式に(14)式を代入すると次式が得られ
る。
【0074】 s・tanφ≧[N(d+a)−a−W]/2+v …(16) この(16)式を満たすように受光素子群22が配置さ
れていれば、取り付け位置のずれによる受光強度の均一
性の低下を抑制することができる。逆に、この(16)
式を満たすように受光素子群22を取り付ければ受光強
度の均一性の低下を抑制することができるため、(1
6)式を満たすような取り付け精度で受光素子群22を
取り付ければよく、取り付け位置の精度を緩和させるこ
とができる。
【0075】図10には、光伝送媒体12から出射され
る信号光のB方向の発散角φが、受光素子18の最大受
光角Ψ以上の場合の例が示されている。
【0076】図10に示すように受光素子18の最大受
光角Ψ以上の角度の光は受光素子18に入射しても結合
されない。従って、受光素子群22で結合できる信号光
の照射範囲Db’は次式で示される。
【0077】 Db’=W+2s・tanΨ …(17) 上記(17)式を(14)式に代入すると次式が得られ
る。
【0078】 s・tanΨ≧[N(d+a)−a−W]/2+v …(18) この(18)式を満たすように受光素子18が配置され
ていれば、取り付け位置のずれによる受光強度の均一性
の低下を抑制することができる。
【0079】[第5実施形態]次に、本発明の第5実施
形態について説明する。第5実施形態では、光伝送媒体
からの出射光の光伝送媒体の幅方向における角度に対し
て光強度分布が異なる場合について説明する。なお、第
4実施形態で説明した光伝送装置と同一部分には同一符
号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0080】図11には、第5実施形態に係る光伝送装
置10が示されている。図11では、光伝送媒体12か
ら出射される信号光のB方向の発散角φが受光素子18
の最大受光角Ψより小さい場合について示している。
【0081】ここで、信号光の光強度が一定となる範囲
は、図11の点線内の領域となる。また、受光素子群2
2の取り付け位置における光強度が一定となる光強度一
定範囲Duは次式で示されれる。
【0082】 Du=W−2s・tanφ …(19) 従って、受光素子群22がB方向にずれた場合でも、受
光素子群22の径が光強度一定範囲Du内となる位置に
受光素子群22が配置されれば受光強度の均一性の低下
を抑えることができる。すなわち、次式を満たせば各受
光素子間における受光強度の均一性を抑えることができ
る。
【0083】 Du≧N(d+a)−a+2v …(20) この(20)式に(19)式を代入すると次式が得られ
る。
【0084】 s・tanφ≦[W−N(d+a)+a]/2−v …(21) この(21)式を満たすように受光素子群22が配置さ
れていれば、取り付け位置のずれによる受光強度の均一
性の低下を抑制することができる。逆に、この(21)
式を満たすように受光素子群22を取り付ければ受光強
度の均一性の低下を抑制することができるため、(2
1)式を満たすような取り付け精度で受光素子群22を
取り付ければよく、取り付け位置の精度を緩和させるこ
とができる。
【0085】図12には、光伝送媒体12から出射され
る信号光のB方向の発散角φが、受光素子18の最大受
光角Ψ以上の場合の例が示されている。
【0086】図12に示すように受光素子18の最大受
光角Ψ以上の角度の光は受光素子18に入射しても結合
されない。従って、受光素子群22で結合できる信号光
の強度が一定となる光強度一定範囲Du’は次式で示さ
れる。
【0087】 Du’=W−2s・tanΨ …(22) 上記(22)式を(20)式に代入すると次式が得られ
る。
【0088】 s・tanΨ≦[W−N(d+a)+a]/2−v …(23) この(23)式を満たすように受光素子群22が配置さ
れていれば、光伝送媒体からの出射光の角度に対して光
強度分布が異なる場合においても取り付け位置のずれに
よる受光強度の均一性の低下を抑制することができる。
【0089】
【実施例】(第1実施例)次に、第1実施例について説
明する。第1実施例では、図13に示すように光伝送媒
体12に5個の発光素子16及び受光素子18が設けら
れた場合における光伝送媒体12と受光素子18との距
離sを求めた結果について説明する。
【0090】なお、光伝送媒体12の厚さdは0.5m
m、幅Wは5.2mm、光伝送媒体12から出射する信
号光の発散角θは40度、受光素子18の受光面の直径
dは0.8mm、受光素子18の配置間隔aは0.2m
m、受光素子18の最大受光角Ψは90度、受光素子1
8の正規の取り付け位置からの光伝送媒体12の厚さ方
向及び幅方向のずれはそれぞれ0.05mmである。
【0091】発光素子16から出射された信号光は光伝
送媒体12内を伝播し、光伝送媒体12の端面より出射
され、複数の受光素子18に結合される。この場合、受
光素子18の最大受光角Ψは光伝送媒体12から出射さ
れる信号光の発散角θより大きいので、(7)式よりs
≦0.12mmが得られ、(21)式よりs≦0.18m
mが得られる。
【0092】従って、位置決め機構20により受光素子
18と光伝送媒体12との距離sを例えば0.1mmと
して両者を接続すれば、取り付け位置のずれによる各受
光素子18の受光強度の均一性の低下を抑えることがで
きることが確認できた。
【0093】(第2実施例)次に、第2実施例について
説明する。第2実施例では、図14に示すように光伝送
媒体12に5個の発光素子16及び受光素子に代えて光
ファイバ24が設けられた場合における光伝送媒体12
と光ファイバ24との距離sを求めた結果について説明
する。
【0094】なお、光伝送媒体の厚さdは0.5mm、
幅Wは5.8mm、光伝送媒体12から出射する信号光
の発散角θは40度、光ファイバ24の直径は1.0m
m(コア径0.98mm)、光ファイバ24の配置間隔
aは0.1mm、光ファイバ24の最大受光角Ψは30
度、光ファイバ24の正規の取り付け位置からの光伝送
媒体12の厚さ方向及び幅方向のずれはそれぞれ0.0
5mmである。
【0095】発光素子16から出射された信号光は光伝
送媒体12内を伝播し、光伝送媒体12の端面より出射
され、複数の光ファイバ24に結合される。この場合、
光ファイバ24の最大受光角Ψは光伝送媒体12から出
射される信号光の発散角より小さいので、(8)式より
s≦0.34mm、(23)式よりs≦0.26mmが
得られる。
【0096】従って、位置決め機構20により受光素子
18と光伝送媒体12との距離sを例えば0.2mmと
して両者を接続すれば、取り付け位置のずれによる各受
光素子18の受光強度の均一性の低下を抑えることがで
きることが確認できた。
【0097】(第3実施例)次に、第3実施例について
説明する。第3実施例では、図15に示すように光伝送
媒体12に5個の発光用の光ファイバ26及び受光用の
光ファイバ24が設けられ、光ファイバ26の先に受光
素子18が設けられた場合における光ファイバ24と受
光素子18との距離sを求めた結果について説明する。
【0098】光伝送媒体12の厚さは1.0mm、幅W
は5.8mm、光ファイバ24の直径は1.0mm(コ
ア径0.98mm)、光ファイバ24の配置間隔aは
0.1mm、光ファイバ24から出射する信号光の発散
角θは20度、受光素子18の受光面の直径dは0.8
mmで、最大受光角Ψは90度、受光素子18の正規の
取り付け位置からの光伝送媒体12の厚さ方向及び幅方
向のずれはそれぞれ0.05mmである。
【0099】光ファイバ26から出射された信号光は光
伝送媒体12内を伝播し、複数の光ファイバ24に分岐
され、光ファイバ24内を伝播し、各々受光素子18で
受光される。この場合、受光素子18の最大受光角Ψは
光ファイバ24から出射される信号光の発散角θより大
きいので、(11)式よりs≦0.14mmが得られ
る。
【0100】従って、位置決め機構20により受光素子
18と光ファイバ24との距離sを例えば0.1mmと
して両者を接続すれば、取り付け位置のずれによる各受
光素子18の受光強度の均一性の低下を抑えることがで
きることが確認できた。
【0101】上記(第1実施例)〜(第3実施例)で
は、受光手段の取り付け位置のずれに対する均一性の低
下について説明したが、光伝送媒体12の出射端での強
度が均一であることが望ましい。そこで、光伝送媒体1
2の出射端での強度の均一化について図17を参照して
説明する。
【0102】図17(A)に示すように、光伝送媒体1
2の幅をW、長さをL,光伝送媒体12内の信号光の発
散角をθとする。光伝送媒体12の入射側の端面の上端
にある光ファイバ26から入射された信号光のうち図中
上半分に広がった信号光は光伝送媒体12の上側の側面
121で反射され下に折り返される。また、図中下半分
に広がった信号光は、tanθ>W/Lであれば光伝送
媒体12の下側の側面122で反射され上に折り返され
る。
【0103】さらに、tanθ>2W/Lであれば光伝
送媒体12の上側の側面121で反射され下に折り返さ
れる。tanθ>3W/Lであれば光伝送媒体12の下
側の側面122でもう一度反射され上に折り返される。
折り返し点までの光伝送媒体12の長さをL1=W/t
anθ、L2=2W/tanθ、L3=3W/tanθと
した場合の端面での光強度の計算結果を図17(B)に
示す。
【0104】2回以上側面で反射することにより光伝送
媒体12の出射端面での光強度はほぼ均一になる。ここ
では、光伝送媒体12の入射端面の上端にある光ファイ
バ26から入射された場合を説明したが、L≧3W/t
anθであれば、光伝送媒体12の入射端面のどの位置
から入射した場合でも、出射端面での光強度はほぼ均一
となり、光強度の均一性[=(max−min)/(m
ax+min)×100(%)]は3%以下になる。具
体的には、光伝送媒体12の厚さが1.0mm、幅が
5.8mmの場合、光ファイバ26から光伝送媒体12
に入射される信号光の発散角は28度である。この時、
光伝送媒体12の長さLが3W/tanθ=3×5.8
/tan28°=32.7(mm)以上であれば、各光
ファイバ24で結合された信号光の強度は均一になり、
均一性は1.4%となる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の受光手段の取り付け位置がずれていても結合効率
が変化せず、各受光手段の受光強度の均一性が低下する
のを防ぐことができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る光伝送装置の概略構成図
である。
【図2】 図1の要部側面図である。
【図3】 第1実施形態に係る光伝送装置の光伝送媒体
と受光素子との位置関係について説明するための図であ
る。
【図4】 第1実施形態に係る光伝送装置の光伝送媒体
と受光素子との位置関係について説明するための図であ
る。
【図5】 第2実施形態に係る光伝送装置の光伝送媒体
と受光素子との位置関係について説明するための図であ
る。
【図6】 第2実施形態に係る光伝送装置の光伝送媒体
と受光素子との位置関係について説明するための図であ
る。
【図7】 第3実施形態に係る光伝送装置の光伝送媒体
と受光素子との位置関係について説明するための図であ
る。
【図8】 第3実施形態に係る光伝送装置の光伝送媒体
と受光素子との位置関係について説明するための図であ
る。
【図9】 第4実施形態に係る光伝送装置の光伝送媒体
と受光素子との位置関係について説明するための図であ
る。
【図10】 第4実施形態に係る光伝送装置の光伝送媒
体と受光素子との位置関係について説明するための図で
ある。
【図11】 第5実施形態に係る光伝送装置の光伝送媒
体と受光素子との位置関係について説明するための図で
ある。
【図12】 第5実施形態に係る光伝送装置の光伝送媒
体と受光素子との位置関係について説明するための図で
ある。
【図13】 (A)は第1実施例に係る光伝送装置の平
面図、(B)は(A)の側面図である。
【図14】 (A)は第2実施例に係る光伝送装置の平
面図、(B)は(A)の側面図である。
【図15】 (A)は第3実施例に係る光伝送装置の平
面図、(B)は(A)の側面図である。
【図16】 (A)は従来における光伝送装置の斜視
図、(B)は(A)の側面図である。
【図17】 (A)は光伝送媒体12の出射端での強度
の均一化について説明するための図、(B)は光伝送媒
体12の出射端での強度の均一化について説明するため
の線図である。
【符号の説明】
10 光伝送装置 12 光伝送媒体 14 光拡散部 16 発光素子 18 受光素子 20 位置決め機構 22 受光素子群 24、26 光ファイバ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/12 (72)発明者 高梨 紀 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 廣田 匡紀 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 経塚 信也 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 上村 健 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 岡田 純二 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 山田 秀則 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 舟田 雅夫 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 CA06 DA11 2H047 LA16 MA05 MA07 5K002 AA07 BA31 FA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号光を伝送するための光伝送媒体と、
    前記光伝送媒体の一端面側に配置され、かつ前記信号光
    を発光する少なくとも1つの発光手段と、前記光伝送媒
    体の他端面側に前記光伝送媒体の幅方向に沿って配置さ
    れ、かつ前記光伝送媒体により伝送された信号光を受光
    する複数の受光手段と、を備えた光伝送装置において、 前記光伝送媒体と前記受光手段とを離間して設け、かつ
    前記光伝送媒体から出射される光の発散角、及び前記受
    光手段の最大受光角に基づいて前記光伝送媒体と前記受
    光手段との離間距離を定めたことを特徴とする光伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記受光手段の受光面の前記光伝送媒体
    の厚み方向における長さが前記光伝送媒体から出射され
    る信号光の前記厚み方向の照射範囲よりも小さい場合に
    おいて、 前記光伝送媒体の厚みをt、前記受光手段の受光面の前
    記厚み方向における長さをd、前記受光手段の前記厚み
    方向における取り付け位置のずれ量をp、前記光伝送媒
    体の前記厚み方向における発散角をθ、前記受光手段の
    前記厚み方向における最大受光角をΨ、及び前記光伝送
    媒体と前記受光手段との離間距離をsとして、前記離間
    距離sを、 s・tanθ≧(d−t)/2+p (θ<Ψ) s・tanΨ≧(d―t)/2+p (θ≧Ψ) の条件を満たすように定めたことを特徴とする請求項1
    記載の光伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記受光手段の受光面の前記光伝送媒体
    の厚み方向における長さが前記光伝送媒体から出射され
    る信号光の前記厚み方向の照射範囲以上の場合におい
    て、 前記光伝送媒体の厚みをt、前記受光手段の受光面の前
    記厚み方向における長さをd、前記受光手段の前記厚み
    方向における取り付け位置のずれ量をp、前記光伝送媒
    体の前記厚み方向における発散角をθ、前記受光手段の
    前記厚み方向における最大受光角をΨ、及び前記光伝送
    媒体と前記受光手段との離間距離をsとして、前記離間
    距離sを、 s・tanθ≦(d−t)/2−p (θ<Ψ) s・tanΨ≦(d―t)/2−p (θ≧Ψ) の条件を満たすように定めたことを特徴とする請求項1
    記載の光伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記受光手段の受光面の前記光伝送媒体
    の厚み方向における長さが前記光伝送媒体の前記厚み方
    向における信号光の強度が一定の範囲よりも小さい場合
    において、 前記光伝送媒体の厚みをt、前記受光手段の受光面の前
    記厚み方向における長さをd、前記受光手段の前記厚み
    方向における取り付け位置のずれ量をp、前記光伝送媒
    体の前記厚み方向における発散角をθ、前記受光手段の
    前記厚み方向における最大受光角をΨ、及び前記光伝送
    媒体と前記受光手段との離間距離をsとして、前記離間
    距離sを、 s・tanθ≦(t−d)/2−p (θ<Ψ) s・tanΨ≦(t−d)/2−p (θ≧Ψ) の条件を満たすように定めたことを特徴とする請求項1
    記載の光伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記光伝送媒体の幅をW、前記受光手段
    の受光面の前記光伝送媒体の幅方向における長さをd、
    前記複数の受光手段を受光群とした時の該受光群の前記
    幅方向における取り付け位置のずれ量をv、前記光伝送
    媒体の前記幅方向における発散角をφ、前記受光手段の
    前記幅方向における最大受光角をΨ、前記受光手段の数
    をN、前記受光手段の配置間隔をa、及び前記光伝送媒
    体と前記受光手段との離間距離をsとして、前記離間距
    離sを、 s・tanφ≧[N(d+a)−a−W]/2+v
    (θ<Ψ) s・tanΨ≧[N(d+a)−a−W]/2+v
    (θ≧Ψ) の条件を満たすように定めたことを特徴とする請求項1
    記載の光伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の受光手段を受光群とした時の
    該受光群の前記幅方向における長さが前記光伝送媒体の
    前記厚み方向における信号光の強度が一定の範囲よりも
    小さい場合において、 前記光伝送媒体の幅をW、前記受光手段の受光面の前記
    光伝送媒体の幅方向における長さをd、前記受光群の前
    記幅方向における取り付け位置のずれ量をv、前記光伝
    送媒体の前記幅方向における発散角をφ、前記受光手段
    の前記幅方向における最大受光角をΨ、前記受光手段の
    数をN、前記受光手段の配置間隔をa、及び前記光伝送
    媒体と前記受光手段との離間距離をsとして、前記離間
    距離sを、 s・tanφ≦[W−N(d+a)+a]/2−v
    (θ<Ψ) s・tanΨ≦[W−N(d+a)+a]/2−v
    (θ≧Ψ) の条件を満たすように定めたことを特徴とする請求項1
    記載の光伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記光伝送媒体と前記受光手段とを前記
    離間距離で離間して接続する接続手段をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記
    載の光伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007003817A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Fujitsu Ltd 光導波路構造体、光モジュールおよびレンズアレイ
JP2007094209A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Rohm Co Ltd 光受信装置

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