JP2002039831A - ガスメータ、換気機器およびガス計量監視システム - Google Patents

ガスメータ、換気機器およびガス計量監視システム

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JP2002039831A
JP2002039831A JP2000219657A JP2000219657A JP2002039831A JP 2002039831 A JP2002039831 A JP 2002039831A JP 2000219657 A JP2000219657 A JP 2000219657A JP 2000219657 A JP2000219657 A JP 2000219657A JP 2002039831 A JP2002039831 A JP 2002039831A
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gas
air amount
amount
introduced air
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Masatomo Kobayashi
賢知 小林
Masa Ishimoto
雅 石本
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ガスの不完全燃焼等の異常事態を早期に
検知し、燃料ガスを利用する消費者の安全性および利便
性を向上させることが可能なガスメータ、換気機器およ
びガス計量監視システムを提供する。 【解決手段】 ガスGの消費量を測定し、ガスGを燃焼
させるために必要な空気量(理論空気量K1)を演算す
る。また、換気扇30から出力される稼動信号S1に基
づいて、換気扇30の稼動により消費者宅1の内部に導
入された空気量(導入空気量K2)を演算する。導入空
気量K2が理論空気量K1よりも小さいときに、不適正
なガスGの消費状態を認識したと判断し、ガス器具20
に対するガスGの供給を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料ガスの流量を
測定するためのガスメータ、消費者宅の換気を行うため
の換気機器、これらのガスメータおよび換気機器を含ん
で構成され、燃料ガスを利用する消費者の安全を監視す
るためのガス計量監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消費者による家庭用燃料ガス(以
下、単に「ガス」ともいう。)の消費量(ガス流量)を
測定するために、膜式流量計やフルイディック流量計等
の流量計を用いたガスメータが実用化されている。最近
では、ガスの消費量を測定する他、ガスを利用する消費
者の安全を確保するためにガスの消費状態を監視する機
能(保安機能)を有するものも知られている。保安機能
を有するガスメータは、例えば、ガスの消費状態を検出
した時点からクロック信号に基づいて時間計測を開始
し、このときの計測時間が所定の時間(継続許容時間)
に到達したときに、ガス供給の遮断や警告音の発令など
の警告動作を行うようになっている(継続許容時間認識
遮断)。この「継続許容時間」は、例えば、消費者宅内
に設置されている複数のガス器具(ガス燃焼機器;例え
ばガスレンジ,ガス暖房器,ガス湯沸し器等)ごとに予
め設定され、RAM(Random Access Memory)などの記
憶媒体に格納されている。ガスメータが保安機能を実行
する際には、ガス消費パターン(ガス消費量およびその
立ち上がり状況等)に基づいて稼動しているガス器具の
種類(例えば、ガスレンジ等)を判断し、ガス器具の種
類やそのガス消費量等に対応した特定の継続許容時間を
選択するようになっている。なお、ガスメータは、いず
れのガス器具のガス消費パターンにも該当しないような
ガスの消費状態を検出したときにも警告動作を行うよう
になっている。
【0003】この種のガスメータによれば、ガス漏れ、
ガス器具の故障およびガス器具の消し忘れなどの異常事
態が検知される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガスを利用
する消費者の安全性を向上させるためには、警告動作を
可能な限り速やかに行うことが必要である。このような
要請は、特に、ガスの不完全燃焼等の異常事態の発生に
起因して消費者宅内に一酸化炭素ガスなどが充満するよ
うな場合に必須となり、近年、住居内の保温性や防音性
を確保すべく、高気密タイプの住宅が普及している状況
からも当然と言える。現在のところ、ガスの利用時にお
ける消費者宅内の換気は、消費者が必要に応じて換気扇
等を稼動させることにより行われている。
【0005】しかしながら、従来のガスメータでは、消
費者宅内の換気状況を加味せず、ガス器具の種類等に応
じて一義的に設定された継続許容時間に基づいて異常事
態の発生の判定を行っているため、警告動作が行われる
までに長時間(継続許容時間)を要するという問題があ
った。この問題は、特に、今後益々増加の傾向にある高
気密タイプの住宅などにおいて、警告動作が行われる前
に消費者宅内に一酸化炭素ガスなどが充満してしまうよ
うな状況の発生が想定される場合に重要視されるものと
思われる。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ガスの不完全燃焼等の異常事態を早
期に検知し、ガスを利用する消費者の安全性および利便
性を向上させることが可能なガスメータ、換気機器およ
びガス計量監視システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガスメータは、
1または2以上のガス燃焼機器によって消費される燃料
ガスの流量を測定する流量測定手段と、消費者宅の内部
へ導入された導入空気量を演算する第1の演算手段と、
流量測定手段によって測定された燃料ガスの流量に基づ
いて、この燃料ガスを燃焼させるために必要な理論空気
量を演算する第2の演算手段と、第1の演算手段によっ
て演算された導入空気量および第2の演算手段によって
演算された理論空気量に基づいて導入空気量が理論空気
量よりも小さいかどうかを判定する判定手段と、判定手
段によって導入空気量が理論空気量よりも小さいと判定
されたときに1または2以上のガス燃焼機器に対する燃
料ガスの供給を遮断する遮断手段とを備えるようにした
ものである。
【0008】本発明のガスメータでは、流量測定手段に
より1または2以上のガス燃焼機器によって消費される
燃料ガスの流量が測定され、第1の演算手段により消費
者宅の内部に導入された導入空気量が演算され、第2の
演算手段により燃料ガスを燃焼させるために必要な理論
空気量が演算される。そして、判定手段により導入空気
量が理論空気量よりも小さいと判定されたときに、遮断
手段により1または2以上のガス燃焼機器に対する燃料
ガスの供給が遮断される。
【0009】本発明のガスメータでは、さらに、導入空
気量を変更させる導入空気量変更手段を備え、この導入
空気量変更手段が、判定手段によって導入空気量が理論
空気量よりも小さいと判定されたときに導入空気量を最
大導入空気量となるまで増大させ、第1の演算手段が、
さらに、導入空気量変更手段によって増大された最大導
入空気量を演算し、判定手段が、さらに、最大導入空気
量が理論空気量よりも小さいかどうかを判定し、遮断手
段が、さらに、判定手段によって最大導入空気量が理論
空気量よりも小さいと判定されたときに1または2以上
のガス燃焼機器に対する燃料ガスの供給を遮断するよう
にしてもよい。
【0010】また、本発明のガスメータでは、導入空気
量変更手段が、判定手段によって導入空気量が理論空気
量よりも大きいと判定されたときに理論空気量以上の範
囲内において導入空気量を減少させるようにしてもよ
い。
【0011】本発明のガスメータでは、さらに、外部の
端末機器と電子通信回線を介して相互に通信するための
通信端末手段を備えるようにしてもよい。このような場
合には、電子通信回線としてインターネットまたは電話
回線のいずれか一方を用いるようにするのが好ましい。
【0012】本発明の換気機器は、消費者宅の内部から
外部への空気の排気および外部から内部への空気の導入
を行う換気機器であって、換気制御を行うと共に稼動時
に外部に対して稼動信号を出力する換気制御手段を備え
るようにしたものである。
【0013】本発明の換気機器では、換気制御手段によ
り、換気制御が行われると共に稼動時に外部に対して稼
動信号が出力される。
【0014】本発明の換気機器では、稼動信号が稼動状
況に関する情報を含むようにしてもよい。
【0015】本発明のガス計量監視システムは、ガスメ
ータおよび換気機器を含んで構成されたガス計量監視シ
ステムであって、ガスメータによる処理内容が、1また
は2以上のガス燃焼機器により消費される燃料ガスの流
量を測定する第1のステップと、この燃料ガスの流量に
基づいて燃料ガスを燃焼させるために必要な理論空気量
を演算する第2のステップと、換気機器により消費者の
内部に導入された導入空気量を演算する第3のステップ
と、導入空気量が理論空気量よりも小さいかどうかを判
定する第4のステップと、導入空気量が理論空気量より
も小さいと判定したときに1または2以上のガス燃焼機
器に対する燃料ガスの供給を遮断する第5のステップと
を含むようにしたものである。
【0016】本発明のガス計量監視システムでは、ガス
メータにより、第1のステップにおいて、1または2以
上のガス燃焼機器により消費される燃料ガスの流量が測
定され、第2のステップにおいて、燃料ガスの流量に基
づいて燃料ガスを燃焼させるために必要な理論空気量が
演算され、第3のステップにおいて、換気機器により消
費者の内部に導入された導入空気量が演算される。ま
た、第4のステップにおいて、導入空気量が理論空気量
よりも小さいかどうかが判定され、第5のステップにお
いて、導入空気量が理論空気量よりも小さいと判定した
ときに1または2以上のガス燃焼機器に対する燃料ガス
の供給が遮断される。
【0017】本発明のガス計量監視システムでは、さら
に、導入空気量が理論空気量よりも小さい判定したとき
に導入空気量を最大導入空気量となるまで増大させる第
6のステップを含み、第3のステップにおいて、さら
に、第6のステップにおいて増大された最大導入空気量
を演算し、第4のステップにおいて、さらに、最大導入
空気量が理論空気量よりも小さいかどうかを判定し、第
5のステップにおいて、さらに、最大導入空気量が理論
空気量よりも小さいときに1または2以上のガス燃焼機
器に対する燃料ガスの供給を遮断するようにしてもよ
い。
【0018】また、本発明のガス計量監視システムで
は、さらに、導入空気量が理論空気量よりも大きいと判
定したときに理論空気量以上の範囲内において導入空気
量を減少させる第7のステップを含むようにしてもよ
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施の形態に係る「ガ
ス計量監視システム」としてのガス計量監視システム1
00の概略構成を表すものである。なお、本実施の形態
に係る「ガスメータ」としてのガスメータ10および
「換気機器」としての換気扇30は、それぞれ図1に示
したガス計量監視システム100の構成要素のうちの一
つであるので、以下で併せて説明する。
【0021】ガス計量監視システム100は、例えば、
消費者宅1に設置されたガスメータ10および換気扇3
0と、遠隔地に存在する監視センタ50内に設置された
ホストコンピュータ51とを含んで構成されている。こ
れらの構成要素のうち、例えば、ガスメータ10とホス
トコンピュータ51とは通信線60を介して互いに接続
されており、インターネット40を介して相互に通信可
能になっている。なお、図1では示していないが、ホス
トコンピュータ51は、複数の消費者宅1に設置された
複数のガスメータ10とインターネット40を介して接
続されているものとする。ここで、「ホストコンピュー
タ51」が、本発明における「端末機器」の一具体例に
対応する。
【0022】配管Hは、ガスGの供給元である本管から
分岐したものであり、消費者宅1の内部に設置されたガ
ス器具20に接続されている。ガスメータ10は、主
に、配管H中を流れるガスGの流量を測定することを目
的として、例えば、消費者宅1の外壁近傍に設置されて
いる。このガスメータ10は、特に、ガスGの流量を測
定する他、換気扇30から出力される稼動信号S1を取
り込み、稼動信号S1に含まれている換気扇30の稼動
データに基づいて消費者宅1の内部の換気状態を認識す
るようになっている。ガスメータ10による消費者宅1
の内部の換気状態の認識に関する詳細については、後述
する。なお、図1では示していないが、消費者宅1の内
部には、複数のガス器具20が設置されているものとす
る。
【0023】換気扇30は、主に、消費者宅1の内部を
換気するためのものであり、例えば、ガス器具20が設
置されている部屋(例えば台所等)の外壁に設置されて
いる。この換気扇30は、例えば、消費者宅1の内部と
外部とを連通させるための排気口31と、この排気口3
1の内部に配設された回転可能なファン32とを備えて
いる。ガス器具20の使用時などにおいて、消費者が換
気扇30を稼動させることにより、ファン32が回転
し、消費者宅1の内部の空気を排気口31を通じて外部
に排出すると共に、外部の空気を消費者宅1の内部に導
入するようになっている。このとき、換気扇30によっ
て消費者宅1の外部に排出される空気は、例えば、消費
者がガス器具20を使用した際に生じた煙、二酸化炭
素、一酸化炭素および不燃ガスGなどを含むものであ
り、一方、消費者宅1の内部に導入される空気は、上記
の煙等を含まず、酸素(O2 )を十分に含んだものであ
る。この換気扇30は、通信線70を介してガスメータ
10と接続されており、ガスメータ10に対して稼動信
号S1や稼動限界信号S6を出力すると共に、ガスメー
タ10から出力される減少指示信号S4や増大指示信号
S5を取り込むようになっている。
【0024】ホストコンピュータ51は、消費者宅1に
おけるガスGの利用状態を監視するためのものであり、
例えば、業務用の大型コンピュータよりなるものであ
る。このホストコンピュータ51は、監視センタ50に
駐留するガス事業者等によって操作可能になっており、
異常事態の発生時にガスメータ10から出力される警告
情報I等を取り込むと共に、必要に応じてガスメータ1
0に対して警告解除信号S3を出力するようになってい
る。
【0025】図2は、図1に示したガス計量監視システ
ム100を構成する各ユニットの詳細な構成例を表すも
のである。以下では、図2を参照して、各ユニットの構
成例について順に説明する。図2において、図1に示し
た構成要素と同一の部分には、同一の符号を付すものと
する。
【0026】まず、ガスメータ10は、筐体の内部に、
配管H中を流れるガスGの流量を測定するための計量部
11と、ガスGの圧力を検出するための圧力センサ12
と、ガスメータ10全体の動作を制御するためのCPU
13(Central ProccessingUnit;中央演算処理装置)
と、各種情報を格納するためのRAM14と、時間計測
を行うためのクロック15と、CPU13等に電力供給
を行うためのリチウムバッテリ16と、ガスメータ10
よりも下流側へのガスGの供給状態を切り替えるための
遮断弁17と、CPU13とインターネット40とを接
続させるための通信端末部18とを備えている。また、
筐体の外側の表面には、ガスメータ10に関する各種情
報を表示するための表示部19が設けられている。ここ
で、計量部11が、本発明における「流量測定手段」の
一具体例に対応し、遮断弁17が、本発明における「遮
断手段」の一具体例に対応する。
【0027】計量部11は、配管H中を流れるガスGの
流量に応じて、CPU13に対して流量信号を出力する
ようになっている。計量部11としては、例えば、フル
イディック素子を用いることができる。
【0028】圧力センサ12は、配管H中を流れるガス
Gの圧力を検出し、検出した圧力データPをCPU13
に対して出力するようになっている。圧力センサ12と
しては、例えば、圧力によって生じた歪みに対応した電
圧を発生する圧電膜センサなどを用いることができる。
【0029】CPU13は、例えば、クロック15から
出力されるクロック信号に基づいて、所定の時間間隔毎
に、計量部11から出力される流量信号を取り込むと共
に、圧力センサ12から出力される圧力データPを取り
込むようになっている。CPU13は、取り込んだ流量
信号に基づいてガスGの瞬時流量Q1を繰り返し演算す
ると共に、その演算タイミングごとに過去に取得した瞬
時流量Q1を積算し、ガスGの積算流量Q2を演算す
る。CPU13は、流量データ(Q1,Q2)および圧
力データPを表示部19に対して出力すると共に、随時
RAM14に格納する。
【0030】また、CPU13は、ガスGの不完全燃焼
などの異常事態を検知することを目的とした以下のよう
な保安機能を有している。すなわち、CPU13は、ガ
スGの流量パターン(瞬時流量Q1およびその立ち上が
りパターン等)に基づいて、消費者宅1の内部に設置さ
れている複数のガス器具20(例えばガスレンジ,ガス
暖房器,ガス湯沸し器等)の中から稼動しているガス器
具(例えばガスレンジ)を判断する。そして、CPU1
3は、稼動しているガス器具20の種類を判断すると共
に、そのガス器具20が屋内排気型または屋外排気型の
いずれの排気機構を有するものであるかを判断する。屋
内排気型のガス器具20の稼動状態を認識した際には、
CPU13は、先に演算した流量データ(瞬時流量Q1
または積算流量Q2)に基づいて、ガスGの流量に対応
する空気量、すなわちガスGを完全燃焼させるために必
要な空気量(以下、「理論空気量K1」という。)を演
算する。消費者によるガスGの消費量が大きいほど、理
論空気量K1も大きくなる。なお、稼動中のガス器具2
0を判断するための「ガス器具判断情報」(消費者宅1
の内部に設置されているガス器具20の種類,各ガス器
具20の稼動時におけるガスGの流量パターン等)、各
ガス器具20の排気機構を判断するための「排気機構判
断情報」および理論空気量K1を演算するための「演算
関数」などは、例えば、ガス事業者等によってガスGの
利用開始時に予め設定され、RAM14に格納されてい
る。
【0031】CPU13は、上記した「理論空気量K
1」の演算処理と並行して、「導入空気量K2」の演算
処理も行うようになっている。すなわち、CPU13
は、換気扇30から出力される稼動信号S1を取り込
み、この稼動信号S1に含まれている稼動データ(ファ
ン32の回転数等)に基づいて、換気扇30の稼動によ
り消費者宅1の内部に導入された空気量(以下、「導入
空気量K2」という。)を演算する。なお、導入空気量
K2を演算するための「演算関数」は、例えば、消費者
宅1の内部の容積や換気扇30の稼動による消費者宅1
の内部の換気率(消費者宅1の内部〜外部間における空
気の交換率)などの情報に基づいてガス事業者等によっ
てガスGの利用開始時に予め設定され、RAM14に格
納されている。換気扇30の稼動時間が長く、ファン3
2の回転数が大きいほど、導入空気量K2も大きくな
る。
【0032】なお、屋外排気型のガス器具20を認識し
た際には、CPU13は、例えば、理論空気量K1の演
算処理を行わず、導入空気量K2の演算処理のみを行う
ようになっている。
【0033】理論空気量K1および導入空気量K2を演
算したのち、CPU13は、理論空気量K1と導入空気
量K2とを比較するようになっている。
【0034】導入空気量K2が理論空気量K1よりも大
きい場合には、CPU13は、ガス器具20に対して供
給されたガスGを完全燃焼させるために必要な十分な空
気量が消費者宅1の内部に存在しているものと判断し、
換気扇30に対して減少指示信号S4を出力する。この
減少指示信号S4は、換気扇30の稼動電力を節約すべ
く、換気扇30に対してファンの回転数の減少を指示す
るためのものである。この減少指示信号S4に応じて、
換気扇30の回転数が減少し、理論空気量K1以上の範
囲内において導入空気量K2が減少することとなる。
【0035】一方、導入空気量K2が理論空気量K1よ
りも小さい場合には、CPU13は、ガスGを完全燃焼
させるための空気量が不足しており、ガスGの不完全燃
焼により消費者宅1の内部に一酸化炭素ガス等が滞留す
る可能性があるものと判断し、換気扇30に対して増大
指示信号S5を出力する。この増大指示信号S5は、換
気扇30に対してファンの回転数の増大を指示するため
のものである。この増大指示信号S5に応じて、換気扇
30のファン32の回転数が増大し、導入空気量K2が
増大することとなる。このとき、CPU13は、換気扇
30に対して増大指示信号S5を複数回に渡って出力
し、増大指示信号S5の出力タイミングごとに導入空気
量K2を段階的に増大させるようになっている。そし
て、CPU13は、増大指示信号S5の出力タイミング
ごとに導入空気量K2の再演算および再演算した導入空
気量K2と理論空気量K1との比較を繰り返し行い、導
入空気量K2が理論空気量K1以上となった時点におい
て、ガスGを燃焼させるための十分な空気量を確保した
ものと判断し、一連の比較作業を中止する。導入空気量
K2の最大値(最大導入空気量)が理論空気量K1以上
とならず、換気扇30から出力される稼動限界信号S6
を検出した場合には、CPU13は、換気扇30のファ
ン32の回転数等が最大回転数に達してしまい、ガスG
を燃焼させるための空気量を確保することができないも
のと判断し、一連の警告動作を行うようになっている。
この「警告動作」としては、例えば、警報の発令,遮断
弁17に対する弁駆動信号S2の出力(換気量認識遮
断),監視センタ50内のホストコンピュータ51およ
び表示部19に対する警告情報Iの出力などである。
【0036】なお、導入空気量K2と理論空気量K1と
の比較時において、例えば、導入空気量K2が理論空気
量K1の1.0〜1.1倍程度の範囲内(1.0K1≦
K2≦1.1K1)であった場合には、CPU13は、
導入空気量K2が十分でないものと判断して警告音を発
令し、消費者に対して換気作業(例えば、窓を開けて換
気を行う)などを促すようになっている。ここで、CP
U13が、本発明における「第1の演算手段」,「第2
の演算手段」,「判定手段」,「導入空気量変更手段」
の一具体例に対応する。
【0037】引き続き、図2を参照して、ガス計量監視
システム100の各ユニットの詳細な構成例について説
明する。遮断弁17は、CPU13から出力される弁駆
動信号S2に応じて駆動し、ガス器具20に対するガス
Gの供給を遮断するようになっている。
【0038】通信端末部18は、CPU13から出力さ
れる接続要求信号に応じて、CPU13とインターネッ
ト40とを接続させるようになっている。このとき、通
信端末部18は、CPU13から接続要求信号と共に出
力される接続選択信号に応じて、接続選択信号に対応す
る接続先(例えば、ホストコンピュータ51)とCPU
13とをインターネット40を介して接続させるように
なっている。異常事態の発生時には、この通信端末部1
8を介して、ガスメータ10のCPU13から後述する
ホストコンピュータ51のCPU52に対して警告情報
Iが送信されることとなる。もちろん、この通信端末部
18を介して、必要に応じてホストコンピュータ51の
CPU52から送信されてくる指示信号(例えば、後述
する警告解除信号S3)などをガスメータ10のCPU
13に取り込むことも可能である。
【0039】表示部19は、例えば表示パネル等よりな
るものであり、ガスGの流量データ(瞬時流量Q1,積
算流量Q2)および圧力データP等を表示するようにな
っている。特に、この表示部19は、異常事態の発生時
において、CPU13から出力される警告情報Iを表示
し、消費者に対して異常事態の発生状況等を伝達するよ
うになっている。消費者またはガス事業者等は、表示部
19を目視にて確認することにより、ガスGの利用状況
を把握することができる。
【0040】次に、換気扇30は、ファン32等の動作
を制御するためのCPU33を備えている。このCPU
33は、換気扇30の稼動状況に関する稼動データ(フ
ァン32の回転数等)を取り込み、換気扇30の稼動期
間に渡り、取り込んだ稼動データを稼動信号S1として
ガスメータ10のCPU13に対して出力する。また、
CPU33は、ガスメータ10から出力される増大指示
信号S4に応じてファン32の回転数を増大させたり、
減少指示信号S5に応じてファン32の回転数を減少さ
せる。特に、このCPU33は、ファン32の回転数が
最大に達したときには、ガスメータ10に対して稼動限
界信号S6を出力する。ここで、CPU33が本発明に
おける「換気制御手段」の一具体例に対応する。
【0041】次に、監視センタ50内に設置されたホス
トコンピュータ51は、各種情報および信号の入出力を
行うためのCPU52と、このCPU52とガスメータ
10のCPU13とをインターネット40を介して接続
させるための通信端末部53とを備えている。
【0042】ホストコンピュータ51に搭載されている
通信端末部53は、ガスメータ10に搭載されている通
信端末部18と同様の機能を有するものである。すなわ
ち、ガス事業者等は、例えばキーボード等を操作してホ
ストコンピュータ51を稼動させることにより、ホスト
コンピュータ51のCPU52とガスメータ10のCP
U13との間でインターネット40を介して各種情報お
よび指示信号の送受信を行うことができるようになって
いる。消費者宅1において異常事態が発生した場合に
は、ホストコンピュータ51に搭載されたモニター画面
に、ガスメータ10から送信される警告情報Iの内容が
表示されるようになっている。
【0043】なお、消費者宅1において発生した異常事
態に対する対処(消費者宅1の換気作業等)が完了した
場合には、例えば、ホストコンピュータ51のCPU5
2からガスメータ10のCPU13に対してインターネ
ット40を介して警告解除信号S3を出力し、遮断弁1
7を駆動させ、ガス器具20に対するガスGの供給を再
開させることが可能になっている。
【0044】次に、図1〜図6を参照して、本実施の形
態に係るガス計量監視システム100の動作について説
明する。ここで、図3は、換気扇30の動作を表す流れ
図であり、図4〜図6は、ガスメータ10の動作を表す
流れ図である。以下では、主に、保安機能(換気量認識
遮断)に係る換気扇30のCPU33およびガスメータ
10のCPU13の動作について、順に説明する。
【0045】このガス計量監視システム100では、ま
ず、換気扇30において、例えば、ガス器具20の使用
時において消費者が換気線30を稼動させることによ
り、ファン32を駆動させる(図3;ステップS10
1)。これにより、消費者宅1の内部の空気が外部に排
出されると共に、消費者宅1の外部の空気が内部に導入
される。ファン32が駆動した際には、換気扇30のC
PU33からガスメータ10のCPU13に対して稼動
信号S1を出力する(図3;ステップS102)。この
稼動信号S1は、換気扇30の稼動状況に関する稼動デ
ータ(ファン32の回転数等)を含むものであり、換気
扇30の稼動期間に渡って出力される。稼動信号S1の
出力中において、換気扇30は、必要に応じてガスメー
タ10から出力される減少指示信号S4または増大指示
信号S5の入力待機状態となる(図3;ステップS10
3,ステップS104)。ガスメータ10から換気扇3
0に対して減少指示信号S4および増大指示信号S5の
いずれも入力されない場合(図3;ステップS103
N,ステップS104N)には、換気扇30は、ファン
32の回転数を維持したまま継続稼動する。
【0046】次に、ガスメータ10において、「理論空
気量K1の演算処理」、「導入空気量K2の演算処
理」、「異常事態の発生に関する判定」および「警告動
作」を行う。
【0047】「理論空気量K1の演算処理」を行う際に
は、まず、計量部11を作動させて、消費者によるガス
Gの消費量(流量)を測定する(図4;ステップS20
1)。続いて、計量部11から出力される流量信号に基
づいてガスGの瞬時流量Q1を演算したのち(図4;ス
テップS202)、この瞬時流量Q1を積算して積算流
量Q2を演算する(図4;ステップS203)。続い
て、先の演算結果(瞬時流量Q1または積算流量Q2)
に基づいて、ガスGの流量パターン(瞬時流量Q1およ
びその変化パターン等)を予め有する「ガス器具判断情
報」と照合させることにより、複数のガス器具20の中
から稼動しているガス器具を判断する(図4;ステップ
S204)。続いて、予め有する「排気機構判断情報」
に基づいて、稼動状態を認識したガス器具20が屋内排
気型のものであるかどうかを判定する(図4;ステップ
S205)。ガス器具20が屋内排気型のものである場
合(図4;ステップS205Y)には、ガスGの流量に
対応する空気量、すなわちガスGを完全燃焼させるため
に必要な空気量(理論空気量K1)を演算する(図4;
ステップS206)。上記の「ガス器具判断情報」およ
び「排気機構判断情報」は、必要に応じてRAM14か
らCPU13に読み込まれる。なお、ガス器具20が屋
外排気型のものである場合(図4;ステップS205
N)には、ガスGの流量測定(図4;ステップS20
1)に回帰する。
【0048】一方、「導入空気量K2の演算処理」を行
う際には、換気扇30から出力された稼動信号S1およ
び予め有する「換気情報」に基づいて、換気扇30の稼
動により消費者宅1の内部に導入された空気量(導入空
気量K2)を演算する(図4;ステップS207)。上
記の「換気情報」は、必要に応じてRAM14からCP
U13に読み込まれる。なお、導入空気量K2の演算処
理は、ガス器具20が使用されず、換気扇30のみが稼
動している場合においても行われる。このような状況の
のち、ガス器具20が使用され、換気扇30が稼動した
際には、新たに演算した導入空気量K2に対して、ガス
器具20の使用前に演算した導入空気量K2が加算され
る。
【0049】続いて、「異常事態の発生に関する判定」
を行う際には、導入空気量K2と理論空気量K1とを比
較する(図5;ステップS208,ステップS20
9)。導入空気量K2と理論空気量K1とが等しい場合
(K2=K1,図5;ステップS208Y)には、ガス
Gの流量測定(図4;ステップS201)に回帰する。
【0050】導入空気量K2が理論空気量K1よりも大
きい場合(K2>K1,図5;ステップS208N,ス
テップS209N)には、ガスGを完全燃焼させるため
に必要な十分な空気量が消費者宅1の内部に存在してい
るものと判断し、換気扇30に対して減少指示信号S4
を出力する。ガスメータ10から出力された減少指示信
号S4が換気扇30に入力されると(図3;ステップS
103Y)、換気扇30のファン32の回転数が減少
し、理論空気量K1以上の範囲内において導入空気量K
2が減少する。
【0051】一方、導入空気量K2が理論空気量K1よ
りも小さい場合(K2<K1,図5;ステップS208
N,ステップS209Y)には、ガスGを完全燃焼させ
るための空気量が不足しており、ガスGの不完全燃焼に
より消費者宅1の内部に一酸化炭素ガス等が滞留する可
能性があるものと判断し、換気扇30に対して増大指示
信号S5を出力する(図5;ステップS210)。ガス
メータ10から出力された増大指示信号S5が換気扇3
0に入力されると(図3;ステップS103N,ステッ
プS104Y)、換気扇30のファン32の回転数が増
大し(図3;ステップS105)、導入空気量K2が増
大する。このとき、増大指示信号S5は換気扇30に対
して複数回に渡って出力され、導入空気量K2は増大指
示信号S5の出力タイミングごとに段階的に増大する。
この導入空気量K2の段階的な増大過程において、増大
指示信号S5の出力タイミングごとに導入空気量K2の
再演算および再演算した導入空気量K2と理論空気量K
1との比較が繰り返し行われる。そして、導入空気量K
2の最大値(最大導入空気量)が理論空気量K1よりも
大きくならず、換気扇30のファン32の回転数が最大
回転数に達してしまった場合(図3;ステップS106
Y)には、換気扇30からガスメータ10に対して稼動
限界信号S6が出力される(図3;ステップS10
7)。ファン32の回転数が最大回転数に達していない
状態(図3;ステップS106N)では、換気扇30
は、ファン32の回転数を維持したまま継続稼動する。
【0052】換気扇30から出力された稼動限界信号S
6がガスメータ10に入力されると(図5;ステップS
211Y)、ガスGを燃焼させるための空気量を確保す
ることができない危険なガスGの消費状態を検知したも
のと判断し、「警告動作」を実行する。この警告動作と
しては、まず、CPU13から遮断弁17に対して弁駆
動信号S2を出力し(図5;ステップS212)、遮断
弁17を駆動させてガス器具20に対するガスGの供給
を遮断する。続いて、CPU13から表示部19に対し
て警告情報Iを出力し(図5;ステップS213)、表
示部19を作動させて警告情報Iを表示する(図5;ス
テップS214)。続いて、警告情報Iを監視センタ5
0内のホストコンピュータ51に対して送信するため
に、CPU13から通信端末部18に対して接続要求信
号を出力し、通信端末部18を作動させてインターネッ
ト40と接続する(図6;ステップS215)。続い
て、CPU13から通信端末部18に対して接続選択信
号を出力し、通信端末部18の接続対応先としてホスト
コンピュータ51の通信端末部53を指定する(図6;
ステップS216)。このとき、CPU13から出力さ
れた接続選択信号は、ホストコンピュータ51の通信端
末部53に入力される。これにより、通信端末部53に
入力された接続選択信号に応じて、ホストコンピュータ
51の通信端末部53とインターネット40とが接続さ
れる。続いて、インターネット40を介してCPU52
と接続し、相互に通信可能となる(図6;ステップS2
17)。この状態において、CPU13からCPU52
に対して警告情報Iが送信され、ホストコンピュータ5
1に搭載されたモニタ画面に警告情報Iが表示される。
【0053】なお、ファン32の回転数が最大回転数に
到達する前に導入空気量K2が理論空気量K1よりも大
きくなり、ガスメータ10に稼動限界信号S6が入力さ
れなかった場合(図5;ステップS211N)には、ガ
スGを燃焼させるための十分な空気量を確保したものと
判断し、ガスGの流量測定(図4;ステップ201)に
回帰する。
【0054】以上説明したように、本実施の形態のガス
計量監視システム100およびガスメータ10では、ガ
スGの消費時において、CPU13が、換気扇30によ
って消費者宅1の内部に導入された導入空気量K2およ
びガスGの流量に対応する(ガスGを完全燃焼させるた
めに必要な)理論空気量K1を演算し、導入空気量K2
が理論空気量K1よりも小さい(K2<K1)ときにガ
スGの不完全燃焼等の異常事態が発生していると判断
し、警告動作を行うようにしている(換気量認識遮断機
構)。このような保安機構によれば、ガスGの消費時間
が継続許容時間に到達したかどうかで異常事態の発生に
関する判定を行っていた従来の場合(継続許容時間認識
遮断機構)よりも、判定に要する時間を短縮することが
できる。また、ガスGの使用時における消費者宅1の内
部の換気状況を加味して異常事態の発生に関する判定を
行うことにより、特に、近年増加の傾向にある高気密型
住宅に適用可能であり、ガスGを利用する消費者の安全
性を向上させることができる。
【0055】また、本実施の形態では、導入空気量K2
が理論空気量K1よりも小さいときにガスメータ10か
ら換気扇30に対して増大指示信号S5を出力し、換気
扇30のファン32の回転数を増大させることにより導
入空気量K2を増大させ、ファン32の回転数が最大回
転数となった状態における導入空気量K2(最大導入空
気量)が理論空気量K1よりも小さいときに警告動作を
行うようにしている。このような場合には、導入空気量
K2が適正かつ自動的に調整されることにより警告動作
の実行頻度が減少するため、ガスGを利用する消費者の
利便性を向上させることができる。
【0056】また、本実施の形態では、導入空気量K2
が理論空気量K1よりも大きいときにガスメータ10か
ら換気扇30に対して減少指示信号S4を出力し、換気
扇30のファン32の回転数を減少させるようにしてい
るので、過剰な導入空気量K2の確保に係る換気扇30
の稼動を抑制し、換気扇30の稼動電力を節約すること
ができる。
【0057】また、本実施の形態では、稼動しているガ
ス器具20の排気機構(屋内排気型,屋外排気型)を判
断し、屋内排気型のガス器具20が稼動している場合に
のみ異常事態の発生に関する判定を行うようにしたの
で、消費者宅1の内部に一酸化炭素ガスなどが滞留する
恐れのない屋外排気型のガス器具20は、保安機能(換
気量認識遮断機構)における警告動作の実行対象外とな
る。これにより、例えば、消費者が意図的に屋外排気型
のガス器具20を長時間に渡って連続稼動させている場
合に、従来の継続許容時間認識遮断機構では、ガスGの
消費時間が継続許容時間に到達した時点で消費者の意志
に反してガス器具20を強制的に停止させてしまうが、
本実施の形態の換気量認識遮断機構では、ガス器具20
を強制的に停止させることがない。したがって、不要な
ガスGの供給の遮断等を回避し、ガスGを利用する消費
者の利便性を向上させることができる。
【0058】また、本実施の形態では、ガスメータ10
が外部と通信するための通信端末部18を備え、異常事
態の発生時に、CPU13から監視センタ50内のホス
トコンピュータ51に対してインターネット40を介し
て警告情報Iを送信するようにしたので、ガス事業者等
は、消費者宅1において発生した異常事態を遠隔地(監
視センタ50)に居ながら早期に発見することができ
る。
【0059】また、本実施の換気扇30では、稼動状況
に関する稼動データ(ファン32の回転数等)を取り込
み、稼動データを含む稼動信号S1を出力するCPU3
3を備えるようにしたので、換気扇30の稼動状況を外
部の機器に対して伝達することができると共に、この換
気扇30を用いてガス計量監視システム100を構築す
ることができる。
【0060】なお、本実施の形態では、ガス計量監視シ
ステム100を構成する各ユニット間を接続させるため
の「電子通信回線」としてインターネット40を用いる
ようにしたが、必ずしもこれに限られるものではない。
電子通信回線としては、上記のインターネット40の
他、例えば、イントラネット、エクストラネット、有線
電話回線(例えば、アナログ回線およびISDN回線
等)、汎用型携帯電話(例えば、iモード通信やPH
S)またはブルートゥースなどの通信媒体を用いるよう
にしてもよい。もちろん、電子通信回線として上記の複
数の通信媒体(例えば、インターネットおよび電話回線
等)を併用するようにしてもよい。上記のいずれの場合
においても、インターネット40を用いた場合と同様の
効果を得ることができる。特に、「電子通信回線」とし
て汎用型携帯電話(以下、単に「携帯電話」という。)
を用いた場合には、ガスメータ10から携帯電話に対し
て警告情報Iが送信されることにより、消費者は外出中
においても異常事態の発生を知ることができる。
【0061】また、本実施の形態では、例えば、消費者
宅1の内部の酸素濃度を測定するための酸素濃度センサ
を配設し、この酸素濃度センサにより測定された酸素濃
度も加味して異常事態の発生の判定を行うようにしても
よい。このような場合には、理論空気量K1に基づいて
さらに理論酸素量(ガスGを完全燃焼させるために必要
な酸素量)を演算し、酸素濃度センサにより実測された
酸素量が理論酸素量よりも小さい場合に警告動作を行う
ようにする。酸素濃度センサによる実測値に基づいて異
常事態の発生の判定を行うようにすることにより、その
判定の信頼性を向上させることができる。なお、酸素濃
度センサとしては、例えば、ガルバニ電池方式、磁気方
式、固体電解質方式または半導体方式のいずれかを用い
ることができる。酸素濃度センサの設置場所としては、
消費者宅1の内部の適宜な箇所、例えば、換気扇30の
排気口31の内部などが好ましい。ここで、上記の酸素
濃度センサが、「酸素濃度測定手段」の一具体例に対応
する。
【0062】また、本実施の形態では、例えば、消費者
宅1の内部に滞留する一酸化炭素などの濃度を測定する
ための一酸化炭素センサを配設し、この一酸化炭素濃度
センサによる測定結果も加味して異常事態の発生の判定
を行うようにしてもよい。このような場合には、例え
ば、消費者宅1の内部の容積や換気扇30による換気効
率等の条件に基づいて、予め一酸化炭素の上限濃度を設
定しておき、一酸化炭素濃度センサによる実測値が上限
濃度に到達した時点で警告動作を行うようにする。一酸
化炭素濃度センサによる実測値に基づいて異常事態の発
生の判定を行うようにすることにより、ガスGを利用す
る消費者の安全性をより向上させることができる。な
お、一酸化炭素濃度センサとしては、例えば、低電位電
解方式、非分散型赤外線方式または半導体方式のいずれ
かを用いることができる。一酸素濃度センサの設置場所
としては、消費者宅1の内部の適宜な箇所、例えば、換
気扇30の排気口31の内部などが好ましい。一酸化炭
素濃度センサの設置場所としては、例えば、換気扇30
の排気口31の内部などが好ましい。ここで、上記の一
酸化炭素濃度センサが、「酸化炭素濃度測定手段」の一
具体例に対応する。
【0063】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
てきたが、本発明は上記実施の形態において説明したも
のに限定されるものではなく、種々の変形が可能であ
る。
【0064】例えば、上記実施の形態では、ガスメータ
10と相互に通信可能な「端末機器」として監視センタ
50内のホストコンピュータ51が設定されている場合
について説明したが、必ずしもこれに限られるものでは
ない。「端末機器」としては、上記したホストコンピュ
ータ51の他、例えば、消費者が操作可能であり、イン
ターネット40と接続可能な汎用型のコンピュータを設
定し、消費者宅1の内部に設置するようにしてもよい。
このような場合には、ホストコンピュータ51に搭載さ
れたモニタ画面に警告情報Iを表示させた場合と同様
に、汎用型のコンピュータに搭載されたモニタ画面にも
警告情報Iを表示させることにより、消費者は警告情報
Iの内容を目視で確認することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項5のいずれか1項に記載のガスメータまたは請求項
8ないし請求項10のいずれか1項に記載のガス計量監
視システムによれば、消費者宅の内部に導入された導入
空気量が燃料ガスを燃焼させるために必要な理論空気量
よりも小さいときに、1または2以上のガス燃焼機器に
対する燃料ガスの供給を遮断するようにしたので、燃料
ガスの不完全燃焼などの異常事態を早期に検知し、燃料
ガスを利用する消費者の安全性を向上させることができ
る。
【0066】特に、請求項2記載のガスメータまたは請
求項9記載のガス計量監視システムによれば、導入空気
量が理論空気量よりも小さいときに導入空気量を最大導
入空気量となるまで増大させ、最大導入空気量が理論空
気量よりも小さいときに1または2以上のガス燃焼機器
に対する燃料ガスの供給を遮断するようにしたので、導
入空気量が適正かつ自動的に調整されることにより警告
動作の実行頻度が減少するため、燃料ガスを利用する消
費者の利便性を向上させることができる。
【0067】また、請求項3記載のガスメータまたは請
求項10記載のガス計量監視システムによれば、導入空
気量が理論空気量よりも大きいときに、理論空気量以上
の範囲内において導入空気量を減少させるようにしたの
で、過剰な導入空気量の確保に係る換気機器の稼動を抑
制し、換気機器の稼動電力を節約することができる。
【0068】また、請求項4記載のガスメータによれ
ば、さらに、外部の端末機器と電子通信回線を介して相
互に通信するための通信端末部を備えるようにしたの
で、異常事態の発生時に、その発生状況等を外部の端末
機器に対して送信することができると共に、このガスメ
ータを利用して上記のようなガス計量監視システムを構
築することができる。
【0069】請求項6または請求項7に記載の換気機器
によれば、稼動時に外部に対して稼動信号を出力する換
気制御手段を備えるようにしたので、換気機器の稼動・
非稼動を外部に伝達することができると共に、この換気
機器を利用して上記のようなガス計量監視システムを構
築することができる。
【0070】特に、請求項7記載の換気機器によれば、
稼動信号が稼動状況に関する情報を含むようにしたの
で、換気機器の稼動状況に関するファンの回転数などの
情報を外部に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るガス計量監視システ
ムの概略構成を表すブロック図である。
【図2】図1に示したガス計量監視システムを構成する
各ユニットの詳細な構成例を表すブロック図である。
【図3】換気扇の動作を説明するための流れ図である。
【図4】ガスメータの動作を説明するための流れ図であ
る。
【図5】図4に続く動作を説明するための流れ図であ
る。
【図6】図5に続く動作を説明するための流れ図であ
る。
【符号の説明】
1…消費者宅、10…ガスメータ、11…計量部、12
…圧力センサ、13,33,52…CPU、14…RA
M、15…クロック、16…リチウムバッテリ、17…
遮断弁、18,53…通信端末部、19…表示部、20
…ガス器具、30…換気扇、31…排気口、32…ファ
ン、40…インターネット、50…監視センタ、51…
ホストコンピュータ、60,70…通信線、100…ガ
ス計量監視システム、G…ガス、H…配管、I…警告情
報、S1…稼動信号、S2…弁駆動信号、S3…警告解
除信号、S4…減少指示信号、S5…増大指示信号、S
6…稼動限界信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 1/00 G01F 1/00 Y 3K003 T 3K068 15/06 15/06 3L056 G01N 27/12 G01N 27/12 A 27/416 G08C 19/00 301A 27/409 25/00 F G08C 19/00 301 G01N 27/46 331 25/00 381 27/58 B Fターム(参考) 2F030 CB01 CC13 CE02 CE04 CE09 CF05 CF11 2F031 AA01 AB01 AE07 2F073 AA11 AB01 BB07 BC01 CC03 CC07 CC08 DD07 EE01 EE11 EF09 FG01 FG02 GG01 GG08 2G004 BG01 BL19 BM09 2G046 AA03 AA07 AA11 BA08 BF07 DC12 EB02 3K003 AA07 AA08 AB02 AB06 AC07 BA04 BB01 CA03 CB05 CC04 DA03 3K068 AA01 BB01 BB12 DA01 DA16 EA03 3L056 BF02 BF06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1または2以上のガス燃焼機器によって
    消費される燃料ガスの流量を測定する流量測定手段と、 消費者宅の内部へ導入された導入空気量を演算する第1
    の演算手段と、 前記流量測定手段によって測定された燃料ガスの流量に
    基づいて、この燃料ガスを燃焼させるために必要な理論
    空気量を演算する第2の演算手段と、 前記第1の演算手段によって演算された導入空気量およ
    び前記第2の演算手段によって演算された理論空気量に
    基づいて、前記導入空気量が前記理論空気量よりも小さ
    いかどうかを判定する判定手段と、 前記判定手段によって前記導入空気量が前記理論空気量
    よりも小さいと判定されたときに、前記1または2以上
    のガス燃焼機器に対する燃料ガスの供給を遮断する遮断
    手段とを備えたことを特徴とするガスメータ。
  2. 【請求項2】 さらに、 前記導入空気量を変更させる導入空気量変更手段を備
    え、 この導入空気量変更手段は、前記判定手段によって前記
    導入空気量が前記理論空気量よりも小さいと判定された
    ときに前記導入空気量を最大導入空気量となるまで増大
    させ、 前記第1の演算手段は、さらに、前記導入空気量変更手
    段によって増大された前記最大導入空気量を演算し、 前記判定手段は、さらに、前記最大導入空気量が前記理
    論空気量よりも小さいかどうかを判定し、 前記遮断手段は、さらに、前記判定手段によって前記最
    大導入空気量が前記理論空気量よりも小さいと判定され
    たときに、前記1または2以上のガス燃焼機器に対する
    燃料ガスの供給を遮断することを特徴とする請求項1記
    載のガスメータ。
  3. 【請求項3】 前記導入空気量変更手段は、前記判定手
    段によって前記導入空気量が前記理論空気量よりも大き
    いと判定されたときに、前記理論空気量以上の範囲内に
    おいて前記導入空気量を減少させることを特徴とする請
    求項2記載のガスメータ。
  4. 【請求項4】 さらに、 外部の端末機器と電子通信回線を介して相互に通信する
    ための通信端末手段を備えたことを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれか1項に記載のガスメータ。
  5. 【請求項5】 前記電子通信回線としてインターネット
    または電話回線のいずれか一方を用いることを特徴とす
    る請求項4記載のガスメータ。
  6. 【請求項6】 消費者宅の内部から外部への空気の排気
    および外部から内部への空気の導入を行う換気機器であ
    って、 換気制御を行うと共に、稼動時に外部に対して稼動信号
    を出力する換気制御手段を備えたことを特徴とする換気
    機器。
  7. 【請求項7】 前記稼動信号は、稼動状況に関する情報
    を含むものであることを特徴とする請求項6記載の換気
    機器。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    に記載のガスメータおよび請求項6または請求項7に記
    載の換気機器を含んで構成されたガス計量監視システム
    であって、 前記ガスメータによる処理内容が、 1または2以上のガス燃焼機器により消費される燃料ガ
    スの流量を測定する第1のステップと、 この燃料ガスの流量に基づいて、燃料ガスを燃焼させる
    ために必要な理論空気量を演算する第2のステップと、 前記換気機器により消費者の内部に導入された導入空気
    量を演算する第3のステップと、 前記導入空気量が前記理論空気量よりも小さいかどうか
    を判定する第4のステップと、 前記導入空気量が前記理論空気量よりも小さいと判定し
    たときに、1または2以上のガス燃焼機器に対する燃料
    ガスの供給を遮断する第5のステップとを含むことを特
    徴とするガス計量監視システム。
  9. 【請求項9】 さらに、 前記導入空気量が前記理論空気量よりも小さい判定した
    ときに前記導入空気量を最大導入空気量となるまで増大
    させる第6のステップを含み、 前記第3のステップにおいて、さらに、前記第6のステ
    ップにおいて増大された最大導入空気量を演算し、 前記第4のステップにおいて、さらに、前記最大導入空
    気量が前記理論空気量よりも小さいかどうかを判定し、 前記第5のステップにおいて、さらに、前記最大導入空
    気量が前記理論空気量よりも小さいときに、1または2
    以上のガス燃焼機器に対する燃料ガスの供給を遮断する
    ことを特徴とする請求項8記載のガス計量監視システ
    ム。
  10. 【請求項10】 さらに、 前記導入空気量が前記理論空気量よりも大きいと判定し
    たときに、前記理論空気量以上の範囲内において前記導
    入空気量を減少させる第7のステップを含むことを特徴
    とする請求項8または請求項9に記載のガス計量監視シ
    ステム。
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