JP2002039814A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP2002039814A
JP2002039814A JP2000225017A JP2000225017A JP2002039814A JP 2002039814 A JP2002039814 A JP 2002039814A JP 2000225017 A JP2000225017 A JP 2000225017A JP 2000225017 A JP2000225017 A JP 2000225017A JP 2002039814 A JP2002039814 A JP 2002039814A
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flow
flow rate
acoustic signal
leak
flow path
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JP2000225017A
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English (en)
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Yasuhiro Umekage
康裕 梅景
Yukinori Ozaki
行則 尾崎
Bunichi Shiba
文一 芝
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、システムの簡素化及び計測精度の向
上。 【解決手段】 流路6に設けられた送受信手段7、8の
少なくとも一方によって検出される音響信号を用いて、
流量検出を行う流量検出手段10と漏洩検出を行う漏洩
判別手段13とを兼ね備え、流量検出に使用する送受信
手段により流量検出と漏洩検出を1つのセンサで兼用し
ている。これによって、小型化やシステムの簡素化が容
易にできるとともに、漏洩判別手段13と送受信手段
7、8とを近づけることができるのでノイズなどの影響
を低下させて漏洩の検出精度を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を利用して
気体や液体などの流量を計測する流量計を用いて漏洩を
検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の流量計は、実開昭64−2
7638号公報のようなものが知られていた。以下、そ
の構成について図10を参照しながら説明する。
【0003】図16に示すように、水道管1に接続して
水道使用量を積算する流量計量部2と、この流量計量部
2に接続されて漏水に伴う機械振動または水中音圧振動
を電気信号に変換するセンサ3と、このセンサ3からの
信号を別置された漏水検出装置4に接続するケーブル5
とを備えた。
【0004】上記構成において、流量計量部2に接続さ
れたセンサ3で漏水に伴う機械振動または水中音圧振動
を検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、流量計測部と漏洩検出センサをそれぞれ設け
なければならず、小型化やシステムの簡素化ができない
という課題があった。また、ケーブルで漏水検出装置ま
で信号を送らなければならず、ケーブル上の信号にノイ
ズなどが誘起され計測精度を低下させる課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、流路に設けられて音響信号を送受信する1
対の送受信手段と、前記流路内を伝搬した音響信号の伝
搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段の値に基づ
いて流量を検出する流量検出手段と、前記1対の送受信
手段の少なくとも一方によって検出される音響信号を用
いて漏洩を判別する漏洩判別手段とを備えた構成とし
た。
【0007】上記発明によれば、流量検出に使用する送
受信手段により流量検出と漏洩検出を1つのセンサで兼
用することができ、小型化やシステムの簡素化が容易に
できるとともに、漏洩判別手段と送受信手段を近づける
ことができるのでノイズなどの影響を低下させて漏洩の
検出精度を向上することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、流路に設けられて音響
信号を送受信する1対の送受信手段と、前記流路内を伝
搬した音響信号の伝搬時間を計測する計時手段と、前記
計時手段の値に基づいて流量を検出する流量検出手段
と、前記1対の送受信手段の少なくとも一方によって検
出される音響信号を用いて漏洩を判別する漏洩判別手段
とを備えた。そして、流量検出に使用する送受信手段に
より流量検出と漏洩検出を1つのセンサで兼用すること
ができ、小型化やシステムの簡素化が容易にできるとと
もに、漏洩判別手段と送受信手段を近づけることができ
るのでノイズなどの影響を低下させて漏洩の検出精度を
向上することができる。
【0009】また、漏洩判別手段は、流路に発生する音
響信号の大きさと周波数の音響情報と、流量検出手段に
より計測された流量値の少なくとも一方を用いて漏洩の
有無を判別することとした。そして、音響情報と流量情
報を用いることで、器具が使用している流量か否か、あ
るいは流量変化からの音響信号などを判別することで漏
洩か否かがより正確に判別できる。
【0010】また、漏洩判別手段は、流量値が所定レベ
ル以下の時に動作させる動作制御手段を備えた構成とし
た。そして、低流量の時のみに動作させることで、漏洩
判別の精度を上げ誤動作を防止するとともに、消費電流
を抑制して電池で長期間の動作を可能とすることができ
る。
【0011】また、漏洩が検出されたとき、流路の開度
を調整する流路の開度調整手段を備えた構成とした。そ
して、漏洩が検出されたとき流路の開度を小さくするこ
とで下流側の流路内圧を低下せしめ、漏洩量を低減する
ことができるとともに、器具が必要最低限で使用できる
ようにすることができる。
【0012】また、流路に設けられて音響信号を送受信
する1対の送受信手段と、前記流路内を伝搬した音響信
号の伝搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段の値
に基づいて流量を検出する流量検出手段と、前記送受信
手段の少なくとも一方によって検出される音響信号検出
手段と、前記流量値と前記音響信号間の時間情報を検出
する時間検出手段と、前記流量値と前記音響信号と前記
時間情報との少なくとも一方を用いて流路に接続された
器具を判別する器具判別手段とを備えた構成とした。そ
して、使用される器具を判別することで、器具の標準使
用時間に比べて大きく異なる場合は漏洩と判別すること
ができ、漏洩判別の精度を向上することができる。
【0013】また、器具判別手段は、音響信号と流量値
と時間情報の少なくとも一方を用いて器具の設置位置を
検出する器具位置判別手段を備えた構成とした。そし
て、器具の位置を判別することで、漏洩の有無と漏洩位
置の両方を判別することができ漏洩を速やかに対策する
ことができる。
【0014】また、流路に設けられた器具近傍に設置さ
れた状態表示手段と送受信手段の発する音響信号により
通信を行う報知手段を備えた構成とした。そして、流量
計測用の送受信手段で器具に報知する通信を兼用するこ
とで、新たな通信手段の設置や通信線の敷設が不要であ
り、小型で省施工なシステムとすることができる。
【0015】また、報知手段と状態表示手段は、漏洩状
態や流量値のデータを送受信手段により音響信号を用い
て通信する通信手段を備えた構成とした。そして、器具
近傍の状態表示手段に漏洩状態が報知されることで使用
者が早期に発見することができる。
【0016】また、報知手段と状態表示手段は、近接す
る流量計の報知手段と状態表示手段と、それぞれの送受
信手段により音響信号を用いてデータ通信を行う通信手
段を備えた構成とした。そして、近接する流量計の間で
データの通信を行うことで、1個のデータを遠方の流量
計に表示することができ、ひとつひとつは少ないパワー
でも遠距離の通信ができる。
【0017】また、超音波の送受信の間隔を変えながら
繰返し送受信を行う繰返手段を備えた構成とした。そし
て、超音波の送受信の間隔を変えながら送受信手段を用
いることで、超音波のオンオフ間隔を変更することがで
き、デジタル通信を行うことができる。
【0018】また、発電式電源と充電式電源の少なくと
も一方を備えた構成とした。そして、発電式と充電式の
電源の少なくとも一方を備えることで、電源のないとこ
ろでも使用することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】(実施例1)図1は本発明の実施例1の流
量計のブロック図である。図1において、流路6に設け
られて超音波を送受信する第1振動手段としての第1振
動子7と、第2振動手段としての第2振動子8と、前記
流路内を伝搬した前記各振動子7、8の信号から音波の
伝搬時間を計測する第1計時手段としての流路計時手段
9と、前記流路計時手段9の値に基づいて流量を検出す
る流量検出手段10を備えた構成とした。そして、振動
子8を送受信手段に使用するか、音響信号の検出に使用
するかを選択する選択手段11と、音響信号検出手段1
2と、漏洩判別手段13とを備えて漏洩を判別する構成
とした。ここで、14は開度調整手段、15は切換手
段、16は超音波信号を発振する送信器、17は超音波
信号を受信する受信器、18は超音波の送受信を繰返し
行う繰返手段、19は状態報知手段、20は太陽光を利
用して発電する発電式電池、21は発電式電池の電力を
充電する充電式電池、22は開度調整手段の調整弁、2
3は漏洩孔、24は漏洩音の伝搬を示す矢印、25は流
れ方向を示す矢印である。
【0021】次に動作、作用について図2から図4を用
いて説明する。図2に示すように、本発明の流量計は、
流量計測に用いる第2振動子8によって流路内の音響信
号を検出する。通常は音圧P1であるが、漏洩が発生す
ると漏洩しているところから漏洩音が発生する。すると
流路内の音圧はP2に上昇するので、その音圧の変化に
より漏洩が発生したか否かが判別できるのである。
【0022】また、図3に示すように、漏洩音の周波数
を分析して比較すると、漏洩がない時は、例えばF1に
山ができるような周波数特性を示すが、漏洩が発生する
とF2にも山が発生するような特性に変化する。この変
化を漏洩判別手段が判別して漏洩ありの判別を行うもの
である。
【0023】また、図4に示すように、流路内の音と計
測される流量を常に監視していると、流量変化の時の音
の変化を識別することができ、流量変化がない時に音が
変化した時を漏洩と判別することで漏洩判別の精度を向
上することができる。例えば、P1の音とQ1の流量の
時から、流量がQ2に変化したために音の大きさもP2
に変化する。これは音の大きさが変化しても漏洩と判別
せず、流量Q2の状態が続いているにもかかわらず、音
がP3に変化したときを漏洩と判別するのである。ま
た、流量変化と音の大きさの変化で説明したが、流量変
化と音の周波数変化をとらえて判別することも同様に行
える。
【0024】なお、音響信号検出手段は、流量計測の送
受信とは異なる周波数帯域で行うため、漏洩音が検出で
きる周波数帯の感度を向上するように設定した。例え
ば、100Hzから20000Hzの帯域にすることで、流
量の送受信に用いる帯域である20000Hz以上と区別
することができる。このように使用する帯域が異なるの
で、それぞれ異なった検出手段を備えることで、お互い
の計測を妨害することなく検出することができるのであ
る。また、送受信に用いる振動子は、圧電型を用いるこ
とで幅広い周波数帯域を検出することができる。
【0025】このように、流量検出に使用する送受信手
段により流量検出と漏洩検出を1つのセンサで兼用する
ことができ、システムの小型化や簡素化が容易にできる
とともに、漏洩判別手段と送受信手段を近づけることが
できるのでノイズなどの影響を低下させて漏洩の検出精
度を向上することができる。また、音の変化で判別する
ことができるので、流量値のみで漏洩を判別するよりも
短時間で判別することができる。
【0026】なお、本流量計は、超音波の送受信を繰り
返して行った伝搬時間の逆数差を用いて流量を計測する
伝搬時間逆数差法を用いた超音波流量計で説明している
が、ガスメーターや水道メーターはもとより、プラント
向上などで用いる流量計に用いた場合に適用できること
は明白である。特に、液体のように比重が大きいもの
が、狭い流路から大気のような開放空間に漏洩したとき
の音は、気体などに比べて大きいので漏洩を容易にする
ことができる。そして、振動子は第2振動子を用いて説
明したが、第1と第2の振動子のどちらでもできること
は明白である。また、一方が故障しても他方を用いるこ
とができるし、両方を用いて行うことで他方の故障を診
断することができる。そして、発電式電池は、太陽光を
利用する方式で説明したが、流体が流れる流力により回
転式発電機を駆動して電力を発電する方法でも同様の効
果を発揮することができる。
【0027】(実施例2)図5は本発明の実施例2の流
量計を示すブロック図、図6はその設置例を示す構成図
である。実施例1と異なる点は、流量計に使用する一方
の第2振動子8を用いて、流路の下流側に設置された器
具としての水栓26に近接して設置された状態表示手段
の一部としての送受信手段27と通信を行い、流量情報
や漏洩情報を転送して表示する状態表示手段28を備え
たことにある。ここで、29は流量計本体、30は建て
屋の壁である。
【0028】次に動作、作用について説明する。上流側
の第2振動子8によって超音波のオンとオフを間隔を変
えて繰返すことによって、流路6を通じて下流側に設置
された送受信手段27に送信する。このとき、漏洩情
報、流量情報は、オンとオフの信号で表すデジタル信号
に変換されて送信されるものである。そして、下流側の
送受信手段27では、このデジタル信号を受信して、元
の漏洩情報、流量情報に再現し、状態表示手段28に表
示するものである。図7に示すように、状態表示手段2
8では、漏洩の有無、経過時間、漏洩流量などを知らせ
る状態表示とともに、使用している瞬時瞬時の流量値を
表示する瞬時流量表示と、積算流量を表示する積算流量
表示を備えた構成とした。そして、積算流量は、日単
位、月単位、1年単位など所定の単位で表示することが
できると、使用状況が一目でわかるようになる。水道で
例えると、水道の使用状況が、一目でわかるようにな
り、水道料金に変換するモードなどを備えると更に実使
用感が増し消費者の節約を啓蒙することができる。ガス
も同様である。
【0029】このように、流量計測に使用する振動子を
用いて送受信の通信を行い、下流側に設けた表示装置に
様々な情報を転送して屋内に設置された表示装置に表示
することができるのである。そして、流量計測用の送受
信手段で器具に報知する通信を兼用することで、新たな
通信手段の設置や通信線の敷設が不要であり、小型で省
施工なシステムとすることができる。
【0030】なお、超音波の伝送は、流路内の流体を通
じても行えるし、流路の管壁を通じても行えることは明
白である。そして、振動子は第2振動子を用いて説明し
たが、第1と第2の振動子のどちらでもできることは明
白である。また、一方が故障しても他方を用いることが
できるし、両方を用いて行うことで他方の故障を診断す
ることができる。
【0031】(実施例3)図8は本発明の実施例3の流
量計を示す構成図である。実施例1と異なる点は、音響
信号検出手段12の信号を受けて超音波の伝搬時間を計
測する時間情報検出手段32と、時間情報検出手段32
によって器具の設置位置である振動子からの距離を検出
する器具判別手段としての器具位置判別手段33を備え
た点にある。ここで、34は超音波の伝搬を示す矢印で
ある。
【0032】次に動作、作用について図9を用いて説明
する。例えば、超音波の送信波W1から時間T1遅れて
受信された受信波W2と、時間T2送れて受信された受
信波W3と、時間T3送れて受信された受信波W4と、
時間T4送れて受信された受信波W5が観測されたとす
る。音波が反射して来たものと考えると、その伝搬距離
Lは、L=T*C/2で表される。ここで、Tは反射波
の時間、Cは音速である。そして、超音波のレベルと到
達時間を参考にして、器具の設置されている位置、すな
わち振動子からの距離Lを検出するものである。例え
ば、超音波のレベルが小さいもの(受信W2と受信W
4)は、曲がり管などによって反射されたものと判定
し、レベルが大きいもの(受信W3と受信W5)を器具
のからの反射と判定する。これによって、距離L3=T
3*C/2とL5=T5*C/2の位置に何らかの器具
が設置されているものと判別する。
【0033】また、流量値の変化と、その流量値が変化
した後に到達してきた音波の到達時間との時間差によっ
て、どの程度の流量の器具がどの位置に設置されている
かを判別することもできる。さらに、実施例1のような
方法で漏洩が検出されたときでも、器具が使用されると
流路内の圧力が低下し漏洩の信号が検出できなくなる。
この現象を利用することで、使用している器具が設置さ
れている流路に漏洩があると判別することで、漏洩の発
生流路を特定することも可能である。
【0034】このように、流量計測に使用する送受信手
段の第2振動子で超音波を送信した信号が、下流側に設
けた水栓に反射して帰ってきた超音波を受信してその伝
搬時間を測定することによって、第2振動子から水栓ま
で距離を測定することができるので、流路に設けられた
器具の位置を判別することができるのである。
【0035】なお、振動子は第2振動子を用いて説明し
たが、振動子は第2振動子を用いて説明したが、第1と
第2の振動子のどちらでもできることは明白である。そ
して、第1と第2の振動子の両方を用いることで、それ
ぞれ伝搬時間が異なることを利用すれば、さらに精度よ
く設置位置を検出することができる。また、一方が故障
しても他方を用いることができるし、両方を用いて行う
ことで他方の故障を診断することができる。また、それ
ぞれの検出を行うたびに、過去の検出データを参照しな
がら学習する方法を用いれば更に精度よく検出すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明の流量計によ
れば、次の効果が得られる。
【0037】流路に設けられて音響信号を送受信する1
対の送受信手段と、前記流路内を伝搬した音響信号の伝
搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段の値に基づ
いて流量を検出する流量検出手段と、前記1対の送受信
手段の少なくとも一方によって検出される音響信号を用
いて漏洩を判別する漏洩判別手段とを備えることで、流
量検出に使用する送受信手段により流量検出と漏洩検出
を1つのセンサで兼用することができ、小型化やシステ
ムの簡素化が容易にできるとともに、漏洩判別手段と送
受信手段を近づけることができるのでノイズなどの影響
を低下させて漏洩の検出精度を向上することができる。
【0038】また、漏洩判別手段は、流路に発生する音
響信号の大きさと周波数の音響情報と、流量検出手段に
より計測された流量値の少なくとも一方を用いて漏洩の
有無を判別することで、音響情報と流量情報を用いるこ
とで、器具が使用している流量か否か、あるいは流量変
化からの音響信号などを判別することで漏洩か否かがよ
り正確に判別できる。
【0039】また、漏洩判別手段は、流量値が所定レベ
ル以下の時に動作させる動作制御手段を備えることで、
低流量の時のみに動作させることで、漏洩判別の精度を
上げ誤動作を防止するとともに、消費電流を抑制して電
池で長期間の動作を可能とすることができる。
【0040】また、漏洩が検出されたとき、流路の開度
を調整する流路の開度調整手段を備えることで、漏洩が
検出されたとき流路の開度を小さくすることで下流側の
流路内圧を低下せしめ、漏洩量を低減することができる
とともに、器具が必要最低限で使用できるようにするこ
とができる。
【0041】また、流路に設けられて音響信号を送受信
する1対の送受信手段と、前記流路内を伝搬した音響信
号の伝搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段の値
に基づいて流量を検出する流量検出手段と、前記送受信
手段の少なくとも一方によって検出される音響信号検出
手段と、前記流量値と前記音響信号間の時間情報を検出
する時間検出手段と、前記流量値と前記音響信号と前記
時間情報との少なくとも一方を用いて流路に接続された
器具を判別する器具判別手段とを備えることで、使用さ
れる器具を判別することで、器具の標準使用時間に比べ
て大きく異なる場合は漏洩と判別することができ、漏洩
判別の精度を向上することができる。
【0042】また、器具判別手段は、音響信号と流量値
と時間情報の少なくとも一方を用いて器具の設置位置を
検出する器具位置判別手段を備えることで、器具の位置
を判別することで、漏洩の有無と漏洩位置の両方を判別
することができ漏洩を速やかに対策することができる。
【0043】また、流路に設けられた器具近傍に設置さ
れた状態表示手段と送受信手段の発する音響信号により
通信を行う報知手段を備えることで、流量計測用の送受
信手段で器具に報知する通信を兼用することができ、新
たな通信手段の設置や通信線の敷設が不要となり、小型
で省施工なシステムとすることができる。
【0044】また、報知手段と状態表示手段は、漏洩状
態や流量値のデータを送受信手段により音響信号を用い
て通信する通信手段を備えることで、器具近傍の状態表
示手段に漏洩状態が報知されることで使用者が早期に発
見することができる。
【0045】また、報知手段と状態表示手段は、近接す
る流量計の報知手段と状態表示手段と、それぞれの送受
信手段により音響信号を用いてデータ通信を行う通信手
段を備えることで、近接する流量計の間でデータの通信
を行うことで、1個のデータを遠方の流量計に表示する
ことができ、ひとつひとつは少ないパワーでも遠距離の
通信ができる。
【0046】また、超音波の送受信の間隔を変えながら
繰返し送受信を行う繰返手段を備えることで、超音波の
送受信の間隔を変えながら送受信手段を用いることで、
超音波のオンオフ間隔を変更することができ、デジタル
通信を行うことができる。
【0047】また、発電式電源と充電式電源の少なくと
も一方を備えることで、発電式と充電式の電源の少なく
とも一方を備えることで、電源のないところでも使用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の流量計のブロック図
【図2】同流量計の動作を説明する信号特性図
【図3】同流量計の動作を説明する信号特性図
【図4】同流量計の動作を説明する信号特性図
【図5】本発明の実施例2の流量計のブロック図
【図6】同流量計の設置形態を示す構成図
【図7】同流量計の状態表示部を示す構成図
【図8】本発明の実施例3の流量計のブロック図
【図9】同流量計の動作を説明する信号波形図
【図10】従来の流量計を示す構成図
【符号の説明】
6 流路 7 第1振動子 8 第2振動子 9 計時手段 10 流量検出手段 12 音響信号検出手段 13 漏洩判別手段 14 開度調整手段 18 繰返手段 19 報知手段 20 発電式電池 21 充電式電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝 文一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F030 CA03 CB02 CE02 CE09 CE24 CE25 CE27 CE40 CF08 2F031 AA01 AE00 2F035 DA16 2F073 AA19 AB01 AB06 BB20 BC05 CC03 CC08 CD01 CD15 DD01 EE11 GG01 GG04 GG09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路に設けられて音響信号を送受信する
    1対の送受信手段と、前記流路内を伝搬した音響信号の
    伝搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段の値に基
    づいて流量を検出する流量検出手段と、前記1対の送受
    信手段の少なくとも一方によって検出される音響信号を
    用いて漏洩を判別する漏洩判別手段とを備えた流量計。
  2. 【請求項2】 漏洩判別手段は、流路に発生する音響信
    号の大きさと周波数の音響情報と、流量検出手段により
    計測された流量値の少なくとも一方を用いて漏洩の有無
    を判別する請求項1記載の流量計。
  3. 【請求項3】 漏洩判別手段は、流量値が所定レベル以
    下の時に動作させる動作制御手段を備えた請求項1又は
    2記載の流量計。
  4. 【請求項4】 漏洩が検出されたとき、流路の開度を調
    整する流路の開度調整手段を備えた請求項1、2又は3
    記載の流量計。
  5. 【請求項5】 流路に設けられて音響信号を送受信する
    1対の送受信手段と、前記流路内を伝搬した音響信号の
    伝搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段の値に基
    づいて流量を検出する流量検出手段と、前記送受信手段
    の少なくとも一方によって検出される音響信号検出手段
    と、前記流量値と前記音響信号間の時間情報を検出する
    時間検出手段と、前記流量値と前記音響信号と前記時間
    情報との少なくとも一方を用いて流路に接続された器具
    を判別する器具判別手段とを備えた流量計。
  6. 【請求項6】 器具判別手段は、音響信号と流量値と時
    間情報の少なくとも一方を用いて器具の設置位置を検出
    する器具位置判別手段を備えた請求項5記載の流量計。
  7. 【請求項7】 流路に設けられた器具近傍に設置された
    状態表示手段と送受信手段の発する音響信号により通信
    を行う報知手段を備えた請求項1〜6のいずれか1項記
    載の流量計。
  8. 【請求項8】 報知手段と状態表示手段は、漏洩状態や
    流量値のデータを送受信手段により音響信号を用いて通
    信する通信手段を備えた請求項7記載の流量計。
  9. 【請求項9】 報知手段と状態表示手段は、近接する流
    量計の報知手段と状態表示手段と、それぞれの送受信手
    段により音響信号を用いてデータ通信を行う通信手段を
    備えた請求項7記載の流量計。
  10. 【請求項10】 超音波の送受信の間隔を変えながら繰
    返し送受信を行う繰返手段を備えた請求項1〜9のいず
    れか1項記載の流量計。
  11. 【請求項11】 発電式電源と充電式電源の少なくとも
    一方を備えた請求項1〜10のいずれか1項記載の流量
    計。
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