JP2002039497A - 圧力容器 - Google Patents

圧力容器

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JP2002039497A
JP2002039497A JP2000221829A JP2000221829A JP2002039497A JP 2002039497 A JP2002039497 A JP 2002039497A JP 2000221829 A JP2000221829 A JP 2000221829A JP 2000221829 A JP2000221829 A JP 2000221829A JP 2002039497 A JP2002039497 A JP 2002039497A
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JP
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pressure
pressure chamber
chamber
gas
pump
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JP2000221829A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Honjo
史隆 本城
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスボンベなど圧力容器において、ガスが放出
されても、最後まで一定のガス圧を保てるようにする。 【解決手段】ガスの充填される圧力室4と変位自在また
は伸縮自在な隔壁3を介して仕切られる背圧室5と、流
体を貯留するリザーバ7と、リザーバ7と背圧室5を結
ぶ回路8に介装されるポンプ9と、ポンプ9から背圧室
5への流体圧を圧力室4の初期圧に調整するバルブ10
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスボンベなど
圧力容器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスボンベなど圧力容器において、2種
類のガスを使用する場合、使用するガスの断熱膨張によ
って温度が急激に低下するのを防止するようにしたもの
が知られている(特開平6−11098号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、ガスボンベから
ガスが放出(使用)されると、その放出量と共にボンベ
の内圧(残圧)が低下してしまう。そのため、ガスの要
求される放出圧がボンベの残圧よりも大きい場合、ガス
の放出(供給)がうまく行かなくなったり、ボンベのガ
スを最後まで消費できない可能性も考えられる。既述の
従来例(特開平6−11098号)においては、容器の
内部が伸縮自在な隔壁で2つの室に仕切られ、これらに
充填したガスのいずれか一方を使用する場合、他方のガ
ス圧の作用によって使用されるガス圧の低下(つまり、
温度低下の度合い)を小さく抑えられるようになってい
るが、容器全体の圧力については、ガスの使用量と共に
低下してしまうのである。
【0004】この発明は、このような不具合を解消する
ための有効な対策手段の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、ガスボ
ンベなど圧力容器において、ガスの充填される圧力室と
変位自在または伸縮自在な隔壁を介して仕切られる背圧
室と、背圧室の内圧を圧力室の初期圧に制御する手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0006】第2の発明では、ガスボンベなど圧力容器
において、ガスの充填される圧力室と変位自在または伸
縮自在な隔壁を介して仕切られる背圧室と、流体を貯留
するリザーバと、リザーバと背圧室を結ぶ回路に介装さ
れるポンプと、ポンプから背圧室への流体圧を圧力室の
初期圧に調整するバルブと、を備えたことを特徴とす
る。
【0007】第3の発明では、ガスボンベなど圧力容器
において、ガスの充填される圧力室と変位自在または伸
縮自在な隔壁を介して仕切られる背圧室と、流体を貯留
するリザーバと、リザーバと背圧室を結ぶ回路に介装さ
れるポンプと、ポンプから背圧室への流体圧を調整する
バルブと、ポンプの吐出圧を検出する手段と、圧力室の
内圧を検出する手段と、これらの検出信号に基づいて背
圧室への流体圧を圧力室の初期圧に維持するようにバル
ブの開度を制御する手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0008】第4の発明では、ガスボンベなど圧力容器
において、ガスの充填される圧力室と変位自在または伸
縮自在な隔壁を介して仕切られる背圧室と、ポンプで加
圧される流体を貯留する蓄圧室と、蓄圧室と背圧室を結
ぶ回路と、蓄圧室の内圧を検出する手段と、この検出信
号に基づいて蓄圧室の内圧を圧力室の初期圧に保つよう
にポンプの駆動を制御する手段と、を備えたことを特徴
とする。
【0009】
【発明の効果】第1の発明〜第4の発明においては、容
器の背圧室は、圧力室の初期圧(ガスが満杯に充填さ
れ、まだ使用されないときの圧力)に制御される。この
ため、圧力室のガスが放出(使用)されても、その放出
量に伴うガス圧の低下は、隔壁を介する背圧室の圧力に
よって補償される。したがって、ガスの使用量に関係な
く、圧力室は初期圧に制御されるため、ガスが完全に消
費されるまでの間、ガスの放出圧を一定に保つことが可
能となる。
【0010】第2の発明においては、ポンプの運転によ
り、バルブの上流側は、所定の圧力(ポンプに備えられ
るアンロード弁の開弁圧)に保たれ、この圧力に基づい
てバルブが容器の背圧室への流体圧を圧力室の初期圧に
調整する。このため、容器の背圧室は、バルブの調整圧
(つまり、圧力室の初期圧)に制御される。
【0011】第3の発明においては、バルブの開度を圧
力室の内圧およびポンプの吐出圧に基づいて制御するこ
とにより、バルブの調整圧は、ポンプ側(バルブの上流
側)の圧力変化(ポンプに備えられるアンロード弁の応
答遅れに原因する)に影響されず、圧力室の初期圧に安
定よく正確に制御される。
【0012】第4の発明においては、蓄圧室により、容
器の背圧室は、ポンプ側の圧力変化(ポンプに備えられ
るアンロード弁の応答遅れに原因する)に影響されず、
圧力室の初期圧に安定化される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、第1の実施形態としてガ
スエンジンを搭載する車両への適用例を表すものであ
り、ガスボンベ1(圧力容器)はシリンダ2に形成さ
れ、その内部にピストン3(隔壁)が摺動自在に収装さ
れる。ピストン3により、シリンダ2の内部は、ガスの
充填される圧力室4と、液圧(流体圧)の供給を受ける
背圧室5と、に仕切られる。6は圧力室4のガス放出口
であり、エンジン吸気通路のミキサ(混合気)へのガス
の供給配管に接続される。
【0014】容器1の外部に液体(流体)を貯留するリ
ザーバ7が備えられ、リザーバ7と背圧室5を結ぶ回路
8にポンプ9と、ポンプ9から背圧室5への液圧を圧力
室4の初期圧(ガスが満杯に充填され、まだ使用されな
いときの圧力)に調整する圧力制御弁10(バルブ)
と、が介装される。
【0015】ポンプ9の運転により、圧力制御弁10の
上流側は、所定の液圧(ポンプ9に備えられるアンロー
ド弁の開弁圧)に制御される。圧力制御弁10は、ポン
プ側の液圧が圧力室4の初期圧を越えると開いて、その
液圧に基づいて背圧室5への液圧を圧力室4の初期圧に
調整(減圧)するのである。
【0016】このため、圧力室4のガスが放出(使用)
されても、その放出量に伴うガス圧の低下は、背圧室5
の圧力によりピストン3を介して補償される。ピストン
3は、ガスの放出量に応じて圧力室4を縮小する(背圧
室5を液圧の導入量により拡張する)方向へストローク
する。したがって、ガスの放出量に関係なく、圧力室4
は初期圧に維持されるようになり、ガスが完全に消費さ
れるまでの間、ガスの放出圧を一定に保つことが可能と
なる。
【0017】ガスエンジンの場合、ガスの供給配管にガ
ス圧を調整するレギュレータを備えるが、このレギュレ
ータへ供給されるガス圧の安定化が得られるのである。
【0018】図2は、第2の実施形態を表すものであ
り、圧力制御弁10aは開度が調整可能に構成される。
ポンプ9の吐出圧を検出する圧力センサ11と、圧力室
4の内圧を検出する圧力センサ12と、これらの検出信
号に基づいて容器1の背圧室5への液圧を圧力室4の初
期圧に維持するように圧力制御弁10aの開度を制御す
るコントローラ13(CPU)と、が備えられる。な
お、図1と同じ部位に同じ符号を付ける。
【0019】コントローラ13においては、圧力センサ
11,12の検出信号からポンプ9の吐出圧および圧力
室4の内圧を読み取り、ポンプ9の吐出圧が圧力室4の
初期圧を越えると、圧力制御弁10aを開いてポンプ9
の吐出圧に応じて圧力室4の初期圧が得られる開度に調
整する一方、その開度を圧力室4の内圧に基づいて補正
する制御を行うのである。
【0020】このような制御により、圧力制御弁10a
の調整圧は、ポンプ9側の圧力変化(ポンプ9に備えら
れるアンロード弁の応答遅れに原因する)に影響され
ず、圧力室4の初期圧に安定よく正確に制御される。こ
のため、背圧室5の内圧(つまり、圧力室4の内圧)
は、圧力室4の初期圧に精度よく維持されるようにな
り、ガスが完全に消費されるまでの間、ガスの放出圧を
一定に保つことが可能となる。
【0021】図3は、第3の実施形態を表すものであ
り、リザーバ(図示せず)と容器1の背圧室5を結ぶ回
路8にポンプ9で加圧される流体を貯留する蓄圧室15
と、蓄圧室15の内圧を検出する圧力計16と、この計
測信号に基づいて蓄圧室15の内圧を圧力室4の初期圧
に保つようにポンプ9の駆動を制御するコントローラ
(図示せず)と、が備えられる。17は容器1の背圧室
5から蓄圧室15への液圧の逆流を阻止するチェック弁
である。なお、図1と同じ部位に同じ符号を付ける。
【0022】蓄圧室15により、容器1の背圧室5は、
ポンプ側の圧力変化に影響されず、圧力室4の初期圧に
安定よく制御される。したがって、圧力室4のガスが放
出(使用)されても、背圧室5は圧力室4の初期圧に維
持されるようになり、ガスが完全に消費されるまでの
間、ガスの放出圧を一定に保つことが可能となる。
【0023】なお、第1の実施形態〜第3の実施形態に
おいては、背圧室5への流体圧に液圧を使用するが、空
気圧などに換えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を表す概要図である。
【図2】第2の実施形態を表す概要図である。
【図3】第3の実施形態を表す概要図である。
【符号の説明】
2 シリンダ(容器本体) 3 ピストン 4 圧力室 5 背圧室 6 ガスの放出口 7 リザーバ 8 液圧回路 9 ポンプ 10,10a 圧力制御弁 11,12 圧力センサ 13 コントローラ 15 蓄圧室 16 圧力計 17 チェック弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスボンベなど圧力容器において、ガスの
    充填される圧力室と変位自在または伸縮自在な隔壁を介
    して仕切られる背圧室と、背圧室の内圧を圧力室の初期
    圧に制御する手段と、を備えたことを特徴とする圧力容
    器。
  2. 【請求項2】ガスボンベなど圧力容器において、ガスの
    充填される圧力室と変位自在または伸縮自在な隔壁を介
    して仕切られる背圧室と、流体を貯留するリザーバと、
    リザーバと背圧室を結ぶ回路に介装されるポンプと、ポ
    ンプから背圧室への流体圧を圧力室の初期圧に調整する
    バルブと、を備えたことを特徴とする圧力容器。
  3. 【請求項3】ガスボンベなど圧力容器において、ガスの
    充填される圧力室と変位自在または伸縮自在な隔壁を介
    して仕切られる背圧室と、流体を貯留するリザーバと、
    リザーバと背圧室を結ぶ回路に介装されるポンプと、ポ
    ンプから背圧室への流体圧を調整するバルブと、ポンプ
    の吐出圧を検出する手段と、圧力室の内圧を検出する手
    段と、これらの検出信号に基づいて背圧室への流体圧を
    圧力室の初期圧に維持するようにバルブの開度を制御す
    る手段と、を備えたことを特徴とする圧力容器。
  4. 【請求項4】ガスボンベなど圧力容器において、ガスの
    充填される圧力室と変位自在または伸縮自在な隔壁を介
    して仕切られる背圧室と、ポンプで加圧される流体を貯
    留する蓄圧室と、蓄圧室と背圧室を結ぶ回路と、蓄圧室
    の内圧を検出する手段と、この検出信号に基づいて蓄圧
    室の内圧を圧力室の初期圧に保つようにポンプの駆動を
    制御する手段と、を備えたことを特徴とする圧力容器。
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