JP2002038662A - 融雪機能を有する屋根上設置パネルの固定装置 - Google Patents

融雪機能を有する屋根上設置パネルの固定装置

Info

Publication number
JP2002038662A
JP2002038662A JP2000224745A JP2000224745A JP2002038662A JP 2002038662 A JP2002038662 A JP 2002038662A JP 2000224745 A JP2000224745 A JP 2000224745A JP 2000224745 A JP2000224745 A JP 2000224745A JP 2002038662 A JP2002038662 A JP 2002038662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
panel
cover
eaves
gantry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000224745A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Hori
治美 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YANEHARU KK
Original Assignee
YANEHARU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YANEHARU KK filed Critical YANEHARU KK
Priority to JP2000224745A priority Critical patent/JP2002038662A/ja
Publication of JP2002038662A publication Critical patent/JP2002038662A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
    • F24S25/30Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors
    • F24S25/33Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors forming substantially planar assemblies, e.g. of coplanar or stacked profiles
    • F24S25/35Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules using elongate rigid mounting elements extending substantially along the supporting surface, e.g. for covering buildings with solar heat collectors forming substantially planar assemblies, e.g. of coplanar or stacked profiles by means of profiles with a cross-section defining separate supporting portions for adjacent modules
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
    • F24S25/60Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules
    • F24S25/61Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules for fixing to the ground or to building structures
    • F24S25/615Fixation means, e.g. fasteners, specially adapted for supporting solar heat collector modules for fixing to the ground or to building structures for fixing to protruding parts of buildings, e.g. to corrugations or to standing seams
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/20Solar thermal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/47Mountings or tracking

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根上設置パネルの固定装置に融雪機能をも
たせる。 【解決手段】 屋根上設置パネル2の側辺を保持する一
対のコ字溝10、10a状のガイドレール8、8aを間隙9を
介して背中合わせに設けたパネル取付杆材6を屋根Rの
流れ方向Yに平行配置し、ガイドレール8、8aの間隙9
上部に放熱作用を有するカバー15を被冠すると共に、該
カバー15裏面に発熱部材Qを固定し、又軒側のパネル取
付杆材6において、軒側に指向するガイドレール8aに
は、そのコ字溝10aを放熱作用を有する軒カバー14で被
冠すると共に、該軒カバー14裏面に発熱部材Qを固定す
ることにより、発熱部材Qからの熱を伝導した両カバー
14、15が放熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池モジュー
ル、太陽熱集熱器等の屋根上設置パネルを屋根上に固定
すると共に、屋根融雪できる様にした融雪機能を有する
屋根上設置パネルの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の固定装置としては、屋根
上に設置した架台支持具に角パイプで格子状に組んだ架
台を固定していた。そして、上記パネルの架台への設置
に当たっては、架台において上側に組み付けた角パイプ
上に、L字杆をパネル幅を以て平行配置する様に直交状
に組み付け、L字杆の間にパネルを固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、寒冷地にお
いては、屋根に大量の雪が積もった場合には、その雪の
重みによって屋根上設置パネルはもとより家屋が押し潰
される等の危険を有しているため、屋根上の積雪を人為
的に除去する雪下ろし作業が欠かせないが、高所で勾配
のある屋根上の作業であるため作業が捗らなかった。特
に、屋根面全面に太陽電池パネルを設置したものでは、
雪下ろし作業者がパネルを直接踏み付ける場合もあり、
パネルが破損するなどの課題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、屋根上設置パネルの側辺を保持する一対のコ字溝状
のガイドレールを間隙を介して背中合わせに設けたパネ
ル取付杆材を屋根の流れ方向に平行配置し、ガイドレー
ルの間隙上部に放熱作用を有するカバーを被冠すると共
に、該カバー裏面に発熱部材を固定し、又軒側のパネル
取付杆材において、軒側に指向するガイドレールには、
そのコ字溝を放熱作用を有する軒カバーで被冠すると共
に、該軒カバー裏面に発熱部材を固定することにより、
発熱部材からの熱を伝導した両カバーが放熱することで
屋根融雪できる様にして、上記課題を解決する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明する。1は山部及び谷部を有する和瓦又は洋
瓦や、山谷が連続する波状鋼板等、起伏を有する屋根材
Tを葺設した屋根R上に設置されるパネル固定装置であ
り、該パネル固定装置1は、太陽電池モジュール、太陽
集熱器等の方形平板状の屋根上設置パネル2を複数設置
する架台装置3と、これを屋根Rの上方に平行配置する
様に支持する架台支持装置4とから構成している。尚、
上記パネル2は、矩形板状の太陽電池モジュールMを外
囲器Kに封入した太陽電池パネルを示したが、これに限
定されることなく、平板型太陽集熱器や太陽電池モジュ
ールMと平板型太陽集熱器とを一体的に組み付けたパネ
ルであっても良い。
【0006】架台装置3は、アルミニウム又はステンレ
ス製から成る複数本の支持杆材5と、パネル取付杆材6
とを格子状に組み付けて主に構成されている。支持杆材
5は、架台装置3において下側に相当する部材であり、
その下部中央に長手方向に渡って底上げ部7を凹設して
成り、屋根面Rの上方で屋根Rの桁行方向Xに平行配置
している。
【0007】パネル取付杆材6は、一対の断面略コ字状
溝10、10aのガイドレール8、8aを背中合わせにして、
且つガイドレール8、8aの背部17間に間隙9を設ける様
に両者8、8aを一体形成して成り、上記支持杆材5上で
流れ方向Yにパネル2の幅を以て平行配置する様に直交
状に組み付けている。ガイドレール8、8aのコ字溝10、
10aの高さは、パネル2の厚みに対応しており、隣接配
置される各パネル2の側辺を保持する様に成している。
又、パネル取付杆材6は、その底部11を高強度と成すと
共に、パネル取付杆材6の高さを極力低くするために、
偏平角パイプ状に形成している。そして、支持杆材5及
びパネル取付杆材6との交差部位、即ち支持杆材5の底
上げ部7と、パネル取付杆材6の間隙9に対応した底部
11の夫々に貫通孔を設け、該貫通孔に挿通したボルト12
をナット12aで締結し、支持杆材5及びパネル取付杆材
6を格子状に配置している。又、ガイドレール8、8aの
背部17の適所に透孔を設け、該透孔に太陽電池モジュー
ル用配線又は太陽集熱器用配管などの接続部材13を挿通
し、流れ方向Yで隣接配置されるパネル2同志を接続し
ている。
【0008】架台装置3において、支持杆材5上で流れ
方向Yに平行配置されたパネル取付杆材6のうち、屋根
Rの軒側に配置されるパネル取付杆材6において、軒側
に指向したガイドレール8aには、そのコ字溝10aを軒カ
バー14で被冠している。軒カバー14は、ガイドレール8a
上端面上に重合する重合片14aと、該重合片14aより下
方連続するコ字溝10aの閉塞面14bと、該閉塞面14bよ
り下方連続して、パネル取付杆材6底部11側面にビスで
接合される固定面14cと、該固定面14cより連続して軒
側へ傾斜突設した垂れ14dとから成る。
【0009】15はパネル取付杆材6の間隙9の上部を被
冠するカバーであり、該カバー15は、間隙9より幅大な
帯板15a裏面の長手方向に間隙9幅に略対応した一対の
垂下壁16を設け、該垂下壁16の下端に外向き突起16aを
設けて成り、カバー15を間隙9の上部を被冠した状態
で、間隙9内に存する垂下壁16の外向き突起16aが、ガ
イドレール8、8aの各背部17に設けた内向き突起17aに
係止する様に成している。
【0010】軒カバー14とカバー15は、熱伝導性が高い
剛性を有する金属部材から成り、両カバー14、15を放熱
板と成している。そして、軒カバー14の閉塞面14b及び
カバー15の帯板15a中央裏面には、発熱部材Qが固定さ
れ、該発熱部材Qの発熱により、両カバー14、15が放熱
する様に成している。発熱部材Qは、給湯システム等に
装備されたボイラ等の加熱装置に接続され、不凍液等の
熱媒体を封入した発熱配管(図示せず)や、後述する電
熱ヒータ線、その他に発熱部材Qから伝導された熱を放
熱板である両カバー14、15より外部へ放熱するものであ
れば良い。
【0011】ここに、電熱ヒータ線から成る発熱部材Q
について、図4に基づき説明する。この発熱部材Qは、
温度によって電流、即ち抵抗値が大きく変化し、自己温
度制御が可能な電熱ヒータ線であり、該電熱ヒータ線Q
は略帯状にして、その内部構造は全長にわたって平行配
置された電線からなる一対の電極Q1を断面偏平状の自己
制御型半導電性の発熱体Q2にて被覆一体形成すると共
に、かかる発熱体Q2にフッ素樹脂系などの絶縁体Q3、ポ
リオレフィン系樹脂製などの外層体Q4を順に被覆形成し
てなり、前記電熱ヒータ線Qは一連の配線回路を介し
て、図示しない配電制御装置と接続している。又、配電
制御装置は、屋根上の適所に設置した降雪センサー(図
示せず)を接続し、該センサーが降雪を感知することに
より、電熱ヒータ線Qに通電する様に成している。発熱
体Q2は、特定の温度または特定の温度範囲において電気
抵抗を急速に増加させる、所謂PTC(正温度係数〔Po
sitive Temperature Cofficient 〕)挙動を示す(導電
性重合体)組成物であり、例えばカーボンブラック、高
密度ポリエチレン及びエチレン・プロピレンゴムの混合
物である。
【0012】そして、電熱ヒータ線Qの電極Q1間に電圧
が印加されると、自己温度制御機能を有する発熱体Q2を
通り、電極Q1間に電流が流れ、発熱体Q2が発熱し、かか
る発熱による温度上昇により発熱体Q2を構成する導電性
重合体が膨張し、発熱体Q2の内部抵抗が急激に増加し、
かかる抵抗値の増大により電極Q1間に流れる電流が規制
され、発熱体Q2を形成する導電性重合体により定まる一
定温度まで温度上昇する。従って、電熱ヒータ線Qの自
己温度制御特性により、放熱分布を略均一化できる。
尚、電熱ヒータ線Qは両面テープ、接着剤等により軒カ
バー14及びカバー15に固定されている。
【0013】又、架台装置3において、パネル取付杆材
6の端部には、ガイドレール8、8aで支持されるパネル
2の当止め杆材18を、架台装置3の周縁における流れ方
向Yに渡って設置している。この当止め杆材18は、偏平
角パイプ状の基体19と、その一方の長手側辺に立設した
鉤状の当止め壁20と、他方の長手側辺に垂下形成した垂
れ21とから成る。そして、当止め壁20をパネル取付杆材
6の端部に当接すると共に、パネル取付杆材6におい
て、その長手方向に延出形成した底部11に、当止め杆材
18の基体19を載置し、該基体19を底部11にボルト12とナ
ット12aで締結している。
【0014】22は屋根棟の上方に設置した棟カバーであ
り、該棟カバー22は、棟側に配置したパネル取付杆材6
間に架設され、又棟カバー22の下部に防水シート23を設
けている。24は野地板Fの棟上にその長手方向に渡り複
数立設した棟金具であり、該棟金具24の上部に架設支持
した梁部材25上に棟カバー22を固定している。尚、棟カ
バー22は、必ずしも設置する必要はなく、特に屋根R全
面にパネル2を敷設する場合に設置される。
【0015】又、架台装置3の変形例を図6、7に示
す。この架台装置3aは、支持杆材5を用いず、上記パネ
ル取付杆材6のみを使用して、該パネル取付杆材6をパ
ネル2の幅を以て流れ方向Yに平行配置している。尚、
その他の構成については、上記架台装置3と基本的に同
一であるので、説明を省略し、上記架台装置3と同一又
は相当部分には同じ符号を付す。
【0016】次に、架台支持装置4について説明する。
この架台支持装置4は、架台装置3、3aの夫々に適用さ
れる。架台支持装置4は、野地板F上で垂木V間に架設
される基盤プレート26と、該基盤プレート26に立設した
支柱ボルト27と、該支柱ボルト27に固定される架台装置
3の上下位置調整手段28とから構成している。
【0017】基盤プレート26は、隣接した垂木V間の間
隔に略一致した長さの矩形板であり、その両端部には、
複数の釘孔を設け、該釘孔に挿通したネジ釘29を野地板
Fを介して垂木Vに釘着し、基盤プレート26を固定して
いる。又、基盤プレート26は、その長手方向中央にスリ
ット30を開設すると共に、基盤プレート26の裏面にスリ
ット30に沿って凹溝31を形成している。一方、支柱ボル
ト27は、その全長に渡って螺子を形成し、その下端部に
上記凹溝31の幅に対応した矩形板状の頭部27aを設けて
成り、該頭部27aを凹溝31に摺動自在に配すると共に、
支柱ボルト27をスリット30に挿通することにより、基盤
プレート26のスリット30に沿って支柱ボルト27を移動自
在に設けている。又、支柱ボルト27には、その上端部か
らスリット30の幅より大径なワッシャー32と固定ナット
33を装着し、該固定ナット33の締結により、頭部27aと
ワッシャー32とでスリット30の周囲を挟持し、該スリッ
ト30の適所に支柱ボルト27を固定する様に成している。
そして、支柱ボルト27は、屋根材Tの頂部Aに予め設け
た穿孔Hに対応する様にスリット30上での位置が調整さ
れ、穿孔Hから支柱ボルト27を貫通突出している。尚、
支柱ボルト27の頭部27aを凹溝31の幅に対応させること
により、支柱ボルト27がスリット30のいずれの位置で固
定されてもその回転を防止する様にしている。
【0018】又、屋根材Tにおいて、支柱ボルト27の貫
通部位(穿孔H)をシール部材34で閉塞している。尚、
屋根材Tは、波状鋼板の他に、図8に示す様に、瓦であ
っても良い。このシール部材34は、上記穿孔H上の支柱
ボルト27周りに、防水シート(図示せず)、コーキング
材35、防水パッキン36、パッキン押さえ37及び押さえナ
ット38の順で設けている。
【0019】上下位置調整手段28は、支柱ボルト27の下
側から順に装着したレベルナット39、アルミニウム又は
ステンレス製の支持プレート40及び合成ゴム製の緩衝部
材41とから成る。支持プレート40は、その下部を支持し
ているレベルナット39が支柱ボルト27の上下を移動する
ことで上下位置が調整され、架台装置3の支持杆材5、
又は架台装置3aのパネル取付杆材6を緩衝部材41を介し
て載置する様に成している。又、支持プレート40は、支
持杆材5を載置する場合、ハット型状に形成されたもの
を使用し、パネル取付杆材6を載置する場合、平板状に
形成されたもの使用し、緩衝部材41は支持プレート40と
同形のものが接着一体化されている。そして、架台装置
3の支持杆材5、又は架台装置3aのパネル取付杆材6
は、その適所に形成された挿通孔に支柱ボルト27を貫通
し、支柱ボルト27の上端部をトップナット42で締結する
ことにより、上下位置が調整された支持プレート40上に
固定される。尚、トップナット42は、図示しない緩衝部
材を介して取付けている。
【0020】この様に、架台装置3、3aは、パネル取付
杆材6が流れ方向Yにパネル幅の間隔を以て平行に配置
されており、パネル取付杆材6における桁行方向Xの端
部側からパネル2の対向辺をガイドレール8、8aに嵌
め、該ガイドレール8、8aに沿ってパネル2を順次スラ
イド配置して、パネル取付杆材6間に複数のパネル2を
列設する。尚、全パネル2が上記の如く配置された後
に、パネル取付杆材6の桁行方向Xの端部に当止め杆材
18が固定され、パネル2を抜け止めしている。
【0021】次に、スレート葺き屋根R上に設置される
パネル固定装置1aについて説明する。この固定装置1a
は、上記と同一構成の架台装置3、又は架台装置3aと、
これを屋根面R上で支持する架台支持装置4aとから構成
している。従って、架台支持装置4aについて図9〜14に
基づき以下説明する。尚、図中の固定装置1aは、架台装
置3を用いたもの示しており、当然ながら架台装置3aを
用いることも可能であるが、その構成については上記と
同様であり、架台装置3aを用いた固定装置1aの図は省略
する。
【0022】この架台支持装置4aは、流れ方向Y前後で
隣接した上下段スレート43、44に跨がって設置される基
盤プレート45と、該基盤プレート45と下段スレート44と
の間に介装されるスペーサ46と、基盤プレート45の中央
に立設した支柱ボルト47と、該支柱ボルト47に固定され
る架台装置3の上下位置調整手段28(上記と同一のも
の)とから構成している。
【0023】基盤プレート45は、アルミニウム、ステン
レス製でスレート43と同程度の厚みを有する矩形板の尻
側端部48を二等辺三角形の山形状に形成すると共に、尻
側端部48の頂角部を頭側端部49と平行に切断している。
又、基盤プレート45の上面において、尻側及び頭側には
ネジ釘挿通用の複数の貫通孔50を設けている。又、基盤
プレート45の裏面には、これと同形の防水シート51を接
着一体化し、該防水シート51の裏面に図示しない接着層
を設けている。支柱ボルト47は、全長に渡って螺子が形
成され、支柱ボルト47をその下端に螺着した補強ナット
52と共に基盤プレート45上面に溶着固定している。
【0024】スペーサ46は、耐候性を有する合成ゴム製
のプレートから成り、基盤プレート45における防水シー
ト51の頭側に接着一体化している。スペーサ46の形状
は、その厚みをスレート43と、幅を基盤プレート45と夫
々同一に設けると共に、その尻側端部53を二等辺三角形
の山形状とした五角形状であり、又、基盤プレート45を
上下段スレート43、44上に設置した状態で、スペーサ46
の尻側端部53の頂角部53aと上段スレート43の頭側端部
43aとの間に隙間Dが設けられる様にスペーサ46の長さ
を設定している。又、スペーサ46の裏面には、これと同
形の防水シート51aを接着一体化し、該防水シート51a
の裏面に図示しない接着層を設けている。
【0025】そして、基盤プレート45を上下段スレート
43、44上に跨がって設置することで、上記接着層によ
り、基盤プレート45と上下段スレート43、44とを接着一
体化すると共に、基盤プレート45の貫通孔50から上下段
スレート43、44及びスペーサ46を貫通してスレート43、
44下部の野地板Fへネジ釘54を釘着している。各ネジ釘
54の頭部下には、椀形防水ワッシャ55を設け、該ワッシ
ャ55内部に防水パッキン、Oリング等のシール材55aを
配して、貫通孔50をシーリングしている。又、基盤プレ
ート45下部の上下段スレート43、44の重合部には、予め
防水シート56、56aを介装し、ネジ釘54周囲及び野地板
F上のルーフィング(図示せず)と上下段スレート43、
44間には、貫通孔50よりコーキング材35を注入し、ネジ
釘54の孔を伝わる雨水の防水処理を施している。尚、基
盤プレート45は、図14に示す3通りの位置に取付けでき
る。即ち、上下段スレート43、44各1枚の合計2枚のス
レート上に設置する位置α、1枚の上段スレート43と、
桁行方向Xで隣接した2枚の下段スレート44の合計3枚
のスレート上に設置する位置β、又は桁行方向Xで隣接
した2枚の上段スレート43と、1枚の下段スレート44の
合計3枚のスレート上に設置する位置γである。
【0026】
【発明の効果】要するに本発明は、パネル2の側辺を保
持する一対のコ字溝10、10a状のガイドレール8、8aを
間隙9を介して背中合わせに設けたパネル取付杆材6を
屋根Rの流れ方向Yに平行配置し、ガイドレール8、8a
の間隙9上部に放熱作用を有するカバー15を被冠すると
共に、該カバー15裏面に発熱部材Qを固定したので、降
雪時において、発熱部材Qからの伝導熱をカバー15が放
熱することにより、パネル取付杆材6上の積雪を融かす
ことができ、その融雪水がパネル2上を屋根Rの流れ方
向Yへ流れることで、パネル2上面全体の積雪を融かす
ことができ、従来の様に雪下ろしを全く必要としない。
よって、本発明によれば、パネル2上での完全消雪が可
能なため、従来敷地内に必要としていた屋根から下ろし
た雪を確保する土地を不要と成すことができる。
【0027】又、軒側のパネル取付杆材6において、軒
側に指向するガイドレール8aには、そのコ字溝10aを放
熱作用を有する軒カバー14で被冠すると共に、該軒カバ
ー14裏面に発熱部材Qを固定したので、パネル固定装置
1、1aの軒側につららが発生することを防止でき、つら
ら落下による危険を解消できる。
【0028】又、発熱部材Qは、ガイドレール8、8a間
内に存して、放熱板兼用の軒カバー14及びカバー15で保
護されているため、発熱部材Qが傷みにくい等その実用
的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】パネル固定装置の使用状態を示す流れ方向の断
面図である。
【図2】パネル固定装置の使用状態を示す桁行方向の断
面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】電熱ヒータ線の内部構造を示す図である。
【図5】架台支持装置の斜視図である。
【図6】パネル固定装置の変形例の使用状態を示す流れ
方向の断面図である。
【図7】パネル固定装置の変形例の使用状態を示す桁行
方向の断面図である。
【図8】瓦屋根に架台支持装置を設置した状態を示す桁
行方向の要部拡大断面図である。
【図9】スレート葺き屋根用のパネル固定装置の使用状
態を示す流れ方向の断面図である。
【図10】スレート葺き屋根用のパネル固定装置の使用
状態を示す桁行方向の断面図である。
【図11】スレート葺き屋根用のパネル固定装置の斜視
図である。
【図12】スレート葺き屋根用の架台支持装置の分解斜
視図である。
【図13】スレート葺き屋根用のパネル固定装置の要部
拡大断面図である。
【図14】スレート葺き屋根用の架台支持装置の配置例
を示す平面図である。
【符号の説明】
2 屋根上設置パネル 6 パネル取付杆材 8、8a ガイドレール 9 間隙 10、10a コ字溝 14 軒カバー 15 カバー Q 発熱部材 R 屋根 Y 流れ方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根上設置パネルの側辺を保持する一対
    のコ字溝状のガイドレールを間隙を介して背中合わせに
    設けたパネル取付杆材を屋根の流れ方向に平行配置し、
    ガイドレールの間隙上部に放熱作用を有するカバーを被
    冠すると共に、該カバー裏面に発熱部材を固定したこと
    を特徴とする融雪機能を有する屋根上設置パネルの固定
    装置。
  2. 【請求項2】 軒側のパネル取付杆材において、軒側に
    指向するガイドレールには、そのコ字溝を放熱作用を有
    する軒カバーで被冠すると共に、該軒カバー裏面に発熱
    部材を固定したことを特徴とする請求項1記載の融雪機
    能を有する屋根上設置パネルの固定装置。
JP2000224745A 2000-07-26 2000-07-26 融雪機能を有する屋根上設置パネルの固定装置 Pending JP2002038662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000224745A JP2002038662A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 融雪機能を有する屋根上設置パネルの固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000224745A JP2002038662A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 融雪機能を有する屋根上設置パネルの固定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002038662A true JP2002038662A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18718647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000224745A Pending JP2002038662A (ja) 2000-07-26 2000-07-26 融雪機能を有する屋根上設置パネルの固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002038662A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011084984A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Sharp Corp 構造物支持具、それを用いた太陽電池モジュールシステム、及びそれを用いた構造物施工方法
JP2011151265A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Toyota Home Kk 太陽光発電設備
JP2011236674A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池パネル設置架台
JP2011247004A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Hory Corp 屋根上設置物の取付具
JP2012219475A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Sumitomo Forestry Co Ltd 屋外設置物の設置用金物
JP2013014916A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Tajima Oyo Kako Kk ソーラーシステムの取付構造及び取付プレート
ITBO20120575A1 (it) * 2012-10-23 2014-04-24 Terom Spa Struttura per l'installazione di pannelli fotovoltaici sui tetti o sulle facciate degli edifici, con raffreddamento ad aria e con eventuale recupero di energia termica.
JP2015226446A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 太陽電池アレイ用カバー装置、及び太陽電池モジュールの取り付け器具
JP2016223620A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 俊明 前田 アンカーボルト
WO2020058353A1 (en) * 2018-09-20 2020-03-26 Forec Produktions Ab An assembly for mounting solar panels and use of the assembly

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011084984A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Sharp Corp 構造物支持具、それを用いた太陽電池モジュールシステム、及びそれを用いた構造物施工方法
JP2011151265A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Toyota Home Kk 太陽光発電設備
JP2011236674A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池パネル設置架台
JP2011247004A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Hory Corp 屋根上設置物の取付具
JP2012219475A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Sumitomo Forestry Co Ltd 屋外設置物の設置用金物
JP2013014916A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Tajima Oyo Kako Kk ソーラーシステムの取付構造及び取付プレート
ITBO20120575A1 (it) * 2012-10-23 2014-04-24 Terom Spa Struttura per l'installazione di pannelli fotovoltaici sui tetti o sulle facciate degli edifici, con raffreddamento ad aria e con eventuale recupero di energia termica.
EP2725309A1 (en) 2012-10-23 2014-04-30 Terom S.P.A. Structure for the installation of photovoltaic panels on roofs or facades of buildings, with air cooling and possible recovery of thermal energy
JP2015226446A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 太陽電池アレイ用カバー装置、及び太陽電池モジュールの取り付け器具
JP2016223620A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 俊明 前田 アンカーボルト
WO2020058353A1 (en) * 2018-09-20 2020-03-26 Forec Produktions Ab An assembly for mounting solar panels and use of the assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1006592B1 (en) Solar cell roof structure and construction method thereof
EP0892877B1 (en) Lightweight, self-ballasting photovoltaic roofing assembly
US4432341A (en) Solar heater and roof attachment means
JP2002038662A (ja) 融雪機能を有する屋根上設置パネルの固定装置
JPH1136540A (ja) 太陽電池モジュールの設置構造
CA2525613A1 (en) Roof deicing apparatus
US10171025B2 (en) Apparatus and method for solar panel module mounting inserts
US20120061046A1 (en) Interlocking roof mounted heat-transfer panels
JPH11354823A (ja) 太陽光発電システム
JP2000129870A (ja) スレート葺き屋根における屋根上設置パネルの固定装置及びその取付方法並びに屋根上設置パネルの設置方法
JP2001152619A (ja) 太陽電池パネルの支持構造
JP2002013265A (ja) スレート葺き屋根における屋根上設置パネルの架台支持装置と、これを使用した屋根上設置パネルの固定装置及びその取付方法
JP2004204535A (ja) 太陽電池モジュールの設置構造
JP2001090274A (ja) 太陽電池モジュールの取付構造
JP2000027378A (ja) 融雪機能付き太陽電池屋根材および該屋根材を用いた屋根構造体
JP2005133503A (ja) 太陽電池モジュールの設置構造
JP6106302B1 (ja) 屋根の融雪装置
AU2016213891B2 (en) Solar Roof tile
JPH05239896A (ja) 太陽電池付き屋根
JPH0642130A (ja) 太陽電池付き庇ユニット
JP4477765B2 (ja) 太陽光発電ユニットアレイとその製法及び太陽光発電装置並びに屋根装置
JP2587133Y2 (ja) 太陽電池付き屋根パネル
JPH10317620A (ja) 太陽電池モジュール等の屋上設備機器を設置した屋根の換気構造
JP2563718B2 (ja) 太陽電池付き屋根
JP2001081918A (ja) 太陽電池パネルおよび太陽電池付屋根