JP2002038659A - 屋上断熱防水パネル、これを用いた屋上断熱防水構造およびその施工法 - Google Patents

屋上断熱防水パネル、これを用いた屋上断熱防水構造およびその施工法

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JP2002038659A
JP2002038659A JP2000224941A JP2000224941A JP2002038659A JP 2002038659 A JP2002038659 A JP 2002038659A JP 2000224941 A JP2000224941 A JP 2000224941A JP 2000224941 A JP2000224941 A JP 2000224941A JP 2002038659 A JP2002038659 A JP 2002038659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工が容易で工期を短縮することができ、ヒ
ートブリッジなどが生じることがなく断熱性に優れると
ともに、目地部分のシールも容易な屋上断熱防水パネ
ル、これを用いた屋上断熱防水構造およびその施工法を
提供すること。 【解決手段】 屋上のスラブ面1上に設けられて断熱と
防水を行うパネル10を、硬質合成樹脂発泡体の断熱パ
ネル本体11と、この断熱パネル本体11の表面および
周囲中間部まで覆う周囲が曲げ加工された金属板12と
で構成するようにする。これにより、この屋上断熱防水
パネル10を屋上のスラブ面1に接着し、金属板12の
曲げ加工した目地部分16をシール材17でシールする
ことで、簡単に施工でき、金属板12により防水性を確
保し、しかも断熱パネル本体11で断熱性を確保でき、
目地部分16のシールも簡単にできるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋上断熱防水パ
ネル、これを用いた屋上断熱防水構造およびその施工法
に関し、屋上のスラブの断熱防水のための施工が容易
で、断熱性能が高く、目地部分も確実にシールできるよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ビルなどのコンクリート建築物では、屋
上のスラブ面上に防水層を形成し、雨水などの浸入を防
止することが行なわれるのに加え、近年、冷暖房時の屋
上部分からのヒートロスを抑えるため屋上のスラブ面上
に断熱層を設けることが行われている。
【0003】このような屋上の断熱防水工法としては、
防水層に用いる素材によって分類することができ、例え
ばアスファルト系の防水層を用いるアスファルト防水断
熱工法では、図4(a)に示すように、屋上のスラブ面
1上にアスファルト2を介して合成樹脂発泡体の断熱ボ
ード3を図示しない取付金具やビスなどで取り付け、断
熱ボード3上にアスファルト防水層4を形成し、これを
覆うように砂付ルーフィング5を取り付けるようにして
断熱性と防水性を確保する。
【0004】また、合成樹脂製などの防水シートを用い
るシート防水断熱工法では、図4(b)に示すように、
屋上のスラブ面1上にプライマー6を均一に塗布してス
ラブ面1に浸透させた後、合成樹脂発泡体の断熱ボード
3の裏面に接着剤7を塗布して接着し、この断熱ボード
3の表面に接着剤7を介して防水シート8を接着し、仕
上げ塗料9で仕上げるようにして断熱性と防水性を確保
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
屋上の断熱防水工法では、いずれの場合でも断熱性の確
保のための断熱ボード3の取り付けと、防水性を確保す
るためのアスファルト層4の形成や防水シート8の接着
などを別工程として施工しなければならず、工期が長く
なってしまうという問題がある。
【0006】また、断熱ボード3を取り付けるためビス
や取付金具を用いると、これらの金属部分からの熱の浸
入が生じ、ヒートブリッジが生じやすいという問題があ
り、一方、断熱ボード3を接着剤7で接着する場合に
は、下地処理としてプライマーの塗布が必要であった
り、断熱ボード3を突き合わせた状態にしてもわずかな
隙間が生じ易く、この隙間から熱の浸入が生じるなどの
問題があり、この隙間にシール材を充填しようとする
と、突き合わされているため充填作業がやり難いという
問題もある。
【0007】この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、施工が容易で工期を短縮すること
ができ、ヒートブリッジなどが生じることがなく断熱性
に優れるとともに、目地部分のシールも容易な屋上断熱
防水パネル、これを用いた屋上断熱防水構造およびその
施工法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明の請求項1記載の屋上断熱
防水パネルは、屋上のスラブ面上に設けられて断熱と防
水を行うパネルであって、硬質合成樹脂発泡体の断熱パ
ネル本体と、この断熱パネル本体の表面および周囲中間
部まで覆う周囲が曲げ加工された金属板とからなること
を特徴とするものである。
【0009】この屋上断熱防水パネルによれば、屋上の
スラブ面上に設けられて断熱と防水を行うパネルを、硬
質合成樹脂発泡体の断熱パネル本体と、この断熱パネル
本体の表面および周囲中間部まで覆う周囲が曲げ加工さ
れた金属板とで構成するようにしており、この屋上断熱
防水パネルを屋上のスラブに接着し、金属板の曲げ加工
した目地部分をシール材でシールすることで、簡単に施
工でき、金属板により防水性を確保し、しかも硬質合成
樹脂発泡体の断熱パネル本体で断熱性を確保できるよう
になる。
【0010】また、この発明の請求項2記載の屋上断熱
防水パネルは、請求項1記載の構成に加え、前記金属板
の周囲の曲げ角度を表面に対して90〜150度とする
とともに、前記断熱パネル本体の当該金属板の周囲から
の突出量を1〜5mmとしたことを特徴とするものであ
る。
【0011】この屋上断熱防水パネルによれば、金属板
の周囲の曲げ角度を表面に対して90〜150度とする
とともに、前記断熱パネル本体の当該金属板の周囲から
の突出量を1〜5mmとするようにしており、目地部分に
I字状ないしV字状の隙間を形成することができ、シー
ル材の充填が容易になるとともに、スラブとの間に隙間
を形成することによってヒートブリッジが生じないよう
にしている。
【0012】さらに、この発明の請求項3記載の屋上断
熱防水パネルを用いた屋上断熱防水構造は、前記請求項
1または2に記載の屋上断熱防水パネルを用いる屋上断
熱防水構造であって、前記屋上断熱防水パネルを屋上の
スラブ面上に接着するとともに、隣接する屋上断熱防水
パネルとの目地部分をシール材を充填してシールしてな
ることを特徴とするものである。
【0013】この屋上断熱防水パネルを用いた屋上断熱
防水構造によれば、前記請求項1または2に記載の屋上
断熱防水パネルを用いて屋上のスラブ面上に接着すると
ともに、隣接する屋上断熱防水パネルとの目地部分をシ
ール材を充填してシールするようにしており、接着する
ことで簡単に施工でき、金属板で防水性を確保し、しか
も硬質合成樹脂発泡体の断熱パネルで断熱性を確保で
き、曲げ加工された金属板の目地部分のシールも簡単に
できる屋上断熱防水構造となる。
【0014】また、この発明の請求項4記載の屋上断熱
防水パネルを用いた屋上断熱防水工法は、前記請求項1
または2に記載の屋上断熱防水パネルを用いて屋上を断
熱防水するに際し、前記屋上断熱防水パネルの裏面に初
期接着用の両面粘着テープと固設用の弾力性接着剤を着
けて屋上のスラブ面上に押し付けて接着した後、隣接す
る屋上断熱防水パネルとの目地部分にシール材を充填し
てシールするようにしたことを特徴とするものである。
【0015】この屋上断熱防水パネルを用いた屋上断熱
防水工法によれば、前記請求項1または2に記載の屋上
断熱防水パネルを用いて裏面に初期接着用の両面粘着テ
ープと固設用の弾力性接着剤を着けて屋上のスラブ面上
に押し付けて接着した後、隣接する屋上断熱防水パネル
との目地部分にシール材を充填してシールするようにし
ており、接着することで簡単に施工でき、金属板で防水
性を確保し、しかも硬質合成樹脂発泡体の断熱パネルで
断熱性を確保でき、曲げ加工された金属板の目地部分の
シールも簡単にできる屋上断熱防水工法となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の屋上断熱防水パ
ネルの実施の形態について詳細に説明する。図1は、こ
の発明の屋上断熱防水パネルの一実施の形態にかかり、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は部分拡大図
である。
【0017】この屋上断熱防水パネル10は、硬質合成
樹脂発泡体の断熱パネル本体11を備え、この断熱パネ
ル本体11の表面と周囲の中間部までとが周囲を曲げ加
工した金属板12で覆われて構成されており、略矩形の
板状に形成され、断熱パネル本体11で断熱性を確保す
る一方、金属板12で防水性を確保するようにしてあ
る。
【0018】この屋上断熱防水パネル10の断熱パネル
本体11に用いられる硬質合成樹脂発泡体としては、必
要な断熱性能と強度とによって定められ、硬質ウレタン
フォーム、イソシアヌレートフォーム、ウレタン変性イ
ソシアヌレートフォームが用いられる。
【0019】そして、この屋上断熱防水パネル10の屋
上のコンクリートスラブ面への施工や現場への輸送等を
考慮して大きさが定められるともに、必要な断熱性能に
よって厚さが定められ、例えば883×883×20mm
の寸法のパネルとされる。
【0020】この屋上断熱防水パネル10の金属板12
は矩形の断熱パネル本体11の表面覆う平坦部12a
と、周囲4辺を囲む曲げ加工された辺部12bとが一体
に形成され、防水性を確保する必要から、例えば板厚が
0.27mm程度のガルバリウム鋼板が用いられる。な
お、金属板としては、これに限らず他の鉄板などの金属
板やこれらに表面処理を施したもの、あるいは加工後塗
装などを施したものであっても良い。
【0021】そして、この金属板12の辺部12bの曲
げ角度は平坦部12aに対して90度〜150度の範囲
とされ、屋上断熱防水パネル10を並べていく場合に隣
接する屋上断熱防水パネル10との間にI字状やV字状
の目地が形成されるようにしてある。さらに、この金属
板12の辺部12bでは、断熱パネル本体11の側面全
体を覆うこと無く中間部までとされ、断熱パネル本体1
1の下端から1〜5mm程度が露出した状態となるように
してあり、防水性を確保すると同時に、金属板12の辺
部12bの先端が直接スラブ面に接触してヒートブリッ
ジが生じることを防止するようにしている。
【0022】このような屋上断熱防水パネル10は、例
えば曲げ加工した金属板12の辺部12bを上にした
(裏返した)状態にし、防湿面材13の表面に硬質合成
樹脂発泡体の発泡原液を均一にスプレーし、この発泡体
を金属板12内に充填するよう防湿面材13で塞いで断
熱パネル本体11を成形すると同時に金属板12と一体
にすることで製造される。
【0023】このような屋上断熱防水パネル10によれ
ば、屋上のスラブに接着し、金属板12の曲げ加工した
辺部12bの間を目地部分としてシール材でシールする
ことで、簡単に施工でき、金属板12により防水性を確
保し、しかも断熱パネル本体11で断熱性を確保するこ
とができる。
【0024】次に、このような屋上断熱防水パネル10
を用いる屋上断熱防水構造及びその施工法の一実施の形
態について説明する。図2はこの発明の屋上断熱防水パ
ネルを用いる屋上断熱防水工法の一実施の形態にかかる
工程図である。
【0025】この屋上断熱防水パネルを用いる屋上断熱
防水工法では、屋上断熱防水パネル10の裏面に両面粘
着テープ14を貼るとともに、弾力性接着剤15を塗布
する。
【0026】この屋上断熱防水パネル10の裏面である
断熱パネル本体11の裏面、あるいは防湿面材13が取
り付けてある場合には、防湿面材13の裏面に貼る両面
粘着テープ14は、スラブ面1への初期接着力を確保す
るためのもので、例えば両端部および中央部の3列に貼
付するようにし、幅が20mm程度、厚さが2〜3mm程度
のものを用いる。
【0027】また、弾力性接着剤15はスラブ面1への
強固な接着力を確保するためのもので、スラブ面1の仕
上げ具合を考慮して弾性力のある接着剤を用いることで
スラブ面1の凹凸の影響を受けずに強固に接着できるよ
うにしており、例えばタイル貼りに用いられているウレ
タン系の断熱接着剤(例えばユニシ製:KU910)等
を使用する。
【0028】こうして屋上断熱防水パネル10の裏面に
両面粘着テープ14と弾力性接着剤15をつけた後、屋
上のコンクリートスラブ面1上に端から屋上断熱防水パ
ネル10を敷き詰めるようにする。
【0029】この屋上断熱防水パネル10の敷き詰めに
際しては、隣接する屋上断熱防水パネル10間に形成さ
れる目地部分16として、図2(c)に示すように、金
属板12の平坦部12a間で7〜8mm程度の間隔が形成
されるように敷き詰めたり、辺部12b同志が接触する
状態となるように敷き詰める。
【0030】そして、この目地部分16にシール材17
を充填して、防水性および断熱性を確保するようにす
る。
【0031】したがって、シール材17を充填するため
目地部分16にある程度の隙間があることが好ましく、
上記金属板12の平坦部12a間で7〜8mm程度の隙間
を形成することが好ましい。これ以上目地部分16が広
くなると、シール材17の充填量が多くなってしまう
が、辺部12b同志が接触する状態でも辺部12bの曲
げ角度を90度より大きくすることでシール材17の充
填が容易にできるようになる。
【0032】このシール材17の目地部分16への充填
量は、図2(c)に示すように、凹んだ状態にする場合
に限らず、凸状に盛り上がるようにしても良く、雨水な
どが溜らないようにすることができる。
【0033】このような屋上断熱防水パネル10を用い
た屋上断熱防水構造によれば、金属板12で防水性を確
保することができるとともに、断熱パネル本体11で断
熱性を確保することができ、しかもスラブ面1に接着し
た後、目地部分16をシール材17でシールするだけで
簡単に施工することができる。
【0034】また、防水用の金属板12は平坦部12a
と辺部12bで構成され、辺部12bが断熱パネル本体
11の下端より1〜5mm上方に位置するようにしてある
ので、浸入熱が直接スラブ面1に伝わることを防止で
き、断熱性を確保すると同時に、金属板12による強度
の確保とある程度の重量を確保して施工の安定化を図る
ことができる。
【0035】さらに、この屋上断熱防水パネル10を用
いた屋上断熱防水工法によれば、両面粘着テープ14と
弾力性接着剤15とで直接スラブ面1上に接着固定する
ようにしているので、金属製の取付金具やビスなどを用
いる場合に比べ、簡単に施工でき、工期を短縮すること
ができるとともに、金属を介するヒートブリッジが生じ
ることがなく、断熱性を確保することができる。
【0036】また、屋上断熱防水パネル10を敷き詰め
ることで曲げ加工された金属板12の平坦部12aの周
囲に目地部分16が形成され、シール材17を充填する
ことでシールすることができ、施工が容易となる。
【0037】次に、このような屋上断熱防水パネル10
を敷き詰める場合に、1枚では大き過ぎる場合には、切
断する必要があり、この場合の端部の処理は、図3に示
すようにして行う。
【0038】屋上断熱防水パネル10を切断すると、金
属板12の辺部12bが取り除かれて平坦部12aだけ
で断熱パネル本体11が覆われた状態となることから、
切断された端部用に端部用アングル18を用意する。こ
の端部用アングル18は、図3に示すように、屋上断熱
防水パネル10の幅に対応する長さのアングル材の平面
部18aの両端部に角度をもって斜めに切欠いた切欠部
18bを形成し、例えば切欠部18bの角度を45度と
しておく。
【0039】そして、切り欠いた屋上断熱防水パネル1
0の断熱パネル本体11の金属板12の僅かに下側にス
リット19をカッタナイフなどで形成する。
【0040】このスリット19に端部用アングル18の
平面部18aを差し込むようにし、垂直部18cが断熱
パネル本体11の端面に当るように押し付ける。
【0041】このとき、端部用アングル18の角部内側
にシール材17を充填するとともに、端部用アングル1
8を断熱パネル本体11の端面に押し当てた後、端部用
アングル18の垂直部18cの下端の断熱パンル本体1
1の露出した1〜5mmの範囲部分をシール材17で覆う
ようにして目地部分16と同一の処理を行って防水性の
確保と断熱性を確保する。
【0042】なお、この端部用アングル18の装着は、
屋上断熱防水パネル10をスラブ面1に接着した後、行
うようにすることが施工上容易であり、端部用アングル
18の垂直部18cの下端へのシール材17の塗布はそ
の後行うようにすれば良い。このような端部の処理で
も、端部用アングル18の平面部18aの両端に切欠部
18bを形成して差し込むようにしたので、簡単に差し
込むことができ、施工も容易に行うことができる。
【0043】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したようにこの発明の請求項1記載の屋上断熱防水パ
ネルによれば、屋上のスラブ面上に設けられて断熱と防
水を行うパネルを、硬質合成樹脂発泡体の断熱パネル本
体と、この断熱パネル本体の表面および周囲中間部まで
覆う周囲が曲げ加工された金属板とで構成するようにし
たので、この屋上断熱防水パネルを屋上のスラブに接着
し、金属板の曲げ加工した目地部分をシール材でシール
することで、簡単に施工することができ、金属板により
防水性を確保することができるとともに、硬質合成樹脂
発泡体で断熱性を確保することもでき、曲げ加工された
金属板で形成される目地部分をシールすれば良く、簡単
にシールすることができる。
【0044】また、この発明の請求項2記載の屋上断熱
防水パネルによれば、金属板の周囲の曲げ角度を表面に
対して90〜150度とするとともに、前記断熱パネル
本体の当該金属板の周囲からの突出量を1〜5mmとする
ようにしたので、目地部分にI字状ないしV字状の隙間
を形成することができ、シール材の充填が容易になると
ともに、スラブとの間に隙間を形成することによってヒ
ートブリッジが生じないようにすることができる。
【0045】さらに、この発明の請求項3記載の屋上断
熱防水パネルを用いた屋上断熱防水構造によれば、前記
請求項1または2に記載の屋上断熱防水パネルを用いて
屋上のスラブ面上に接着するとともに、隣接する屋上断
熱防水パネルとの目地部分をシール材を充填してシール
するようにしたので、簡単に施工でき、金属板で防水性
を確保することができるとともに、硬質合成樹脂発泡体
で断熱性を確保することもでき、曲げ加工された金属板
で形成される目地部分をシールすれば良く、簡単にシー
ルすることができる屋上断熱防水構造となる。
【0046】また、この発明の請求項4記載の屋上断熱
防水パネルを用いた屋上断熱防水工法によれば、前記請
求項1または2に記載の屋上断熱防水パネルを用いて裏
面に初期接着用の両面粘着テープと固設用の弾力性接着
剤を着けて屋上のスラブ面上に押し付けて接着した後、
隣接する屋上断熱防水パネルとの目地部分にシール材を
充填してシールするようにしたので、簡単に施工でき、
金属板で防水性を確保することができるとともに、硬質
合成樹脂発泡体で断熱性を確保することもでき、曲げ加
工された金属板で形成される目地部分をシールすれば良
く、簡単にシールすることができる屋上断熱防水工法と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の屋上断熱防水パネルの一実施の形態
にかかり、(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は
部分拡大図である。
【図2】この発明の屋上断熱防水パネルを用いる屋上断
熱防水工法の一実施の形態にかかる工程図である。
【図3】この発明の屋上断熱防水パネルを用いる屋上断
熱防水構造およびその施工法の一実施の形態にかかる端
部の納りの工程図である。
【図4】従来のアスファルト断熱防水およびシート断熱
防水構造の説明図である。
【符号の説明】
1 スラブ面 10 屋上断熱防止パネル 11 断熱パネル本体 12 金属板 12a 平坦部 12b 辺部 13 防湿面材 14 両面粘着テープ 15 弾力性接着剤 16 目地部分 17 シール材 18 端部用アングル 18a 平面部 18b 切欠部 18c 垂直部 19 スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋上のスラブ面上に設けられて断熱と防
    水を行うパネルであって、硬質合成樹脂発泡体の断熱パ
    ネル本体と、この断熱パネル本体の表面および周囲中間
    部まで覆う周囲が曲げ加工された金属板とからなること
    を特徴とする屋上断熱防水パネル。
  2. 【請求項2】 前記金属板の周囲の曲げ角度を表面に対
    して90〜150度とするとともに、前記断熱パネル本
    体の当該金属板の周囲からの突出量を1〜5mmとしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の屋上断熱防水パネル。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2に記載の屋上断熱
    防水パネルを用いる屋上断熱防水構造であって、前記屋
    上断熱防水パネルを屋上のスラブ面上に接着するととも
    に、隣接する屋上断熱防水パネルとの目地部分をシール
    材を充填してシールしてなることを特徴とする屋上断熱
    防水パネルを用いた屋上断熱防水構造。
  4. 【請求項4】 前記請求項1または2に記載の屋上断熱
    防水パネルを用いて屋上を断熱防水するに際し、前記屋
    上断熱防水パネルの裏面に初期接着用の両面粘着テープ
    と固設用の弾力性接着剤を着けて屋上のスラブ面上に押
    し付けて接着した後、隣接する屋上断熱防水パネルとの
    目地部分にシール材を充填してシールするようにしたこ
    とを特徴とする屋上断熱防水パネルを用いた屋上断熱防
    水工法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019452A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Masaru Kondo 建築物の防水工法
KR102099728B1 (ko) * 2019-08-02 2020-04-10 주식회사 연합스틸 방수 타일
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