JP2002038093A - 厚膜形成用コーティング液、厚膜形成部材および厚膜形成方法 - Google Patents
厚膜形成用コーティング液、厚膜形成部材および厚膜形成方法Info
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Abstract
裂発生の恐れのない厚膜の有機・無機ハイブリッド膜を
ゾルゲル法で形成するための厚膜形成用コーティング
液、厚膜形成部材および厚膜形成方法を提供する。 【解決手段】 金属および/または半金属アルコキシド
と有機ケイ素化合物とを含むゾル液であって、金属およ
び/または半金属アルコキシドを溶媒1リットルに対し
て2.5mol以上含む厚膜形成用コーティング液。ま
た有機ケイ素化合物は末端シラノールポリジメチルシロ
キサンであり、コーティング液にはフィラーが添加さ
れ、フィラーはポリテトラフルオロエチレンである厚膜
形成用コーティング液。
Description
形成するための厚膜形成用コーティング液、ゾルゲル法
で表面に厚膜を形成した部材および厚膜形成方法に関す
るものである。
機ケイ素化合物とを含むゾル液を基材に塗布し、加熱処
理して得られる有機・無機ハイブリッド被膜は優れた離
型性、超撥水性を示し、例えば電子写真装置用の中間転
写ベルトや定着ロール等の表面に有用である。
定着ロールの基材は、ポリイミド、ポリカーボネート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド等の熱可塑性
樹脂等であるが、該基材表面には凹凸があり、上記被膜
が薄いと被膜表面が基材表面の凹凸に影響されて被膜の
超撥水性や離型性が低下し、また被膜に亀裂が生じる恐
れもある。
するための手段として、金属および/または半金属のア
ルコキシドと、有機ケイ素化合物とを含むゾル液であっ
て、該金属および/または半金属のアルコキシドを溶媒
1リットルに対して2. 5mol 以上含む厚膜形成用コー
ティング液を提供するものである。
リジメチルシロキサンであることが望ましい。
ていることが望ましく、該フィラーはポリテトラフルオ
ロエチレンであることが望ましい。
グ液を基材表面にコーティングして厚さ20μm以上の
有機・無機ハイブリッド厚膜を形成した厚膜形成部材を
提供するものである。
/または定着部材が適用されることが有用である。
グ液を基材表面にコーティングし、加熱処理することに
よって該基材上に厚さ20μm以上の有機・無機ハイブ
リッド厚膜を形成する厚膜形成方法を提供するものであ
る。
/または定着部材が適用されることが有用である。
することによって、基材表面の凹凸が略被覆吸収され、
従って本発明の部材の表面は基材表面の凹凸に影響され
なくなり、表面の超撥水性や離型性が確保され亀裂が確
実に防止される。本発明に使用するコーティング液にお
いて、溶媒に対して金属および/または半金属のアルコ
キシドの濃度を2. 5mol/l 以上とすることで、該コー
ティング液の粘度が高くなり基材上に保持されやすくな
り、基材上に塗布されるコーティング液の量を多くする
ことが出来、よって何度も塗布を繰返すことなく一回の
塗布で厚さ20μm以上の厚膜を形成することが出来
る。
ることで、該コーティング液の粘度を高くすることが出
来、よって該コーティング液を用いることでより厚さの
大きな厚膜を容易に形成することが出来る。
ティング液は、金属および/または半金属のアルコキシ
ドと、有機ケイ素化合物とを含むゾル液であって、該金
属または半金属のアルコキシドが溶媒1リットルに対し
て2.5mol 以上含まれている。
金属の種類としては、アルミニウム、ケイ素、チタン、
バナジウム、マンガン、鉄、コバルト、亜鉛、ゲルマニ
ウム、イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、カドミウ
ム、タンタル等のアルコキシドを形成しうる金属または
半金属が挙げられる。
ことなく、例えば、メトキシド、エトキシド、プロポキ
シド、イソプロポキシド、ブトキシド等が挙げられ、更
には、アルコキシ基の一部をβ−ジケトン、β−ケトエ
ステル、アルカノールアミン、アルキルアルカノールア
ミン等で置換したアルコキシド誘導体であってもよい。
ジアルキルジアルコキシシラン、末端シラノールポリジ
メチルシロキサン等を使用することが出来る。該ジアル
キルジアルコキシシランとしては、例えば、ジメチルジ
メトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチル
ジプロポキシシラン、ジメチルジブトキシシラン、ジエ
チルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジ
エチルジプロポキシシラン、ジエチルジブトキシシラ
ン、ジプロピルジメトキシシラン、ジプロピルジエトキ
シシラン、ジプロピルジプロポキシシラン、ジプロピル
ジブトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフ
ェニルジエトキシシラン、ジフェニルジプロポキシシラ
ン、ジフェニルジブトキシシラン等が挙げられる。上記
末端シラノールポリジメチルシロキサンは、重量平均分
子量が400〜10000であることが好ましい。
体であるフッ素置換有機ケイ素化合物としては、上記有
機ケイ素化合物の水素をフッ素で置換したものを例示す
ることが出来る。そのような化合物としては、例えば、
CF3 CH2 CH2 −Si(OC2 H5 )3 等が挙げら
れる。
シドの加水分解物と、上記有機ケイ素化合物等の有機成
分とを溶媒に加え、攪拌して厚膜形成用コーティング液
を調製する。なお該金属および/または半金属のアルコ
キシドの加水分解物は溶媒1リットルに対して2. 5mo
l 以上添加される。
ドに対して配合してもよいし、加水分解したアルコキシ
ドに対して配合してもよい。なおアルコキシドの加水分
解反応を促進させるために、所望により塩酸、リン酸、
酢酸等の触媒を適宜使用してもよい。
は半金属アルコキシドと上記有機成分を均一に分散、溶
解出来る溶媒であれば特に限定されることなく、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、メトキシメタノール、メトキシエタノール、
エトキシメタノール、エトキシエタノール等の各種アル
コールの他、アセトン、メチルエチルケトン等の水溶性
有機溶媒が一般的に使用される。
シランを使用する場合、無機成分であるアルコキシドと
の配合比は、有機成分/(有機成分+無機成分)のモル
比が0. 5〜0. 95となる範囲であるのが好ましい。
該モル比が0. 5未満では、得られる被膜が剥離した
り、クラックが生じるおそれがあり、該モル比が0. 9
5を超えると、得られる被膜の表面硬度が著しく低下す
るおそれがある。
ポリジメチルシロキサンを使用する場合、無機成分であ
るアルコキシドとの配合比は、有機成分/(有機成分+
無機成分)のモル比が0. 1〜0. 7となる範囲である
のが好ましい。該モル比が0. 1未満では、得られる被
膜が固く脆くなり、弾性変形しなくなるおそれがあり、
該モル比が0. 7を超えると、有機成分と無機成分との
反応物がゲル化しない場合がある。
ロキサンとアルコキシドとを反応させると、アルコキシ
ドのアルコキシ基が水酸基に置換され、その水酸基が末
端シラノールポリジメチルシロキサンの末端のシラノー
ル基と脱水・縮合反応を起こし、エラストマーが形成さ
れる。
ティング液には、コーティング液の粘度を更に高めるた
めにフィラーを添加、混合分散させてもよい。
タルク、ベントナイト等あるいは、酸化ケイ素、酸化ア
ルミニウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム等の酸化物
粉末、黒鉛粉末等が例として挙げられる。更にフィラー
としては、ステアリン酸やシロキサン等の潤滑剤で表面
処理された上記酸化物粉末や金属粉末等のような固体潤
滑粉末も使用される。このような固体潤剤粉末をフィラ
ーとして添加すると、得られる厚膜の接触角が145°
以上の超撥水性を示すようになる。該フィラーの平均粒
子径が0. 005〜50μmの範囲のものが好ましい。
また上記フィラーの添加量は上記厚膜形成用コーティン
グ液に対して1〜40重量%の範囲が好ましい。
ティング液は、所望の攪拌装置で攪拌することで、フィ
ラーは該厚膜形成用コーティング液に均一に分散され
る。該厚膜形成用コーティング液には金属および/また
は半金属のアルコキシドが溶媒1リットルに対して2.
5mol 以上含まれるので粘度は2500〜4000cP
0 と高く、数時間放置してもフィラーの沈降は見られな
い。
ング液を用いて、基材表面に塗布する。
属、セラミック等がある。本発明が特に有用に適用され
るのは、例えば、電子写真装置用転写定着部材である。
該転写定着部材とは、中間転写ベルト、中間転写ドラ
ム、転写定着ベルト等であって、その材料としては、例
えば、ポリイミド樹脂(PI)、ポリカーボネート樹脂
(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポ
リアリレート(PAR)、ポリエチレンナフタレート
(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等
のポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂(PU)、ポリ
アミド樹脂(PA)等の熱可塑性樹脂が挙げられ、それ
ぞれ単独でまたは混合して用いられ、あるいはポリマー
アロイとして用いられる。
コーティング液を上記部材上に塗布する前に、予め該部
材表面の汚れを落しておき、紫外線照射処理またはNa
OH化学エッチングで処理してもよい。
を塗布する方法としては、公知の方法を利用することが
出来、例えば、ディップコート、スプレーコート、ロー
ルコート、フローコート等の方法を利用することが出来
る。
ティング液は、加熱処理され厚膜が形成される。通常、
該加熱処理の条件は、60〜450℃×20秒〜7時間
であるのが好ましい。
膜厚を有する膜であり、本発明の厚膜形成法によって、
基材に厚膜形成用コーティング液の塗布および加熱処理
を施すことで厚膜が基材表面上に20〜100μmの膜
厚で形成される。
シラノールポリジメチルシロキサンを使用した場合、ポ
リジメチルシロキサンの主骨格となっているフレキシブ
ルなシロキサン結合のため優れた可撓性および弾性を示
し、上記基材に対しては良好な密着性を示す。
厚膜形成コーティング液を用いて上記厚膜形成方法で基
材表面上に厚膜が形成されたものであり、該基材とし
は、例えば、上記した電子写真装置用転写定着部材等が
適用される。
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。 〔実施例1〕無機成分としてテトライソプロポキシチタ
ンを使用し、有機成分として末端シラノールポリジメチ
ルシロキサン(重量平均分子量 6000)を使用し、
エタノールを溶媒とし該末端シラノールポリジメチルシ
ロキサン:該テトライソプロポキシチタン:アセト酢酸
エチル:水:エタノールを0. 25:1:2:2:3の
配合比にて混合して0. 5時間充分攪拌することによっ
て、該テトライソプロポキシチタンの十分な加水分解
と、一部該末端ポリジメチルシロキサンとの縮合重合を
行ない、厚膜形成用コーティング液を調製した。該テト
ライソプロポキシチタンのエタノールに対する濃度は5
. 7mol /l、該厚膜形成用コーティング液の粘度は8
5.57cP0 であった。上記厚膜形成用コーティング
液が塗布される基材は、電子写真装置用の転写ロールポ
リイミド基材であって、該基材表面の汚れを十分落し、
更に紫外線照射処理を施した後、該基材をフローコート
マシーンにセットした。該フローコートマシーンのコー
ト液吐出部を0. 15mm/sec の速さでトラバースさ
せ、該基材上に上記コーティング液を塗布した。その後
空気雰囲気下、200℃で0. 5時間、350℃で0.
1時間加熱処理して、該基材表面上に厚膜を形成した。
0μmであり、表面粗さRaは0.03μm、鉛筆硬度
はB、接触角は105°、静摩擦係数は0. 16、動摩
擦係数は0. 07であり、このような厚膜を表面に有す
る転写ロールはトナーの離型性に優れている。
ロポキシチタンを使用し、有機成分として末端シラノー
ルポリジメチルシロキサン(重量平均分子量 600
0)を使用し、エタノールを溶媒とし該末端シラノール
ポリジメチルシロキサン:該テトライソプロポキシチタ
ン:アセト酢酸エチル:水:エタノールを0. 25:
1:2:2:3の配合比にて混合して0. 5時間充分攪
拌することによって、該テトライソプロポキシチタンの
十分な加水分解と、一部該末端ポリジメチルシロキサン
との縮合重合を行ない、更に粒径5±2μmのポリテト
ラフルオロエチレン粒子を20重量%添加し混合攪拌し
て厚膜形成用コーティング液を調整した。該混合攪拌
は、真空脱泡攪拌装置で公転1600rpm、自転50
0rpm、5分間攪拌の条件で2回行なった。なお該テ
トライソプロポキシチタンのエタノールに対する濃度は
5. 7mol /l、該厚膜形成用コーティング液の粘度は5
72cP0 であった。上記厚膜形成用コーティング液が
塗布される基材は電子写真装置用定着ロールのポリアリ
レート−ポリエチレンナフタレートポリマーアロイ(P
AR−PEN)基材であって、該基材表面の汚れを十分
落し、更に紫外線照射処理を施した後、該基材をフロー
コートマシーンにセットした。該フローコートマシーン
のコート液吐出部を0. 15mm/sec の速さでトラバー
スさせ、該基材上に上記コーティング液を塗布した。そ
の後空気雰囲気下、200℃で0. 5時間、350℃で
0. 1時間加熱処理して、該基材表面上に厚膜を形成し
た。
5μmであり、表面粗さRaは2.80μm、鉛筆硬度
はB、接触角は125°であり、このような厚膜を表面
に有する定着ロールはトナーの付着性が小さい。
ロポキシチタンを使用し、有機成分として末端シラノー
ルポリジメチルシロキサン(重量平均分子量 600
0)を使用し、エタノールを溶媒とし該末端シラノール
ポリジメチルシロキサン:該テトライソプロポキシチタ
ン:アセト酢酸エチル:水:エタノールを0. 25:
1:2:2:3の配合比にて混合して0. 5時間充分攪
拌することによって、該テトライソプロポキシチタンの
十分な加水分解と、一部該末端ポリジメチルシロキサン
との縮合重合を行ない、更に粒径5±2μmのポリテト
ラフルオロエチレン粒子を30重量%添加し混合攪拌し
て厚膜形成用コーティング液を調整した。該混合攪拌
は、真空脱泡攪拌装置で公転1600rpm、自転50
0rpm、5分間攪拌の条件で2回行なった。なお該テ
トライソプロポキシチタンのエタノールに対する濃度は
5. 7mol /l、該厚膜形成用コーティング液の粘度は3
110cP0 であった。上記厚膜形成用コーティング液
が塗布される基材は電子写真装置用転写定着ベルトのP
AR−PEN基材であって、該基材表面の汚れを十分落
し、更に紫外線照射処理を施した後、該基材をフローコ
ートマシーンにセットした。該フローコートマシーンの
コート液吐出部を0. 15mm/sec の速さでトラバース
させ、該基材上に上記コーティング液を塗布した。その
後空気雰囲気下、200℃で0.5時間、350℃で0.
1時間加熱処理して、該基材表面上に厚膜を形成し
た。
7. 5μmであり、表面粗さRaは3. 10μm、鉛筆
硬度はB、接触角は145°であった。
ポキシチタンを使用し、有機成分として末端シラノール
ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量 6000)
を使用し、エタノールを溶媒とし該末端シラノールポリ
ジメチルシロキサン:該テトライソプロポキシチタン:
アセト酢酸エチル:水:エタノールを0. 25:1:
2:2:10の配合比にて混合して0. 5時間充分攪拌
することによって、該テトライソプロポキシチタンの十
分な加水分解と、一部該末端ポリジメチルシロキサンと
の縮合重合を行ない、コーティング液を調製した。該テ
トライソプロポキシチタンのエタノールに対する濃度は
1. 7mol /l、該コーティング液の粘度は42. 68c
P0 であった。上記コーティング液が塗布される基材
は、上記実施例1と同様転写ロールのポリイミド基材で
あって、該基材表面の汚れを十分落し、更に紫外線照射
処理を施した後、該基材をフローコートマシーンにセッ
トした。該フローコートマシーンのコート液吐出部を
0. 15mm/sec の速さでトラバースさせ、該基材上に
上記コーティング液を塗布した。その後空気雰囲気下、
200℃で0. 5時間、350℃で0. 1時間加熱処理
して、該基材表面上に膜を形成した。
4μmであり、鉛筆硬度はB、接触角は105°であっ
た。
対する金属アルコキシドであるテトライソプロポキシチ
タンのモル濃度が5. 7mol/l であること、また実施例
2および3にあっては厚膜形成用コーティング液にポリ
テトラフルオロエチレン粒子が分散されたこともあっ
て、いづれの実施例においても1回のコーティングで厚
膜の膜厚は、50μm(実施例1)、55μm(実施例
2)、67. 5μm(実施例3)であり、いずれも20
μm以上となった。一方、比較例ではテトライソプロポ
キシチタンのモル濃度が1. 7mol /lであり、この場合
には膜厚が8. 24μmの薄い膜しか得ることが出来な
かった。
アルコキシドを有機ケイ素化合物とを含むゾル液である
コーティング液の金属および/または半金属のアルコキ
シド含有量を2. 5mol 以上として該コーティング液の
粘度を拡大せしめたので基材表面に厚膜を簡単に形成す
ることが出来る。
Claims (8)
- 【請求項1】金属および/または半金属のアルコキシド
と、有機ケイ素化合物とを含むゾル液であって、該金属
および/または半金属のアルコキシドを溶媒1リットル
に対して2. 5mol 以上含むことを特徴とする厚膜形成
用コーティング液 - 【請求項2】該有機ケイ素化合物は、末端シラノールポ
リジメチルシロキサンである請求項1に記載の厚膜形成
用コーティング液 - 【請求項3】該コーティング液にはフィラーが添加され
ている請求項1または2に記載の厚膜形成用コーティン
グ液 - 【請求項4】該フィラーはポリテトラフルオロエチレン
である請求項1〜3に記載の厚膜形成用コーティング液 - 【請求項5】請求項1〜4に記載の厚膜形成用コーティ
ング液を基材表面にコーティングして厚さ20μm以上
の有機・無機ハイブリッド厚膜を形成したことを特徴と
する厚膜形成部材 - 【請求項6】該基材は電子写真装置用の転写および/ま
たは定着部材である請求項5または6に記載の厚膜形成
部材 - 【請求項7】請求項1〜4に記載の厚膜形成用コーティ
ング液を基材表面にコーティングし、加熱処理すること
によって該基材上に厚さ20μm以上の有機・無機ハイ
ブリッド厚膜を形成することを特徴とする厚膜形成方法 - 【請求項8】該基材は電子写真装置用の転写および/ま
たは定着部材である請求項7に記載の厚膜形成方法
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