JP2002037119A - 作業車 - Google Patents

作業車

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JP2002037119A
JP2002037119A JP2000220050A JP2000220050A JP2002037119A JP 2002037119 A JP2002037119 A JP 2002037119A JP 2000220050 A JP2000220050 A JP 2000220050A JP 2000220050 A JP2000220050 A JP 2000220050A JP 2002037119 A JP2002037119 A JP 2002037119A
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JP2000220050A
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English (en)
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Shigemi Hidaka
茂實 日高
Akito Yamamoto
明人 山本
Yoshinari Yamashita
佳成 山下
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行伝動構造及び前後走行輪(2)
(15)支持構造の簡略化並びに方向転換などの旋回操
作の簡略化並びに旋回機能の向上などを図る。 【解決手段】 左右対称に複数組の走行輪(2)(1
5)を装設させる作業車において、走行変速操作により
左右走行輪(2)(15)を同一方向に略同一速度で回
転させる走行変速機構(25)と、操向操作により左右
走行輪(2)(15)を逆方向に略同一速度で無段変速
自在に回転させる旋回機構(28)と、前記走行変速機
構(25)の駆動出力と旋回機構(28)の駆動出力を
左右走行輪(2)(15)に伝える左右差動機構(3
3)を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば圃場の耕耘作
業などを行う農用トラクタまたは田植機または圃場管理
車などの作業車に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、左右一対の前輪
と後輪を装設するトラクタなどにおいて、左右前輪を操
舵して旋回させる構造では、旋回半径を容易に小さくし
得ず、圃場枕地でのスピンターンなど狭少場所での方向
転換を容易に行い得ないと共に、小さな旋回半径で方向
転換するには、後輪と同様に前輪も差動駆動したり、前
輪と同様に後輪を操舵したり、旋回内側の後輪を制動し
たり、前輪を増速回転させたり、走行変速操作またはエ
ンジン回転低下によって車速を減速させる等の構造及び
制御が必要であり、走行伝動構造及び前後輪支持構造の
簡略化並びに方向転換などの旋回操作の簡略化並びに旋
回機能の向上などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、左右
対称に複数組の走行輪を装設させる作業車において、走
行変速操作により左右走行輪を同一方向に略同一速度で
回転させる走行変速機構と、操向操作により左右走行輪
を逆方向に略同一速度で無段変速自在に回転させる旋回
機構と、前記走行変速機構の駆動出力と旋回機構の駆動
出力を左右走行輪に伝える左右差動機構を設けたもの
で、操向操作量に比例させて旋回機構の出力を大きくし
て旋回内側の走行輪速度を低下し得、走行輪を方向転換
させる操舵機構並びに旋回内側の走行輪を制動するブレ
ーキ操作などを不要とし、従来のような直進駆動力を左
右走行輪に分岐伝動させる差動ギヤ機構並びに前後走行
輪操舵機構などを不要とし、走行伝動構造及び前後走行
輪支持構造の簡略化並びに方向転換などの旋回操作の簡
略化並びに旋回機能の向上などを容易に図り得るもので
ある。
【0004】また、走行変速機構出力並びに旋回機構出
力を伝える左右変速操向軸を左右走行輪に連結させたも
ので、左側または右側の1本の変速操向軸によって左側
または右側の複数の前後走行輪を駆動し得、走行伝動構
造及び前後走行輪支持構造の簡略化などを容易に図り得
るものである。
【0005】また、走行変速中立以外のときに操向操作
によって旋回機構制御と走行変速機構制御の両方を行う
もので、操向操作量に応じて走行速度を減速させて左右
走行輪の速度差を連続的に変化させてスピンターン動作
に移行させ得、操向操作だけで減速させて圃場枕地など
の狭少場所で方向転換させ得、次作業工程に移動して直
進走行に戻す操作によって前工程の作業走行速度まで増
速させて作業を再開し得、操向操作に伴う走行変速操作
を省き得、農作業中の直進走行及び進路修正動作と、圃
場枕地で次作業工程位置に向けて方向転換させるスピン
ターン動作とを、連続した一連の操向操作だけでスムー
ズに行わせ得、方向転換などの旋回操作の簡略化並びに
旋回機能の向上などを容易に図り得るものである。
【0006】また、直進以外のときに走行変速操作によ
って走行変速機構制御と旋回機構制御の両方を行うもの
で、走行変速操作により左右走行輪に伝える旋回出力を
変更させ得、走行変速出力に関係なく左右走行輪の車速
比を略一定に保ち得、走行変速操作に関係なく旋回半径
を略一定維持する従来操舵機能を具有させ得、方向転換
などの旋回操作の簡略化並びに旋回機能の向上などを容
易に図り得るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は圃場作業などを行う農用トラク
タの全体側面図、図2は同平面図であり、車体(1)の
前部両側に一対の左右前輪(2)を装設させ、左右前輪
(2)間の車体(1)上面にステアリングケース(3)
を設けて操向ハンドル(4)を取付けると共に、前記車
体(1)の前後幅及び左右幅の略中間にエンジン(5)
を設け、エンジン(5)上面側を車体カバー(6)で覆
い、作業者が座乗する運転席(7)を操向ハンドル
(4)後方の車体カバー(6)上面に設けるもので、主
及び副変速レバー(8)(9)を運転席(7)左側外側
方に配設させ、作業機昇降レバー(10)及びPTO変
速レバー(11)を運転席(7)右側方に配設させる。
なお、図中(12)は車体カバー(6)両側に設ける作
業者乗降用ステップ、(13)は車体カバー(6)前部
に設ける作業者搭乗用ステップである。
【0008】また、前記エンジン(5)後方の車体
(1)後部にミッションケース(14)を設け、車体
(1)の後部両側に一対の左右後輪(15)を装設さ
せ、前記運転席(7)背部に作業者用ガードフレーム
(16)を立設させて荷物載台(17)を設けると共
に、ロワーリンク(18)及びトップリンク(19)を
介して前記車体(1)の後側に耕耘作業機(20)を取
付け、昇降シリンダ(21)などを介して前記作業機
(20)を昇降自在に装設させ、前記作業機(20)の
ロータリ爪(22)を駆動し乍ら走行させて圃場の耕耘
作業を連続的に行う。
【0009】さらに、図3に示す如く、前後輪(2)
(15)を駆動する前記ミッションケース(14)は、
1対の第1油圧ポンプ(23)及び第1油圧モータ(2
4)を備える油圧無段変速構造の走行変速機構(25)
と、1対の第2油圧ポンプ(26)及び第2油圧モータ
(27)を備える油圧無段変速構造の旋回機構(28)
とを備え、前記エンジン(5)の出力軸(5a)に第1
及び第2油圧ポンプ(23)(26)の入力軸(29
a)(29b)を伝達ベルト(30a)(30b)によ
って連結させ、前記各油圧ポンプ(23)(26)を駆
動するように構成している。
【0010】また、前記第1油圧モータ(24)の出力
軸(31)に、副変速機構(32)及び左右差動機構
(33)を介して左右の前後輪(2)(15)用変速操
向スプロケット(34)を連動連結させるもので、前記
左右差動機構(33)は左右対称の1対の遊星ギヤ機構
(35)(35)によって形成すると共に、各遊星ギヤ
機構(35)は、1つのサンギヤ(36)と、該サンギ
ヤ(36)の外周で噛合う3つのプラネタリギヤ(3
7)と、これらプラネタリギヤ(37)に噛合うリング
ギヤ(38)などで形成している。
【0011】前記プラネタリギヤ(37)は、サンギヤ
軸(39)と同軸線上のキャリヤ軸である変速操向軸
(40)のキャリヤ(41)に回転自在に軸支させ、左
右のサンギヤ(36)(36)を挾んで左右のキャリヤ
(41)を対向配置させると共に、前記リングギヤ(3
8)は各プラネタリギヤ(37)に噛み合う内歯(38
a)を有してサンギヤ軸(39)とは同一軸芯上に配置
させ、変速操向軸(40)に回転自在に軸支させ、変速
操向軸(40)を延設して後輪(15)と変速操向スプ
ロケット(34)を軸支させ、変速操向軸(40)にロ
ードチェン(42)及び前輪スプロケット(43)を介
して前車軸(2a)を連結させ、前車軸(2a)に軸支
させる前輪(2)を後輪(15)と略同一速度(または
若干高速)で駆動させる。
【0012】また、走行用の油圧式無段変速部材(2
5)は、第1油圧ポンプ(23)の回転斜板の角度変更
調節により第1油圧モータ(24)の正逆回転と回転数
の制御を行うもので、第1油圧モータ(24)の回転出
力を出力軸(31)及び伝達ギヤ(44)及び副変速機
構(32)及びアイドルギヤ(45)を介して、サンギ
ヤ軸(39)に固定したセンタギヤ(46)に伝達して
サンギヤ(36)を回転するように構成している。前記
副変速機構(32)は、前記出力軸(31)にギヤ(4
4)連結させる副変速軸(47)と、前記ギヤ(45)
を介してセンタギヤ(46)に噛合うギヤ(48)を有
する駐車ブレーキ軸(49)とを備え、副変速軸(4
7)とブレーキ軸(49)間に各1対の低速用ギヤ(5
0)(51)・中速用ギヤ(52)(53)・高速用ギ
ヤ(54)(48)を設けて、低中速スライダ(55)
及び高速スライダ(56)のスライド操作によって副変
速の低速・中速・高速の切換を行うように構成してい
る。なお低速・中速間及び中速・高速間には中立を有す
る。そして、前記センタギヤ(46)を介しサンギヤ軸
(39)に伝達された第1油圧モータ(24)からの駆
動力を、左右の遊星ギヤ機構(35)を介して左右変速
操向軸(40)に伝達させると共に、左右変速操向軸
(40)を介して左右の前後輪(2)(15)を駆動す
るように構成している。また前記ブレーキ軸(49)に
駐車ブレーキ(57)を設ける。また、前記耕耘作業機
(20)に回転力を伝達するPTO軸(58)にPTO
入力ベルト(59)及びPTO入力軸(60)及びPT
Oミッション(61)を介してエンジン(5)の出力軸
(5a)を連結させ、ロータリ爪(22)を駆動して耕
耘動作させる。
【0013】さらに、旋回用の油圧式無段変速機構で形
成する操向部材(28)は、第2油圧ポンプ(26)の
回転斜板の角度変更調節により第2油圧モータ(27)
の正逆回転と回転数の制御を行うもので、操向出力ブレ
ーキ(62)を有するブレーキ軸(63)と、操向出力
クラッチ(64)を有するクラッチ軸(65)と、前記
の左右リングギヤ(38)の外歯(38b)に常時噛合
させる左右入力ギヤ(66)(67)を設け、第2油圧
モータ(27)の出力軸(68)に前記ブレーキ軸(6
3)及び操向出力クラッチ(64)を介してクラッチ軸
(65)を連結させ、クラッチ軸(65)に正転ギヤ
(69)を介して右入力ギヤ(67)を連結させ、また
クラッチ軸(65)に正転ギヤ(69)及び逆転ギヤ
(70)を介して左入力ギヤ(66)を連結させてい
る。そして、副変速スライダ(55)(56)の中立に
よって前記ブレーキ(62)を入にしかつクラッチ(6
4)を切にする一方、前記中立以外の副変速出力時にブ
レーキ(62)を切にしかつクラッチ(64)を入に
し、右側のリングギヤ(38)の外歯(38b)に正転
ギヤ(69)を介してモータ(27)回転力を伝え、ま
た左側のリングギヤ(38)の外歯(38b)に正転ギ
ヤ(69)及び逆転ギヤ(70)を介してモータ(2
7)回転を伝え、第2油圧モータ(27)を正転(逆
転)時、左右同一回転数で、左リングギヤ(38)を逆
転(正転)させ、かつ右リングギヤ(38)を正転(逆
転)させるように構成している。
【0014】而して、旋回用の第2油圧モータ(27)
を停止させて左右リングギヤ(38)を静止固定させた
状態で、走行用の第1油圧モータ(24)を駆動する
と、第1油圧モータ(24)からの回転出力はセンタギ
ヤ(46)から左右のサンギヤ(36)に同一回転数で
伝達され、左右遊星ギヤ機構(35)のプラネタリギヤ
(37)・キャリヤ(41)を介して左右の走行クロー
ラ(2)が左右同一回転方向で同一回転数によって駆動
され、機体の前後方向直進走行が行われる。一方、走行
用の第1油圧モータ(24)を停止させて左右のサンギ
ヤ(36)を静止固定させた状態で、旋回用の第2油圧
モータ(27)を正逆回転駆動すると、左側の遊星ギヤ
機構(35)が正或いは逆回転、また右側の遊星ギヤ機
構(35)が逆或いは正回転し、左右走行クローラ
(2)を逆方向に駆動し、機体を左或いは右に旋回させ
る。また、走行用の第1油圧モータ(24)を駆動させ
ながら、旋回用の第2油圧モータ(27)を駆動するこ
とにより、機体が左右に旋回して進路が修正されるもの
で、機体の旋回半径は第2油圧モータ(27)の出力回
転数によって決定される。
【0015】さらに、図4乃至図6に示す如く、前記操
向ハンドル(4)をハンドル軸(71)上端側を連結さ
せ、ハンドル軸(71)を前記ステアリングケース
(3)上部に回転自在に軸支させると共に、ステアリン
グケース(3)上部に操向入力軸(72)上端部を回転
自在に軸支させ、ハンドル軸(71)のギヤ(73)と
操向入力軸(72)のセクタギヤ(74)を噛合させて
各軸(71)(72)を連結させ、ステアリングケース
(3)内部の略中央で上下方向に操向入力軸(72)を
延設させる。
【0016】さらに、前記ステアリングケース(3)の
左側面で上下幅略中間に軸受部材(75)を着脱自在に
固定させ、変速入力軸(76)の一端部を軸受部材(7
5)にベアリング(77)を介して回転自在に片持ち支
持させ、変速入力軸(76)を左右方向に略水平に軸支
させると共に、操向入力軸(72)下端に自在継手(7
8)を介して入力支点軸(79)上端側を連結させ、入
力支点軸(79)に操向入力部材(80)を固定させ、
変速入力軸(76)に操向入力部材(80)を回転自在
に取付けると共に、操向入力部材(80)に入力連結体
(81)を着脱自在に固定させ、連係ボルト(82)に
よって前記操向入力部材(80)と入力連結体(81)
を連結させ、また変速入力軸(76)にベアリング(8
3)を介して操向入力部材(80)を回転自在に軸支さ
せ、操向入力部材(80)を操向入力軸(72)回りに
回転自在に支持させる。また、前記操向入力軸(72)
の正逆転によって操向入力部材(80)を略垂直な入力
軸(72)芯線回りに正逆転させると共に、前記変速入
力軸(76)の正逆転によって略水平な左右方向の入力
軸(76)芯線回りに入力支点軸(79)及び操向入力
部材(80)を前後方向傾動状態に回転させるもので、
垂直方向の操向入力軸(72)芯線と左右水平方向の変
速入力軸(76)芯線とが直角交叉する交点に自在継手
(78)を取付け、操向ハンドル(4)の操向入力軸
(72)正逆転操作により操向入力軸(72)芯線回り
に操向入力部材(80)と入力連結体(81)を正逆転
させる。
【0017】さらに、前記ステアリングケース(3)の
下部前側に主変速軸(84)を回転自在に軸支させ、左
右方向に略水平に横架させる主変速軸(84)の左側端
をステアリングケース(3)の左側外方に突設させ、主
変速軸(84)に主変速レバー(8)を連結させ、主変
速レバー(8)を前後方向に揺動させる変速操作によっ
て主変速軸(84)を正逆転させると共に、ロッド形主
変速部材(85)及び上連結板(86)及び下リンク
(87)を介して変速入力軸(76)に主変速軸(8
4)を連結させ、主変速レバー(8)の主変速軸(8
4)正逆転操作により前記操向入力部材(80)を変速
入力軸(76)芯線回りに前後方向傾動状態に回転させ
る。
【0018】さらに、筒軸形の操向出力軸(88)を前
記主変速軸(84)に回転自在に取付け、リンク形操向
出力部材(89)を操向出力軸(88)に固定させると
共に、ロッド形操向結合部材(90)の上端部を前記入
力連結体(81)に自在継手形操向入力連結部(91)
を介して連結させ、球関継手形操向出力連結部(92)
を介して操向結合部材(90)の下端部を操向出力部材
(89)に連結させ、走行進路を変更させる操向機構
(93)を構成している。
【0019】さらに、前記操向出力軸(88)の上方で
該軸(88)と略平行に変速出力軸(94)をステアリ
ングケース(3)内部に回転自在に軸支させ、リンク形
変速出力部材(95)を変速出力軸(94)に固定させ
ると共に、ロッド形変速結合部材(96)の上端部を前
記入力連結体(81)に自在継手形変速入力連結部(9
7)を介して連結させ、球関継手形変速出力連結部(9
8)を介して変速結合部材(96)の下端部を変速出力
部材(95)に連結させ、走行速度の変更並びに前後進
の切換を行う変速機構(99)を構成している。
【0020】さらに、互に回転自在な二重軸構造の内側
の操向操作軸(100)並びに外側の変速操作軸(10
1)をステアリングケース(3)の下部後側で左右幅中
央の軸受部(102)に回転自在に取付けるもので、長
さ調節自在な球関継手軸(103)及び変速リンク(1
04)(105)を介して前記変速出力軸(94)に変
速操作軸(101)上端部を連結させると共に、長さ調
節自在な球関継手軸(106)及び操向リンク(10
7)(108)を介して前記操向出力軸(88)に操向
操作軸(100)上端部を連結させる。
【0021】また、前記各操作軸(100)(101)
は同一軸芯上に略垂直にステアリングケース(3)底部
に立設させ、各操作軸(100)(101)上端部をス
テアリングケース(3)内部に延設させて各出力軸(8
8)(94)に連結させると共に、ステアリングケース
(3)底面下方に各操作軸(100)(101)下端部
を突設させ、図3に示す前記走行変速機構(25)の車
速制御アーム(109)に長さ調節自在車速ロッド(1
10)及び車速リンク(111)を介して前記変速操作
軸(101)下端部を連結させ、車速制御アーム(10
9)の正逆転操作により第1油圧ポンプ(23)斜板角
調節を行って第1油圧モータ(24)の回転数制御及び
正逆転切換を行い、走行速度(車速)の無段階変更並び
に前後進の切換を行う。また、図3に示す前記旋回部材
(28)の操向制御アーム(112)に長さ調節自在旋
回ロッド(113)及び旋回リンク(114)を介して
操向操作軸(100)下端部を連結させ、操向制御アー
ム(112)の正逆転操作により第2油圧ポンプ(2
6)斜板角調節を行って第2油圧モータ(27)の回転
数制御及び正逆転切換を行い、操向角度(旋回半径)の
無段階変更並びに左右旋回方向の切替を行う。
【0022】上記のように、変速機構(99)動作量に
比例させて操向機構(93)操向量を変化させるもの
で、高速側走行変速によって操向量を自動的に拡大さ
せ、かつ低速側走行変速によって操向量を自動的に縮少
させ、操向ハンドル(4)の一定量の操作によって走行
速度に関係なく左右前後輪(2)(15)の旋回半径を
略一定に維持させ、農作業走行速度の変更並びに作物列
などに機体を沿わせる進路修正などを行わせると共に、
逆円錐形の変速機構(99)並びに操向機構(93)を
形成し、操向操作によって操向入力軸(72)を回転さ
せて操向入力部材(80)を作動させ、例えば旋回させ
乍ら走行速度を減速させる動作を行わせ、変速操作によ
って変速入力軸(76)を回転させて操向入力部材(8
0)を作動させ、走行変速による旋回半径の拡大縮少並
びに走行変速中立による旋回出力の中止などの操作を行
わせる。
【0023】また、入力連結体(81)と操向結合部材
(90)を連結させる操向入力連結部(91)を変速入
力軸(76)芯線上に配設させ、入力連結体(81)と
変速結合部材(96)を連結させる変速入力連結部(9
7)を、変速入力軸(76)芯線と交叉する直線(A)
上に配設させ、操向入力軸(72)及び変速入力軸(7
6)を中心とする操向入力部材(80)の相対的な運動
を容易に設定でき、設計及び組立及び構造の簡略化並び
に動作の信頼性向上などを図れると共に、変速入力軸
(76)芯線と操向入力軸(72)芯線が交叉する軸芯
交点(B)を中心とする円周(C)上に、変速入力連結
部(97)並びに操向入力連結部(91)を配設させ、
操向入力部材(80)などの構造の簡略化及びコンパク
ト化などを図るもので、変速出力部材(95)と変速結
合部材(96)を連結させる変速出力連結部(98)
と、操向出力部材(89)と操向結合部材(90)を連
結させる操向出力連結部(92)を、操向入力軸(7
2)芯線上に配設させ、前進時と後進時の変速切換によ
る逆ハンドル現像を防止し、変速出力部材(95)及び
操向出力部材(89)の設計及び組立及び構造の簡略化
並びに動作の信頼性向上などを図ると共に、変速入力軸
(76)と操向入力軸(72)の軸芯交点(B)に対す
る変速出力連結部(98)の距離と、操向出力連結部
(92)の距離を異ならせ、変速出力連結部(98)と
操向出力連結部(92)を同一直線(D)上で離間させ
ることによって各連結部(92)(98)の干渉防止並
びに移動範囲の設定などを容易に行え、変速結合部材
(96)及び操向結合部材(90)を狭少場所に設置で
きるように構成している。
【0024】また、変速入力連結部(97)と、操向入
力連結部(91)を、変速入力軸(76)と操向入力軸
(72)の軸芯交点(B)を中心とする円周(C)上で
約90度離間させ、変速入力軸(76)の回転によって
操向入力連結部(91)を一定位置に維持させかつ変速
入力連結部(97)の変位量を最大にして走行変速を行
わせると共に、前記各入力連結部(91)(97)を移
動させる平面上に変速入力軸(76)を配置させる構造
で各連結部(91)(97)の移動量を容易に確保し、
コンパクトで機能的に操向入力部材(80)を配置させ
るもので、操向入力軸(72)回りに約90度の範囲内
で変速入力連結部(97)及び操向入力連結部(91)
を移動させ、前後進切換による逆ハンドル現像の防止並
びに各入力連結部(91)(97)の移動量の確保と共
に、操向入力軸(72)を回転させる操向角度に応じて
変速入力連結部(97)を減速方向に移動させる動作
と、旋回内側の前後輪(2)(15)を中心に方向転換
させるスピンターン動作を容易に行わせ、コンパクトな
構造で機能的に構成している。また、前記スピンターン
動作は、旋回機構(28)の出力により左右差動機構
(33)を介して前後輪(2)(15)の左右いずれか
の一方を正転させかつもう一方を逆転させ、左右前後輪
(2)(15)の前後及び左右中心点回りに旋回させる
動作であり、前後進走行と旋回とが同時に行われて前後
進出力である走行変速機構(25)の回転と旋回出力で
ある旋回機構(28)の回転の割合により旋回半径が決
定される。さらに、変速出力軸(94)及び操向出力軸
(84)を変速入力軸(76)と略平行に設け、前記各
出力軸(84)(94)を複数に分割自在なステアリン
グケース(3)に高精度で軸支させると共に、変速入力
軸(76)並びに前記各出力軸(84)(94)を左右
方向に延設させることによって機体前後方向の連結構造
を容易に得られ、主変速レバー(8)と変速入力軸(7
6)の連結、並びに走行変速機構(25)及び旋回機構
(28)と前記出力軸(84)(94)との連結を容易
に行え、操作構造の簡略化並びに取扱い性向上などを図
れるように構成している。
【0025】さらに、図7乃至図9に示す如く、前記ハ
ンドル軸(71)のギヤ(73)は、270度の外周範
囲に複数の歯(115)を形成し、90度の外周範囲を
円弧(116)に形成し、操向ハンドル(4)の全回転
角度を270度とし、左操向回転または右操向回転の角
度を135度に設定し、操向ハンドル(4)回転操作を
片手で作業者が容易に行えるように形成する。また、前
記操向入力軸(72)のセクタギヤ(74)は、130
度の外周範囲に複数の歯(117)を形成し、230度
の外周範囲を円弧カム(118)に形成し、前記ギヤ
(73)の歯(115)とセクタギヤ(74)の歯(1
17)を噛合せ、各ギヤ(73)(74)の最大正逆転
時、前記円弧(116)両端のストッパ(119)と前
記円弧カム(118)両端のストッパ(120)を当接
させ、操向ハンドル(4)の回転を規制する。
【0026】また、前記セクタギヤ(74)の円弧カム
(118)中央に直進ノッチ(121)を形成すると共
に、前記ステアリングケース(3)のデテント軸(12
2)を介してデテントアーム(123)を回転自在に軸
支させ、デテントアーム(123)にローラ軸(12
4)を介してデテントローラ(125)を回転自在に軸
支させ、前記円弧カム(118)にデテントローラ(1
25)を当接させ、直進ノッチ(121)に係脱自在に
デテントローラ(125)を係合させ、操向ハンドル
(4)を直進位置に支持させる。また、前記デテント軸
(122)に巻装させる中立バネ(126)の一端をデ
テントアーム(123)に係止させ、ステアリングケー
ス(3)の受板(127)に中立バネ(126)の他端
を当接させ、円弧カム(118)及び直進ノッチ(12
1)にデテントローラ(125)を中立バネ(126)
によって弾圧当接させている。
【0027】さらに、前記セクタギヤ(73)に形成す
る円弧カム(118)をブレーキカム(128)とスピ
ンカム(129)とに分けて設け、各カム(128)
(129)を段差(130)で連結させ、操向ハンドル
(4)の直進乃至約90度の操作角度のブレーキターン
位置でデテントローラ(125)をブレーキカム(12
8)に当接させ、旋回内側前後輪(2)(15)が逆転
駆動される直前でデテントローラ(125)を段差(1
30)に当接させ、旋回内側前後輪(2)(15)が逆
転駆動されるスピンターン位置でデテントローラ(12
5)をスピンカム(129)に当接させるもので、中立
バネ(126)力によって決定される操向ハンドル
(4)の操作力を段階的に大きくしてブレーキターン動
作からスピンターン動作に移行させ、ブレーキターンと
スピンターンのデテント手段として前記段差(130)
を形成し、操向ハンドル(4)の最大ブレーキターン操
作角度で操作力を大きく変化させ、ブレーキターンとス
ピンターンの境界を作業者に認識させ、例えば湿田での
耕耘作業時、操向ハンドル(4)のスピンターン操作を
防止し、スピンターンによる走行性能の低下を未然に阻
止する。このように、旋回機構(28)を操作する操向
ハンドル(4)の操作力を段階的に変化させるように構
成し、前後輪(2)(15)を同一方向に駆動するブレ
ーキターン並びに旋回内側前後輪(2)(15)を逆転
させるスピンターンなどの切換え位置を操向ハンドル
(4)操作力の変化によって作業者が認識し、例えば走
行性能が低下し易い軟弱泥土路面(湿田)でのスピンタ
ーンなどを防止し、運転操作性の向上などを図る。な
お、前記操向入力軸(72)に操向出力アーム(13
1)の一端を固定させ、操向ハンドル(4)を直進位置
に戻す左右一対の直進バネ(132)(132)を設
け、作業者が操向ハンドル(4)から手を離したとき、
前記バネ(132)力によって操向ハンドル(4)を直
進位置に戻す。
【0028】さらに、図10に示す如く、前記操向ハン
ドル(19)のスピンターン領域操作時に走行駆動負荷
が増大することにより、エンジン(5)の電子ガバナ制
御が通常モードから旋回モードに切換わり、アクセル操
作量よりもエンジン(5)回転を自動的に上げて出力を
一時的に大きくするもので、旋回機構(28)のスピン
ターン動作領域の操向ハンドル(4)操作によってエン
ジン(5)出力を自動的に大きくするように構成し、前
後輪(2)(15)の走行負荷が増大する旋回時に前後
輪(2)(15)を安定して駆動し、出力不足によるエ
ンジン(5)回転低下などを防止し、運転操作性の向上
並びにエンジン(5)等の耐久性向上などを図る。
【0029】さらに、図11乃至図15に示す如く、主
変速レバー(8)を前進(後進)方向に傾ける操作によ
り、走行変速機構(25)を出力制御し、前進(後進)
変速が行われて前進(後進)移動するもので、主変速レ
バー(8)を操作している状態で、操向ハンドル(4)
を左(右)側に回転させて左(右)旋回操作を行うこと
により、走行変速機構(25)を制御する変速入力操作
量が二次曲線形に変化すると共に、前記変速入力操作量
に対して90度の位相差で直進位置を起点に旋回機構
(28)を制御する操向入力操作量が二次曲線形に変化
し、立上りが緩傾斜の二次曲線となる変速入力操作量に
よって操向ハンドル(4)操向角度に比例して走行変速
機構(25)が減速制御されると共に、立上りが急傾斜
の二次曲線となる操向入力操作量によって操向ハンドル
(4)操向角度に比例して旋回機構(28)が増速制御
される。
【0030】また、図11は、主変速レバー(8)の前
(後)進操作量が最大のとき並びに2分の1のとき並び
に4分の1のときの操向ハンドル(4)の操作により、
旋回機構(28)が増速制御される操向出力部材(8
9)の出力変位量を操向増速操作量として表わしたもの
で、操向ハンドル(4)の回転と操向操作出力との関係
を示している。前記操向出力部材(89)の出力変位量
である操向増速操作量は、操向ハンドル(4)の角度変
化に対し、略直線的な比例変化よりも大きく設定され、
旋回機構(28)の出力を大きくして油圧動力伝達損失
を補い、旋回機構(28)の実際の出力が設定適正範囲
(効率100パーセント出力状態)になるように構成し
ている。
【0031】また、図12は、主変速レバー(8)の前
(後)進操作量が最大のとき並びに2分の1のとき並び
に4分の1のときの操向ハンドル(4)の回転と、旋回
機構(28)の油圧モータ(27)の旋回出力回転数と
の関係を示すもので、主変速レバー(8)の操作(車速
の変更)に対して操向ハンドル(4)操作量が一定のと
きに旋回機構(28)の旋回出力回転数を比例して変化
させるから、図13のように、旋回内側前後輪(2)
(15)の速度(V1)と旋回外側前後輪(2)(1
5)の速度(V2)との比が、操向ハンドル(4)回転
角度が一定のとき、主変速レバー(8)操作によって車
速が変更されても一定に保たれ、主変速レバー(8)の
車速変更に対して旋回半径(R)が一定に保たれる。即
ち、図3のように、走行変速機構(25)の回転出力を
左右遊星ギヤ機構(35)を介して左右の前後輪(2)
(15)に伝えて左右の前後輪(2)(15)を同一方
向に同一速度で駆動すると共に、旋回機構(28)の回
転出力を入力操向ギヤ(66)(67)によって左右逆
転させて左右遊星ギヤ機構(35)に伝え、左右の前後
輪(2)(15)を反対方向に同一速度で駆動する(強
制差動構造)場合、主変速レバー(8)操作によって走
行変速機構(25)の回転出力を変化させて車速を変更
したとき、仮りに旋回機構(28)の回転出力が一定に
保たれていると、車速の変更に対して左右の前後輪
(2)(15)の速度差(V2−V1)が一定に保たれ
ることになり、車速の増速(減速)によって旋回半径
(R)が拡大(縮少)され、操向ハンドル(4)の回転
角度を一定に保っていても、車速の変更によって旋回半
径(R)が変化する。これに対し、図11及び図12か
ら明らかなように、操向ハンドル(4)の回転角度を一
定に保っているとき、走行変速機構(25)の回転出力
を変化させて車速を変更する主変速レバー(8)の操作
により、旋回機構(28)の回転出力が比例して変化
し、左右の前後輪(2)(15)の旋回半径(R)が一
定に保たれるもので、従来自動車のアクセルペダル及び
ハンドル操作と略同一操作感覚で主変速レバー(8)の
変速と操向ハンドル(4)の操向の各操作を行える。
【0032】上記のように、主変速レバー(8)操作に
よって走行変速機構(25)を作動させて左右の前後輪
(2)(15)の両方を同一方向に同一速度で駆動して
増速または減速させると共に、操向ハンドル(4)操作
によって旋回機構(28)を作動させて左右の前後輪
(2)(15)を逆方向に同一速度で駆動して駆動速度
に差を生じさせる作業車において、旋回外側前後輪
(2)(15)の回転数と旋回内側前後輪(2)(1
5)の回転数の比を略一定に保ち乍ら左右の前後輪
(2)(15)を変速制御する。そして、操向ハンドル
(4)操作によって左または右方向に旋回していると
き、主変速レバー(8)操作によって左右の前後輪
(2)(15)を増速または減速させて車速を変更して
も旋回半径が略一定に維持され、エンジン(5)アクセ
ル操作を行うことなく、従来自動車と略同様の運転感覚
で操向及び変速の各操作を行え、走行変更操作に伴う進
路の修正などを不要にし、例えば作物列に沿わせる走行
または圃場枕地での次作業工程位置への方向転換などを
容易に行える。
【0033】さらに、図14は、主変速レバー(8)の
前(後)進操作量が最大のとき並びに2分の1のとき並
びに4分の1のときの操向ハンドル(4)の操作によ
り、走行変速機構(25)が減速制御される変速出力部
材(95)の出力変位量を変速減速操作量として表わし
たもので、操向ハンドル(4)の回転と変速操作出力と
の関係を示している。前記変速出力部材(95)の出力
変位量である変速減速操作量は、操向ハンドル(4)の
角度変化に対し、略直線的な比例変化よりも小さく設定
され、走行変速機構(28)の出力を大きくして油圧動
力伝達損失を補い、走行変速機構(28)の実際の出力
が設定適正範囲(効率100パーセント出力状態)にな
るように構成している。前記の図11及び図14から明
らかなように、走行変速機構(25)または旋回機構
(28)の出力が、停止乃至最大出力の途中で、直線的
な変化よりも大きくなるように構成し、走行変速機構
(25)または旋回機構(28)の動力伝達損失などに
よって前後輪(2)(15)駆動力が不足する不具合を
なくし、前後輪(2)(15)の走行性能の維持並びに
運転操作性の向上などを図り、特に損失割合が大きくな
る微速走行時の走行性能を向上させる。
【0034】また、図15は、主変速レバー(8)の前
(後)進操作量が最大のとき並びに2分の1のとき並び
に4分の1のときの操向ハンドル(4)の回転と、走行
変速機構(25)の油圧モータ(24)の変速出力回転
数との関係を示すもので、主変速レバー(8)の操作量
が一定のとき、操向ハンドル(4)操向操作に対して走
行変速機構(25)の変速出力回転数を比例して変化さ
せるから、図16に示す如く、副変速レバー(9)が一
定位置で副変速が同一速度に保たれているとき、直進位
置の操向ハンドル(4)を左方向(右方向)に約15度
回転させる刈取り進路修正範囲では、操向ハンドル
(4)の回転に対して変速出力部材(105)が減速方
向に微少動作し、走行変速機構(25)が直進と略同一
出力状態に維持されると共に、旋回機構(28)の第2
油圧ポンプ(26)によって第2油圧モータ(27)を
正転(逆転)させる操向出力によって左方向(右方向)
に旋回させ、未刈り穀稈(作物)列の湾曲に合せる進路
修正を行う。このとき、旋回内側の前後輪(2)(1
5)の減速量と、旋回外側の前後輪(2)(15)の増
速量が略等しくなり、機体中心速度が直進と略同一速度
に保たれる。また、操向ハンドル(4)を直進位置から
15度以上回転させると、操向ハンドル(4)の回転に
比例して変速出力部材(95)が減速方向に動作し、走
行変速機構(25)が左旋回及び右旋回のいずれでも減
速動作し、第1油圧ポンプ(23)及びモータ(24)
の走行変速出力を減速させ、左右の前後輪(2)(1
5)を同一方向に回転駆動させて前進(または後進)さ
せ、左右の前後輪(2)(15)の走行速度差により左
方向(右方向)に旋回するブレーキターン動作を行わ
せ、耕耘進路から外れたときに元の進路に戻して移動さ
せる進路修正を行う。さらに、操向ハンドル(4)を約
116度回転させると、旋回機構(28)が最大出力に
なって旋回出力が最高出力維持され、135度の切角範
囲で機体中心速度が直進時の約4分の1に減速され、旋
回内側の前後輪(2)(15)が逆転駆動され、左右の
前後輪(2)(15)間の旋回中心回りに機体が旋回す
るスピンターン動作が行われ、左右の前後輪(2)(1
5)の左右幅だけ旋回方向にずらせて機体を180度方
向転換させるもので、ハンドル切角0度からハンドル切
角135度の範囲で操向ハンドル(4)を回転させて左
または右方向の旋回操作を行い、直進位置を中心とした
左右15度のハンドル(4)回転範囲で耕耘作業走行の
進路修正を、直進時の走行速度を維持し乍ら行うと共
に、左右116度乃至135度のハンドル(4)回転に
より、旋回機構(28)を最高出力維持し乍ら、圃場枕
地で機体を方向転換させて次作業工程に移動させるスピ
ンターン動作を、直進時の約4分の1の走行速度(減速
率25パーセント)に自動的に減速して行う。
【0035】上記のように、主変速レバー(8)操作
時、操向ハンドル(4)切角によって決定される旋回半
径になるように左右前後輪(2)(15)速度を制御す
るように構成し、操向ハンドル(4)及び主変速レバー
(8)などの操作構造の簡略化並びに前後輪(2)(1
5)の操向機能及び変速機能の向上などを図り、また旋
回性能の向上並びに運転操作性の向上などを図るもの
で、前記走行変速機構(25)の変速量を変更したと
き、旋回機構(28)の操向量を自動的に変化させ、車
速の変更だけで旋回内側前後輪(2)(15)と旋回外
側前後輪(2)(15)の速度差を変化させ、増速に伴
う旋回半径の拡大量だけ左右の前後輪(2)(15)の
速度差を大きくする一方、減速に伴う旋回半径の縮少量
だけ左右の前後輪(2)(15)の速度差を小さくし、
旋回半径を変化させることなく車速を変更し、エンジン
(5)アクセル操作を行うことなく、また操向ハンドル
(4)操作を行うことなく、従来自動車の車速増減速と
略同様の運転感覚で前後輪(2)(15)の車速変更を
行い、前後輪(2)(15)の走行変速及び操向機能の
向上などを図る。
【0036】また、走行変速機構(25)の変速量に比
例させて旋回機構(28)の操向量を変化させ、操向操
作が一定のとき、変速操作だけで、旋回半径を一定に保
って、車速を増減速変化させ、車速の変更に対して旋回
内側前後輪(2)(15)の速度と旋回外側前後輪
(2)(15)の速度の比が一定に保たれ、前後輪
(2)(15)の走行変速及び操向機能の向上並びに走
行変速及び操向制御の簡略化などを図るもので、図16
のように、操向ハンドル(4)及び主変速レバー(8)
の操作により、左右の前後輪(2)(15)の駆動速度
を変更して進路修正並びに圃場枕地でのスピンターンに
よる方向転換を行い、連続的に耕耘作業を行うと共に、
図17に示す如く、副変速レバー(9)を操作して副変
速機構(32)を高速または標準(耕耘作業)または低
速に切換えたとき、左右の前後輪(2)(15)の速度
差が略一定に保たれて車速が変更され、車速の変更にと
もなって左右の前後輪(2)(15)の旋回半径(R)
も変化する。
【0037】上記から明らかなように、左右対称に複数
組の走行輪である前後輪(2)(15)を装設させる作
業車において、走行変速操作により左右の前後輪(2)
(15)を同一方向に同一速度で回転させる走行変速機
構(25)と、操向操作により左右の前後輪(2)(1
5)を逆方向に同一速度で無段変速自在に回転させる旋
回機構(28)と、前記走行変速機構(25)の駆動出
力と旋回機構(28)の駆動出力を左右の前後輪(2)
(15)に伝える左右差動機構(33)を設ける。そし
て、操向操作量に比例させて旋回機構(28)の出力を
大きくして旋回内側の前後輪(2)(15)速度を低下
させ、前後輪(2)(15)を方向転換させる操舵機構
並びに旋回内側の前後輪(2)(15)を制動するブレ
ーキ操作などを不要とし、従来のような直進駆動力を左
右の前後輪(2)(15)に分岐伝動させる差動ギヤ機
構並びに前後輪(2)(15)操舵機構などを不要と
し、走行伝動構造及び前後輪(2)(15)支持構造の
簡略化並びに方向転換などの旋回操作の簡略化並びに旋
回機能の向上などを図るもので、走行変速機構(25)
出力並びに旋回機構(28)出力を伝える左右変速操向
軸(40)を左右の前後輪(2)(15)に連結させ、
左側または右側の1本の変速操向軸(40)によって左
側または右側の複数の前後の前後輪(2)(15)を駆
動させ、走行伝動構造及び前後走行輪支持構造の簡略化
などを図る。
【0038】また、走行変速中立以外のときに操向操作
によって旋回機構(28)制御と走行変速機構(25)
制御の両方を行うもので、操向操作量に応じて走行速度
を減速させて左右の前後輪(2)(15)の速度差を連
続的に変化させてスピンターン動作に移行させ、操向操
作だけで減速させて圃場枕地などの狭少場所で方向転換
させ、次作業工程に移動して直進走行に戻す操作によっ
て前工程の作業走行速度まで増速させて作業を再開さ
せ、操向操作に伴う走行変速操作を省け、農作業中の直
進走行及び進路修正動作と、圃場枕地で次作業工程位置
に向けて方向転換させるスピンターン動作とを、連続し
た一連の操向操作だけでスムーズに行わせ、方向転換な
どの旋回操作の簡略化並びに旋回機能の向上などを図
る。
【0039】また、直進以外のときに走行変速操作によ
って走行変速機構(25)制御と旋回機構(28)制御
の両方を行うもので、走行変速操作により左右の前後輪
(2)(15)に伝える旋回出力を変更させ、走行変速
出力に関係なく左右の前後輪(2)(15)の車速比を
略一定に保ち、走行変速操作に関係なく旋回半径を略一
定維持する従来操舵機能を具有させ、方向転換などの旋
回操作の簡略化並びに旋回機能の向上などを図る。
【0040】さらに、図18は上記図3の変形例を示す
もので、図3に示す走行変速機構(25)の油圧ポンプ
(23)及び油圧モータ(24)に代え、無段変速プー
リ(133)(134)及びベルト(135)によって
走行変速機構(25)を形成し、エンジン(5)の出力
軸(5a)に伝達ベルト(30a)を介して変速入力軸
(136)を連結させ、該変速入力軸(136)に前記
無段変速ベルト(135)を介して副変速軸(47)を
連結させると共に、無段変速プーリ(134)を変速制
御する電動変速モータ(137)を設け、前記主変速レ
バー(8)によって変速モータ(137)を制御して無
段変速ベルト(135)の伝動回転数を変更させ、上記
と同様に、左右の前後輪(2)(15)を駆動する。こ
のように、走行変速機構(25)を、無段変速用プーリ
(133)(134)及びベルト(135)によって形
成し、前後輪(2)(15)の駆動性能を確保し乍ら前
後輪(2)(15)駆動構造の簡略化並びに製造コスト
の低減などを図る。
【0041】さらに、図19は上記図3の変形例を示す
もので、後進及び前進低速及び中速及び高速の各ギヤ
(138)(139)(140)(141)と変速スラ
イダ(142)(143)を設け、エンジン(5)の出
力軸(5a)に伝達ベルト(30a)を介して変速入力
軸(144)を連結させ、主変速レバー(8)による各
スライダ(142)(143)の切換操作によって各ギ
ヤ(138)〜(141)を介して変速入力軸(14
4)を変速出力ギヤ軸(145)に連結させ、走行変速
用ギヤ機構(146)を構成している。また、前記第1
油圧モータ(24)の出力軸(31)と前記ギヤ軸(1
45)を副変速軸(47)に択一選択連結させる変速入
力切換クラッチ(147)を設け、該クラッチ(14
7)の切換操作によって走行変速機構(25)またはギ
ヤ機構(146)の変速出力を副変速機構(32)に伝
達させ、走行変速機構(25)の油圧無段変速またはギ
ヤ機構(146)の多段変速の各出力によって左右の前
後輪(2)(15)を駆動し、作業状況などによってク
ラッチ(147)を切換えて走行変速機構(25)とギ
ヤ機構(146)を使い分ける。このように、走行変速
機構(25)に変速ギヤ機構(198)を並設させて走
行変速機構(25)出力または変速ギヤ機構(146)
出力によって前後輪(2)(15)を駆動するように構
成し、走行変速機構(25)を用いる前後輪(2)(1
5)の無段変速駆動と変速ギヤ機構(146)を用いる
前後輪(2)(15)の定速駆動とを、作業内容または
使用場所によって選択し、運転操作性の向上などを図
る。
【0042】さらに、図20は上記図19の変形例を示
すもので、走行変速機構(25)を省き、ギヤ機構(1
46)だけでエンジン(5)動力を副変速機構(32)
に伝達させ、左右の前後輪(2)(15)を駆動するこ
とも行える。なお、図20の構造では、操向ハンドル
(4)操作によってギヤ機構(146)を多段に切換え
て旋回時に車速を減速すると共に、主変速レバー(8)
の多段切換操作によって操向出力が多段に切換えられる
もので、主変速レバー(8)操作並びに操向ハンドル
(4)操作が、上記と同様に行われる。
【0043】さらに、図21に示す如く、後輪(15)
よりも前輪(2)を若干高速で回転させる構成、または
後輪(15)の直径よりも前輪(2)の直径を大きくす
る構成により、後輪(15)よりも前輪(2)の周速を
若干速くし、旋回時の前輪(2)の土押し等を防ぐ。ま
た、前輪(2)の駆動を中止させる前輪クラッチ(14
8)を設け、前輪(2)を遊転させ、後輪(15)だけ
を変速操向駆動させると共に、前輪(2)を方向転換自
在に設け、前輪(2)を操向シリンダ(149)によっ
て操舵させ、走行及び旋回形態を広く選択可能に構成す
ることも行える。
【0044】さらに、図22に示す如く、前後輪(2)
(15)の外周に1本のエンドレスタイヤチェン(15
0)をテンションローラ(151)を介して巻装させ、
タイヤチェン(150)の接地力を利用し、前後輪
(2)(15)のスリップを低減させ、かつ前後輪
(2)(15)の泥土等への沈下量を低減させ、前後輪
(2)(15)の走行性能の向上を図ることも行える。
【0045】さらに、図23のように、前後輪(2)
(15)の間に中間走行輪(152)を設け、多輪駆動
構造に構成することも行えると共に、図24のように、
前記変速操向軸(40)と別に後輪(15)の車軸(1
5a)を設け、1本の変速操向軸(40)に2本の前後
ロードチェン(42)を連結させ、変速操向軸(40)
出力を前後輪(2)(15)に各別に駆動伝達させるこ
とも行える。
【0046】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、左右対称に複数組の走行輪(2)(15)を装設さ
せる作業車において、走行変速操作により左右走行輪
(2)(15)を同一方向に略同一速度で回転させる走
行変速機構(25)と、操向操作により左右走行輪
(2)(15)を逆方向に略同一速度で無段変速自在に
回転させる旋回機構(28)と、前記走行変速機構(2
5)の駆動出力と旋回機構(28)の駆動出力を左右走
行輪(2)(15)に伝える左右差動機構(33)を設
けたもので、操向操作量に比例させて旋回機構(28)
の出力を大きくして旋回内側の走行輪(2)(15)速
度を低下させることができ、走行輪(2)(15)を方
向転換させる操舵機構並びに旋回内側の走行輪(2)
(15)を制動するブレーキ操作などを不要とし、従来
のような直進駆動力を左右走行輪(2)(15)に分岐
伝動させる差動ギヤ機構並びに前後走行輪(2)(1
5)操舵機構などを不要とし、走行伝動構造及び前後走
行輪(2)(15)支持構造の簡略化並びに方向転換な
どの旋回操作の簡略化並びに旋回機能の向上などを容易
に図ることができるものである。
【0047】また、走行変速機構(25)出力並びに旋
回機構(28)出力を伝える左右変速操向軸(40)を
左右走行輪(2)(15)に連結させたもので、左側ま
たは右側の1本の変速操向軸(40)によって左側また
は右側の複数の前後走行輪(2)(15)を駆動でき、
走行伝動構造及び前後走行輪支持構造の簡略化などを容
易に図ることができるものである。
【0048】また、走行変速中立以外のときに操向操作
によって旋回機構(28)制御と走行変速機構(25)
制御の両方を行うもので、操向操作量に応じて走行速度
を減速させて左右走行輪(2)(15)の速度差を連続
的に変化させてスピンターン動作に移行させることがで
き、操向操作だけで減速させて圃場枕地などの狭少場所
で方向転換させることができ、次作業工程に移動して直
進走行に戻す操作によって前工程の作業走行速度まで増
速させて作業を再開でき、操向操作に伴う走行変速操作
を省くことができ、農作業中の直進走行及び進路修正動
作と、圃場枕地で次作業工程位置に向けて方向転換させ
るスピンターン動作とを、連続した一連の操向操作だけ
でスムーズに行わせることができ、方向転換などの旋回
操作の簡略化並びに旋回機能の向上などを容易に図るこ
とができるものである。
【0049】また、直進以外のときに走行変速操作によ
って走行変速機構(25)制御と旋回機構(28)制御
の両方を行うもので、走行変速操作により左右走行輪
(2)(15)に伝える旋回出力を変更させることがで
き、走行変速出力に関係なく左右走行輪(2)(15)
の車速比を略一定に保つことができ、走行変速操作に関
係なく旋回半径を略一定維持する従来操舵機能を具有さ
せることができ、方向転換などの旋回操作の簡略化並び
に旋回機能の向上などを容易に図ることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの全体側面図。
【図2】同平面図。
【図3】ミッション駆動系の説明図。
【図4】走行変速及び操向操作部の説明図。
【図5】ステアリングケースの正面図。
【図6】ステアリングケースの側面図。
【図7】同上部の部分平面図。
【図8】同部説明図。
【図9】図8の動作説明図。
【図10】エンジンの出力線図。
【図11】操向ハンドルと操向操作出力の関係を示す出
力線図。
【図12】操向ハンドル回転角度と操向部材出力の関係
を示す出力線図。
【図13】左右走行クローラの旋回説明図。
【図14】操向ハンドルと変速操作出力の関係を示す出
力線図。
【図15】操向ハンドル回転角度と変速部材出力の関係
を示す出力線図。
【図16】操向及び主変速切換と走行クローラ回転の関
係を示す出力線図。
【図17】操向及び副変速切換と走行クローラ回転の関
係を示す出力線図。
【図18】図3の変形例を示す説明図。
【図19】同説明図。
【図20】図19の変形例図。
【図21】他の実施例を示す全体の平面図。
【図22】他の使用例を示す全体の側面図。
【図23】他の実施例を示す全体の平面図。
【図24】他の実施例を示す全体の平面図。
【符号の説明】
(2) 前輪 (15) 後輪 (25) 走行変速機構 (28) 旋回機構 (33) 差動機構 (40) 変速操向軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 49/00 B62D 49/00 E F (72)発明者 山下 佳成 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 2B043 AA04 AB02 BA02 BB01 BB03 DA04 DB04 DB11 DB22 DC01 DC03 EA02 ED12 2B062 AA14 AB10 BA06 BA11 CA12 3D036 GA20 GA33 GA35 GA46 GC07 GD01 GD04 GD05 GH17 GH20 GH22 GJ13 3D052 AA02 AA05 BB10 BB11 DD03 EE03 FF01 FF02 GG03 HH01 JJ08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右対称に複数組の走行輪を装設させる
    作業車において、走行変速操作により左右走行輪を同一
    方向に略同一速度で回転させる走行変速機構と、操向操
    作により左右走行輪を逆方向に略同一速度で無段変速自
    在に回転させる旋回機構と、前記走行変速機構の駆動出
    力と旋回機構の駆動出力を左右走行輪に伝える左右差動
    機構を設けたことを特徴とする作業車。
  2. 【請求項2】 走行変速機構出力並びに旋回機構出力を
    伝える左右変速操向軸を左右走行輪に連結させたことを
    特徴とする請求項1に記載の作業車。
  3. 【請求項3】 走行変速中立以外のときに操向操作によ
    って旋回機構制御と走行変速機構制御の両方を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の作業車。
  4. 【請求項4】 直進以外のときに走行変速操作によって
    走行変速機構制御と旋回機構制御の両方を行うことを特
    徴とする請求項1に記載の作業車。
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