JP2002037025A - 車両制御システム - Google Patents

車両制御システム

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JP2002037025A
JP2002037025A JP2000231061A JP2000231061A JP2002037025A JP 2002037025 A JP2002037025 A JP 2002037025A JP 2000231061 A JP2000231061 A JP 2000231061A JP 2000231061 A JP2000231061 A JP 2000231061A JP 2002037025 A JP2002037025 A JP 2002037025A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアロックの解錠のための制御信号が有効に
受信されるエリアと、エンジンスタータのための制御信
号が有効に受信されるエリアを異ならせることができる
車両制御システムを提供すること 【解決手段】 出力信号を送出する携帯器10と、携帯
器から送出される出力信号に基づき、自動車のドアロッ
ク機構に対する作動指令信号と、エンジン始動装置に対
する作動指令信号を出力する車両制御装置20を備え
る。携帯器は、車両制御装置が行う動作を指示する指示
入力部11からの入力に基づき、各種の命令のための出
力信号を送信する。車両制御装置は、携帯器から送信さ
れた出力信号を受信し、命令内容に応じて、ドア制御部
25bやエンジン制御部25aに対し通知し、各制御部
が所定の制御を実施する。そして、解錠命令のための出
力信号を受信時は、感度制御部24にて受信感度を低感
度にし、受信エリアを狭くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の間隔で信号
を送出する携帯器と、この携帯器から送出される前記信
号に基づいて、自動車のドアロック機構並びにエンジン
スタータに対して作動指令信号を出力する車両制御装置
を備えた車両制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】使用者の手元にある携帯器が定期的に出
力する出力信号を自動車のドアロック機構に繋がった車
両制御装置で受信できるか否かにより自動車(車両)の
ドアの旋錠や解錠の制御を行うドアロック制御システム
(「キーレスエントリー」と称されることもある)があ
る。
【0003】一般的に、このようなシステムに用いられ
る携帯器はIDコードで変調された微弱な電波を一定の
間隔で発信している。そして、車両制御装置では受信回
路で受信したIDコードをデコーダによって検出・照合
し、このデコーダの出力を基に車両のドアロック機構を
コントローラによって制御(ドアの旋錠/解錠)してい
る。従って、ドアの鍵穴にマニュアル錠をさし込んで使
用者が直にドアを旋錠/解錠しなくても携帯器を持ち歩
くだけで、自動車に近づくと自動的にドアの解錠が行わ
れ、自動車から離れると自動的に旋錠されるので便利で
ある。
【0004】また、車外から携帯器を操作することによ
り、エンジン始動信号を送出し、これを受けた車両制御
装置側で、セルモータを作動させエンジンの始動処理を
行うリモート式のエンジンスタータも従来から知られて
いる。
【0005】そして、係るエンジンスタータ用の携帯器
と、ドアロックシステム用の携帯器を一体化した複合機
タイプのものも従来から知られている。そして、この一
体型のものは、無線部分を兼用することが良く行われて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のシステムでは、以下に示す問題を有している。
すなわち、上記のような複合機タイプの場合、無線部分
を兼用したために各信号の送信出力、つまり、電波の到
達距離は等しい。
【0007】そして、エンジンスタータの場合には、エ
ンジンを始動後、ある程度暖機運転をさせた状態で車両
に乗り込むことが多く、例えば室内などの比較的遠い位
置から携帯器を操作して制御信号を送信し、駐車場にあ
る車両内に設置された車両制御装置でその制御信号を受
信し所定の動作を行えるようにする必要がある。
【0008】一方、ドアロック制御システムの使い勝手
を考慮すると、ドアロックの解錠(アンロック)は、実
際にユーザが自動車のドアの前に接近し、ドアを開ける
直前までに行えば良く、しかも、あまり遠い位置から解
錠してしまうと、かえって不用心無用心である。
【0009】しかし、上記したように無線部分を兼用し
た場合には、携帯器から出力される電波の到達距離をエ
ンジンスタータにあわせると、ドアロックの解錠信号が
遠い位置から受信可能となり、不用心である。一方、携
帯器からの電波の到達距離を、ドアロック制御システム
にあわせると、室内からエンジンスタータを起動させる
ことができなくなり、使い勝手が悪くなる。
【0010】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、ドアロックの解錠のための制御信号が有効に受信さ
れるエリア(車両制御装置からの離反距離)と、エンジ
ンスタータのため(始動/停止等)の制御信号等が有効
に受信されるエリア(車両制御装置からの離反距離)を
異ならせることができ、それぞれのシステムにとって適
切な電波受信エリアを設定し、システムの有効利用を図
ることのできる使い勝手の良い車両制御システムを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る車両制御システムでは、出力信号
を送出する携帯器と、この携帯器から送出される前記出
力信号に基づき、自動車のドアロック機構に対する作動
指令信号と、エンジン始動装置に対する作動指令信号を
出力する車両制御装置を備える。そして、前記携帯器
は、前記車両制御装置が行う動作を指示する指示入力手
段と、その指示入力手段からの入力に基づき前記車両制
御装置が行う動作を指示するための命令コードを発生す
るコード発生手段と、前記コード発生手段で発生された
命令コードを変調して前記出力信号として送信する送信
手段を有する。さらに、前記車両制御装置は、前記携帯
器から送信された出力信号を受信し、前記命令コードの
内容を判定するコード判定手段と、そのコード判定手段
の判定結果に応じて、自動車のドアロック機構に対する
作動指令信号を送るドア制御手段並びにエンジン始動装
置に対する作動指令信号を送るエンジン制御手段と、前
記コード判定手段の判定結果に応じて受信感度を制御す
る感度制御手段を備えて構成した。
【0012】受信感度を変えることにより、たとえ携帯
器の送信出力が一定であっても、車両制御装置の受信可
能エリアは変化する。従って、解錠命令のように比較的
車両制御装置に近づいた状態で検知したい出力信号の場
合には、受信感度を落とす。また、エンジン始動命令の
ように、比較的遠い位置から送信された出力信号に基づ
いて作動する必要のあるものの場合には、受信感度を落
とすことなく、広い受信可能エリアにする。
【0013】つまり、受信感度を変えることにより、ド
アロックの解錠のための制御信号が有効に受信されるエ
リア(車両制御装置からの離反距離)と、エンジンスタ
ータの始動のための制御信号が有効に受信されるエリア
(車両制御装置からの離反距離)を異ならせることがで
き、それぞれのシステムにとって適切な電波受信エリア
を設定し、システムの有効利用を図ることのできる使い
勝手の良い車両制御システムが構築される。
【0014】なお、コード判定手段による判定は、具体
的な命令内容を認識するものはもちろんのこと、実施の
形態で説明したように、感度制御信号のように命令内容
に応じて含まれる信号・コードを認識する場合も含む。
【0015】そして、具体的には、前記コード発生器
は、前記指示入力手段から解錠命令を受けると感度制御
信号を含む命令コードを生成し、前記感度制御手段は、
前記感度制御信号の検出に基づき、その感度制御信号を
含む前記携帯器からの出力信号の受信中に感度を低感度
に切り換える制御を行う機能を備えて構成することがで
きる。上記の発明を前提とし、前記感度制御手段は、前
記低感度に切り換えた後、一定期間経過後に通常の感度
に戻すように構成することができる。さらに、前記感度
制御手段は、前記低感度に切り換えた後、前記受信中の
出力信号の受信完了後に通常の感度に戻すようにするこ
ともできる。
【0016】このようにすると、1回の出力信号の受信
中に感度を切り換えることにより、解錠命令のための出
力信号は、受信中に低感度になるので、仮に遠い位置か
ら係る出力信号が発せられた場合には、受信途中で認識
できなくなる。そして、比較的近い位置から係る出力信
号が発せられた場合には、車両制御装置の受信途中で低
感度に切り換わっても、最後まで認識し、解錠動作が行
える。なお、実施の形態で詳細に説明した通り、感度制
御信号は、個別の信号でもよいし、元々ある出力信号中
の所定のコード情報と兼用させても良い。
【0017】また、前記送信手段による前記出力信号の
送信タイミングを制御する送信制御手段を設け、前記送
信制御手段は、前記指示入力手段から解錠命令を受ける
と、解錠命令のための出力信号を一定期間繰り返し出力
する機能を含むように構成することもできる。
【0018】ユーザが指示入力手段を操作して解錠命令
を発しようとした場合、車両制御装置の低感度時の受信
可能エリア外にて操作することが想定できる。特に、エ
ンジン始動命令などは、比較的離れた位置から操作して
も反応するので、その感覚で解錠命令のための指示入力
手段を操作すると、上記したごとく車両制御装置は低感
度に切り換わり、ドアロックは解錠されない。
【0019】係る場合、再度近づいてから指示入力手段
を操作すれば良いが、上記したように繰り返し出力する
ようにすると、低感度時の受信可能エリア内外に関係な
く一度操作すると、その後に車両に近づくことにより解
錠されるので、操作性が向上する。なお、この場合、繰
り返し出力されれば良いので、送信間隔は等間隔でも不
等間隔でも良い。
【0020】また、このように係る出力信号が繰り返し
送信される場合に、車両制御装置では、受信する都度、
上記したように感度制御装置の有無に基づき感度を切り
換えるようにしても良いし、送信タイミングがわかって
いれば、以下に示すように、最初に係る出力信号を受信
した場合には、それに同期して以降の受信感度の切り換
え制御を行うようにすることもできる。
【0021】すなわち、前記送信制御手段は、一定の間
隔で前記解錠命令のための出力信号を送信するように
し、前記感度制御手段は、前記解錠命令のための出力信
号を受信後、前記解錠命令のための出力信号の送信タイ
ミングに併せて低感度と通常感度での受信を切り換える
ように制御する機能を備えるとよい。なお、低感度にし
ている期間は、出力信号の送信に要する時間に応じて決
定し、好ましくは、出力信号の送信に要する時間よりも
長めに設定することである。
【0022】車両制御装置(感度制御手段)側で、携帯
器から送信される解錠命令のための出力信号の送信間隔
がわかっているので、係る出力信号を受信するタイミン
グで低感度にし、他の期間は通常間隔に戻す制御を行
う。すると、解錠命令のための出力信号が送信されない
期間に、低感度時の受信可能エリア外であり通常感度時
の受信可能エリア内というように比較的離れた位置から
他の命令のための出力信号が送信されてきたとしても、
その出力信号を確実に受信し、車両制御をすることがで
きる。
【0023】また、前記送信制御手段は、一定の間隔で
前記解錠命令のための出力信号を送信するとともに、1
回目の前記解錠命令のための出力信号に続いて送信する
前記解錠命令のための出力信号は、前記一定の間隔に比
べて短い間隔で送信するようにし、前記感度制御手段
は、前記解錠命令のための出力信号を受信後、前記解錠
命令のための出力信号の送信タイミングに併せて低感度
と通常感度での受信を切り換えるように制御する機能を
備えるとよい。
【0024】このようにすると、比較的近い位置で指示
入力手段を操作し、解錠命令のための出力信号を送信し
た場合には、比較的短い間隔で2回続けて係る出力信号
を送信することにより、通常の送信間隔よりも早くドア
ロックの解錠をすることができるので、入力指示手段を
操作してから、実際にドアロックが解錠されるまでの待
ち時間が短くなり、ユーザはストレスを感じなくなる。
【0025】前記送信制御手段は、一定の間隔で前記解
錠命令のための出力信号を送信する制御を行っている際
に、他の命令のための出力信号を送信する場合に、前記
車両制御装置側が通常感度の時に行うようにするとよ
い。
【0026】このようにすると、仮に、解錠命令のため
の出力信号の送信タイミングで指示入力手段から他の命
令が与えられた場合に、係る他の命令のための出力信号
の送信タイミングをずらし、車両制御装置が通常感度の
時に送信することにより、比較的離れた位置でから送信
しても確実に車両制御装置側で受信できるようになる。
【0027】また、前記携帯器は、エンジン始動のため
の出力信号を送信後、所定タイミングで前記解錠命令の
ための出力信号を送信する機能を備えるとよい。すなわ
ち、通常は、遠隔操作によるエンジン始動を行うと、そ
の後一定の時間以内に車両に乗り込む。従って、エンジ
ン始動のための出力信号を送信後、一定期間経過後に解
錠命令のための出力信号を自動的に送信することによ
り、ユーザの指示入力手段に対する操作は1回で、2つ
の制御をすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両制御シス
テムの好適な実施の形態を説明する。図1に示すよう
に、本システムは、所定の出力信号を送出する携帯器1
0と、自動車内の所定位置に設置され、前記出力信号の
受信に基づいて所定の車両制御を行うための制御命令を
送る車両制御装置20から構成される。車両制御として
は、本形態では、自動車のドアロック装置の電気錠に対
して行う解錠/施錠のためのドア制御と、セルモータを
一定期間作動させるエンジン始動制御がある。
【0029】そして、携帯器10からは、上記の2つの
制御を行うためにドアロック解錠(アンロック)信号
と、ドアロック施錠信号と、エンジン始動信号と、エン
ジン始動をキャンセルする始動停止信号を出力する。そ
して、車両制御装置20側では、受信した信号に基づ
き、受信信号の内容(命令)に応じた動作を行い、車両
制御する。
【0030】ここで、本形態では、車両制御装置20側
では解錠信号を受信した場合に、すぐにドアロックの解
錠を行うのではなく、受信感度を低下させる。これによ
り、携帯器10から発せられる出力信号の発信出力は同
じでも、車両制御装置20の受信可能領域が狭くなり、
携帯器10は、より車両制御装置20の近い位置まで移
動してこないと受信できなくなる。
【0031】よって、通常の受信可能領域は、エンジン
スタータに合わせて室内からでも電波が受信できるよう
に比較的遠く設定しておく。これにより、 エンジンス
タータの使い勝手は保証される。また、ドアロック制御
においては、解錠命令を受信すると、受信可能領域が狭
くなるので、仮に誤って室内等の車両(車両制御装置2
0)から遠い位置で解錠命令を出力したとしても、その
位置からの命令でドアロックが解錠されず、実際に車両
の側まで行くと解錠されるので、防犯上好ましい。
【0032】さらに、携帯器10では、一度、解錠命令
を受け付ける(解錠のための操作ボタンの押下)と、一
定期間、間欠的に解錠命令の出力信号を発信しつづけ
る。これにより、ユーザは、解錠命令の際も、1回の操
作をするだけで良く、しかも、最終的にドアの側に来た
ときに解錠されれば実用上問題がないので、解錠操作に
おいて従来と同様の操作性が確保できる。受信領域が狭
くなることの操作上の弊害もない。そして、係る処理を
実現するための具体的な構成の一例を示すと以下の通り
である。
【0033】携帯器10は、動作命令を入力する指示入
力部11と、その指示入力部11の入力に従い所定のコ
ードを選択的に発生するコード発生器12と、そのコー
ド発生器12で発生された所定のコードの送信タイミン
グを制御する送信制御部13と、コード発生器12で発
生された所定のコードを変調して出力信号としてアンテ
ナ14を介して送信する送信器15とを備えている。次
に、各部について説明する。
【0034】まず、指示入力部11は、操作ボタンスイ
ッチ等から構成され、ドアロックを解錠(アンロック)
する際に操作する解錠命令スイッチ11aと、ドアロッ
クを施錠(ロック)する際に操作する施錠命令スイッチ
11bと、エンジンスタータを始動する際に操作する始
動スイッチ11cと、始動スイッチ11cを押下後にエ
ンジン始動をキャンセルする際に操作する停止スイッチ
11dを有している。
【0035】コード発生器12は、指示入力部11の操
作に基づき、図2に示すような同期信号,制御信号,ID
コードからなる出力信号を生成し、送信器15に渡すも
のである。制御信号は、上記した指示入力部11のどれ
が押下されたか、つまり、この出力信号により、車両制
御装置20側に対してどのような操作命令を伝えるかを
特定するものである。具体的には、解錠命令,施錠命
令,エンジン始動命令,始動停止命令の4種類の制御コ
ードがあり、2ビットで定義される。
【0036】IDコードは、携帯器10に固有に割り当て
られたコード番号で、対応付けられた対となる携帯器1
0と車両制御装置20とが保有する固有の情報である。
車両制御装置20側では、そのIDコードを認識すること
により、受信した信号が正規の携帯器10からの信号か
否かを特定する。つまり、ある携帯器10から送信され
たIDコードを含む出力信号は、対となる車両制御装置2
0でのみ正常な信号として処理される。
【0037】同期信号は、プリアンブルとも称され、携
帯器10と車両制御装置20との間でデータの送受を行
う際に同期を取るための信号で、本発明が適用される制
御システムで共通のコードである。そして、通常は1種
類に固定されるが、後述するように、本形態では、同期
信号を2種類用意してもよい。つまり、解錠命令を送る
際の出力信号に含ませる同期信号を変えることにより、
車両制御装置20側では、同期信号を受信しただけで感
度切換の必要な解錠命令であることを認識することがで
き、以降のデータをより適正な受信条件で受信すること
ができる。
【0038】送信制御部13は、原則として、指示入力
部11が押下されると、その押下にともないコード発生
器12で生成された出力信号を1回送信する。なお、解
錠スイッチ11aが押下された場合には、一定の間隔
(例えば1秒)で解錠命令の出力信号を一定期間(例え
ば10分間)出力するように構成してもよい。後述する
ように、車両制御装置20側で感度を変えることによ
り、解錠命令信号を受信可能な領域は、他の命令信号よ
りも狭くなる。従って、エンジンスタータなどと同様
に、車両から比較的離れた位置で解錠スイッチ11aを
押下すると解錠されないので、車両に近づいてから再度
解錠スイッチ11aを押下する必要がある。そこで、上
記のように一度解錠スイッチ11aが押下されると、一
定時間繰り返し解錠命令に伴う出力信号を送信すること
により、実際の解錠スイッチ11aの押下は1回で済む
というメリットがある。また、送信間隔は、等間隔とし
てもよいし、不等間隔としても良い。
【0039】車両制御装置20は、図1に示すように、
アンテナ21で受信した信号を、受信器22で復調した
信号(携帯器10からの出力信号)をコード判定部23
に与える。コード判定部23は、受信した信号が、自己
と対となる携帯器10が持つIDコードを含む正規の信
号を受信したと判定したならば、その内容に応じて感度
制御部24または車両制御部25に対して受信信号を送
る。
【0040】すなわち、コード判定部23は、図3に示
すように、受信信号中に存在するIDコードや制御信号
を認識・抽出するID検出・制御信号検出部23aと、
受信信号中に含まれる感度制御信号(後述する)を検出
し、感度制御部24に対して感度切換命令を発する感度
切換検出部23bと、ID検出・制御信号検出部23a
の出力を受け、車両制御部25に対して制御命令を送る
制御指示部23cを有している。
【0041】そして、ID検出・制御信号検出部23a
にて、受信信号中のIDコードと制御信号を認識し、対
となる携帯器10からの正規のIDコードであることを
検出すると、認識した制御信号を制御指示部23cに与
える。そして制御指示部23cが、制御信号の内容に応
じて、車両制御部25に対して各種の制御指示を与え
る。
【0042】具体的には、エンジンスタータに関する信
号、つまり、始動命令信号や始動停止信号と判定した場
合には、車両制御部25のエンジン制御部25aに受信
した内容を伝達する。これに伴ない、エンジン制御部2
5aは、セルモータを一定時間駆動させてエンジンの始
動処理を行う(始動命令信号受信)ようにしたり、セル
モータの回転を停止する(始動停止命令信号受信)よう
に動作する。このエンジン制御部25aの処理は、従来
公知のエンジンスタータと同様であるので、その詳細な
説明を省略する。
【0043】また、制御信号が、施錠命令の場合には、
ドア制御部25bに対して係る施錠命令信号を受信した
旨の信号を伝達する。すると、ドア制御部25bは、車
両のドアロックシステムの電気錠に対して施錠命令を送
り、これに伴い施錠される。さらに制御信号が、解錠命
令の場合には、ドア制御部25bに対して係る解錠命令
信号を受信した旨の信号を伝達する。すると、ドア制御
部25bは、車両のドアロックシステムの電気錠に対し
て解錠命令を送り、これに伴い解錠される。これらの点
も、従来のキーレスエントリーシステムと同様である。
【0044】ここで本形態では、通常の受信感度におい
てコード判定部23、より具体的には感度切換検出部2
3bが、感度制御信号(低感度に切り換えるための信
号)を受信したと判定した場合には、感度制御部24に
受信信号を与える。これを受けた感度制御部24は、受
信器22の感度を低感度に設定する。
【0045】この感度制御信号は、携帯器10の、解錠
スイッチ11aの押下に基づいて発生されるもので、例
えば、同期信号を2種類用意しておき、解錠スイッチ1
1aが押下された場合の同期信号と、他のスイッチ11
b〜11dが押下された場合の同期信号を換えるように
すると、同期信号が感度制御信号を兼用することにな
り、同期信号に基づいて判定できる。この場合、感度切
換のタイミングは、図2中、同期信号の受信完了時であ
る「A」地点となる。
【0046】また、同期信号が1種類であっても、解錠
命令を表す制御信号が感度制御信号と兼用することがで
きる。すなわち、コード判定部23は、受信した信号の
制御信号を検出することにより、動作命令の内容を認識
するが、その制御信号が解錠命令を表すコードの場合に
は、感度制御信号を受信したと判断し、感度制御部24
に通知することもできる。この場合、感度切換のタイミ
ングは、図2中、制御信号の受信完了時である「B」地
点となる。
【0047】さらにまた、上記したように、他の信号と
感度制御信号を兼用させること無く、独立した感度制御
信号を携帯器10からの出力信号に含ませるようにして
もよい。
【0048】もちろん、同期信号や制御信号は、他の対
とならない携帯器から送られてくる場合もあるが、他の
携帯器からの信号に基づいて感度制御部24が動作して
も後述するごとく実用上の問題はない。
【0049】感度制御部24は、コード判定部23から
感度制御信号を受信した旨の通知を受けると、所定期間
受信感度を低下する。この所定期間は、図4中アで示す
ように、予め定められた時間tだけ実施するようにした
り、同図中イで示すように、今回の受信信号(IDコー
ド)の受信終了時までとしたりすることができる。さら
には、同図中ウで示すように、受信不能その他の何かし
らのエラーがあった場合に、そのエラー発生時まで低感
度にし、その後は通常感度に戻すようにすることもでき
る。このエラー発生時に通常に戻す制御は、上記した
ア,イのいずれとも併用実施が可能である。
【0050】上記した感度制御を行うと、エンジン始動
などの、解錠命令以外の感度制御信号を含まない信号を
受信した場合には、感度切換検出部23bは感度制御信
号を検出しないので感度制御部24による感度切り換え
も行われないので、通常の感度で受信する。よって、比
較的離れた位置から発せられた信号も受信でき、ID検
出・制御信号検出部23aで、対となる携帯器10(I
Dコードで認識)からの信号であることが確認できる
と、制御信号に応じて所定の制御部25a,25bに制
御指示を与える。
【0051】一方、解錠命令を示す出力信号の場合に
は、感度制御信号が含まれているので、コード判定部2
3の感度切換検出部23bで係る感度制御信号を検出す
ると、それが感度制御部24に与えられるので、信号の
受信中の所定のタイミングで受信感度を低感度に切り換
える。
【0052】すると、低感度での受信領域より外の比較
的遠い位置から携帯器10を操作して解錠命令を示す出
力信号を送信した場合、低感度になることからそれ以降
の信号(IDコード)は、受信不能となり、解錠されな
い。
【0053】一方、車両に近づいて来て、低感度での受
信領域内に進入したとすると、低感度であっても、信号
を受信する。すると、最後まで信号を受信することがで
き、ID検出・制御信号検出部23aで、対となる携帯
器10(IDコードで認識)からの信号であることが確
認できると、感度制御部24に制御指示を与える。これ
により、対となる携帯器10からの施錠命令信号のみ受
信領域を狭くし、あまり遠い位置から、ドアロックが解
錠されるのを阻止できる。
【0054】なお、解錠スイッチ11aの押下に伴い送
信される出力信号が1回とすると、エンジンスタータの
始動信号等は受信できる範囲内であっても、車両(車両
制御装置20)から比較的離れた位置で解錠スイッチ1
1aを押下した場合には、解錠はされないことになるの
で、車両に近づいた状態で再度押下することになる。係
る場合、ユーザは複数回解錠スイッチ11aを押下する
ことになるが、受信領域外で操作した場合に、受信領域
内で再度押下することは従来と同様であるので、操作性
の点で特に悪いものではない。
【0055】そして、解錠スイッチ11aの1回の押下
で、複数回(一定期間)にわたり、解錠命令のための出
力信号を携帯器10が出力するようにすると、例えば、
エンジンスタータが到達する領域を知っているユーザ
は、その感覚で解錠スイッチ11aを押下してしまった
場合でも、一定時間以内で車両の近くまで移動してくれ
ば、上記の1回の押下に基づいてドアロックが解錠され
るので、操作性が向上する。
【0056】さらに、このように複数回出力信号を送信
することにより、例えば、荷物を持っていて、そのまま
では携帯器10を操作できないような場合に、まず車両
から離れた位置(荷物を置くことができるような場所)
で解錠スイッチ11aを押下し、その携帯器10をポケ
ットなどに入れて保持した状態で荷物を持ち、そのまま
車両に近づいていくと、適当な距離に近づいたときにド
アロックが解錠されることになるので、非常に便利であ
る。そして、最初に解錠スイッチ11aを押下するの
は、通常の感度での受信領域外、つまり、1回目の出力
信号が車両制御装置20側で受信できないほど、離れた
位置で行っても問題がない。
【0057】図5は、本発明の第2の実施の形態の要部
を示している。基本的な回路構成は、図1,図3に示し
た第1の実施の形態と同様であるが、送信制御部13と
感度制御部24等の機能が一部異なる。
【0058】その相違点について説明すると、まず、携
帯器10の送信制御部13は、解錠スイッチ11aが押
下されると、その押下にともないコード発生器12で生
成された出力信号を、一定の間隔(例えば1秒)で解錠
命令の出力信号を一定期間(例えば10分間)出力する
ように構成する(同図(a),(b))。
【0059】そして、車両制御装置20の感度制御部2
4は、解錠命令の出力信号或いは感度制御信号の1回目
の受信に同期して、あらかじめ設定されたパターンで感
度制御を実施する。具体的には、携帯器10から送信さ
れる解錠命令のための出力信号の送信間隔に同期させ、
一定間隔(例えば1秒)で低感度にし、それ以外を通常
感度にする(同図(c)参照)。この感度の切換制御
は、一定期間行い、少なくとも携帯器10から出力され
る期間(例えば10分間)と同じか、それよりも長く動
作すると良い。
【0060】また、低感度にしている期間は、実際の携
帯器10から送信される出力信号の送信時間よりも余裕
をもって広くする。これにより、電池消耗等による送信
間隔のばらつきに対処することができる。一例を示す
と、1回の出力信号の送信時間が10ms程度であるの
で、低感度とする期間は50ms程度にし、950ms
の間を通常感度にすることができる。
【0061】なお、係る感度の切換制御中は、新たに解
錠命令の出力信号或いは感度制御信号を受信しても、そ
れは2回目以降の受信であるので再度の切換制御はしな
い。もちろん、一定期間が経過して感度切換制御が終了
した後で、解錠命令の出力信号或いは感度制御信号を受
信した場合には、それが1回目の受信となるので、再度
切り換え制御を開始することになる。
【0062】また、感度切換制御の終了タイミングは、
上記したように一定期間経過したときとしたが、一定期
間経過する前であっても、解錠命令を受信し、ドアロッ
クの解錠が行われた場合には、感度切換制御を終了する
ようにしてもよい。係る処理を実施するためには、例え
ば制御指示部23cから感度制御部24に対して解錠命
令を車両制御部25に送ったことを通知するようにして
も良いし、低感度時に感度切換検出部23bが感度制御
信号等を受信した場合に、停止するようにしても良い。
【0063】後者の場合、感度切換検出部23bは、受
信した信号に感度制御信号が含まれていると、その都
度、感度制御部24に通知することにすると、感度制御
部24は、現在感度切換制御中か否かはわかっているの
で、係る制御中に通知を受けると感度切換制御を一端停
止するようなアルゴリズムとすることにより対応でき
る。なお、上記通知が、対とならない別の携帯器から発
せられた感度制御信号に反応して行われた場合でも、そ
の後に正規の通常の携帯器10からの信号に基づいて再
度感度切換制御が実施されるので問題はない。
【0064】このように、感度切換を一定間隔で行う
と、解錠命令のための出力信号は、上記した第1の実施
の形態と同様に、車両に近づいたときに車両制御装置2
0側で初めて正規に受信され、ドアロックが解錠され
る。そして、解錠スイッチ11aの押下後に始動スイッ
チ11cなどの他のスイッチを押下した場合には、その
始動命令等の出力信号は、通常感度の広い受信領域の時
に車両制御装置20で受信可能となる。
【0065】つまり、例えば室内などから、まず最初に
解錠スイッチ11aを押下し、その後にエンジン始動ス
イッチ11cを押下した場合には、携帯器10からは、
解錠命令のための出力信号が送信され、それに基づいて
車両制御装置20側では感度切換制御が開始される。次
いで、携帯器10からは、エンジン始動命令のための出
力信号が送信されるが、これは、車両制御装置20の通
常感度のときに受信することにより、室内等の比較的離
れた位置から送信された出力信号でも車両制御装置20
は受信でき、正常にエンジンスタータが機能する。この
ように、各スイッチをどの順番で、しかもどの位置で押
下しても、車両制御装置20側では、適切な対応でき
る。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した第
1の実施の形態と同様であるので、対応する部材に同一
符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0066】図6は、本発明の第3の実施の形態の要部
を示している。本形態においても、基本的な回路構成
は、図1,図3に示した第1の実施の形態と同様である
が、送信制御部13と感度制御部24等の機能が一部異
なる。
【0067】その相違点について説明すると、まず、携
帯器10の送信制御部13は、解錠スイッチ11aが押
下されると、第2の実施の形態と同様に、その押下にと
もないコード発生器12で生成された出力信号を、一定
の間隔(例えば1秒)で解錠命令の出力信号を一定期間
(例えば10分間)出力するように構成する。そして、
1回目の送信の直後に施錠命令のための出力信号(アン
ロックコード)の再送信を行う。以後は、定められた間
隔で送信する(同図(b),(c)参照)。
【0068】この送信パターンに合わせて、車両制御装
置20の感度制御部24は、解錠命令の出力信号或いは
感度制御信号の1回目の受信に同期して、あらかじめ設
定されたパターン、つまり、携帯器10から送信される
解錠命令のための出力信号の送信間隔に同期させ、一定
間隔(例えば1秒)で低感度にし、それ以外を通常感度
にすることを基本とし、1回目の受信の直後から一定期
間(例えば150ms)の間は低感度モードに切り換え
るようにする(同図(d)参照)。
【0069】これは、第2の実施の形態のように構成す
ると、ドアの近くで解錠スイッチ11aが押下され、解
錠命令の出力信号(アンロック信号)の送信間隔が1秒
とすると、最大2秒間ドアが開くのを待つ必要がある。
しかし、本実施の形態のように2回目の送信のみ1回目
の直後100msにするように設定しておけば、2秒間
待つ必要がなくなる。
【0070】さらに本形態では、携帯器10の送信制御
部13の機能として、解錠命令の出力信号を間欠送出中
に、指示入力部11からエンジン制御の指示があった場
合に、解錠命令の出力信号の送信と同期して定められた
範囲内でエンジン制御のための出力信号を送信する。つ
まり、車両制御装置20側が通常感度になっているとき
にエンジン制御のための出力信号を送信する。具体的に
は、余裕を見て解錠命令の出力信号の送信タイミングか
ら150ms経過後、700msの間の所定の時期にエ
ンジン制御のための出力信号を送信することになる。
【0071】このようにすると、確実に車両制御装置2
0が通常感度のときにエンジン制御のための出力信号を
受信させることができ、エンジンスタータを確実に制御
させることができる。
【0072】なお、その他の構成並びに作用効果は、上
記した第1の実施の形態と同様であるので、対応する部
材に同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。ま
た、本実施の形態では、解錠命令のための出力信号を1
回目に限り直後に送信する機能と、エンジン制御のため
の出力信号の送信タイミングを制御する機能を組み込ん
だ例を示したが、いずれか一方のみを組み込むようにし
ても良いことはもちろんである。
【0073】図7は、本発明の第4の実施の形態の要部
を示している。本形態においても、基本的な回路構成
は、図1,図3に示した第1の実施の形態と同様である
が、送信制御部13並びに感度制御部24等の機能が一
部異なる。
【0074】その相違点について説明すると、まず、携
帯器10の送信制御部13は、最初に、指示入力部11
の始動スイッチ11cが押下された場合に、エンジン始
動のための出力信号を送信するとともに、所定の時間
(例えば300s)経過後に、解錠命令のための出力信
号を定められた間隔で一定期間送信する。
【0075】これに併せて、感度制御部24は、感度切
換制御をしていないときにエンジン始動のための出力信
号を受信した場合には、所定の時間(299.95s)
経過後から、一定間隔(1s)で一定時間(10min)
にわたり感度切換制御を行うようにする。
【0076】これは、エンジン始動が指示された場合に
は、所定時間後に乗車することが前提であるため、所定
時間後に解錠命令のための出力信号を自動的に送信開始
することにより、ユーザは解錠スイッチ11aを押下す
る必要がなくなる。つまり、始動スイッチ11cを押下
するだけで、エンジンの始動とドアロックの解錠が行え
る。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した第
1の実施の形態と同様であるので、対応する部材に同一
符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0077】
【発明の効果】上記したように、本発明に係る車両制御
システムでは、コード判定手段の判定結果、すなわち、
命令内容に応じて受信感度を変えることにより、ドアロ
ックの解錠のための制御信号が有効に受信されるエリア
(車両制御装置からの離反距離)と、エンジンスタータ
のための制御信号が有効に受信されるエリア(車両制御
装置からの離反距離)を異ならせることができる。その
結果、それぞれのシステムにとって適切な電波受信エリ
アを設定し、システムの有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】携帯器から発せられる出力信号の一例を示す図
である。
【図3】車両制御装置を示すブロック図である。
【図4】感度切換のタイミングを説明する図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の要部を説明する図
である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の要部を説明する図
である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の要部を説明する図
である。
【符号の説明】
10 携帯器 11 指示入力部 12 コード発生器 13 送信制御部 14 アンテナ 15 送信器 20 車両制御装置 21 アンテナ 22 受信器 23 コード判定部 23a ID検出・制御信号検出部 23b 感度切換検出部 23c 制御指示部 24 感度制御部 25 車両制御部 25a エンジン制御部 25b ドア制御部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力信号を送出する携帯器と、 この携帯器から送出される前記出力信号に基づき、自動
    車のドアロック機構に対する作動指令信号と、エンジン
    始動装置に対する作動指令信号を出力する車両制御装置
    を備え、 前記携帯器は、前記車両制御装置が行う動作を指示する
    指示入力手段と、 その指示入力手段からの入力に基づき前記車両制御装置
    が行う動作を指示するための命令コードを発生するコー
    ド発生手段と、 前記コード発生手段で発生された命令コードを変調して
    前記出力信号として送信する送信手段を有し、 前記車両制御装置は、前記携帯器から送信された出力信
    号を受信し、前記命令コードの内容を判定するコード判
    定手段と、 そのコード判定手段の判定結果に応じて、自動車のドア
    ロック機構に対する作動指令信号を送るドア制御手段並
    びにエンジン始動装置に対する作動指令信号を送るエン
    ジン制御手段と、 前記コード判定手段の判定結果に応じて受信感度を制御
    する感度制御手段を備えたことを特徴とする車両制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記送信手段による前記出力信号の送信
    タイミングを制御する送信制御手段を設け、 前記送信制御手段は、前記指示入力手段から解錠命令を
    受けると、解錠命令のための出力信号を一定期間繰り返
    し出力する機能を含むことを特徴とする請求項1に記載
    の車両制御システム。
  3. 【請求項3】 前記コード発生器は、前記指示入力手段
    から解錠命令を受けると感度制御信号を含む命令コード
    を生成し、 前記感度制御手段は、前記感度制御信号の検出に基づ
    き、その感度制御信号を含む前記携帯器からの出力信号
    の受信中に感度を低感度に切り換える制御を行う機能を
    備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両
    制御システム。
  4. 【請求項4】 前記感度制御手段は、前記低感度に切り
    換えた後、一定期間経過後に通常の感度に戻すようにし
    たことを特徴とする請求項3に記載の車両制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記感度制御手段は、前記低感度に切り
    換えた後、前記受信中の出力信号の受信完了後に通常の
    感度に戻すようにしたことを特徴とする請求項3に記載
    の車両制御システム。
  6. 【請求項6】 前記送信制御手段は、一定の間隔で前記
    解錠命令のための出力信号を送信するようにし、 前記感度制御手段は、前記解錠命令のための出力信号を
    受信後、前記解錠命令のための出力信号の送信タイミン
    グに併せて低感度と通常感度での受信を切り換えるよう
    に制御する機能を備えたことを特徴とする請求項2に記
    載の車両制御システム。
  7. 【請求項7】 前記送信制御手段は、一定の間隔で前記
    解錠命令のための出力信号を送信するとともに、1回目
    の前記解錠命令のための出力信号に続いて送信する前記
    解錠命令のための出力信号は、前記一定の間隔に比べて
    短い間隔で送信するようにし、 前記感度制御手段は、前記解錠命令のための出力信号を
    受信後、前記解錠命令のための出力信号の送信タイミン
    グに併せて低感度と通常感度での受信を切り換えるよう
    に制御する機能を備えたことを特徴とする請求項2に記
    載の車両制御システム。
  8. 【請求項8】 前記送信制御手段は、一定の間隔で前記
    解錠命令のための出力信号を送信する制御を行っている
    際に、他の命令のための出力信号を送信する場合に、前
    記車両制御装置側が通常感度の時に行うようにしたこと
    を特徴とする請求項2,6,7のいずれか1項に記載の
    車両制御システム。
  9. 【請求項9】 前記携帯器は、エンジン始動のための出
    力信号を送信後、所定タイミングで前記解錠命令のため
    の出力信号を送信する機能を備えたことを特徴とする請
    求項1〜8のいずれか1項に記載の車両制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013237388A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Denso Corp 車両制御装置
JP2017501080A (ja) * 2013-12-20 2017-01-12 ヴァレオ、コンフォート、アンド、ドライビング、アシスタンスValeo Comfort And Driving Assistance 自動車両用のハンズフリーシステム

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