JP2002036906A - 前後輪駆動車両の駆動力制御装置 - Google Patents

前後輪駆動車両の駆動力制御装置

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JP2002036906A
JP2002036906A JP2000220828A JP2000220828A JP2002036906A JP 2002036906 A JP2002036906 A JP 2002036906A JP 2000220828 A JP2000220828 A JP 2000220828A JP 2000220828 A JP2000220828 A JP 2000220828A JP 2002036906 A JP2002036906 A JP 2002036906A
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Toshihiko Fukuda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2原動機の駆動源への駆動エネルギの充填
を、車両の走行状態および運転者の意志に応じて、適切
かつ容易に行うことができ、燃費および運転性を向上さ
せることができる前後輪駆動車両の駆動力制御装置を提
供する。 【解決手段】 検出されたアクセル開度θAPおよび車
速Vcarに基づいて車両2の目標駆動力FCMDを算
出する目標駆動力算出手段11と、定速走行に必要な車
両2の駆動力に基づき、それよりも大きな所定の値とし
て設定された基準駆動力FCMD_CHRGを記憶する
基準駆動力記憶手段11と、目標駆動力FCMDと基準
駆動力FCMD_CHRGを比較する駆動力比較手段1
1と、駆動力比較手段により目標駆動力FCMDが基準
駆動力FCMD_CHRGよりも小さいと判定されたと
きに、駆動源7への駆動エネルギの充填を許可する駆動
エネルギ充填許可手段11と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前輪および後輪を
第1および第2の原動機で互いに独立してそれぞれ駆動
するタイプの前後輪駆動車両の駆動力制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の駆動力制御装置として、
例えば特開2000−79833号公報に開示されたも
のが知られている。この前後輪駆動車両は、前輪をエン
ジンで駆動し、後輪をモータで駆動するタイプのもので
ある。このモータの駆動源であるバッテリは、車両の走
行エネルギを回収することにより充電できるように構成
されている。また、この駆動力制御装置では、バッテリ
の充電残量がその所定値以下で、かつ車両の加速操作、
例えばアクセルペダルの操作が行われたときに、無段変
速機の変速比を高ギヤ比側へ所定幅だけ変更し、それに
より発生した余裕トルクに対応する回生制動トルクによ
って、バッテリの充電が行われる。この充電は、充電残
量が所定値に達するまで実行される。このようにして減
速時以外にもバッテリの充電を行うことで、充電残量が
不足するのを防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の駆
動力制御装置では、バッテリの充電残量を確保するため
に、充電残量がその所定値以下の場合には、アクセルペ
ダルの操作に伴って、充電走行が無条件に実行される。
すなわち、運転者の加速要求により、高い駆動力が求め
られているにもかかわらず、エンジンの出力の一部が充
電のための回生制動トルクとして消費され、その分、エ
ンジン側の負荷が増えるため、燃費が低下してしまう。
また、この充電走行に伴い、無段変速機の変速比が高ギ
ヤ比側へ変更されるため、運転者にとっては予期しない
シフトダウンとなることがあり、その場合には違和感を
伴い、運転性が低下する。さらに、充電残量が所定値に
達するまで、充電が単純に行われるにすぎないので、運
転状況によっては、充電走行の開始時および終了時に回
生制動トルクが急激に発生および消失し、トルク変動を
招くため、このことによってもまた運転性が低下するお
それがある。
【0004】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、第2原動機の駆動源への駆動エ
ネルギの充填を、車両の走行状態および運転者の意志に
応じて、適切かつ容易に行うことができ、それにより燃
費および運転性を向上させることができる前後輪駆動車
両の駆動力制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る発明は、前後の駆動輪の一
方(実施形態における(以下、本項において同じ)前輪
WFL、WFR)を第1原動機(エンジン3)で駆動す
るとともに、他方(後輪WRL、WRR)を第2原動機
(モータ4)で駆動する駆動モードと、車両2の走行エ
ネルギを回収することにより第2原動機の駆動源(バッ
テリ7)に駆動エネルギとして充填する充填モード(充
電モード)とに切り換えて運転される前後輪駆動車両の
駆動力制御装置であって、アクセル開度θAPを検出す
るアクセル開度検出手段(アクセル開度センサ16)
と、車速Vcarを検出する車速検出手段(車輪回転数
センサ12、ECU11)と、検出されたアクセル開度
θAPおよび車速Vcarに基づいて車両2の目標駆動
力FCMDを算出する目標駆動力算出手段(ECU1
1)と、定速走行に必要な車両2の駆動力に基づき、そ
れよりも大きな所定の値として設定された基準駆動力F
CMD_CHRGを記憶する基準駆動力記憶手段(EC
U11、図8の充電走行マップ)と、目標駆動力FCM
Dと基準駆動力FCMD_CHRGを比較する駆動力比
較手段(ECU11、図6のステップ50)と、駆動力
比較手段により目標駆動力FCMDが基準駆動力FCM
D_CHRGよりも小さいと判定されたときに、駆動源
への駆動エネルギの充填を許可する駆動エネルギ充填許
可手段(ECU11、図6のステップ55)と、を備え
ていることを特徴とする。
【0006】この前後輪駆動車両の駆動力制御装置によ
れば、基準駆動力が、定速走行に必要な車両の駆動力に
基づき、それよりも大きな所定の値として設定されてお
り、この基準駆動力よりも車両の実際の目標駆動力が小
さいと判定されたときに、車両の走行エネルギの回収に
よる第2原動機の駆動源への駆動エネルギの充填が許可
され、充填モードが実行される。したがって、定速走行
状態では、目標駆動力が基準駆動力よりも小さくなるこ
とで、第2原動機の駆動源に駆動エネルギが充填され
る。この場合、車両が定速走行されていて、車両全体と
しての目標駆動力が小さいことから、走行エネルギの回
収に伴う第1原動機の負荷の増加量は小さい。一方、例
えばアクセルペダルが踏み込まれた加速状態では、目標
駆動力が増大し、基準駆動力を上回るようになること
で、駆動エネルギの充填が禁止される。以上のように、
第2原動機の駆動源への駆動エネルギを充填を、運転者
による加速要求が無い場合にのみ、第1原動機に余分な
負荷をかけずに無理なく行えるので、従来よりも燃費と
運転性を向上させることができる。
【0007】また、この基準駆動力は、車両の走行状態
が駆動エネルギの充填に適した定速走行状態にあるか否
かを判定する基準になるとともに、駆動エネルギの充填
を実行する基準にもなるので、この基準駆動力をあらか
じめ設定し、記憶させておくだけで、定速走行状態の判
定と駆動エネルギの充填の実行を、容易かつ適切に行う
ことができる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1の駆動力
制御装置において、基準駆動力FCMD_CHRGが、
所定の上り勾配の路面での定速走行に必要な車両2の駆
動力である(図8の充電走行マップ)ことを特徴とす
る。
【0009】この構成によれば、上記所定の上り勾配よ
りも緩やかな路面勾配での定速走行時には、目標駆動力
が基準駆動力よりも必ず小さくなるので、駆動エネルギ
を充填する走行領域を確保でき、駆動エネルギの充填を
確実に行うことができる。また、基準駆動力の設定を、
計算によって容易に行うことができる。
【0010】また、請求項3に係る発明は、請求項1ま
たは2の駆動力制御装置において、駆動源に貯留された
駆動エネルギの貯留量(充電残量SOC)を検出する駆
動エネルギ貯留量検出手段(ECU11)と、検出され
た駆動エネルギ貯留量に応じて基準駆動力FCMD_C
HRGを補正する基準駆動力補正手段(ECU11、図
8の充電走行マップ)とをさらに備えていることを特徴
とする。
【0011】この構成では、実際の駆動エネルギ貯留量
に応じて基準駆動力を補正するので、駆動エネルギの充
填を、その要求度合に応じて効率良く適切に行うことが
できる。
【0012】さらに、請求項4に係る発明は、請求項1
ないし3のいずれかの駆動力制御装置において、目標駆
動力FCMDと基準駆動力FCMD_CHRGとの偏差
に応じて、駆動源への駆動エネルギの充填量を設定する
駆動エネルギ充填量設定手段(ECU11、図10のス
テップ72)をさらに備えていることを特徴とする。
【0013】この構成によれば、目標駆動力と基準駆動
力との偏差に応じて、駆動エネルギの充填量を適切に設
定できるとともに、第2原動機側の駆動輪の回生制動ト
ルク(引きずり量)が非常に小さい状態で、充填走行を
開始および終了できる。その結果、充填走行の開始時お
よび終了時に、回生制動トルクが急激に発生したり消失
したりすることがなくなるので、充填走行を、運転者に
違和感を与えることなく行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施形態を説明する。図1は、本発明によ
る駆動力制御装置1を適用した前後輪駆動車両(以下
「車両」という)2の概略構成を示している。同図に示
すように、この車両2は、左右の前輪WFL、WFR
(以下、総称する場合は「WF」という)をエンジン3
で駆動するとともに、左右の後輪WRL、WRR(以
下、総称する場合は「WR」という)を電気モータ(以
下「モータ」という)4で駆動するものである。
【0015】エンジン3は、車両2の前部に横置きに搭
載されており、トルクコンバータ5aを有する自動変速
機5、およびフロントディファレンシャル6を介して、
前輪WFに接続されている。
【0016】モータ4は、その駆動源であるバッテリ7
に接続されるとともに、電磁クラッチ8およびリヤディ
ファレンシャル9を介して、後輪WRに接続されてい
る。モータ4がバッテリ7で駆動されており(駆動モー
ド)、かつ電磁クラッチ8が接続されているときに、後
輪WRがモータ4で駆動され、このとき、車両2は四輪
駆動状態になる。なお、モータ4の出力は、最大12k
Wの範囲内で任意に変更することが可能である。一方、
モータ4は、車両2の制動エネルギにより回転駆動され
ているとき(回生モード)に発電を行い、発電した電力
(回生エネルギ)をバッテリ7に充電するジェネレータ
としての機能を有している。このバッテリ7の充電残量
SOCは、検出されたバッテリ7の電流・電圧値に基づ
き、後述するECU11によって算出される。
【0017】モータ4は、モータドライバー10を介し
て、ECU11に接続されており、モータ4の駆動モー
ドおよび回生モードの切換え、駆動モード時における最
大出力の設定や駆動トルク、ならびに回生モード時にお
ける回生量などは、ECU11で制御されるモータドラ
イバー10によって、制御される。電磁クラッチ8の接
続・遮断もまた、そのソレノイド(図示せず)への電流
の供給・停止がECU11で制御されることによって、
制御される。
【0018】左右の前輪WFL、WFRおよび後輪WR
L、WRRには、磁気ピックアップ式の車輪回転数セン
サ12がそれぞれ設けられており、これらの車輪回転数
センサ12から、各車輪回転数N_FL、N_FR、N
_RL、N_RRを表すパルス信号がECU11にそれ
ぞれ出力される。ECU11は、これらのパルス信号か
ら、左右前輪回転数平均値N_Fwheel、左右後輪
回転数平均値N_Rwheelや、車速Vcarなどを
算出する。また、エンジン3のクランクシャフト(図示
せず)には、所定のクランク角ごとにクランクパルス信
号CRKを出力するクランク角センサ13が、自動変速
機5のメインシャフト5bおよびカウンタシャフト(図
示せず)には、それらの回転数Nm、Ncounter
を表すパルス信号を出力する磁気ピックアップ式のメイ
ン・カウンタシャフト回転数センサ14a、14bが、
それぞれ設けられており、これらの信号もまた、ECU
11に出力される。ECU11は、クランクパルス信号
CRKに基づいてエンジン回転数NEを算出するととも
に、このエンジン回転数NEとメインシャフト回転数N
mから、トルクコンバータ5aの速度比eを算出する
(e=Nm/NE)。また、モータ4にはその回転数N
motを表すパルス信号を出力するレゾルバによるモー
タ回転数センサ15が設けられており、この信号もEC
U11に出力される。
【0019】また、ECU11には、アクセル開度セン
サ16から、アクセルペダル17のON/OFFを含む
開度(アクセル開度)θAPを表す検出信号が入力され
る。ECU11にはさらに、ブレーキのマスタシリンダ
(図示せず)に取り付けたブレーキ圧センサ19からブ
レーキ圧PBRを表す検出信号が、操舵角センサ20か
らハンドル(図示せず)の操舵角θSTRを表す検出信
号が、シフト位置センサ21から自動変速機5のシフト
レバー位置POSIを表す検出信号が、加速度センサ2
2、23から前後の車輪WF、WRの加速度GF、GR
を表す検出信号が、それぞれ入力される。
【0020】上記ECU11は、RAM、ROM、CP
UおよびI/Oインターフェースなどからなるマイクロ
コンピュータ(いずれも図示せず)で構成されている。
ECU11は、上述した各種センサからの検出信号に基
づいて、車両2の走行状態を検出し、制御モードを判定
するとともに、その結果に基づいて、車両2の目標駆動
力FCMD、前輪目標駆動力FCMD_ENGおよび後
輪目標駆動力FCMD_MOTを算出する。そして、算
出した前輪目標駆動力FCMD_ENGに基づく駆動信
号DBW_THを、DBW式のアクチュエータ24に出
力することによって、スロットル弁25の開度(スロッ
トル弁開度θTH)を制御し、エンジン3の駆動力を制
御する。また、後輪目標駆動力FCMD_MOTに基づ
くモータ要求トルク信号TRQ_MOTをモータドライ
バー10に出力することによって、モータ4の駆動力を
制御する。
【0021】図2は、ECU11で実行される制御処理
のメインフローを示すフローチャートである。このプロ
グラムは、所定時間(例えば10ms)ごとに実行され
る。この制御処理ではまず、ステップ21(「S21」
と図示。以下同じ)において車両2の状態を検出する。
具体的には、前述した各種センサで検出されたパラメー
タ信号を読み込み、これらに基づき、左右前輪・後輪回
転数平均値N_Fwheel、N_Rwheel、車速
Vcarや、後輪スリップ率Slip_ratioプの
算出などの所定の演算を行うとともに、車両2が前進、
後退および停止のいずれの走行状態にあるかを判定す
る。
【0022】次いで、ステップ21で検出された、自動
変速機5のシフトレバー位置POSIおよびアクセルペ
ダル(以下「AP」という)17のON/OFF状態、
ならびに車両2の走行状態から、車両2の制御モードを
判定する(ステップ22)。具体的には、制御モード
を、車両2が前進状態でかつAP17がONのときには
前進駆動モードと判定し、車両2が前進状態でかつAP
17がOFFのときには前進回生モードと判定し、車両
2が停止状態のときには停止モードと判定し、車両2が
後退状態でかつAP17がONのときおよびOFFのと
きには、後退駆動モードおよび後退回生モードとそれぞ
れ判定する。
【0023】次に、ステップ22で判定された制御モー
ドに応じて、車両2全体の目標駆動力FCMD、前輪目
標駆動力FCMD_ENGおよび後輪目標駆動力FCM
D_MOTを算出する(ステップ23)。これについて
は後述する。
【0024】次いで、電磁クラッチ8のON/OFF制
御を実行する(ステップ24)。具体的には、車速Vc
ar、およびモータ4と後輪WRL、WRRとの差回転
数に基づいて、電磁クラッチ8をONまたはOFFする
かを判定するとともに、その判定結果に基づいて電磁ク
ラッチ8をON/OFF制御する。
【0025】次に、ステップ23で算出した後輪目標駆
動力FCMD_MOTと、ステップ24で制御した電磁
クラッチ8のON/OFF状態に基づいて、モータ4の
要求トルクTRQ_MOTを算出し(ステップ25)、
これに基づく駆動信号をモータドライバー10に出力す
ることによって、モータ4の駆動力を制御する。
【0026】次いで、ステップ23で算出した前輪目標
駆動力FCMD_ENGに基づいて、アクチュエータ出
力値DBW_THを算出し(ステップ26)、これに基
づく駆動信号をアクチュエータ24に出力し、スロット
ル弁開度θTHを制御することで、エンジン3の駆動力
を制御し、本プログラムを終了する。
【0027】図3は、図2のステップ23で実行される
駆動力算出サブルーチンを示す。この制御処理ではま
ず、判定された制御モードに従い、車両2全体の目標駆
動力FCMDを演算する(ステップ31)。この目標駆
動力FCMDは、例えば、検出された車速Vcarおよ
びAP開度θAPに応じ、図4に一例を示すテーブルを
検索することによって、算出される。図4には、AP開
度θAPが0deg、5degおよび80degのとき
のテーブル値が代表的に示されており、目標駆動力FC
MDは、アクセル開度θTHが大きいほど大きく、また
車速Vcarが大きいほど小さくなるように設定されて
いる。なお、AP開度θAP=0degのときのテーブ
ル値は、シフトレバー位置がD4相当のラインを表して
おり、この場合、目標駆動力FCMDは、負値として算
出される。
【0028】次に、充電モード要求判定を実行する(ス
テップ32)。具体的には、車速Vcarおよびバッテ
リ7の充電残量SOCに応じて、基準駆動力FCMD_
CHRGを求めるとともに、この基準駆動力FCMD_
CHRGと、ステップ31で算出した目標駆動力FCM
Dとの関係から、バッテリ7を充電する充電走行を行う
べきか否かを判定し、その判定結果が肯定のときに、制
御モードが充電モードとされる。その詳細については後
述する。
【0029】次いで、後輪目標駆動力FCMD_MOT
を演算する(ステップ33)。この演算は、図2のステ
ップ22および上記ステップ32で判定された制御モー
ド(駆動、回生、充電および停止のいずれか)に従い、
制御モード別に行われる。
【0030】次に、上記ステップ33で算出した後輪目
標駆動力FCMD_MOTに所定のフィルタ処理を施し
た(ステップ34)後、前輪目標駆動力FCMD_EN
Gを次式(1)によって演算し(ステップ35)、本プ
ログラムを終了する。 FCMD_ENG =FCMD−FCMD_MOT−FENG_OFF・・・(1) ここで、FENG_OFFは、エンジン引きずり分(負
値)である。このように、前輪目標駆動力FCMD_E
NGは、基本的には、目標駆動力FCMDから後輪目標
駆動力FCMD_MOTを差し引いた値として設定され
る。
【0031】図5〜図7は、図3のステップ32で実行
される定速走行(クルーズ)時の充電モード要求判定の
サブルーチンを示している。この制御処理ではまず、車
速Vcarが、その第1下限値VSPCHGLH(例え
ば25km/h)よりも大きく、かつ第1上限値VSP
CHGHL(例えば65km/h)よりも小さいか否か
を判別する(ステップ41)。
【0032】この答がNO、すなわちVSPCHGLH
<Vcar<VSPCHGHLのときには、車速Vca
rが充電走行を行うべき所定の範囲内にあるとして、充
電走行マップ検索フラグF_CHRMAPを「1」にセ
ットする(ステップ42)。一方、ステップ41の答が
NO、すなわちVcar≦VSPCHGLHまたはVc
ar≧VSPCHGHLのときには、車速Vcarが充
電走行を行うべき所定の範囲内にないとして、ステップ
42をスキップし、次のステップ43に進む。これは、
車速Vcarが小さい渋滞などの極低速運転時には、充
電走行に入るのが煩雑であるので、これを回避するため
であり、一方、車速Vcarが大きい高速運転時には、
モータ4が高速で回転する後輪WRに追随して回転する
ことが困難になることから、電磁クラッチ8が遮断され
るためである。なお、電磁クラッチ8を設けずに、大型
モータを用いて後輪WRを駆動することも可能であり、
その場合には、上述した第1上限値VSPCHGHLお
よび次に述べる第2上限値VSPCHGHHによる車速
Vcarの制限は、省略することが可能である。
【0033】前記ステップ41または42に続くステッ
プ43では、車速Vcarが、その第2下限値VSPC
HGLL(例えば20km/h)よりも小さく、あるい
は第2上限値VSPCHGHH(例えば70km/h)
よりも大きいか否かを判別する。これらの第2下限値お
よび第2上限値VSPCHGLL、VSPCHGHH
は、上記第1下限値および第1上限値VSPCHGL
H、VSPCHGHLに対して、ヒステリシスを付与し
たものである。したがって、このステップ43の答がY
ES、すなわちVcar<VSPCHGLLまたはVc
ar>VSPCHGHHのときには、車速Vcarが充
電走行を行うべき所定の範囲にないとして、充電走行マ
ップ検索フラグF_CHRMAPを「0」にセットする
(ステップ44)一方、NOのときには、ステップ44
をスキップし、次のステップ45に進む。
【0034】このステップ45では、後輪スリップ率零
点調整フラグF_Slip_ratio_zeroが
「0」であるか否かを判別する。このフラグF_Sli
p_ratio_zeroは、前輪WFと後輪WRのタ
イヤ径が異なる場合などにこれを補正するために発進時
に実行される後輪スリップ率Slip_ratioの零
点調整が終了したときに、「1」にセットされるもので
ある。したがって、ステップ45の答がYES、すなわ
ちF_Slip_ratio_zero=0のときに
は、充電走行マップ検索フラグF_CHRMAPを
「0」にセットする(ステップ46)一方、NOのとき
には、ステップ46をスキップして、次のステップ47
に進む。
【0035】このステップ47では、充電走行マップ検
索フラグF_CHRMAPが「1」であるか否かを判別
する。この答がNO、すなわち車速Vcarが所定の範
囲にないか、または後輪スリップ率Slip_rati
oの零点調整が終了していないときには、充電モードの
基本的な実行条件が成立していないとして、ステップ4
8に進み、充電モードフラグF_CHRG_CMDを
「0」にセットして、充電走行を実行しないようにする
とともに、後述するクルーズOUTディレイタイマTM
_CRUISEOUTのタイマ値を、その所定時間TM
_CRUISEOUT_MIN(例えば0.1秒)に設
定し、また、クルーズINディレイタイマTM_CRU
ISEINのタイマ値を、値0にリセットした後、後述
するステップ57に進む。
【0036】一方、前記ステップ47の答がYES、す
なわち車速Vcarが所定の範囲内にあり、かつ後輪ス
リップ率Slip_ratioの零点調整が実行済みの
ときには、充電モードの基本的な実行条件が成立してい
るとして、充電走行マップを検索することにより、車速
Vcarおよびバッテリ7の充電残量SOCに応じて、
基準駆動力FCMD_CHRGを求める(ステップ4
9)。
【0037】図8は、この充電走行マップの一例を示し
ている。この充電走行マップは、充電走行を行うべき目
標駆動力FCMDの領域を定めるものであり、後述する
ように、充電走行マップに定められた基準駆動力FCM
D_CHRGよりも基準駆動力FCMDが小さいとき
に、充電走行が許可される。図8の充電走行マップで
は、前記所定範囲内の車速Vcarに対し、基準駆動力
FCMD_CHRGとして、低SOC用のFCMD_C
HRG1および高SOC用のFCMD_CHRG2が設
定されており、これらの一方がSOC値に応じて選択さ
れる。
【0038】一方、同図の破線は、各路面勾配において
定速走行する際の走行抵抗曲線を表しており、これらの
走行抵抗曲線は、「空気抵抗係数×車速Vcar2 +転
がり抵抗係数×車重+路面勾配(%)×車重+モータ引
きずり量」によって、理論的に求められる。同図から明
らかなように、低SOC用の基準駆動力FCMD_CH
RG1は、路面勾配=5%のときの走行抵抗曲線にほぼ
相当するとともに、高SOC用の基準駆動力FCMD_
CHRG2は、路面勾配=3%のときの走行抵抗曲線に
ほぼ相当している。その結果、低SOC用および高SO
C用の基準駆動力FCMD_CHRG1、2は、いずれ
も車速Vcarの増加に応じて漸増するとともに、前者
が後者よりも大きな値に設定される。なお、充電走行マ
ップ中の下側のラインFCMD_MINは、AP17が
OFFのときの目標駆動力FCMDを表し、すなわち目
標駆動力FCMDの最低ラインに相当する。以上から明
らかなように、図8の充電走行マップの基準駆動力FC
MD_CHRG1またはFCMD_CHRG2と目標駆
動力最低ラインFCMD_MINとの間の領域が、低S
OC時および高SOC時における充電走行の実行領域を
表す。
【0039】次いで、図6のステップ50において、図
3のステップ31で算出した目標駆動力FCMDが、上
記ステップ49で検索した基準駆動力FCMD_CHR
Gよりも小さいか否かを判別する。この答がYES、す
なわち目標駆動力FCMD<基準駆動力FCMD_CH
RGが成立していて、目標駆動力FCMDが図8の充電
走行マップの実行領域内にあるときには、充電走行条件
が成立しているとして、ステップ51に進み、クルーズ
INディレイタイマTM_CRUISEINのタイマ値
が、その所定時間TM_CRUISEIN_MIN(例
えば2秒)以上であるか否かを判別する。前述したよう
に、このクルーズINディレイタイマTM_CRUIS
EINは、充電モードの基本的な実行条件が成立してい
ないときに、前記ステップ48で値0にリセットされて
いることから、ステップ51の実行当初はこの答がNO
になる。その場合には、ステップ52に進み、充電モー
ドフラグF_CHRG_CMDを「0」に保持して、充
電走行を実行しないようにするとともに、クルーズOU
TディレイタイマTM_CRUISEOUTのタイマ値
を所定時間TM_CRUISEOUT_MINに保持
し、クルーズINディレイタイマTM_CRUISEI
Nのタイマ値をインクリメントした後、後述するステッ
プ57に進む。
【0040】一方、前記ステップ51の答がYES、す
なわち充電走行条件の成立後、所定時間TM_CRUI
SEIN_MINが経過したときには、充電モードフラ
グF_CHRG_CMDを「1」にセットして、充電モ
ードに移行し、充電走行を開始するとともに、クルーズ
OUTディレイタイマTM_CRUISEOUTを値0
にリセットした(ステップ53)後、後述するステップ
57に進む。以上のように、充電走行は、目標駆動力F
CMDが基準駆動力FCMD_CHRGよりも小さく、
かつその状態が所定時間TM_CRUISEIN_MI
Nの間、維持されたときに、実行される。
【0041】一方、前記ステップ50の答がNO、すな
わち目標駆動力FCMD≧基準駆動力FCMD_CHR
Gが成立していて、目標駆動力FCMDが図8の充電走
行マップの実行領域内にないときには、クルーズOUT
ディレイタイマTM_CRUISEOUTのタイマ値
が、所定時間TM_CRUISEOUT_MIN以上で
あるか否かを判別する(ステップ54)。今回のループ
が、充電モードから移行した直後のループである場合に
は、このクルーズOUTディレイタイマTM_CRUI
SEOUTが、前記ステップ53で値0にリセットされ
ていることから、ステップ54の答がNOになる。その
場合には、ステップ55に進み、充電モードフラグF_
CHRG_CMDを「1」に保持して、充電走行を続行
するとともに、クルーズINディレイタイマTM_CR
UISEINのタイマ値を所定時間TM_CRUISE
IN_MINに保持し、クルーズOUTディレイタイマ
TM_CRUISEOUTのタイマ値をインクリメント
した後、後述するステップ57に進む。
【0042】一方、前記ステップ54の答がYES、す
なわち目標駆動力FCMD≧基準駆動力となった後、所
定時間TM_CRUISEOUT_MINが経過したと
きには、充電モードフラグF_CHRG_CMDを
「0」にセットして、充電モードから離脱し、充電走行
を終了するとともに、クルーズINディレイタイマTM
_CRUISEINを値0にリセットした(ステップ5
6)後、後述するステップ57に進む。このように、充
電走行は、目標駆動力FCMDが基準駆動力FCMD_
CHRGよりも大きくなった後、その状態が所定時間T
M_CRUISEOUT_MINの間、継続したとき
に、終了する。以上により、充電モードへの移行と離脱
の間での制御ハンチングが防止される。
【0043】次いで、前記ステップ48、52、53、
55または56に続くステップ57では、充電モードフ
ラグF_CHRG_CMDの今回値と前回値F_CHR
G_CMD_OLDとの差を、充電走行開始フラグF_
START_CHRG_CMDとして算出するととも
に、次いで、その値が「1」であるか否かを判別する
(ステップ58)。この答がYES、すなわちF_ST
ART_CHRG_CMD=1であって、今回のループ
が充電走行を開始した最初のループであるときには、充
電スロープ制御タイマTM_CHRG_SLOPEをイ
ンクリメントして、スタートさせる(ステップ59)。
一方、ステップ58の答がNO、すなわち今回のループ
が充電走行の開始時以外のときには、ステップ59をス
キップし、次いで、今回の充電モードフラグF_CHR
G_CMD値を、その前回値F_CHRG_CMD_O
LDとして設定し(ステップ60)、本プログラムを終
了する。
【0044】以上のように、本実施形態によれば、車両
2の実際の目標駆動力FCMDが、図8の充電走行マッ
プに定められた基準駆動力FCMD_CHRGよりも小
さいと判定されたときに、充電走行が許可され、実行さ
れる。また、前述したように、この基準駆動力FCMD
_CHRG1、2は、3%または5%の路面勾配での定
速走行に必要な車両2の駆動力に相当する。したがっ
て、この勾配よりも緩やかな路面勾配で定速走行を行っ
ている状態では、車両2の目標駆動力FCMDが基準駆
動力FCMD_CHRGよりも小さくなることで、充電
走行が行われる。この場合、車両2が定速走行されてい
て、車両2全体としての目標駆動力FCMDが小さいこ
とから、充電走行に伴うエンジン3の負荷の増加量は小
さい。一方、例えばAP17が踏み込まれた加速状態で
は、目標駆動力FCMDが増大し、基準駆動力FCMD
_CHRGを上回るようになることで、充電走行が禁止
される。このように、充電走行を、運転者による加速要
求が無い場合にのみ、エンジン3に余分な負荷をかけず
に無理なく行えるので、従来よりも燃費と運転性を向上
させることができる。
【0045】また、基準駆動力FCMD_CHRGが上
述したように設定されので、定速走行時に、充電走行領
域を確保でき、バッテリ7の充電を確実に行うことがで
きるとともに、基準駆動力FCMD_CHRGを理論式
によって容易に求めることができる。さらに、基準駆動
力FCMD_CHRGは、車両2の走行状態が充電に適
した定速走行状態にあるか否かを判定する基準になると
ともに、充電走行を実行する基準にもなるので、この基
準駆動力FCMD_CHRGをあらかじめ設定し、充電
走行マップに記憶させておくだけで、定速走行状態の判
定と充電走行の実行を、容易かつ適切に行うことができ
る。
【0046】また、基準駆動力FCMD_CHRGとし
て、低SOC時に大きな基準駆動力FCMD_CHRG
1が用いられ、高SOC時に小さな基準駆動力FCMD
_CHRG2が用いられるので、充電要求が高い低SO
C時に、路面勾配がより大きい状態での定速走行時にも
充電モードに入りやすくなることで、バッテリ7の充電
を、その要求度合に応じて効率良く適切に行うことがで
きる。
【0047】なお、上記の充電走行マップでは、基準駆
動力FCMD_CHRGとして、低SOC用および高S
OC用の2つの基準駆動力FCMD_CHRG1、2を
あらかじめ設定し、実際の充電残量SOCに応じて選択
するようにしているが、充電残量SOCによる基準駆動
力FCMD_CHRGの補正を他の手法によって行って
もよい。図9は、そのためのテーブルの一例を示してお
り、このテーブルでは、基準勾配SLOPE_REF
が、充電残量SOCが小さいほど、より大きくなるよう
に設定されている。そして、このテーブルを検索するこ
とにより、実際の充電残量SOCに応じて基準勾配SL
OPE_REFを求めるとともに、求めた基準勾配SL
OPE_REFにおける車両2の走行抵抗曲線を、その
ときの基準駆動力FCMD_CHRGとして決定する。
これにより、基準駆動力FCMD_CHRGを、充電残
量SOCに応じてよりきめ細かく設定できるので、バッ
テリ7の充電を、その要求度合に応じてより適切に行う
ことができる。
【0048】図10〜図12は、上述した図5〜図7の
サブルーチンの判定結果に従って実行される定速走行充
電モード時の後輪目標駆動力FCMD_MOTの算出サ
ブルーチンを示す。この制御処理ではまず、図5のステ
ップ49と同様、図8の充電走行マップにより、車速V
carおよび充電残量SOCに応じて、基準駆動力FC
MD_CHRGを検索する(ステップ71)。次に、検
索した基準駆動力FCMD_CHRGと目標駆動力FC
MDから、充電時後輪目標駆動力計算値FCMD_MO
T_CHRGを、次式(2)によって算出する(ステッ
プ72)。 FCMD_MOT_CHRG=FCMD−FCMD_CHRG・・・(2)
【0049】このように、充電時後輪目標駆動力計算値
FCMD_MOT_CHRGは、目標駆動力FCMDと
基準駆動力FCMD_CHRGとの偏差として決定され
る。また、前述したように、定速走行充電モードが、F
CMD<FCMD_CHRGのときに実行されることか
ら、式(2)で求められる充電時後輪目標駆動力計算値
FCMD_MOT_CHRGは、負値となり、すなわち
後輪WRの引きずりトルクとして設定される。また、前
記ステップ35の説明で述べたように、前輪目標駆動力
FCMD_ENGは、基本的に目標駆動力FCMDから
後輪目標駆動力FCMD_MOTを差し引いた値(=F
CMD−FCMD_MOT)として設定されるので、こ
の定速走行充電モードでは、前輪目標駆動力FCMD_
ENGにFCMD_MOT_CHRG値が上乗せされる
ことになる。
【0050】次に、上記算出した充電時後輪目標駆動力
計算値FCMD_MOT_CHRGのリミット処理を行
う。まず、充電残量SOCに応じて、後輪WRの最大引
きずり量FCMD_CHRG_MAXを検索する(ステ
ップ73)。図13は、最大引きずり量テーブルの一例
を示しており、このテーブルでは、最大引きずり量FC
MD_CHRG_MAXは、基本的に、充電残量SOC
が少ないほど、充電量を大きくするためにより大きな値
に設定されている。具体的には、SOC値が第1所定値
SOC1(例えば30%)以下のときに第1設定値FC
MD_CHRG_MAX1(例えば−60kgf)に、
第1所定値SOC1よりも大きな第2所定値SOC2
(例えば60%)以上のときに、より小さな第2設定値
FCMD_CHRG_MAX2(例えば−35kgf)
にそれぞれ設定され、両所定値SOC1、2の間では漸
減するように設定されている。
【0051】次いで、充電時後輪目標駆動力計算値FC
MD_MOT_CHRG(負値)が、最大引きずり量F
CMD_CHRG_MAX以下であるか(絶対値として
大きいか)否かを判別する(ステップ74)。この答が
YESのときには、充電時後輪目標駆動力計算値FCM
D_MOT_CHRGを最大引きずり量FCMD_CH
RG_MAXに設定する(ステップ75)一方、NOの
ときには、ステップ75をスキップして、FCMD_M
OT_CHRG値を保持する。
【0052】ステップ74または75に続くステップ7
6では、充電スロープ制御タイマTM_CHRG_SL
OPEのタイマ値が、値0より大きく、かつその所定時
間TM_CHRG_SLOPE_END(例えば1.5
秒)以下であるか否かを判別する。この答がYES、す
なわち充電走行の開始後、所定時間TM_CHRG_S
LOPE_ENDが経過していないときには、後輪目標
駆動力FCMD_MOTを、それ以前の駆動状態から充
電時の引きずり状態にスロープ状に徐々に移行させるた
めに、これを次式(3)によって算出する(ステップ7
7)とともに、充電スロープ制御タイマTM_CHRG
_SLOPEをインクリメントする(ステップ78)。 FCMD_MOT =FCMD_MOT_OLD+(FCMD_MOT_CHRG−FCMD_ MOT_OLD)/(TM_CHRG_SLOPE_END−TM_CH RG_SLOPE+1) ・・・(3)
【0053】ここで、FCMD_MOT_OLDは後輪
目標駆動力の前回値、右辺の分母(TM_CHRG_S
LOPE_END−TM_CHRG_SLOPE+1)
は、充電スロープ制御タイマTM_CHRG_SLOP
Eの作動残り時間(スロープ演算残り回数)を表す。す
なわち、式(3)による演算により、このタイマの作動
時間中の各ループにおいて、そのときの充電時後輪目標
駆動力計算値FCMD_MOT_CHRGと後輪目標駆
動力の前回値FCMD_MOT_OLDとの差をタイマ
の作動残り時間で除した値を、FCMD_MOT_OL
D値に随時、加算することによって、後輪目標駆動力F
CMD_MOTは、スロープ状に徐々に変化し、所定時
間TM_CHRG_SLOPE_ENDの経過時に、最
終的に充電時後輪目標駆動力計算値FCMD_MOT_
CHRGに達する。これにより、後輪目標駆動力FCM
D_MOTを、駆動状態から充電時の引きずり状態にス
ロープ状に徐々に移行させることができる。
【0054】一方、前記ステップ76の答がNO、すな
わち充電走行の開始後、所定時間TM_CHRG_SL
OPE_ENDが経過したときには、充電時後輪目標駆
動力計算値FCMD_MOT_CHRGをそのまま後輪
目標駆動力FCMD_MOTとして設定するとともに、
充電スロープ制御タイマTM_CHRG_SLOPEを
値0にリセットした(ステップ79)後、ステップ80
以降に進む。
【0055】図15は、これまでに説明した制御処理に
よって得られる、定速走行中およびその終了後における
動作例を示すタイムチャートである。まず、低路面勾配
で定速走行が行われているとすると、そのときの目標駆
動力FCMDが基準駆動力FCMD_CHRGを下回
り、図6のステップ50の答がYESとなることで、充
電走行が実行される。このときの後輪目標駆動力FCM
D_MOT、すなわち充電量は、前記式(2)などによ
り、基本的に、目標駆動力FCMDと基準駆動力FCM
D_CHRGとの偏差(=FCMD−FCMD_CHR
G)として決定される。その後、例えば路面勾配が次第
に大きくなると、目標駆動力FCMDが漸増するととも
に、それに伴い、基準駆動力FCMD_CHRGとの偏
差が小さくなることで、後輪目標駆動力FCMD_MO
Tが漸減する(時刻t1、t2の間)。そして、目標駆
動力FCMDが基準駆動力FCMD_CHRGに達した
時点(時刻t2)で、ステップ50の答がNOとなるこ
とで、定速走行充電モードが終了する。このときの後輪
目標駆動力FCMD_MOTすなわち充電量は、ほぼ値
0であり、この状態から、制御モードが例えば駆動モー
ドに移行する。
【0056】以上のように、本実施形態では、定速走行
充電モードにおける後輪目標駆動力FCMD_MOT
が、目標駆動力FCMDと基準駆動力FCMD_CHR
Gとの偏差に応じて設定されるので、後輪目標駆動力F
CMD_MOTが非常に小さい状態で、充電走行を開始
および終了できる。その結果、この後輪目標駆動力FC
MD_MOTが急激に発生したり消失したりすることが
なくなるので、充電走行を、運転者に違和感を与えるこ
となく行うことができる。
【0057】図11のステップ80以降では、充電走行
に伴う後輪スリップを抑制して車両2の走行安定性を確
保するために、充電量の制限制御を実行する。まず、充
電量制限フラグF_CHRG_LMTが「1」であるか
否かを判別する(ステップ80)。この答がNO、すな
わち充電量の制限中でないときには、左右前輪回転数平
均値N_Fwheelがその切換回転数Vn_chan
ge(例えば車速5km/h相当)以上で、かつ後輪ス
リップ率Slip_ratioがその判別値CHRG_
Slip_ratio(例えば1%)以上であるか否か
を判別する(ステップ81)。この答がYES、すなわ
ちN_Fwheel≧Vn_changeかつSlip
_ratio≧CHRG_Slip_ratioのとき
には、後輪スリップが大きく、充電量の制限を開始すべ
きとして、充電量制限フラグF_CHRG_LMTを
「1」にセットするとともに、そのときの後輪目標駆動
力FCMD_MOTを、充電量制限値LMT_FCMD
_MOT_CHRGの初期値として設定した(ステップ
82)後、後述するステップ88に進む。ステップ81
の答がNOのときには、そのままステップ88に進む。
【0058】一方、前記ステップ80の答がYES、す
なわち充電量制限フラグF_CHRG_LMT=1であ
って、充電量の制限中のときには、ステップ77または
79で算出された今回の後輪目標駆動力FCMD_MO
T(負値)が、充電量制限値LMT_FCMD_MOT
_CHRG以上であるか(絶対値として小さいか)否か
を判別する(ステップ83)。この答がNO、すなわち
FCMD_MOT<LMT_FCMD_MOT_CHR
Gが成立し、後輪引きずり量が大きいときには、充電量
の制限を継続すべきとして、ステップ84に進み、後輪
スリップ率Slip_ratioに応じて、充電量制限
補正値KCHRG_LMTを検索する。
【0059】図14は、充電量制限補正値テーブルの一
例を示しており、このテーブルでは、充電量制限補正値
KCHRG_LMTは、後輪スリップ率Slip_ra
tioが上述した充電量制限開始用の判別値CHRG_
Slip_ratio付近では値0に設定され、後輪ス
リップ率Slip_ratioがそれよりも大きい領域
では階段状に大きくなる一方、小さい領域では一定の負
値に設定されている。なお、充電量制限補正値KCHR
G_LMTがこのように階段状に設定されるのは、後輪
スリップ率Slip_ratioの変化に過敏に反応し
て変化しないようにするためである。
【0060】次いで、充電量制限補正値KCHRG_L
MTを充電量制限値の前回値LMT_FCMD_MOT
_CHRG_OLDに加算した値を、今回の充電量制限
値LMT_FCMD_MOT_CHRGとして設定する
(ステップ85)。次に、この充電量制限値LMT_F
CMD_MOT_CHRGを、後輪目標駆動力FCMD
_MOTとして設定した(ステップ86)後、後述する
ステップ88に進む。
【0061】一方、前記ステップ83の答がYES、す
なわち後輪目標駆動力FCMD_MOT≧充電量制限値
LMT_FCMD_MOT_CHRGになったときに
は、充電量の制限を解除すべきとして、ステップ87に
進み、充電量制限フラグF_CHRG_LMTを「0」
にセットするとともに、充電量制限値LMT_FCMD
_MOT_CHRGを、前記ステップ73で検索した最
大引きずり量FCMD_CHRG_MAXに設定した
後、ステップ88に進む。
【0062】このステップ88では、今回の充電量制限
値LMT_FCMD_MOT_CHRGを、その前回値
LMT_FCMD_MOT_CHRG_OLDとして設
定する。
【0063】次いで、ステップ89以降において、前記
ステップ77、79または86で設定した後輪目標駆動
力FCMD_MOTの最終的なリミット処理を行う。ま
ず、後輪目標駆動力FCMD_MOTが、モータ4の回
転抵抗であるモータ引きずり分FMOT_OFF以上で
あるか否かを判別する(ステップ89)。この答がYE
S、すなわちFCMD_MOT≧FMOT_OFFのと
きには、後輪WRでモータ4を回転駆動できる状態を確
保すべく、後輪目標駆動力FCMD_MOTをモータ引
きずり分FMOT_OFFに設定する(ステップ90)
一方、NOのときには、ステップ90をスキップして、
後輪目標駆動力FCMD_MOTを保持する。
【0064】次に、後輪目標駆動力FCMD_MOT
が、最大引きずり量FCMD_CHRG_MAX以下で
あるか否かを判別する(ステップ91)。この答がYE
S、すなわちFCMD_MOT≦FCMD_CHRG_
MAXのときには、後輪目標駆動力FCMD_MOTを
最大引きずり量FCMD_CHRG_MAXに設定する
(ステップ92)一方、NOのときには、ステップ92
をスキップして、後輪目標駆動力FCMD_MOTを保
持し、本プログラムを終了する。
【0065】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、実施形態では、モータ4と後輪WRの間を接続
・遮断するクラッチとして、電磁クラッチ8を用いてい
るが、伝達容量を制御可能なクラッチであればよく、例
えば油圧式多板クラッチを採用してもよい。また、実施
形態は、前輪をエンジンで駆動し、後輪をモータで駆動
するタイプの前後輪駆動車両に、本発明を適用した例で
あるが、本発明は、これに限らず、エンジンおよびモー
タによる駆動を前後輪逆に行う車両にも、同様に適用す
ることが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の前後輪駆動車両
の駆動力制御装置によれば、第2原動機の駆動源への駆
動エネルギを充填を、運転者の加速意志が無い定速走行
時に、第1原動機に余分な負荷をかけずに無理なく行う
ことができ、それにより、燃費と運転性を向上させるこ
とができる。また、基準駆動力によって、定速走行の判
定と駆動エネルギの充填の実行を、容易かつ適切に行え
るとともに、定速走行時に、駆動エネルギを充填する走
行領域を確保でき、駆動エネルギの充填を確実に行うこ
とができる。さらに、駆動エネルギの充填を、その要求
度合に応じて効率良く適切に行うことができる。また、
充填走行の開始時および終了時に、回生制動トルクの急
激な発生および消失を防止できることで、充填走行を運
転者に違和感を与えることなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による駆動力制御装置を適
用した前後輪駆動車両の概略構成図である。
【図2】駆動力制御のメインフローを示すフローチャー
トである。
【図3】駆動力算出サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図4】目標駆動力テーブルの一例を示す図である。
【図5】定速走行時の充電モード要求判定のサブルーチ
ンのフローチャートである。
【図6】図5のサブルーチンの続きの部分を示すフロー
チャートである。
【図7】図5および図6のサブルーチンの残りの部分を
示すフローチャートである。
【図8】充電走行マップの一例を示す図である。
【図9】充電残量−基準勾配テーブルの一例を示す図で
ある。
【図10】クルーズ充電モード時の後輪目標駆動力の算
出サブルーチンのフローチャートである。
【図11】図10のサブルーチンの続きの部分を示すフ
ローチャートである。
【図12】図10および図11のサブルーチンの残りの
部分を示すフローチャートである。
【図13】最大引きずり量テーブルの一例を示す図であ
る。
【図14】充電量制御補正値テーブルの一例を示す図で
ある。
【図15】定速走行中およびその終了後における動作例
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 駆動力制御装置 2 車両(前後輪駆動車両) 3 エンジン(第1原動機) 4 電気モータ(第2原動機) 7 バッテリ(駆動源) 11 ECU(車速検出手段、目標駆動力算出手段、基
準駆動力記憶手段、駆動力比較手段、駆動エネルギ充填
許可手段、駆動エネルギ充填量設定手段、駆動エネルギ
貯留量検出手段、基準駆動力補正手段) 12 車輪回転数センサ(車速検出手段) 16 アクセル開度センサ(アクセル開度検出手段) 18 充電量センサ(駆動エネルギ充填量検出手段) WFL、WFR 前輪 WRL、WRR 後輪 θAP アクセル開度 Vcar 車速 SOC 充電残量(駆動エネルギ貯留量) FCMD 目標駆動力 FCMD_CHRG 基準駆動力
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 301 F02D 29/02 301C (72)発明者 山本 哲弘 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 中佐古 享 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 米倉 尚弘 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 福田 俊彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D043 AA01 AB17 EA03 EA05 EA11 EA42 EB07 EB13 EE01 EE02 EF14 EF21 3D044 AA01 AA17 AA27 AA41 AA45 AB01 AC03 AC05 AC15 AC22 AC26 AC31 AD02 AD04 AD17 AE19 AE22 3G093 AA03 AA05 AA07 BA02 BA03 BA15 BA19 BA23 CA05 CA08 CB06 CB08 CB10 DA01 DA06 DA07 DB03 DB05 DB11 DB15 DB21 EA02 EA05 EA09 EB02 EB08 EC02 FA06 FA07 FA10 FA12 5H115 PA12 PC06 PG04 PI16 PI21 PU23 PU25 QI04 SE04 SE06 TE03 TI02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後の駆動輪の一方を第1原動機で駆動
    するとともに、他方を第2原動機で駆動する駆動モード
    と、車両の走行エネルギを回収することにより前記第2
    原動機の駆動源に駆動エネルギとして充填する充填モー
    ドとに切り換えて運転される前後輪駆動車両の駆動力制
    御装置であって、 アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 前記検出されたアクセル開度および車速に基づいて前記
    車両の目標駆動力を算出する目標駆動力算出手段と、 定速走行に必要な前記車両の駆動力に基づき、それより
    も大きな所定の値として設定された基準駆動力を記憶す
    る基準駆動力記憶手段と、 前記目標駆動力と前記基準駆動力を比較する駆動力比較
    手段と、 当該駆動力比較手段により前記目標駆動力が前記基準駆
    動力よりも小さいと判定されたときに、前記駆動源への
    駆動エネルギの充填を許可する駆動エネルギ充填許可手
    段と、 を備えていることを特徴とする前後輪駆動車両の駆動力
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記基準駆動力が、所定の上り勾配の路
    面での定速走行に必要な前記車両の駆動力であることを
    特徴とする、請求項1に記載の前後輪駆動車両の駆動力
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動源に貯留された駆動エネルギの
    貯留量を検出する駆動エネルギ貯留量検出手段と、当該
    検出された駆動エネルギ貯留量に応じて前記基準駆動力
    を補正する基準駆動力補正手段と、をさらに備えている
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の前後輪駆
    動車両の駆動力制御装置。
  4. 【請求項4】 前記目標駆動力と前記基準駆動力との偏
    差に応じて、前記駆動源への駆動エネルギの充填量を設
    定する駆動エネルギ充填量設定手段をさらに備えている
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載
    の前後輪駆動車両の駆動力制御装置。
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