JP2002036636A - 画像データ変換装置および画像データ変換方法 - Google Patents

画像データ変換装置および画像データ変換方法

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JP2002036636A
JP2002036636A JP2000218477A JP2000218477A JP2002036636A JP 2002036636 A JP2002036636 A JP 2002036636A JP 2000218477 A JP2000218477 A JP 2000218477A JP 2000218477 A JP2000218477 A JP 2000218477A JP 2002036636 A JP2002036636 A JP 2002036636A
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Tadashi Sakamoto
直史 坂本
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Mitsubishi Electric Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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  • Image Input (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データにおける各画素の記憶位置を必要
せずに、画素の並びを所定の方向に変換する。 【解決手段】 画像データ変換装置は、横M列×縦N行
の画素からなる画像を表わす画像データを格納するライ
ンメモリ104と、格納された画像データの中から、画
像における横方向の画素数Mを表わすデータを検出する
検出部と、格納された画像データの中から、先頭の画素
データの位置からMの倍数分離れた位置の画素データを
順次取出すことをN回繰返す処理を、先頭の画素データ
の位置を1個ずつずらしてM回繰返すデータ変換部10
6とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の画素データ
が記録された2次元画像データを出力する技術に関し、
特に、記録された順序とは異なる順序で画素データを出
力する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のデジタルカメラの増加に伴い、デ
ジタルカメラをコンピュータに接続して、デジタルカメ
ラにより撮像した画像を、コンピュータに接続されたプ
リンタで印刷する機会が増えている。また、コンピュー
タを用いずに、デジタルカメラ専用のプリンタにデジタ
ルカメラを接続して、デジタルカメラにより撮像した画
像を、そのプリンタで印刷する機会が増えている。いず
れの場合においても、デジタルカメラから送信される画
像データの中には、図20に示すように左から右への横
1ライン分の画素を上から下に並べた順序で、各画素の
データが配置されている。このような画像データに基づ
いて画像を印刷する場合には、前述の画素の順序で配置
されたデータをプリンタに送信して、図21に示すよう
な方向で用紙をプリンタの印字ヘッドが走査することに
より画像が印刷される。
【0003】しかし、印刷用紙の大きさおよび印字ヘッ
ドの走査方向の制限などにより、図22に示すように、
上から下への縦1ライン分の画素を左から右に並べた順
で印字ヘッドを走査することにより画像を印刷したい場
合がある。この場合、図20に示す画素の順序からなる
画像データを受信すると、受信した画像データの全てを
フレームメモリまたはページメモリと呼ばれているメモ
リに一旦記憶させる。フレームメモリから、上から下へ
の縦1ライン分の画素を左から右に並べた順でプリンタ
に送信する。このようにして画像データをプリンタに送
信するのでは、大容量のフレームメモリが必要になる。
【0004】また、デジタルカメラから送信される画像
データが、JPEG(Joint Photographic Experts Gro
up)方式等により圧縮されている場合には、一旦全ての
圧縮データを伸長して、フレームメモリに記憶してか
ら、上から下の縦1ライン分の画素データを左から右に
並べた順でプリンタに送信する。このようにして画像デ
ータをプリンタに送信する場合、大容量のフレームメモ
リが必要になることに加えて、プリンタへ送信する前に
全ての画素データを伸長する処理時間が必要になる。
【0005】一方、圧縮された画像データに対して画像
の回転出力を高速に行なうことを目的とした特開平8−
317225公報に開示される画像データ圧縮・伸長装
置がある。
【0006】この公報に開示された装置は、1ページ分
の画像データがn画素×n画素分の画像データを1単位
とした複数個の矩形ブロックに分割され、分割された各
矩形ブロック単位で圧縮コードが生成され、各矩形ブロ
ックに対する圧縮コードを記憶する圧縮コードバッファ
と、各圧縮コードについての圧縮コードバッファにおけ
るアドレスを、各矩形ブロックに対して与えられている
ブロック番号に対応付けて記憶する圧縮コードテーブル
と、圧縮コードテーブルに記憶された特定のブロック番
号に基づいてアドレスを読出して、読出したアドレスに
基づいて圧縮コードバッファに記憶された圧縮コードを
読出して伸張する伸張回路と、伸張データを矩形ブロッ
クのブロック位置情報に応じて並べ替えた画像データを
出力する出力回路とを含む。
【0007】この公報に開示された装置によると、必要
な圧縮コードだけを読み出して伸張するといった処理が
可能になり、回転画像などの出力が高速に行なうことが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公報に開示された装置では、圧縮コードバッファにおけ
る各圧縮コードのアドレスを記憶する圧縮コードテーブ
ルが必要である。そのため、この装置は、このような全
ての圧縮コードのアドレスを記憶したテーブルを持たな
い圧縮画像データについては、適用できない。
【0009】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであって、圧縮コードに対するデータが記憶
されている必要がなく、大容量のメモリが必要でない、
画像データに含まれる画素の並びを変換して出力するこ
とができる画像データ変換装置および画像データ変換方
法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る画像デ
ータ変換装置は、横M列(Mは正の整数)×縦N行(N
は正の整数)の画素データを表わす画像データを変換す
る画像データ変換装置であって、画像データは、横方向
に連続するM列分の画素データを縦方向に順次N回繰返
したデータを含む第1の1次元データであり、画像デー
タ変換装置は、第1の1次元データを記憶するラインメ
モリと、ラインメモリに接続され、第1の1次元データ
の中から、横方向の画素数Mを表わすデータを検出する
ための検出手段と、ラインメモリと検出手段とに接続さ
れ、第1の1次元データの中から、先頭の画素データの
位置からMの倍数分離れた位置の画素データを順次取出
すことをN回繰返す処理を、先頭の画素データの位置を
1個ずつずらしてM回繰返して、第2の1次元データに
変換するための変換手段とを含む。
【0011】第1の発明によると、ラインメモリは、第
1の1次元データを記憶する。検出手段は、第1の1次
元データの中から、横方向の画素数Mを表わすデータを
検出する。変換手段は、第1の1次元データの中から、
先頭の画素データの位置からMの倍数分離れた位置の画
素データを順次取出すことをN回繰返す処理を、先頭の
画素データの位置を1個ずつずらしてM回繰返して、第
2の1次元データに変換する。これにより、横方向に連
続するM列分の画素データを縦方向に順次N回繰返した
データが、縦方向に連続するN行分の画素データを横方
向に順次M回繰返したデータになる。その結果、第1の
1次元データにおける各画素の記憶場所が必要でなく、
大容量のメモリが必要でない、第1の1次元データに含
まれる画素の並びを変換して出力することができる画像
データ変換装置を提供することができる。
【0012】第2の発明に係る画像データ変換装置は、
横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは正の整数)の画
素データを表わす画像データを変換する画像データ変換
装置であって、画素データは、横M/P列(Pは正の整
数であって、PはMの約数)、縦N/R行(Rは正の整
数であって、RはNの約数)のデータブロックに分割さ
れ、かつ、分割されたデータブロックに含まれる画素デ
ータは可変長符号データに圧縮され、画像データは、複
数の可変長符号データと、横方向の画素数Mを表わすデ
ータと、データブロックの横方向の画素数Pを表わすデ
ータとを含む第1の1次元データであり、可変長符号デ
ータは、データブロックの各行を列方向に線順次で配列
したときのデータブロックの順番に対応した順番で配列
されており、画像データ変換装置は、第1の1次元デー
タの中から、横方向の画素数Mを表わすデータと、デー
タブロックの横方向の画素数Pを表わすデータとを検出
するための検出手段と、検出手段に接続され、第1の1
次元データの中から、先頭のデータブロックから始め
て、先頭のデータブロックから(M/P)の倍数分離れ
た位置のデータブロックに対応する可変長符号データを
順次取出して復号することを(N/R)回繰返して、縦
方向に連続する1列分の画素データを横方向にP回繰返
して出力することを、先頭のデータブロックの位置を1
個ずつずらして(M/P)回繰返して、第2の1次元デ
ータに変換するための変換手段とを含む。
【0013】第2の発明によると、検出手段は、第1の
1次元データの中から、横方向の画素数Mを表わすデー
タと、データブロックの横方向の画素数Pを表わすデー
タとを検出する。変換手段は、第1の1次元データの中
から、先頭のデータブロックから始めて、先頭のデータ
ブロックから(M/P)の倍数分離れた位置のデータブ
ロックに対応する可変長符号データを順次取出して復号
することを(N/R)回繰返して、縦方向に連続する1
列分の画素データを横方向にP回繰返して出力すること
を、先頭のデータブロックの位置を1個ずつずらして
(M/P)回繰返して、第2の1次元データに変換す
る。これにより、横M/P列、縦N/R行のデータブロ
ックに分割され、かつ、分割されたデータブロックに含
まれる画素データが可変長符号データに圧縮された画像
データにおいて、横方向に連続するM列分の画素データ
を縦方向に順次N回繰返したデータが、縦方向に連続す
るN行分の画素データを横方向に順次M回繰返したデー
タになる。その結果、第1の1次元データにおける各画
素の記憶場所が必要でなく、大容量のメモリが必要でな
い、第1の1次元データに含まれる画素の並びを変換し
て出力することができる画像データ変換装置を提供する
ことができる。
【0014】第3の発明に係る画像データ変換装置は、
横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは正の整数)の画
素データを表わす画像データを変換する画像データ変換
装置であって、画素データは、横M/P列(Pは正の整
数であって、PはMの約数)、縦N/R行(Rは正の整
数であって、RはNの約数)のデータブロックに分割さ
れ、かつ、分割されたデータブロックに含まれる画素デ
ータは可変長符号データに圧縮され、画像データは、複
数の可変長符号データと、横方向の画素数Mを表わすデ
ータと、データブロックの横方向の画素数Pを表わすデ
ータとを含む第1の1次元データであり、可変長符号デ
ータは、データブロックの各行を列方向に線順次で配列
したときのデータブロックの順番に対応した順番で配列
されており、画像データ変換装置は、第1の1次元デー
タの中から、横方向の画素数Mを表わすデータと、デー
タブロックの横方向の画素数Pを表わすデータとを検出
するための検出手段と、検出手段に接続され、第1の1
次元データの中から、先頭のデータブロックから始め
て、先頭のデータブロックから(M/P)の倍数分離れ
た位置のデータブロックに対応する可変長符号データを
順次取出して復号することを(N/R)回繰返して、縦
方向に連続するP列分の画素データを並列的に出力する
ことを、先頭のデータブロックの位置を1個ずつずらし
て(M/P)回繰返して、P本の第2の1次元データに
変換するための変換手段とを含む。
【0015】第3の発明によると、検出手段は、第1の
1次元データの中から、横方向の画素数Mを表わすデー
タと、データブロックの横方向の画素数Pを表わすデー
タとを検出する。変換手段は、第1の1次元データの中
から、先頭のデータブロックから始めて、先頭のデータ
ブロックから(M/P)の倍数分離れた位置のデータブ
ロックに対応する可変長符号データを順次取出して復号
することを(N/R)回繰返して、縦方向に連続するP
列分の画素データを並列的に出力することを、先頭のデ
ータブロックの位置を1個ずつずらして(M/P)回繰
返して、P本の第2の1次元データに変換する。これに
より、横M/P列、縦N/R行のデータブロックに分割
され、かつ、分割されたデータブロックに含まれる画素
データが可変長符号データに圧縮された画像データにお
いて、横方向に連続するM列分の画素データを縦方向に
順次N回繰返したデータが、縦方向に連続するN行分の
画素データを横方向に順次M回繰返したP列分単位のデ
ータになる。その結果、第1の1次元データにおける各
画素の記憶場所が必要でなく、大容量のメモリが必要で
ない、第1の1次元データに含まれる画素の並びを変換
して出力することができる画像データ変換装置を提供す
ることができる。
【0016】第4の発明に係る画像データ変換装置は、
第2または3の発明の構成に加えて、第1の1次元デー
タは、JPEG方式により圧縮された1次元データであ
る。
【0017】第4の発明によると、JPEG方式により
圧縮された1次元データにおける各画素の記憶場所が必
要でなく、大容量のメモリが必要でない、圧縮された1
次元データに含まれる画素の並びを変換して出力するこ
とができる画像データ変換装置を提供することができ
る。
【0018】第5の発明に係る画像データ変換装置は、
第2または3の発明の構成に加えて、画像データは、一
定数のデータブロックごとに設けられたマーカをさらに
含み、変換手段は、第1の1次元データの中から、先頭
のデータブロックから始めて、マーカを用いて、先頭の
画素を含むデータブロックから(M/P)の倍数分離れ
た位置のデータブロックに対応する可変長符号データを
順次取出して復号するための手段を含む。
【0019】第5の発明によると、変換手段は、第1の
1次元データの中から、先頭のデータブロックから始め
て、マーカを用いて、先頭の画素を含むデータブロック
から(M/P)の倍数分離れた位置のデータブロックに
対応する可変長符号データを順次取出して復号する。こ
れにより、マーカ間に存在するデータブロック数は予め
明らかであるため、このマーカ間に含まれるデータブロ
ック数を判断することなく、(M/P)の倍数分離れた
位置のデータブロックに対応する可変長符号データを順
次取出すことができる。
【0020】第6の発明に係る画像データ変換装置は、
第2または3の発明の構成に加えて、第1の1次元デー
タは、第1の1次元データにおける、R行毎の各行の先
頭データを含む(N/R)個のデータブロックの位置を
表わす位置情報をさらに含み、データ変換装置は、(N
/R)個のバッファと、各(N/R)個のバッファは、
少なくとも1個のデータブロックに対応する可変長符号
データを記憶するだけの容量を有し、(N/R)個のバ
ッファに選択的に接続され、可変長符号データを復号す
るための復号手段と、各(N/R)個のバッファと復号
手段とに接続され、バッファと復号手段とを制御して、
位置情報に基づいて縦方向の各データブロック毎に可変
長符号データを1次元データの中から取出して、対応す
るバッファに格納しながら、他のバッファに格納された
可変長符号データを復号手段に転送することを繰返し行
なうための制御手段とをさらに含む。
【0021】第6の発明によると、(N/R)個のバッ
ファは、少なくとも1個のデータブロックに対応する可
変長符号データを記憶する。復号手段は、可変長符号デ
ータを復号する。制御手段は、バッファと復号手段とを
制御して、位置情報に基づいて縦方向の各データブロッ
ク毎に可変長符号データを1次元データの中から取出し
て、対応するバッファに格納しながら、他のバッファに
格納された可変長符号データを復号手段に転送すること
を繰返し行なう。これにより、縦方向の各データブロッ
ク毎に第1の1次元データをバッファに格納しながら、
他のバッファに格納された可変長符号データを復号する
ことができる。ある列の異なる2つの行について、一方
の行のデータブロックに対応する可変長符号をバッファ
に格納しながら、他方の行のデータブロックに対応する
可変長符号を復号することができる。その結果、少なく
とも1個のデータブロックに対応する可変長符号データ
を記憶するだけの小さな容量のバッファを用いて、第1
の1次元データに含まれる画素の並びを高速に変換して
出力することができる画像データ変換装置を提供するこ
とができる。
【0022】第7の発明に係る画像データ変換方法は、
横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは正の整数)の画
素データを表わす画像データを変換する画像データ変換
方法であって、画像データは、横方向に連続するM列分
の画素データを縦方向に順次N回繰返したデータを含む
第1の1次元データであり、画像データ変換方法は、第
1の1次元データが記憶されたラインメモリから、第1
の1次元データを読出して、横方向の画素数Mを表わす
データを検出する検出ステップと、第1の1次元データ
の中から、先頭の画素データの位置からMの倍数分離れ
た位置の画素データを順次取出すことをN回繰返す処理
を、先頭の画素データの位置を1個ずつずらしてM回繰
返して、第2の1次元データに変換する変換ステップと
を含む。
【0023】第7の発明によると、第1の1次元データ
が記憶されたラインメモリから、第1の1次元データを
読出して、検出ステップは、横方向の画素数Mを表わす
データを検出する。変換ステップは、第1の1次元デー
タの中から、先頭の画素データの位置からMの倍数分離
れた位置の画素データを順次取出すことをN回繰返す処
理を、先頭の画素データの位置を1個ずつずらしてM回
繰返して、第2の1次元データに変換する。これによ
り、これにより、横方向に連続するM列分の画素データ
を縦方向に順次N回繰返したデータが、縦方向に連続す
るN行分の画素データを横方向に順次M回繰返したデー
タになる。その結果、第1の1次元データにおける各画
素の記憶場所が必要でなく、大容量のメモリが必要でな
い、第1の1次元データに含まれる画素の並びを変換し
て出力することができる画像データ変換方法を提供する
ことができる。
【0024】第8の発明に係る画像データ変換方法は、
横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは正の整数)の画
素データを表わす画像データを変換する画像データ変換
方法であって、画素データは、横M/P列(Pは正の整
数であって、PはMの約数)、縦N/R行(Rは正の整
数であって、RはNの約数)のデータブロックに分割さ
れ、かつ、分割されたデータブロックに含まれる画素デ
ータは可変長符号データに圧縮され、画像データは、複
数の可変長符号データと、横方向の画素数Mを表わすデ
ータと、データブロックの横方向の画素数Pを表わすデ
ータとを含む第1の1次元データであり、可変長符号デ
ータは、データブロックの各行を列方向に線順次で配列
したときのデータブロックの順番に対応した順番で配列
されており、画像データ変換方法は、第1の1次元デー
タの中から、横方向の画素数Mを表わすデータと、デー
タブロックの横方向の画素数Pを表わすデータとを検出
する検出ステップと、第1の1次元データの中から、先
頭のデータブロックから始めて、先頭のデータブロック
から(M/P)の倍数分離れた位置のデータブロックに
対応する可変長符号データを順次取出して復号すること
を(N/R)回繰返して、縦方向に連続する1列分の画
素データを横方向にP回繰返して出力することを、先頭
のデータブロックの位置を1個ずつずらして(M/P)
回繰返して、第2の1次元データに変換する変換ステッ
プとを含む。
【0025】第8の発明によると、検出ステップは、第
1の1次元データの中から、横方向の画素数Mを表わす
データと、データブロックの横方向の画素数Pを表わす
データとを検出する。変換ステップは、第1の1次元デ
ータの中から、先頭のデータブロックから始めて、先頭
のデータブロックから(M/P)の倍数分離れた位置の
データブロックに対応する可変長符号データを順次取出
して復号することを(N/R)回繰返して、縦方向に連
続する1列分の画素データを横方向にP回繰返して出力
することを、先頭のデータブロックの位置を1個ずつず
らして(M/P)回繰返して、第2の1次元データに変
換する。これにより、横M/P列、縦N/R行のデータ
ブロックに分割され、かつ、分割されたデータブロック
に含まれる画素データが可変長符号データに圧縮された
画像データにおいて、横方向に連続するM列分の画素デ
ータを縦方向に順次N回繰返したデータが、縦方向に連
続するN行分の画素データを横方向に順次M回繰返した
データになる。その結果、第1の1次元データにおける
各画素の記憶場所が必要でなく、大容量のメモリが必要
でない、第1の1次元データに含まれる画素の並びを変
換して出力することができる画像データ変換方法を提供
することができる。
【0026】第9の発明に係る画像データ変換方法は、
横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは正の整数)の画
素データを表わす画像データを変換する画像データ変換
方法であって、画素データは、横M/P列(Pは正の整
数であって、PはMの約数)、縦N/R行(Rは正の整
数であって、RはNの約数)のデータブロックに分割さ
れ、かつ、分割されたデータブロックに含まれる画素デ
ータは可変長符号データに圧縮され、画像データは、複
数の可変長符号データと、横方向の画素数Mを表わすデ
ータと、データブロックの横方向の画素数Pを表わすデ
ータとを含む第1の1次元データであり、可変長符号デ
ータは、データブロックの各行を列方向に線順次で配列
したときのデータブロックの順番に対応した順番で配列
されており、画像データ変換方法は、第1の1次元デー
タの中から、横方向の画素数Mを表わすデータと、デー
タブロックの横方向の画素数Pを表わすデータとを検出
する検出ステップと、第1の1次元データの中から、先
頭のデータブロックから始めて、先頭のデータブロック
から(M/P)の倍数分離れた位置のデータブロックに
対応する可変長符号データを順次取出して復号すること
を(N/R)回繰返して、縦方向に連続するP列分の画
素データを並列的に出力することを、先頭のデータブロ
ックの位置を1個ずつずらして(M/P)回繰返して、
P本の第2の1次元データに変換する変換ステップとを
含む。
【0027】第9の発明によると、検出ステップは、第
1の1次元データの中から、横方向の画素数Mを表わす
データと、データブロックの横方向の画素数Pを表わす
データとを検出する。変換ステップは、第1の1次元デ
ータの中から、先頭のデータブロックから始めて、先頭
のデータブロックから(M/P)の倍数分離れた位置の
データブロックに対応する可変長符号データを順次取出
して復号することを(N/R)回繰返して、縦方向に連
続するP列分の画素データを並列的に出力することを、
先頭のデータブロックの位置を1個ずつずらして(M/
P)回繰返して、P本の第2の1次元データに変換す
る。これにより、横M/P列、縦N/R行のデータブロ
ックに分割され、かつ、分割されたデータブロックに含
まれる画素データが可変長符号データに圧縮された画像
データにおいて、横方向に連続するM列分の画素データ
を縦方向に順次N回繰返したデータが、縦方向に連続す
るN行分の画素データを横方向に順次M回繰返したP列
分単位のデータになる。その結果、第1の1次元データ
における各画素の記憶場所が必要でなく、大容量のメモ
リが必要でない、第1の1次元データに含まれる画素の
並びを変換して出力することができる画像データ変換方
法を提供することができる。
【0028】第10の発明に係る画像データ変換方法
は、第8または9の発明の構成に加えて、第1の1次元
データは、JPEG方式により圧縮された1次元データ
である。
【0029】第10の発明によると、JPEG方式によ
り圧縮された1次元データにおける各画素の記憶場所が
必要でなく、大容量のメモリが必要でない、圧縮された
1次元データに含まれる画素の並びを変換して出力する
ことができる画像データ変換方法を提供することができ
る。
【0030】第11の発明に係る画像データ変換方法
は、第8または9の発明の構成に加えて、画像データ
は、一定数のデータブロックごとに設けられたマーカを
さらに含み、変換ステップは、第1の1次元データの中
から、先頭のデータブロックから始めて、マーカを用い
て、先頭の画素を含むデータブロックから(M/P)の
倍数分離れた位置のデータブロックに対応する可変長符
号データを順次取出して復号するステップを含む。
【0031】第11の発明によると、変換ステップは、
第1の1次元データの中から、先頭のデータブロックか
ら始めて、マーカを用いて、先頭の画素を含むデータブ
ロックから(M/P)の倍数分離れた位置のデータブロ
ックに対応する可変長符号データを順次取出して復号す
る。これにより、マーカ間に存在するデータブロック数
は予め明らかであるため、このマーカ間に含まれるデー
タブロック数を判断することなく、(M/P)の倍数分
離れた位置のデータブロックに対応する可変長符号デー
タを順次取出すことができる。
【0032】第12の発明に係る画像データ変換方法
は、第8または9の発明の構成に加えて、第1の1次元
データは、第1の1次元データにおける、R行毎の各行
の先頭データを含む(N/R)個のデータブロックの位
置を表わす位置情報をさらに含み、データ変換方法は、
位置情報に基づいて縦方向の各データブロック毎に可変
長符号データを1次元データの中から取出して、各々少
なくとも1個のデータブロックに対応する可変長符号デ
ータを記憶する容量をそれぞれ有する(N/R)個のバ
ッファの中の対応するバッファに格納する格納ステップ
と、他のバッファに格納された可変長符号データを復号
する復号ステップと、格納ステップと復号ステップとを
繰返し行なうための制御ステップとをさらに含む。
【0033】第12の発明によると、格納ステップは、
位置情報に基づいて縦方向の各データブロック毎に可変
長符号データを1次元データの中から取出して、各々少
なくとも1個のデータブロックに対応する可変長符号デ
ータを記憶する容量をそれぞれ有する(N/R)個のバ
ッファの中の対応するバッファに格納する。復号ステッ
プは、他のバッファに格納された可変長符号データを復
号する。制御ステップは、格納ステップと復号ステップ
とを繰返し行なう。これにより、縦方向の各データブロ
ック毎に第1の1次元データをバッファに格納しなが
ら、他のバッファに格納された可変長符号データを復号
することができる。ある列の異なる2つの行について、
一方の行のデータブロックに対応する可変長符号をバッ
ファに格納しながら、他方の行のデータブロックに対応
する可変長符号を復号することができる。その結果、少
なくとも1個のデータブロックに対応する可変長符号デ
ータを記憶するだけの小さな容量のバッファを用いて、
第1の1次元データに含まれる画素の並びを高速に変換
して出力することができる画像データ変換方法を提供す
ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一
の部品には同一の符号を付してある。それらの名称およ
び機能も同じである。したがってそれらについての詳細
な説明は繰返さない。
【0035】<実施の形態1>図1を参照して、本実施
の形態に係るデータ変換装置100は、デジタルカメラ
のメモリカードなどに接続される入力インターフェイス
102と、入力インターフェイス102に接続され、入
力されたデータを一時的に記憶する入力ラインメモリ1
04と、入力ラインメモリ104に接続され、入力され
た画像データを変換するデータ変換部106と、データ
変換部106に接続され、変換されたデータを一時的に
記憶する出力ラインメモリ108と、出力ラインメモリ
108に接続され、変換されたデータをプリンタなどに
出力するための出力インターフェイス110とを含む。
【0036】図2を参照して、本実施の形態に係るデー
タ変換装置100に入力される画像データは、横方向画
素数M、縦方向画素数Nの画像データである。カラー画
像の場合には、たとえば、RGB8ビットずつの24ビ
ットのデータを、M列×N行の各画素が有する。したが
って、1画像あたりのデータ量は、(M×N×24)ビ
ットになる。
【0037】図3を参照して、入力インターフェイス1
02から入力される画像データは、ヘッダ、第1の画素
データ、第2の画素データ、第3の画素データ、第4の
画素データ、データ終了フラグを含む。以下の説明で
は、第1の画素データ、第2の画素データ、第3の画素
データ、第4の画素データなどは、すべて24ビットの
データである。ヘッダは、データ開始フラグ、画像数デ
ータ、列数データ、行数データを含む。ヘッダの容量は
Aビットであるとする。図3に示す画像データは、ヘッ
ダの開始位置を0ビットとする。
【0038】図4を参照して、データ変換装置100で
実行されるプログラムは、データ変換処理に関し、以下
のような制御構造を有する。
【0039】ステップ100(以下、ステップをSと略
す。)にて、データ変換部106は、入力インターフェ
イス102を介して入力され、入力ラインメモリ104
に記憶された2次元画像データのヘッダ情報から横方向
画素数M、縦方向画素数Nを取得する。ここで、横方向
画素数Mは、図3の列数データに、縦方向画素数Nは図
3の行数データにそれぞれ対応している。
【0040】S102にて、データ変換部106は、変
数Jを初期化(J=1)する。S104にて、データ変
換部106は、変数Iを初期化(I=1)する。
【0041】S106にて、データ変換部106は、入
力ラインメモリ104に記憶された画像データの中か
ら、{J+M×(I−1)}番目の画素データを出力ラ
インメモリ108に出力する。この場合、図3に示すヘ
ッダ部分のビット数Aに{J+M×(I−1)}×24
ビットを加算した位置から24ビット分のデータが出力
ラインメモリ108に出力される。
【0042】S108にて、データ変換部106は、変
数Iについて、I=I+1の演算を行なう。S110に
て、データ変換部106は、I>Nであるか否かを判断
する。変数Iが縦方向画素数Nより大きい場合には(S
110にてYES)、処理はS112へ移される。一
方、変数Iが縦方向画素数N以下である場合には(S1
12にてNO)、処理はS106へ戻される。
【0043】S112にて、データ変換部106は、変
数Jについて、J=J+1の演算を行なう。S114に
て、データ変換部106は、J>Mであるか否かを判断
する。変数Jが横方向画素数Mよりも大きい場合には
(S114にてYES)、処理は終了する。一方、変数
Jが、横方向画素数M以下である場合には(S114に
てNO)、処理はS104へ戻される。
【0044】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、データ変換装置の動作について説明する。デジ
タルカメラのメモリカードなどを入力インターフェイス
102へ接続し、図3に示す画像データを入力ラインメ
モリ104に記憶する。記憶された画像データの中で、
ヘッダ部分のビット数Aに{J+M×(I−1)}×2
4ビットを加算した位置から24ビット分のデータが出
力ラインメモリ108に順次出力される(S106)。
このような処理を、変数Iが縦方向画素数Nを超えるま
で(S110にてYES)、変数Jが横方向画素数Mを
超えるまで(S114にてYES)、繰返して行なわれ
る。その結果、図2に示す、横方向M列分の画素データ
を縦方向にN回繰返された画像データが、縦方向N行分
の画素データが横方向にM回繰返された画像データに変
換される。
【0045】以上のようにして、本実施の形態に係る画
像データ変換装置は、ラインメモリを用いて、2次元画
像を表わす1次元データに基づいて、画像の列と行とを
入れ替えた変換データを生成することができる。その結
果、大容量のフレームメモリなどが必要でない、2次元
画像データを表わす1次元データに含まれる画素の並び
を変換して出力することができる画像データ変換装置を
提供することができる。
【0046】<実施の形態2>図5を参照して、本実施
の形態に係る画像データ変換装置200は、入力インタ
ーフェイス102と、入力インターフェイス102に接
続された入力ラインメモリ204と、入力ラインメモリ
204に接続され、入力ラインメモリ204に記憶され
た可変長符号データから各行の先頭画素を含むデータブ
ロックの位置を検出する位置検出部206と、位置検出
部206に接続され、位置検出部206により検出され
た各行の先頭画素を含むデータブロックの位置情報を記
憶する位置記憶テーブル208と、画像データ変換装置
200の全体を制御する制御部220と、制御部220
と入力ラインメモリ204とに接続され、入力ラインメ
モリ204に記憶された可変長符号データを復号する復
号部210と、復号部210と制御部220とに接続さ
れ、復号部210で復号されたデータの順序を変換する
データ順序変換部212と、データ順序変換部212に
接続され、変換されたデータを一時的に記憶する出力ラ
インメモリ214と、出力ラインメモリ214に接続さ
れ、変換されたデータをプリンタなどに出力するための
出力インターフェイス110とを含む。データ順序変換
部212は、横BL列×縦BL行の2次元メモリを、
(N/BL)個含む。なお、入力インターフェイス10
2と出力インターフェイス110とは、前述の実施の形
態1と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さな
い。
【0047】本実施の形態に係る画像データ変換装置2
00の入力インターフェイス102に入力される画像デ
ータについて説明する。本実施の形態に係る画像データ
変換装置200に入力される画像データは、JPEG方
式により圧縮された画像データである。
【0048】図6を参照して、横M列×縦N行の画像
は、縦横BL画素ずつのデータブロックに分割されて圧
縮される。図6に示すように、横方向のM画素は、(M
/BL)ブロックに分割される。また、縦方向のN画素
は、(N/BL)ブロックに分割される。JPEG方式
では、8画素×8画素ブロック(BL=8)に分割され
る。したがって、たとえば400×320の画素からな
る画像データの場合には、横方向50ブロック、縦方向
32ブロックの合計1600個のデータブロックに分割
される。
【0049】図7を参照して、この1600個のデータ
ブロックのそれぞれは、8画素×8画素の64画素分の
画素データを含む。カラー画像の場合には、たとえば、
RGB8ビットずつの24ビットのデータを、1画素が
有する。この分割されたデータブロックごとに、そのデ
ータブロックに含まれる画素データが圧縮され、可変長
符号データになる。
【0050】図8を参照して、可変長符号データは、ヘ
ッダ、各データブロックに対する可変長符号データであ
る1番目のブロック、2番目のブロック、3番目のブロ
ック、4番目のブロック、データ終了フラグを含む。ヘ
ッダは、データ開始フラグ、圧縮方式を示すデータ、列
数データ、行数データ、ブロック画素数データを含む。
各ブロックのデータ長は、一定の長さではない。図8に
示す可変長符号データは、ヘッダの開始位置を0ビット
とする。
【0051】入力ラインメモリ204は、図8に示す可
変長符号データを一時的に記憶する。位置検出部206
は、各行における先頭画素を含むデータブロックの位置
である、画像データの先頭からのビット数(ヘッダを含
む。)を検出する。
【0052】位置記憶テーブルは、位置検出部206で
検出されたデータブロックの位置を記憶する。
【0053】制御部220は、位置記憶テーブル208
に記憶されたデータブロックの位置に基づいて、入力ラ
インメモリ204に記憶された可変長符号データを読出
し、復号部210へ送信する。
【0054】復号部210は、入力ラインメモリ204
から入力した可変長符号を復号する。データ順序変換部
212は、制御部220からの制御信号に基づいて、復
号部210で復号された画素データの順序を変換する。
【0055】出力ラインメモリ214は、データ順序変
換部212にて変換された画像データを一時的に記憶す
る。データ順序変換部212は、複数の2次元メモリを
含む。この2次元メモリは、(BL×BL)個のデータ
を記憶できる。この2次元メモリの数は、縦方向画素数
Nとブロック画素数BLとにより定まり、(N/BL)
個になる。たとえば、縦方向画素数N=320およびブ
ロック画素数BL=8であると、データ順序変換部21
2に含まれる2次元メモリの数は40個になる。
【0056】本実施の形態に係る画像データ変換装置2
00は、入力インターフェイス102から入力された可
変長符号データに対して、各行の先頭画素を含むデータ
ブロックの位置を検出する位置検出処理と、検出された
データブロックの位置に基づいて、所定の順序でデータ
ブロックを復号してラインメモリに画像データを出力す
る画像データ復号処理とを実行する。
【0057】図9を参照して、本実施の形態に係る画像
データ変換装置200で実行されるプログラムは、各行
の先頭画素のデータブロックの位置検出処理に関し、以
下のような制御構造を有する。
【0058】S200にて、位置検出部206は、図8
に示す2次元画像を表わす画像データのヘッダ情報か
ら、横方向画素数M、縦方向画素数N、ブロック構成
(BL×BL)を取得する。ここで横方向画素数Mは図
8に示す列数データに、縦方向画素数Nは図8に示す行
数データに、ブロック構成(BL×BL)は、図7に示
すブロック構成にそれぞれ対応する。
【0059】S202にて、位置検出部206は、可変
長符号データの先頭を基準とした、1行目の先頭画素を
含むデータブロックのビット位置S(1)を検出する。
たとえば、図8に示すヘッダの容量がAビットである場
合には、S(1)=Aになる。
【0060】S204にて、位置検出部206は、変数
BC、BIおよびBJをそれぞれ初期化(BC=1、B
I=2、BJ=BL+1)する。ここで、変数BJは、
データブロックに含まれる先頭画素の行番号を示す。た
とえば、縦方向画素数320、8画素×8画素のデータ
ブロック(BL=8)の場合には、BJ=1、9、1
7、25、…、313になる。
【0061】S206にて、位置検出部206は、入力
ラインメモリ204に記憶された可変長符号データをス
キャンして、BC番目のデータブロックを検知する。S
208にて、位置検出部206は、BC={(M/B
L)×(BI−1)}であるか否かを判断する。変数B
Cが、{(M/BL)×(BI−1)}である場合には
(S208にてYES)、処理は212へ移される。一
方、変数BCがそのような値でない場合には(S208
にてNO)、処理は210へ移される。
【0062】S210にて、位置検出部206は、変数
BCについて、BC=BC+1の演算を行なう。その
後、処理はS206へ移され、次のデータブロックを検
知する。
【0063】S212にて、位置検出部206は、検知
した{(M/BL)×(BI−1)}番目のデータブロ
ックの次ビットについて、可変長符号データの先頭を基
準としたビット位置SBを算出する。
【0064】S214にて、位置検出部206は、S2
12にて算出したビット位置SBをBJ行目の先頭画素
を含むデータブロックのビット位置S(BI)としてテ
ーブルに記憶する。
【0065】S216にて、位置検出部206は、変数
BCについてBC=BC+1、変数BIについてBI=
BI+1、変数BJについてBJ=BJ+BLの演算を
それぞれ行なう。
【0066】S218にて、位置検出部206は、変数
BIについてBI>(N/BL)であるか否かを判断す
る。変数BIが縦方向画素数Nをブロック数BLで除算
した値よりも大きい場合には(S218にてYES)、
処理は終了する。一方、変数BIが、そのような値以下
である場合には(S218にてNO)、処理はS206
へ戻される。S206へ処理が戻された後、さらに可変
長符号データをスキャンして、次のBL行(8行)先の
先頭画素を含むデータブロックのビット位置を検出す
る。
【0067】このような処理を、縦方向のすべてのデー
タブロックについて行なうことにより、図10に示すよ
うな各行の先頭画素を含むデータブロックの位置を示す
データが生成され、位置記憶テーブル208に記憶され
る。図10に、BL=8、N=320とした場合に、位
置記憶テーブル208に記憶されるデータを示す。たと
えば、25行目の先頭データを含むデータブロックは、
可変長符号データの先頭を基準としてDビット目からの
データに含まれることを示す。
【0068】図11を参照して、本実施の形態に係る画
像データ変換装置200で実行されるプログラムは、画
像データ復号処理に関し、以下のような制御構造を有す
る。
【0069】S250にて、制御部220は、位置記憶
テーブル208から、BL行ごとの各行の先頭画素を含
むデータブロックのビット位置S(BI)を読出す。こ
の場合、変数BIは、1〜(N/BL)の値をとる。
【0070】S252にて、制御部220は、変数BJ
を初期化(BJ=1)する。S254にて、制御部22
0は、変数BIを初期化(BI=1)する。
【0071】S256にて、制御部220は、入力ライ
ンメモリ204に記憶された可変長符号データの中か
ら、ビット位置S(BI)のデータブロックを含めて、
このデータブロックからBJ番目のデータブロックを読
出す。読出したデータは復号部210へ送信される。
【0072】S258にて、制御部220は、復号部2
10に対して、読出したデータブロックを復号して、
(BL×BL)個の画素データを算出するよう指示す
る。S260にて、制御部220は、S258にてデー
タ復号部210が復号した画素データを、データ順序変
換部212のBI番目の2次元メモリに出力するようデ
ータ復号部210に指示する。
【0073】S262にて、制御部220は、変数BI
についてBI=BI+1の演算を行なう。S264に
て、制御部220は、BI>(N/BL)であるか否か
を判断する。変数BIが縦方向画素数Nをブロック画素
数BLで除算した値よりも大きい場合には(S264に
てYES)、処理はS266へ移される。一方、変数B
Iがそのような値以下である場合には(S264にてN
O)、処理はS256へ移され、同じデータブロック列
の次のデータブロックについて復号処理が行なわれる。
【0074】S266にて、制御部220は、変数Pを
初期化(P=1)する。S268にて、制御部220
は、変数BIを初期化(BI=1)する。
【0075】S270にて、制御部220は、データ順
序変換部212のBI番目の2次元メモリの第P列の画
像データを出力ラインメモリ214に出力する。
【0076】S272にて、制御部220は、変数BI
について、BI=BI+1の演算を行なう。S274に
て、制御部220は、BI>(N/BL)であるか否か
を判断する。変数BIが縦方向画素数をブロック画素数
BLで除算した値よりも大きい場合には(S274にて
YES)、処理はS276へ移される。一方、変数BI
がそのような値以下である場合には(S274にてN
O)、処理はS270へ戻され、次のデータブロックの
同じ列の画像データを出力ラインメモリ214へ出力す
るよう指示する。
【0077】S276にて、制御部220は、変数Pに
ついてP=P+1の演算を行なう。S278にて、制御
部220は、P>BLであるか否かを判断する。変数P
が画素ブロック数BLよりも大きい場合には(S278
にてYES)、処理はS280へ移される。一方、変数
Pがブロック画素数BL以下である場合には(S278
にてNO)、処理はS268へ戻され、次の列の画素デ
ータを出力ラインメモリ214へ出力するよう指示す
る。
【0078】S280にて、制御部220は、変数BJ
について、BJ=BJ+1の演算を行なう。S282に
て、制御部220は、BJ>(M/BL)であるか否か
を判断する。変数BJが横方向画素数Mをブロック画素
数BLで除算した値よりも大きい場合には(S282に
てYES)、処理は終了する。一方、変数BJがそのよ
うな値以下である場合には(S282にてNO)、処理
はS254へ戻され、次のデータブロック列について、
復号部210による復号処理およびデータ順序変換部2
12による出力ラインメモリ214への出力処理が行な
われる。
【0079】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係る画像データ変換装置の動作
について説明する。
【0080】[データブロック位置検出動作]入力イン
ターフェイス102を介して、圧縮された画像データが
入力ラインメモリ204に記憶されると、図8に示す2
次元画像を表わす画像データのヘッダ情報から横方向画
素数M、縦方向画素数N、ブロック構成(BL×BL)
が取得される(S200)。このとき、ヘッダの容量
は、Aビットであるとする。
【0081】1行目の先頭画素を含むデータブロック
(図8に示す1番目のブロック)のビット位置S(1)
が算出される。各変数がそれぞれ初期化され(S20
4)、入力ラインメモリ204に記憶された可変長符号
データをスキャンして、データブロックが検知される
(S206)。検知したデータブロックが{(M/B
L)×(BI−1)}番目のデータブロックである場合
には(S208にてYES)、検知したデータブロック
の次のビットについて、可変長符号データの先頭の位置
を基準としたビット位置SBが算出される(S21
2)。算出されたビット位置SBは、各行の先頭画素を
含むデータブロックのビット位置S(BI)としてテー
ブルに記憶される(S214)。このようにして、図1
0に示す位置記憶テーブル208のデータが生成され
る。
【0082】[データ復号動作]データブロック位置検
出動作の後、図10に示す位置記憶テーブルからBL行
ごとの各行の先頭画素を含むデータブロックのビット位
置S(BI){BI:1〜(N/BL)}が読出される
(S250)。各変数がそれぞれ初期化された後(S2
52、S254)、入力ラインメモリ204に記憶され
た可変長符号データの中から、ビット位置S(1)のデ
ータブロックの位置を基準にして1列目のデータブロッ
クが読出される(S256)。このとき、位置記憶テー
ブル208の位置情報に基づいて、入力ラインメモリ2
04の特定の位置のデータが読出される。読出された可
変長符号データが、復号部210にて復号され(S25
8)、復号された画素データがデータ順序変換部212
の2次元メモリに出力される(S260)。次に、ビッ
ト位置S(2)のデータブロックの位置を基準にして1
列目のデータブロックが、ビット位置S(3)のデータ
ブロックの位置を基準にして1列目のデータブロックが
順次読出され、復号処理される。
【0083】このような処理が、変数BIが(N/B
L)を超えるまで(S264にてYES)行なわれ、第
1番目のデータブロック列についての復号が終了し、そ
のデータブロック列に対応する画素データが、データ順
序変換部212の(N/BL)個の2次元メモリに記憶
される。
【0084】各変数がそれぞれ初期化された後(S26
6、S268)、データ順序変換部212の1番目の2
次元メモリの第1列の画像データが出力ラインメモリ2
14へ出力される。さらに、2番目、3番目、…、(N
/BL)番目の2次元メモリの第1列の画像データが出
力ラインメモリ214に出力される。
【0085】同じようにして、(N/BL)個の2次元
メモリの第2列、第3列、…、第BL列の画素データを
出力ラインメモリ214へ出力することが繰返される。
これにより、第1列のデータブロックについて、復号さ
れたデータが1本の出力ラインメモリ214に出力され
る。
【0086】次に、ビット位置S(1)のデータブロッ
クの位置を基準にして2列目のデータブロックが、ビッ
ト位置S(2)のデータブロックの位置を基準にして2
列目のデータブロックが、ビット位置S(3)のデータ
ブロックの位置を基準にして2列目のデータブロックが
順次読出され、復号処理される。このような処理が、変
数BIが(N/BL)を超えるまで行なわれ(S264
にてYES)、これにより、第2番目のデータブロック
列についての復号が終了し、そのデータブロック列に対
応する画素データが、データ順序変換部212の(N/
BL)個の2次元メモリに記憶される。
【0087】再度、各変数がそれぞれ初期化された後
(S266、S268)、データ順序変換部212の1
番目、2番目、3番目、…、(N/BL)番目の2次元
メモリの第1列の画像データが1本の出力ラインメモリ
214へ出力される。同じようにして、(N/BL)個
の2次元メモリの第2列、第3列、…、第BL列の画素
データを出力ラインメモリ214へ出力することが繰返
される。
【0088】このような処理を、所定回数繰り返すこと
により、復号化されたデータが1本の出力ラインメモリ
214に出力される。
【0089】以上のようにして、本実施の形態に係る画
像データ変換装置は、JPEG方式などにより圧縮され
た画像データに対して、入力された画素データの順序と
は異なる順序に変換して、プリンタなどの装置に出力す
ることができる。その結果、圧縮された画像データにお
いて各画素の記憶された位置を受信することなくかつ、
大容量のフレームメモリが必要でない、圧縮された画像
データに含まれる画素の並びを変換して出力することが
できる画像データ変換装置を提供することができる。
【0090】<実施の形態3>図12を参照して、本実
施の形態に係る画像データ変換装置250は、図5に示
す画像データ変換装置200の制御部220の代わりに
制御部270を、出力ラインメモリ214の代わりに出
力ラインメモリ250〜264、出力インターフェイス
110の代わりに出力インターフェイス216を含む。
なお、これ以外の構造については、図5に示す実施の形
態2と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さな
い。
【0091】制御部270は、位置記憶テーブル208
に記憶された位置情報に基づいて、入力ラインメモリ2
04の所定の位置から可変長符号データを読出し、デー
タ復号部210にて復号化させる。制御部270は、出
力ラインメモリ250〜260とにそれぞれ接続され、
データ復号部210にて復号された画像データを所定の
ラインメモリに記憶したり、所定のラインメモリから出
力インターフェイス216に画像データを出力したりす
る制御を行なう。出力インターフェイス216は、出力
ラインメモリ250〜264とそれぞれ接続され、出力
ラインメモリを介して、復号された画素データを受信す
る。なお、ブロック画素数が(BL×BL)個である場
合には、出力ラインメモリの数はBL個になり、出力イ
ンターフェイス216の入力ポートがBL個になる。出
力インターフェイス216に接続される機器は、BL列
分のデータを並行して印字できるプリンタなどである。
図12に示す画像データ復号装置250には、8画素×
8画素のブロック単位で圧縮された可変長符号データが
入力されるため、出力ラインメモリは8個になる。
【0092】図13を参照して、本実施の形態に係る画
像データ変換装置250で実行されるプログラムは、デ
ータ復号処理に関し、以下のような制御構造を有する。
なお、データブロック位置検知処理は、前述の実施の形
態2における処理と同様であるため、ここでの詳細な説
明は繰返さない。また、図13におけるフローチャート
の中で、図11と同じ処理については、同じステップ番
号を付してある。それらについての処理は同一であるた
め、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0093】図13を参照して、S258にて、制御部
270は、可変長符号復号部210に対して、入力ライ
ンメモリ204からS256にて読出した可変長符号デ
ータを復号して、(BL×BL)個の画像データを算出
するように指示する。
【0094】S290にて、制御部270は、S258
にてデータ復号部210にて復号させた画像データを、
画像データの各列毎にBL本の出力ラインメモリ250
〜264に振り分けて出力させる。このような処理を、
各データブロック列ごとに、すべてのデータブロック行
について繰返し行ない、BL本の出力ラインメモリ25
0〜264に復号された画像データが出力される。
【0095】このようにして、復号部210により復号
された(BL×BL)個の画像データは、各列毎にBL
個の出力ラインメモリ250〜264に振り分けて出力
される。復号された画像データは、出力ラインメモリ2
50〜264から出力インターフェイス216に出力さ
れ、出力インターフェイス216から、BL列のデータ
が並行して処理可能なプリンタなどに出力される。
【0096】以上のようにして、本実施の形態に係る画
像データ変換装置は、圧縮された画像データに対して、
各画素の記憶位置を受信することなく、大容量のメモリ
を必要とせずに、圧縮された画像データに含まれる画素
の並びを変換して出力することができる。
【0097】<実施の形態4>本実施の形態に係る画像
データ変換装置は、図5に示す位置検出部206に代え
て別体の位置検出部を含む。これ以外の構造について
は、実施の形態2と同じであるため、ここでの詳細な説
明は繰返さない。
【0098】図14を参照して、本実施の形態に係る画
像データ変換装置の入力ラインメモリ204が記憶する
画像データにおいては、一定のデータブロック毎にマー
カが挿入されている。図14に示すように、この圧縮画
像データは、ヘッダ、各データブロックに対する可変長
符号データである1番目のブロック、2番目のブロッ
ク、3番目のブロック、4番目のブロック、マーカ、1
00番目のブロック、101番目のブロック、マーカ、
200番目のブロック、201番目のブロックおよびデ
ータ終了フラグを含む。ヘッダは、データ開始フラグ、
圧縮方式、列数データ、行数データおよびブロック画素
数データを含む。ヘッダに含まれる圧縮方式を表わすデ
ータは、マーカ間データブロック数およびマーカ間画素
数を含む。図14に示す画像データにおいては、マーカ
間データブロック数で示されるデータブロックごとに、
マーカが挿入されている。このようなマーカは、JPE
G方式においては、リスタートマーカと呼ばれる。この
圧縮画像データでは、ヘッダの開始位置を0ビットとす
る。
【0099】図15を参照して、本実施の形態に係る画
像データ変換装置はデータブロック位置検出処理に関
し、以下のような制御構造を有する。
【0100】S300にて、位置検出部は、図14に示
す可変長符号データのヘッダ情報から、横方向画素数
M、縦方向画素数N、ブロック構成(BL×BL)およ
びマーカ間ブロック数BBを取得する。
【0101】S302にて、位置検出部は、1行目の先
頭画素を含むデータブロックについて、可変長符号デー
タの先頭を基準としたビット位置S(1)を検出する。
図14に示すヘッダのデータ容量がAである場合には、
S(1)=Aになる。
【0102】S304にて、位置検出部は、変数BI、
BJ、MKをそれぞれ初期化(BI=2、BJ=BL+
1、MK=1)する。
【0103】S306にて、位置検出部は入力ラインメ
モリ204に記憶された可変長符号データをスキャンす
る。S308にて、位置検出部MK番目のマーカを検出
したか否かを判断する。MK番目のマーカを検出すると
(S308にてYES)、処理はS310へ移される。
一方、MK番目のマーカを検出しないと(S308にて
NO)、処理はS306へ戻され、さらに可変長符号デ
ータをスキャンし、マーカの検出を行なう。
【0104】S310にて、位置検出部は、(BB×M
K)≧{(M/BL)×(BI−1)}であるか否かを
判断する。(BB×MK)が{(M/BL)×(BI−
1)}以上である場合には(S310にてYES)、処
理はS314へ移される。一方、BB×MKがそのよう
な値より小さい場合には(S310にてNO)、処理は
S312へ移される。S312にて、位置検出部は、変
数MKについて、MK=MK+1の演算を行なう。その
後、処理はS306へ移される。
【0105】S314にて、位置検出部は、(MK−
1)番目のマーカとMK番目のマーカとの間にある、
{(M/BL)×BI}番目のデータブロックを検出す
る。
【0106】S316にて、位置検出部は、S314に
て検出したデータブロックの次のビットについて、可変
長符号データの先頭を基準としたビット位置SBを算出
する。
【0107】S318にて、位置検出部は、S316に
て算出したビット位置SBを、BJ行目の先頭画素を含
むデータブロックのビット位置S(BI)としてテーブ
ルに記憶する。
【0108】S320にて、位置検出部は、変数BIに
ついてBI=BI+1、変数BJについてBJ=BJ+
BL、変数MKについてMK=MK+1の演算を行な
う。S322にて、位置検出部は、BI>(N/BL)
であるか否かを判断する。変数BIが縦方向画素数Nを
ブロック画素数BLで除算した値よりも大きい場合には
(S322にてYES)、処理は終了する。一方、変数
BIがそのような値以下である場合には(S322にて
NO)、処理はS306へ戻される。S306へ戻され
た後、さらに可変長符号データをスキャンして、次のB
L行(8行)先の先頭画素を含むデータブロックのビッ
ト位置を検出する。
【0109】なお、本実施の形態に係る画像データ変換
装置におけるデータ復号処理については、前述の実施の
形態3と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さ
ない。
【0110】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係る画像データ変換装置の動作
について説明する。
【0111】入力インターフェイス202を介して入力
ラインメモリ204に、図14に示す画像データが記憶
されると、画像データのヘッダ情報から横方向画素数
M、縦方向画素数N、ブロック構成(BL×BL)およ
びマーカ間ブロック数BBが取得される(S300)。
1行目の先頭画素を含むデータブロックのビット位置S
(1)を検出し(S302)、各変数をそれぞれ初期化
した後(S304)、入力ラインメモリ200に記憶さ
れた可変長符号データがスキャンされる(S306)。
【0112】可変長符号データがスキャンしている中で
マーカを検出すると(S308にてYES)、(BB×
MK)≧{(M/BL)×(BI−1)}であるか否か
が判断される(S310)。(BB×MK)がそのよう
な値以上である場合には(S310にてYES)、(M
K−1)番目とMK番目のマーカの間にある{(M/B
L)×BI}番目のデータブロックが検出される(S3
14)。
【0113】検出されたデータブロックの次のビットに
ついての可変長符号データの先頭を基準としたビット位
置SBが算出され(S316)、算出されたビット位置
SBがBJ行目の先頭画素を含むデータブロックのビッ
ト位置S(BI)としてテーブルに記憶される(S31
8)。
【0114】このような処理が、変数BIが(N/B
L)を超えるまで(S322にてYES)、繰返し行な
われる。このような動作を繰返すことにより、図10に
示すデータテーブルに位置情報が記憶される。
【0115】以上のようにして、本実施の形態に係る画
像データ変更装置は、圧縮された画像データに含まれる
マーカを用いて、各行の先頭画素を含むデータブロック
の位置を検出することができる。その結果、画像データ
における各画素の記憶位置を受信することなく、大容量
のフレームメモリを必要とせずに、入力された圧縮され
た画像データに含まれる画素の並びを変換して出力する
ことができる画像データ変換装置を提供することができ
る。
【0116】<実施の形態5>図16を参照して、本実
施の形態に係る画像データ変換装置300は、外部メモ
リ302に接続され、外部メモリ302に記憶された可
変長符号データを後述する入力データバッファに入力す
るための入力インターフェイス304と、外部メモリ3
02から受信した画像データにおける各行の先頭画素を
含むデータブロックの位置を示す位置情報を記憶する位
置記憶部306と、入力インターフェイス304と位置
記憶部306とに接続され、この画像データ変換装置3
00の全体を制御する制御部308と、入力インターフ
ェイス304にそれぞれ接続され、入力インターフェイ
ス304を介して受信した可変長符号データを記憶する
複数の入力データバッファ311〜350と、データ復
号部210と、出力ラインメモリ250〜264と、出
力インターフェイス216とを含む。なお、データ復号
部210と、出力ラインメモリ250〜264と、出力
インターフェイス216とは、それぞれ実施の形態3に
おける対応のものと同じであるため、ここでの詳細な説
明は繰返さない。なお、入力データバッファの数は、縦
方向画素数Nとブロック画素数BLとにより定まり、
(N/BL)個になる。縦方向画素数N=320および
ブロック画素数BL=8の場合には、図18に示すよう
に、入力データバッファの数は40個になる。また、入
力データバッファ311〜350は、同じ構造を有する
先入れ先出し方式のデータバッファである。各入力デー
タバッファは少なくとも1つのデータブロックを格納で
きる16ワード分の記憶容量を有する。
【0117】外部メモリ302は、たとえばデジタルカ
メラのメモリカードなどの動作速度の遅いメモリであ
る。入力インターフェイス304は制御部308からの
制御信号に基づき、外部メモリ302から受信した画像
データを所定の入力バッファに格納する。
【0118】図17を参照して、入力インターフェイス
304を介して受信する可変長符号データは、ヘッダ、
各データブロックに対する可変長符号データである1番
目のブロック、2番目のブロック、3番目のブロック、
4番目のブロック、100番目のブロック、101番目
のブロック、200番目のブロック、201番目のブロ
ックおよびデータ終了フラグを含む。ヘッダは、データ
開始フラグ、圧縮方式を表わすデータ、列数データ、行
数データ、ブロック画素数データおよび各行の先頭画素
を含む先頭ビットデータを含む。先頭ビットデータは、
第1行目ビット位置、第9行目ビット位置、第17行目
ビット位置、…、第(K×8+1)行目ビット位置を含
む(K=1、2、3、…、39)。
【0119】図18を参照して、入力データバッファ3
10〜350には、それぞれ、第1行目、第9行目、
…、第(K×8+1)行目、…、および第313行目
(K=1、2、3、…、39)のデータブロックに対応
する可変長符号データが入力される。たとえば、入力デ
ータバッファ320において、第313行目のデータブ
ロックに対応する可変長符号データが入力される。制御
部308からの制御信号により、入力データバッファ3
20から復号部210に、1データブロック分の可変長
符号データが順次送り出される。復号部210に1デー
タブロック分の可変長符号データが送り出されると、入
力データバッファ320に、送り出された分可変長符号
データの容量分の次の可変長符号データが入力される。
このような処理が繰返し行なわれる。
【0120】以上のような構造に基づく、本実施の形態
に係る画像データ変換装置300における入力データバ
ッファ311〜350およびデータ復号部210の動作
について説明する。
【0121】図19を参照して、第1行目のデータが制
御部308からの制御信号により入力データバッファ3
10に格納される(T1〜T2)。入力データバッファ
310に格納された第1行目の1データブロック分の可
変長符号データが、制御部308からの制御信号により
復号部210へ送り出され復号される(T2〜T3)。
【0122】第1行目の可変長符号データが復号部21
0にて復号される動作に並行して、第9行目のデータが
制御部308からの制御信号に基づいて入力データバッ
ファ312に格納される(T2〜T3)。制御部308
からの制御信号に基づいて、入力データバッファ312
に格納された第9行目のデータが復号部210へ送り出
され復号される(T3〜T4)。
【0123】第9行目のデータが復号部210で復号さ
れている動作と並行して、第17行目のデータが入力デ
ータバッファ314に格納される(T3〜T4)。
【0124】このような動作が繰返し行なわれる。第1
行目のデータを復号している動作と、第9行目のデータ
を格納している動作とを並行して行なうことにより、全
体の動作時間を短くすることができる。
【0125】以上のようにして、本実施の形態に係る画
像データ変換装置は、先入れ先出し方式のデータ容量の
少ない入力データバッファを並列配列することにより、
データの格納とデータの復号とを並列的に行なわせるこ
とができる。その結果、動作速度の速い、画像データ変
換装置を提供することができる。
【0126】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る画像データ
変換装置の制御ブロック図である。
【図2】 画像における画素の配列を示した図である。
【図3】 画像データの内容を示した図(その1)であ
る。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に係る画像データ
変換処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係る画像データ
変換装置の制御ブロック図である。
【図6】 画像におけるデータブロックの配列を示した
図である。
【図7】 データブロック中の画素の配列を示した図で
ある。
【図8】 画像データの内容を示した図(その2)であ
る。
【図9】 本発明の第2の実施の形態に係る画像データ
変換処理の制御の手順(その1)を示すフローチャート
である。
【図10】 データブロックの位置を表わすデータが格
納される位置テーブルを示す図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態に係る画像デー
タ変換処理の制御の手順(その2)を示すフローチャー
トである。
【図12】 本発明の第3の実施の形態に係る画像デー
タ変換処理の制御ブロック図である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態に係る画像デー
タ変換処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図14】 画像データの内容を示した図(その3)で
ある。
【図15】 本発明の第4の実施の形態に係る画像デー
タ変換処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図16】 本発明の第5の実施の形態に係る画像デー
タ変換処理の制御ブロック図である。
【図17】 画像データの内容を示した図(その4)で
ある。
【図18】 入力データバッファの説明図である。
【図19】 入力データバッファへのデータ格納タイミ
ングの説明図である。
【図20】 画像データを受信する場合の画素データの
並びを示した図である。
【図21】 画像データを印刷する場合の印字ヘッドの
走査方向を示す図(その1)である。
【図22】 画像データを印刷する場合の印字ヘッドの
走査方向を示す図(その2)である。
【符号の説明】
100、200、250、300 画像データ変換装
置、102、202、304 入力インターフェイス、
104、204 入力ラインメモリ、108、214、
250〜264 出力ラインメモリ、110、216
出力インターフェイス、220、270、308 制御
部、311〜350 入力データバッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/41 H04N 1/41 B // G06F 5/06 G06F 5/06 A Fターム(参考) 2C087 BA02 BA03 BC05 BD24 BD40 5B047 CA21 CB25 EB02 EB05 EB13 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC02 CD02 CG01 CH08 CH11 5C076 AA24 AA36 BA06 5C078 AA04 BA57 CA27 DA01 DA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは
    正の整数)の画素データを表わす画像データを変換する
    画像データ変換装置であって、前記画像データは、横方
    向に連続するM列分の画素データを縦方向に順次N回繰
    返したデータを含む第1の1次元データであり、 前記画像データ変換装置は、 前記第1の1次元データを記憶するラインメモリと、 前記ラインメモリに接続され、前記第1の1次元データ
    の中から、横方向の画素数Mを表わすデータを検出する
    ための検出手段と、 前記ラインメモリと前記検出手段とに接続され、前記第
    1の1次元データの中から、先頭の画素データの位置か
    ら前記Mの倍数分離れた位置の画素データを順次取出す
    ことをN回繰返す処理を、先頭の画素データの位置を1
    個ずつずらしてM回繰返して、第2の1次元データに変
    換するための変換手段とを含む、画像データ変換装置。
  2. 【請求項2】 横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは
    正の整数)の画素データを表わす画像データを変換する
    画像データ変換装置であって、前記画素データは、横M
    /P列(Pは正の整数であって、PはMの約数)、縦N
    /R行(Rは正の整数であって、RはNの約数)のデー
    タブロックに分割され、かつ、分割された前記データブ
    ロックに含まれる画素データは可変長符号データに圧縮
    され、前記画像データは、複数の前記可変長符号データ
    と、横方向の画素数Mを表わすデータと、前記データブ
    ロックの横方向の画素数Pを表わすデータとを含む第1
    の1次元データであり、前記可変長符号データは、前記
    データブロックの各行を列方向に線順次で配列したとき
    のデータブロックの順番に対応した順番で配列されてお
    り、 前記画像データ変換装置は、 前記第1の1次元データの中から、横方向の画素数Mを
    表わすデータと、前記データブロックの横方向の画素数
    Pを表わすデータとを検出するための検出手段と、 前記検出手段に接続され、前記第1の1次元データの中
    から、先頭のデータブロックから始めて、先頭のデータ
    ブロックから(M/P)の倍数分離れた位置のデータブ
    ロックに対応する可変長符号データを順次取出して復号
    することを(N/R)回繰返して、縦方向に連続する1
    列分の画素データを横方向にP回繰返して出力すること
    を、先頭のデータブロックの位置を1個ずつずらして
    (M/P)回繰返して、第2の1次元データに変換する
    ための変換手段とを含む、画像データ変換装置。
  3. 【請求項3】 横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは
    正の整数)の画素データを表わす画像データを変換する
    画像データ変換装置であって、前記画素データは、横M
    /P列(Pは正の整数であって、PはMの約数)、縦N
    /R行(Rは正の整数であって、RはNの約数)のデー
    タブロックに分割され、かつ、分割された前記データブ
    ロックに含まれる画素データは可変長符号データに圧縮
    され、前記画像データは、複数の前記可変長符号データ
    と、横方向の画素数Mを表わすデータと、前記データブ
    ロックの横方向の画素数Pを表わすデータとを含む第1
    の1次元データであり、前記可変長符号データは、前記
    データブロックの各行を列方向に線順次で配列したとき
    のデータブロックの順番に対応した順番で配列されてお
    り、 前記画像データ変換装置は、 前記第1の1次元データの中から、横方向の画素数Mを
    表わすデータと、前記データブロックの横方向の画素数
    Pを表わすデータとを検出するための検出手段と、 前記検出手段に接続され、前記第1の1次元データの中
    から、先頭のデータブロックから始めて、先頭のデータ
    ブロックから(M/P)の倍数分離れた位置のデータブ
    ロックに対応する可変長符号データを順次取出して復号
    することを(N/R)回繰返して、縦方向に連続するP
    列分の画素データを並列的に出力することを、先頭のデ
    ータブロックの位置を1個ずつずらして(M/P)回繰
    返して、P本の第2の1次元データに変換するための変
    換手段とを含む、画像データ変換装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の1次元データは、JPEG方
    式により圧縮された1次元データである、請求項2また
    は3に記載の画像データ変換装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データは、一定数のデータブロ
    ックごとに設けられたマーカをさらに含み、 前記変換手段は、前記第1の1次元データの中から、先
    頭のデータブロックから始めて、前記マーカを用いて、
    先頭の画素を含むデータブロックから(M/P)の倍数
    分離れた位置のデータブロックに対応する可変長符号デ
    ータを順次取出して復号するための手段を含む、請求項
    2または3に記載の画像データ変換装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の1次元データは、前記第1の
    1次元データにおける、R行毎の各行の先頭データを含
    む(N/R)個のデータブロックの位置を表わす位置情
    報をさらに含み、 前記データ変換装置は、 (N/R)個のバッファと、各前記(N/R)個のバッ
    ファは、少なくとも1個のデータブロックに対応する可
    変長符号データを記憶するだけの容量を有し、 前記(N/R)個のバッファに選択的に接続され、前記
    可変長符号データを復号するための復号手段と、 各前記(N/R)個のバッファと前記復号手段とに接続
    され、前記バッファと前記復号手段とを制御して、前記
    位置情報に基づいて縦方向の各データブロック毎に可変
    長符号データを前記1次元データの中から取出して、対
    応する前記バッファに格納しながら、他のバッファに格
    納された可変長符号データを前記復号手段に転送するこ
    とを繰返し行なうための制御手段とをさらに含む、請求
    項2または3に記載の画像データ変換装置。
  7. 【請求項7】 横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは
    正の整数)の画素データを表わす画像データを変換する
    画像データ変換方法であって、前記画像データは、横方
    向に連続するM列分の画素データを縦方向に順次N回繰
    返したデータを含む第1の1次元データであり、 前記画像データ変換方法は、 前記第1の1次元データが記憶されたラインメモリか
    ら、前記第1の1次元データを読出して、横方向の画素
    数Mを表わすデータを検出する検出ステップと、 前記第1の1次元データの中から、先頭の画素データの
    位置から前記Mの倍数分離れた位置の画素データを順次
    取出すことをN回繰返す処理を、先頭の画素データの位
    置を1個ずつずらしてM回繰返して、第2の1次元デー
    タに変換する変換ステップとを含む、画像データ変換方
    法。
  8. 【請求項8】 横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは
    正の整数)の画素データを表わす画像データを変換する
    画像データ変換方法であって、前記画素データは、横M
    /P列(Pは正の整数であって、PはMの約数)、縦N
    /R行(Rは正の整数であって、RはNの約数)のデー
    タブロックに分割され、かつ、分割された前記データブ
    ロックに含まれる画素データは可変長符号データに圧縮
    され、前記画像データは、複数の前記可変長符号データ
    と、横方向の画素数Mを表わすデータと、前記データブ
    ロックの横方向の画素数Pを表わすデータとを含む第1
    の1次元データであり、前記可変長符号データは、前記
    データブロックの各行を列方向に線順次で配列したとき
    のデータブロックの順番に対応した順番で配列されてお
    り、 前記画像データ変換方法は、 前記第1の1次元データの中から、横方向の画素数Mを
    表わすデータと、前記データブロックの横方向の画素数
    Pを表わすデータとを検出する検出ステップと、 前記第1の1次元データの中から、先頭のデータブロッ
    クから始めて、先頭のデータブロックから(M/P)の
    倍数分離れた位置のデータブロックに対応する可変長符
    号データを順次取出して復号することを(N/R)回繰
    返して、縦方向に連続する1列分の画素データを横方向
    にP回繰返して出力することを、先頭のデータブロック
    の位置を1個ずつずらして(M/P)回繰返して、第2
    の1次元データに変換する変換ステップとを含む、画像
    データ変換方法。
  9. 【請求項9】 横M列(Mは正の整数)×縦N行(Nは
    正の整数)の画素データを表わす画像データを変換する
    画像データ変換方法であって、前記画素データは、横M
    /P列(Pは正の整数であって、PはMの約数)、縦N
    /R行(Rは正の整数であって、RはNの約数)のデー
    タブロックに分割され、かつ、分割された前記データブ
    ロックに含まれる画素データは可変長符号データに圧縮
    され、前記画像データは、複数の前記可変長符号データ
    と、横方向の画素数Mを表わすデータと、前記データブ
    ロックの横方向の画素数Pを表わすデータとを含む第1
    の1次元データであり、前記可変長符号データは、前記
    データブロックの各行を列方向に線順次で配列したとき
    のデータブロックの順番に対応した順番で配列されてお
    り、 前記画像データ変換方法は、 前記第1の1次元データの中から、横方向の画素数Mを
    表わすデータと、前記データブロックの横方向の画素数
    Pを表わすデータとを検出する検出ステップと、 前記第1の1次元データの中から、先頭のデータブロッ
    クから始めて、先頭のデータブロックから(M/P)の
    倍数分離れた位置のデータブロックに対応する可変長符
    号データを順次取出して復号することを(N/R)回繰
    返して、縦方向に連続するP列分の画素データを並列的
    に出力することを、先頭のデータブロックの位置を1個
    ずつずらして(M/P)回繰返して、P本の第2の1次
    元データに変換する変換ステップとを含む、画像データ
    変換方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の1次元データは、JPEG
    方式により圧縮された1次元データである、請求項8ま
    たは9に記載の画像データ変換方法。
  11. 【請求項11】 前記画像データは、一定数のデータブ
    ロックごとに設けられたマーカをさらに含み、 前記変換ステップは、前記第1の1次元データの中か
    ら、先頭のデータブロックから始めて、前記マーカを用
    いて、先頭の画素を含むデータブロックから(M/P)
    の倍数分離れた位置のデータブロックに対応する可変長
    符号データを順次取出して復号するステップを含む、請
    求項8または9に記載の画像データ変換方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の1次元データは、前記第1
    の1次元データにおける、R行毎の各行の先頭データを
    含む(N/R)個のデータブロックの位置を表わす位置
    情報をさらに含み、 前記データ変換方法は、 前記位置情報に基づいて縦方向の各データブロック毎に
    可変長符号データを前記1次元データの中から取出し
    て、各々少なくとも1個のデータブロックに対応する可
    変長符号データを記憶する容量をそれぞれ有する(N/
    R)個のバッファの中の対応するバッファに格納する格
    納ステップと、 他のバッファに格納された可変長符号データを復号する
    復号ステップと、 前記格納ステップと前記復号ステップとを繰返し行なう
    ための制御ステップとをさらに含む、請求項8または9
    に記載の画像データ変換方法。
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