JP2002035175A - ゴルフクラブ - Google Patents
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- JP2002035175A JP2002035175A JP2000229215A JP2000229215A JP2002035175A JP 2002035175 A JP2002035175 A JP 2002035175A JP 2000229215 A JP2000229215 A JP 2000229215A JP 2000229215 A JP2000229215 A JP 2000229215A JP 2002035175 A JP2002035175 A JP 2002035175A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】シャフトをヘッド内で十分に撓らせることがで
きるとともに、シャフトの撓りを規制することなくシャ
フトの損傷を防止できるゴルフクラブの提供を目的とし
ている。 【解決手段】本発明は、ヘッド2と、このヘッド2のシ
ャフト挿通孔6内に挿通されて固定されるシャフト4と
から成り、ヘッド2内には、ヘッド2側に固定されてい
ないシャフト4の部位とヘッド2との間に、シャフト4
の撓りを許容する隙間S2が形成されているゴルフクラ
ブにおいて、隙間S2には、シャフト4よりも柔らかい
材料によって形成される保護層33が、シャフト4とヘ
ッド2との間に介在するように設けられ、保護層33
は、シャフト4およびヘッド2の少なくとも一方との間
に所定の空間S1を存して位置されていることを特徴と
する。
きるとともに、シャフトの撓りを規制することなくシャ
フトの損傷を防止できるゴルフクラブの提供を目的とし
ている。 【解決手段】本発明は、ヘッド2と、このヘッド2のシ
ャフト挿通孔6内に挿通されて固定されるシャフト4と
から成り、ヘッド2内には、ヘッド2側に固定されてい
ないシャフト4の部位とヘッド2との間に、シャフト4
の撓りを許容する隙間S2が形成されているゴルフクラ
ブにおいて、隙間S2には、シャフト4よりも柔らかい
材料によって形成される保護層33が、シャフト4とヘ
ッド2との間に介在するように設けられ、保護層33
は、シャフト4およびヘッド2の少なくとも一方との間
に所定の空間S1を存して位置されていることを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフクラブに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に使用されているゴルフクラ
ブのヘッドは、スイング時にシャフトに応力集中が生じ
るのを防止するため、シャフトとの接続部に、シャフト
に沿って立ち上げられたホーゼルを有している。このよ
うに、ホーゼルが上方へ立ち上げられているヘッドは、
その重心が高くなるとともに、ホーゼルによってヘッド
付近のシャフトの撓りを規制してしまい、ボールの飛距
離が延びないといった問題が指摘されている。そのた
め、近年では、ヘッドとシャフトとの接続技術の向上に
よって、ホーゼルを上方に立ち上げないタイプのヘッド
が提案されている。このタイプのヘッドによれば、ホー
ゼルを削除した長さ分だけシャフトを更に撓らせること
ができるため、ボールの飛距離を延ばすことが可能にな
る。
ブのヘッドは、スイング時にシャフトに応力集中が生じ
るのを防止するため、シャフトとの接続部に、シャフト
に沿って立ち上げられたホーゼルを有している。このよ
うに、ホーゼルが上方へ立ち上げられているヘッドは、
その重心が高くなるとともに、ホーゼルによってヘッド
付近のシャフトの撓りを規制してしまい、ボールの飛距
離が延びないといった問題が指摘されている。そのた
め、近年では、ヘッドとシャフトとの接続技術の向上に
よって、ホーゼルを上方に立ち上げないタイプのヘッド
が提案されている。このタイプのヘッドによれば、ホー
ゼルを削除した長さ分だけシャフトを更に撓らせること
ができるため、ボールの飛距離を延ばすことが可能にな
る。
【0003】また、シャフトの撓りを更に向上させるた
め、シャフトが挿通されるヘッドのシャフト挿通孔にお
いて、ヘッドとシャフトとの間に隙間を形成し、その隙
間分だけシャフトをヘッド内で自由に撓らせることがで
きるようにした技術も提案されている。
め、シャフトが挿通されるヘッドのシャフト挿通孔にお
いて、ヘッドとシャフトとの間に隙間を形成し、その隙
間分だけシャフトをヘッド内で自由に撓らせることがで
きるようにした技術も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シャフトを
所定の隙間分だけヘッド内で自由に撓らせる前記技術で
は、ヘッドの中心を大きく外したミスショットをした場
合など、シャフトがシャフト挿通孔内で略最大まで撓っ
た際に、シャフトがシャフト挿通孔の周縁部に当たって
しまう虞がある。また、ヘッドとシャフトとの間に隙間
が形成されているヘッド部位は、シャフトを強固に支持
していないため、誤ってこの部位で打球すると、シャフ
トが損傷し易い。また、ヘッドとシャフトとの間の隙間
を通じてシャフト挿通孔内にゴミ等の不純物が侵入する
ことも考えられる。
所定の隙間分だけヘッド内で自由に撓らせる前記技術で
は、ヘッドの中心を大きく外したミスショットをした場
合など、シャフトがシャフト挿通孔内で略最大まで撓っ
た際に、シャフトがシャフト挿通孔の周縁部に当たって
しまう虞がある。また、ヘッドとシャフトとの間に隙間
が形成されているヘッド部位は、シャフトを強固に支持
していないため、誤ってこの部位で打球すると、シャフ
トが損傷し易い。また、ヘッドとシャフトとの間の隙間
を通じてシャフト挿通孔内にゴミ等の不純物が侵入する
ことも考えられる。
【0005】そのため、特開平7−185048号公報
や特開平10−127829号公報では、シャフト挿通
孔におけるヘッドとシャフトとの間に、ゴムや合成樹脂
等の柔軟性材もしくは粘弾性材料を隙間なく介挿するこ
とにより、シャフトを支持して、シャフトの振動を吸収
したりシャフトの損傷を防止するとともに、シャフト挿
通孔内への不純物の侵入を防止するようにしている。
や特開平10−127829号公報では、シャフト挿通
孔におけるヘッドとシャフトとの間に、ゴムや合成樹脂
等の柔軟性材もしくは粘弾性材料を隙間なく介挿するこ
とにより、シャフトを支持して、シャフトの振動を吸収
したりシャフトの損傷を防止するとともに、シャフト挿
通孔内への不純物の侵入を防止するようにしている。
【0006】しかし、このように、シャフト挿通孔内に
おいてシャフトとヘッドとの間に隙間なく柔軟性材や粘
弾性材料等の支持部材を介挿すると、支持部材の弾性変
形分だけしかシャフトを撓らせることができないばかり
か、打球時のシャフトの撓りが規制されてしまう。すな
わち、シャフトを初めから支持部材で支持しているた
め、シャフトの撓り始めが規制され、撓りが小さくなり
易い。
おいてシャフトとヘッドとの間に隙間なく柔軟性材や粘
弾性材料等の支持部材を介挿すると、支持部材の弾性変
形分だけしかシャフトを撓らせることができないばかり
か、打球時のシャフトの撓りが規制されてしまう。すな
わち、シャフトを初めから支持部材で支持しているた
め、シャフトの撓り始めが規制され、撓りが小さくなり
易い。
【0007】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、シャフトをヘッド内
で十分に撓らせることができるとともに、シャフトの撓
りを規制することなくシャフトの損傷を防止できるゴル
フクラブを提供することにある。
であり、その目的とするところは、シャフトをヘッド内
で十分に撓らせることができるとともに、シャフトの撓
りを規制することなくシャフトの損傷を防止できるゴル
フクラブを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、ヘッドと、このヘッドのシャフト挿通孔
内に挿通されて固定されるシャフトとから成り、ヘッド
内には、ヘッド側に固定されていないシャフトの部位と
ヘッドとの間に、シャフトの撓りを許容する隙間が形成
されているゴルフクラブにおいて、前記隙間には、シャ
フトよりも柔らかい材料によって形成される保護層が、
シャフトとヘッドとの間に介在するように設けられ、前
記保護層は、シャフトおよびヘッドの少なくとも一方と
の間に所定の空間を存して位置されていることを特徴と
する。
に、本発明は、ヘッドと、このヘッドのシャフト挿通孔
内に挿通されて固定されるシャフトとから成り、ヘッド
内には、ヘッド側に固定されていないシャフトの部位と
ヘッドとの間に、シャフトの撓りを許容する隙間が形成
されているゴルフクラブにおいて、前記隙間には、シャ
フトよりも柔らかい材料によって形成される保護層が、
シャフトとヘッドとの間に介在するように設けられ、前
記保護層は、シャフトおよびヘッドの少なくとも一方と
の間に所定の空間を存して位置されていることを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について説明する。
明の実施形態について説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施形態を示してい
る。図示のように、本実施形態に係るゴルフクラブ1
は、ヘッド2と筒状のシャフト4とから成る。ヘッド2
は、クラウン10とソール12とヒール14とを有して
いる。また、ヘッド2は、例えばチタン、チタン合金、
ステンレス等の金属材料によって形成された中空の外殻
構造を成しており、ウッドや中空アイアンを想定してい
る。無論、ヘッド2が中実構造を成していても良い。ま
た、ヘッド2には、その頂部Tよりも下方で且つヒール
14側に、シャフト4が挿通されるシャフト挿通孔6が
設けられている。ここで、頂部Tとは、ライ角通りにア
ドレスした状態において、ヘッド2のクラウン10領域
のうち、ソール12側からクラウン10側に向かって最
も高くなっている部位として規定されている。
る。図示のように、本実施形態に係るゴルフクラブ1
は、ヘッド2と筒状のシャフト4とから成る。ヘッド2
は、クラウン10とソール12とヒール14とを有して
いる。また、ヘッド2は、例えばチタン、チタン合金、
ステンレス等の金属材料によって形成された中空の外殻
構造を成しており、ウッドや中空アイアンを想定してい
る。無論、ヘッド2が中実構造を成していても良い。ま
た、ヘッド2には、その頂部Tよりも下方で且つヒール
14側に、シャフト4が挿通されるシャフト挿通孔6が
設けられている。ここで、頂部Tとは、ライ角通りにア
ドレスした状態において、ヘッド2のクラウン10領域
のうち、ソール12側からクラウン10側に向かって最
も高くなっている部位として規定されている。
【0011】シャフト挿通孔6は、クラウン10からソ
ール12にわたって架設された筒状部16の内孔によっ
て形成されている。この筒状部16のシャフト挿通孔6
に、シャフト2の先端を挿入して接着することによっ
て、シャフト4をヘッド2に止着させることができる。
したがって、本実施形態のヘッド2は、クラウン10か
ら上方に立ち上がるホーゼルを有していない。すなわ
ち、シャフト4は頂部Tよりも下方で止着され、ライ角
通りにアドレスした状態において、ヘッド2には、頂部
Tよりも突出する構成品が存在しない。
ール12にわたって架設された筒状部16の内孔によっ
て形成されている。この筒状部16のシャフト挿通孔6
に、シャフト2の先端を挿入して接着することによっ
て、シャフト4をヘッド2に止着させることができる。
したがって、本実施形態のヘッド2は、クラウン10か
ら上方に立ち上がるホーゼルを有していない。すなわ
ち、シャフト4は頂部Tよりも下方で止着され、ライ角
通りにアドレスした状態において、ヘッド2には、頂部
Tよりも突出する構成品が存在しない。
【0012】また、シャフト挿通孔6を形成する筒状部
16は、ヘッド2と同一材料で一体的に形成されてい
る。無論、筒状部16をヘッド2とは別体で且つ異なる
材料を用いて形成しても良い。この場合、筒状部16の
両端をクラウン10およびソール12の面と面一となる
ように溶接することが望ましい。
16は、ヘッド2と同一材料で一体的に形成されてい
る。無論、筒状部16をヘッド2とは別体で且つ異なる
材料を用いて形成しても良い。この場合、筒状部16の
両端をクラウン10およびソール12の面と面一となる
ように溶接することが望ましい。
【0013】シャフト挿通孔6に差し込まれるシャフト
4は、繊維強化樹脂、特に炭素繊維強化樹脂から成り、
その外径がシャフト挿通孔6の内径よりも小さく設定さ
れている。また、シャフト4の先端部の外周には合成樹
脂製(プラスチック等)の肉盛り部(太径部)20が設
けられており、この肉盛り部20の外周をシャフト挿通
孔6に接着することによって、シャフト4がヘッド2に
止着される。 この場合、肉盛り部20は、シャフト挿
通孔6の長さよりも短く設定されるとともに、シャフト
挿通孔6のソール12側寄りに位置付けられている。し
たがって、シャフト4の先端をシャフト挿通孔6に差し
込んだ状態において、シャフト挿通孔6のクラウン10
側寄りの部分(肉盛り部20が配置されていない部分)
には、シャフト4の撓りを許容する隙間S2が筒状部1
6とシャフト4との間に形成される。
4は、繊維強化樹脂、特に炭素繊維強化樹脂から成り、
その外径がシャフト挿通孔6の内径よりも小さく設定さ
れている。また、シャフト4の先端部の外周には合成樹
脂製(プラスチック等)の肉盛り部(太径部)20が設
けられており、この肉盛り部20の外周をシャフト挿通
孔6に接着することによって、シャフト4がヘッド2に
止着される。 この場合、肉盛り部20は、シャフト挿
通孔6の長さよりも短く設定されるとともに、シャフト
挿通孔6のソール12側寄りに位置付けられている。し
たがって、シャフト4の先端をシャフト挿通孔6に差し
込んだ状態において、シャフト挿通孔6のクラウン10
側寄りの部分(肉盛り部20が配置されていない部分)
には、シャフト4の撓りを許容する隙間S2が筒状部1
6とシャフト4との間に形成される。
【0014】なお、シャフト4の撓り時にシャフト4と
肉盛り部20との境界で応力が局部的に集中するのを防
止するため、肉盛り部20のクラウン10側の端部に
は、クラウン10側に向かって先細るテーパ部20aが
形成されている。また、肉盛り部20は、シャフト4と
同じ材料を用いてシャフト4を太径化することによって
形成されていても良く、また、シャフト4と別体のプラ
スチック材をシャフト4に固着することによって設けら
れても良い。また、肉盛り部20の長さ即ちシャフト4
の接着範囲は20mm〜35mmであることが望まし
い。また、ヘッド2内におけるシャフト4の未接着範囲
すなわち隙間S2が介在する領域の長さは、前記接着範
囲に対応して、例えば12mm〜13mmに設定され
る。
肉盛り部20との境界で応力が局部的に集中するのを防
止するため、肉盛り部20のクラウン10側の端部に
は、クラウン10側に向かって先細るテーパ部20aが
形成されている。また、肉盛り部20は、シャフト4と
同じ材料を用いてシャフト4を太径化することによって
形成されていても良く、また、シャフト4と別体のプラ
スチック材をシャフト4に固着することによって設けら
れても良い。また、肉盛り部20の長さ即ちシャフト4
の接着範囲は20mm〜35mmであることが望まし
い。また、ヘッド2内におけるシャフト4の未接着範囲
すなわち隙間S2が介在する領域の長さは、前記接着範
囲に対応して、例えば12mm〜13mmに設定され
る。
【0015】ヘッド2に対するシャフト4の接着範囲を
大きくとるため、シャフト4は、ヘッド4のソール12
を貫通するようにシャフト挿通孔6の全体にわたって差
し込まれる。したがって、シャフト4の先端開口がソー
ル12側で露出するため、合成樹脂製(肉盛り部20と
同じ材料であっても良い)の栓18によってシャフト4
の先端開口が閉塞される。この場合、シャフト4の先端
および栓18の端面はソール12の面と面一に設定され
る。
大きくとるため、シャフト4は、ヘッド4のソール12
を貫通するようにシャフト挿通孔6の全体にわたって差
し込まれる。したがって、シャフト4の先端開口がソー
ル12側で露出するため、合成樹脂製(肉盛り部20と
同じ材料であっても良い)の栓18によってシャフト4
の先端開口が閉塞される。この場合、シャフト4の先端
および栓18の端面はソール12の面と面一に設定され
る。
【0016】シャフト挿通孔6から外側に突き出るシャ
フト4の部位には、シャフト挿通孔6の開口を上方から
覆うように筒状のソケット( カバー体 )8が嵌着され
ている。このソケット8は、スイングバランスを阻害せ
ずに且つシャフト4の撓りを規制しないような材料で形
成されている。具体的には、ソケット8は、その比重が
3以下(好ましくは0.8〜1.3程度)で且つその弾
性率が500kgf/mm2(4900MPa)以下の
材料(例えば、合成樹脂、ゴム等)で形成されている。
また、ソケット8は、ヘッド2側に向かって徐々に太径
化する第1のテーパ部8aと、この第1のテーパ部8a
の太径端部から連続して形成され且つヘッド2側に向か
って徐々に先細る(縮径化する)第2のテーパ部8bと
を有している。また、第1のテーパ部8aから第2のテ
ーパ部8bへの移行部には、ソケット8の中で最大径
(例えば、R3=15mm)となる太径部8cが形成さ
れている。なお、第1のテーパ部8aから第2のテーパ
部8bに至るソケット8の長さL1は例えば27mmに
設定されている。
フト4の部位には、シャフト挿通孔6の開口を上方から
覆うように筒状のソケット( カバー体 )8が嵌着され
ている。このソケット8は、スイングバランスを阻害せ
ずに且つシャフト4の撓りを規制しないような材料で形
成されている。具体的には、ソケット8は、その比重が
3以下(好ましくは0.8〜1.3程度)で且つその弾
性率が500kgf/mm2(4900MPa)以下の
材料(例えば、合成樹脂、ゴム等)で形成されている。
また、ソケット8は、ヘッド2側に向かって徐々に太径
化する第1のテーパ部8aと、この第1のテーパ部8a
の太径端部から連続して形成され且つヘッド2側に向か
って徐々に先細る(縮径化する)第2のテーパ部8bと
を有している。また、第1のテーパ部8aから第2のテ
ーパ部8bへの移行部には、ソケット8の中で最大径
(例えば、R3=15mm)となる太径部8cが形成さ
れている。なお、第1のテーパ部8aから第2のテーパ
部8bに至るソケット8の長さL1は例えば27mmに
設定されている。
【0017】また、ソケット8には、第2のテーパ部8
bの細径端部からシャフト挿通孔6内(隙間S2内)へ
と所定の長さL2(例えば4mm)で延びるスカート部
(保護層)33が形成されている。この場合、スカート
部33は、その内面がシャフト4に密着されるととも
に、その外面がヘッド2との間に所定の隙間S1を存し
て位置されている。すなわち、スカート部33の外径は
シャフト挿通孔6の内径よりも小さく設定され、スカー
ト部33とヘッド2との間には、スカート部33(シャ
フト4)の全周にわたって均等な隙間S1が形成されて
いる。この場合、隙間S1は1.3mm以上であること
が好ましい。
bの細径端部からシャフト挿通孔6内(隙間S2内)へ
と所定の長さL2(例えば4mm)で延びるスカート部
(保護層)33が形成されている。この場合、スカート
部33は、その内面がシャフト4に密着されるととも
に、その外面がヘッド2との間に所定の隙間S1を存し
て位置されている。すなわち、スカート部33の外径は
シャフト挿通孔6の内径よりも小さく設定され、スカー
ト部33とヘッド2との間には、スカート部33(シャ
フト4)の全周にわたって均等な隙間S1が形成されて
いる。この場合、隙間S1は1.3mm以上であること
が好ましい。
【0018】また、スカート部33の肉厚はソケット8
の他の部位の肉厚よりも薄く設定されている。すなわ
ち、例えば本実施形態においては、ソケット8の内孔8
dの孔径R2が8.5mmに設定され、第1のテーパ部
8aの細径端部の外径R1が10.5mmに設定され、
スカート部33の外径R4が10.2mmに設定されて
いる。すなわち、第1のテーパ部8aの細径端部の肉厚
H1が2mmであるのに対し、スカート部33の肉厚H
2は1.7mmとなっている。
の他の部位の肉厚よりも薄く設定されている。すなわ
ち、例えば本実施形態においては、ソケット8の内孔8
dの孔径R2が8.5mmに設定され、第1のテーパ部
8aの細径端部の外径R1が10.5mmに設定され、
スカート部33の外径R4が10.2mmに設定されて
いる。すなわち、第1のテーパ部8aの細径端部の肉厚
H1が2mmであるのに対し、スカート部33の肉厚H
2は1.7mmとなっている。
【0019】また、スカート部33は、ソケット8と同
一材料によって一体に形成されているが、ソケット8と
別体で形成されていても良い。要は、弾性率が500k
gf/mm2以下の材料、好ましくは50kgf/mm
2以下、更に好ましくは10kgf/mm2以下の材料
であって且つシャフト4よりも柔らかい材料によってス
カート部33が形成されていれば良い。
一材料によって一体に形成されているが、ソケット8と
別体で形成されていても良い。要は、弾性率が500k
gf/mm2以下の材料、好ましくは50kgf/mm
2以下、更に好ましくは10kgf/mm2以下の材料
であって且つシャフト4よりも柔らかい材料によってス
カート部33が形成されていれば良い。
【0020】以上のように、本実施形態のゴルフクラブ
1は、クラウン10から上方に立ち上がるホーゼルを有
していない。しかも、ヘッド2内には、ヘッド2側に固
定されていないシャフト4の部位とヘッド2との間に、
シャフト4の撓りを許容する隙間S2が形成されてい
る。すなわち、シャフト4の一部がヘッド2内でヘッド
側に固定されておらず、シャフト4の一部をヘッド2内
で自由に撓らせることができるようになっている。した
がって、ホーゼルを削除した長さ分およびヘッド2側に
固定されていないヘッド2内のシャフト4部位の長さ分
の和だけ、従来よりもシャフト4を更に撓らせることが
でき、ボールの飛距離を大きく延ばすことが可能にな
る。これは、無論、本実施形態における有利な作用効果
ではあるが、本実施形態に係るゴルフクラブ1の特徴は
むしろ以下の点にある。
1は、クラウン10から上方に立ち上がるホーゼルを有
していない。しかも、ヘッド2内には、ヘッド2側に固
定されていないシャフト4の部位とヘッド2との間に、
シャフト4の撓りを許容する隙間S2が形成されてい
る。すなわち、シャフト4の一部がヘッド2内でヘッド
側に固定されておらず、シャフト4の一部をヘッド2内
で自由に撓らせることができるようになっている。した
がって、ホーゼルを削除した長さ分およびヘッド2側に
固定されていないヘッド2内のシャフト4部位の長さ分
の和だけ、従来よりもシャフト4を更に撓らせることが
でき、ボールの飛距離を大きく延ばすことが可能にな
る。これは、無論、本実施形態における有利な作用効果
ではあるが、本実施形態に係るゴルフクラブ1の特徴は
むしろ以下の点にある。
【0021】すなわち、本実施形態のゴルフクラブ1に
おいて、隙間S2には、シャフト4よりも柔らかい材料
によって形成される保護層としてのスカート部33が、
シャフト4とヘッド2との間に介在するように設けら
れ、しかも、スカート部33は、ヘッド2との間に所定
の隙間(空間)S1を存して位置されている。したがっ
て、シャフト4をヘッド2内で十分に撓らせることがで
きるとともに、シャフト4の撓りを規制することなくシ
ャフト4の損傷を防止できる。
おいて、隙間S2には、シャフト4よりも柔らかい材料
によって形成される保護層としてのスカート部33が、
シャフト4とヘッド2との間に介在するように設けら
れ、しかも、スカート部33は、ヘッド2との間に所定
の隙間(空間)S1を存して位置されている。したがっ
て、シャフト4をヘッド2内で十分に撓らせることがで
きるとともに、シャフト4の撓りを規制することなくシ
ャフト4の損傷を防止できる。
【0022】一般に、スカート部33だけが設けられて
隙間S1が設けられていなければ、シャフト4がシャフ
ト挿通孔6の開口周縁部に当たってしまうことをスカー
ト部33によって防止できても、シャフト4の撓りがス
カート部33によって規制されてしまう。逆に、隙間S
2(S1)だけが設けられてスカート部33が設けられ
ていなければ、シャフト4の撓りを利かすことができて
も、ヘッド2のフェースの中心を大きく外したミスショ
ットをした場合など、シャフト4がシャフト挿通孔6の
開口周縁部に当たってしまう虞がある。これに対し、本
実施形態のゴルフクラブ1は、これら2つのケースの長
所を組み合わせ、保護層33と隙間S1の両方をシャフ
ト4の全周にわたって設けるようにしているため、隙間
S1によってスイング時のシャフト4の撓り量を大きく
確保しながら、同時に、シャフト挿通孔6の開口周縁部
にシャフト4が当たって破損することを保護層33によ
って防止できる。なお、隙間S1はシャフト4の全周に
わたって設けられていることが望ましいが、全周にわた
って設けられていなくても良い。
隙間S1が設けられていなければ、シャフト4がシャフ
ト挿通孔6の開口周縁部に当たってしまうことをスカー
ト部33によって防止できても、シャフト4の撓りがス
カート部33によって規制されてしまう。逆に、隙間S
2(S1)だけが設けられてスカート部33が設けられ
ていなければ、シャフト4の撓りを利かすことができて
も、ヘッド2のフェースの中心を大きく外したミスショ
ットをした場合など、シャフト4がシャフト挿通孔6の
開口周縁部に当たってしまう虞がある。これに対し、本
実施形態のゴルフクラブ1は、これら2つのケースの長
所を組み合わせ、保護層33と隙間S1の両方をシャフ
ト4の全周にわたって設けるようにしているため、隙間
S1によってスイング時のシャフト4の撓り量を大きく
確保しながら、同時に、シャフト挿通孔6の開口周縁部
にシャフト4が当たって破損することを保護層33によ
って防止できる。なお、隙間S1はシャフト4の全周に
わたって設けられていることが望ましいが、全周にわた
って設けられていなくても良い。
【0023】また、本実施形態のゴルフクラブ1には、
シャフト挿通孔6の開口を上方から覆うようにソケット
8が設けられている。このように、アドレス時にプレー
ヤからシャフト挿通孔6が直接目視されないような位置
にソケット8を取り付ける(プレーヤは、アドレス時
に、シャフト4の延長線上にソケット8のテーパ部8a
を見ることになる)と、シャフト4の撓りを全く規制し
ないで、且つ、外観上、ヘッド2とシャフト4との接続
個所(すなわち、シャフト挿通孔6のクラウン10側上
端とシャフト4の先端側との接続個所)の直ぐ上側から
撓るクラブであることを事前にプレーヤに認識させるこ
とができる。この場合、ヘッド2のクラウン10は頂部
Tからヘッド2の周縁に向かって緩やかに下降するよう
に湾曲しているため、ソケット8のテーパ部8aはヘッ
ド2のクラウン10に連続しているように見える(ヘッ
ド2からソケット8が立ち上がってくる一体感が得られ
る)。したがって、プレーヤには、ホーゼルがあるヘッ
ドと同様に、ヘッド2がシャフト4に堅牢に支持されて
いるように見えるため、上記の接続個所に、外観上の頼
りなさや不安感(容易に折れそうに見えるとともに、ス
イング時のヘッドの返りが遅れそうに見える等の種々の
不安感)を感じさせることなく、上記の接続個所まで撓
らせるようなスイングを行なうことができる。この結
果、例えばボールを容易に高く上げることができるた
め、飛距離をかせぐことが可能になる。また、ソケット
8は、シャフト4の振動を吸収する振動抑制部材として
も機能し、また、ヘッド2を外して直接にシャフト4で
打球するようなミスショットに対してもシャフト4を保
護する。
シャフト挿通孔6の開口を上方から覆うようにソケット
8が設けられている。このように、アドレス時にプレー
ヤからシャフト挿通孔6が直接目視されないような位置
にソケット8を取り付ける(プレーヤは、アドレス時
に、シャフト4の延長線上にソケット8のテーパ部8a
を見ることになる)と、シャフト4の撓りを全く規制し
ないで、且つ、外観上、ヘッド2とシャフト4との接続
個所(すなわち、シャフト挿通孔6のクラウン10側上
端とシャフト4の先端側との接続個所)の直ぐ上側から
撓るクラブであることを事前にプレーヤに認識させるこ
とができる。この場合、ヘッド2のクラウン10は頂部
Tからヘッド2の周縁に向かって緩やかに下降するよう
に湾曲しているため、ソケット8のテーパ部8aはヘッ
ド2のクラウン10に連続しているように見える(ヘッ
ド2からソケット8が立ち上がってくる一体感が得られ
る)。したがって、プレーヤには、ホーゼルがあるヘッ
ドと同様に、ヘッド2がシャフト4に堅牢に支持されて
いるように見えるため、上記の接続個所に、外観上の頼
りなさや不安感(容易に折れそうに見えるとともに、ス
イング時のヘッドの返りが遅れそうに見える等の種々の
不安感)を感じさせることなく、上記の接続個所まで撓
らせるようなスイングを行なうことができる。この結
果、例えばボールを容易に高く上げることができるた
め、飛距離をかせぐことが可能になる。また、ソケット
8は、シャフト4の振動を吸収する振動抑制部材として
も機能し、また、ヘッド2を外して直接にシャフト4で
打球するようなミスショットに対してもシャフト4を保
護する。
【0024】図2は本発明の第2の実施形態を示してい
る。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通
する構成部分については、同一符号を付してその説明を
省略する。
る。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通
する構成部分については、同一符号を付してその説明を
省略する。
【0025】図示のように、本実施形態に係るゴルフク
ラブ1Aにおいて、筒状部16はクラウン10に接続す
ることなく途中で切れており、シャフト4は肉盛り部2
0を介すことなく直接に筒状部16に接着固定されてい
る。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と同一であ
る。このような構成においても、第1の実施形態と同一
の作用効果を得ることができる。
ラブ1Aにおいて、筒状部16はクラウン10に接続す
ることなく途中で切れており、シャフト4は肉盛り部2
0を介すことなく直接に筒状部16に接着固定されてい
る。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と同一であ
る。このような構成においても、第1の実施形態と同一
の作用効果を得ることができる。
【0026】図3は本発明の第3の実施形態を示してい
る。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通
する構成部分については、同一符号を付してその説明を
省略する。
る。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通
する構成部分については、同一符号を付してその説明を
省略する。
【0027】図示のように、本実施形態に係るゴルフク
ラブ1Bにおいて、シャフト4にはソケット8が設けら
れていない。また、ソケット8のスカート部33の代わ
りとして、ヘッド2のシャフト挿通孔6の開口には、ス
カート部33と同様の材料から成る保護層としての管状
体40が嵌着されている。すなわち、第1および第2の
実施形態では保護層がシャフト4側に設けられていた
が、本実施形態では保護層がヘッド2側に設けられてい
る。
ラブ1Bにおいて、シャフト4にはソケット8が設けら
れていない。また、ソケット8のスカート部33の代わ
りとして、ヘッド2のシャフト挿通孔6の開口には、ス
カート部33と同様の材料から成る保護層としての管状
体40が嵌着されている。すなわち、第1および第2の
実施形態では保護層がシャフト4側に設けられていた
が、本実施形態では保護層がヘッド2側に設けられてい
る。
【0028】管状体40は、シャフト挿通孔6の開口周
縁部に当接係合するフランジ状の鍔部40aと、シャフ
ト4との間に隙間S1を存してシャフト挿通孔6の内面
と嵌合する保護層本体としての筒状のスカート部40b
とから成る。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と
同一である。
縁部に当接係合するフランジ状の鍔部40aと、シャフ
ト4との間に隙間S1を存してシャフト挿通孔6の内面
と嵌合する保護層本体としての筒状のスカート部40b
とから成る。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と
同一である。
【0029】したがって、本実施形態においても、第1
の実施形態と同様の作用効果を得ることができるととも
に、シャフト4にソケット8が設けられていないため、
シャフト4の軽量化を図ることができる。無論、管状体
40の上側にソケット8を設けても良い。
の実施形態と同様の作用効果を得ることができるととも
に、シャフト4にソケット8が設けられていないため、
シャフト4の軽量化を図ることができる。無論、管状体
40の上側にソケット8を設けても良い。
【0030】図4は本発明の第4の実施形態を示してい
る。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通
する構成部分については、同一符号を付してその説明を
省略する。
る。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通
する構成部分については、同一符号を付してその説明を
省略する。
【0031】図示のように、本実施形態に係るゴルフク
ラブ1Cでは、第3の実施形態に係る管状体40の代わ
りに、保護層としての環体50がシャフト4に取り付け
られており、環体50とヘッド2との間には隙間S1が
形成されている。なお、それ以外の構成は第3の実施形
態と同一である。したがって、第3の実施形態と同様の
作用効果を得ることができる。
ラブ1Cでは、第3の実施形態に係る管状体40の代わ
りに、保護層としての環体50がシャフト4に取り付け
られており、環体50とヘッド2との間には隙間S1が
形成されている。なお、それ以外の構成は第3の実施形
態と同一である。したがって、第3の実施形態と同様の
作用効果を得ることができる。
【0032】図5は本発明の第5の実施形態を示してい
る。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通
する構成部分については、同一符号を付してその説明を
省略する。
る。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通
する構成部分については、同一符号を付してその説明を
省略する。
【0033】図示のように、本実施形態に係るゴルフク
ラブ1Dにおいて、ソケット8のスカート部33とシャ
フト4との間には、シャフト4の全周にわたって新たな
隙間S3が設けられている。すなわち、スカート部33
は、ヘッド2との間に隙間S1を形成するだけでなく、
シャフト4との間にも隙間S3を形成している。また、
本実施形態の場合、隙間S1と隙間S3は略同じ大きさ
に設定されている。なお、それ以外の構成は第1の実施
形態と同一である。したがって、第1の実施形態と同様
の作用効果を得ることができる。
ラブ1Dにおいて、ソケット8のスカート部33とシャ
フト4との間には、シャフト4の全周にわたって新たな
隙間S3が設けられている。すなわち、スカート部33
は、ヘッド2との間に隙間S1を形成するだけでなく、
シャフト4との間にも隙間S3を形成している。また、
本実施形態の場合、隙間S1と隙間S3は略同じ大きさ
に設定されている。なお、それ以外の構成は第1の実施
形態と同一である。したがって、第1の実施形態と同様
の作用効果を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴルフク
ラブは、シャフトをヘッド内で十分に撓らせることがで
きるとともに、シャフトの撓りを規制することなくシャ
フトの損傷を防止できる。
ラブは、シャフトをヘッド内で十分に撓らせることがで
きるとともに、シャフトの撓りを規制することなくシャ
フトの損傷を防止できる。
【図1】(a)は本発明の第1の実施形態に係るゴルフ
クラブの要部を示す斜視図、(b)は(a)のゴルフク
ラブの断面図である。
クラブの要部を示す斜視図、(b)は(a)のゴルフク
ラブの断面図である。
【図2】(a)は本発明の第2の実施形態に係るゴルフ
クラブの要部を示す斜視図、(b)は(a)のゴルフク
ラブの断面図である。
クラブの要部を示す斜視図、(b)は(a)のゴルフク
ラブの断面図である。
【図3】(a)は本発明の第3の実施形態に係るゴルフ
クラブの要部を示す斜視図、(b)は(a)のゴルフク
ラブの断面図である。
クラブの要部を示す斜視図、(b)は(a)のゴルフク
ラブの断面図である。
【図4】(a)は本発明の第4の実施形態に係るゴルフ
クラブの要部を示す斜視図、(b)は(a)のゴルフク
ラブの断面図である。
クラブの要部を示す斜視図、(b)は(a)のゴルフク
ラブの断面図である。
【図5】(a)は本発明の第5の実施形態に係るゴルフ
クラブの要部を示す斜視図、(b)は(a)のゴルフク
ラブの断面図である。
クラブの要部を示す斜視図、(b)は(a)のゴルフク
ラブの断面図である。
1,1A,1B,1C,1D…ゴルフクラブ 2…ヘッド 4…シャフト 6…シャフト挿通孔 33,40b,60…スカート部(保護層) 50…環体(保護層) S1…隙間 S2…隙間(空間)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 丈司 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダ イワ精工株式会社内 Fターム(参考) 2C002 AA07 CH04 CH06 KK04 MM07 MM08
Claims (5)
- 【請求項1】 ヘッドと、このヘッドのシャフト挿通孔
内に挿通されて固定されるシャフトとから成り、ヘッド
内には、ヘッド側に固定されていないシャフトの部位と
ヘッドとの間に、シャフトの撓りを許容する隙間が形成
されているゴルフクラブにおいて、 前記隙間には、シャフトよりも柔らかい材料によって形
成される保護層が、シャフトとヘッドとの間に介在する
ように設けられ、 前記保護層は、シャフトおよびヘッドの少なくとも一方
との間に所定の空間を存して位置されていることを特徴
とするゴルフクラブ。 - 【請求項2】 前記空間はシャフトの全周にわたって形
成されていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ
クラブ。 - 【請求項3】 前記保護層は、ヘッドもしくはシャフト
のいずれか一方に取り付けられていることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載のゴルフクラブ。 - 【請求項4】 シャフトにはヘッドの頂部よりも上側に
延びるソケットが取り付けられ、前記保護層は前記ソケ
ットと一体に形成されていることを特徴とする請求項1
ないし請求項3のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。 - 【請求項5】 前記保護層は、弾性率500kgf/m
m2以下の材料から成ることを特徴とする請求項1ない
し請求項4のいずれか1項に記載のゴルフクラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000229215A JP2002035175A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | ゴルフクラブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000229215A JP2002035175A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | ゴルフクラブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002035175A true JP2002035175A (ja) | 2002-02-05 |
Family
ID=18722375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000229215A Pending JP2002035175A (ja) | 2000-07-28 | 2000-07-28 | ゴルフクラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002035175A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007004276A1 (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-11 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | ゴルフクラブ |
JP2008142338A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブヘッドの製造方法 |
JP2008142339A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブヘッド |
KR101737965B1 (ko) | 2015-03-06 | 2017-05-19 | 야마하 가부시키가이샤 | 골프 클럽 |
-
2000
- 2000-07-28 JP JP2000229215A patent/JP2002035175A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007004276A1 (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-11 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | ゴルフクラブ |
JP2008142338A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブヘッドの製造方法 |
JP2008142339A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブヘッド |
KR101737965B1 (ko) | 2015-03-06 | 2017-05-19 | 야마하 가부시키가이샤 | 골프 클럽 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031216 |