JP2002034990A - 糸付縫合針 - Google Patents
糸付縫合針Info
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Abstract
切断を防止することができ、製造容易な糸付縫合針を提
供する。 【解決手段】先端に鋭利な針先部2を備える胴部3と、
胴部3の基端部4から先端部側に向かって胴部3の長さ
方向に沿って穿設された取付穴部5と、取付穴部5に挿
入されてかしめ止めされた縫合糸6とからなる。縫合糸
6は、胴部3の基端部4から先端部方向に向けて次第に
縮径する円錐状のかしめ部7によりかしめ止めされてい
る。
Description
針に関するものである。
形成された胴部の先端に鋭利な針先部を備えると共に、
該胴部の基端部から先端部側に向かって該胴部の長さ方
向に沿って穿設された取付穴部に縫合糸が挿入されてか
しめ止めされ、該縫合針を生体に刺通する際に該縫合糸
が該縫合針から抜け落ちないようにされているものが知
られている。
工により穿設されるが、ドリル加工によるときにはドリ
ルの径が非常に細くなるため、折損しやすいとの問題が
ある。そこで、一般には、容易に前記取付穴部を穿設す
ることができるレーザ加工が用いられている。
挿入してかしめ止めするために十分な深さの取付穴部を
形成しようとすると、図2(a)に示すように、胴部3
の基端部4に開口部8を備え、内部に開口部8より大径
の部分9を備えると共に、奥部が先細になった取付穴部
5が形成される。
6の末端を挿入してかしめ止めする場合、従来は、図3
(a)示のように断面が胴部3の長さ方向に平行になる
ように、基端部4の全周に亘って均一に縮径するかしめ
部11によりかしめ止めすることが行われている。或い
は、図3(b)示のように、先端部側から基端部4方向
に向けて次第に縮径する円錐状のかしめ部12によりか
しめ止めすることが行われている。尚、取付穴部5は、
図3(a)示のようにドリル加工等により奥部の形状が
整えられていてもよく、図3(b)示のように前記レー
ザ加工が施されたままの形状であってもよい。
ずれも、取付穴部5の内部に比較して小径になっている
開口部8が縫合糸6に食い込むこととなり、この部分で
縫合糸6に大きな剪断力が働く。このため、かしめ加工
時に前記剪断力により、縫合糸6が取付穴部5の開口部
8で切断されやすいとの問題がある。
は、図4示のように、取付穴部5の開口部8から間隔を
存して、取付穴部5の中間部に断面が胴部3の長さ方向
に平行な鞍状のかしめ部13を備える糸付縫合針が開示
されている。特開平4−307051号公報記載の縫合
針によれば、開口部8の周囲がかしめられていないの
で、開口部8で縫合糸6に剪断力が作用せず、該縫合針
に対するかしめ加工の際に縫合糸6の切断を防止できる
ものと考えられる。前記公報記載の縫合針では、片側だ
けから押圧することにより、断面が胴部3の長さ方向に
平行な鞍状のかしめ部13を形成している。
3を形成するときには、縫合針の片側だけから押圧する
ので、胴部3の長さ方向の全長に亘って適正かつ均一に
縫合糸6をかしめ止めできるように、かしめ部13の変
形量を精密に制御する必要がある。
合を解消して、刺通の際の縫合糸の抜け落ち及びかしめ
加工時の縫合糸の切断を防止することができると共に、
製造容易な糸付縫合針を提供することを目的とする。
めに、本発明の糸付縫合針は、先端に鋭利な針先部を備
える胴部と、該胴部の基端部から先端部側に向かって該
胴部の長さ方向に沿って穿設された取付穴部と、該取付
穴部に挿入されてかしめ止めされた縫合糸とからなる糸
付縫合針において、前記縫合糸は、該胴部の基端部から
先端部方向に向けて次第に縮径する円錐状のかしめ部に
よりかしめ止めされていることを特徴とする。
端部から先端部方向に向けて次第に縮径する円錐状のか
しめ部を備えているので、前記縫合糸は前記取付穴部の
途中に位置する該かしめ部の最も小径になった部分で、
全周に亘ってかしめ止めされる。従って、本発明の糸付
縫合針によれば、該縫合針を生体に刺通する際に、前記
縫合糸の抜け落ちを防止することができる。
部方向に向けて次第に縮径する円錐状になっているの
で、前記取付穴部の開口部に対応する部分が最も大径に
なっており、該開口部の前記縫合糸に対する食い込みが
低減される。従って、前記開口部で該縫合糸に剪断力が
作用しにくくなり、前記かしめ加工による縫合糸の切断
を防止することができる。
状であり、前記縫合糸を全周に亘ってかしめ止めするの
で、該かしめ部の変形量を精密に制御しなくとも該縫合
糸を確実にかしめ止めすることができ、容易に製造する
ことができる。
部はレーザ加工により穿設された穴部のように、開口部
が内部より小径になっていて、かしめられたときに該開
口部により前記縫合糸に大きな剪断力が作用する場合に
好適に適用することができ、該開口部に作用する剪断力
を低減して縫合糸の切断を防止することができる。
本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図
1は本実施形態の縫合針を示す斜視図であり、図2は図
1示の縫合針の基端部の説明的縦断面図である。
は、先端に鋭利な針先部2を備える半円弧状に形成され
た胴部3と、胴部3の基端部4から先端部側に向かって
胴部3の長さ方向に沿って穿設された取付穴部5と、取
付穴部5に挿入された縫合糸6とからなる。そして、縫
合糸6はかしめ部7によりかしめ止めされている。
ものであり、図2(a)示のように、胴部3の基端部4
に開口部8を備え、内部に開口部8より大径の部分9を
備えると共に、先細に形成されている。尚、取付穴部5
は縫合糸6の挿入に先立って、ドリル加工等により奥部
の形状が図2(b)示のように整えられていてもよい。
基端部4から針先部2を備える先端部方向に向けて次第
に縮径する円錐状に形成されている。さらに詳しくは、
かしめ部7は、取付穴部5がその中間部に最も径の小さ
い小径部10を備えると共に、開口部8の内径Aが小径
部10の内径Bよりも大(A>B)になるように形成さ
れており、縫合糸6の先端部6aは小径部10よりも奥
まで挿入されている。
10により、取付穴部5の中間部で全周に亘ってかしめ
止めされ、刺通の際の抜け落ちが防止される。
ように内部より小径となっているが、かしめ部7は開口
部8に対応する部分で最も大径となっているので、開口
部8では縫合糸6に対する剪断力が低減される。従っ
て、縫合糸6がかしめ時に切断されることを防止するこ
とができる。
口部8で作用する剪断力により切断されない範囲で、胴
部3の外径R2 よりも小径になっていてもよい。
合糸6が挿入された状態で、かしめ部7の上下それぞれ
半分の外形に沿う形状のかしめ型(図示せず)で、基端
部4の上下から加圧してかしめてかしめ部7を形成す
る。このとき、かしめ部7は前記円錐状であり、縫合糸
6を全周に亘ってかしめ止めするので、かしめ部7の変
形量を精密に制御しなくとも縫合糸6を確実にかしめ止
めすることができ、容易に製造することができる。
ことにより、かしめ時に縫合糸6が切断される不良の発
生を、図3(a),3(b)に示す従来の場合に比較し
て、約1/10に低減することができる。
設された取付穴部5にさらにドリル加工を施して奥部の
形状を整えるようにしているが、取付穴部5はドリル加
工を施さずレーザ加工のみによって設けられていてもよ
い。また、取付穴部5はドリル加工により穿設されたも
のであってもよい。
図。
基端部の説明的縦断面図。
端部、 5…取付穴部、 6…縫合糸、 7…かしめ
部、 8…開口部。
Claims (2)
- 【請求項1】先端に鋭利な針先部を備える胴部と、該胴
部の基端部から先端部側に向かって該胴部の長さ方向に
沿って穿設された取付穴部と、該取付穴部に挿入されて
かしめ止めされた縫合糸とからなる糸付縫合針におい
て、 前記縫合糸は、該胴部の基端部から先端部方向に向けて
次第に縮径する円錐状のかしめ部によりかしめ止めされ
ていることを特徴とする糸付縫合針。 - 【請求項2】前記取付穴部はレーザ加工により穿設され
た穴部であることを特徴とする請求項1記載の糸付縫合
針。
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