JP2002034641A

JP2002034641A - 装飾挿入物を有する人工爪

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Publication number: JP2002034641A
Application number: JP2001185624A
Authority: JP
Inventors: Sung Yong Chang; ヨンチャンスン
Original assignee: KMC Exim Corp
Current assignee: KMC Exim Corp
Priority date: 2000-05-16
Filing date: 2001-05-16
Publication date: 2002-02-05
Anticipated expiration: 2021-05-16
Also published as: US20040216757A1; EP1155634A2; DE60112358T2; ATE300886T1; US20020023656A1; JP4614580B2; DE60112358D1; EP1155634B1; EP1155634A3

Abstract

(57)【要約】【課題】指爪又は足指爪用装飾付属品の技術、特に、
１つ又は２つ以上の装飾要素を収容するための密閉ポケ
ットを有する人工指爪を提供する。【解決手段】指爪用装飾付属品が、上張りと、カバー
と、少なくとも一つの装飾要素と、を有する。凹部が、
装飾要素を受け入れるために上張り上面に形成され、カ
バーは、装飾要素を収容するための密閉ポケットを形成
するように凹部の上に固定される。装飾要素は、金属
粉、光沢材、色紙片、天然宝石、人工宝石、或いはそれ
らの組み合わせでよく、好ましくは、上張りのポケット
内で自由に移動できる。本発明は、指爪又は足指爪を装
飾するためのキットとして提供されるのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、指爪又は足指爪用
の装飾付属品の技術、特に、１つ又は２つ以上の装飾要
素を収容するための密閉ポケットを有する人工指爪に関
する。

【０００２】

【従来の技術】ほぼ指爪の形状に製造された、薄い、成
形プラスチック部材で作られた装飾用の指爪付属品を提
供することは、手を装飾する技術において周知である。
実際に、非常に多くの人工指爪製造によって、指爪付属
品における材料、配置、及び色彩の種々の組み合わせが
行われている。このような人工指爪付属品によって、使
用者は今や、生指爪に簡単に取り付けてその後簡単に取
り外す指爪を、予め複雑にデザインすることができる。

【０００３】例えば、キャロルの米国特許第５６９９８
１３号は、上面が象眼で成形されたフルカバーの人工指
爪を開示している。製品全体は、フランス製の指爪のス
タイルをまねるように色付けされていて、明るい色の表
皮と、先端部分と、暗い色の中央部分と、を有する。

【０００４】マストらの米国特許第４７５１９３５号
は、爪の前部分と甘皮部分との間の本来現れている差異
を得るのに模様付粗面をなす光緩和手段を含む、ポリマ
ープラスチックの人工指爪又はチップを開示している。

【０００５】オルシニの米国特許第４９７４６１０号
は、１回につき一式１０個の人工指爪にわたる、人工指
爪一式を作る方法を開示している。像は半硬質層フィル
ムに写真のように印刷され、透明プラスチックフィルム
層が写真フィルム層上に貼り合わされている。

【０００６】シェバハチらの米国特許第４９２０９９１
号では、温度変化に応じて、目立つ表面色に変わりやす
い熱変色性材料を含む、熱変色性人工爪が開示されてい
る。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上で記載された各引用
例は、異なる構造及び組み合わせを開示して、装飾用の
指爪付属品を提供している。従って、本発明は、唯一の
装飾を特徴とする装飾用の指爪付属品を提供することを
目的とする。本発明は、さらに、キットと、使用者に指
爪付属品を所望に装飾させる方法と、を提供することを
目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、指爪用の装飾
付属品であって、且つその装飾付属品を製造するための
方法及びキットである。付属品は、全体的に、上張り
と、カバーと、少なくとも１つの装飾要素と、を有す
る。上張りは、上面と、下面と、第１端と、第２端と、
を有する。第１端の形状及び寸法は、ほぼ使用者の指爪
又は足指爪の少なくとも端の形状及び寸法である。上面
は、少なくとも１つの装飾要素を受け入れるために形成
された凹部を有する。カバーは、凹部の上で上張りの上
面に固定され、密閉ポケットを形成し、１つ又は２つ以
上の装飾要素を受け入れる。

【０００９】好ましくは、カバーは、装飾要素が上張り
の上面から見えるように透明である。装飾要素は、金属
粉、光沢材、色紙片、天然宝石、人工宝石又はそれらの
組み合わせであっても良いし、好ましくは、上張りのポ
ケットの範囲内で自由に移動できる。

【００１０】変形実施形態では、上張りは、凹部とは異
なって上面に形成された隆起装飾部分を有する。好まし
くは、隆起装飾部分は模様面を有する。

【００１１】本発明による指爪又は足指爪を装飾する方
法は、凹部を有する上張りを使用者の生指爪又は生足指
爪に取り付ける段階と、少なくとも１つの装飾要素を凹
部内に挿入する段階と、カバーを凹部の上で上張りの上
面に接着して、密閉ポケットを上張りに形成し、装飾要
素を密閉ポケットに収容する段階と、を含む。

【００１２】本発明は、指爪又は足指爪を装飾するため
のキットとして提供されるのが良い。キットは、一揃い
の上張り、装飾要素、及びカバー、を含む。上張りは、
使用者の生指爪又は生足指爪に取り付けられるような種
々の形状及び寸法である。各々の上張りは、１つ又は２
つ以上の選択された装飾要素を受け入れるために、上張
り上面に形成された凹部を有する。カバーは、凹部の上
で上張り上面に接着され、装飾要素を収容するための密
閉ポケットを構成するように形成され、寸法決めされ
る。かくして、使用者は、装飾用の指爪付属品を所望に
作ることができる。

【００１３】本発明をより理解するために、下記の記
述、添付図面を参照して、本発明の範囲を添付クレーム
に示す。

【００１４】

【発明の実施の形態】図１及び図２を参照すると、本発
明により構成された装飾付属品１０を示す。装飾付属品
１０は、一般的には、凹部２２を形成した上張り１０
と、密閉ポケットを形成するように凹部の上に固定され
るカバー２６と、ポケットに収容される１つ又は２つ以
上の装飾挿入物２４と、を有する。

【００１５】上張り１０は、在来の射出成形技術を使用
して作られ、そして周知の人工指爪材料で作られるのが
良い。好ましくは、上張り１０は、アクリロニトリルブ
タジエンスチレン（ＡＢＳ）プラスチックとポリカーボ
ネートとの混合物で作られている。上張り１２は、上面
１４と、下面１６と、第１端１８と、第１端１８に対し
て遠位である第２端２０と、を含む。第１端１８の形状
及び寸法は、ほぼ、使用者の指爪又は足指爪の少なくと
も端の形状及び寸法である。例えば、指爪チップの場
合、第１端１８の寸法形状は、ほぼ使用者の指爪の端の
みの形状及び寸法である。指爪全体のカバーの場合、第
１端１８の形状及び寸法は、ほぼ生指爪全体の形状及び
寸法である。

【００１６】上張り１２は、上張り上面１４に形成され
た凹部２２を有する。凹部２２は、上張り１２の形成中
に形成されても良いし、在来の機械加工又は切削技術を
使用して、後で設けられても良い。好ましい実施形態で
は、凹部２２は上張り１２の第２端２０に隣接する。凹
部２２は、図２ａに示すように、上面１４から上張り１
２の所望な深さまで延びても良いし、或いは、上面１４
から下面１６まで上張り１２を貫いて延びても良い。

【００１７】少なくとも１つの装飾要素２４が、凹部２
２内に置かれる。装飾要素２４は、凹部２２内に合うよ
うに寸法決めされた美的価値ある材料であるのが良い。
好ましい材料は、金属粉、光沢材、色紙片、天然宝石、
人工宝石を含む。

【００１８】カバー２６が、凹部２２上で上張り１２の
上面１４に固定されて、装飾要素２４を収容する密閉ポ
ケットを形成する。凹部２２が上張りの下面１６まで延
びる場合、上張りの下面１６に固定される第２カバー３
６が必要となる。いずれの場合も、装飾要素２４は、好
ましくは、凹部及びカバー２６によって、或いはカバー
２６，３６によって、形成されたポケット内で自由に移
動できる。好ましくは、少なくとも上部カバー２６は、
装飾要素２４が上張り１２の上面１４からカバー２６を
通して容易に見えるように、薄い透明材料で作られる。
好ましくは、カバー２６，３６はまた、カバーを上張り
に固定するのを容易にするために、カバーの周囲に沿っ
て圧感接着剤を備える。変形例として、組立て時にカバ
ー及び又は上張りに接着剤を塗っても良い。かくして、
カバー２６，３６を上張り１２に永久に固着しても良い
し、或いは使用者が後でカバー２６を取り外して、異な
る装飾要素２４を凹部２２内に置けるように、カバー２
６，３６を上張り１２に一時的に取り付けても良い。

【００１９】本発明の変形実施形態を図３及び図４に示
す。変形実施形態では、装飾付属品５０は、上述のよう
に、上面５４と、下面５６と、第１端５８と、第２端６
０と、を有する、上張り５２で作られる。しかしなが
ら、上張り５２の上面５４には、凹部とは異なって、隆
起装飾部分６２が形成されている。隆起装飾部分６２
は、上張り５２の成形中に形成され、いかなる装飾形状
又は寸法のものであるのがよい。好ましくは、隆起装飾
部分６２は、さらに美的価値を加えるため、上張りの平
滑な上面とは異なって模様面を有する。このことは、上
張りを形成するのに使用される金型のキャビティ面に、
相応する模様を設けることによって成し遂げられる。

【００２０】図５に示すように、本発明の装飾付属品
は、使用者が装飾付属品の所望な配置を設計して組み立
てる、キット１００の一部として提供されるのが良い。
キット１００は一般に、収納箱１０２に収容される、一
揃いの上張り１０６、カバー１０８、及び装飾要素１１
０を含む。収納箱１０２は、多数の３方側区画室１０４
と、すべてのキット構成部品を収容するために閉鎖位置
に固定されるふた１１２とで作られる。

【００２１】キット１００は、使用者の生指爪又は生足
指爪に取り付けられるように寸法決めされ且つ形成され
る、一揃いの異なる大きさの上張り１０６の取合せを含
む。各上張り１０６は、又、上述のように、その上面に
形成された凹部を有する。キット１００は、一揃いの異
なる大きさのカバー１０８を含み、このカバー１０８
は、上張り１０６の対応する大きさの凹部をおおうのに
使用される。キット１００は、上張り１０６の凹部内に
置かれ、次いで、使用者によって、カバー１０８でおお
われる一揃いの装飾要素１１０をさらに含む。キット
は、金属粉、光沢材、色紙片、天然宝石及び人工宝石の
ような、いかなるタイプの装飾要素１１０を含んでも良
いことが想像される。

【００２２】使用時に、使用者はまず、上張りを付ける
指爪又は足指爪に寸法が近い上張り１０６を選択する。
使用者は、次いで、１つ又は２つ以上の所望な装飾要素
１１０、或いは装飾要素１１０の組み合わせを選択し、
装飾要素１１０を上張りの凹部内に置く。装飾要素１１
０を凹部内に置いた後、対応する大きさのカバー１０８
を選択し且つ凹部の上で上張り１０６の上面に固定し、
それによって、装飾要素を凹部内に収容する。再び、好
ましくは、カバーは、カバーの上張りへの取付けを容易
にする感圧性接着剤を備える。変形例として、キット１
００は、使用者が付属品を組み立てるときに塗る接着剤
の小さな容器を有しても良い。いったん付属品を組み立
てると、周知技術を利用して、上張り１０６を生爪に取
り付ける。その結果、使用者は、生爪について、かなり
の数の所望な装飾配置を作ることができ、所望に配置を
取り外して、取り替えることができる。

【００２３】本発明の好ましい実施形態であると現時点
で考えられているものを説明したが、当業者は、本発明
の精神から逸脱することなく種々の変更及び変形が発明
に対してなしうることを理解するであろうし、本発明
は、発明の範囲内に属するあらゆる変更例及び修正例を
請求するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明により構成された装飾用指爪付属品の分
解斜視図である。

【図２ａ】図１の線２−２による装飾用指爪付属品の断
面図である。

【図２ｂ】図１の線２−２による装飾用指爪付属品の他
の変形実施形態の断面図である。

【図３】本発明により構成された装飾用指爪付属品の他
の変形実施形態の斜視図である。

【図４】図３の線４−４による装飾用指爪付属品の断面
図である。

【図５】本発明により構成された指爪を装飾するための
キットの斜視図である。

【符号の説明】

１０，５０装飾付属品１２，５２，１０６上張り１４，５４上面１６，５６下面１８，５８第１端２０，６０第２端２２凹部２４，１１０装飾要素２６，３６，１０８カバー６２隆起装飾部分１００キット１０２収納箱１０４区画室１１２ふた

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】上面と、下面と、第１端と、第２端と、
を有する上張りを有し、前記第１端は、使用者に取り付
けるために、ほぼ使用者の指爪又は足指爪の少なくとも
端の形状及び寸法に近い形状及び寸法を有し、前記上面
は凹部を有し、前記上張りに密閉ポケットを形成するために、前記凹部
の上で前記上張りの前記上面に固定されるカバーと、前記上張りの前記ポケットに収容される少なくとも一つ
の装飾要素と、を有する指爪又は足指爪用装飾付属品。
【請求項２】前記カバーが透明である、請求項１に記
載の装飾付属品。
【請求項３】前記少なくとも一つの装飾要素が、前記
上張りの前記ポケット内で自由に移動できる、請求項１
に記載の装飾付属品。
【請求項４】前記少なくとも一つの装飾要素が、金属
粉、光沢材、色紙片、天然宝石、及び人工宝石、を有す
る群から選択される、請求項１に記載の装飾付属品。
【請求項５】前記凹部が、前記上張りの前記下面を貫
き、前記装飾付属品が、下カバーをさらに有し、該下カ
バーは、密閉ポケットを前記上張りに形成するため、前
記凹部の上で前記上張りの前記下面に固定される、請求
項１に記載の装飾付属品。
【請求項６】前記上張りが、アクリロニトリルブタジ
エンスチレン（ＡＢＳ）プラスチックとポリカーボネー
トとの混合物で作られる、請求項１に記載の装飾付属
品。
【請求項７】前記上張りの第１端が、ほぼ使用者の指
爪の外端の形状及び寸法を有する、請求項１に記載の装
飾付属品。
【請求項８】前記上張りの前記第１端が、ほぼ使用者
の指爪全体の形状及び寸法を有する、請求項１に記載の
装飾付属品。
【請求項９】上面と、下面と、第１端と、第２端と、
を有する上張りを有し、前記第１端は、使用者に取り付
けるために、ほぼ使用者の指爪の端の形状及び寸法を有
し、前記上面はその上に隆起装飾部分を有する、指爪用
装飾付属品。
【請求項１０】前記隆起装飾部分が模様面を有する、
請求項９に記載の装飾付属品。
【請求項１１】指爪又は足指爪を装飾する方法であっ
て、上面に凹部を有する上張りを使用者の生指爪又は生足指
爪に取り付ける段階と、少なくとも一つの装飾要素を前記凹部内に挿入する段階
と、カバーを前記凹部の上で前記上張りの前記上面に接着し
て、前記少なくとも一つの装飾要素を収容するための密
閉ポケットを形成する段階と、からなる、指爪又は足指
爪を装飾する方法。
【請求項１２】前記カバーが透明である、請求項１１
に記載の方法。
【請求項１３】前記少なくとも一つの装飾要素が、前
記上張りの前記ポケット内で自由に移動できる、請求項
１１に記載の方法。
【請求項１４】前記少なくとも一つの装飾要素が、金
属粉、光沢材、色紙片、天然宝石、及び人工宝石、を有
する群から選択される、請求項１１に記載の方法。
【請求項１５】使用者の生指爪又は生足指爪に取り付
けられるように形成され且つ寸法決めされた一揃いの上
張りを有し、前記上張りの各々が上面に凹部を有し、密閉ポケットを前記上張りに形成するために、前記凹部
の上で前記上張りの前記上面に接着されるように形成さ
れ、寸法決めされた、複数のカバーと、前記上張りに形成された前記密閉ポケットに収容される
ように寸法決めされた、一揃いの装飾要素と、を有す
る、指爪又は足指爪を装飾するためのキット。
【請求項１６】前記カバーが透明である、請求項１５
に記載のキット。
【請求項１７】前記装飾要素が、前記上張りの前記ポ
ケット内で自由に移動できるように寸法決めされた、請
求項１５に記載のキット。
【請求項１８】前記装飾要素が、金属粉、光沢材、色
紙片、天然宝石、及び人工宝石、を有する群から選択さ
れる、請求項１５に記載のキット。