JPH09201223A - 人工爪 - Google Patents

人工爪

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JPH09201223A
JPH09201223A JP3302496A JP3302496A JPH09201223A JP H09201223 A JPH09201223 A JP H09201223A JP 3302496 A JP3302496 A JP 3302496A JP 3302496 A JP3302496 A JP 3302496A JP H09201223 A JPH09201223 A JP H09201223A
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artificial nail
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Tadashige Kamemizu
忠茂 亀水
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KAMEMIZU KAGAKU KOGYO KK
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KAMEMIZU KAGAKU KOGYO KK
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    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D31/00Artificial nails

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  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着した状態で視覚的に天然爪と同様の自然
感を有し、装着を簡単にする。 【解決手段】 天然爪2に接着する透明な接着部5と、
爪先3を延長する,爪先3と類似の不透明或いは半透明
な延長部6とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人の天然爪に接着
して取り付け、天然爪の爪先を延長するためのプラスチ
ック製の人工爪に関する。
【0002】
【従来の技術】本来、人の天然爪は、指先の保護の役目
や指先で物を把持しやすくする働きをするものであり、
長く延びた場合には、危険防止等のため、短く切ること
が一般的である。
【0003】しかし、今日では若い女性を中心に指先を
美しく見せるために、爪を長く延ばす人も多く、そのた
め長く延ばした爪が欠けたり、或いは割れたりするケー
スが多発している。そのような場合はその損傷したつめ
を短く切ればよいが、その場合その爪だけが短くなり、
全体的なバランスからすると不揃いで極めて不自然とな
る。
【0004】従って、このような場合の措置としては、
その短くなった天然爪に人工爪を装着し、人為的に爪を
延長することが、最も簡単かつ有効な方法となる。
【0005】また、怪我や病気で爪を無くした場合や、
割れ爪、折れ爪、変形爪等に対しても現在のところ医学
的な解決法はなく、従って、このような場合にも人工爪
は有用なものとなる。
【0006】従来、人為的に爪を延ばす手段としては、
予め人の天然爪の形に成形されたプラスチック製人工爪
を、粘着材によって天然爪全体に接合するという方法が
一般的である。
【0007】この方法は極めて容易に爪の延長が行える
ものの、テープ状の粘着材で接着するため強度的に弱
く、水に触れるとさらに剥離しやすくなるという欠点を
有している。従って、通常は24時間から48時間ぐら
いの使用に限られている。また、従来の天然爪全体を覆
う方法では人工爪の先端が無感覚となり、爪本来の感覚
を失いがちになる。
【0008】さらに、この方法では人工爪が不透明性の
プラスチックからなるため、天然爪に接着した場合、色
調的に極めて不自然となる。従って、人工爪のみならず
天然爪すべてにネイルカラーを塗布しなければならなく
なる。そのため、この方法は、爪にネイルカラーを塗る
ことを好まなく、天然爪本来の自然感を好む人には受け
入れ難いものである。
【0009】一方、前記のような天然爪全体を覆う方法
を改善するものとして、シアノアクリレート系接着剤に
より、天然爪の爪先(爪甲遊離部)に人工爪の後端部を
少しだけ重なるようにして接着し、取り付ける方法が提
案されている。
【0010】この方法は、天然爪全体を覆うものでない
ため、従来問題となった天然爪の菌感染の心配がなく、
また、天然爪の先端部のみに接着するため、爪本来の感
覚を失うこともなく、さらに、審美的にも天然爪に近い
ものが得られる。
【0011】しかし、この方法では、天然爪と人工爪の
接着面積が極めて少ないため、実用上充分な接着強度が
得られず、装着中に外れてしまうという問題や、爪の破
折につながるという問題が生じる。また、天然爪の先端
の限られた狭い部分に人工爪を正確に取り付けること
は、実際上極めて困難な作業であり、かなりの手先の器
用さが要求される。
【0012】一方、天然爪の先端部から1/3ないしは
2/3程度を覆う形で、人工爪を装着する方法も一般的
に試みられている。
【0013】しかしこの方法でも、前記の天然爪全体を
覆う人工爪同様、使用する人工爪が不透明あるいは半透
明であり、そのため天然爪に接着した場合、その色調の
違いから天然爪と人工爪には明瞭な境目が生じる。
【0014】この場合、天然爪を傷付けることなく、人
工爪の接着部表面のみを紙やすり等で削ることにより、
前記境目をある程度目立たなくすることは可能である
が、そのためにはかなりの熟練した技術と多くの時間が
必要となり、一般の人には相当の困難さを伴う。
【0015】また、この場合でも、爪先と爪床の境界部
に生じるライン(イエローライン)は不鮮明となり、天
然爪本来の自然感は得られない。従ってこの場合も、爪
全体にネイルカラーを塗布することが前提となる。
【0016】さらに、人工爪を形成する別の手段とし
て、裏側に粘着剤を塗布した型紙を指先に装着し、その
型紙及び天然爪上に、小筆の先で粉と液を混合させたア
クリル系常温硬化型レジンを塗布し、硬化後、爪切り、
やすり等で形を整えるという方法もある。この方法は、
各個人の爪の形状にピッタリ一致した状態で人工爪を形
成し得るため、審美的に優れた自然感のある人工爪を装
着することが可能となる。
【0017】しかし、実際上、粉液混合物を正確に爪先
に築盛するには、かなりの熟練と高度な技術が必要とな
り、個人で行うにはあまりにも困難な作業となる。さら
に、使用する液成分(メタクリル酸エステル)は臭いが
強く、かつ皮膚に対する刺激性も強いことから、その取
り扱いにも充分なる注意が必要となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の前記
人工爪にみられる問題点に留意し、一般の人が自分一人
で簡単に装着でき、かつ、装着したものが視覚的に天然
爪と同様の自然感を保有し、敢えてネイルカラーを塗ら
なくてもよいような人工爪を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の人工爪は、天然爪に接着する透明な接着部
と、天然爪の爪先を延長する,爪先と類似の不透明或い
は半透明な延長部とからなるものである。
【0020】すなわち、天然爪に接着する部分,即ち接
着部が透明であり、天然爪の爪先を延長する部分,即ち
延長部が、天然爪の爪先と類似の不透明或いは半透明で
ある。
【0021】従って、本発明の人工爪の接着部が透明で
あるため、透明性の接着剤を用いて天然爪に装着した場
合、人工爪の接着部は下地を透過して天然爪と全く同一
の弱い赤味を有した色調となり、そのため、人工爪装着
に伴う模造感,不自然感が解消される。
【0022】さらに、審美的な問題から爪先の狭い部分
のみに限定して人工爪を接着するという必要は全く無
く、天然爪の広い範囲に接着することが可能となる。そ
のため、接着操作は極めて容易となり、一般の人でも自
分一人で簡単に装着することが可能となる。また、接着
面積が大きくとれることにより、接着強度は大幅に向上
し、実用上充分な強度が得られる。
【0023】一方、本発明の人工爪の場合、天然爪全体
を覆うことももちろん可能ではあるが、湾曲した天然爪
の全面に渡って人工爪を適合させることは極めて困難で
あり、また、天然爪の保護の観点からも好ましくない。
従って、接着面積は、天然爪の1/3〜2/3程度を覆
うようにすることが好ましく、この場合でも実用上充分
な接着強度が得られ、また、人工爪の先端部も天然爪と
同様の感覚が得られる。
【0024】また、人工爪の延長部が、不透明あるいは
半透明性で、天然爪の爪先と類似した色調であるため、
本発明の人工爪を装着した場合、接着部は天然爪本来の
色調を有し、延長部も天然爪の爪先と類似した色調とな
るため、全体的にみて従来の人工爪にみられたような模
造感は全く無くなる。従って、敢えてネイルカラーを塗
る必要はない。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき、図を
参照して説明する。まず、図1の平面図のa,左側面図
のbにおいて、1は人の指、2は指1の先端部の天然
爪、3は天然爪2の爪先、4はプラスチック製の人工
爪、5は天然爪2に接着する人工爪4の透明な接着部、
6は爪先3を延長する人工爪4の延長部であり、爪先3
と類似の不透明或いは半透明であり、接着部5と延長部
6が一体に形成され、接着部5が天然爪2の1/3〜2
/3程度を覆うよう天然爪2に接着されている。
【0026】つぎに、人工爪の天然爪への装着について
説明する。大小様々な形に成形された人工爪の中から自
分の爪に最も合った形状のものを選び出し、必要に応じ
てはさみややすりで長さ,幅等の形を整える。
【0027】つぎに、自分の爪,すなわち天然爪の表面
の汚れをアルコールで除去し、消毒した後、シアノアク
リレート系の瞬間接着剤を塗布し、ただちに人工爪を所
定の位置に取り付けて接着する。
【0028】また、接着剤として粉液混合型のアクリル
系常温硬化型レジンを用いることも可能であり、その場
合は、小筆の先で混合した材料を天然爪及び人工爪の接
着部に薄く塗布し、接着する。この時、両者を圧接した
際に余剰のレジンが生じるので、硬化する前にそれを除
去しておくことが必要である。
【0029】そして、本発明の人工爪は、接着部が透明
であるため、天然爪に装着した場合、人工爪を付けてい
ることがほとんど目立たず、実用上充分な自然感が得ら
れる。
【0030】しかし、人工爪の後端縁E,すなわち天然
爪との境界部には、人工爪の接着部の肉厚に相当する段
差が生じ、それが自然感の妨げとなるが、この段差は紙
やすり等で削ることにより無くすることができる。
【0031】また、左側面図の図2のaに示すように、
人工爪4の接着部5の肉厚を後端側に次第に薄くなるよ
うにする。このことにより、前記境界部の段差を少なく
することができる。従って、研磨作業を最小限に抑える
ことが可能となり、作業時間が短縮できる。
【0032】さらに、前記境界部の段差を少なくするた
め、人工爪4の接着部5の肉厚はできるだけ薄い方がよ
く、その意味から図2のbに示すように、接着部5全体
の肉厚を延長部よりも薄くすることが好ましい。
【0033】この場合、人工爪4の裏側に、接着部5と
延長部6との境に段差が生じるため、天然爪2への人工
爪4の位置決めがしやすくなり、装着が容易となる。
【0034】つぎに、本発明の人工爪を天然爪に装着す
るに際しては、図1に示すように、人工爪4のイエロー
ラインX(透明部と,不透明あるいは半透明の部分との
境界線)と、天然爪2の爪先3の先端のラインYを一致
させることが望ましい。
【0035】しかし、実際上、両ラインX,Yを完全に
一致させることは不可能に近く、図3のa,bに示すよ
うに、両ラインX,Yに若干のずれを生じることが一般
的である。このようなずれを生じると、そのずれの隙間
部分(斜線部分)が透明となり、視覚的に極めて不自然
となる。なお、Zは天然爪2のイエローラインである。
【0036】この場合、図4のaに示すように、人工爪
4の装着の位置を、両ラインX,Y間のずれによる隙間
がなくなるまで、天然爪2の根元(爪根)側にスライド
させることにより、前記の問題は解決できる。
【0037】さらに、この場合、図4のbに示すよう
に、天然爪2のイエローラインZと人工爪4のイエロー
ラインXをできるだけ一致するように装着することによ
り、接着後の審美性,自然感が向上する。
【0038】また、図2のbに示す接着部5の厚さを延
長部6の厚さよりも薄くした人工爪4を使用する場合
も、図5に示すように、厚さの違いに伴う段差のライン
Aと、天然爪2の爪先3の先端のラインYとが完全に一
致することが望ましい。しかし、両ラインA,Y間にず
れが生じると、その部分が透明となるため極めて不自然
となる。
【0039】一方、図2のaに示す厚さの違いによる段
差が無い場合には、装着位置を天然爪2の爪根側に若干
スライドさせることにより、ずれによる隙間をなくすこ
とは可能であるが、段差がある場合には、装着位置を爪
根側へスライドさせることはできない。
【0040】この場合、図5に示すように、人工爪4の
イエローラインXを、段差のラインAよりも0.1〜
5.0mmの幅の部分Bだけ爪根側に移行させた位置Cま
で延長することにより、前記の問題を解決できる。
【0041】すなわち、天然爪2の先端を人工爪4の段
差のラインAに合せて着した際に、天然爪2の爪先の先
端ラインYと段差のラインAとの間に多少のずれがあっ
たとしても、接触部5側に設けた不透明あるいは半透明
の部分Bにより、そのずれを覆い隠すことができ、不自
然さが解消される。
【0042】この場合、さらに人工爪4のイエローライ
ンXと天然爪2のイエローラインZをできるだけ一致す
るように装着することにより、審美性はさらに向上す
る。
【0043】ここで、図5に示す部分Bの範囲を0.1
mm〜5.0mmと設定しているが、この最低値を0.1と
したのは、人工爪4を装着した場合に生じる天然爪2の
爪先3の先端のラインYと段差のラインAとのずれを、
0.1mmより少なく抑えることが実質不可能であり、従
って、ずれによる隙間を隠すためには、最低でも部分B
の幅が0.1mm必要となるからである。
【0044】また、最大値を5.0mmとしたのは次のよ
うな理由に基づく。例えば、爪先3が長い天然爪2に、
段差のある人工爪4を装着する場合、爪先3の先端のラ
インYと、人工爪4の段差のラインAとのずれのみを隠
すためには、部分Bの幅はそれほど大きくとる必要は無
いが、人工爪4のイエローラインXを天然爪2のイエロ
ーラインZとほぼ一致させる為には、天然爪2の爪先3
に相当する長さ分だけ、部分Bの範囲を拡大しなければ
ならなく、天然爪2の爪先3を5mmより長くすることは
一般的でないため、部分Bの幅の最大値を5.0mmと設
定している。なお、部分Bの幅は、通常は、0.5〜
1.5mmが最も好ましい。
【0045】つぎに、本発明の人工爪の製造について説
明する。透明性の接着部を構成する必要性から、少なく
とも一種は透明性の熱可塑性樹脂を使用することが必要
となる。この接着部は、下地の色を透過させる必要性か
らできるだけ無色透明であることが好ましい。
【0046】しかし、下地の色を実質上変えない程度で
あれば、透明性の多少の色が付いていてもかまわない。
また、より健康的な爪を表現する目的で、若干の赤味を
付与してもよい。
【0047】本発明の人工爪に使用できる熱可塑性樹脂
の例としては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリビニルクロライド、ポリサ
ルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアミド、ABS樹脂、アセテート系プラス
チック等が含まれる。
【0048】一方、延長部を構成する熱可塑性樹脂とし
ては、敢えて透明性のものを用いる必要は無いが、接着
性、成形性等の面から同一の材料を使用することが好ま
しく、その場合は、前記透明性樹脂に顔料、着色剤等を
添加し、天然爪の爪先に類似の不透明性あるいは半透明
性並びに色調が得られるよう調製すればよい。
【0049】なお、延長部は、全体が必ずしも不透明あ
るいは半透明の材料のみで構成する必要はなく、視覚的
に不透明あるいは半透明性が得られるのであれば、構造
的に透明性材料と複合させたものであってもよい。
【0050】また、本発明の人工爪の透明、不透明ある
いは半透明の2色構造体を得るには、通常の2色成形法
あるいはインサート成形法が採用できるが、生産性の面
から2色成形法を採用することが好ましい。この場合、
図6のa,b,c,d,e,fに示すような様々な形態
を取り得る。
【0051】同図のaは、接着部5と延長部6の境が、
傾斜している。つぎに、同図のbは、接着部5と延長部
6の境が、段差の形状になっている。つぎに、同図のc
は、接着部5と延長部6の肉厚がほぼ同一であり、延長
部6の上半分が透明、下半分が不透明或いは半透明にな
っている。また、同図のdは、接着部5と同じ肉厚の透
明部分が延長部6にもあり、その延長部6の透明部分の
下側に、不透明或いは半透明の部分がある。また、同図
のe,fに示す形態も有り得る。
【0052】また、透明部を成形する部分の金型の表面
を、鏡面仕上げとし、不透明部を成形する部分の金型の
表面を梨地仕上げとすることにより、2色構造体を得る
ことも可能である。
【0053】また、透明部と不透明部を別々に成形し、
後に接着する方法、或いは透明材料で人工爪全体の形状
を成形した2枚のシートの間に、不透明フィルムをサン
ドイッチする方法等、種々の方法を採用し得る。
【0054】本発明の人工爪の厚みは、使用するプラス
チックの強度、柔軟性等により異なるが、0.2〜1.
0mmであることが好ましく、この範囲内であれば実用上
充分な強度と実質上違和感の無い装着感が得られる。
【0055】つぎに、人工爪の成形法について説明す
る。2色成形法には、コア回転方式、コアバック方式、
キャビティスライド方式、ストリッパプレート回転方式
等いくつかの方法がある。しかし、金型設計の容易さの
面から、コア回転方式を採用することが好ましい。
【0056】このコア回転方式は、1次成形品を金型コ
アに付け、このコアを回転させ、2次金型により2次成
形を行うものである。
【0057】つぎに、コア回転方式の2色射出成形機を
用い、本発明の図6dに示す人工爪を成形する場合を、
図7ないし図14について説明する。
【0058】それらの図において、7は固定プラテン、
8,9は固定プラテン7の後部及び前部に設けられた1
次射出装置及び2次射出装置であり、1次射出装置8か
らは不透明或いは半透明の材料が射出され、2次射出装
置9から透明の材料が射出される。10は固定プラテン
7に保持された固定金型、11,12は固定金型10の
後部及び前部に形成された形状の異なる第1キャビティ
及び第2キャビティであり、第1キャビティ11は不透
明或いは半透明の材料の成形に、第2キャビティ12は
透明の材料の成形に用いられる。
【0059】13は可動プラテン、14は可動プラテン
13に設けられた金型反転装置、15は金型反転装置1
4に保持された可動金型、16,17は第1コア及び第
2コアであり、両コア16,17は形状、寸法的には全
く同一のものであり、金型反転装置14の回転軸を中心
とした点対称に位置し、金型反転装置14の180度の
回転により、第1コア16は第2コア17の位置に、第
2コア17は第1コア16の位置に、それぞれ移動し、
可動プラテン13の右方への移動により、両金型10,
15が接合し、両コア16,17が両キャビティ11,
12に対接するようになっている。
【0060】そして、図7に示す可動プラテン13が固
定プラテン7から離反した状態から、可動プラテン13
が右方へ移動し、図8に示すように、両金型10,15
が接合する。
【0061】つぎに、図9に示すように、第1キャビテ
ィ11と第1コア16とで形成される型内に、1次射出
装置8から不透明或いは半透明の材料が射出され、その
後、図10に示すように、可動プラテン13が左方へ移
動し、1色成形品18が第1コア16に付いたままであ
り、スプルー・ランナ19のみが突き出されて除去され
る。
【0062】つぎに、金型反転装置14により、図11
に示すように、可動金型15が180度回転され、可動
プラテン13が右方へ移動し、図12に示すように、両
金型10,15が接合する。
【0063】そして、図13に示すように、2次射出装
置9から透明の材料が、第2キャビティ12と第1コア
16とで形成される型内に射出され、同時に、1次射出
装置8から不透明或いは半透明の材料が、第1キャビテ
ィ11と第2コア17とで形成される型内に射出され、
その後、図14に示すように、可動プラテン13が左方
へ移動し、前記と同様の1色成形品18は第2コア17
に付いたままであり、それ以外の2色成形品20,その
スプルー・ランナ21,前記と同様のスプルー・ランナ
19が突き出される。
【0064】以後、図11ないし図14のプロセスが繰
り返し行われ、2色形成品20が得られる。
【0065】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。本発明の人
工爪は、天然爪に接着する透明な接着部と、天然爪の爪
先を延長する,爪先と類似の不透明或いは半透明な延長
部とからなり、天然爪に接着する部分が透明であり、天
然爪の爪先を延長する部分が天然爪の爪先と類似の不透
明或いは半透明であるため、接着部を透明性の接着剤を
用いて天然爪に装着した場合、人工爪の接着部は下地を
透過して天然爪と全く同一の弱い赤味を有した色調とな
り、そのため、人工爪装着に伴う模造感,不自然感が解
消され、天然爪の広い範囲に接着することが可能とな
り、接着操作が極めて容易であり、かつ、接着強度が大
幅に向上する。
【0066】また、延長部も天然爪の爪先と類似した色
調となるため、全体的にみて従来の人工爪にみられたよ
うな模造感は全く無く、敢えてネイルカラーを塗る必要
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】a,bは本発明の実施の形態1の装着状態の平
面図及び左側面図である。
【図2】a,bは形態2及び形態3の左側面図である。
【図3】a,bはそれぞれ他の装着状態の平面図であ
る。
【図4】a,bはそれぞれさらに他の装着状態の平面図
である。
【図5】形態4の一部の左側面図である。
【図6】a,b,c,d,e,fは形態5,形態6,形
態7,形態8,形態9,形態10の一部の左側面図であ
る。
【図7】本発明の成形過程1の切断平面図である。
【図8】成形過程2の切断平面図である。
【図9】成形過程3の切断平面図である。
【図10】成形過程4の切断平面図である。
【図11】成形過程5の切断平面図である。
【図12】成形過程6の切断平面図である。
【図13】成形過程7の切断平面図である。
【図14】成形過程8の切断平面図である。
【符号の説明】
2 天然爪 3 爪先 4 人工爪 5 接着部 6 延長部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人の天然爪に接着し、天然爪の爪先を延
    長するプラスチック製の人工爪であって、天然爪に接着
    する透明な接着部と、爪先を延長する,爪先と類似の不
    透明或いは半透明な延長部とからなることを特徴とする
    人工爪。
  2. 【請求項2】 人の天然爪に接着し、天然爪の爪先を延
    長するプラスチック製の人工爪であって、天然爪に接着
    する接着部と、爪先を延長する延長部とからなり、延長
    部と,接着部の先端から0.1〜5.0mm後方の範囲迄
    が、天然爪の爪先と類似の不透明或いは半透明であり、
    接着部の前記範囲外が透明であることを特徴とする人工
    爪。
  3. 【請求項3】 接着部の肉厚が後端側に次第に薄くなっ
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の人
    工爪。
  4. 【請求項4】 接着部の肉厚が延長部の肉厚より薄いこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の人工爪。
JP8033024A 1996-01-26 1996-01-26 人工爪 Expired - Lifetime JP2729477B2 (ja)

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