JP2002033685A - 干渉キャンセラ装置および干渉除去方法 - Google Patents

干渉キャンセラ装置および干渉除去方法

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JP2002033685A JP2001130251A JP2001130251A JP2002033685A JP 2002033685 A JP2002033685 A JP 2002033685A JP 2001130251 A JP2001130251 A JP 2001130251A JP 2001130251 A JP2001130251 A JP 2001130251A JP 2002033685 A JP2002033685 A JP 2002033685A
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憲一 三好
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修 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適正なレプリカを生成してユーザ間の干
渉を小さくすること。 【解決手段】 FEC復号後の信号を硬判定して得られ
た信号の誤り検出を行い、誤りが検出された場合、誤り
のある信号に対しては重み付け係数の値を小さくしてレ
プリカを生成し、または、FEC復号前の仮判定値(硬
判定値もしくは軟判定値)を用いてレプリカを生成す
る。また、前ステージにおける誤り検出結果がOKの場
合は、前ステージにおける硬判定値を用いてレプリカを
生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code D
ivision Multiple Access)方式の移動体通信システム
におけるマルチユーザ型の干渉キャンセラ装置および干
渉除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチユーザ型の干渉キャンセラ装置
は、通信を行っているすべてのユーザの移動局装置(以
下単に「ユーザ」ともいう)の拡散符号、受信タイミン
グ情報に基づいて干渉除去処理を行うものである。この
干渉キャンセラ装置では、誤り訂正復号であるFEC
(Forward Error Correction)復号後の信号を用いてレ
プリカを生成する方法が提案されている。
【0003】この方法では、レプリカ生成の際に、FE
C復号後の信号を仮判定し、仮判定データを用いてFE
C符号化を行ってレプリカを生成するという手順が取ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置においては、FEC復号後の仮判定値が
誤っている場合、FEC符号化後のレプリカが正しく生
成されず、誤ったレプリカが生成されることによって、
ユーザ間の干渉が増加するという問題がある。特に、F
EC符号に畳み込み符号を使用している場合には、仮判
定値で1ビット誤った信号を符号化すると複数の符号化
後の信号に多数の誤りを生じることになる。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、適正なレプリカを生成してユーザ間の干渉を小
さくすることができる干渉キャンセラ装置および干渉除
去方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉キャンセラ
装置は、他ユーザの干渉レプリカを生成して受信信号か
ら差し引くことによって他ユーザの干渉を除去する干渉
キャンセラ装置において、受信信号の誤り訂正復号後の
信号を硬判定する硬判定手段と、硬判定後の信号に対し
て誤り検出を行う誤り検出手段と、誤り検出結果として
硬判定後の信号に誤りがある場合、レプリカを小さくす
るための重み付け係数を用いてレプリカを生成するレプ
リカ生成手段と、を具備する構成を採る。
【0007】この構成によれば、誤り訂正復号後の信号
を硬判定して得られた信号の誤り検出を行い、誤りが検
出された信号に対してはレプリカを小さくするための重
み付け係数を用いてレプリカを生成するため、誤りのあ
る信号の影響がなくなり、誤ったレプリカの生成による
干渉増加(性能劣化)を抑制しうる適正なレプリカを生
成することができ、ユーザ間の干渉を小さくすることが
できる。
【0008】本発明の干渉キャンセラ装置は、他ユーザ
の干渉レプリカを生成して受信信号から差し引くことに
よって他ユーザの干渉を除去する干渉キャンセラ装置に
おいて、受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する
第1硬判定手段と、受信信号の誤り訂正復号前の信号を
硬判定する第2硬判定手段と、第1硬判定後の信号に対
して誤り検出を行う誤り検出手段と、誤り検出結果とし
て第1硬判定後の信号に誤りがある場合、第2硬判定後
の信号を用いてレプリカを生成するレプリカ生成手段
と、を具備する構成を採る。
【0009】この構成によれば、誤り訂正復号後の信号
を硬判定して得られた信号の誤り検出を行い、誤りが検
出された場合は、誤り訂正復号前の信号を硬判定して得
られる信号を用いてレプリカを生成するため、誤った信
号を用いて誤ったレプリカを生成することがなくなり、
精度の向上した適正なレプリカを生成することができ、
ユーザ間の干渉を小さくすることができる。
【0010】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記レプリカ生成手段は、誤り検出結果と
して第1硬判定後の信号に誤りがない場合、当該第1硬
判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号を用い
てレプリカを生成する、構成を採る。
【0011】この構成によれば、誤りのない信号を用い
てレプリカを生成するため、確実に精度の高いレプリカ
を生成することができる。
【0012】本発明の干渉キャンセラ装置は、他ユーザ
の干渉レプリカを生成して受信信号から差し引くことに
よって他ユーザの干渉を除去する干渉キャンセラ装置に
おいて、受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する
硬判定手段と、受信信号の誤り訂正復号前の信号を軟判
定する軟判定手段と、硬判定後の信号に対して誤り検出
を行う誤り検出手段と、誤り検出結果として硬判定後の
信号に誤りがある場合、軟判定後の信号を用いてレプリ
カを生成するレプリカ生成手段と、を具備する構成を採
る。
【0013】この構成によれば、誤り訂正復号後の信号
を硬判定して得られた信号の誤り検出を行い、誤りが検
出された場合は、誤り訂正復号前の信号を軟判定して得
られる信号を用いてレプリカを生成するため、誤った信
号を用いて誤ったレプリカを生成することがなくなり、
精度の向上した適正なレプリカを生成することができ、
ユーザ間の干渉を小さくすることができる。
【0014】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記レプリカ生成手段は、誤り検出結果と
して硬判定後の信号に誤りがない場合、当該硬判定後の
信号を誤り訂正符号化して得られる信号を用いてレプリ
カを生成する、構成を採る。
【0015】この構成によれば、誤りのない信号を用い
てレプリカを生成するため、確実に精度の高いレプリカ
を生成することができる。
【0016】本発明の干渉キャンセラ装置は、他ユーザ
の干渉レプリカを生成して受信信号から差し引くステー
ジを複数備えた干渉キャンセラ装置において、受信信号
の誤り訂正復号後の信号を硬判定する第1硬判定手段
と、受信信号の誤り訂正復号前の信号を硬判定する第2
硬判定手段と、第1硬判定後の信号に対して誤り検出を
行う誤り検出手段と、自ステージの誤り検出結果および
前ステージの誤り検出結果に基づいて、自ステージにお
ける第1硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる
信号、前ステージにおける第1硬判定後の信号を誤り訂
正符号化して得られる信号、および自ステージにおける
第2硬判定後の信号の中からレプリカ生成用の最適な信
号を選択する選択手段と、選択された信号を用いてレプ
リカを生成するレプリカ生成手段と、を有する干渉キャ
ンセラユニットを、最終ステージを除く少なくとも一つ
のステージに具備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、自ステージおよび前ス
テージの誤り検出結果に基づいて、レプリカ生成用の最
適な信号を選択してレプリカを生成するため、状況に応
じて常に適正なレプリカを生成することができ、ユーザ
間の干渉を小さくすることができる。
【0018】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記選択手段は、前ステージの誤り検出結
果として前ステージにおける第1硬判定後の信号に誤り
がない場合、当該前ステージにおける第1硬判定後の信
号を誤り訂正符号化して得られる信号を選択する、構成
を採る。
【0019】この構成によれば、誤りのない前ステージ
の信号を用いてレプリカを生成するため、確実に精度の
高いレプリカを生成することができ、しかも、自ステー
ジにおける処理の一部が不要になるため、演算量を削減
することができる。
【0020】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記選択手段は、前ステージの誤り検出結
果として前ステージにおける第1硬判定後の信号に誤り
があり、かつ、自ステージの誤り検出結果として自ステ
ージにおける第1硬判定後の信号に誤りがない場合、当
該自ステージにおける第1硬判定後の信号を誤り訂正符
号化して得られる信号を選択する、構成を採る。
【0021】この構成によれば、誤りのない自ステージ
の信号を用いてレプリカを生成するため、確実に精度の
高いレプリカを生成することができる。
【0022】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記選択手段は、前ステージの誤り検出結
果として前ステージにおける第1硬判定後の信号に誤り
があり、かつ、自ステージの誤り検出結果として自ステ
ージにおける第1硬判定後の信号に誤りがある場合、自
ステージおける第2硬判定後の信号を選択する、構成を
採る。
【0023】この構成によれば、誤った信号を使用せ
ず、自ステージにおける誤り訂正復号前の信号を硬判定
して得られる信号(誤り訂正復号前の信号の仮判定値)
を用いてレプリカを生成するため、誤った信号を用いて
誤ったレプリカを生成することがなくなり、レプリカの
精度を向上することができる。
【0024】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定
する前記第1硬判定手段と、前ステージの誤り検出結果
に基づいて、自ステージにおける第1硬判定後の信号お
よび前ステージにおける第1硬判定後の信号の中から出
力用の信号を選択する第2選択手段と、選択された信号
を出力する出力手段と、を有する第2干渉キャンセラユ
ニットを最終ステージに具備する構成を採る。
【0025】この構成によれば、前ステージの誤り検出
結果に基づいて、出力用の信号を選択するため、状況に
応じて常に高精度の復調信号を出力することができる。
【0026】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記第2選択手段は、前ステージの誤り検
出結果として前ステージにおける第1硬判定後の信号に
誤りがない場合、当該前ステージにおける第1硬判定後
の信号を選択する、構成を採る。
【0027】この構成によれば、誤りのない信号を復調
信号として出力するため、確実に精度の高い復調信号を
出力することができ、しかも、自ステージにおける処理
が不要になるため、演算量を削減することができる。
【0028】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記第2選択手段は、前ステージの誤り検
出結果として前ステージにおける第1硬判定後の信号に
誤りがある場合、自ステージにおける第1硬判定後の信
号を選択する、構成を採る。
【0029】この構成によれば、誤った信号を復調信号
として出力してしまうことがなくなるため、出力する復
調信号の精度を向上することができる。
【0030】本発明の干渉キャンセラ装置は、他ユーザ
の干渉レプリカを生成して受信信号から差し引くステー
ジを複数備えた干渉キャンセラ装置において、受信信号
の誤り訂正復号後の信号を硬判定する硬判定手段と、受
信信号の誤り訂正復号前の信号を軟判定する軟判定手段
と、硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出手
段と、自ステージの誤り検出結果および前ステージの誤
り検出結果に基づいて、自ステージにおける硬判定後の
信号を誤り訂正符号化して得られる信号、前ステージに
おける硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信
号、および自ステージにおける軟判定後の信号の中から
レプリカ生成用の最適な信号を選択する選択手段と、選
択された信号を用いてレプリカを生成するレプリカ生成
手段と、を有する干渉キャンセラユニットを、最終ステ
ージを除く少なくとも一つのステージに具備する構成を
採る。
【0031】この構成によれば、自ステージおよび前ス
テージの誤り検出結果に基づいて、レプリカ生成用の最
適な信号を選択してレプリカを生成するため、状況に応
じて常に適正なレプリカを生成することができ、ユーザ
間の干渉を小さくすることができる。
【0032】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記選択手段は、前ステージの誤り検出結
果として前ステージにおける硬判定後の信号に誤りがな
い場合、当該前ステージにおける硬判定後の信号を誤り
訂正符号化して得られる信号を選択する、構成を採る。
【0033】この構成によれば、誤りのない前ステージ
の信号を用いてレプリカを生成するため、確実に精度の
高いレプリカを生成することができ、しかも、自ステー
ジにおける処理の一部が不要になるため、演算量を削減
することができる。
【0034】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記選択手段は、前ステージの誤り検出結
果として前ステージにおける硬判定後の信号に誤りがあ
り、かつ、自ステージの誤り検出結果として自ステージ
おける硬判定後の信号に誤りがない場合、当該自ステー
ジおける硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる
信号を選択する、構成を採る。
【0035】この構成によれば、誤りのない自ステージ
の信号を用いてレプリカを生成するため、確実に精度の
高いレプリカを生成することができる。
【0036】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記選択手段は、前ステージの誤り検出結
果として前ステージにおける硬判定後の信号に誤りがあ
り、かつ、自ステージの誤り検出結果として自ステージ
おける硬判定後の信号に誤りがある場合、自ステージお
ける軟判定後の信号を選択する、構成を採る。
【0037】この構成によれば、誤った信号を使用せ
ず、自ステージにおける誤り訂正復号前の信号を軟判定
して得られる信号(誤り訂正復号前の信号の仮判定値)
を用いてレプリカを生成するため、誤った信号を用いて
誤ったレプリカを生成することがなくなり、レプリカの
精度を向上することができる。
【0038】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定
する前記硬判定手段と、前ステージの誤り検出結果に基
づいて、自ステージにおける硬判定後の信号および前ス
テージにおける硬判定後の信号の中から出力用の信号を
選択する第2選択手段と、選択された信号を出力する出
力手段と、を有する第2干渉キャンセラユニットを最終
ステージに具備する構成を採る。
【0039】この構成によれば、前ステージの誤り検出
結果に基づいて、出力用の信号を選択するため、状況に
応じて常に高精度の復調信号を出力することができる。
【0040】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記第2選択手段は、前ステージの誤り検
出結果として前ステージにおける硬判定後の信号に誤り
がない場合、当該前ステージにおける硬判定後の信号を
選択する、構成を採る。
【0041】この構成によれば、誤りのない信号を復調
信号として出力するため、確実に精度の高い復調信号を
出力することができ、しかも、自ステージにおける処理
が不要になるため、演算量を削減することができる。
【0042】本発明の干渉キャンセラ装置は、上記の構
成において、前記第2選択手段は、前ステージの誤り検
出結果として前ステージにおける硬判定後の信号に誤り
がある場合、自ステージにおける硬判定後の信号を選択
する、構成を採る。
【0043】この構成によれば、誤った信号を復調信号
として出力してしまうことがなくなるため、出力する復
調信号の精度を向上することができる。
【0044】本発明の基地局装置は、上記いずれかの干
渉キャンセラ装置を具備する構成を採る。
【0045】この構成によれば、受信信号に対して効果
的な干渉除去を行うことが可能となり、基地局装置の性
能を向上することができ、ユーザに快適な、たとえば、
音声品質が良いなどの効果を提供することができる。
【0046】本発明の移動局装置は、上記いずれかの干
渉キャンセラ装置を具備する構成を採る。
【0047】この構成によれば、受信信号に対して効果
的な干渉除去を行うことが可能となり、移動局装置の性
能を向上することができ、ユーザに快適な、たとえば、
音声品質が良いなどの効果を提供することができる。
【0048】本発明の干渉除去方法は、他ユーザの干渉
レプリカを生成して受信信号から差し引くことによって
他ユーザの干渉を除去する干渉除去方法において、受信
信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する硬判定ステッ
プと、硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出
ステップと、誤り検出結果として硬判定後の信号に誤り
がある場合、レプリカを小さくするための重み付け係数
を用いてレプリカを生成するレプリカ生成ステップと、
を具備するようにした。
【0049】この方法によれば、誤り訂正復号後の信号
を硬判定して得られた信号の誤り検出を行い、誤りが検
出された信号に対してはレプリカを小さくするための重
み付け係数を用いてレプリカを生成するため、誤りのあ
る信号の影響がなくなり、誤ったレプリカの生成による
干渉増加(性能劣化)を抑制しうる適正なレプリカを生
成することができ、ユーザ間の干渉を小さくすることが
できる。
【0050】本発明の干渉除去方法は、他ユーザの干渉
レプリカを生成して受信信号から差し引くことによって
他ユーザの干渉を除去する干渉除去方法において、受信
信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する第1硬判定ス
テップと、第1硬判定後の信号に対して誤り検出を行う
誤り検出ステップと、誤り検出結果として第1硬判定後
の信号に誤りがある場合、受信信号の誤り訂正復号前の
信号を硬判定して得られる信号を用いてレプリカを生成
するレプリカ生成ステップと、を具備するようにした。
【0051】この方法によれば、誤り訂正復号後の信号
を硬判定して得られた信号の誤り検出を行い、誤りが検
出された場合は、誤り訂正復号前の信号を硬判定して得
られる信号を用いてレプリカを生成するため、誤った信
号を用いて誤ったレプリカを生成することがなくなり、
精度の向上した適正なレプリカを生成することができ、
ユーザ間の干渉を小さくすることができる。
【0052】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記レプリカ生成ステップは、誤り検出結果とし
て第1硬判定後の信号に誤りがない場合、当該第1硬判
定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号を用いて
レプリカを生成する、ようにした。
【0053】この方法によれば、誤りのない信号を用い
てレプリカを生成するため、確実に精度の高いレプリカ
を生成することができる。
【0054】本発明の干渉除去方法は、他ユーザの干渉
レプリカを生成して受信信号から差し引くことによって
他ユーザの干渉を除去する干渉除去方法において、受信
信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する硬判定ステッ
プと、硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出
ステップと、誤り検出結果として硬判定後の信号に誤り
がある場合、受信信号の誤り訂正復号前の信号を軟判定
して得られる信号を用いてレプリカを生成するレプリカ
生成ステップと、を具備するようにした。
【0055】この方法によれば、誤り訂正復号後の信号
を硬判定して得られた信号の誤り検出を行い、誤りが検
出された場合は、誤り訂正復号前の信号を軟判定して得
られる信号を用いてレプリカを生成するため、誤った信
号を用いて誤ったレプリカを生成することがなくなり、
精度の向上した適正なレプリカを生成することができ、
ユーザ間の干渉を小さくすることができる。
【0056】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記レプリカ生成ステップは、誤り検出結果とし
て硬判定後の信号に誤りがない場合、当該硬判定後の信
号を誤り訂正符号化して得られる信号を用いてレプリカ
を生成する、ようにした。
【0057】この方法によれば、誤りのない信号を用い
てレプリカを生成するため、確実に精度の高いレプリカ
を生成することができる。
【0058】本発明の干渉除去方法は、他ユーザの干渉
レプリカを生成して受信信号から差し引くステージを複
数備えた干渉キャンセラ装置における干渉除去方法であ
って、受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する第
1硬判定ステップと、受信信号の誤り訂正復号前の信号
を硬判定する第2硬判定ステップと、第1硬判定後の信
号に対して誤り検出を行う誤り検出ステップと、自ステ
ージの誤り検出結果および前ステージの誤り検出結果に
基づいて、自ステージにおける第1硬判定後の信号を誤
り訂正符号化して得られる信号、前ステージにおける第
1硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号、
および自ステージにおける第2硬判定後の信号の中から
レプリカ生成用の最適な信号を選択する選択ステップ
と、選択された信号を用いてレプリカを生成するレプリ
カ生成ステップと、を最終ステージを除く少なくとも一
つのステージに具備するようにした。
【0059】この方法によれば、自ステージおよび前ス
テージの誤り検出結果に基づいて、レプリカ生成用の最
適な信号を選択してレプリカを生成するため、状況に応
じて常に適正なレプリカを生成することができ、ユーザ
間の干渉を小さくすることができる。
【0060】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記選択ステップは、前ステージの誤り検出結果
として前ステージにおける第1硬判定後の信号に誤りが
ない場合、当該前ステージにおける第1硬判定後の信号
を誤り訂正符号化して得られる信号を選択する、ように
した。
【0061】この方法によれば、誤りのない前ステージ
の信号を用いてレプリカを生成するため、確実に精度の
高いレプリカを生成することができ、しかも、自ステー
ジにおける処理の一部が不要になるため、演算量を削減
することができる。
【0062】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記選択ステップは、前ステージの誤り検出結果
として前ステージにおける第1硬判定後の信号に誤りが
あり、かつ、自ステージの誤り検出結果として自ステー
ジにおける第1硬判定後の信号に誤りがない場合、当該
自ステージにおける第1硬判定後の信号を誤り訂正符号
化して得られる信号を選択する、ようにした。
【0063】この方法によれば、誤りのない自ステージ
の信号を用いてレプリカを生成するため、確実に精度の
高いレプリカを生成することができる。
【0064】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記選択ステップは、前ステージの誤り検出結果
として前ステージにおける第1硬判定後の信号に誤りが
あり、かつ、自ステージの誤り検出結果として自ステー
ジにおける第1硬判定後の信号に誤りがある場合、自ス
テージおける第2硬判定後の信号を誤り訂正符号化して
得られる信号を選択する、ようにした。
【0065】この方法によれば、誤った信号を使用せ
ず、自ステージにおける誤り訂正復号前の信号を硬判定
して得られる信号(誤り訂正復号前の信号の仮判定値)
を用いてレプリカを生成するため、誤った信号を用いて
誤ったレプリカを生成することがなくなり、レプリカの
精度を向上することができる。
【0066】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する前
記第1硬判定ステップと、前ステージの誤り検出結果に
基づいて、自ステージにおける第1硬判定後の信号およ
び前ステージにおける第1硬判定後の信号の中から出力
用の信号を選択する第2選択ステップと、選択された信
号を出力する出力ステップと、を最終ステージに具備す
るようにした。
【0067】この方法によれば、前ステージの誤り検出
結果に基づいて、出力用の信号を選択するため、状況に
応じて常に高精度の復調信号を出力することができる。
【0068】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記第2選択ステップは、前ステージの誤り検出
結果として前ステージにおける第1硬判定後の信号に誤
りがない場合、当該前ステージにおける第1硬判定後の
信号を選択する、ようにした。
【0069】この方法によれば、誤りのない信号を復調
信号として出力するため、確実に精度の高い復調信号を
出力することができ、しかも、自ステージにおける処理
が不要になるため、演算量を削減することができる。
【0070】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記第2選択ステップは、前ステージの誤り検出
結果として前ステージにおける第1硬判定後の信号に誤
りがある場合、自ステージにおける第1硬判定後の信号
を選択する、ようにした。
【0071】この方法によれば、誤った信号を復調信号
として出力してしまうことがなくなるため、出力する復
調信号の精度を向上することができる。
【0072】本発明の干渉除去方法は、他ユーザの干渉
レプリカを生成して受信信号から差し引くステージを複
数備えた干渉キャンセラ装置における干渉除去方法であ
って、受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する硬
判定ステップと、受信信号の誤り訂正復号前の信号を軟
判定する軟判定ステップと、硬判定後の信号に対して誤
り検出を行う誤り検出ステップと、自ステージの誤り検
出結果および前ステージの誤り検出結果に基づいて、自
ステージにおける硬判定後の信号を誤り訂正符号化して
得られる信号、前ステージにおける硬判定後の信号を誤
り訂正符号化して得られる信号、および自ステージにお
ける軟判定後の信号の中からレプリカ生成用の最適な信
号を選択する選択ステップと、選択された信号を用いて
レプリカを生成するレプリカ生成ステップと、を最終ス
テージを除く少なくとも一つのステージに具備するよう
にした。
【0073】この方法によれば、自ステージおよび前ス
テージの誤り検出結果に基づいて、レプリカ生成用の最
適な信号を選択してレプリカを生成するため、状況に応
じて常に適正なレプリカを生成することができ、ユーザ
間の干渉を小さくすることができる。
【0074】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記選択ステップは、前ステージの誤り検出結果
として前ステージにおける硬判定後の信号に誤りがない
場合、当該前ステージにおける硬判定後の信号を誤り訂
正符号化して得られる信号を選択する、ようにした。
【0075】この方法によれば、誤りのない前ステージ
の信号を用いてレプリカを生成するため、確実に精度の
高いレプリカを生成することができ、しかも、自ステー
ジにおける処理の一部が不要になるため、演算量を削減
することができる。
【0076】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記選択ステップは、前ステージの誤り検出結果
として前ステージにおける硬判定後の信号に誤りがあ
り、かつ、自ステージの誤り検出結果として自ステージ
おける硬判定後の信号に誤りがない場合、当該自ステー
ジおける硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる
信号を選択する、ようにした。
【0077】この方法によれば、誤りのない自ステージ
の信号を用いてレプリカを生成するため、確実に精度の
高いレプリカを生成することができる。
【0078】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記選択ステップは、前ステージの誤り検出結果
として前ステージにおける硬判定後の信号に誤りがあ
り、かつ、自ステージの誤り検出結果として自ステージ
おける硬判定後の信号に誤りがある場合、自ステージお
ける軟判定後の信号を選択する、ようにした。
【0079】この方法によれば、誤った信号を使用せ
ず、自ステージにおける誤り訂正復号前の信号を軟判定
して得られる信号(誤り訂正復号前の信号の仮判定値)
を用いてレプリカを生成するため、誤った信号を用いて
誤ったレプリカを生成することがなくなり、レプリカの
精度を向上することができる。
【0080】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する前
記硬判定ステップと、前ステージの誤り検出結果に基づ
いて、自ステージにおける硬判定後の信号および前ステ
ージにおける硬判定後の信号の中から出力用の信号を選
択する第2選択ステップと、選択された信号を出力する
出力ステップと、を最終ステージに具備するようにし
た。
【0081】この方法によれば、前ステージの誤り検出
結果に基づいて、出力用の信号を選択するため、状況に
応じて常に高精度の復調信号を出力することができる。
【0082】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記第2選択ステップは、前ステージの誤り検出
結果として前ステージにおける硬判定後の信号に誤りが
ない場合、当該前ステージにおける硬判定後の信号を選
択する、ようにした。
【0083】この方法によれば、誤りのない信号を復調
信号として出力するため、確実に精度の高い復調信号を
出力することができ、しかも、自ステージにおける処理
が不要になるため、演算量を削減することができる。
【0084】本発明の干渉除去方法は、上記の方法にお
いて、前記第2選択ステップは、前ステージの誤り検出
結果として前ステージにおける硬判定後の信号に誤りが
ある場合、自ステージにおける硬判定後の信号を選択す
る、ようにした。
【0085】この方法によれば、誤った信号を復調信号
として出力してしまうことがなくなるため、出力する復
調信号の精度を向上することができる。
【0086】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0087】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る干渉キャンセラ装置の構成を示すブロック
図である。
【0088】図1に示す干渉キャンセラ装置は、マルチ
ステージ型の干渉キャンセラであって、アンテナ100
を先頭に縦続接続された三つのステージ、すなわち、第
1ステージ101、第2ステージ102、および第3ス
テージ103を備えている。最終ステージ(第3ステー
ジ103)を除く各ステージ(第1ステージ101と第
2ステージ102)では、受信信号がユーザ対応の干渉
キャンセラユニット(Interference Canceller Unit:
以下「ICU部」という)に入力されると、ユーザ信号
ごとにICU部で干渉信号のレプリカを生成し、生成し
たレプリカを受信信号から差し引くことにより、干渉を
除去する。このとき、2段目以降のステージ(第2ステ
ージ102)では、自ユーザ以外の他ユーザの1段前の
ステージで生成されたレプリカが差し引かれた信号か
ら、ICU部でレプリカを生成する。このような手順を
取ることにより、ステージごとにレプリカの精度を向上
させて干渉除去を行っていく。
【0089】具体的には、第1ステージ101は、アン
テナ100の受信信号を遅延させる遅延部110と、ア
ンテナ100で受信されたユーザ信号ごとにレプリカを
生成する複数(ここでは三つ)のICU部111〜11
3と、遅延部110で遅延された受信信号から、各IC
U部111〜113から出力されるレプリカを減算する
減算部114と、この減算部114における減算結果と
対応するICU部111〜113から出力されるレプリ
カとを加算する加算部115〜117とを備えている。
【0090】第2ステージ102は、遅延部110で遅
延された受信信号を遅延させる遅延部120と、第1ス
テージ101の各加算部115〜117から出力される
ユーザ信号ごとにレプリカを生成するICU部121〜
123と、遅延部120で遅延された受信信号から、各
ICU部121〜123から出力されるレプリカを減算
する減算部124と、この減算部124における減算結
果と対応するICU部121〜123から出力されるレ
プリカとを加算する加算部125〜127とを備えてい
る。
【0091】第3ステージ103は、第2ステージ10
2の各加算部125〜127から出力されるユーザ信号
ごとに復調信号を生成するICU部131〜133を備
えている。
【0092】なお、本実施の形態では、図1に示すよう
に、干渉キャンセラ装置のステージ数(段数)を三つと
し、ユーザ数(各ステージのICU部の数)を三つとし
ているが、もちろん、これに限定されるわけではない。
【0093】次に、各ステージ101〜103における
各ICU部111〜113,121〜123,131〜
133の構成について、図2および図3を用いて説明す
る。
【0094】まず、第1および第2ステージ101,1
02における各ICU部111〜113,121〜12
3は、図2に示すように、RAKE受信部201、送信
データ判定部202、およびレプリカ生成部203を備
えている。
【0095】RAKE受信部201は、信号伝送路であ
る複数のパスごとに逆拡散部204、チャネル推定部2
05、および乗算部206を備えるとともに、各パスの
乗算部206から出力される信号をすべて加算する加算
部207を備えている。
【0096】送信データ判定部202は、FEC復号部
208、硬判定部209、FEC符号化部210、誤り
検出部211、重み係数決定部212、および乗算部2
13を備えている。
【0097】レプリカ生成部203は、上記パスごとに
乗算部214および再拡散部215を備えるとともに、
各パスの再拡散部215から出力される信号をすべて加
算する加算部216を備えている。
【0098】次に、最終ステージである第3ステージ1
03における各ICU部131〜133は、図3に示す
ように、上記のRAKE受信部201と、上記の送信デ
ータ判定部202に対してFEC復号部208および硬
判定部209のみを有する送信データ判定部202aと
を備えている。すなわち、第3ステージ103のICU
部131〜133が第1および第2ステージ101,1
02のICU部111〜113,121〜123と異な
る点は、レプリカ生成部203がないこと、および、送
信データ判定部202aがFEC復号部208と硬判定
部209しか有しないことである。これは、第3ステー
ジ103では、レプリカではなく復調信号が出力される
ため、レプリカの生成に必要な構成要素が不要となるか
らである。
【0099】次いで、上記構成を有する干渉キャンセラ
装置の動作、特に、各ステージ101〜103における
各ICU部111〜113,121〜123,131〜
133の動作について、図2および図3を用いて説明す
る。
【0100】まず、第1および第2ステージ101,1
02における各ICU部111〜113,121〜12
3の動作について、図2を用いて説明する。
【0101】まず、RAKE受信部201では、自ユー
ザ信号に対してRAKE受信が行われる。
【0102】すなわち、パスごとに、自ユーザ信号が逆
拡散部204で逆拡散され、この逆拡散信号がチャネル
推定部205および乗算部206へ出力される。
【0103】チャネル推定部205では、逆拡散信号か
らフェージングで回転した信号の位相と振幅のベクトル
が推定され、これによって得られたチャネル推定値が乗
算部206へ出力される。
【0104】乗算部206では、逆拡散信号とチャネル
推定値とが乗算される。これによって得られる各パスの
乗算結果はすべて加算部207で加算される。この加算
の結果であるRAKE受信の結果は、送信データ判定部
202内のFEC復号部208へ出力される。
【0105】FEC復号部208では、RAKE受信の
結果からFEC復号が行われる。このFEC復号は、送
信側で符号化された信号を復号するものであり、たとえ
ば、ビタビ復号が用いられる。
【0106】FEC復号後の信号は、硬判定部209で
硬判定された後、FEC符号化部210および誤り検出
部211へ出力される。FEC符号化部210では、硬
判定信号のFEC符号化が行われる。このFEC符号化
は、送信側で符号化されたとおりの符号化を行うもので
あり、たとえば、畳み込み符号やターボ符号が用いられ
る。
【0107】また、硬判定信号は、誤り検出部211で
誤り検出が行われる。この誤り検出は、ある区間、たと
えば、1フレーム区間の信号に対して伝送路で誤りが生
じたか否かを検出するものであり、たとえば、CRC
(Cyclic Redundancy Check)などによって実行され
る。
【0108】誤り検出結果は、重み係数決定部212に
入力され、この誤り検出結果に応じて重み付け係数(以
下単に「重み係数」という)α(0≦α≦1)の値が決
定される。ここでは、誤りが検出された場合は、重み係
数αの値を小さい値(たとえば、0に近い値)にし、誤
りが検出されなかった場合は、重み係数αの値を1にす
る。
【0109】決定された重み係数αは、乗算部213で
FEC符号化信号と乗算される。これによって得られる
乗算結果は、レプリカ生成部203内の各パスの乗算部
214へ出力される。
【0110】各パスの乗算部214では、送信データ判
定部202からの乗算結果と、RAKE受信部201か
らの対応するパスのチャネル推定値とが乗算される。こ
の乗算の結果に対しては、再拡散部215で、送信側と
同様の拡散処理が行われる。
【0111】このようにして得られた各パスの拡散信号
は、加算部216で加算される。この加算の結果得られ
たレプリカは、各ICU部111〜113,121〜1
23,131〜133の出力として、レプリカ生成部2
03から出力される。
【0112】次に、第3ステージ103における各IC
U部131〜133の動作について、図3を用いて説明
する。なお、第1および第2ステージ101,102と
共通する部分の説明は省略する。
【0113】RAKE受信の結果であるRAKE受信部
201の出力は、送信データ判定部202a内のFEC
復号部208へ出力される。
【0114】FEC復号部208では、RAKE受信の
結果からFEC復号(たとえば、ビタビ復号)が行われ
る。このFEC復号後の信号は、硬判定部209で硬判
定された後、各ICU部131〜133の出力として、
送信データ判定部202aから出力される。すなわち、
硬判定部209から出力される硬判定信号は、復調信号
として、各ICU部131〜133から出力される。
【0115】このように、本実施の形態の干渉キャンセ
ラ装置によれば、FEC復号後の信号を硬判定して得ら
れた信号の誤り検出を行い、誤り検出結果に応じた重み
付け係数を用いてレプリカを生成する、たとえば、誤り
が検出された信号に対しては重み付け係数の値を小さく
してレプリカを生成するため、誤りのある信号の影響が
なくなり、誤ったレプリカの生成による干渉増加(性能
劣化)を抑制しうる適正なレプリカを生成することがで
き、ユーザ間の干渉を小さくすることができる。
【0116】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係る干渉キャンセラ装置の構成を示すブロック
図である。
【0117】図4に示す干渉キャンセラ装置は、図1に
示す実施の形態1に対応する干渉キャンセラ装置と同様
にマルチステージ型の干渉キャンセラ装置であって、ア
ンテナ300を先頭に縦続接続された四つのステージ、
すなわち、第1ステージ301、第2ステージ302、
第3ステージ303、および第4ステージ304を備え
ている。実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、各
ステージ(最終段を除く)における各ICU部からCR
C結果およびFEC符号化後の硬判定値(以下単に「硬
判定値」という)が出力されて次ステージの対応するI
CU部に入力されることである。これにより、あるステ
ージのあるICU部においてCRC結果がOK(つま
り、誤りなし)になった場合、それ以降のステージの対
応するICU部において、誤りなしになった時点の硬判
定値を用いてレプリカを生成することが可能になる。
【0118】具体的には、第1ステージ301は、アン
テナ300の受信信号を遅延させる遅延部310と、ア
ンテナ300で受信されたユーザ信号ごとにレプリカを
生成するとともに、CRC結果および硬判定値を出力す
る複数(ここでは三つ)のICU部311〜313と、
遅延部310で遅延された受信信号から、各ICU部3
11〜313から出力されるレプリカを減算する減算部
314と、減算部314における減算結果と対応するI
CU部311〜313から出力されるレプリカとを加算
する加算部315〜317とを備えている。
【0119】第2ステージ302は、遅延部310で遅
延された受信信号を遅延させる遅延部320と、第1ス
テージ301の各加算部315〜317から出力される
ユーザ信号ならびに第1ステージ301からのCRC結
果および硬判定値に応じてレプリカを生成するととも
に、CRC結果および硬判定値を出力するICU部32
1〜323と、遅延部320で遅延された受信信号か
ら、各ICU部321〜323から出力されるレプリカ
を減算する減算部324と、この減算部324における
減算結果と対応するICU部321〜323から出力さ
れるレプリカとを加算する加算部325〜327とを備
えている。
【0120】また、第3ステージ303も、第2ステー
ジ302と同様に構成されている。すなわち、第3ステ
ージ303は、遅延部320で遅延された受信信号を遅
延させる遅延部330と、第2ステージ302の各加算
部325〜327から出力されるユーザ信号ならびに第
2ステージ302からのCRC結果および硬判定値に応
じてレプリカを生成するとともに、CRC結果および硬
判定値を出力するICU部331〜333と、遅延部3
30で遅延された受信信号から、各ICU部331〜3
33から出力されるレプリカを減算する減算部334
と、この減算部334における減算結果と対応するIC
U部331〜333から出力されるレプリカとを加算す
る加算部335〜337とを備えている。
【0121】第4ステージ304は、第3ステージ30
3の各加算部335〜337から出力されるユーザ信号
ならびに第3ステージ303からのCRC結果および硬
判定値に応じてそのユーザ信号ごとに復調信号を生成す
るICU部341〜343を備えている。
【0122】なお、本実施の形態では、図4に示すよう
に、干渉キャンセラ装置のステージ数(段数)を四つと
し、ユーザ数(各ステージのICU部の数)を三つとし
ているが、もちろん、これに限定されるわけではない。
【0123】次に、各ステージ301〜304における
各ICU部311〜313,321〜323,331〜
333,341〜343の構成について、図5〜図7を
用いて説明する。
【0124】まず、第1ステージ301における各IC
U部311〜313は、図5に示すように、RAKE受
信部401、送信データ判定部402、およびレプリカ
生成部403に加えて、誤り検出部421、スイッチ制
御部422、およびスイッチ部423を備えている。
【0125】RAKE受信部401は、信号伝送路であ
る複数のパスごとに逆拡散部404、チャネル推定部4
05、および乗算部406を備えるとともに、各パスの
乗算部406から出力される信号をすべて加算する加算
部407を備えている。
【0126】送信データ判定部402は、FEC復号部
408、硬判定部409、FEC符号化部410、およ
びFEC復号前硬判定部411を備えている。
【0127】レプリカ生成部403は、上記パスごとに
乗算部414および再拡散部415を備えるとともに、
各パスの再拡散部415から出力される信号をすべて加
算する加算部416を備えている。
【0128】次に、第2ステージ302の各ICU部3
21〜323および第3ステージ303の各ICU部3
31〜333は、図6に示すように、上記のRAKE受
信部401、上記の送信データ判定部402、および上
記のレプリカ生成部403に加えて、誤り検出部421
a、スイッチ制御部422a、およびスイッチ部423
aを備えている。
【0129】次に、第4ステージ304の各ICU部3
41〜343は、図7に示すように、上記のRAKE受
信部401に加えて、上記の送信データ判定部402に
対してFEC復号部408および硬判定部409のみを
有する送信データ判定部402a、スイッチ制御部42
2b、スイッチ部423b、ならびにFEC復号部42
4を備えている。
【0130】次いで、上記構成を有する干渉キャンセラ
装置の動作、特に、各ステージ301〜304における
各ICU部311〜313,321〜323,331〜
333,341〜343の動作について、図5〜図7を
用いて説明する。
【0131】まず、第1ステージ301における各IC
U部311〜313の動作について、図5を用いて説明
する。
【0132】まず、RAKE受信部401では、自ユー
ザ信号に対してRAKE受信が行われる。
【0133】すなわち、パスごとに、自ユーザ信号が逆
拡散部404で逆拡散され、この逆拡散信号がチャネル
推定部405および乗算部406へ出力される。
【0134】チャネル推定部405では、逆拡散信号か
らフェージングで回転した信号の位相と振幅のベクトル
が推定され、これによって得られたチャネル推定値が乗
算部406へ出力される。
【0135】乗算部406では、逆拡散信号とチャネル
推定値とが乗算される。これによって得られる各パスの
乗算結果はすべて加算部407で加算される。この加算
の結果であるRAKE受信の結果は、送信データ判定部
402内のFEC復号部408およびFEC復号前硬判
定部411へ出力される。
【0136】FEC復号前硬判定部411では、RAK
E受信の結果から直接硬判定が行われ、この結果得られ
たFEC復号前の硬判定信号(硬判定値)がスイッチ部
423へ出力される。
【0137】一方、FEC復号部408では、RAKE
受信の結果からFEC復号が行われる。このFEC復号
後の信号は、硬判定部409で硬判定された後、FEC
符号化部410および誤り検出部421へ出力される。
【0138】FEC符号化部410では、硬判定信号の
FEC符号化が行われ、このFEC符号化された硬判定
値が、スイッチ部423および第2ステージ302の対
応するICU部321〜323へ出力される。
【0139】また、誤り検出部421では、硬判定部4
09からの硬判定信号の誤り検出が行われる。たとえ
ば、CRCによって誤り検出を行ったとすると、このC
RC結果がスイッチ制御部422および第2ステージ3
02の対応するICU部321〜323へ出力される。
【0140】ここで、スイッチ制御部422は、下記の
条件に従って、レプリカ生成部403に出力する信号を
選択する。
【0141】第1に、誤り検出部421におけるCRC
結果がNG(誤りあり)の場合、スイッチ制御部422
は、スイッチ部423をFEC復号前硬判定部411側
に切り替え、FEC復号前の硬判定値がレプリカ生成部
403内の各パスの乗算部414へ出力されるようにす
る。
【0142】この場合、各パスの乗算部414では、F
EC復号前の硬判定値と、RAKE受信部401からの
対応するパスのチャネル推定値とが乗算され、この結果
が、再拡散部415で、送信側と同様に拡散処理され
る。
【0143】このようにして得られた各パスの拡散信号
は、加算部416で加算される。この加算の結果得られ
たレプリカは、各ICU部311〜313の出力とし
て、レプリカ生成部403から出力された後、加算部3
15〜317を経て、第2ステージ302へ送られる。
【0144】第2に、誤り検出部421におけるCRC
結果がOK(誤りなし)の場合、スイッチ制御部422
は、スイッチ部423をFEC符号化部410側に切り
替え、FEC符号化後の硬判定信号(硬判定値)がレプ
リカ生成部403内の各パスの乗算部414へ出力され
るようにする。
【0145】この場合、各パスの乗算部414では、F
EC符号化後の硬判定値と、RAKE受信部401から
の対応するパスのチャネル推定値とが乗算され、この結
果が、再拡散部415で拡散処理される。このようにし
て得られた各パスの拡散信号は、加算部416で加算さ
れる。この加算の結果得られたレプリカは、各ICU部
311〜313の出力として、レプリカ生成部403か
ら出力された後、加算部315〜317を経て、第2ス
テージ302へ送られる。
【0146】次に、第2ステージ302における各IC
U部321〜323の動作について、図6を用いて説明
する。なお、第1ステージ301と共通する部分の説明
は省略する。
【0147】RAKE受信部401および送信データ判
定部402における処理は、第1ステージ301の場合
と同様であるため、その説明を省略する。
【0148】ここでは、誤り検出部421aへは、自ス
テージ(第2ステージ302)における硬判定部409
からの硬判定信号に加えて、前ステージ(第1ステージ
301)からのCRC結果が入力され、また、スイッチ
部423aへは、自ステージにおけるFEC復号前の硬
判定値およびFEC符号化後の硬判定値に加えて、前ス
テージからの硬判定値が入力されるようになっている。
また、誤り検出部421aにおける自ステージの誤り検
出結果(CRC結果)、および、FEC符号化部410
からの硬判定値は、次ステージ(第3ステージ303)
の対応するICU部331〜333へ出力される。
【0149】この場合、スイッチ制御部422aは、下
記の条件に従って、レプリカ生成部403に出力する信
号を選択する。
【0150】第1に、誤り検出部421aにより、前ス
テージからのCRC結果がOK(誤りなし)であること
が検出された場合、スイッチ制御部422aは、スイッ
チ部423aを前ステージの硬判定値を選択する位置に
切り替え、当該前ステージの硬判定値がレプリカ生成部
403へ出力されるようにする。
【0151】この場合、誤りのない信号を用いてレプリ
カを生成するため、確実に精度の高いレプリカを生成す
ることができる。しかも、自ステージにおいて、FEC
復号、硬判定、およびFEC符号化の一連の処理が不要
になるため、演算量を削減することができる。
【0152】第2に、誤り検出部421aにより、前ス
テージからのCRC結果がNG(誤りあり)であり、か
つ、自ステージにおける硬判定部409からの硬判定信
号のCRC結果がOKであることが検出された場合、ス
イッチ制御部422aは、スイッチ部423aをFEC
符号化部410からの硬判定値を選択する位置に切り替
え、当該FEC符号化部410からの硬判定値がレプリ
カ生成部403へ出力されるようにする。
【0153】この場合も、誤りのない信号を用いてレプ
リカを生成するため、確実に精度の高いレプリカを生成
することができる。
【0154】第3に、誤り検出部421aにより、前ス
テージからのCRC結果がNGであり、かつ、自ステー
ジにおける硬判定部409からの硬判定信号のCRC結
果もNGであることが検出された場合、スイッチ制御部
422aは、スイッチ部423aをFEC復号前硬判定
部411からの硬判定値を選択する位置に切り替え、当
該FEC復号前硬判定部411からの硬判定値がレプリ
カ生成部403へ出力されるようにする。
【0155】この場合、レプリカ生成部403において
誤った信号を用いて誤ったレプリカを生成してしまうこ
とがなくなるため、レプリカの精度を向上することがで
きる。
【0156】なお、第3ステージ303においても、上
述した第2ステージ302と同様の処理が行われるた
め、その説明を省略する。ただし、ここでは、誤り検出
部421aへは、自ステージ(第3ステージ303)に
おける硬判定部409からの硬判定信号に加えて、前ス
テージ(第2ステージ302)からのCRC結果が入力
され、また、スイッチ部423aへは、自ステージにお
けるFEC復号前の硬判定値およびFEC符号化後の硬
判定値に加えて、前ステージからの硬判定値が入力され
るようになっている。また、誤り検出部421aにおけ
る自ステージの誤り検出結果(CRC結果)、および、
FEC符号化部410からの硬判定値は、次ステージ
(第4ステージ304)の対応するICU部341〜3
43へ出力される。
【0157】次に、第4ステージ304における各IC
U部341〜343の動作について、図7を用いて説明
する。なお、第1ステージ301と共通する部分の説明
は省略する。
【0158】RAKE受信部401における処理は、第
1ステージ301の場合と同様であるため、その説明を
省略する。
【0159】RAKE受信の結果であるRAKE受信部
401の出力は、送信データ判定部402a内のFEC
復号部408へ出力される。
【0160】FEC復号部408では、RAKE受信の
結果からFEC復号が行われる。このFEC復号後の信
号は、硬判定部409で硬判定された後、スイッチ部4
23bへ出力される。
【0161】一方、スイッチ部423bへは、前ステー
ジ(第3ステージ303)からの硬判定値をFEC復号
部424で復号して得られた信号も入力される。
【0162】また、スイッチ制御部422bへは、前ス
テージからのCRC結果が入力される。
【0163】ここで、スイッチ制御部422bは、下記
の条件に従って、復調信号として各ICU部341〜3
43から出力する信号を選択する。
【0164】第1に、前ステージからのCRC結果がO
K(誤りなし)の場合、スイッチ制御部422bは、ス
イッチ部423bを、前ステージの硬判定値をFEC復
号部424でFEC復号して得られた信号を選択する位
置に切り替え、当該前ステージの硬判定値をFEC復号
して得られた信号が復調信号として出力されるようにす
る。
【0165】この場合、誤りのない硬判定信号を復調信
号として出力するため、確実に精度の高い復調信号を出
力することができる。しかも、自ステージ(第4ステー
ジ304)において、RAKE受信処理および送信デー
タ判定処理が不要になるため、演算量を削減することが
できる。
【0166】第2に、前ステージからのCRC結果がN
G(誤りあり)の場合、スイッチ制御部422bは、ス
イッチ部423bを自ステージにおける硬判定部409
からの硬判定信号を選択する位置に切り替え、当該自ス
テージにおける硬判定部409からの硬判定信号が復調
信号として出力されるようにする。
【0167】この場合、誤った信号を復調信号として出
力してしまうことがなくなるため、出力する復調信号の
精度を向上することができる。
【0168】このように、本実施の形態の干渉キャンセ
ラ装置によれば、最終ステージを除くあるステージにお
いて、FEC復号後の信号を硬判定して得られた信号の
誤り検出(CRC)を行い、自ステージにおけるCRC
結果および硬判定値(FEC符号化された硬判定信号)
を次ステージへ出力するようにした上で、前ステージか
らのCRC結果がOK(誤りなし)の場合は、誤りのな
い前ステージの硬判定値を用いてレプリカを生成するた
め、確実に精度の高いレプリカを生成することができ
る。しかも、この場合、自ステージにおいてFEC復
号、硬判定、およびFEC符号化の一連の処理が不要に
なるため、演算量を削減することができる。
【0169】また、前ステージからのCRC結果がNG
(誤りあり)であり、かつ、自ステージにおけるCRC
結果がOKである場合は、誤りのない自ステージの硬判
定値を用いてレプリカを生成するため、確実に精度の高
いレプリカを生成することができる。
【0170】また、前ステージからのCRC結果がNG
であり、かつ、自ステージにおけるCRC結果もNGで
ある場合は、誤った信号を使用せず、自ステージにおけ
るFEC復号前の信号を硬判定して得られた信号を用い
てレプリカを生成するため、誤った信号を用いて誤った
レプリカを生成することがなくなり、レプリカの精度を
向上することができる。
【0171】したがって、このような処理により適正な
レプリカを生成することができ、ユーザ間の干渉を小さ
くすることができる。
【0172】(実施の形態3)図8は、本発明の実施の
形態3に係る干渉キャンセラ装置における第1ステージ
のICU部の構成を示すブロック図であり、図9は、同
実施の形態に係る干渉キャンセラ装置における第2ステ
ージ以降のステージ(最終ステージを除く)のICU部
の構成を示すブロック図である。なお、ここでは、図5
および図6に示す実施の形態2に対応する干渉キャンセ
ラ装置と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説
明を省略する。
【0173】実施の形態3の特徴は、実施の形態2にお
けるFEC復号前硬判定部411の代わりに、RAKE
受信の結果から直接軟判定を行うFEC復号前軟判定部
511を有することである。したがって、この場合、F
EC復号前軟判定部511における軟判定の結果得られ
たFEC復号前の軟判定信号(軟判定値)がスイッチ部
423,423aへ出力され、上記の選択条件に従っ
て、レプリカ生成部403に出力される。
【0174】このように、本実施の形態の干渉キャンセ
ラ装置によれば、最終ステージを除くあるステージにお
いて、FEC復号後の信号を硬判定して得られた信号の
誤り検出(CRC)を行い、自ステージにおけるCRC
結果および硬判定値(FEC符号化された硬判定信号)
を次ステージへ出力するようにした上で、前ステージか
らのCRC結果がOK(誤りなし)の場合は、誤りのな
い前ステージの硬判定値を用いてレプリカを生成するた
め、確実に精度の高いレプリカを生成することができ
る。しかも、この場合、自ステージにおいてFEC復
号、硬判定、およびFEC符号化の一連の処理が不要に
なるため、演算量を削減することができる。
【0175】また、前ステージからのCRC結果がNG
(誤りあり)であり、かつ、自ステージにおけるCRC
結果がOKである場合は、誤りのない自ステージの硬判
定値を用いてレプリカを生成するため、確実に精度の高
いレプリカを生成することができる。
【0176】また、前ステージからのCRC結果がNG
であり、かつ、自ステージにおけるCRC結果もNGで
ある場合は、誤った信号を使用せず、自ステージにおけ
るFEC復号前の信号を軟判定して得られた信号を用い
てレプリカを生成するため、誤った信号を用いて誤った
レプリカを生成することがなくなり、レプリカの精度を
向上することができる。
【0177】したがって、このような処理により適正な
レプリカを生成することができ、ユーザ間の干渉を小さ
くすることができる。
【0178】なお、上記各実施の形態では、各ステージ
(最終ステージを除く)において、送信データ判定部で
FEC符号化を行う場合について説明したが、これに限
定されるわけではない。FEC符号化を行わない場合に
おいても、レプリカを生成する際に、誤り検出の結果に
応じて、重み付け係数を使用し、または、FEC復号前
の硬判定信号もしくは軟判定信号を使用することは可能
である。
【0179】また、上記各実施の形態に係る干渉キャン
セラ装置を基地局装置に設ければ、受信信号に対して効
果的な干渉除去を行うことが可能となり、基地局装置の
性能を向上することができ、ユーザに快適な、たとえ
ば、音声品質が良いなどの効果を提供することができ
る。
【0180】また、同様に、上記各実施の形態に係る干
渉キャンセラ装置を移動局装置に設ければ、受信信号に
対して効果的な干渉除去を行うことが可能となり、移動
局装置の性能を向上することができ、ユーザに快適な、
たとえば、音声品質が良いなどの効果を提供することが
できる。
【0181】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
適正なレプリカを生成してユーザ間の干渉を小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る干渉キャンセラ装
置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る干渉キャンセラ装置におけ
る第1および第2ステージのICU部の構成を示すブロ
ック図
【図3】実施の形態1に係る干渉キャンセラ装置におけ
る第3ステージのICU部の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係る干渉キャンセラ装
置の構成を示すブロック図
【図5】実施の形態2に係る干渉キャンセラ装置におけ
る第1ステージのICU部の構成を示すブロック図
【図6】実施の形態2に係る干渉キャンセラ装置におけ
る第2および第3ステージのICU部の構成を示すブロ
ック図
【図7】実施の形態2に係る干渉キャンセラ装置におけ
る第4ステージのICU部の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態3に係る干渉キャンセラ装
置における第1ステージのICU部の構成を示すブロッ
ク図
【図9】実施の形態3に係る干渉キャンセラ装置におけ
る第2ステージ以降のステージ(最終ステージを除く)
のICU部の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101,301 第1ステージ 102,302 第2ステージ 103,303 第3ステージ 304 第4ステージ 111〜113,121〜123,131〜133,3
11〜313,321〜323,331〜333,34
1〜343 ICU部 201,401 RAKE受信部 202,202a,402,402a 送信データ判定
部 203,403 レプリカ生成部 208,408 FEC復号部 209,409 硬判定部 210,410 FEC符号化部 211,421,421a 誤り検出部 212 重み係数決定部 411 FEC復号前硬判定部 422,422a,422b スイッチ制御部 423,423a,423b スイッチ部 511 FEC復号前軟判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA01 BA10 EA01 HA01 5K022 EE01 EE21 EE31 5K046 AA05 DD25 EE47 HH12 HH16 HH41 HH71 5K052 AA01 BB02 BB08 CC06 DD03 DD04 EE11 EE38 FF32 GG19 GG42 5K067 AA03 CC10 DD00 EE02 EE10 HH22 HH25

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他ユーザの干渉レプリカを生成して受信
    信号から差し引くことによって他ユーザの干渉を除去す
    る干渉キャンセラ装置において、 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する硬判定手
    段と、 硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出手段
    と、 誤り検出結果として硬判定後の信号に誤りがある場合、
    レプリカを小さくするための重み付け係数を用いてレプ
    リカを生成するレプリカ生成手段と、 を具備することを特徴とする干渉キャンセラ装置。
  2. 【請求項2】 他ユーザの干渉レプリカを生成して受信
    信号から差し引くことによって他ユーザの干渉を除去す
    る干渉キャンセラ装置において、 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する第1硬判
    定手段と、 受信信号の誤り訂正復号前の信号を硬判定する第2硬判
    定手段と、 第1硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出手
    段と、 誤り検出結果として第1硬判定後の信号に誤りがある場
    合、第2硬判定後の信号を用いてレプリカを生成するレ
    プリカ生成手段と、 を具備することを特徴とする干渉キャンセラ装置。
  3. 【請求項3】 前記レプリカ生成手段は、誤り検出結果
    として第1硬判定後の信号に誤りがない場合、当該第1
    硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号を用
    いてレプリカを生成する、 ことを特徴とする請求項2記載の干渉キャンセラ装置。
  4. 【請求項4】 他ユーザの干渉レプリカを生成して受信
    信号から差し引くことによって他ユーザの干渉を除去す
    る干渉キャンセラ装置において、 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する硬判定手
    段と、 受信信号の誤り訂正復号前の信号を軟判定する軟判定手
    段と、 硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出手段
    と、 誤り検出結果として硬判定後の信号に誤りがある場合、
    軟判定後の信号を用いてレプリカを生成するレプリカ生
    成手段と、 を具備することを特徴とする干渉キャンセラ装置。
  5. 【請求項5】 前記レプリカ生成手段は、 誤り検出結果として硬判定後の信号に誤りがない場合、
    当該硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号
    を用いてレプリカを生成する、 ことを特徴とする請求項4記載の干渉キャンセラ装置。
  6. 【請求項6】 他ユーザの干渉レプリカを生成して受信
    信号から差し引くステージを複数備えた干渉キャンセラ
    装置において、 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する第1硬判
    定手段と、 受信信号の誤り訂正復号前の信号を硬判定する第2硬判
    定手段と、 第1硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出手
    段と、 自ステージの誤り検出結果および前ステージの誤り検出
    結果に基づいて、自ステージにおける第1硬判定後の信
    号を誤り訂正符号化して得られる信号、前ステージにお
    ける第1硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる
    信号、および自ステージにおける第2硬判定後の信号の
    中からレプリカ生成用の最適な信号を選択する選択手段
    と、 選択された信号を用いてレプリカを生成するレプリカ生
    成手段と、 を有する干渉キャンセラユニットを、最終ステージを除
    く少なくとも一つのステージに具備することを特徴とす
    る干渉キャンセラ装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段は、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける第
    1硬判定後の信号に誤りがない場合、当該前ステージに
    おける第1硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られ
    る信号を選択する、 ことを特徴とする請求項6記載の干渉キャンセラ装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける第
    1硬判定後の信号に誤りがあり、かつ、自ステージの誤
    り検出結果として自ステージにおける第1硬判定後の信
    号に誤りがない場合、当該自ステージにおける第1硬判
    定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号を選択す
    る、 ことを特徴とする請求項6記載の干渉キャンセラ装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける第
    1硬判定後の信号に誤りがあり、かつ、自ステージの誤
    り検出結果として自ステージにおける第1硬判定後の信
    号に誤りがある場合、自ステージおける第2硬判定後の
    信号を選択する、 ことを特徴とする請求項6記載の干渉キャンセラ装置。
  10. 【請求項10】 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬
    判定する前記第1硬判定手段と、 前ステージの誤り検出結果に基づいて、自ステージにお
    ける第1硬判定後の信号および前ステージにおける第1
    硬判定後の信号の中から出力用の信号を選択する第2選
    択手段と、 選択された信号を出力する出力手段と、 を有する第2干渉キャンセラユニットを最終ステージに
    具備することを特徴とする請求項6記載の干渉キャンセ
    ラ装置。
  11. 【請求項11】 前記第2選択手段は、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける第
    1硬判定後の信号に誤りがない場合、当該前ステージに
    おける第1硬判定後の信号を選択する、 ことを特徴とする請求項10記載の干渉キャンセラ装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第2選択手段は、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける第
    1硬判定後の信号に誤りがある場合、自ステージにおけ
    る第1硬判定後の信号を選択する、 ことを特徴とする請求項10記載の干渉キャンセラ装
    置。
  13. 【請求項13】 他ユーザの干渉レプリカを生成して受
    信信号から差し引くステージを複数備えた干渉キャンセ
    ラ装置において、 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する硬判定手
    段と、 受信信号の誤り訂正復号前の信号を軟判定する軟判定手
    段と、 硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出手段
    と、 自ステージの誤り検出結果および前ステージの誤り検出
    結果に基づいて、自ステージにおける硬判定後の信号を
    誤り訂正符号化して得られる信号、前ステージにおける
    硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号、お
    よび自ステージにおける軟判定後の信号の中からレプリ
    カ生成用の最適な信号を選択する選択手段と、 選択された信号を用いてレプリカを生成するレプリカ生
    成手段と、 を有する干渉キャンセラユニットを、最終ステージを除
    く少なくとも一つのステージに具備することを特徴とす
    る干渉キャンセラ装置。
  14. 【請求項14】 前記選択手段は、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける硬
    判定後の信号に誤りがない場合、当該前ステージにおけ
    る硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号を
    選択する、 ことを特徴とする請求項13記載の干渉キャンセラ装
    置。
  15. 【請求項15】 前記選択手段は、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける硬
    判定後の信号に誤りがあり、かつ、自ステージの誤り検
    出結果として自ステージおける硬判定後の信号に誤りが
    ない場合、当該自ステージおける硬判定後の信号を誤り
    訂正符号化して得られる信号を選択する、 ことを特徴とする請求項13記載の干渉キャンセラ装
    置。
  16. 【請求項16】 前記選択手段は、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける硬
    判定後の信号に誤りがあり、かつ、自ステージの誤り検
    出結果として自ステージおける硬判定後の信号に誤りが
    ある場合、自ステージおける軟判定後の信号を選択す
    る、 ことを特徴とする請求項13記載の干渉キャンセラ装
    置。
  17. 【請求項17】 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬
    判定する前記硬判定手段と、 前ステージの誤り検出結果に基づいて、自ステージにお
    ける硬判定後の信号および前ステージにおける硬判定後
    の信号の中から出力用の信号を選択する第2選択手段
    と、 選択された信号を出力する出力手段と、 を有する第2干渉キャンセラユニットを最終ステージに
    具備することを特徴とする請求項13記載の干渉キャン
    セラ装置。
  18. 【請求項18】 前記第2選択手段は、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける硬
    判定後の信号に誤りがない場合、当該前ステージにおけ
    る硬判定後の信号を選択する、 ことを特徴とする請求項17記載の干渉キャンセラ装
    置。
  19. 【請求項19】 前記第2選択手段は、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける硬
    判定後の信号に誤りがある場合、自ステージにおける硬
    判定後の信号を選択する、 ことを特徴とする請求項17記載の干渉キャンセラ装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項1から請求項19のいずれかに
    記載の干渉キャンセラ装置を具備することを特徴とする
    基地局装置。
  21. 【請求項21】 請求項1から請求項19のいずれかに
    記載の干渉キャンセラ装置を具備することを特徴とする
    移動局装置。
  22. 【請求項22】 他ユーザの干渉レプリカを生成して受
    信信号から差し引くことによって他ユーザの干渉を除去
    する干渉除去方法において、 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する硬判定ス
    テップと、 硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出ステッ
    プと、 誤り検出結果として硬判定後の信号に誤りがある場合、
    レプリカを小さくするための重み付け係数を用いてレプ
    リカを生成するレプリカ生成ステップと、 を具備することを特徴とする干渉除去方法。
  23. 【請求項23】 他ユーザの干渉レプリカを生成して受
    信信号から差し引くことによって他ユーザの干渉を除去
    する干渉除去方法において、 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する第1硬判
    定ステップと、 第1硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出ス
    テップと、 誤り検出結果として第1硬判定後の信号に誤りがある場
    合、受信信号の誤り訂正復号前の信号を硬判定して得ら
    れる信号を用いてレプリカを生成するレプリカ生成ステ
    ップと、 を具備することを特徴とする干渉除去方法。
  24. 【請求項24】 前記レプリカ生成ステップは、 誤り検出結果として第1硬判定後の信号に誤りがない場
    合、当該第1硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得ら
    れる信号を用いてレプリカを生成する、 ことを特徴とする請求項23記載の干渉除去方法。
  25. 【請求項25】 他ユーザの干渉レプリカを生成して受
    信信号から差し引くことによって他ユーザの干渉を除去
    する干渉除去方法において、 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する硬判定ス
    テップと、 硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出ステッ
    プと、 誤り検出結果として硬判定後の信号に誤りがある場合、
    受信信号の誤り訂正復号前の信号を軟判定して得られる
    信号を用いてレプリカを生成するレプリカ生成ステップ
    と、 を具備することを特徴とする干渉除去方法。
  26. 【請求項26】 前記レプリカ生成ステップは、 誤り検出結果として硬判定後の信号に誤りがない場合、
    当該硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号
    を用いてレプリカを生成する、 ことを特徴とする請求項25記載の干渉除去方法。
  27. 【請求項27】 他ユーザの干渉レプリカを生成して受
    信信号から差し引くステージを複数備えた干渉キャンセ
    ラ装置における干渉除去方法であって、 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する第1硬判
    定ステップと、 受信信号の誤り訂正復号前の信号を硬判定する第2硬判
    定ステップと、 第1硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出ス
    テップと、 自ステージの誤り検出結果および前ステージの誤り検出
    結果に基づいて、自ステージにおける第1硬判定後の信
    号を誤り訂正符号化して得られる信号、前ステージにお
    ける第1硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる
    信号、および自ステージにおける第2硬判定後の信号の
    中からレプリカ生成用の最適な信号を選択する選択ステ
    ップと、 選択された信号を用いてレプリカを生成するレプリカ生
    成ステップと、 を最終ステージを除く少なくとも一つのステージに具備
    することを特徴とする干渉除去方法。
  28. 【請求項28】 前記選択ステップは、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける第
    1硬判定後の信号に誤りがない場合、当該前ステージに
    おける第1硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られ
    る信号を選択する、 ことを特徴とする請求項27記載の干渉除去方法。
  29. 【請求項29】 前記選択ステップは、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける第
    1硬判定後の信号に誤りがあり、かつ、自ステージの誤
    り検出結果として自ステージにおける第1硬判定後の信
    号に誤りがない場合、当該自ステージにおける第1硬判
    定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号を選択す
    る、 ことを特徴とする請求項27記載の干渉除去方法。
  30. 【請求項30】 前記選択ステップは、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける第
    1硬判定後の信号に誤りがあり、かつ、自ステージの誤
    り検出結果として自ステージにおける第1硬判定後の信
    号に誤りがある場合、自ステージおける第2硬判定後の
    信号を誤り訂正符号化して得られる信号を選択する、 ことを特徴とする請求項27記載の干渉除去方法。
  31. 【請求項31】 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬
    判定する前記第1硬判定ステップと、 前ステージの誤り検出結果に基づいて、自ステージにお
    ける第1硬判定後の信号および前ステージにおける第1
    硬判定後の信号の中から出力用の信号を選択する第2選
    択ステップと、 選択された信号を出力する出力ステップと、 を最終ステージに具備することを特徴とする請求項27
    記載の干渉除去方法。
  32. 【請求項32】 前記第2選択ステップは、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける第
    1硬判定後の信号に誤りがない場合、当該前ステージに
    おける第1硬判定後の信号を選択する、 ことを特徴とする請求項31記載の干渉除去方法。
  33. 【請求項33】 前記第2選択ステップは、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける第
    1硬判定後の信号に誤りがある場合、自ステージにおけ
    る第1硬判定後の信号を選択する、 ことを特徴とする請求項31記載の干渉除去方法。
  34. 【請求項34】 他ユーザの干渉レプリカを生成して受
    信信号から差し引くステージを複数備えた干渉キャンセ
    ラ装置における干渉除去方法であって、 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬判定する硬判定ス
    テップと、 受信信号の誤り訂正復号前の信号を軟判定する軟判定ス
    テップと、 硬判定後の信号に対して誤り検出を行う誤り検出ステッ
    プと、 自ステージの誤り検出結果および前ステージの誤り検出
    結果に基づいて、自ステージにおける硬判定後の信号を
    誤り訂正符号化して得られる信号、前ステージにおける
    硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号、お
    よび自ステージにおける軟判定後の信号の中からレプリ
    カ生成用の最適な信号を選択する選択ステップと、 選択された信号を用いてレプリカを生成するレプリカ生
    成ステップと、 を最終ステージを除く少なくとも一つのステージに具備
    することを特徴とする干渉除去方法。
  35. 【請求項35】 前記選択ステップは、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける硬
    判定後の信号に誤りがない場合、当該前ステージにおけ
    る硬判定後の信号を誤り訂正符号化して得られる信号を
    選択する、 ことを特徴とする請求項34記載の干渉除去方法。
  36. 【請求項36】 前記選択ステップは、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける硬
    判定後の信号に誤りがあり、かつ、自ステージの誤り検
    出結果として自ステージおける硬判定後の信号に誤りが
    ない場合、当該自ステージおける硬判定後の信号を誤り
    訂正符号化して得られる信号を選択する、 ことを特徴とする請求項34記載の干渉除去方法。
  37. 【請求項37】 前記選択ステップは、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける硬
    判定後の信号に誤りがあり、かつ、自ステージの誤り検
    出結果として自ステージおける硬判定後の信号に誤りが
    ある場合、自ステージおける軟判定後の信号を選択す
    る、 ことを特徴とする請求項34記載の干渉除去方法。
  38. 【請求項38】 受信信号の誤り訂正復号後の信号を硬
    判定する前記硬判定ステップと、 前ステージの誤り検出結果に基づいて、自ステージにお
    ける硬判定後の信号および前ステージにおける硬判定後
    の信号の中から出力用の信号を選択する第2選択ステッ
    プと、 選択された信号を出力する出力ステップと、 を最終ステージに具備することを特徴とする請求項34
    記載の干渉除去方法。
  39. 【請求項39】 前記第2選択ステップは、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける硬
    判定後の信号に誤りがない場合、当該前ステージにおけ
    る硬判定後の信号を選択する、 ことを特徴とする請求項38記載の干渉除去方法。
  40. 【請求項40】 前記第2選択ステップは、 前ステージの誤り検出結果として前ステージにおける硬
    判定後の信号に誤りがある場合、自ステージにおける硬
    判定後の信号を選択する、 ことを特徴とする請求項38記載の干渉除去方法。
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