JP2002033574A - リフローはんだ付け装置 - Google Patents

リフローはんだ付け装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板の上面および下面の加熱を効
率よく行いリフローはんだ付けする加熱モードと、一方
の面を効率よく加熱してリフローはんだ付けを行いなが
ら他方の面を効率よく冷却する冷却モードとを切り換え
ることができるリフローはんだ付け装置を提供するこ
と。 【解決手段】 プリント配線板1を加熱しリフローはん
だ付けを行う加熱室3をプリント配線板1に対して進退
自在に設ける。そして退出したときにプリント配線板1
の面に沿って冷風を通風させる送風口21と排風口22
を開口させ、進出したときはこれらを閉口させる連動開
閉手段を設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被はんだ付け部に
予めはんだを供給した板状の被はんだ付けワーク、例え
ば多数の電子部品を搭載したプリント配線板をリフロー
はんだ付けするリフローはんだ付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板に電子部品を搭載しては
んだ付けする際に、リフローはんだ付け装置が使用され
ている。リフローはんだ付け装置は、プリント配線板等
の被はんだ付けワークの被はんだ付け部に予め供給して
おいたはんだを加熱溶融させてはんだ付けを行う装置で
ある。
【0003】この加熱手段としては、赤外線等の熱線加
熱手段や熱雰囲気を吹きつける熱風加熱手段、さらには
それらを併用した加熱手段がよく使用されている。
【0004】他方で、プリント配線板の実装状態として
は、その一方の面のみに被はんだ付け部があるプリント
配線板と両方の面に被はんだ付け部があるプリント配線
板とがある。また、両方の面に被はんだ付け部があるプ
リント配線板には、その両方の面をリフローはんだ付け
するように実装設計されたプリント配線板と、一方の面
はリフローはんだ付けを行うが他方の面はフローはんだ
付けを行うように実装設計されたプリント配線板とがあ
る。
【0005】ところで、プリント配線板の一方の面のリ
フローはんだ付けを行っている際に、他方の面を冷却し
たいプリント配線板がある。すなわち、リフローはんだ
付けを行う側は加熱してもよいが他方の面には耐熱温度
の低い電子部品が搭載されているような場合や、他方の
面のはんだ付けが既に完了していてこの面が加熱される
と、既にはんだ付けが完了している被はんだ付け部のは
んだが溶融し、そのはんだ付けに障害を発生するような
場合である。
【0006】このように、プリント配線板の一方の面側
を加熱して他方の面側を冷却しながらリフローはんだ付
けを行う技術としては、実公平3−47340号公報の
技術や特許第2625931号公報、特許第25028
26号公報、特許第2502827号公報の技術、さら
には特開平10−209627号公報の技術、等々があ
る。そして、これら何れの技術も、プリント配線板の冷
却を必要とする面側に冷風を供給するように構成してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】リフローはんだ付けの
対象であるプリント配線板には多種多様なものがあり、
両方の面を併せて加熱してリフローはんだ付けを行う必
要があるプリント配線板や、一方の面側のリフローはん
だ付けを行いながら他方の面側を冷却する必要があるプ
リント配線板もある。
【0008】しかし、従来のリフローはんだ付け装置で
は、両面加熱を効率良く行いリフローはんだ付けする加
熱モードと、一方の面側を効率良く加熱してリフローは
んだ付けを行いながら他方の面側を効率良く冷却する冷
却モードとを切り換えることができなかった。
【0009】すなわち、プリント配線板の加熱を効率良
く行うためには、加熱手段とプリント配線板との距離を
接近させると良い。特に、熱風加熱を行う場合には、プ
リント配線板ひいてはその被はんだ付け部への入熱量が
熱風の風速に比例するため、熱風の吹き口をできるだけ
プリント配線板に接近させ、熱風の拡散が生じないよう
にしてプリント配線板に吹きつけるように構成する必要
があるからである。
【0010】また、プリント配線板の冷却を効率良く行
うためには、プリント配線板の冷却面側に大流量の冷風
を供給し通風させる必要がある。
【0011】例えば、実公平3−47340号公報の技
術では、冷風の通路は確保されているが、その分だけ加
熱手段がプリント配線板から遠ざかった位置に配設され
ている。したがって、加熱効率を高めることが難しい。
特に実公平3−47340号公報では、加熱手段として
赤外線ヒータが例示されているが、仮にこの赤外線ヒー
タの位置に熱風の吹き口を設けると、熱風が拡散してか
らプリント配線板に吹きつけられるようになり、極めて
加熱効率の悪いリフローはんだ付け装置となってしま
う。
【0012】本発明の目的は、両面加熱を効率良く行い
リフローはんだ付けする加熱モードと一方の面側を効率
良く加熱してリフローはんだ付けを行いながら他方の面
側を効率良く冷却する冷却モードとを切り換えることが
できるリフローはんだ付け装置を実現することによっ
て、あらゆる種類のプリント配線板のリフローはんだ付
けを行うことができるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のリフローはんだ
付け装置は、リフローはんだ付けを行う場合には加熱手
段を板状の被はんだ付けワークであるプリント配線板に
接近させ、冷却を行う場合には加熱手段をプリント配線
板から遠ざけて冷却用の冷風通路を十分に確保するとと
もに、冷風の通風手段が連動して開口するように構成し
たところに特徴がある。
【0014】すなわち、被はんだ付け部に予めはんだが
供給された板状の被はんだ付けワークを加熱手段で加熱
して前記板状の被はんだ付けワークのはんだ付けを行う
リフローはんだ付け装置であって、次のように構成す
る。
【0015】前記板状の被はんだ付けワークを搬送する
搬送手段と、前記搬送手段を挟んで前記板状の被はんだ
付けワークの一方の面を加熱する第1の加熱手段と、前
記枝状の被はんだ付けワークの他方の面を加熱する第2
の加熱手段とを設ける。
【0016】そして、前記第1の加熱手段と第2の加熱
手段のうちの少なくとも一方の加熱手段を前記板状の被
はんだ付けワークの面に対して進退移動させる進退手段
と、前記搬送手段の搬送方向の側部側に設けられかつ前
記進退移動する加熱手段に面する前記板状の被はんだ付
けワークの面に沿って冷風を通風させる送風口および排
風口を備えた通風手段とを設ける。
【0017】しかも、前記進退移動する加熱手段に連動
し当該加熱手段が前記板状の被はんだ付けワークの面か
ら退出した際に前記送風口および排風口を開き進出した
際に閉じる連動開閉手段を備えるように構成する。
【0018】これにより、プリント配線板のリフローは
んだ付けを行う場合には加熱手段をプリント配線板の加
熱するべき面に進出させて接近させることができるので
効率の良い加熱を行うことができるようになる。
【0019】また、プリント配線板の一方の面(被加熱
面)のリフローはんだ付けを行う際に他方の面(被冷却
面)を冷却する必要がある場合には、被冷却面から加熱
手段を退出させて遠ざけ、この被冷却面に沿って大量の
冷風を通風させることができる十分な冷風通路を確保す
ることができるようになり、効率の良い冷却を行うこと
ができるようになる。
【0020】しかも、この加熱手段の進出により冷風の
送風口と排風口とが連動して閉じ、加熱手段の退出によ
り冷風の送風口と排風口とが連動して開口するので、プ
リント配線板の加熱の際に送風口や排風口に加熱雰囲気
が漏出することもなく、封止された状態で効率の良い加
熱を行うことができる。
【0021】特に、リフローはんだ付け装置内に窒素ガ
ス等の不活性ガスを供給して低酸素濃度の不活性ガス雰
囲気中でリフローはんだ付けを行う装置の場合には、雰
囲気の漏出は酸素濃度の上昇を招き、窒素ガスを浪費す
る原因となる。したがって、本発明の連動開閉手段は必
須である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明にかかるリフローはんだ付
け装置は、次のような実施形態例において実施すること
ができる。尚、板状の被はんだ付けワークは、多数の電
子部品を搭載したプリント配線板である。 (1)構成 図1および図2を参照して、本発明にかかるリフローは
んだ付け装置の一実施形態例を説明する。
【0023】図1は、本発明のリフローはんだ付け装置
の一実施形態例の加熱モードの状態を示す図、図2は、
冷却モードの状態を示す図である。また、図1および図
2はともに、(a)は、リフローはんだ付け装置の縦断
面を示す図であり、(b)は、(a)の横断面(図1に
おいてはI−I断面、図2においてはII−II断面)
を示している。
【0024】すなわち、プリント配線板1を矢印A方向
に搬送する搬送コンベア2に沿って、その下方側と上方
側つまりプリント配線板1の一方の面側と他方の面側に
加熱手段(加熱室)3を設けてある。この加熱手段3は
熱風加熱手段であり、ヒータ4により加熱した雰囲気を
モータ5に回転駆動されたファン6によりプリント配線
板1に吹きつけて加熱する構成である。
【0025】熱風は循環して流れるように構成されてい
て、ファン6によりプリント配線板1に吹きつけられた
熱風は、流路形成板7によって仕切られて形成された還
流路8を通って再びファン6に還流する。なお、この還
流路8はプリント配線板1の搬送方向Aから見て両側端
部側に形成してある。
【0026】また、雰囲気を加熱するヒータ4はこの還
流路8に設けてあり、熱風の吹き口9に設けられた図示
しない温度センサによりプリント配線板1に吹きつける
熱風の温度を検出し、この温度が予め決めた所定の温度
(目標温度)となるように図示しない温度制御装置がヒ
ータ4に供給する電力を制御する構成である。
【0027】そして、ファン6から送風される熱風は、
整流手段例えば多数の透孔11aを設けた整流板11に
よりその風速の大きさと方向が揃えられ、プリント配線
板1の搬送方向Aに対して交差する向きに設けられた多
数の条列状の吹き口9から吹き出してプリント配線板1
に均一に吹きつけられる。
【0028】本実施形態例のリフローはんだ付け装置に
おいては、この加熱室3の内部構成は搬送コンベア2の
上方側でも下方側でも同じ構成となっている。しかし、
一方の加熱手段3を赤外線加熱手段等の他の加熱手段に
したりすることもできる。
【0029】また、本実施形態例のリフローはんだ付け
装置は、3つの加熱ゾーン(予備加熱部12として昇温
部13と均温部14の2ゾーン、そしてリフロー部15
の1ゾーン)から構成してある。尚、各加熱室3を細分
化する程、プリント配線板1の加熱プロファイルを細か
く制御することができるようになる。
【0030】そして、搬送コンベア2の下方側であって
その側部側、すなわちプリント配線板1の下方側の面に
臨むように送風ダクト16と冷風送風ファン18および
これに対向した排風ダクト17と排風ファン19からな
る通風手段20を設けてある。本実施形態例では、プリ
ント配線板1の下方側の面に臨むように通風手段20を
設けたが、同様の通風手段20をプリント配線板1の上
方側の面に臨むように設けても良く、また上下の両方側
に設けてもよい。
【0031】この通風手段20の送風口21と排風口2
2は、下方側の加熱室3の下側加熱炉体24が上下方向
に、すなわちプリント配線板1の板面に対して進出して
接近したり、退出して遠ざかったりした際に、その炉壁
26により連動して開閉される仕組みである。
【0032】下方側の加熱室3すなわち下側加熱炉体2
4はアクチュエータ27により上下方向に移動、すなわ
ちプリント配線板1の板面に対して進退することができ
るように構成されている。アクチュエータ27として
は、空気圧アクチュエータや油圧アクチュエータ、電動
アクチュエータ、等々を使用することができる。なお、
上方側の加熱室3すなわち上側加熱炉体23および搬送
コンベア2と通風手段20は、図示しないフレームによ
り別途に固定されている。
【0033】すなわち、図1は、下側加熱炉体24が上
昇していて加熱手段3の吹き口9がプリント配線板1の
板面に接近している場合すなわち加熱モードを示し、そ
の炉壁26が通風手段20の送風口21と排風口22を
閉じ、効率の良い加熱を行うことができる。
【0034】また、図2は、下側加熱炉体24が下降し
ていて加熱手段3の吹き口9がプリント配線板1の板面
から遠ざかっている場合すなわち冷却モードを示し、プ
リント配線板1の下方側に冷風の通路を大きく開くとと
もにその炉壁26が通風手段20の送風口21と排風口
22とを開き、冷風をプリント配線板1の下方側の面に
沿って通風させ、プリント配線板1の下方側の面を効率
よく冷却することができるようになる。
【0035】なお、送風口21および排風口22に設け
られた摺動部材28は下側加熱炉体24の炉壁26に摺
動して加熱室3の封止を保つ部材であり、耐熱性ゴム部
材等を使用することができる。また、下側加熱炉体24
の炉壁26の上端に設けた当接部材29も耐熱性ゴム部
材等から成るものであり、下側加熱炉体24を図1のよ
うに上方に進出させた場合に遮蔽板30に当接して加熱
室3の封止を保つ部材である。
【0036】前記遮蔽板30は、図1(b)および図2
(b)にも示すように、プリント配線板1の両側端部側
に設けた板状の部材であり、搬送コンベア2およびプリ
ント配線板1を境界として上側の加熱室3の雰囲気と下
側の加熱室3の雰囲気とが混ざり合わないように設けて
ある部材である。
【0037】なお、さらに同様の通風手段20をプリン
ト配線板1の上方側の面に臨むように設ける場合には、
図示はしないが、上側加熱炉体23もアクチュエータに
より上下方向に移動できるように構成する。すなわち、
図1および図2に示すリフローはんだ付け装置の下側加
熱炉体24の構成を上側加熱炉体23の構成にも適用す
ればよい。そして、そのように構成すれば、プリント配
線板1の上方側の面および下方側の面の何れの面に対し
ても加熱と冷却を切り換えて行うことができるようにな
る。
【0038】また、本実施形態例では、送風ダクト16
および排風ダクト17内に冷風を通風させるためのファ
ン18,19を設けたが、それらダクト16,17に配
管により連繋してブロワを設けるように構成してもよ
い。すなわち、ブロワから供給された冷風を送風ダクト
16からプリント配線板1の板面に沿って送風し、送風
されプリント配線板1の下方側の面に接触して温度上昇
した雰囲気を排風ダクト17からブロワに吸い込んで排
風し、プリント配線板1の下方側の面に沿って冷風を通
風させるように構成してもよい。 (2)作動 図1に示すように、下側加熱炉体24を上昇させて加熱
手段である加熱室3ひいては熱風の吹き口9をプリント
配線板1の下方側の面に進出させれば、通風手段20の
送風口21および排風口22が閉じる。そして、この通
風手段20の冷風送風ファン18や排風ファン19の回
転も停止させる。
【0039】したがって、プリント配線板1の上方側お
よび下方側の面を熱風により加熱することができるよう
になる。この場合、熱風の吹き口9をプリント配線板1
の板面すなわち被はんだ付け面に近接して位置させるこ
とができるので、効率良く加熱することができる。
【0040】もちろん、リフローはんだ付けするプリン
ト配線板1が、その一方の面にのみ被はんだ付け部を有
する場合において、例えば、その被はんだ付け面を上方
側に向けてリフローはんだ付け装置に搬入し、プリント
配線板1の上方側の面のみのリフローはんだ付けを行
い、下方側の面を補助的に加熱することもできる。ま
た、この逆も行うことができる。すなわち、図1の状態
では、通常のリフローはんだ付け装置として作動する。
【0041】すなわち、リフローはんだ付け装置の搬入
口31から搬入されたプリント配線板1は、搬送コンベ
ア2に支持されて矢印A方向に搬送され、昇温部13の
加熱室3および均温部14の加熱室3で予備加熱されリ
フロー部15の加熱室3で被はんだ付け部のはんだを溶
融させてリフローはんだ付けが行われる。そしてその
後、搬出口32から搬出される。
【0042】これに対し、図2に示すように、下側加熱
炉体24を下降させて加熱手段である加熱室3ひいては
熱風の吹き口9をプリント配線板1の下方側の面から退
出させれば、通風手段20の送風口21および排風口2
2が開き、プリント配線板1の下方側の面と吹き口9と
の間に冷風を通風させる広い通路を形成することができ
る。そして、この通風手段20の冷風送風ファン18や
排風ファン19も回転させる。
【0043】したがって、プリント配線板1の上方側の
面を熱風により加熱しながら、下方側の面に沿って大流
量の冷風を通風させることができるようになり、この下
方側の面を効率良く冷却することができるようになる。
【0044】すなわち、リフローはんだ付け装置の搬入
口31から搬入されたプリント配線板1は、搬送コンベ
ア2に支持されて矢印A方向に搬送され、その上方側の
面を昇温部13の加熱室3および均温部14の加熱室3
で予備加熱しリフロー部15の加熱室3でリフローはん
だ付けすることができる。しかも、下方側の面は冷風に
より効率良く冷却することができる。
【0045】なお、プリント配線板1を冷却する通風手
段20をプリント配線板1の上方側の面にも臨むように
設けた場合には、この上方側の面に対しても以上のよう
な効率の良い加熱と効率の良い冷却を選択して行うこと
ができるようになる。 (3)その他の実施形態例 次に本発明にかかるリフローはんだ付け装置のそのほか
の実施形態例を説明する。
【0046】図1および図2に示す実施形態例では、昇
温部13および均温部14からなる予備加熱部12そし
てリフロー部15の3つの加熱手段すなわち加熱室3を
下側加熱炉体24と一体にして上下方向に移動させるよ
うに構成したが、例えば、最も加熱温度の高いリフロー
部15の加熱室3のみを上下方向に移動できるように構
成してもよい。この場合は、リフロー部15においての
みプリント配線板1の下方側の面の加熱や冷却を切り換
えて行えるようになる。
【0047】さらに、このような加熱と冷却の切り換え
手段を、各加熱室3ごとに設定するように構成すること
もできる。
【0048】なお、図2に点線で示すように、下側加熱
炉体24の各加熱室3において、図1に示す方向とは逆
方向にファン6を回転させ、その雰囲気の循環方向を逆
転させている。これは、リフローはんだ付けするプリン
ト配線板1の種類が変わり、加熱モードから冷却モード
に切り換えた直後に、加熱モードの際に高温になってい
た下方側の加熱室3の冷却を速めるためである。すなわ
ち、プリント配線板1の下方側の面に沿って通風してい
る冷風を吹き口9から吸い込んで、この加熱室3を急速
に冷却することができるように構成したものである。こ
れにより、生産切り換え時間のリードタイムを短縮する
ことが可能となり、その生産性を高めることができるよ
うになる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明にかかるリフローは
んだ付け装置によれば、プリント配線板の両面の加熱を
効率良く行いリフローはんだ付けする加熱モードと、一
方の面側を効率良く加熱してリフローはんだ付けを行い
ながら他方の面側を効率良く冷却する冷却モードとを切
り換えることができるようになり、1台のリフローはん
だ付け装置であらゆるプリント配線板のリフローはんだ
付けを行うことができるようになる。しかも、高効率加
熱と高効率冷却とを両立させることができる。
【0050】また、冷却モードに切り換えた直後に、冷
風が通風する加熱室のファンを逆回転させることにより
急速に加熱室を冷却することが可能となる。すなわち、
異なる種類のプリント配線板への生産切り換えに伴うリ
ードタイムを短縮することができるようにもなり、多品
種生産におけるリフローはんだ付けの生産性も高めるこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリフローはんだ付け装置の一実施形態
例の加熱モードの状態を示す図である。
【図2】冷却モードの状態を示す図である。
【符号の説明】
1 プリント配線板 2 搬送コンベア 3 加熱室(加熱手段) 4 ヒータ 5 モータ 6 ファン 7 流路形成板 8 還流路 9 吹き口 11 整流板 11a 透孔 12 予備加熱部 13 昇温部 14 均温部 15 リフロー部 16 送風ダクト 17 排風ダクト 18 冷風送風ファン 19 排風ファン 20 通風手段 21 送風口 22 排風口 23 上側加熱炉体 24 下側加熱炉体 26 炉壁 27 アクチュエータ 28 摺動部材 29 当接部材 30 遮蔽板 31 搬入口 32 搬出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被はんだ付け部に予めはんだが供給され
    た板状の被はんだ付けワークを加熱手段で加熱して前記
    板状の被はんだ付けワークのはんだ付けを行うリフロー
    はんだ付け装置であって、 前記板状の被はんだ付けワークを搬送する搬送手段と、 前記搬送手段を挟んで前記板状の被はんだ付けワークの
    一方の面を加熱する第1の加熱手段と、 前記板状の被はんだ付けワークの他方の面を加熱する第
    2の加熱手段と、 前記第1の加熱手段と第2の加熱手段のうちの少なくと
    も一方の加熱手段を前記板状の被はんだ付けワークの面
    に対して進退移動させる進退手段と、 前記搬送手段の搬送方向の側部側に設けられかつ前記進
    退移動する加熱手段に面する前記板状の被はんだ付けワ
    ークの面に沿って冷風を通風させる送風口および排風口
    を備えた通風手段と、 前記進退移動する加熱手段に連動し当該加熱手段が前記
    板状の被はんだ付けワークの面から退出した際に前記送
    風口および排風口を開き進出した際に閉じる連動開閉手
    段とを備えて成ることを特徴とするリフローはんだ付け
    装置。
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