JP2002032413A - ホームページ検索システム、ホームページ検索装置、ホームページ検索方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ホームページ検索システム、ホームページ検索装置、ホームページ検索方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002032413A
JP2002032413A JP2000217912A JP2000217912A JP2002032413A JP 2002032413 A JP2002032413 A JP 2002032413A JP 2000217912 A JP2000217912 A JP 2000217912A JP 2000217912 A JP2000217912 A JP 2000217912A JP 2002032413 A JP2002032413 A JP 2002032413A
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homepage
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JP2000217912A
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Masahiro Nomura
雅浩 野村
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JustSystems Corp
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  • Information Transfer Between Computers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力文字列に対応または関連する多数のホー
ムページについて、常にその最新のURLを取得できる
とともに、それらの中から特定のホームページを容易に
発見することができるようにすること。 【解決手段】 ネットワークを介してサーバと接続され
た端末装置において、文字列入力部801と、入力文字
列をサーバに送信するとともに、サーバから当該文字列
の読みに対応または関連するホームページの表記文字列
(具体的にはホームページの名称や運営主体名等)、U
RLおよび対象情報を受信する送受信部807と、操作
者の個人情報を保持するプロフィール記憶部803a
と、上記ホームページと上記個人情報との類似度を算出
する類似度算出部803bと、表示態様記憶部803c
で指定された類似度ごとの表示態様にしたがってホーム
ページの表記文字列を一覧表示する変換候補表示部80
3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークを
介して接続された端末装置とサーバとによってホームペ
ージの検索をおこなうホームページ検索システム、ホー
ムページ検索装置、ホームページ検索方法およびその方
法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等での文書の作
成中に、作成中の文書に、たとえば「詳細は(株)ジャ
ストシステムのホームページ(http://www.
justsystem.co.jp/)を参照のこ
と。」等といった、特定のホームページへのリファレン
スを挿入する場合がある。
【0003】この場合、しばしば操作者は指定したホー
ムページに意図する情報があるかどうか、あるいはその
URLに変更がないかどうかを確認するため、いったん
エディタ等による文書作成を中断して、ブラウザソフト
ウエア等により上記ホームページにアクセスする。
【0004】また、正確なURLを覚えていないとき
は、まずホームページの検索サービスを提供する特定の
サイトにアクセスして、登録された多数のホームページ
の中から目的のものを探し出さなければならない。
【0005】しかし、検索の方法は検索サイトによって
異なり、とくに初心者には、AND条件やOR条件等を
組み合わせて適切に検索結果を絞り込むことが困難であ
る。
【0006】この点通常のブラウザは、任意のホームペ
ージのタイトルとそのURLとを対応づけてファイルに
保存する機能を有しており(ブックマーク機能)、この
ブックマークに登録されているページであれば、検索サ
イトを介さず直接アクセスすることができる。
【0007】ただし、このファイルを利用するにはブラ
ウザを起動しなければならず、いずれにせよ文書の作成
は一時中断されてしまう。
【0008】また、ブックマークに登録されたホームペ
ージの数が増えてくると、その中から目的のものを特定
することが困難になるうえ、そもそもブックマークに登
録されるタイトルは通常、ホームページの<title
>タグ内の文字列を単純に抜き出したものであり、必ず
しも操作者にとって分かりやすいものとは限らない。
【0009】そこで、本出願人は、本出願人が製造・販
売する日本語変換ソフトウエア「××××××」におい
て、操作者から入力された文字列の変換候補としてUR
Lを表示し、当該URLが確定されると、ブラウザを起
動して当該URLで示されるホームページの内容を表示
させるようにしている(URLトリガー変換機能)。
【0010】これは、あらかじめ変換辞書に、たとえば
「じゃすと」のようなかな文字列と、「http://
www.justsystem.co.jp/inde
x.html」のようなURLとを対応づけて登録して
おき、かな文字列を漢字文字列に変換するのと同様に、
かなからURLへの文字列変換をおこなうものである。
【0011】そして、あらかじめパス名等により指定さ
れたブラウザに対して、確定されたURLで特定される
ホームページの表示要求を発行する。
【0012】上記機能により、文書作成を中断してのブ
ラウザの起動操作や、リモートあるいはローカルのコン
ピュータでのURLの検索操作(およびその習得)が不
要となり、日本語入力が可能なあらゆる場面において、
操作者にとって分かりやすいキーワードから、即座に所
望のホームページに接続することが可能となる。
【0013】また、日本語変換ソフトウエアは、コンピ
ュータの利用者がもっとも頻繁に利用するソフトウエア
の一つであり、そのユーザーインターフェースをURL
の検索に転用することで、通常、かなから漢字を取得す
るのと同様の感覚で、かなからURLを取得することが
可能になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、サイトの移動、サイトのファイル構
成の変更等にともなって、ホームページのURLが変換
辞書への登録時以降に変更された場合、操作者がそれに
気付いて辞書を更新しない限り、変更後の最新のホーム
ページを閲覧することはできなくなってしまう。
【0015】そして、URLの変更は日常的におこなわ
れており、変換辞書に登録されたすべてのホームページ
について、個々の操作者がその変更の有無を常時監視す
ることは、実際問題として不可能である。
【0016】また、一つのかな文字列に対して多数の変
換候補がある場合(近年のインターネット・ブームにと
もない、上記辞書へのURLの登録数も増加する一方で
ある)は、一様かつ平板に候補が列挙された一覧の中か
ら、所望の候補を探し出すにはそれなりの注意力や集中
力が必要となる。
【0017】見そうにもないホームページであれば辞書
から削除してしまってもよいが、いつ何時、そのホーム
ページが必要にならないとも限らない。たとえば、自分
は一生スキーをすることはないと思っても、一度やって
みて病みつきになってしまった場合(趣味の変化)、引
っ越したばかりで、前地の市バスのホームページはもう
不要と思っても、再び同じ市内に戻ることになった場合
(住所の変更)、五十才以上限定の会員ページへの参加
資格が生じた場合(年令の変化)、等である。
【0018】この場合、辞書から削除してしまったUR
Lは、別途検索サイトから取得する等して、あらためて
登録し直さなければならない。かといって、いつか必要
になるかもしれないURLを残しておいても、当面不必
要な多数のURLを含む候補一覧から目的のものを探し
出すのは煩雑である。
【0019】この発明は、上述した従来技術による問題
点を解決するため、入力文字列に対応または関連する多
数のホームページについて、常にその最新のURLを取
得できるとともに、それらの中から特定のホームページ
を容易に発見することが可能なホームページ検索システ
ム、ホームページ検索装置、ホームページ検索方法およ
びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1に記載の発明にかかるホ
ームページ検索装置は、少なくとも一つの文字からなる
文字列を入力する入力手段と、前記入力手段により入力
された文字列を送信する送信手段と、前記送信手段によ
り送信された文字列の読みに対応または関連するホーム
ページを示す文字列、前記ホームページのURLおよび
前記ホームページの対象情報を受信する受信手段と、前
記受信手段により受信された対象情報と操作者の個人情
報との類似度を算出する算出手段と、前記算出手段によ
り算出された類似度にもとづいて前記受信手段により受
信された文字列の表示態様を異ならせて表示する表示手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0021】この請求項1に記載の発明によれば、ホー
ムページのURLが外部の情報処理装置等から取得され
るとともに、ホームページと操作者の個人情報との類似
度の高低によって、それぞれのホームページを示す文字
列が異なった表示態様で表示される。
【0022】また、請求項2に記載の発明にかかるホー
ムページ検索装置は、少なくとも一つの文字からなる文
字列を入力する入力手段と、前記入力手段により入力さ
れた文字列を送信する送信手段と、前記送信手段により
送信された文字列の読みに対応または関連するホームペ
ージを示す文字列、前記ホームページのURLおよび前
記ホームページのランクを受信する受信手段と、前記受
信手段により受信されたランクにもとづいて前記受信手
段により受信された文字列の表示態様を異ならせて表示
する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】この請求項2に記載の発明によれば、ホー
ムページのURLが外部の情報処理装置等から取得され
るとともに、ホームページに設定されたランクの高低に
よって、それぞれのホームページを示す文字列が異なっ
た表示態様で表示される。
【0024】また、請求項3に記載の発明にかかるホー
ムページ検索装置は、請求項1または2に記載の発明に
おいて、前記表示態様は、文字列の表示属性であること
を特徴とする。
【0025】この請求項3に記載の発明によれば、ホー
ムページのURLが外部の情報処理装置等から取得され
るとともに、ホームページと操作者の個人情報との類似
度の高低、またはホームページに設定されたランクの高
低によって、それぞれのホームページを示す文字列が異
なった表示属性で表示される。
【0026】また、請求項4に記載の発明にかかるホー
ムページ検索装置は、請求項1または2に記載の発明に
おいて、前記表示態様は、文字列の表示順序であること
を特徴とする。
【0027】この請求項4に記載の発明によれば、ホー
ムページのURLが外部の情報処理装置等から取得され
るとともに、ホームページと操作者の個人情報との類似
度の高低、またはホームページに設定されたランクの高
低によって、それぞれのホームページを示す文字列が異
なった表示順序で表示される。
【0028】また、請求項5に記載の発明にかかるホー
ムページ検索システムは、ネットワークを介して接続さ
れた端末装置とサーバとによってホームページの検索を
おこなうホームページ検索システムにおいて、前記端末
装置は、少なくとも一つの文字からなる文字列を入力す
る入力手段と、前記入力手段により入力された文字列を
送信する送信手段と、前記送信手段により送信された文
字列の読みに対応または関連するホームページを示す文
字列、前記ホームページのURLおよび前記ホームペー
ジの対象情報を受信する受信手段と、前記受信手段によ
り受信された対象情報と操作者の個人情報との類似度を
算出する算出手段と、前記算出手段により算出された類
似度にもとづいて前記受信手段により受信された文字列
の表示態様を異ならせて表示する表示手段と、を備え、
前記サーバは、文字列ごとにその読みに対応または関連
するホームページを示す文字列、前記ホームページのU
RLおよび前記ホームページの対象情報を記憶する変換
辞書と、前記端末装置の送信手段により送信された文字
列を受信する受信手段と、前記変換辞書から、前記受信
手段により受信された文字列の読みに対応または関連す
るホームページを示す文字列、前記ホームページのUR
Lおよび前記ホームページの対象情報を検索する検索手
段と、前記検索手段により検索された結果にかかる文字
列、URLおよび対象情報を前記端末装置に対して送信
する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0029】この請求項5に記載の発明によれば、サー
バで保持されているホームページのURLが端末装置に
対して通知されるとともに、端末装置ではホームページ
と操作者の個人情報との類似度の高低によって、それぞ
れのホームページを示す文字列が異なった表示態様で表
示される。
【0030】また、請求項6に記載の発明にかかるホー
ムページ検索システムは、ネットワークを介して接続さ
れた端末装置とサーバとによってホームページの検索を
おこなうホームページ検索システムにおいて、前記端末
装置は、少なくとも一つの文字からなる文字列を入力す
る入力手段と、前記入力手段により入力された文字列を
送信する送信手段と、前記送信手段により送信された文
字列の読みに対応または関連するホームページを示す文
字列、前記ホームページのURLおよび前記ホームペー
ジのランクを受信する受信手段と、前記受信手段により
受信されたランクにもとづいて前記受信手段により受信
された文字列の表示態様を異ならせて表示する表示手段
と、を備え、前記サーバは、文字列ごとにその読みに対
応または関連するホームページを示す文字列、前記ホー
ムページのURLおよび前記ホームページのランクを記
憶する変換辞書と、前記端末装置の送信手段により送信
された文字列を受信する受信手段と、前記変換辞書か
ら、前記受信手段により受信された文字列の読みに対応
または関連するホームページを示す文字列、前記ホーム
ページのURLおよび前記ホームページのランクを検索
する検索手段と、前記検索手段により検索された結果に
かかる文字列、URLおよびランクを前記端末装置に対
して送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0031】この請求項6に記載の発明によれば、サー
バで保持されているホームページのURLが端末装置に
対して通知されるとともに、端末装置ではホームページ
に設定されたランクの高低によって、それぞれのホーム
ページを示す文字列が異なった表示態様で表示される。
【0032】また、請求項7に記載の発明にかかるホー
ムページ検索システムは、請求項5または6に記載の発
明において、前記表示態様は、文字列の表示属性である
ことを特徴とする。
【0033】この請求項7に記載の発明によれば、サー
バで保持されているホームページのURLが端末装置に
対して通知されるとともに、端末装置ではホームページ
と操作者の個人情報との類似度の高低、またはホームペ
ージに設定されたランクの高低によって、それぞれのホ
ームページを示す文字列が異なった表示属性で表示され
る。
【0034】また、請求項8に記載の発明にかかるホー
ムページ検索システムは、請求項5または6に記載の発
明において、前記表示態様は、文字列の表示順序である
ことを特徴とする。
【0035】この請求項8に記載の発明によれば、サー
バで保持されているホームページのURLが端末装置に
対して通知されるとともに、端末装置ではホームページ
と操作者の個人情報との類似度の高低、またはホームペ
ージに設定されたランクの高低によって、それぞれのホ
ームページを示す文字列が異なった表示順序で表示され
る。
【0036】また、請求項9に記載の発明にかかるホー
ムページ検索方法は、少なくとも一つの文字からなる文
字列を入力する入力工程と、前記入力工程により入力さ
れた文字列を送信する第1の送信工程と、前記第1の送
信工程により送信された文字列を受信する第1の受信工
程と、文字列ごとにその読みに対応または関連するホー
ムページを示す文字列、前記ホームページのURLおよ
び前記ホームページの対象情報を記憶する変換辞書か
ら、前記第1の受信工程により受信された文字列の読み
に対応または関連するホームページを示す文字列、前記
ホームページのURLおよび前記ホームページの対象情
報を検索する検索工程と、前記検索工程により検索され
た結果にかかる文字列、URLおよび対象情報を送信す
る第2の送信工程と、前記第2の送信工程により送信さ
れた文字列、URLおよび対象情報を受信する第2の受
信工程と、前記第2の受信工程により受信された対象情
報と操作者の個人情報との類似度を算出する算出工程
と、前記算出工程により算出された類似度にもとづいて
前記第2の受信工程により受信された文字列の表示態様
を異ならせて表示する表示工程と、を含んだことを特徴
とする。
【0037】この請求項9に記載の発明によれば、ホー
ムページと操作者の個人情報との類似度の高低によっ
て、それぞれのホームページを示す文字列が異なった表
示態様で表示される。
【0038】また、請求項10に記載の発明にかかるホ
ームページ検索方法は、少なくとも一つの文字からなる
文字列を入力する入力工程と、前記入力工程により入力
された文字列を送信する第1の送信工程と、前記第1の
送信工程により送信された文字列を受信する第1の受信
工程と、文字列ごとにその読みに対応または関連するホ
ームページを示す文字列、前記ホームページのURLお
よび前記ホームページのランクを記憶する変換辞書か
ら、前記第1の受信工程により受信された文字列の読み
に対応または関連するホームページを示す文字列、前記
ホームページのURLおよび前記ホームページのランク
を検索する検索工程と、前記検索工程により検索された
結果にかかる文字列、URLおよびランクを送信する第
2の送信工程と、前記第2の送信工程により送信された
文字列、URLおよびランクを受信する第2の受信工程
と、前記第2の受信工程により受信されたランクにもと
づいて前記第2の受信工程により受信された文字列の表
示態様を異ならせて表示する表示工程と、を含んだこと
を特徴とする。
【0039】この請求項10に記載の発明によれば、ホ
ームページに設定されたランクの高低によって、それぞ
れのホームページを示す文字列が異なった表示態様で表
示される。
【0040】また、請求項11に記載の発明にかかるホ
ームページ検索方法は、請求項9または10に記載の発
明において、前記表示態様は、文字列の表示属性である
ことを特徴とする。
【0041】この請求項11に記載の発明によれば、ホ
ームページと操作者の個人情報との類似度の高低、また
はホームページに設定されたランクの高低によって、そ
れぞれのホームページを示す文字列が異なった表示属性
で表示される。
【0042】また、請求項12に記載の発明にかかるホ
ームページ検索方法は、請求項9または10に記載の発
明において、前記表示態様は、文字列の表示順序である
ことを特徴とする。
【0043】この請求項12に記載の発明によれば、ホ
ームページと操作者の個人情報との類似度の高低、また
はホームページに設定されたランクの高低によって、そ
れぞれのホームページを示す文字列が異なった表示順序
で表示される。
【0044】また、請求項13の発明にかかる記録媒体
は、前記請求項9〜12のいずれか一つに記載された方
法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこ
とで、当該プログラムをコンピュータによって読み取る
ことが可能となる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるホームページ検索システム、ホームページ
検索装置、ホームページ検索方法およびその方法をコン
ピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を詳細に
説明する。
【0046】(実施の形態1)まず、本発明の実施の形
態1によるホームページ検索システムの全体の構成につ
いて説明する。図1は、実施の形態1によるホームペー
ジ検索システムのシステム構成を示す説明図である。
【0047】図1において、100は後述するクライア
ント101、変換サーバ102およびWWWサーバ10
3を相互に接続するネットワークである。具体的にはイ
ンターネットを想定しているが、クライアント101と
変換サーバ102の間はLAN等であってもよい。
【0048】101はクライアントであり、キーボード
から入力したローマ字文字列またはかな文字列を、後述
する変換サーバ102に送信する。そして、変換サーバ
102から、当該入力文字列に対応するレコードを受信
し、当該レコードの表記文字列を変換候補一覧としてデ
ィスプレイに表示する。
【0049】さらに、変換候補一覧中のいずれかの表記
文字列に対応するURLを、図示しないDNSサーバに
送信する。そして、DNSサーバから返信されたIPア
ドレスによって、後述するWWWサーバ103にアクセ
スし、上記URLで特定されるホームページのデータを
取得する。
【0050】ここで、ホームページとは、たとえば、W
WWで提供されるHTMLファイルをブラウザに表示し
た内容を示す。より具体的には、WWWで提供されるH
TMLファイルの表示単位をいう。これは「Webペー
ジ」とも呼ばれる。また、関連する情報をまとめたWe
bページの集まりをいうものであってもよい。これは
「Webサイト」あるいは単に「サイト」とも呼ばれ
る。また、上記Webサイトの最上位に位置するページ
のことであってもよい。これは、「トップページ」とも
呼ばれる。
【0051】また、Webサイト上で公開されているW
ebページの中で、同一テーマや同一企業などリンクで
つながっている各Webページの入り口として位置付け
られているWebページを指すこともある。同一テーマ
や同一企業などのWebページ全体を指す場合もある。
すなわち、HTMLでハイパーテキスト化されたインタ
ーネットの情報システムである。ホームページには、画
像や、音声、動画などを置くことができる。
【0052】なお、クライアント101は、通常はプロ
キシサーバやインターネットプロバイダを介してネット
ワーク100に接続するが、これらの図示は省略してい
る。
【0053】102は変換サーバであり、クライアント
101から受信した入力文字列に対応するレコードを、
あらかじめ保持している変換辞書から検索するととも
に、当該レコードをクライアント101に対して送信す
る。
【0054】103はWWWサーバであり、クライアン
ト101からのファイル取得要求(ファイル転送要求)
を受け付けて、指定されたファイル(ホームページ)の
データを送信する。
【0055】つぎに、本発明の実施の形態1によるホー
ムページ検索システムを構成する、個々のコンピュータ
のハードウエア構成について説明する。説明の便宜上、
本システム内のコンピュータはいずれも同じハードウエ
ア構成を有するものとする。図2は、実施の形態1によ
るクライアント101、変換サーバ102またはWWW
サーバ103のハードウエア構成を示す説明図である。
【0056】図2において、201はシステム全体を制
御するCPUを、202は基本入出力プログラムを記憶
したROMを、203はCPU201のワークエリアと
して使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0057】また、204はCPU201の制御にした
がってHD(ハードディスク)205に対するデータの
リード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドラ
イブ)を、205はHDD204の制御にしたがって書
き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示してい
る。
【0058】また、206はCPU201の制御にした
がってFD(フロッピー(登録商標)ディスク)207
に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フ
ロッピーディスクドライブ)を、207はFDD206
の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱
自在のFDを、それぞれ示している。
【0059】また、208はカーソル、メニュー、ウィ
ンドウ、あるいは文字や画像等の各種データを表示する
ディスプレイを、209は通信回線210を介してネッ
トワーク100に接続され、そのネットワーク100と
CPU201とのインターフェースとして機能するネッ
トワークカードを、それぞれ示している。
【0060】また、211は文字、数値、各種指示等の
入力のための複数のキーを備えたキーボードを、212
は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの
移動等をおこなうマウスを、それぞれ示している。
【0061】また、213は文字や画像を光学的に読み
取るスキャナを、214はCPU201の制御にしたが
って文字や画像を印刷するプリンタを、215は着脱可
能な記録媒体であるCD−ROMを、216はCD−R
OM215に対するデータのリードを制御するCD−R
OMドライブを、200は上記各部を接続するためのバ
スまたはケーブルを、それぞれ示している。
【0062】つぎに、本発明の実施の形態1によるクラ
イアント101および変換サーバ102の機能的構成に
ついて説明する。図3は、実施の形態1によるクライア
ント101および変換サーバ102の構成を機能的に示
す説明図である。
【0063】実施の形態1によるクライアント101
は、辞書設定部300と、文字列入力部301と、変換
指示部302と、変換候補表示部303と、変換候補選
択・確定部304と、文書作成部305と、ホームペー
ジ表示部306と、送受信部307とを含む構成であ
る。
【0064】また、実施の形態1による変換サーバ10
2は、送受信部308と、変換辞書記憶部309と、変
換辞書検索部310とを含む構成である。
【0065】図3において、300は辞書設定部であ
り、利用可能な変換辞書のパス名と、当該辞書の使用/
不使用を示すフラグとを保持している。
【0066】初期状態ではクライアント101内の変換
辞書(一般的なかな漢字変換辞書。図示せず)と、変換
サーバ102上の変換辞書(後述)の二つの辞書が登録
されており、前者のフラグがON(使用)、後者のフラ
グがOFF(不使用)に設定されているものとする。
【0067】この設定のもとで、操作者はローカルの変
換辞書を利用して、後述する文字列入力部301から入
力した文字列を漢字文字列等に変換・確定し、当該確定
文字列を後述する文書作成部305の機能により他の文
字列に追加・挿入して、通常の文書作成をおこなう(通
常のかな漢字変換)。
【0068】しかし、文書の作成途中に、あるホームペ
ージを閲覧する必要が生じたときは、操作者はキーボー
ド211の所定のキー、たとえばCTRLキーとスペー
スキーとを同時に押下する。
【0069】これにより、クライアント101の辞書の
フラグがOFFに、変換サーバ102の辞書のフラグが
ONに切り換えられ、以後入力文字列の変換はリモート
の変換辞書を参照しておこなわれることになる。
【0070】301は文字列入力部であり、キーボード
211からの文字の入力を受け付ける。入力される文字
は、キーに対応して設定された文字であり、ひらがな、
カタカナ、アルファベット、数字、記号等の文字であ
る。また、ローマ字入力モードにより、アルファベット
を入力して、かなに変換された文字であってもよい。
【0071】入力された文字は、文字列入力部301内
の一時記憶領域(図示せず)に順に蓄積される。そし
て、上記領域は後述する変換指示部302によってその
内部の文字列が取り出されると、いったんクリアされ、
続けて入力された文字を領域のはじめから再度蓄積して
ゆく。
【0072】302は変換指示部であり、キーボード2
11の所定のキー、たとえばスペースキーや変換キーの
押下を検知して、その時点までに文字列入力部301の
上記領域に蓄積されている文字列(すなわち、その時点
までに入力されている未確定文字列)の他の文字列への
変換要求を、通常はクライアント101内の変換辞書検
索部(図示せず)に対して出力する。
【0073】ただし、使用する辞書として、変換サーバ
102上の変換辞書が指定されているときは、上記変換
要求の送信要求を、後述する送受信部307に対して出
力する。
【0074】303は、変換候補表示部であり、クライ
アント101内の変換辞書検索部(クライアント101
内の変換辞書が使用された場合)、または後述する、変
換サーバ102内の変換辞書検索部310(変換サーバ
102内の変換辞書が使用された場合)から受信した変
換候補を、候補一覧ウィンドウを開いて一覧表示する。
【0075】この候補一覧ウィンドウは、従来技術にお
いて、入力されたかな文字列に対する漢字文字列等の変
換候補を一覧表示するウィンドウと同一の外観であり、
それぞれの候補の先頭に所定の規則によって決定された
順位を付して、その順位順に縦方向に並べて表示する。
【0076】304は、変換候補選択・確定部であり、
キーボード211の所定のキー、たとえばスペースキ
ー、変換キー、上下左右の矢印キー、テンキーの押下
や、あるいはマウス212のクリックを検知して、候補
一覧ウィンドウ内の指示された変換候補を反転表示す
る。
【0077】また、リターンキーの押下を検知すると、
変換候補一覧がクライアント101の変換辞書から取得
されたものであるときは、その時点で反転表示されてい
る変換候補(その時点で選択されている変換候補)を、
後述する文書作成部305に対して出力する。
【0078】また、変換候補一覧が変換サーバ102の
変換辞書から取得されたものであるときは、選択されて
いる変換候補、または当該候補に対応するURLを文書
作成部305に対して出力するとともに、選択されてい
る候補のURLで特定されるファイルを表示するよう、
後述するホームページ表示部306に対して要求する。
【0079】なお、文書作成部305に対して変換候補
の表記文字列を出力するか、URLを出力するか、ある
いはその双方を出力するかは任意に設定することができ
る。その他、たとえばURLで特定されるファイルの<
title>タグの内容を出力する、あるいは何も出力
しない、等の設定が可能である。
【0080】305は、文書作成部であり、変換候補選
択・確定部304から入力した変換候補の表記文字列ま
たはURLを、作成中の文書のカーソル位置に挿入す
る。このとき単純に挿入するのでなく、たとえば表記文
字列はかぎかっこでくくる、URLには下線を引く、表
記文字列に続けてかっこ書き内にURLを挿入する、等
の処理をおこなうようにしてもよい。
【0081】なお、文書作成部305は上記のほか、文
字の順序を入れ換えたり、文字に飾りをほどこしたりと
いった、従来技術のエディタソフトウエアやワープロソ
フトウエアが有するのと同様の機能を有するが、これら
は本発明の中心的な内容ではないので、詳細な説明を省
略する。
【0082】306は、ホームページ表示部であり、変
換候補選択・確定部304からURLを示して、当該U
RLで特定されるファイルを表示するよう要求される
と、当該ファイルの取得要求(転送要求)を作成して、
後述する送受信部307に対して出力する。
【0083】そして、送受信部307から当該ファイル
のデータが入力すると、ホームページ閲覧用のウィンド
ウを開いて、その中に上記ファイル(ホームページ)を
表示する。
【0084】なおこの閲覧用のウィンドウは、従来技術
のブラウザにより表示されるウィンドウと同様の外観で
あり、HTML形式やGIF形式等の種々の形式のファ
イルを表示する。HTML形式のファイルの場合は、タ
グにより示された表示態様等にしたがって、タグ内に記
述された文字列のみを表示する。
【0085】307は、クライアント101側の送受信
部であり、所定のプロトコルにしたがって、ネットワー
ク100を介して、変換サーバ102に対して文字列入
力部301から入力した文字列を送信する。また、変換
サーバ102から送信されてきた、当該入力文字列に対
する変換候補やそのURL等を受信する。
【0086】また、ホームページ表示部306から、フ
ァイル取得要求の送信を指示されると、まず図示しない
DNSサーバに接続して、当該要求中で指定されたUR
Lに対するIPアドレスを取得する。
【0087】そして、そのIPアドレスで特定されるW
WWサーバ103に対して、上記要求を送信し、これに
応じたWWWサーバ103から返信されてくる対象ファ
イルのデータを受信する。
【0088】308は、変換サーバ102側の送受信部
であり、所定のプロトコルにしたがって、ネットワーク
100を介して、クライアント101の送受信部307
から送信されてきた入力文字列を受信する。また、クラ
イアント101に対して、後述する変換辞書検索部31
0によって検索された、上記入力文字列に対する変換候
補やURL等を送信する。
【0089】309は、変換辞書記憶部であり、具体的
にはハードディスク205であって、文字列を他の文字
列に変換するための変換辞書を保持している。
【0090】図4は、変換辞書記憶部309に保持され
る変換辞書の構造を模式的に示す説明図である。
【0091】図中、読み文字列は、後述する変換辞書検
索部310が辞書から入力文字列と一致するレコードを
検索する際に、当該入力文字列との比較にもちいられる
項目である。
【0092】それぞれの読み文字列には特定のホームペ
ージが対応、または関連づけられており、変換辞書には
読み文字列ごとに、当該文字列に対応または関連するホ
ームページの内容や性質を示唆する情報、および当該ホ
ームページのURLが登録されている。
【0093】ここで、ホームページの内容や性質を示唆
する情報とは、具体的にはたとえば本出願人が公開して
いるホームページであれば、「株式会社ジャストシステ
ム」のような運営主体名、「日本語変換ソフトATOK
13」のような、運営主体が販売する商品名、「Jus
tNet」のような、運営主体が提供するサービス名、
「ジャストシステムオフィシャルホームページ」のよう
な、ホームページ自体の名称等である。
【0094】これらの文字列は、それで指し示されるホ
ームページの記載事項や分野、出所等を端的に表現する
ものである。たとえばこれらの文字列から、上記ホーム
ページがコンピュータソフトウエアを製造・販売してい
るある企業のものであり、同社製品のラインナップ、新
製品の特長や発売予定日、企業概要や採用情報等といっ
たコンテンツからなるだろうことが強く推測される。
【0095】図4の変換辞書においては、個々の読み文
字列に対応、または関連するホームページの内容や性質
を示唆する上記情報は、表記文字列という項目に格納さ
れている。
【0096】図中、「トヨカワ自動車」はホームページ
の運営主体名であり、「ウィッツ」はホームページの運
営主体である「トヨカワ自動車」が製造・販売する商品
名である。ここでは運営主体名と商品名とを上記情報の
具体例として挙げたが、ホームページの内容等を端的に
表す文字列であればどのような文字列であってもよい。
また、文字列でなくともよい。
【0097】以下ではこのような、ホームページの内容
や性質を示唆する情報、具体的には「株式会社ジャスト
システム」「トヨカワ自動車」等の文字列を、単に「ホ
ームページを示す文字列」と呼ぶことにする。また、請
求項にいう「ホームページを示す文字列」とは、具体的
には上記に示したような、ホームページの運営主体名や
その製品名、サービス名、ホームページの名称等を表す
文字列のことであるが、これらに限定されるものではな
い。
【0098】ところで、図4において読み文字列「to
yokawajidosha」を含むレコードは401
および402の二つあり、それぞれについて表記文字列
「トヨカワ自動車」で示されるホームページ、および表
記文字列「ウィッツ」で示されるホームページが対応、
または関連づけられている。
【0099】ここで、「対応」と「関連」との差異につ
いて説明する。まずレコード401では、読み文字列
「toyokawajidosha」の読み(音(オ
ン))は『と・よ・か・わ・じ・ど・う・しゃ』であ
り、表記文字列「トヨカワ自動車」の読みは『と・よ・
か・わ・じ・ど・う・しゃ』であって、両者は完全に一
致している。
【0100】このように、あるレコードの読み文字列の
読みと表記文字列の読みとが一致する(完全に、あるい
は部分的に)場合に、その表記文字列で示されるホーム
ページはその読み文字列(の読み)に「対応」している
という。
【0101】これに対して、レコード402の表記文字
列「ウィッツ」の読みは『うぃ・っ・つ』であって、読
み文字列「toyowakajidosha」の読みと
は異なっている。
【0102】このように、あるレコードの読み文字列の
読みと表記文字列の読みとが一致していない場合に、そ
の表記文字列で示されるホームページはその読み文字列
に「関連」しているという。
【0103】レコード402のように、『と・よ・か・
わ・じ・ど・う・しゃ』とは読まない表記文字列「ウィ
ッツ」を読み文字列「toyokawajidosh
a」に関連づけておくのは、トヨカワ自動車とウィッツ
との、企業とその商品という強い関連性を考慮して、企
業名からでもその商品に関するホームページが検索でき
るようにするためである。
【0104】さらに、「対応」と「関連」について別の
例を挙げて説明する。たとえば、内容的には野球やプロ
野球に関し、自球団の所属選手、とくに「小林一郎」に
ついて記述したプロ野球球団「ABC球団」のホームペ
ージがあったとする。
【0105】そして、当該ホームページを示す文字列と
して、たとえば当該ホームページの運営主体名である
「ABC球団」が選定されたものとする。
【0106】上記ホームページは、たとえば読み文字列
「ebishikyudan」(ABC球団)に「対
応」づけられる。言い換えれば、読み文字列が「ebi
shikyudan」、表記文字列が「ABC球団」で
あるレコードが変換辞書に登録される。この場合、読み
文字列の読みと表記文字列との読みは一致している。
【0107】また、上記ホームページは、たとえば読み
文字列「yakyu」(野球)に「関連」づけられる。
言い換えれば、読み文字列が「yakyu」、表記文字
列が「ABC球団」であるレコードが変換辞書に登録さ
れる。この場合、読み文字列の読みと表記文字列との読
みは一致していない。
【0108】また、上記ホームページは、たとえば読み
文字列「puroyakyu」(プロ野球)に「関連」
づけられる。言い換えれば、読み文字列が「puroy
akyu」、表記文字列が「ABC球団」であるレコー
ドが変換辞書に登録される。この場合、読み文字列の読
みと表記文字列との読みは一致していない。
【0109】また、上記ホームページは、たとえば読み
文字列「kobayashiichiro」(小林一
郎)に「関連」づけられる。言い換えれば、読み文字列
が「kobayashiichiro」、表記文字列が
「ABC球団」であるレコードが変換辞書に登録され
る。この場合、読み文字列の読みと表記文字列との読み
は一致していない。
【0110】このように、あらかじめホームページの内
容や性質を把握しておき、その内容等に照らしてふさわ
しい読み文字列(あるいは、そのホームページの検索に
使用される可能性の高い読み文字列、といってもよい)
を選定しておく。とくに、ホームページの記載事項が多
岐にわたる場合には、それぞれの事項について適切な読
み文字列に対応、または関連づけておくようにする。読
み文字列の読みと、表記文字列の読みとは必ずしも一致
する必要はない。
【0111】なお、図4に示すように、変換辞書には上
記の意味で読み文字列に「対応」する表記文字列や、
「関連」する表記文字列が、とくに区別されず混在して
登録されている。
【0112】また、ここでは辞書内の読み文字列は「t
oyokawajidosha」のようなローマ字表記
(アルファベット表記)としたが、たとえば「とよかわ
じどうしゃ」「トヨカワジドウシャ」のようなかな表記
(ひらがな表記またはカタカナ表記)であってもよい。
【0113】上記の例で読み文字列がひらがな表記であ
る場合、読み文字列「とよかわじどうしゃ」に対応する
ホームページを示す情報として表記文字列「トヨカワ自
動車」が、関連するホームページを示す情報として表記
文字列「ウィッツ」が、それぞれ変換辞書に登録される
ことになる。
【0114】また、表記文字列「ABC球団」は、読み
文字列「えいびいしいきゅうだん」に対応するホームペ
ージを示す情報として、あるいは読み文字列「やきゅ
う」「ぷろやきゅう」「こばやしいちろう」に関連する
ホームページを示す情報として、それぞれ変換辞書に登
録されることになる。
【0115】310は、変換辞書検索部であり、変換辞
書記憶部309内の変換辞書を検索して、クライアント
101から受信した入力文字列と読み文字列が前方一致
するレコードを取得する。そして取得したレコードを、
送受信部307および308を介してクライアント10
1に返信する。
【0116】なお、辞書設定部300、文字列入力部3
01、変換指示部302、変換候補表示部303、変換
候補選択・確定部304、文書作成部305、ホームペ
ージ表示部306、送受信部307・308および変換
辞書検索部310は、それぞれROM202、RAM2
03またはハードディスク205、フロッピーディスク
207等の記録媒体に記録されたプログラムに記載され
た命令にしたがってCPU201等が命令処理を実行す
ることにより、各部の機能を実現するものである。
【0117】つぎに、実施の形態1によるホームページ
検索システムの、ホームページ検索処理について説明す
る。図5は、実施の形態1によるホームページ検索シス
テムの、ホームページ検索処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【0118】本フローチャートによる処理の開始に先立
って、ホームページ検索に使用する辞書は、あらかじめ
変換サーバ102上の変換辞書に設定されているものと
する。
【0119】ステップS501で、文字列入力部301
は、キーボード211により操作者からの文字の入力を
受け付ける。ここでは「t」「o」「y」「o」「k」
「a」「w」「a」の各文字キーが順に押下されること
で、文字列「toyokawa」が入力されたものとす
る。あるいは、かなキー「と」「よ」「か」「わ」の各
文字キーが順に押下されることで、文字列「とよかわ」
が入力されたものとしてもよい。
【0120】ステップS502で、変換指示部302
は、文字列の変換を指示するための所定のキー(たとえ
ばスペースキーや変換キー)が押下されたかどうかを判
定する。
【0121】そして、上記キーが押下された場合は(ス
テップS502肯定)、ステップS503に移行し、上
記キーが押下されない間は(ステップS502否定)、
ステップS501に移行して引き続き文字の入力を受け
付ける。
【0122】ステップS503で、変換指示部302
は、送受信部307および308を介して、文字列「t
oyokawa」または「とよかわ」の変換要求を変換
サーバ102の変換辞書検索部310に対して送信す
る。
【0123】ステップS504で、変換辞書検索部31
0は、変換辞書記憶部309内の変換辞書を参照して、
クライアント101から入力した文字列「toyoka
wa」または「とよかわ」と前方一致する読み文字列を
検索する。
【0124】ここでは、図4に例示する変換辞書から、
読み文字列が「toyokawajidosha」であ
るレコード401、「toyokawajidosh
a」であるレコード402、「toyokawajid
oshokkiseisakusho」であるレコード
403、「toyokawakaruragifu」で
あるレコード404、「toyokawashote
n」であるレコード405の5件が検索されたものとす
る。
【0125】なお、入力文字列が「toyokawa」
等のローマ字文字列であるときは、半角文字と全角文
字、大文字と小文字を同一視する処理をおこない、さら
にいったんローマ字テーブル(図示せず)を使用してか
なに直し、再度それをヘボン式のローマ字に変換して、
これを検索キーとする。
【0126】また、入力文字列が「とよかわ」等のかな
文字列であるときは、かなをヘボン式のローマ字に変換
して、これを検索キーとする。なお、図4の変換辞書で
は読み文字列はローマ字表記としたが、これは「とよか
わじどうしゃ」等のかな表記であってもよい。変換辞書
の読み文字列をかな表記にしておくと、入力文字列がか
な文字列であった場合に、読み文字列との比較のため
に、当該かな文字列をローマ字表記に変換する必要がな
い。
【0127】ステップS505で、変換辞書検索部31
0は、ステップS504で検索した読み文字列のレコー
ドを送受信部308および307を介してクライアント
101に送信する。
【0128】ステップS506で、変換候補表示部30
3は候補一覧ウィンドウを開き、ステップS505で受
信したレコードの表記文字列のみを当該ウィンドウ内に
一覧表示する。
【0129】図6は、変換候補表示部303により表示
される候補一覧ウィンドウの一例を示す説明図である。
ステップS504で検索された各読み文字列の表記文字
列が一覧表示されている。
【0130】なお、ここでは変換指示の直後に常に候補
一覧ウィンドウが表示されるようにしたが、変換候補の
総数が少ない場合や、所望の候補が一覧中の上位にある
ことがあらかじめ分かっている場合には、変換のたびに
ウィンドウが開くのは煩わしく感じられることがある。
【0131】そこで、たとえば最初のスペースキー押下
では、第1候補を未確定文字列に置換して表示するのみ
とし、二回目のスペースキー押下では、次候補を上記第
1候補に置換して表示するのみとし、三回目のスペース
キー押下時に、はじめて候補一覧ウィンドウを表示する
ようにしてもよい。
【0132】ステップS507で、変換候補選択・確定
部304は、変換候補一覧中の第1候補、ここでは「ト
ヨカワ自動車」を選択して反転表示する。
【0133】そして、ステップS508で、変換候補選
択・確定部304は、候補選択のための所定のキー(た
とえばスペースキーや矢印キー)が押下されたかどうか
を判定し、当該キーが押下されたときは(ステップS5
08肯定)、ステップS509で指示された候補を選択
して反転表示した後、ステップS510に移行する。
【0134】ここでは、二回のスペースキー押下によ
り、第1候補に代えて第3候補の「豊川自動織機製作
所」が選択されたものとする。
【0135】また、候補選択のための所定のキーが押下
されたのでないときは(ステップS508否定)、その
ままステップS510に移行する。
【0136】ステップS510で、変換候補選択・確定
部304は、文字列確定のための所定のキー(たとえば
リターンキー)が押下されたかどうかを判定し、当該キ
ーが押下されたときは(ステップS510肯定)、ステ
ップS511に移行し、当該キーが押下されない間は
(ステップS510否定)、ステップS508に移行し
て候補選択の切り換えを受け付ける。
【0137】ステップS511で、変換候補選択・確定
部304は、変換候補表示部303に対して候補一覧ウ
ィンドウの消去を要求し、これを受けて変換候補表示部
303は、ステップS506で表示した候補一覧ウィン
ドウを消去する。
【0138】また、ステップS512で、変換候補選択
・確定部304は、その時点で選択されている表記文字
列(ここでは「豊川自動織機製作所」)、あるいはそれ
に対応するURL(同「http://www.toy
okawa−shokki.co.jp/」)を、文書
作成部305に対して出力する。これを受けて文書作成
部305は、入力した表記文字列やURLをカーソル位
置に挿入する。
【0139】さらに、ステップS513で、変換候補選
択・確定部304は、選択されている表記文字列に対応
するURL(「http://www.toyokaw
a−shokki.co.jp/」)をホームページ表
示部306に引き渡し、当該URLで特定されるホーム
ページを画面表示するよう要求する。
【0140】これを受けてホームページ表示部306
は、上記URLで特定されるファイルの取得要求を作成
して、送受信部307に対してその送信を要求する。送
受信部307は上記要求を対象ファイルの保管元のWW
Wサーバ103に送信し、当該保管元から目的のファイ
ルを受信すると、そのデータをホームページ表示部30
6に対して出力する。
【0141】ホームページ表示部306は、ホームペー
ジ閲覧用のウィンドウを開いて、送受信部307から入
力したファイルのデータを表示する。なお、以前同じフ
ァイルを取得したときのキャッシュが残っていれば、当
該キャッシュを再利用するようにしてもよい。
【0142】図7は、ホームページ表示部306により
表示される閲覧用ウィンドウの一例を示す説明図であ
る。ここでは図6に示す変換候補一覧から「豊川自動織
機製作所」が選択・確定された結果、「http://
www.toyokawa−shokki.co.jp
/」で示される当該企業のホームページが表示されてい
る。
【0143】以上説明したように実施の形態1によれ
ば、変換辞書を個々のクライアントでなくサーバ上に置
いておくので、既存のホームページのURLが変更され
たり、新たなホームページが開設されたりした場合で
も、サーバの辞書を更新するだけで、どのクライアント
からも常に最新のホームページを閲覧することが可能と
なる(辞書のメンテナンスの容易化)。
【0144】また、入力文字列を直接URLに変換する
のでなく、ホームページの名称や運営主体名等、より操
作者にとって分かりやすい表記文字列に変換するので、
複数の変換候補の中から所望のものを特定することが容
易である。
【0145】さらに、変換辞書の検索時に入力文字列と
の前方一致検索をおこなうので、ホームページの名称等
が最初の何文字かでも分かっていれば、その読みから当
該ホームページを検索することが可能である。
【0146】また、変換辞書の各読み文字列には、その
読みに「対応」する表記文字列だけでなく、「関連」す
る表記文字列も登録されているので、たとえば商品名
「ウィッツ」を知らなくても、企業名「トヨカワ自動
車」からそのホームページを検索することができる。こ
れにより、類義語や関連語により検索キーワードを拡張
するのと同じような効果が得られ、より広範で網羅的な
検索が可能となる。
【0147】なお、上述した実施の形態1では、ホーム
ページの表示はいずれかの変換候補が確定された時点で
おこなうようにしているが、文字列の確定前、変換候補
一覧が表示されている時点で、選択されたいずれかの候
補に対応するホームページを画面表示するようにしても
よい。
【0148】このようにすることで、一覧中の変換候補
を順次選択してゆくだけで、各々に対応するホームペー
ジの内容が、別ウィンドウに次々と表示されるようにな
るので(いわばテレビのチャンネルを切り換えるよう
に)、多数の変換候補の中から目的のものを容易に、か
つ高速に特定することが可能となる。
【0149】また、上述した実施の形態1では、ホーム
ページの表示とあわせてその名称やURLを作成中の文
書等に挿入するようにしたが、むしろホームページの閲
覧が主目的であれば、文字列の挿入等はおこなわないよ
うにしてもよい(すなわち、上記ステップS512の処
理は省略してもよい)。
【0150】(実施の形態2)さて、上述した実施の形
態1では、候補一覧中の変換候補はすべて同一の書式
(サイズ・書体・文字飾り等が同一)で、かつ単純な順
序(読み文字列のアルファベット順)で並べて表示する
ようにしたが、このような、一様かつ平板な一覧の中か
ら所望の候補を探し出すには、それなりの注意力や集中
力が必要となる。
【0151】そこで、以下に説明する実施の形態2のよ
うに、操作者の興味や関心、年令や性別等にあわせて、
候補一覧中のそれぞれの候補の表示態様を異ならせるよ
うにしてもよい。
【0152】実施の形態2によるホームページ検索シス
テムのシステム構成、および当該システムを構成する個
々のコンピュータのハードウエア構成は、それぞれ実施
の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0153】図8は、実施の形態2によるクライアント
101および変換サーバ102の構成を機能的に示す説
明図である。これは図3の機能ブロック図に、プロフィ
ール記憶部803aと、類似度算出部803bと、表示
態様記憶部803cとを追加したものである。
【0154】辞書設定部800、文字列入力部801、
変換指示部802、変換候補選択・確定部804、文書
作成部805、ホームページ表示部806および送受信
部807・808は、それぞれ図3の辞書設定部30
0、文字列入力部301、変換指示部302、変換候補
選択・確定部304、文書作成部305、ホームページ
表示部306および送受信部307・308と同様であ
るので説明を省略する。
【0155】説明が前後するが、まず図9は、実施の形
態2において変換辞書記憶部809に保持される変換辞
書の構造を模式的に示す説明図である。一つのレコード
は読み文字列、表記文字列、URLおよび対象情報から
構成され、さらに対象情報は分野情報、対象地域情報、
対象年令情報および対象性別情報から構成される。
【0156】対象情報のうち分野情報とは、そのレコー
ドのURLで特定されるホームページが、どのような分
野の事項に関するものかを示す情報である。あるいは、
そのホームページが内容的にどのような分野に属するも
のであるかを示す情報といってもよい。
【0157】たとえば、レコード902でゴルフ用品を
製造・販売する「株式会社東海」のホームページ(ht
tp://www.toukai.co.jp/)に
は、分野情報として「ゴルフ」が設定されている。
【0158】対象地域情報とは、そのレコードのURL
で特定されるホームページが、主にどの地域に住む人々
を対象にしたものであるかを示す情報である。たとえ
ば、レコード904で四国四県の有志からなる登山サー
クル「唐会」のホームページ(http://www.
justnet.ne.jp/〜tokai/」には、
対象地域情報として「四国」が設定されている。
【0159】対象年令情報とは、そのレコードのURL
で特定されるホームページが、主にどの年令層の人々を
対象にしたものであるかを示す情報である。たとえば、
レコード903でビールを製造・販売する「東海株式会
社」のホームページ(http://www.toka
i.co.jp/)には、対象年令情報として「20才
以上」が設定されている。
【0160】対象性別情報とは、そのレコードのURL
で特定されるホームページが、主に男女どちらの性別の
人々を対象にしたものであるかを示す情報である。たと
えば、レコード901で化粧品の製造・販売業者である
「トーカイ」のホームページ(http://www.
tokai−cosmetics.co.jp/)に
は、対象性別情報として「女性」が設定されている。
【0161】変換辞書検索部810は、上記変換辞書を
検索して、クライアント101から受信した入力文字列
と読み文字列が完全一致するレコード(完全一致も広義
では前方一致に含まれる)を取得する。そして、取得し
たレコードを、送受信部808および807を介してク
ライアント101に返信する。
【0162】つぎに、図10は、実施の形態2において
プロフィール記憶部803aに保持されるプロフィール
の構成を模式的に示す説明図である。説明の便宜上、こ
こでは保持されているプロフィールは一つとするが、複
数の操作者に対応する複数のプロフィールを保持するの
であってもよい。
【0163】プロフィールとは操作者の個人情報であっ
て、操作者の興味・関心の方向を示す分野情報、操作者
の住所情報、年令情報および性別情報からなる。同図の
プロフィールに表れた操作者は、ゴルフを趣味とする、
徳島市在住の59才の男性である。なお、プロフィール
には上記以外にも、たとえば職業情報や出身地情報等を
含ませるようにしてもよい。
【0164】類似度算出部803bは、変換サーバ10
2から受信したレコードの分野情報、対象地域情報、対
象年令情報および対象性別情報を、それぞれ上記プロフ
ィールの分野情報、住所情報、年令情報および性別情報
と比較することにより、各レコードが上記プロフィール
にどの程度類似するかを示すスコア(点数)を算出す
る。
【0165】たとえば、変換サーバ102から受信した
のが図9のレコード901〜904であり、プロフィー
ル記憶部803aに保持されたプロフィールが図10の
ようであったとする。
【0166】この場合、レコード901について、類似
度算出部803bにより算出されるスコアは1である。
これは以下のようにして算出される。まず、類似度算出
部803bは、レコードの分野情報とプロフィールの分
野情報とを比較して、それらが一致する場合はスコアを
1とする(一致しない場合は、スコアは0のままとす
る)。
【0167】レコード901の分野情報「化粧品」と、
プロフィールの分野情報「ゴルフ」とは一致しないの
で、この時点でのスコアは初期値の0のままである。
【0168】つぎに、レコードの対象地域情報とプロフ
ィールの住所情報とを比較して、前者に後者が含まれる
かどうかを判定する。この包含関係の判定は、地名の上
位・下位関係を定義した地名辞書(図示せず)等をもち
いておこなう。そして、レコードの対象地域にプロフィ
ールの住所が含まれる場合は、スコアに1を追加する
(含まれない場合は、何も追加しない)。
【0169】レコード901の対象地域「九州」には、
プロフィールの住所「徳島市○○町×−△」は含まれな
いので、この時点でのスコアはやはり0である。
【0170】つぎに、レコードの対象年令情報とプロフ
ィールの年令情報とを比較して、前者に後者が含まれる
かどうかを判定し、含まれる場合はスコアに1を追加す
る(含まれない場合は、何も追加しない)。
【0171】レコード901の対象年令「0才以上」に
は、プロフィールの年令「59才」が含まれるので、こ
の時点でスコアは1となる。
【0172】つぎに、レコードの対象性別情報とプロフ
ィールの性別情報とを比較して、前者に後者が含まれる
かどうかを判定し、含まれる場合はスコアに1を追加す
る(含まれない場合は、何も追加しない)。
【0173】レコード901の対象性別「女性」には、
プロフィールの性別「男性」は含まれないので、この時
点で依然スコアは1のままである。
【0174】上記と同様にして、レコード902のスコ
アは4(分野・地域・年令・性別のいずれもがプロフィ
ールと一致)、レコード903のスコアは3(地域・年
令および性別がプロフィールと一致)、レコード904
のスコアは2(地域および性別がプロフィールと一致)
と算出される。
【0175】なお、上記では一致の場合単純にスコアに
1を加算するようにしたが、たとえば分野が一致した場
合には3点を加算、年令が一致しない場合には−0.5
点を加算、のように、項目ごとに点数を変えるようにし
てもよい。
【0176】つぎに、図11は、表示態様記憶部803
cに保持されるアトリビュートテーブルの構成を模式的
に示す説明図である。アトリビュートテーブルでは、類
似度算出部803bにより算出された各スコアについ
て、当該スコアのレコードの表記文字列をどのように表
示するかが指定されている。
【0177】同図においては、スコア0のレコードの表
記文字列は10ポイントの明朝体で表示することが指定
されている。また、スコア1のレコードの表記文字列は
11ポイントの明朝体で、スコア2のレコードの表記文
字列は12ポイントの明朝体で、スコア3のレコードの
表記文字列は13ポイントのゴシック体で、スコア4の
レコードの表記文字列は14ポイントのゴシック体でか
つ太字で、それぞれ表示することが指定されている。
【0178】このように、通常はスコアの高いレコード
の表記文字列ほど、より操作者の目につきやすい表示態
様が指定されている。言い換えれば、プロフィールとの
類似度の高いレコードの表記文字列ほど、他の表記文字
列より目立って表示されるように設定されている。
【0179】なお、それぞれの表示態様は、表示態様記
憶部803cが存在する端末の表示能力の範囲内で、端
末ごとに任意に設定できるものとする。たとえば、上記
とは別の端末では、スコア0の候補はごく薄い赤色、ス
コア1の候補はやや濃い赤色、スコア2の候補はさらに
濃い赤色・・・のように設定しておいてもよい。
【0180】変換候補表示部803は、変換辞書検索部
810から送受信部808・807を介して送信されて
きたレコードを一つずつ取り出して、当該レコードのス
コアを算出する。そして、算出したスコアで上記アトリ
ビュートテーブルを検索して、当該スコアのレコードの
表記文字列について指定された表示態様を抽出する。
【0181】そして、上記表示態様にもとづいて、図示
しない一時記憶領域に候補一覧ウィンドウの画像(イメ
ージ)を作成し、ディスプレイ208によって当該画像
を表示する。
【0182】実施の形態2によるホームページ検索シス
テムの、ホームページ検索処理の全体の手順は、図5で
説明した実施の形態1のそれと同様であるが、ステップ
S506の変換候補表示処理の内容に、実施の形態1と
は異なる特徴がある。図12は、実施の形態2によるホ
ームページ検索システムの、変換候補表示処理の手順を
示すフローチャートである。
【0183】本フローチャートによる処理の開始に先立
って、図5のステップS501ではキーボード211の
文字キー「t」「o」「k」「a」「i」が順に押下さ
れ、ステップS503で、文字列「tokai」の変換
要求がクライアント101から変換サーバ102に送信
されたものとする。
【0184】そして、ステップS504で、図9の変換
辞書から入力文字列「tokai」と読み文字列が完全
一致するレコードが検索され、ステップS505で、図
9に示すレコード901〜904が、変換サーバ102
からクライアント101に送信されたものとする。
【0185】実施の形態2による変換候補表示部803
は、まずステップS1201で、ステップS505で受
信したレコードを順に一つずつ取り出す。ここでは、受
信したレコード901〜904のうち、最初のレコード
である901をまず取り出したものとする。なお、それ
ぞれのレコードは所定のデリミタにより区切られている
ので、デリミタが現れるまでのデータを一レコードとし
て取り出せばよい。
【0186】ステップS1202で、ステップS120
1で取り出したレコードの中から、分野情報、対象地域
情報、対象年令情報および対象性別情報を抽出し、それ
ぞれをプロフィールの分野情報、住所情報、年令情報お
よび性別情報と比較して、当該レコードのスコアを算出
する。ステップS1201で取り出したレコード901
のスコアは、上述のように1である。
【0187】ステップS1203で、ステップS120
2で算出したスコアをもとに、表示態様記憶部803c
のアトリビュートテーブルを検索する。そして、上記ス
コアに対して設定された表示態様を抽出する。スコア1
のレコード901について抽出されるのは、11ポイン
トの明朝体で表示する、という表示態様である。
【0188】ステップS1204で、ステップS120
1で取り出したレコードの表記文字列を抽出する。レコ
ード901からは文字列「トーカイ」が抽出される。
【0189】ステップS1205で、ステップS120
4で抽出した文字列と、ステップS1203で抽出した
表示態様とを、図示しない一時記憶領域に対応づけて保
存する。ここでは、表記文字列「トーカイ」と、その表
示態様「11ポイントの明朝体」とが対応づけて保存さ
れる。
【0190】そして、ステップS1206で、ステップ
S505で受信したすべてのレコードについてステップ
S1201〜S1205の処理をおこなったかどうかを
判定し、すべてのレコードについて上記処理をおこなっ
たときは(ステップS1206肯定)、ステップS12
07に移行し、まだ上記処理をおこなっていないレコー
ドがあるときは(ステップS1206否定)、ステップ
S1201に移行する。
【0191】ここでは、まだレコード902〜904に
ついてステップS1201〜S1205の処理をおこな
っていないので、ステップS1201に移行して、次の
未処理のレコード、たとえばレコード902について上
記処理を繰り返す。
【0192】そして、レコード901〜904のすべて
について上記処理を終えると、ステップS1206の判
定が肯定となり、処理はステップS1207に移行す
る。
【0193】ステップS1207の時点で、変換候補表
示部803の図示しない記憶領域には、レコード901
〜904のそれぞれの表記文字列と、その表示態様とを
対応づけたリストが作成されている。
【0194】ステップS1207で、変換候補表示部8
03はこのリストを参照して、それぞれの文字列の画像
を作成する。表記文字列「トーカイ」については、表示
態様「11ポイントの明朝体」にしたがって、文字
「ト」「ー」「カ」および「イ」のそれぞれについて明
朝体のフォントを取得し、必要があればそれらを11ポ
イントの大きさまで拡大、または縮小する。
【0195】そして、リスト内の各文字列について上記
のようにして作成した画像を、あらかじめ保持している
ウィンドウの画像等と合成して、候補一覧ウィンドウの
イメージを作成する。
【0196】さらに、ステップS1208で、ステップ
S1207で作成した候補一覧ウィンドウのイメージを
ディスプレイ208に表示し、本フローチャートによる
処理を終了して、図5のステップS507に移行する。
【0197】図13は、変換候補表示部803により表
示される候補一覧ウィンドウの一例を示す説明図であ
る。同図において、スコアが1と算出されたレコード9
01の表記文字列「トーカイ」は、11ポイントの明朝
体で表示されている。
【0198】また、スコアが4と算出されたレコード9
02の表記文字列「株式会社東海」は、14ポイントの
ゴシック体でかつ太字で、スコアが3と算出されたレコ
ード903の表記文字列「東海株式会社」は、13ポイ
ントのゴシック体で、スコアが2と算出されたレコード
904の表記文字列「唐会」は12ポイントの明朝体
で、それぞれ表示されている。
【0199】すなわち、図13の候補一覧ウィンドウで
は、レコードのスコアが高ければ高いほど、言い換えれ
ばレコードと操作者のプロフィールとの類似度が高けれ
ば高いほど、その表記文字列はより操作者の目につきや
すい形で表示されている。
【0200】以上説明したように実施の形態2によれ
ば、たとえば図10のプロフィールに表れたゴルフ好き
の操作者に対しては、入力文字列「tokai」に対す
る複数の変換候補のうち、ゴルフ用品の製造・販売業者
である「株式会社東海」がもっとも目立つように表示さ
れるので、操作者は候補一覧の中から容易に自己に必要
なホームページを発見することができる。
【0201】また、上述した実施の形態2によれば、操
作者の趣味や住所等が変わっても、プロフィールを書き
換えるだけで常にその操作者のニーズに合った候補一覧
の表示が可能である。
【0202】具体例により説明する。たとえば一年後、
上記操作者は60才となり、退職後の趣味としてゴルフ
の代わりに登山を始めたものとする。この場合、図10
のプロフィールを図14のように書き換えれば、入力文
字列「tokai」と読み文字列が一致するレコード9
01のスコアは、年令のみが一致する結果1となる。
【0203】同様に、レコード902および903のス
コアは地域・年令および性別が一致する結果3となり、
レコード904のスコアは分野・地域・年令および性別
のいずれもが一致する結果4となる。そして、表示され
る候補一覧は図15に示すようになる。
【0204】すなわち、操作者の趣味・年令の変化にと
もなって、シニア登山サークルである「唐会」(スコア
4)が14ポイントのゴシック体で太字ともっとも目立
って表示されるようになり、代わりに一年前はもっとも
目立っていたゴルフ用品会社の「株式会社東海」(ラン
ク3)が、13ポイントのゴシック体と、相対的に目立
たなくなっている。
【0205】このように、操作者にとって必要である可
能性の高い候補は、そうでない候補に比べてより目立つ
ように表示されるので、一覧中の候補が多くても通常は
目的のものを容易に発見することができ、そのため辞書
自体から不要なホームページを削除したり、削除してし
まったホームページを再び登録し直したりする必要がな
い。
【0206】なお、上述した実施の形態2では、レコー
ドのスコアに応じてその表記文字列の表示属性、具体的
には文字サイズやフォント(書体)、太字にするかどう
か等を変えるようにしたが、上記のほか、たとえばスコ
アの高いものは斜体字・反転文字・中抜き文字・影文字
等により表示したり、他のものより濃い文字色で表示し
たり(グラデーション表示)、他のものと文字色を変え
たり、網掛けをほどこしたり、あるいは点滅表示した
り、テロップ表示(マーキー表示)したりするのであっ
てもよい。
【0207】また、上述した実施の形態2では、スコア
の高い候補を表示属性の差別化によって際立たせるよう
にしたが、これに限らず、たとえば表示順位の差別化に
よりおこなうようにしてもよい。
【0208】図16は、変換辞書が図9、プロフィール
が図10のようであった場合に、入力文字列「toka
i」について表示される候補一覧ウィンドウの一例を示
す説明図である。もっともスコアの高い「株式会社東
海」(スコア4)が第1候補であり、次候補以下はスコ
アの高いものから「東海株式会社」(スコア3)、「唐
会」(スコア2)、「トーカイ」(スコア1)の順で表
示されている。
【0209】なお、上述した実施の形態2では、プロフ
ィール記憶部803aおよび類似度算出部803bをク
ライアント101に設けるようにしたが、これらは変換
サーバ102に設けるようにしてもよい。
【0210】(実施の形態3)さて、上述した実施の形
態2では、もっぱら変換辞書の利用者側の興味や関心に
あわせて候補一覧中での候補の表示態様を差別化するよ
うにしたが、以下に説明する実施の形態3のように、も
っぱら変換辞書の提供者側の事情によって、それぞれの
候補の表示態様を異ならせるようにしてもよい。
【0211】実施の形態3によるホームページ検索シス
テムのシステム構成、および当該システムを構成する個
々のコンピュータのハードウエア構成は、それぞれ実施
の形態1と同様であるので説明を省略する。
【0212】図17は、実施の形態3によるクライアン
ト101および変換サーバ102の構成を機能的に示す
説明図である。これは図3の機能ブロック図に、表示態
様記憶部1703aを追加したものである。
【0213】辞書設定部1700、文字列入力部170
1、変換指示部1702、変換候補選択・確定部170
4、文書作成部1705、ホームページ表示部1706
および送受信部1707・1708は、それぞれ図3の
辞書設定部300、文字列入力部301、変換指示部3
02、変換候補選択・確定部304、文書作成部30
5、ホームページ表示部306および送受信部307・
308と同様であるので説明を省略する。
【0214】説明が前後するが、まず図18は、実施の
形態3において変換辞書記憶部1709に保持される変
換辞書の構造を模式的に示す説明図である。一つのレコ
ードは読み文字列、表記文字列、URLおよびランクか
ら構成される。
【0215】ランクはホームページの重要度を表現して
おり、具体的には「5」「2」等の数値であって、その
数値が小さいほど、ホームページの重要度が高いことを
示している。
【0216】なお、図18にはランク「1」および
「3」がなく、数値が離散的になっているが、後述する
図23のように、「1」から「5」までのすべてのラン
クを設定するようにしてもよい。また、ランクが取りう
る値は「5」までとは限らず、それ以上の値を取るので
あってもよい。
【0217】さらに、たとえばレコード1801のホー
ムページにランク5、レコード1805のホームページ
にもランク5、のように、一つの読み文字列に対応/関
連する複数のホームページに、同じランクを設定するの
であってもよい。
【0218】なお、変換辞書へのランクの設定や、設定
されたランクの変更等は、変換サーバ102の図示しな
い機能をもちいて、上記辞書の提供者が任意におこなう
ものとする。
【0219】変換辞書検索部1710は、上記変換辞書
を検索して、クライアント101から受信した入力文字
列と読み文字列が完全一致するレコードを取得する。そ
して、取得したレコードを、送受信部1707および1
708を介してクライアント101に返信する。
【0220】つぎに、図19は、実施の形態3において
表示態様記憶部1703aに保持されるアトリビュート
テーブルの構成を模式的に示す説明図である。アトリビ
ュートテーブルでは、それぞれのランクが設定されたホ
ームページの表記文字列をどのように表示するかが指定
されている。
【0221】同図においては、ランク1のホームページ
の表記文字列は15ポイントのゴシック体で、かつ太字
で表示することが指定されている。また、ランク2のホ
ームページの表記文字列は14ポイントのゴシック体で
かつ太字、ランク3のホームページの表記文字列は13
ポイントのゴシック体、ランク4のホームページの表記
文字列は12ポイントの明朝体、ランク5のホームペー
ジの表記文字列は11ポイントの明朝体、ランクの設定
されていないホームページの表記文字列は10ポイント
の明朝体で、それぞれ表示することが指定されている。
【0222】このように、通常はランクの高いホームペ
ージの表記文字列ほど、より操作者の目につきやすい表
示態様となっている。
【0223】なお、それぞれの表示態様は、表示態様記
憶部1703aが存在する端末の表示能力の範囲内で、
端末ごとに任意に設定できるものとする。たとえば、上
記とは別の端末では、ランク1の候補は濃い赤色、ラン
ク2の候補はやや薄い赤色、ランク3の候補はさらに薄
い赤色・・・のように設定しておいてもよい。
【0224】変換候補表示部1703は、変換辞書検索
部1710から送受信部1708・1707を介して送
信されてきたレコードを一つずつ取り出して、当該レコ
ードに設定されているランクを取得し、当該ランクで上
記アトリビュートテーブルを検索して、当該レコードの
表記文字列の表示態様を抽出する。
【0225】そして、上記表示態様にもとづいて、図示
しない一時記憶領域に候補一覧ウィンドウの画像(イメ
ージ)を作成し、ディスプレイ208によって当該画像
を表示する。
【0226】実施の形態3によるホームページ検索シス
テムの、ホームページ検索処理の全体の手順は、図5で
説明した実施の形態1のそれと同様であるが、ステップ
S506の変換候補表示処理の内容に、実施の形態1と
は異なる特徴がある。図20は、実施の形態3によるホ
ームページ検索システムの、変換候補表示処理の手順を
示すフローチャートである。
【0227】本フローチャートによる処理の開始に先立
って、図5のステップS501ではキーボード211の
文字キー「t」「o」「k」「a」「i」が順に押下さ
れ、ステップS503で、文字列「tokai」の変換
要求がクライアント101から変換サーバ102に送信
されたものとする。
【0228】そして、ステップS504で、図18の変
換辞書から入力文字列「tokai」と読み文字列が完
全一致するレコードが検索され、ステップS505で、
図18に示すレコード1801〜1806が、変換サー
バ102からクライアント101に送信されたものとす
る。
【0229】実施の形態3による変換候補表示部170
3は、まずステップS2001で、ステップS505で
受信したレコードを順に一つずつ取り出す。ここでは、
受信したレコード1801〜1806のうち、最初のレ
コードである1801をまず取り出したものとする。な
お、それぞれのレコードは所定のデリミタにより区切ら
れているので、デリミタが現れるまでのデータを一レコ
ードとして取り出せばよい。
【0230】ステップS2002で、ステップS200
1で取り出したレコードの中から、そのランクを抽出す
る。一レコード内でのランクの格納場所は固定的なので
(たとえば三個目のコンマの後、等)、レコード内の所
定位置のデータを抽出すれば、それが当該レコードのラ
ンクを表すデータである。ステップS2001で取り出
したレコード1801のランクは5である。
【0231】ステップS2003で、ステップS200
2で抽出したランクをもとに、表示態様記憶部1703
aのアトリビュートテーブルを検索する。そして、上記
ランクに対して設定された表示態様を抽出する。ランク
5のレコード1801について抽出されるのは、11ポ
イントの明朝体で表示する、という表示態様である。
【0232】ステップS2004で、ステップS200
2で取り出したレコードの表記文字列を抽出する。表記
文字列の一レコード内での格納場所も固定的なので(た
とえば二個目のコンマの後、等)、レコード内の所定位
置のデータを抽出すればよい。レコード1801からは
文字列「トーカイ」が抽出される。
【0233】ステップS2005で、ステップS200
4で抽出した文字列と、ステップS2003で抽出した
表示態様とを、図示しない一時記憶領域に対応づけて保
存する。ここでは、表記文字列「トーカイ」と、その表
示態様「11ポイントの明朝体」とが対応づけて保存さ
れる。
【0234】そして、ステップS2006で、ステップ
S505で受信したすべてのレコードについてステップ
S2001〜S2005の処理をおこなったかどうかを
判定し、すべてのレコードについて上記処理をおこなっ
たときは(ステップS2006肯定)、ステップS20
07に移行し、まだ上記処理をおこなっていないレコー
ドがあるときは(ステップS2006否定)、ステップ
S2001に移行する。
【0235】ここでは、まだレコード1802〜180
6についてステップS2001〜S2005の処理をお
こなっていないので、ステップS2001に移行して、
次の未処理のレコード、たとえばレコード1802につ
いて上記処理を繰り返す。
【0236】そして、レコード1801〜1806のす
べてについて上記処理を終えると、ステップS2006
の判定が肯定となり、処理はステップS2007に移行
する。
【0237】ステップS2007の時点で、変換候補表
示部1703の図示しない記憶領域には、レコード18
01〜1806のそれぞれの表記文字列と、その表示態
様とを対応づけたリストが作成されている。
【0238】ステップS2007で、変換候補表示部1
703はこのリストを参照して、それぞれの文字列の画
像を作成する。文字列「トーカイ」については、表示態
様「11ポイントの明朝体」にしたがって、文字「ト」
「ー」「カ」および「イ」のそれぞれについて明朝体の
フォントを取得し、必要があればそれらを11ポイント
の大きさまで拡大、または縮小する。
【0239】そして、リスト内の各文字列について上記
のようにして作成した画像を、あらかじめ保持している
ウィンドウの画像等と合成して、候補一覧ウィンドウの
イメージを作成する。
【0240】さらに、ステップS2008で、ステップ
S2007で作成した候補一覧ウィンドウのイメージを
ディスプレイ208に表示し、本フローチャートによる
処理を終了して、図5のステップS507に移行する。
【0241】図21は、変換候補表示部1703により
表示される候補一覧ウィンドウの一例を示す説明図であ
る。同図において、ランクが5に設定されたレコード1
801の表記文字列「トーカイ」は、11ポイントの明
朝体により表示されている。
【0242】また、ランクが2に設定されたレコード1
802の表記文字列「株式会社東海」は、14ポイント
のゴシック体でかつ太字、ランクが設定されていないレ
コード1803および1804の表記文字列「東海株式
会社」および「十日医」は10ポイントの明朝体、ラン
クが4に設定されているレコード1805の表記文字列
「トウカイ」は12ポイントの明朝体、ランクが設定さ
れていないレコード1806の表記文字列「唐会」は1
0ポイントの明朝体で、それぞれ表示されている。
【0243】すなわち、図21の候補一覧ウィンドウで
は、レコードのランクが高ければ高いほど、その表記文
字列はより操作者の目につきやすい形で表示されてい
る。
【0244】以上説明したように実施の形態3によれ
ば、ランクの設定と送信によって、サーバ側からクライ
アント側での変換候補の表示態様を制御することができ
る。また、具体的な表示態様は個々のクライアントでそ
の表示能力の範囲内で決定されるので、サーバではラン
クのみを保持しておくだけで、機種やOSの異なるコン
ピュータ、あるいは携帯電話等の種々のクライアントに
柔軟に対応できる。
【0245】なお、上述した実施の形態3では、レコー
ドのランクに応じてその表記文字列の表示属性、具体的
には文字サイズやフォント(書体)、太字にするかどう
か等を変えるようにしたが、上記のほか、たとえばラン
クの高いものは斜体字・反転文字・中抜き文字・影文字
等により表示したり、他のものより濃い文字色で表示し
たり(グラデーション表示)、他のものと文字色を変え
たり、網掛けをほどこしたり、あるいは点滅表示した
り、テロップ表示(マーキー表示)したりするのであっ
てもよい。
【0246】また、上述した実施の形態3では、ランク
の高い候補を表示属性の差別化によって際立たせるよう
にしたが、これに限らず、たとえば表示順位の差別化に
よっておこなうようにしてもよい。
【0247】図22は、変換辞書が図18、アトリビュ
ートテーブルが図19のようであった場合に、入力文字
列「tokai」に対して表示される候補一覧ウィンド
ウの一例を示す説明図である。なお、ここではウィンド
ウ内に一度に表示できる候補は最大五つまでとする。
【0248】第1候補はもっともランクの高い「株式会
社東海」(ランク2)、次候補はその次にランクの高い
「トウカイ」(ランク4)、第3候補はそのさらに次に
ランクの高い「トーカイ」(ランク5)である。
【0249】また、「東海株式会社」「十日医」および
「唐会」は同一順位(いずれもランクが設定されていな
い)であるが、この場合は単純なアルファベット順、五
十音順や文字コード順、あるいは辞書内での順序や辞書
への登録順序によって順位を決めるものとする。
【0250】ここでは、「東海株式会社」が第4候補、
「十日医」が第5候補となっている。また、「唐会」は
第6候補であるが、ウィンドウ内に一度に表示できる候
補の個数(第5候補まで)を超えたため、最初の候補群
の中には含まれていない。
【0251】ここで、図18に示す変換辞書のレコード
1803に対してランク1が、またレコード1806に
対してランク3が、新たに設定された結果、変換辞書の
内容が図23のように書き換えられたとする。
【0252】この場合、候補一覧ウィンドウは図24に
示すようになる。図22で第1候補として表示されてい
た「株式会社東海」(ランク2)は、それより上位の
「東海株式会社」(ランク1)が現れたことにより、次
候補に降りている。
【0253】また、図22で最初の候補群に含まれなか
った「唐会」は、新たにランク3が設定されたことで第
3候補となり、その代わりに図22で第5候補だった
「十日医」が第6候補に繰り下がって、最初の候補群か
らもれている。
【0254】ところで、上述した実施の形態3のよう
に、変換辞書を提供するサーバから個々のクライアント
での変換候補の表示態様を制御するということは、上記
変換辞書に登録された企業等に対して、このシステムを
通じた一種の宣伝広告の機会を提供していることにな
る。
【0255】たとえば、「トヨカワ自動車」「三岸自動
車」「日千自動車」のホームページは、「kurum
a」(車)という読み文字列にそれぞれランク1、ラン
ク3、ランクなしで関連づけられているのに対し、「木
田自動車」のホームページは上記辞書には登録されてい
なかったものとする。
【0256】この場合、上記辞書の利用者が「kuru
ma」と入力することで表示される候補一覧では、ラン
ク1の「トヨカワ自動車」がたとえば第1候補となり、
かつ最初から選択されて、別ウィンドウでそのホームペ
ージの内容が表示されている。
【0257】したがって、漠然と新車の購入を考えてい
る程度で、とくに「トヨカワ自動車」を意識はしていな
い利用者であっても、半ば強制的に「トヨカワ自動車」
のホームページを閲覧させられることになる。もっと
も、もともと自動車に関心があるところに表示されるの
で、通常は、不要なダイレクトメールを送付されたとき
のような不快感はない(非プッシュ型)。
【0258】また、ランク3の「三岸自動車」は、ラン
ク2の候補がなければ次候補、あれば第3候補であり、
いずれにせよ最初に表示される五つの候補群の中に含ま
れる。
【0259】これに対して、ランクの設定されていない
「三岸自動車」は、その他の候補へのランクの設定状況
によっては、最初の候補群からもれることもありうる。
この場合、ウィンドウをスクロールしなければ当該候補
は表示されないので、利用者からの認知度は低くなる。
【0260】また、辞書に登録されていない「木田自動
車」のホームページは、別途ブラウザを立ち上げたり検
索サイトでURLを調べたりしなければ閲覧することが
できない。
【0261】このように、変換辞書への登録の有無およ
びランクの上下によって、利用者がそのホームページを
閲覧する可能性が異なってくる。自社のホームページを
高いランクで上記辞書に登録しておくことにより、企業
は新聞や雑誌、電話帳等に広告を掲載したり、テレビC
Mを放送したりするのと同様の宣伝効果を期待すること
ができる。
【0262】ところで、従来の広告媒体においては、広
告の「目につきやすさ」を決定する要素、たとえば広告
の大きさや放送時間(いわゆるゴールデンタイムである
かどうか)等によって、広告主の支払う料金が設定され
ている。
【0263】そこで、上記変換辞書への登録時に企業等
から登録料を徴収し、その金額の多寡に応じてランクを
設定することで、高い料金を支払った企業のホームペー
ジほど候補一覧中で目立つように表示させることも可能
である。
【0264】その場合、上記辞書へのホームページの登
録申し込みをオンラインでできるようにしてもよい。た
とえば、変換辞書の提供者は、企業等の登録希望者が必
要事項(登録したい表記文字列やそれに対する読み文字
列、企業の名称や所在地等)を入力できるフォームをイ
ンターネットで公開する。なお、このフォームでの申し
込み時に、登録後その候補が実際に一覧中でどのように
表示されるかを、登録者があらかじめ確認できるように
してもよい(プレビュー機能)。
【0265】なお、上述した実施の形態2と3は任意に
組み合わせることができる。たとえば、クライアントは
ローカルで保持するプロフィールと、サーバから送信さ
れてきた対象情報とを比較して、各レコードのスコアを
算出するとともに、サーバから送信されてきたランクを
抽出する。
【0266】この場合にクライアントが保持するアトリ
ビュートテーブルは、たとえばスコアを行、ランクを列
に取る二次元のマトリックスであり、スコアが高ければ
高いほど(スコアの数値が大きければ大きいほど)、ま
たランクが高ければ高いほど(ランクの数値が小さけれ
ば小さいほど)、より目立つような表示態様が設定され
ている。
【0267】このアトリビュートテーブルにしたがって
それぞれの候補を表示することにより、変換辞書の利用
者が目立たせたいと考える候補や、提供者が目立たせた
いと考える候補を、候補一覧の中で他の候補より目につ
きやすい態様で表示することができる。
【0268】なお、上記で説明したホームページ検索方
法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコ
ンピュータやワークステーション等のコンピュータで実
行することにより実現される。このプログラムは、ハー
ドディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、M
O、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体
に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出
されて実行される。またこのプログラムは、上記記録媒
体を介して、インターネット等のネットワークを介して
配布することができる。
【0269】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、入力手段が少なくとも一つの文字からなる
文字列を入力し、送信手段が前記入力手段により入力さ
れた文字列を送信し、受信手段が前記送信手段により送
信された文字列の読みに対応または関連するホームペー
ジを示す文字列、前記ホームページのURLおよび前記
ホームページの対象情報を受信し、算出手段が前記受信
手段により受信された対象情報と操作者の個人情報との
類似度を算出し、表示手段が前記算出手段により算出さ
れた類似度にもとづいて前記受信手段により受信された
文字列の表示態様を異ならせて表示するので、ホームペ
ージのURLが外部の情報処理装置等から取得されると
ともに、ホームページと操作者の個人情報との類似度の
高低によって、それぞれのホームページを示す文字列が
異なった表示態様で表示され、これによって、入力文字
列に対応または関連する多数のホームページについて、
常にその最新のURLを取得できるとともに、それらの
中から特定のホームページを容易に発見することが可能
なホームページ検索装置が得られるという効果を奏す
る。
【0270】また、請求項2に記載の発明によれば、入
力手段が少なくとも一つの文字からなる文字列を入力
し、送信手段が前記入力手段により入力された文字列を
送信し、受信手段が前記送信手段により送信された文字
列の読みに対応または関連するホームページを示す文字
列、前記ホームページのURLおよび前記ホームページ
のランクを受信し、表示手段が前記受信手段により受信
されたランクにもとづいて前記受信手段により受信され
た文字列の表示態様を異ならせて表示するので、ホーム
ページのURLが外部の情報処理装置等から取得される
とともに、ホームページに設定されたランクの高低によ
って、それぞれのホームページを示す文字列が異なった
表示態様で表示され、これによって、入力文字列に対応
または関連する多数のホームページについて、常にその
最新のURLを取得できるとともに、それらの中から特
定のホームページを容易に発見することが可能なホーム
ページ検索装置が得られるという効果を奏する。
【0271】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または2に記載の発明において、前記表示態様
は、文字列の表示属性であるので、ホームページのUR
Lが外部の情報処理装置等から取得されるとともに、ホ
ームページと操作者の個人情報との類似度の高低、また
はホームページに設定されたランクの高低によって、そ
れぞれのホームページを示す文字列が異なった表示属性
で表示され、これによって、入力文字列に対応または関
連する多数のホームページについて、常にその最新のU
RLを取得できるとともに、それらの中から特定のホー
ムページを容易に発見することが可能なホームページ検
索装置が得られるという効果を奏する。
【0272】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1または2に記載の発明において、前記表示態様
は、文字列の表示順序であるので、ホームページのUR
Lが外部の情報処理装置等から取得されるとともに、ホ
ームページと操作者の個人情報との類似度の高低、また
はホームページに設定されたランクの高低によって、そ
れぞれのホームページを示す文字列が異なった表示順序
で表示され、これによって、入力文字列に対応または関
連する多数のホームページについて、常にその最新のU
RLを取得できるとともに、それらの中から特定のホー
ムページを容易に発見することが可能なホームページ検
索装置が得られるという効果を奏する。
【0273】また、請求項5に記載の発明によれば、ネ
ットワークを介して接続された端末装置とサーバとによ
ってホームページの検索をおこなうホームページ検索シ
ステムにおいて、前記端末装置の入力手段が、少なくと
も一つの文字からなる文字列を入力し、送信手段が前記
入力手段により入力された文字列を送信し、受信手段が
前記送信手段により送信された文字列の読みに対応また
は関連するホームページを示す文字列、前記ホームペー
ジのURLおよび前記ホームページの対象情報を受信
し、算出手段が前記受信手段により受信された対象情報
と操作者の個人情報との類似度を算出し、表示手段が前
記算出手段により算出された類似度にもとづいて前記受
信手段により受信された文字列の表示態様を異ならせて
表示し、前記サーバの変換辞書が、文字列ごとにその読
みに対応または関連するホームページを示す文字列、前
記ホームページのURLおよび前記ホームページの対象
情報を記憶し、受信手段が前記端末装置の送信手段によ
り送信された文字列を受信し、検索手段が前記変換辞書
から、前記受信手段により受信された文字列の読みに対
応または関連するホームページを示す文字列、前記ホー
ムページのURLおよび前記ホームページの対象情報を
検索し、送信手段が前記検索手段により検索された結果
にかかる文字列、URLおよび対象情報を前記端末装置
に対して送信するので、サーバで保持されているホーム
ページのURLが端末装置に対して通知されるととも
に、端末装置ではホームページと操作者の個人情報との
類似度の高低によって、それぞれのホームページを示す
文字列が異なった表示態様で表示され、これによって、
入力文字列に対応または関連する多数のホームページに
ついて、常にその最新のURLを取得できるとともに、
それらの中から特定のホームページを容易に発見するこ
とが可能なホームページ検索システムが得られるという
効果を奏する。
【0274】また、請求項6に記載の発明によれば、ネ
ットワークを介して接続された端末装置とサーバとによ
ってホームページの検索をおこなうホームページ検索シ
ステムにおいて、前記端末装置の入力手段が、少なくと
も一つの文字からなる文字列を入力し、送信手段が前記
入力手段により入力された文字列を送信し、受信手段が
前記送信手段により送信された文字列の読みに対応また
は関連するホームページを示す文字列、前記ホームペー
ジのURLおよび前記ホームページのランクを受信し、
表示手段が前記受信手段により受信されたランクにもと
づいて前記受信手段により受信された文字列の表示態様
を異ならせて表示し、前記サーバの変換辞書が、文字列
ごとにその読みに対応または関連するホームページを示
す文字列、前記ホームページのURLおよび前記ホーム
ページのランクを記憶し、受信手段が前記端末装置の送
信手段により送信された文字列を受信し、検索手段が前
記変換辞書から、前記受信手段により受信された文字列
の読みに対応または関連するホームページを示す文字
列、前記ホームページのURLおよび前記ホームページ
のランクを検索し、送信手段が前記検索手段により検索
された結果にかかる文字列、URLおよびランクを前記
端末装置に対して送信するので、サーバで保持されてい
るホームページのURLが端末装置に対して通知される
とともに、端末装置ではホームページに設定されたラン
クの高低によって、それぞれのホームページを示す文字
列が異なった表示態様で表示され、これによって、入力
文字列に対応または関連する多数のホームページについ
て、常にその最新のURLを取得できるとともに、それ
らの中から特定のホームページを容易に発見することが
可能なホームページ検索システムが得られるという効果
を奏する。
【0275】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項5または6に記載の発明において、前記表示態様
は、文字列の表示属性であるので、サーバで保持されて
いるホームページのURLが端末装置に対して通知され
るとともに、端末装置ではホームページと操作者の個人
情報との類似度の高低、またはホームページに設定され
たランクの高低によって、それぞれのホームページを示
す文字列が異なった表示属性で表示され、これによっ
て、入力文字列に対応または関連する多数のホームペー
ジについて、常にその最新のURLを取得できるととも
に、それらの中から特定のホームページを容易に発見す
ることが可能なホームページ検索システムが得られると
いう効果を奏する。
【0276】また、請求項8に記載の発明によれば、請
求項5または6に記載の発明において、前記表示態様
は、文字列の表示順序であるので、サーバで保持されて
いるホームページのURLが端末装置に対して通知され
るとともに、端末装置ではホームページと操作者の個人
情報との類似度の高低、またはホームページに設定され
たランクの高低によって、それぞれのホームページを示
す文字列が異なった表示順序で表示され、これによっ
て、入力文字列に対応または関連する多数のホームペー
ジについて、常にその最新のURLを取得できるととも
に、それらの中から特定のホームページを容易に発見す
ることが可能なホームページ検索システムが得られると
いう効果を奏する。
【0277】また、請求項9に記載の発明によれば、入
力工程で少なくとも一つの文字からなる文字列を入力
し、第1の送信工程で前記入力工程により入力された文
字列を送信し、第1の受信工程で前記第1の送信工程に
より送信された文字列を受信し、検索工程で文字列ごと
にその読みに対応または関連するホームページを示す文
字列、前記ホームページのURLおよび前記ホームペー
ジの対象情報を記憶する変換辞書から、前記第1の受信
工程により受信された文字列の読みに対応または関連す
るホームページを示す文字列、前記ホームページのUR
Lおよび前記ホームページの対象情報を検索し、第2の
送信工程で前記検索工程により検索された結果にかかる
文字列、URLおよび対象情報を送信し、第2の受信工
程で前記第2の送信工程により送信された文字列、UR
Lおよび対象情報を受信し、算出工程で前記第2の受信
工程により受信された対象情報と操作者の個人情報との
類似度を算出し、表示工程で前記算出工程により算出さ
れた類似度にもとづいて前記第2の受信工程により受信
された文字列の表示態様を異ならせて表示するので、ホ
ームページと操作者の個人情報との類似度の高低によっ
て、それぞれのホームページを示す文字列が異なった表
示態様で表示され、これによって、入力文字列に対応ま
たは関連する多数のホームページの中から特定のホーム
ページを容易に発見することが可能なホームページ検索
方法が得られるという効果を奏する。
【0278】また、請求項10に記載の発明によれば、
入力工程で少なくとも一つの文字からなる文字列を入力
し、第1の送信工程で前記入力工程により入力された文
字列を送信し、第1の受信工程で前記第1の送信工程に
より送信された文字列を受信し、検索工程で文字列ごと
にその読みに対応または関連するホームページを示す文
字列、前記ホームページのURLおよび前記ホームペー
ジのランクを記憶する変換辞書から、前記第1の受信工
程により受信された文字列の読みに対応または関連する
ホームページを示す文字列、前記ホームページのURL
および前記ホームページのランクを検索し、第2の送信
工程で前記検索工程により検索された結果にかかる文字
列、URLおよびランクを送信し、第2の受信工程で前
記第2の送信工程により送信された文字列、URLおよ
びランクを受信し、表示工程で前記第2の受信工程によ
り受信されたランクにもとづいて前記第2の受信工程に
より受信された文字列の表示態様を異ならせて表示する
ので、ホームページに設定されたランクの高低によっ
て、それぞれのホームページを示す文字列が異なった表
示態様で表示され、これによって、入力文字列に対応ま
たは関連する多数のホームページの中から特定のホーム
ページを容易に発見することが可能なホームページ検索
方法が得られるという効果を奏する。
【0279】また、請求項11に記載の発明によれば、
請求項9または10に記載の発明において、前記表示態
様は、文字列の表示属性であるので、ホームページと操
作者の個人情報との類似度の高低、またはホームページ
に設定されたランクの高低によって、それぞれのホーム
ページを示す文字列が異なった表示属性で表示され、こ
れによって、入力文字列に対応または関連する多数のホ
ームページの中から特定のホームページを容易に発見す
ることが可能なホームページ検索方法が得られるという
効果を奏する。
【0280】また、請求項12に記載の発明によれば、
請求項9または10に記載の発明において、前記表示態
様は、文字列の表示順序であるので、ホームページと操
作者の個人情報との類似度の高低、またはホームページ
に設定されたランクの高低によって、それぞれのホーム
ページを示す文字列が異なった表示順序で表示され、こ
れによって、入力文字列に対応または関連する多数のホ
ームページの中から特定のホームページを容易に発見す
ることが可能なホームページ検索方法が得られるという
効果を奏する。
【0281】また、請求項13の発明にかかる記録媒体
は、前記請求項9〜12のいずれか一つに記載された方
法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこ
とで、当該プログラムをコンピュータによって読み取る
ことが可能となり、これによって、請求項9〜12のい
ずれか一つに記載された方法をコンピュータによって実
施することが可能な記録媒体が得られるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1によるホームページ検索システム
のシステム構成を示す説明図である。
【図2】実施の形態1によるホームページ検索システム
を構成する個々のコンピュータのハードウエア構成を示
す説明図である。
【図3】実施の形態1によるクライアント101および
変換サーバ102の機能的構成を示す説明図である。
【図4】実施の形態1において変換辞書記憶部309に
保持される変換辞書の構造を模式的に示す説明図であ
る。
【図5】実施の形態1によるホームページ検索システム
の、ホームページ検索処理の手順を示すフローチャート
である。
【図6】実施の形態1において変換候補表示部303に
より表示される候補一覧ウィンドウの一例を示す説明図
である。
【図7】実施の形態1においてホームページ表示部30
6により表示される閲覧用ウィンドウの一例を示す説明
図である。
【図8】実施の形態2によるクライアント101および
変換サーバ102の構成を機能的に示す説明図である。
【図9】実施の形態2において変換辞書記憶部809に
保持される変換辞書の構造を模式的に示す説明図であ
る。
【図10】実施の形態2においてプロフィール記憶部8
03aに保持されるプロフィールの構成を模式的に示す
説明図である。
【図11】実施の形態2において表示態様記憶部803
cに保持されるアトリビュートテーブルの構成を模式的
に示す説明図である。
【図12】実施の形態2によるホームページ検索システ
ムの、変換候補表示処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図13】実施の形態2において変換候補表示部803
により表示される候補一覧ウィンドウの一例を示す説明
図である。
【図14】実施の形態2においてプロフィール記憶部8
03aに保持されるプロフィールの構成を模式的に示す
説明図である。
【図15】実施の形態2において変換候補表示部803
により表示される候補一覧ウィンドウの他の一例を示す
説明図である。
【図16】実施の形態2において変換候補表示部803
により表示される候補一覧ウィンドウの他の一例を示す
説明図である。
【図17】実施の形態3によるクライアント101およ
び変換サーバ102の構成を機能的に示す説明図であ
る。
【図18】実施の形態3において変換辞書記憶部170
9に保持される変換辞書の構造を模式的に示す説明図で
ある。
【図19】実施の形態3において表示態様記憶部170
3aに保持されるアトリビュートテーブルの構成を模式
的に示す説明図である。
【図20】実施の形態3によるホームページ検索システ
ムの、変換候補表示処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図21】実施の形態3において変換候補表示部170
3により表示される候補一覧ウィンドウの一例を示す説
明図である。
【図22】実施の形態3において変換候補表示部170
3により表示される候補一覧ウィンドウの他の一例を示
す説明図である。
【図23】実施の形態3において表示態様記憶部170
3aに保持されるアトリビュートテーブルの構成を模式
的に示す説明図である。
【図24】実施の形態3において変換候補表示部170
3により表示される候補一覧ウィンドウの他の一例を示
す説明図である。
【符号の説明】
100 ネットワーク 101 クライアント 102 変換サーバ 103 WWWサーバ 200 バス 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 HDD 205 HD 206 FDD 207 FD 208 ディスプレイ 209 I/F 210 通信回線 211 キーボード 212 マウス 213 スキャナ 214 プリンタ 215 CD−ROM 216 CD−ROMドライブ 300,800,1700 辞書設定部 301,801,1701 文字列入力部 302,802,1702 変換指示部 303,803,1703 変換候補表示部 304,804,1704 変換候補選択・確定部 305,805,1705 文書作成部 306,806,1706 ホームページ表示部 307,308,807,808,1707,1708
送受信部 309,809,1709 変換辞書記憶部 310,810,1710 変換辞書検索部 803a プロフィール記憶部 803b 類似度算出部 803c,1703a 表示態様記憶部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 510 G06F 13/00 510C 540 540E

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの文字からなる文字列を
    入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された文字列を送信する送信手
    段と、 前記送信手段により送信された文字列の読みに対応また
    は関連するホームページを示す文字列、前記ホームペー
    ジのURLおよび前記ホームページの対象情報を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された対象情報と操作者の個人
    情報との類似度を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された類似度にもとづいて前記
    受信手段により受信された文字列の表示態様を異ならせ
    て表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とするホームページ検索装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの文字からなる文字列を
    入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された文字列を送信する送信手
    段と、 前記送信手段により送信された文字列の読みに対応また
    は関連するホームページを示す文字列、前記ホームペー
    ジのURLおよび前記ホームページのランクを受信する
    受信手段と、 前記受信手段により受信されたランクにもとづいて前記
    受信手段により受信された文字列の表示態様を異ならせ
    て表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とするホームページ検索装置。
  3. 【請求項3】 前記表示態様は、文字列の表示属性であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のホームペ
    ージ検索装置。
  4. 【請求項4】 前記表示態様は、文字列の表示順序であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のホームペ
    ージ検索装置。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して接続された端末装
    置とサーバとによってホームページの検索をおこなうホ
    ームページ検索システムにおいて、 前記端末装置は、 少なくとも一つの文字からなる文字列を入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力された文字列を送信する送信手
    段と、 前記送信手段により送信された文字列の読みに対応また
    は関連するホームページを示す文字列、前記ホームペー
    ジのURLおよび前記ホームページの対象情報を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された対象情報と操作者の個人
    情報との類似度を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された類似度にもとづいて前記
    受信手段により受信された文字列の表示態様を異ならせ
    て表示する表示手段と、 を備え、 前記サーバは、 文字列ごとにその読みに対応または関連するホームペー
    ジを示す文字列、前記ホームページのURLおよび前記
    ホームページの対象情報を記憶する変換辞書と、 前記端末装置の送信手段により送信された文字列を受信
    する受信手段と、 前記変換辞書から、前記受信手段により受信された文字
    列の読みに対応または関連するホームページを示す文字
    列、前記ホームページのURLおよび前記ホームページ
    の対象情報を検索する検索手段と、 前記検索手段により検索された結果にかかる文字列、U
    RLおよび対象情報を前記端末装置に対して送信する送
    信手段と、 を備えたことを特徴とするホームページ検索システム。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して接続された端末装
    置とサーバとによってホームページの検索をおこなうホ
    ームページ検索システムにおいて、 前記端末装置は、 少なくとも一つの文字からなる文字列を入力する入力手
    段と、 前記入力手段により入力された文字列を送信する送信手
    段と、 前記送信手段により送信された文字列の読みに対応また
    は関連するホームページを示す文字列、前記ホームペー
    ジのURLおよび前記ホームページのランクを受信する
    受信手段と、 前記受信手段により受信されたランクにもとづいて前記
    受信手段により受信された文字列の表示態様を異ならせ
    て表示する表示手段と、 を備え、 前記サーバは、 文字列ごとにその読みに対応または関連するホームペー
    ジを示す文字列、前記ホームページのURLおよび前記
    ホームページのランクを記憶する変換辞書と、 前記端末装置の送信手段により送信された文字列を受信
    する受信手段と、 前記変換辞書から、前記受信手段により受信された文字
    列の読みに対応または関連するホームページを示す文字
    列、前記ホームページのURLおよび前記ホームページ
    のランクを検索する検索手段と、 前記検索手段により検索された結果にかかる文字列、U
    RLおよびランクを前記端末装置に対して送信する送信
    手段と、 を備えたことを特徴とするホームページ検索システム。
  7. 【請求項7】 前記表示態様は、文字列の表示属性であ
    ることを特徴とする請求項5または6に記載のホームペ
    ージ検索システム。
  8. 【請求項8】 前記表示態様は、文字列の表示順序であ
    ることを特徴とする請求項5または6に記載のホームペ
    ージ検索システム。
  9. 【請求項9】 少なくとも一つの文字からなる文字列を
    入力する入力工程と、 前記入力工程により入力された文字列を送信する第1の
    送信工程と、 前記第1の送信工程により送信された文字列を受信する
    第1の受信工程と、 文字列ごとにその読みに対応または関連するホームペー
    ジを示す文字列、前記ホームページのURLおよび前記
    ホームページの対象情報を記憶する変換辞書から、前記
    第1の受信工程により受信された文字列の読みに対応ま
    たは関連するホームページを示す文字列、前記ホームペ
    ージのURLおよび前記ホームページの対象情報を検索
    する検索工程と、 前記検索工程により検索された結果にかかる文字列、U
    RLおよび対象情報を送信する第2の送信工程と、 前記第2の送信工程により送信された文字列、URLお
    よび対象情報を受信する第2の受信工程と、 前記第2の受信工程により受信された対象情報と操作者
    の個人情報との類似度を算出する算出工程と、 前記算出工程により算出された類似度にもとづいて前記
    第2の受信工程により受信された文字列の表示態様を異
    ならせて表示する表示工程と、 を含んだことを特徴とするホームページ検索方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも一つの文字からなる文字列
    を入力する入力工程と、 前記入力工程により入力された文字列を送信する第1の
    送信工程と、 前記第1の送信工程により送信された文字列を受信する
    第1の受信工程と、 文字列ごとにその読みに対応または関連するホームペー
    ジを示す文字列、前記ホームページのURLおよび前記
    ホームページのランクを記憶する変換辞書から、前記第
    1の受信工程により受信された文字列の読みに対応また
    は関連するホームページを示す文字列、前記ホームペー
    ジのURLおよび前記ホームページのランクを検索する
    検索工程と、 前記検索工程により検索された結果にかかる文字列、U
    RLおよびランクを送信する第2の送信工程と、 前記第2の送信工程により送信された文字列、URLお
    よびランクを受信する第2の受信工程と、 前記第2の受信工程により受信されたランクにもとづい
    て前記第2の受信工程により受信された文字列の表示態
    様を異ならせて表示する表示工程と、 を含んだことを特徴とするホームページ検索方法。
  11. 【請求項11】 前記表示態様は、文字列の表示属性で
    あることを特徴とする請求項9または10に記載のホー
    ムページ検索方法。
  12. 【請求項12】 前記表示態様は、文字列の表示順序で
    あることを特徴とする請求項9または10に記載のホー
    ムページ検索方法。
  13. 【請求項13】 前記請求項9〜12のいずれか一つに
    記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム
    を記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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