JP2002032398A - 広告システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーの属性に応じた広告情報を送出する
ことができる広告システムを提供する。 【解決手段】 登録されたユーザーが広告バナーをクリ
ックすると前記ユーザーにポイントを付与して、ポイン
トに応じた種々のサービスを提供する、会員制のポイン
トシステムを有するネットワーク上の広告システムにお
いて、主としてユーザーの属性を収集する手段と、収集
した属性を記憶する手段と、広告データ及び広告対象者
としたい者の属性を有するデータベースを有し、ユーザ
ーがログイン時に入力したＩＤをもとにしてそのユーザ
ーが関心があると考えられる広告を前記データベースか
ら検索してその広告のデータを送出することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上で
広告を送信するシステムに関し、特にユーザーが広告バ
ナーをクリックするとそのユーザーにポイントを与える
ポイントシステムを有するシステムにおいて、そのユー
ザーの属性に応じた広告を送信する広告システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネットの普及により、ネ
ットワーク上での商品の販売、広告等が盛んになってお
り、特にネットワーク上での広告は商品等の宣伝に欠か
せないものとなっている。

【０００３】ネットワーク上での広告手法の１つとし
て、ネットワーク上で複数の店舗が集まってモールを形
成し、ユーザーが商品を買ったり、広告バナーをクリッ
クしたりすると、ユーザーにポイントを与えるシステム
が知られている。このシステムでは、ユーザーは貯めた
ポイントに応じて新たに商品を買うことができたり、ゲ
ームをして遊んだりすることができる。

【０００４】このようなシステムは、ユーザーがお金を
支払わなくても、広告バナーをクリックすることで多少
のポイントを得ることができ、気楽に参加できることか
ら大きな集客力を期待することができる。従って、広告
主からしても、大きな宣伝効果を期待することができ
る。

【０００５】前記したような、広告バナーをクリックす
るとポイントを与えるシステムでは、通常、ユーザーに
付与されるポイント数に応じて、広告主が広告代理店に
広告料を支払うようになっている。例えば、ユーザーが
広告バナーをクリックすると、１０ポイントがそのユー
ザーに与えられるとすると、広告主は１ポイントあたり
２円、即ち２０円を広告代理店に支払い、広告代理店は
２０円のうち１０円をユーザーが与えられた１０ポイン
トに割り当て、１０円を自己の利益として得るようにし
ている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の広告システムでは、次のような問題がある。まず、ユ
ーザーの端末に一度に表示される広告の数には限りがあ
るが、あるユーザーにとって必ずしも見たい広告が表示
されるとは限らない。従って、ユーザーにとっては、あ
まり見たくもない広告を見なければならないことにな
る。また、広告主にとっては、本当に見てもらいたいタ
ーゲットユーザーにはなかなか広告を見てもらえず、あ
まり関心のないユーザーばかりにクリックされることも
多い。関心の無いユーザーに広告をクリックされてポイ
ントに応じた広告料を支払っていたのではコストがかか
るばかりで宣伝効果をあげることができない。

【０００７】また、従来の広告システムでは、ユーザー
が既に一度クリックしたことのある広告バナーをもう一
度クリックした場合にもポイントを加算しており、いわ
ゆる無駄打ちによる広告料金もかかってしまっていた。

【０００８】そこで、本発明では、前記した問題点を解
決し、個々のユーザーに対し、ユーザーが興味のある広
告を表示して宣伝の効率を上げるとともに、いわゆる広
告バナーの無駄打ちによる広告料の重複を防止する広告
システムを提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では登録されたユーザーが広告バナーをクリ
ックするとそのユーザーにポイントを付与して、ポイン
トに応じた種々のサービスを提供する、いわゆる会員制
のポイントシステムを有するネットワーク上の広告シス
テムにおいて、登録されたユーザーの属性に応じて、そ
のユーザーが関心のある分野の広告バナーを表示するこ
とにより、ユーザーへのサービスを高めるとともに広告
主の不要な広告料金の出費を抑えるようにした。

【００１０】即ち、本発明では、登録されたユーザーが
広告を閲覧するとそのユーザーにポイントを付与して、
ポイントに応じたサービスを提供する、会員制のポイン
トシステムを有するネットワーク上の広告システムであ
って、ユーザーの属性情報の入力を受け付ける属性収集
手段と、前記入力を受け付けた属性情報を記憶する第１
の記憶手段と、広告主の広告データ及びその広告を見せ
たい対象者の属性をデータベースとして記録された第２
の記憶手段と、前記広告配信システムにログインするユ
ーザーを特定するユーザー認証手段と、ログインしたユ
ーザーの属性情報を前記第１の記憶手段から読み出す属
性検索手段と、読出した前記属性情報をキーとして前記
第２の記憶手段からその属性を有する者を対象者とする
広告データを読み出す広告検索手段と、前記読み出した
広告データを前記ユーザーに送信する広告送信手段とを
備えるように広告システムを構成した。

【００１１】以上の広告システムにおいて、ユーザーの
登録時等にユーザーの生年月日、性別、居住地域等の属
性情報を入力させてデータベース化し、広告主の広告デ
ータもターゲットとなるユーザーの属性をデータベース
化する。登録されたユーザーが自分のＩＤ番号等を入力
して広告システムにログインして来た場合には、そのユ
ーザーの属性情報を第１の記憶手段から読み出して、第
２の記憶手段からそのユーザーの属性をキーにその属性
のユーザーをターゲットとする広告データを広告検索手
段により読出し、広告送信手段によりユーザーの端末へ
送信する。このようにしてユーザーは自分の興味のある
広告を楽しむことができ、広告主はターゲットユーザー
にのみ広告を出すことにより、宣伝効率を上げることが
できる。なお、第１の記憶手段に記憶される属性情報は
前記したユーザーが入力したものに限られず、例えば、
ユーザーが取得したポイント等も含まれる。

【００１２】また、本発明の請求項２では、請求項１の
広告システムにおいて、ユーザーが閲覧した広告の履歴
を記憶する第３の記憶手段と、ログインしたユーザーが
広告を閲覧した場合に前記第３の記憶手段に記憶された
履歴を参照し、前記広告が以前に前記ユーザーに閲覧さ
れたことがあるか否かを判断する判定手段と、前記判定
手段が前記ログインしたユーザーに閲覧されたことがな
いと判断したときはユーザーにポイントを付与し、閲覧
されたことがあると判断したときはユーザーにポイント
を付与しないポイント計算手段とをさらに有するように
広告システムを構成した。

【００１３】以上の構成において、ユーザーが一度閲覧
した広告は、広告バナーのファイル名や通し番号等の何
らかのキーを第３の記憶手段に記憶され、ユーザーが広
告を閲覧するたびにそのバナー広告が第３の記憶手段に
記憶されたキーを有するかを確認されるので、同じ広告
を２回閲覧した場合に、広告主が２度広告料金を支払う
という無駄を無くすことができる。

【００１４】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て適宜図面を参照しながら説明する。図１は本発明の実
施の形態に係る広告システムの一例を示すブロック図で
ある。

【００１５】広告システム１は、コンピュータネットワ
ーク上のウェブサイトを提供するシステムであって、登
録されたユーザーが広告バナーをクリックして閲覧する
と、そのユーザーに対しポイントを付与するようなウェ
ブサイトにおいて、広告を表示させるシステムである。
このウェブサイトは、ユーザーが自己の個人情報等を入
力して登録しなければ利用できない会員制のサイトであ
る。登録されたユーザーは、商品を購入したり、広告バ
ナーをクリックしたりすることによりポイントが与えら
れ、貯めたポイントを利用して他の商品を買ったり、ゲ
ームを行ったりすることができる。このようなウェブサ
イトにおいて、広告システム１は、ユーザーの属性に応
じて、そのユーザーが興味のある広告バナーを表示する
ことを特徴としている。

【００１６】広告システム１は、インターネット等のネ
ットワーク５を介して複数のユーザー端末２及び広告主
端末３と接続され、データの送受信が可能になってい
る。なお、図１にはユーザー端末２と広告主端末３を各
１つずつ図示している。

【００１７】広告システム１は、システム内外のデータ
のやり取りや、演算を統括する中央制御部１０に、予め
組まれたプログラムにより実行可能なＷＷＷ（Ｗｏｒｌ
ｄＷｉｄｅ Ｗｅｂ）サーバー２０、属性収集手段２
１、ユーザー認証手段２２、属性検索手段２３、広告検
索手段２４、広告送信手段２５、判定手段２６、ポイン
ト計算手段２７と、外部記憶装置又は内部記憶装置であ
る第１の記憶手段３１、第２の記憶手段３２、第３の記
憶手段３３とを備えている。

【００１８】ＷＷＷサーバー２０は広告システム１が有
するデータを、インターネット等のネットワークを介し
てユーザー端末２や広告主端末３との間で送受信するた
めの通信手段である。

【００１９】第１の記憶手段３１は、登録されたユーザ
ーのＩＤ、パスワード、居住地、生年月日及び所持ポイ
ント等の属性情報を記憶している記憶装置である。

【００２０】第２の記憶手段３２は、広告主の広告バナ
ーのデータ、及び広告主がその広告バナーを閲覧させた
い対象者をデータベースとして記憶している記憶装置で
ある。

【００２１】第３の記憶装置３３は、ユーザーがこれま
でどの広告を閲覧したかの履歴を記憶している記憶装置
である。

【００２２】属性収集手段２１は、新規に本発明の広告
システム１に登録をするユーザーの属性情報をＷＷＷサ
ーバー２０を介して入力させる手段である。

【００２３】ユーザー認証手段２２は、既に登録された
ユーザーが広告システム１にログインしようとする場合
に、ユーザーにＩＤとパスワードの入力を求める。

【００２４】属性検索手段２３は、登録されたユーザー
が広告システム１にログインしたときに、ユーザーのＩ
Ｄをキーに第１の記憶手段３１から、そのユーザーの属
性情報を検索する手段である。また、登録されていない
ユーザーが新規に登録申込をする際にもユーザーが希望
するＩＤが既に登録済みかを検索をする手段でもある。

【００２５】広告検索手段２４は、属性検索手段２３が
読み出したユーザーの属性情報をキーとして、第２の記
憶手段から、そのような属性情報を有するユーザーを広
告対象者とするような広告のデータを検索する手段であ
る。

【００２６】広告送信手段２５は、広告検索手段２４が
検索した広告バナーのデータをＷＷＷサーバー２０を介
してユーザー端末２へ送信する手段である。

【００２７】判定手段２６は、ユーザーがクリックして
閲覧したバナー広告が、そのユーザーがはじめて閲覧し
たものか、以前に閲覧したことがあるものかを判定する
手段である。判定手段２６は第３の記憶手段３３が有す
るそのユーザーが閲覧したバナーの履歴を確認して、そ
のユーザーがはじめて閲覧した広告バナーであると判断
した場合には、ポイント計算手段２７にポイントの加算
の指令を出すようになっている。

【００２８】ポイント計算手段２７は、判定手段２６か
らポイントの加算を指令された場合に、第１の記憶手段
３１に記憶されたそのユーザーのポイントを読出し、広
告の閲覧に対する所定のポイントを加算して、新たなポ
イントを第１の記憶手段３１に書き込む手段である。

【００２９】ユーザー端末２はＷＷＷサーバー２０に接
続してデータの送受信が可能なコンピュータである。ユ
ーザー端末２では、ＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒ Ｔｅｘｔ
Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）文書を閲覧するため
のブラウザソフトを使用して、ＷＷＷサーバー２０から
送られてくるデータを閲覧することができる。

【００３０】広告主端末３は、広告主がネットワーク５
を介して広告システム１に広告掲載の依頼をするための
コンピュータである。広告主端末３もブラウザソフトに
より、ＷＷＷサーバー２０から送られてくるデータを見
ることができ、所定の注文票に記入をして、広告バナー
のデータを広告システム１に送信するなどして、広告掲
載を依頼することができる。なお、広告主は必ずしもネ
ットワーク５を介して広告掲載を依頼する必要はなく、
広告システム１を運営する会社に直接出向いて必要事項
を紙に記入して、広告バナーを作ってもらったり、電話
で同じように広告掲載の依頼をしたりするのでもよい。

【００３１】なお、広告システム１は、前記した構成が
その全てではなく、その他の入出力手段や記憶手段を有
する場合があることはもちろんである。例えば、ユーザ
ー端末２から、前記した手段以外の入出力手段を介して
中央制御部１０にデータの送受信が行われることもあ
る。

【００３２】以上のような構成を有する広告システム１
及び各端末の動作を、フローチャート及びユーザー端末
３に表示される画面を参照しながら詳細に説明する。

【００３３】図２は、ユーザーがはじめて本発明の広告
システムにアクセスした場合にユーザー登録の流れを示
すフローチャートである。図３は、本発明の広告システ
ムにおいてユーザーが広告を閲覧する流れの一例を示す
フローチャートである。図４から図7はユーザー端末で
表示される画面の一例であり、図４が広告システムのウ
ェブサイトのトップページ、図５が新規ユーザーの登録
画面、図６が新規ユーザー登録時のアンケートの画面、
図７が広告の内容の一例を示す画面である。

【００３４】広告主が広告主端末３からＷＷＷサーバー
２０を介して広告システム１にアクセスすると、図示し
ない広告の掲載依頼画面が広告主端末３に表示される。
広告の掲載依頼画面で、依頼人の名称、掲載期間、掲載
対象者等必要な事項を記入して送信ボタンをクリックす
ると、広告システム１に注文伝票が送信される。広告バ
ナーのデータも同時に広告システム１に送られ、これら
の広告バナーのデータ、広告対象者のデータ等がデータ
ベースとして、中央制御部１０により第２の記憶手段３
２に書き込まれる。

【００３５】広告を見るユーザーが、ユーザー端末２か
らＷＷＷサーバー２０を介して広告システム１にアクセ
スすると、ユーザー端末２には広告システム１のトップ
ページ画面Ｗ１が表示される（図４参照）。

【００３６】トップページ画面Ｗ１は最上部にこのペー
ジのタイトルＤ１１が表示されている。次の行には広告
システム１に初めてアクセスしたユーザーが新規登録す
るための登録リンク部Ｄ１２と、既に登録済みのユーザ
ーがログインするためのログインボックスＤ１３が表示
されている。さらに下の部分には、広告システム１のコ
ンテンツが表示されている。

【００３７】フラップＤ１４，・・・は、クリックする
とそのコンテンツが表示されたシートが一番手前に表示
されるようなものである。図４においては、「ためる」
のフラップＤ１４がクリックされて、ユーザーがポイン
トを貯めるためのコンテンツを示したシートが一番手前
に表示された状態を示している。「ためる」以外のフラ
ップでは、例えば「○×△とは？」はこのサイトの概要
を紹介するコンテンツが表示される。「つかう」ではユ
ーザーが貯めたポイントを使うためのコンテンツ、例え
ば、買い物サイトがリンクされており、「あそぶ」では
ポイントを使ってゲームをするサイト、「設定／？」で
はユーザーの属性の変更や、ヘルプ等、その他のコンテ
ンツがリンクされている。

【００３８】トップページ画面Ｗ１に表示されている
「ためる」のコンテンツには、左半分に各社の広告を見
るとポイントを得ることができるバナークリックＤ１５
の表示及びその分類「ゲームタイプ」、「ストーリ
ー」、・・・等の分類がリスト表示されている。右半分
にはネットワーク上の店舗への入口であるショッピング
Ｄ１６の表示とその分類「ファッション」、「インテリ
ア・小物」、・・・等がリスト表示されている。例え
ば、バナークリックＤ１５のスタンダードをクリックす
ると、一般的な読むだけの広告へリンクする広告バナー
のリストが表示される（図示せず）。

【００３９】初めてこの広告システム１にアクセスした
ユーザーは、サービスの利用制限がされており、例え
ば、ポイントをためることができなかったり、買い物を
することができなかったりする。そこで、この広告シス
テム１を利用するためにユーザーは自分の属性を登録し
なければならない。

【００４０】新規に登録をするユーザーは登録リンク部
Ｄ１２をクリックする。すると、ユーザー端末２は登録
サイトへ接続され（Ｓ１０）、画面Ｗ２がユーザー端末
２に表示される（Ｓ１１、Ｓ１２、図５参照）。画面Ｗ
２にはユーザーが使用を希望するＩＤを入力するＩＤ入
力部Ｄ２１と、ユーザーが希望するログインパスワード
を入力するパスワード入力部Ｄ２２と、登録申込の次の
ステップへ進むための「次へ」のボタンＤ２３が表示さ
れている。

【００４１】ユーザーが自分の希望するＩＤをＩＤ入力
部Ｄ２１に、パスワードをパスワード入力部Ｄ２２に入
力した後ボタンＤ２３を押すと（Ｓ１２）、入力したデ
ータが属性収集手段２１により中央制御部１０に渡さ
れ、中央制御部１０は属性検索手段２３に対し、希望さ
れたＩＤが既に第１の記憶手段３１に格納されているも
のかどうか検索させる（Ｓ１３）。その結果、中央制御
部１０は入力されたＩＤが既に存在しているものと判断
したときはもう一度ＩＤを入力させるべく画面Ｗ２を再
び表示させ、ＩＤが今まで無かったものと判断したとき
は次のステップへ進めさせるべくアンケート画面Ｗ３を
送出する（Ｓ１４、Ｓ１５）。

【００４２】ＩＤが既に登録されているものと重複しな
ければ、ユーザー端末２にはアンケート画面Ｗ３（図６
参照）が表示される。

【００４３】アンケート画面Ｗ３には、名前、性別、生
年月日、居住地等を入力させる属性入力部Ｄ３１と、ユ
ーザーが興味のある分野を選択させるチェックボックス
付きの分野リストＤ３２と、アンケートの記入が終わっ
た後に登録申込の意思を表示するボタンＤ３３とが表示
されている。

【００４４】アンケートで質問する内容は、ユーザー本
人を特定するためのほか、性別、年齢等に応じて、その
ユーザーが最も関心があると思われる情報を選別するた
めに使用されるので、アンケート画面Ｗ３に例示したも
ののほか、出身地、職業、年収、好きな食べ物、等々た
くさんの内容のアンケートを集めることが望ましい。

【００４５】ユーザーがアンケートの回答を入力して登
録申込ボタンＤ３３をクリックすると（Ｓ１６）、属性
収集手段２１が回答を受け付けて、中央制御部１０で入
力項目の確認（Ｓ１７）を行い、全ての必要項目が入力
されたかを判断する（Ｓ１８）。必要項目に漏れがあっ
た場合にはアンケート画面Ｗ３を再び送出し、必要項目
が全て入力されていた場合には、ＩＤ、パスワード、ア
ンケートの回答を第１の記憶手段に書き込む（Ｓ１
９）。

【００４６】以上の動作により、ユーザーの登録がなさ
れる。登録されたユーザーが広告システム１のサービス
を利用する場合は、次のように動作する。ユーザーがユ
ーザー端末２から広告システム１へ接続する（Ｓ２０）
と、広告システム１からトップページ画面Ｗ１が送出さ
れる（Ｓ２１）。ユーザーの画面にはトップページ画面
Ｗ１が表示される（Ｓ２２）。

【００４７】ユーザーは画面Ｗ１において、ログインボ
ックスＤ１３の中のログインＩＤ入力部Ｄ１３１に自分
のＩＤを入力し、パスワード入力部Ｄ１３２にパスワー
ドを入力する（Ｓ２２）。入力されたＩＤ及びパスワー
ドはユーザー認証手段２２により受け付けられ、中央制
御部１０に渡される。その後、中央制御部１０は入力さ
れたＩＤが第１の記憶手段に格納されているものかを属
性検索手段２３に検索させる（Ｓ２３）。その結果、入
力されたＩＤ、パスワードが既存のものと合致しなけれ
ば、もう一度ログインさせなおすべくトップページ画面
Ｗ１を送出し（Ｓ２１）、合致したらサービスの利用制
限を解除する（Ｓ２４、Ｓ２５）。

【００４８】ユーザーがログインに成功すれば、全ての
サービスが利用できるようになる。ここで、広告を閲覧
することによりポイントをためるバナークリックＤ１５
のうち、「ゲームタイプ」をユーザーが選択したとする
（Ｓ２６）。すると、広告システム１の中央制御部１０
は広告検索手段に、広告データと広告対象者の属性のデ
ータベースを記憶した第２の記憶手段３２から、ログイ
ンしたユーザーの属性を含む広告バナーのデータを検索
させる。例えば、図８が第２の記憶手段に記憶されたデ
ータベースの一例を示す図である。図８の例では、広告
バナーの画像ファイル名に、リンク先のファイル名、広
告の種類、分野、対象とする年齢層、対象とする居住地
等を関連付けたデータベースとしている。なお、Ｆは対
象者について指定しないことを意味する。

【００４９】ここで、ユーザーが埼玉県在住の属性を持
っていたとする。例えば、図８のデータベースで検索す
れば、ゲームタイプであって、玉県在住の条件を満たす
広告バナーデータはｍａｒｕ．ｇｉｆやｔｅｃｈｎ．ｇ
ｉｆであり、中央制御部１０はこれらのファイルを組み
込んだ広告バナーの画面を送出する（Ｓ２７）。する
と、ユーザー端末２にゲームタイプの広告バナーが複数
表示される（Ｓ２８、画面図示せず）。なお、ゲームタ
イプとはクイズやゲームをクリアしながら広告を楽しま
せて、商品を覚えさせようとするタイプの広告である。
ユーザーが例えば、この中で「○●自動車株式会社」を
選択すると（Ｓ２８）、広告システム１により広告画面
Ｗ４１が送出され（Ｓ２９）、ユーザー端末２には広告
画面Ｗ４１が表示される（Ｓ３０）。

【００５０】広告画面Ｗ４１には、例えば最近発売した
自動車の解説がなされていて、画面の下の方にその解説
に関するクイズがだされる。ユーザーは回答欄Ｄ４１に
クイズの回答を入力し、「次へ」のボタンＤ４２をクリ
ックする（Ｓ３０）。広告システム１の中央制御部１０
では、第２の記憶手段３２に予め格納されたクイズの答
えと入力された回答を照らし合わせて（Ｓ３１）、回答
が不正解であったら広告画面Ｗ４１をもう一度表示さ
せ、正解であったら次のステップへ進めるべく広告画面
Ｗ４２を送出する（Ｓ３２）。

【００５１】ユーザー端末２には広告画面Ｗ４２が表示
される（Ｓ３３）。広告画面Ｗ４２では、「家族といる
より、孤独がいいか」等の簡単なアンケートがいくつか
表示されており、例えばユーザーはＹｅｓのラジオボタ
ンを選択する等してアンケートに回答していく。ユーザ
ーは全てのアンケートについて回答を選択したら、広告
画面Ｗ４２の最下欄の「次へ」ボタンＤ４４をクリック
する（Ｓ３３）。

【００５２】アンケートの回答を受け付けた広告システ
ム１は必要項目が入力されているかどうかを確認し（Ｓ
３４）、回答の不足があれば画面４２を再表示させ、必
要項目が全て回答されていれば第２の記憶手段３２に記
憶されている○●自動車株式会社の有するアンケート結
果から最適車種を計算するテーブルを参照して、そのユ
ーザーに最適な商品を判断する（Ｓ３５）。その後、そ
の自動車の仕様や価格を挿入した広告画面Ｗ４３のデー
タを生成してユーザー端末２に送出する（Ｓ３５）。

【００５３】ユーザー端末２には広告画面Ｗ４３が表示
され（Ｓ３６）、ユーザーはアンケートの結果割り出さ
れた自動車の仕様等を確認する。確認が終わったら、ユ
ーザーは広告画面Ｗ４３最下欄の「確認」ボタンＤ４５
をクリックする（Ｓ３６）。

【００５４】ユーザーが広告画面Ｗ４３を最後まで読ん
だことの確認を受けた広告システム１の中央制御部１０
は、判定手段２６に第３の記憶手段３３から以前そのユ
ーザーが閲覧した広告の履歴を読出し（Ｓ３７）、今回
閲覧した○●自動車株式会社の広告が既読のものか否か
を判断する（Ｓ３８）。そこで、既読のものと判断した
ときは、そのユーザーに重ねてポイントを付与すると、
そのポイントに応じた不要な広告料を請求しなければな
らないので、ポイントを加算することなく処理を終了す
る。また、そのユーザーがはじめて広告を見たものと判
断したときは、ポイント計算手段２７に第１の記憶手段
３１からそのユーザーのポイントを読込み（Ｓ３９）、
今回広告を見てくれたことに対する所定のポイントを加
算して（Ｓ３９）、加算後のポイントを第１の記憶手段
３１に書き込んで（Ｓ３９）、処理を終了する。

【００５５】以上の動作により、ユーザーは自分が関心
のある広告を楽しみながら見ることができ、さらに、そ
のサイトで使用できるポイントを付与されて、またその
ポイントを使用して別の商品を買ったり、サービスを受
けたりすることができる。

【００５６】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は前記実施の形態に制限されるものではな
い。例えば、前記実施の形態では、ユーザーが広告を見
終わって確認ボタンを押した後にユーザーの閲覧履歴を
検索して、ポイントを付与するか否かを判断していた
が、ユーザーがバナー広告をクリックした直後にそのよ
うな判断をすることもできる。

【００５７】また、ユーザーの属性や趣味を入力させる
タイミングも、ユーザーの登録時に全て入力させる必要
は無く、例えば、登録時は名前、性別、生年月日程度の
最低限の属性だけ入力させて属性情報を取得し、その
後、ユーザーが広告を見たり、買い物をしたりしていく
中で、ユーザー個人の関心のある事項を取得して、第１
の記憶手段３１に蓄積させていくこともできる。

【００５８】

【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明によれば、
予め登録されたユーザーの属性情報に応じてユーザーが
関心のある分野の広告バナーを表示させることでユーザ
ーにとって有益な情報を提供することができ、広告主に
とっても適切なターゲットユーザーにのみ広告をクリッ
クさせて宣伝効率を上げることができる（請求項１）。

【００５９】また、本発明はユーザーを登録しているサ
イトで広告を提供していることから、ユーザーの広告閲
覧履歴を管理することができ、一度広告バナーをクリッ
クしたユーザーに対しては、再び同じバナーをクリック
してもポイントを与えないシステムとすることで、いわ
ゆる広告バナーの無駄打ちによる広告主の不要な出費を
無くすことができる（請求項２）。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の形態に係る広告システムの一
例を示すブロック図である。

【図２】 新規ユーザー登録の流れを示すフローチャー
トである。

【図３】 登録ユーザーが広告を閲覧する流れの一例を
示すフローチャートである。

【図４】 広告システムのウェブサイトのトップページ
の一例を示す図である。

【図５】 新規ユーザーの登録画面を示す図である。

【図６】 新規ユーザー登録時のアンケートの画面を示
す図である。

【図７】 広告の内容の一例を示す画面であり、（ａ）
は商品の解説とクイズの画面、（ｂ）はアンケートの画
面、（ｃ）はユーザーが広告を見たことの確認を求める
画面である。

【図８】 広告データと広告対象者のデータベースの一
例を示す図である。

【符号の説明】

１…広告システム、２…ユーザー端末、３…広告主端
末、２１…属性収集手段、２２…ユーザー認証手段、２
３…属性検索手段、２４…広告検索手段、２５…広告送
信手段、２６…判定手段、２７…ポイント計算手段、３
１…第１の記憶手段、３２…第２の記憶手段、３３…第
３の記憶手段

フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B049 AA02 BB49 CC02 DD01 DD05 EE00 EE05 FF03 GG02 GG04 GG07 5B075 KK07 ND20 PP02 PP03 PP13 PP22 PQ02 PR08 UU40

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 登録されたユーザーが広告を閲覧すると
   前記ユーザーにポイントを付与して、ポイントに応じた
   サービスを提供する、会員制のポイントシステムを有す
   るネットワーク上の広告システムであって、ユーザーの
   属性情報の入力を受け付ける属性収集手段と、前記入力
   を受け付けた属性情報を記憶する第１の記憶手段と、広
   告主の広告データ及びその広告を見せたい対象者の属性
   をデータベースとして記録された第２の記憶手段と、前
   記広告配信システムにログインするユーザーを特定する
   ユーザー認証手段と、ログインしたユーザーの属性情報
   を前記第１の記憶手段から読み出す属性検索手段と、読
   出した前記属性情報をキーとして前記第２の記憶手段か
   らその属性を有する者を対象者とする広告データを読み
   出す広告検索手段と、前記読み出した広告データを前記
   ユーザーに送信する広告送信手段とを備えることを特徴
   とする広告システム。
2. 【請求項２】 ユーザーが閲覧した広告の履歴を記憶す
   る第３の記憶手段と、ログインしたユーザーが広告を閲
   覧した場合に前記第３の記憶手段に記憶された履歴を参
   照し、前記広告が以前に前記ユーザーに閲覧されたこと
   があるか否かを判断する判定手段と、前記判定手段が前
   記ログインしたユーザーに閲覧されたことがないと判断
   したときはユーザーにポイントを付与し、閲覧されたこ
   とがあると判断したときはユーザーにポイントを付与し
   ないポイント計算手段とをさらに有することを特徴とす
   る請求項１記載の広告システム。