JP2002032313A - 電子メール送受信装置およびその実現に利用可能なプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

電子メール送受信装置およびその実現に利用可能なプログラムを格納した記録媒体

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JP2002032313A
JP2002032313A JP2000215363A JP2000215363A JP2002032313A JP 2002032313 A JP2002032313 A JP 2002032313A JP 2000215363 A JP2000215363 A JP 2000215363A JP 2000215363 A JP2000215363 A JP 2000215363A JP 2002032313 A JP2002032313 A JP 2002032313A
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Michio Kitamura
道雄 北村
Masanobu Matsubara
雅信 松原
Kazuhiko Yatani
和彦 八谷
Takashi Kouki
俊 幸喜
Namie Otaki
奈美江 大瀧
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Sony Network Communications Inc
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Sony Communications Network Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子供に与えられるPC総数が増え、有害な電
子メールに興味本位で応答するなどの行為により、トラ
ブルが発生する危険性が増えた。 【解決手段】 電子メール送受信装置10はメール送信
部14、メール受信部16、認証部32を含む。認証部
32は、受信した電子メールのひとつの全文表示が求め
られたとき、メール受信部16の全文表示部52の指示
に従い、ユーザを認証する。ユーザとして、PCを使う
子供の保護者のパスワードを予め設定しておくことで、
電子メールの全文表示に保護者が立ち会うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子メールを送
受信する技術に関する。この発明はとくに、電子メール
の送受信はオンラインで行い、その他の処理はオフライ
ンでも実行可能な電子メール送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット利用者は、日本だけでも
2000万人を越え、WWW(WorldWide Web)や電子
メールなどの主要なアプリケーションは、日常生活に欠
かせないものになりつつある。最近では、ビジネスや娯
楽に加え、学校教育にもこうしたアプリケーションが利
用されている。子供たちが学校でPCに触れる機会が増
え、主に教育的な意味合いを期待して子供にPCを買い
与える親も増えている。そうした場合、親がインターネ
ットサービスプロバイダ(以下ISPという)との契約
をした後、子供にPCを与え、子供がWWWや電子メー
ルのサービスを受けることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インターネットの利便
性は教育面でも多大な可能性を秘めているが、利用者が
子供であるだけに、そのネガティブ・イフェクトに対す
る配慮は最大の課題である。例えば、危険な勧誘目的の
メール、その他有害なメールを受信したり、興味本位で
返信メールを送ってトラブルに巻き込まれるといった事
態の増加が予想される。保護者として親が子供の行動を
把握すべきではあるが、現実には、PCをゲーム機と同
様子供の自由にさせるケースが多い。また、自主的に操
作する点に教育的な意味があることも事実で、子供を危
険から守る方途については、親の関与を最小限にとどめ
る一方、必要不可欠な場面だけは親が監視できる仕組み
づくりが望まれる。
【0004】本発明はこうした状況に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、インターネットのアプリケーシ
ョン、とくに電子メールの利用に際し、ユーザの安全性
を高めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は、ユ
ーザ側、つまりクライアントとしての電子メール送受信
装置(以下単に「装置」または「本装置」ともいう)に
関する。本装置は、ユーザを認証する認証部を有し、当
該認証部は、本装置がオフラインの状態において実行可
能な自己完結型の処理(以下「オフライン処理」ともい
う)を対象として前記認証を行い、その認証の結果に応
じて前記処理の実行の許否を決定する。オフライン処理
の例として、受信した電子メールのいずれかをユーザが
選択したとき、これを全文表示する処理がある。認証部
は、パスワード、ユーザの音声、ユーザを撮影した画
像、ユーザの指紋その他の身体的特徴を利用して認証を
行うことができる。
【0006】この構成によれば、例えば電子メールの全
文表示の前にユーザの認証があり、ここでユーザの正当
性が確認されないとその表示が行われない。このため、
例えば本装置の利用者は子供であっても、認証すべきユ
ーザとして保護者を設定しておけば、保護者が電子メー
ルの全文表示に立ち会うことができる。これにより前述
の問題の軽減または解消を図る。
【0007】本発明の別の態様も電子メール送受信装置
に関する。この装置は、電子メールを送信するメール送
信部と、電子メールを受信するメール受信部と、電子メ
ールの送受信に関するシステム情報、ユーティリティ情
報の少なくとも一方を管理する管理部と、ユーザを認証
する認証部とを含む。当該認証部は、前記メール送信部
における電子メールの生成、前記メール受信部における
電子メールの再生、前記管理部における情報の登録のう
ち、オフライン処理を対象として前記認証を行い、その
認証の結果に応じて前記処理の実行の許否を決定する。
【0008】「ユーティリティ情報」の例として、例え
ばアドレス帳に登録されるべきメールアドレスや、送信
すべき電子メールの最後に自動付与される署名データな
どがあり、本装置の利便性向上に関連する。一方、「シ
ステム情報」は送受信の基本動作に関連する。
【0009】本発明の別の態様は、電子メールを送受信
するプログラムを格納した、コンピュータによって読取
可能な記録媒体である。このプログラムは、電子メール
を生成する第1の機能と、前記生成された電子メールを
送信する第2の機能と、電子メールを受信する第3の機
能と、前記受信された電子メールを再生する第4の機能
と、電子メールの送受信に関するシステム情報、ユーテ
ィリティ情報の少なくとも一方を管理する第5の機能
と、ユーザを認証する第6の機能とを含む。この第6の
機能は、前記第1から第5の機能によって実現される処
理のうち、本プログラムが実装またはロードされるべき
装置のオフライン処理を対象として前記認証を行い、そ
の認証の結果に応じて前記処理の実行の許否を決定す
る。
【0010】なお、以上の構成要素の任意の組合せや組
替え、本発明を方法やシステムとして表現したものもま
た、本発明の態様として有効である。一例として、本発
明は電子メール送受信方法に関連してもよく、この方法
は例えば以下の処理過程を含む。すなわち、ユーザを認
証するための情報、例えばパスワードの設定を受け付け
る過程と、オンライン状態にて電子メールの送信または
受信を行う過程と、オフライン状態にて、所定のオフラ
イン処理を対象として前記認証するための情報を用いて
ユーザを認証する過程と、その認証の結果に応じて前記
オフライン処理の実行の許否を決定する過程である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、実施の形態に係る電子メ
ール送受信装置10の構成を示す。この構成は、ハード
ウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、
その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリ
のロードされた電子メール送受信機能のあるプログラム
などによって実現されるが、ここではそれらの連携によ
って実現される機能ブロックを描いている。したがっ
て、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフト
ウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな
形で実現できることは、当業者には理解されるところで
ある。
【0012】通信部12は、ネットワークを介してIS
Pへダイヤルアップその他の方法で電子メール送受信装
置10を接続する。ISPには、電子メール送受信装置
10に対して電子メールの送受信サービスを提供するS
MTP(Simple Mail Transfer Protocol)およびPO
P(Post Office Protocol)などのプロトコルによるメ
ールサーバ(図示せず)が置かれている。電子メール送
受信装置10はそうしたメールサーバと通信するときに
オンライン状態となり、それ以外ではオフライン状態で
ユーザの操作を受け入れる。
【0013】メール送信部14はユーザが電子メールを
作成してこれを送信する機能群、メール受信部16はユ
ーザ宛の電子メールを受信してこれを再生する機能群で
ある。ユーザインタフェイス(以下UIと表記する)1
8は、本明細書では電子メール送受信装置10とユーザ
のやりとりを実現するハードウエアおよびソフトウエア
の総称で、例えば表示装置、キーボード、タッチパネ
ル、音声入出力機能、GUI(Graphical User Interfa
ce)などを含む。
【0014】電子メール送受信装置10はさらに、アド
レス帳などの名称で呼ばれるアドレス格納部34と、そ
れに対して新たなメールアドレスを登録するアドレス登
録部36、メールサーバの情報その他の基本動作情報を
設定するシステム情報設定部30、および電子メール送
受信装置10による所定のオフライン処理の実行に際し
てユーザをパスワード認証する認証部32を備える。ア
ドレス登録部36はユーティリティ情報、システム情報
設定部30はシステム情報をそれぞれ担当し、これらは
電子メール送受信装置10の管理部とも呼ぶべき機能を
果たす。
【0015】メール送信部14はメール生成部20とフ
ァイル読込部28を含む。メール生成部20は、ヘッダ
生成部22、本文編集部24、ファイルエンコーダ26
を含む。本文編集部24はユーザが電子メールの本文
(以下単に本文という)を入力するためのエディタ機能
を提供する。ヘッダ生成部22は、電子メールの送信先
アドレスなどをヘッダデータとして本文データへ付加す
る。ファイル読込部28は、ユーザが電子メールへ任意
のファイルの添付を指示したとき、これを図示しない記
憶装置から読み出し、ファイルエンコーダ26へ送付す
る。ファイルエンコーダ26は、このファイルをMIM
Eその他の方式に従ってテキストファイルその他所定の
形式へ変換する。こうしてヘッダ、本文および添付ファ
イルのデータが一体化され、電子メールが通信部12経
由で送信される。
【0016】一方、メール受信部16はメール再生部3
8を含む。メール再生部38のヘッダ処理部40、本文
処理部42、ファイルデコーダ44はそれぞれメール送
信部14のヘッダ生成部22、本文編集部24、ファイ
ルエンコーダ26に対応し、それぞれ受信した電子メー
ルのヘッダの解釈と処理、本文テキストの再現、添付フ
ァイルのオリジナルデータ形式への逆変換を行う。こう
して再生された電子メールと添付ファイルはそれぞれメ
ール格納部48とファイル格納部46へ格納される。簡
略表示部50は受信した電子メールのタイトルの一覧を
UI18を通してユーザへ表示する。全文表示部52
は、一覧表示された電子メールのうちユーザが選択した
ものをメール格納部48から読み出し、全文表示する。
【0017】認証部32は、以下のオフライン処理の場
面で、ユーザのパスワード入力を求める。 1.送信すべき電子メールへファイルの添付が指示され
たとき、 2.受信した電子メールのうちのいずれかについて全文
表示が求められたとき、 3.新たなメールアドレスをアドレス格納部34へ登録
するよう指示されたとき、 4.システム情報、例えばメールアカウント、メールサ
ーバ、ネットワークなどに関するプロパティ情報の設定
が指示されたとき。
【0018】本実施の形態では、子供が電子メール送受
信装置10を利用する状況を想定し、その保護者のパス
ワードを設定しておく。 1.の場合、ファイル読込部28によるファイルの読み
出しが指示されたとき、ファイル読込部28が認証部3
2へユーザのパスワード認証を依頼する。したがって、
保護者がいない場で子供は勝手にファイルを添付して電
子メールを出すことができない。保護者が仕事のための
機密性の高いファイルを図示しない記憶装置に保存して
いることもあり、子供の不用意な操作による被害を防ぐ
趣旨である。
【0019】2.の場合、ユーザが全文表示部52に対
して全文表示を指示したとき、全文表示部52が認証部
32に対してパスワード認証を求める。子供が見るべき
でない電子メールの存在に配慮する趣旨であり、この機
能により、保護者が電子メールの全文表示に立ち会うこ
とができる。ただし、全文表示部52はアドレス格納部
34の内容を参照しており、すでにアドレス格納部34
に登録されている人(以下「承認済みメンバー」とい
う)からの電子メールについては、認証部32に対して
認証を依頼しないものとする。承認済みメンバーの例は
子供の友人であり、保護者は安全な相手として自由な通
信を認める。このことによって子供の自主性とプライバ
シーを守り、かつ保護者の監視労力を軽減する。
【0020】3.の場合、子供が新たなメールアドレス
をアドレス格納部34へ登録する目的でアドレス登録部
36へ指示を出したとき、アドレス登録部36から認証
部32へ認証が依頼される。3.は、2.と表裏一体の
関係にあり、保護者が認めた者のみを承認済みメンバー
として登録できる。メールアドレスの登録は、受信した
電子メールの送信者について自動的になされる場合と、
ユーザがマニュアルで登録する場合があるが、いずれの
場合もパスワード認証のステップを入れればよい。
【0021】4.の場合、ユーザからシステム情報設定
部30へシステム情報の設定、すなわちシステム情報の
更新や新規登録が指示されたとき、システム情報設定部
30から認証部32へパスワード認証が求められる。子
供が誤って重要なシステム情報を書き換え、送受信が正
しく実行できなくなるなどの事態を予防する。
【0022】図2は、認証部32の内部構成を示す。パ
スワード設定部60は電子メール送受信装置10の使用
に先立ち、保護者が決めたパスワードを設定する。設定
されたパスワードはパスワード保持部62で保持され
る。パスワード入力要求部68は上述のごとくファイル
読込部28、システム情報設定部30、アドレス登録部
36、全文表示部52から認証要求70を受け、パスワ
ード入力部64に指示を出す。パスワード入力部64
は、パスワードの入力画面を生成して表示し、UI18
を介してユーザからパスワードを取得する。パスワード
検査部66は入力されたパスワードとパスワード保持部
62に保持されたパスワードを比較し、両者が一致した
とき処理続行許可72を認証要求元へ返信する。
【0023】図3は、上述の2.の場合を例に、電子メ
ール送受信装置10の処理手順を示す。図4は、その処
理の途中に現れる画面80を示す。ここでは、オンライ
ンの状態で電子メールのダウンロードが完了し、メール
サーバとのセッションを解いてオフライン状態へ戻った
場面を想定する。
【0024】画面80の一覧表示領域82には、ダウン
ロードされた電子メールのタイトルが簡略表示部50に
よって一覧表示されている。いま、ユーザはそれらの電
子メールの中から、ひとつの電子メール84にカーソル
を合わせることによってこれを選択し(図3のS1
0)、その全文表示を求める。全文表示部52が認証部
32へ認証要求70を出すと、認証部32はパスワード
保持部62にアクセスしてパスワードが設定されている
かどうか確認し(S12)、設定されていない場合(S
12のN)、その電子メール84の全文を表示して(S
20)処理を終える。
【0025】一方、パスワードが設定されている場合
(S12のY)、全文表示が求められた電子メールが承
認済みメンバーから送信されたものであるかどうかを確
認する(S14)。承認済みメンバーからのものであれ
ば(S14のY)、その電子メール84の全文を表示し
て(S20)処理を終える。
【0026】承認済みメンバーからのものでなければ
(S14のN)、パスワード入力窓86を表示し、ユー
ザ、ここでは保護者がパスワードを入力する(S1
6)。入力されたパスワードはパスワード検査部66で
確認され(S18)、パスワードが正しいと判断されれ
ば(S18のY)、電子メール84の全文を表示して
(S20)処理を終える。パスワードが正しくなかった
場合は(S18のN)、再度パスワードの入力を促し、
ユーザがこれに応えてパスワードを入力しなおす(S1
6)。ただし、パスワードが正しくなかった場合、当然
ながらパスワード再入力以外のエラー処理を行ってもよ
い。
【0027】図5は、上述の3.の場合を例に、電子メ
ール送受信装置10の処理手順を示す。ここでも電子メ
ール送受信装置10はオフライン状態にある。ユーザ
は、任意のメールアドレス(図中では単にアドレスと表
記)を登録するようアドレス登録部36へ指示を出す
(S30)。アドレス登録部36が認証部32へ認証要
求70を出すと、認証部32はパスワードが設定されて
いるかどうか確認し(S32)、設定されていない場合
(S32のN)、ユーザは自由にメールアドレスを入力
し(S38)、これがアドレス格納部34へ登録され
(S40)、処理を終える。
【0028】一方、パスワードが設定されている場合
(S32のY)、ユーザがパスワードを入力する(S3
4)。入力されたパスワードは確認され(S36)、パ
スワードが正しいと判断されれば(S36のY)、ユー
ザはメールアドレスを入力し(S38)、これがアドレ
ス格納部34へ登録され(S40)、処理を終える。パ
スワードが正しくなかった場合は(S36のN)、再度
パスワードの入力を促し、ユーザがこれに応えてパスワ
ードを入力しなおす(S34)。
【0029】図5の処理において、マニュアルでメール
アドレスを登録するのではなく、受信した電子メールの
送信元を、図示しないプルダウンメニューなどを利用し
てクイック登録する場合、同図の「アドレスの入力」
(S38)をスキップすればよい。上述の1.の場合、
図5のS30を「ファイルの添付を指示」に変更し、S
38を省略し、S40を「ファイルの添付」とすればよ
い。上述の4.の場合、図5のS30を「システム情報
の設定を指示」に変更し、S38を省略し、S40を
「システム情報の設定」とすればよい。
【0030】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
た。この実施の形態は例示であり、各構成要素や各処理
プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、ま
たそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に
理解されるところである。以下、そうした変形例を挙げ
る。
【0031】電子メール送受信装置10は電子メールの
送受信の専用端末である必要はなく、携帯電話を含む各
種モバイル装置などで実現できる。実施の形態の処理機
能をプログラムとして格納した記録媒体の形で電子メー
ル送受信装置10の機能を提供することもできる。
【0032】図1の内部構成の組合せは非常に自由度が
高く、例えばアドレス格納部34、ファイル格納部4
6、メール格納部48のようなストレージデバイスを電
子メール送受信装置10の外部においてもよい。また、
簡略表示部50による表示はタイトルに限る必要はな
く、保護者によるチェックを必要としない範囲での表示
を担当すればよい。同じ論理から、全文表示部52は全
文表示に限らず、簡略表示部50よりも詳細度の高い表
示をなせば足りる。なお、「表示」は視覚的でなくとも
よく、例えば音声による提示も含めた広義に解釈する。
【0033】電子メール送受信装置10は必ずしもファ
イルの添付または再生機能をもつ必要はない。その場
合、ファイル読込部28、ファイルエンコーダ26、フ
ァイルデコーダ44などの構成は不要である。
【0034】実施の形態では、4通りのオフライン処理
についてユーザを認証したが、当然これら以外の処理に
ついて認証してもよい。例えば、過去に受信した電子メ
ールの削除の要求、一定期間に所定回数を超える電子メ
ールの送受信の要求などに対して認証を行ってもよい。
ファイルの添付の要求に対し、実施の形態とは逆にデフ
ォルトでは認証を不要としておき、あるサイズを超える
ファイルや、特定の形式のファイルの添付のみについて
認証を行ってもよい。
【0035】認証の要否を処理単位で指定可能としても
よい。例えば、パスワード設定部60は、 i)ファイルの添付・・・認証不要 ii)全文表示・・・認証要 iii)アドレスの登録・・・認証不要 iv)システム情報の設定・・・認証要 のように、4つの候補のそれぞれについてパスワードに
よる認証を行うか否かをユーザに設定させてもよい。こ
の構成によれば、ユーザカスタマイズの度合いが高ま
る。
【0036】パスワードの入力を求められるのは、保護
者とは限らない。例えば、社外へ設計資料等のファイル
を送信する際に責任者の承認が必要な組織の場合、その
責任者のパスワードを設定しておけばよい。その他いろ
いろな用途があることは当業者には当然理解されるとこ
ろである。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、電子メールの送受信に
関連して、ユーザの安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る電子メール送受信装置の構
成図である。
【図2】 実施の形態に係る認証部の構成図である。
【図3】 実施の形態において、電子メールの全文表示
が要求されたときの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】 電子メールの全文表示の前にユーザを認証す
るために現れる画面を示す図である。
【図5】 実施の形態において、メールアドレスのアド
レス格納部への登録が要求されたときの処理手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 電子メール送受信装置、 12 通信部、 14
メール送信部、 16 メール受信部、 28 ファ
イル読込部、 30 システム情報設定部、32 認証
部、 34 アドレス格納部、 36 アドレス登録
部、 52 全文表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 雅信 東京都品川区北品川4丁目7番35号 ソニ ーコミュニケーションネットワーク株式会 社内 (72)発明者 八谷 和彦 東京都渋谷区東2丁目7番4号 有限会社 ペットワークス内 (72)発明者 幸喜 俊 東京都渋谷区東2丁目7番4号 有限会社 ペットワークス内 (72)発明者 大瀧 奈美江 東京都渋谷区東2丁目7番4号 有限会社 ペットワークス内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールを送受信する装置において、 ユーザを認証する認証部を設け、 当該認証部は、本装置がオフラインの状態において実行
    可能な自己完結型の処理を対象として前記認証を行い、
    その認証の結果に応じて前記処理の実行の許否を決定す
    ることを特徴とする電子メール送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記認証部は、送信すべき電子メールに
    ファイルの添付が指示されたとき、その添付許否を前記
    認証の結果に応じて決定することを特徴とする請求項1
    に記載の電子メール送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記認証部は、受信した電子メールのう
    ちのいずれかの全文表示が指示されたとき、その表示許
    否を前記認証の結果に応じて決定することを特徴とする
    請求項1、2のいずれかに記載の電子メール送受信装
    置。
  4. 【請求項4】 本装置はさらに、メールアドレスを保持
    するアドレス格納部を含み、 前記認証部は、前記全文表示が指示された電子メールの
    発信者のメールアドレスが前記アドレス格納部にすでに
    保持されていれば、前記認証を省略してその全文表示を
    許可することを特徴とする請求項3に記載の電子メール
    送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記認証部は、メールアドレスを前記ア
    ドレス格納部へ登録するよう指示されたとき、その登録
    許否を前記認証の結果に応じて決定することを特徴とす
    る請求項4に記載の電子メール送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記認証部は、本装置の基本動作を制御
    するシステム情報の設定が指示されたとき、その設定許
    否を前記認証の結果に応じて決定することを特徴とする
    請求項1から5のいずれかに記載の電子メール送受信装
    置。
  7. 【請求項7】 電子メールを送信するメール送信部と、 電子メールを受信するメール受信部と、 電子メールの送受信に関するシステム情報、ユーティリ
    ティ情報の少なくとも一方を管理する管理部と、 ユーザを認証する認証部とを含み、 前記認証部は、前記メール送信部における電子メールの
    生成、前記メール受信部における電子メールの再生、前
    記管理部における情報の登録のうち、本装置がオフライ
    ンの状態において実行可能な自己完結型の処理を対象と
    して前記認証を行い、その認証の結果に応じて前記処理
    の実行の許否を決定することを特徴とする電子メール送
    受信装置。
  8. 【請求項8】 電子メールを送受信するプログラムを格
    納した、コンピュータによって読取可能な記録媒体であ
    って、前記プログラムは、 電子メールを生成する第1の機能と、 前記生成された電子メールを送信する第2の機能と、 電子メールを受信する第3の機能と、 前記受信された電子メールを再生する第4の機能と、 電子メールの送受信に関するシステム情報、ユーティリ
    ティ情報の少なくとも一方を管理する第5の機能と、 ユーザを認証する第6の機能とを含み、 前記第6の機能は、前記第1から第5の機能によって実
    現される処理のうち、本プログラムが実装されて動作す
    る装置がオフラインの状態において実行可能な自己完結
    型の処理を対象として前記認証を行い、その認証の結果
    に応じて前記処理の実行の許否を決定することを特徴と
    する記録媒体。
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