JP2002031991A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002031991A
JP2002031991A JP2000213671A JP2000213671A JP2002031991A JP 2002031991 A JP2002031991 A JP 2002031991A JP 2000213671 A JP2000213671 A JP 2000213671A JP 2000213671 A JP2000213671 A JP 2000213671A JP 2002031991 A JP2002031991 A JP 2002031991A
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Ryuta Takechi
隆太 武市
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気中の汚染物質を充分に除去できる画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 感光体3の周面を帯電する帯電ローラ5
と、露光により帯電した感光体3に静電潜像を形成する
露光装置6と、感光体3の静電潜像にトナーを供給して
トナー像として現像する現像ユニット7と、トナー像を
用紙に転写する転写ユニット9と、感光体3の周面に潤
滑剤を供給する潤滑剤供給装置15とを備え、前側ファ
ン43及び後側ファン53により導入された空気を感光
体3に向けて送風する複写機1において、導入された空
気を液体に通過させた後、感光体3に向けて送風する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置の感光体を帯電器
により帯電する場合、その帯電器の放電によりNOx、
SOx、オゾン等、様々な放電生成物が発生することが
知られている。放電生成物の中には、例えば、硝酸アン
モニウム等の化合物も含まれる。この硝酸アンモニウム
は、潮解性が高く、感光体表面に付着すると高湿下にお
いては水分子と容易に結びつく。このため、放電生成物
が感光体に付着した場合には、水分子を感光体上に呼び
込み、放電生成物自身が電解質となって感光体の表面抵
抗を低下させてしまうことがある。このように、感光体
の表面抵抗が低下すると、静電潜像を維持できず、画像
再現性が低下し、ぼやけた画像(画像ボケ)が発生する
原因となってしまう。
【0003】通常、感光体に付着した放電生成物は、感
光体をクリーニングするクリーニングブレードにより除
去されることが多い。しかし、感光体の表面削れによる
寿命低下等を改善するため感光体表面に潤滑剤を塗布
し、感光体の磨耗量を低減している場合には、潤滑剤が
クリーニングブレードによる放電生成物の除去を妨げる
ので、放電生成物の除去が充分に行えなくなってしま
い、画像ボケが発生してしまうことがある。
【0004】このため、外気を導入することにより空気
を感光体に向けて送る送風機を感光体の上流側に設け、
この送風機の送風により、帯電器の周囲に気流を発生さ
せ、放電生成物が感光体に付着する前に、導入した外気
とともに放電生成物を画像形成装置外に排出している。
また、外気に含まれる煙草の煙等の汚染物質が画像形成
装置内に入り込むと、放電生成物を上回る量が感光体に
付着してしまうので、これを防止するためにフィルタに
より送風機が導入する空気中の汚染物質を除去してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したフィ
ルターでは、サブミクロン単位までの粒子を捕集するこ
とは可能であるが、煙草の煙に含まれる酸化窒素やアン
モニア等の分子レベルの気体を除去することができず、
空気中の汚染物質の除去が充分でないという課題があ
る。
【0006】特に、煙草の煙に含まれる酸化窒素やアン
モニア等は、感光体に直接付着して感光体を汚すととも
に、帯電器の放電による放電生成物の硝酸アンモニウム
の生成に寄与するので、画像ボケ等の異常画像が発生し
易くなってしまう。
【0007】そこで、本発明は、空気中の汚染物質を充
分に除去できる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、像担持体の周面を帯電する帯電手段と、露光により
帯電した像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、像
担持体の静電潜像にトナーを供給してトナー像として現
像する現像手段と、トナー像を用紙に転写する転写手段
と、像担持体の周面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段
とを備え、送風機により導入された空気を像担持体に向
けて送風する画像形成装置において、導入された空気を
液体に通過させた後、像担持体に向けて送風することを
特徴とする。
【0009】この請求項1に記載の発明では、送風機に
より導入された空気が液体を通っているとき、フィルタ
ーによる除去が困難な空気中の分子レベルの汚染物質
(例えば、煙草の煙の成分であるアンモニア、ニコチン
等)が液体に溶解したり、液体の成分と化学反応を起こ
したりすることにより除去される。空気は液体を通過し
た後、像担持体に向けて流れ、帯電手段の放電により生
成された放電生成物(例えば、硝酸アンモニウム等)を
像担持体近傍から排出する。
【0010】導入された空気を液体に通過させることに
より、フィルタによる除去が困難な分子レベルの汚染物
質を除去できるので、空気中の汚染物質を充分に除去す
ることができる。また、空気の汚染物質を充分に除去で
きるとともに、この空気が放電生成物を像担持体近傍か
ら排出することにより、汚染物質や放電生成物が像担持
体に付着することを防止できるので、画像ボケ等の異常
画像の発生を防止できる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、液体は、水又は水溶液であることを特
徴とする。
【0012】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、水や
水溶液は化学的に安定しているので、取り扱いが容易で
ある。特に水を用いた場合には、オフィス等においても
容易に入手できるので、交換が容易であり、コストの低
減が図れる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、液体を通過した空気を加熱する
加熱手段を備え、加熱手段は、像担持体の温度よりも低
い温度に空気を加熱することを特徴とする。
【0014】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、加熱手段による加熱で空気の温度が上昇するので、
空気の相対湿度を下げることができ、湿気の多い空気を
像担持体に送ることを防止できる。また、湿気の多い空
気を像担持体に送ることを防止できるとともに、加熱手
段が像担持体の温度よりも低い温度に空気を加熱するの
で、感光体に結露が生じるのを防止でき、異常画像の発
生を更に防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら、本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。図1
は、本実施の形態に係る複写機を示す透視図であり、図
2は、送風機からの空気の流れを説明する図であり、図
3は、画像形成装置の画像形成部を概略的に示す構成図
であり、図4は、潤滑剤供給部を概略的に示す断面図で
ある。
【0016】図1及び図3に示すように、複写機(画像
形成装置)1は、画像を形成する画像形成部2と、空気
中の汚染物質(例えば、煙草の煙等)を除去する汚染物
質除去装置41とを備えている。
【0017】画像形成部2は、感光体(像担持体)3を
有しており、感光体3は、帯電ローラ(帯電手段)5の
放電によりその表面を一様に帯電されるようになってい
る。この感光体3の表面には、露光装置(露光手段)6
からの露光Lにより静電潜像を形成された後、その静電
潜像が現像ユニット(現像手段)7の現像スリーブ8に
よりトナーを供給されてトナー像として顕像化される。
感光体3の表面に形成されたトナー像は、転写ユニット
(転写手段)9の転写器10により、図示しない給紙装
置から搬送ローラ11を介して搬送された用紙に転写さ
れる。
【0018】また、画像形成部2において、クリーニン
グユニット12のクリーニングブレード13は、転写後
に感光体3の表面に残留したトナーを掻き取って除去す
るものである。クリーニングブレード11と帯電ローラ
5との間には、感光体3に残留する残留電荷を除去する
除電器(QL)14が設けられている。
【0019】クリーニングユニット12の内部には、感
光体3の表面に潤滑剤を塗布(供給)する潤滑剤供給部
15が設けられている。図4に示すように、潤滑剤供給
部15は、固形潤滑剤17を保持する保持ホルダ19
と、供給ローラ21と、クリーニングブラシ23とを有
している。固形潤滑剤17は、所定の圧で供給ローラ2
1に当接するように、保持ホルダ19のスプリング25
に加圧されている。供給ローラ21は、その回転により
固形潤滑剤17を削り取るようになっており、供給ロー
ラ21が削り取った潤滑剤は、クリーニングブラシ23
により感光体3表面に供給されるようになっている。
【0020】感光体3に潤滑剤を供給するのは、感光体
3の磨耗による寿命低下を防止するためである。即ち、
感光体3の感光層がある程度削れてしまうと、感光体3
の電気特性が変化してしまい、所定の作像プロセスが行
えなくなってしまうからである。この磨耗は、作像プロ
セスにおいて、感光体3と他の作像ユニットとが接触す
る部位の全てに発生する。
【0021】特に、感光体3に残留するトナーを力学的
に除去するクリーニングブレード13による磨耗が大き
く、クリーニングブレード13以外のユニットに対する
磨耗は、感光体3の実質寿命にあまり影響はない。この
クリーニングブレード13による磨耗は、主に2つの形
態に分けられる。
【0022】1つは、感光体3とクリーニングブレード
13とで発生する剪断力による磨耗、もう1つは、トナ
ーがクリーニングブレード13と感光体3とに挟まれ
て、砥石のような働きをし、磨耗するざらつき磨耗であ
る。尚、これらの磨耗を決定する要因として、感光体3
の構造状の強さ、クリーニングブレード13の感光体3
に対する当接圧、トナー粒子の組成、感光体3の表面摩
擦係数(低下すると磨耗量が減少する)等がある。
【0023】従って、本実施の形態では、固形潤滑剤1
7は、感光体3表面摩擦係数を低下させるために配置さ
れる。感光体3表面に潤滑剤が供給されると、感光体3
とクリーニングブレード13との摩擦係数が低下し、感
光体3の磨耗量を減少させることが可能になる。この感
光体3の静止摩擦係数は、その磨耗に関しての観点か
ら、オイラーベルト方式による測定で、0.4以下であ
ると、感光体3の磨耗量が充分に減少することが分かっ
ている。
【0024】ここで、オイラーベルト方式について説明
する。感光体3表面の外周1/4部分に、中厚上質紙を
紙すき方向が長手方向になるように切断したベルト状測
定部分を接触させ、その一方に荷重(例えば、100
g)をかけ、もう一方にフォースゲージをつないだ後
(設置した後)に、このフォースゲージを引っ張り、ベ
ルトが移動開始した際のフォースゲージの値(荷重)を
読取り、次の式(1)により算出する。
【0025】
【数1】μs=2/π×ln(F/W)・・・(1) 但し μs:静止摩擦係数 F :測定値 W :荷重
【0026】本実施の形態では、感光体3表面に潤滑剤
を供給することにより、上式(1)により算出された感
光体3の静止摩擦係数が0.4以下になるようにしてい
る。但し、常に0.4以下を維持するだけではなく、あ
る程度の磨耗量をコントロールする場合は、任意の時間
において0.4を超えることがあっても良い。また、磨
耗に対して更に効果の高い領域として0.3〜0.1に
もコントロールすることができる。この場合は、感光体
3の磨耗量に関しては更に少なくなることが観察され
た。尚、感光体3の静止摩擦係数の下限は、その環境条
件に合わせて任意に設定しても良い。
【0027】本実施の形態では、固形潤滑剤17とし
て、PTFE・PVDF等の各種フッ素含有樹脂を用い
ている。ここでフッ素樹脂について詳細に説明する。一
般にフッ素樹脂とは、分子中にフッ素原子を含有する合
成高分子のことであり、通常ポリテトラフルオロエチレ
ン(四ふっ化エチレン樹脂:略称PTFE)、テトラフ
ルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合体(四ふっ化エチレン・パーフルオロアルコキシ
エチレン共重合樹脂:略称PFA)、テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(四ふっ化
エチレン・6ふっ化プロピレン共重合樹脂:略称FE
P)、テトラフルオロエチレンーエチレン共重合体(四
ふっ化エチレン・エチレン共重合樹脂:E/TFE)、
ポリビニリデンフルオライド(ふっ化ビニリデン樹脂:
PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(三ふっ
化塩化エチレン樹脂:略称PCTFE)、クロロトリフ
ルオロエチレン−エチレン共重合体(三ふっ化塩化エチ
レン・エチレン共重合樹脂:略称E/CTFE)、テト
ラフロオエチレン−パーフロロジメチルジオキソール共
重合樹脂(略称TFE/PDD)、ポリビニルフルオラ
イド(ふっ化ビニル樹脂:略称PVF)の9種類を指
す。
【0028】このようなフッ素樹脂は、表面摩擦係数が
低いものが多く、耐熱性、耐薬品性に優れ、電気絶縁性
が良好である。これはフッ素分子の分極率が小さいため
含フッ素化合物の分子間凝集エネルギーが低いこと、構
造的に分子鎖表面が滑らかなこと、配向によって摩擦抵
抗が緩和されること等によると考えられる。
【0029】尚、固形潤滑剤17としては、例えば、シ
リコーン樹脂・ポリオレフィン系樹脂・シリコングリー
ス・フッ素グリース・パラフィンワックス・ステアリン
酸亜鉛等の脂肪酸金属塩・黒鉛・二硫化モリブデン等を
用いることができ、特に限定しない。また、潤滑剤とし
ては、粉末状の潤滑剤や、シリコンオイル・フッ素オイ
ル等の潤滑性液体をも用いることができる。
【0030】汚染物質除去装置41は、煙草の煙等の汚
染物質を除去するものであり、図1及び図2に示すよう
に、前側ファン(送風機)43が設けられた前ダクト4
5と、水47が溜められた液槽49と、液槽49に連結
された中間ダクト51と、中間ダクト51における空気
の排気側に設けられた後側ファン(送風機)53とを有
している。
【0031】前側ファン43は、前ダクト45に外気
(空気)を導入しており、前側ファン43における空気
の導入側には、フィルタ55が取り付けられている。本
実施の形態では、フィルタ55は、静電引力やファンデ
ルワールス力を利用した物理的吸引方式であり、空気中
に含まれる埃や煙草の煙の粒子等を除去する。
【0032】前ダクト45は、液槽49に溜められた水
47の中まで設置されており、前側ファン43により導
入された空気を、液槽49の水47の中に案内する。こ
れにより、煙草の煙の成分であるアンモニア、ニコチン
等が空気中に含まれていた場合には、これらが水47に
溶解することによって空気中から除去される。尚、空気
中に、潮解性の高い硝酸アンモニウム、NOx、SOx
等、或いはイオン化傾向を持つ物質等が含まれていた場
合でも、これらが水47に溶解することによって空気中
から除去できる。
【0033】このように、フィルタ55により、埃や煙
草の煙の粒子等を除去した後、水47が、フィルタ55
により除去が困難なアンモニア等の分子レベルの気体を
除去するので、空気中の汚染物質を充分に除去すること
ができる。また、水は化学的に安定しているので、取り
扱いが容易であり、しかも、オフィス等においても容易
に入手できるので、交換が容易であり、コストの低減が
図れる。
【0034】尚、本実施の形態では、液槽49には水4
7を入れたが、これに限定されるものではなく、例え
ば、塩基性や酸性等の極性を持つ水溶液を液槽49に入
れることで、これらの水溶液の化学反応を利用して逆極
性の汚染物質を除去するようにしても良く、除去したい
汚染物質に対して適宜変更可能である。
【0035】中間ダクト51は、水47を通った空気を
感光体3に案内する案内部51aと、感光体3周りの風
路部51bとで構成されており、水47を通った空気
は、後側ファン53に吸引されることにより、案内部5
1a、風路部51bを通って、後側ファン53から排気
されるようになっている。
【0036】中間ダクト51には、例えば、ヒータ等の
熱源(加熱手段)57が設けられており、熱源57は、
中間ダクト51を通る空気を加熱する。本実施の形態で
は、熱源57は、水49の温度(≒取り込み前の空気の
温度)よりも高い温度で、且つ感光体3の温度よりも低
い温度に、空気を加熱するように設定されている。即
ち、水47の温度≒取り込み前空気<熱源57により加
熱された空気<感光体3の温度になるように、空気を加
熱している。
【0037】次に、上述した構成に基づき、本実施の形
態の作用を説明する。前側ファン43により送風された
空気は、案内通路により案内されて液槽49の水47を
通る。このとき、アンモニア等の汚染物質が空気中に含
まれていた場合には、水47に溶解することによって除
去される。
【0038】水47を通過した空気は、後側ファン53
の吸引により、案内部51aを通り、案内部51aを通
る空気は、熱源55により加熱される。これによって、
空気の温度が上昇し、空気の相対湿度が低下する。従っ
て、湿気の多い空気が感光体3に流れることを防止する
ことができる。また、熱源55は、感光体3の温度より
も低くなるように空気を加熱するので、感光体3に結露
が生じるのを防止できる。
【0039】案内部51aからの空気は感光体3周りの
風路部51bを通り、帯電ローラ5の放電により生成さ
れた放電生成物(硝酸アンモニウム、NOx、SOx
等)と一緒に後側ファン53から複写機1外に排気され
る。
【0040】このように、前側ファン43から感光体3
に向かう空気の汚染物質を充分に除去できるとともに、
この空気が放電生成物を複写機1外に排気することにの
で、汚染物質や放電生成物が感光体3に付着するのを防
止できるので、感光体3の汚れを防止でき、画像ボケ等
の異常画像の発生を防止できる。
【0041】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、図5に示すように、潤滑剤供給
装置15において、供給ローラ21を設けずに、クリー
ニングブラシ(回転部材)23を感光体3と固形潤滑剤
17とに接触させるようにしても良い。
【0042】図6に示すように、カラー現像器34と中
間転写ベルト33とを別途備えたカラー画像形成可能な
カラー複写機に、汚染物質除去装置41を設けても良
い。尚、このカラー複写機において、潤滑剤供給装置1
5は、中間転写ベルト33に潤滑剤を供給している。
【0043】本発明は、複写機に適用したが、これに限
定されるものではなく、例えば、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置に適用しても同様の作用効果を得
る。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、導入された
空気を液体に通過させることにより、空気中の汚染物質
を充分に除去することができる。また、空気の汚染物質
を充分に除去できるとともに、汚染物質や放電生成物が
像担持体に付着することを防止できるので、画像ボケ等
の異常画像の発生を防止できる。。
【0045】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な作用を奏するとともに、水や水溶液は
化学的に安定しているので、取り扱いが容易である。特
に水を用いた場合には、オフィス等においても容易に入
手できるので、交換が容易であり、コストの低減が図れ
る。
【0046】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、加熱手
段が空気を加熱することにより、空気の相対湿度を下げ
ることができ、湿気の多い空気を感光体に送ることを防
止でき、しかも、加熱手段が像担持体の温度よりも低い
温度に空気を加熱するので、感光体に結露が生じるのを
防止でき、異常画像の発生を更に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る複写機を示す透視図であ
る。
【図2】送風機からの空気の流れを説明する図である。
【図3】画像形成装置の画像形成部を概略的に示す構成
図である。
【図4】潤滑剤供給部を概略的に示す断面図である。
【図5】変形例に係る潤滑剤供給装置を示す断面図であ
る。
【図6】変形例に係るカラー複写機を概略的に示す構成
図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 3 感光体(像担持体) 5 帯電ローラ(帯電手段) 6 露光装置(露光手段) 7 現像ユニット(現像手段) 9 転写ユニット(転写手段) 15 潤滑剤供給部(潤滑剤供給手段) 43 前側ファン(送風機) 53 後側ファン(送風機) 55 熱源(加熱手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の周面を帯電する帯電手段と、
    露光により帯電した像担持体に静電潜像を形成する露光
    手段と、像担持体の静電潜像にトナーを供給してトナー
    像として現像する現像手段と、トナー像を用紙に転写す
    る転写手段と、像担持体の周面に潤滑剤を供給する潤滑
    剤供給手段とを備え、送風機により導入された空気を像
    担持体に向けて送風する画像形成装置において、 導入された空気を液体に通過させた後、像担持体に向け
    て送風することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 液体は、水又は水溶液であることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 液体を通過した空気を加熱する加熱手段
    を備え、加熱手段は、像担持体の温度よりも低い温度に
    空気を加熱することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008233241A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Ricoh Co Ltd 保護剤、保護膜形成装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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