JP2002031830A - 光学ファインダ - Google Patents

光学ファインダ

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JP2002031830A
JP2002031830A JP2001181522A JP2001181522A JP2002031830A JP 2002031830 A JP2002031830 A JP 2002031830A JP 2001181522 A JP2001181522 A JP 2001181522A JP 2001181522 A JP2001181522 A JP 2001181522A JP 2002031830 A JP2002031830 A JP 2002031830A
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JP2001181522A
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English (en)
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Kazumasa Tamada
一聖 玉田
Hiroyuki Iwasaki
博之 岩崎
Yoshiaki Nakayama
喜昭 中山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファインダ内の狭いスペースに効率よく種々の
表示ができるようにする。 【解決手段】LED56、58から発光されるそれぞれ
異なる色の光を光学ファインダ内に表示する際に、LE
D56、58の発光面側に拡散板54Aを配設するとと
もに、LED56、58の発光面の一部が臨む1つの窓
部を設けるようにしている。この窓部を介して入射する
何れかの色の光は、拡散板54Aで光強度の分布が均一
化され、光学部材を介して光学ファインダ内の所定位置
に導かれる。これにより、光学ファインダ内の一箇所に
種々の色による表示ができ、ファインダ内の狭いスペー
スに適した表示が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学ファインダに係
り、特に光学ファインダ内における種々の表示に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の光学ファインダとして
は、逆ガリレオ式ファインダが知られている。この逆ガ
リレオ式ファインダは、比較的小さな外径で大きな実視
野が得られ、また、構成が簡単なため安価に作れるとい
った特徴があり、コンパクトカメラ等に使用されてい
る。尚、逆ガリレオ式ファインダは、実像面がなく視野
絞りが置けないので、視野範囲は不鮮明であり、目の位
置により視野も変わる。そこで、視野枠を配置し、被写
体像に視野枠の像を重ね合わせる方法がとられている。
【0003】また、逆ガリレオ式ファインダは、撮影レ
ンズとして望遠(テレ)/広角(ワイド)の切り換えが
可能な2焦点レンズや、低倍ズームレンズを使用したカ
メラにも適用されている。尚、撮影レンズが変倍系の場
合には、撮影レンズの変倍に伴ってファインダ倍率も変
化する変倍ファインダにすることが撮影上望ましい。
【0004】一方、ビデオカメラでは小型CRTディス
プレイや、液晶表示器を用いた電子ファインダが一般的
であるが、光学ファインダをビデオカメラに適用したも
のもある。光学ファインダは、電子ファインダと比較し
て被写体の色や細部が見やすく、更に電源を入れなくて
も被写体を確認することができるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光学ファイ
ンダを使用して撮影する場合には、テレとワイドの比率
が大きくなる程、ワイド時の被写体が小さくなり、見づ
らいという問題が生じる。
【0006】また、ビデオカメラにおいては、録画中の
表示、若しくはバッテリーダウン、テープエンドの警告
や、結露や何らかのトラブルによる異常時の警告を行う
必要があるが、光学ファインダをビデオカメラに適用し
た場合には、光学ファインダ内における表示には限界が
ある。そこで、光学ファインダ内の狭いスペースに如何
に効率よく各種の表示を行うかが重要である。
【0007】更に、光学ファインダは電子ファインダと
異なり、電源が入っていなくても被写体を確認すること
ができるため、ファインダにおける表示の有無によって
電源のON/OFFや、録画スタンバイ状態等を確認す
ることができないという問題がある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ファインダ内の狭いスペースに効率よく種々の
表示ができ、また、電源が入っていなくても被写体を確
認することができるとともに、録画可能状態か否かを容
易に視認することができる光学ファインダを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、本願請求項1に係る光学ファインダは、所
定の間隔をもって配設されそれぞれ異なる色を発光する
複数の発光手段と、前記複数の発光手段の発光面側に配
設された拡散板と、前記拡散板に設けられ前記複数の発
光手段の発光面の一部がそれぞれ臨むように形成された
1つの窓部を有する遮光材と、前記窓部及び拡散板を通
過した前記発光手段からの光を光学ファインダ内に導く
光学部材と、前記複数の発光手段の点灯をカメラの動作
状態に応じて制御する制御手段と、を備えたことを特徴
としている。
【0010】本願請求項1に係る発明によれば、複数の
発光手段から発光されるそれぞれ異なる色の光を光学フ
ァインダ内に表示する際に、複数の発光手段の発光面側
に拡散板を配設するとともに複数の発光手段の発光面の
一部が臨む1つの窓部を設けるようにしている。この窓
部を介して入射する何れかの色の光は、拡散板で光強度
の分布が均一化され、光学部材を介して光学ファインダ
内の所定位置に導かれる。これにより、光学ファインダ
内の一箇所に種々の色による表示ができ、ファインダ内
の狭いスペースに適した表示が可能になる。
【0011】また、本願請求項2に係る光学ファインダ
は、撮影レンズの撮影倍率に対応してファインダ倍率が
可変されるファインダ光学系であって、変倍レンズ群と
該変倍レンズ群を保持して光軸方向に移動するレンズ枠
とを有するファインダ光学系と、前記ファインダ光学系
の視野内に進退自在に配設された録画禁止バーと、前記
ファインダ光学系のレンズ枠を移動させるとともに前記
録画禁止バーを駆動する駆動手段であって、前記レンズ
枠のテレ端からワイド端までの移動範囲内では前記録画
禁止バーを前記ファインダ光学系の視野から退避させ、
前記移動範囲を越えて駆動されると前記録画禁止バーを
前記ファインダ光学系の視野内に進入させる駆動手段
と、カメラの電源が切られると前記録画禁止バーを前記
ファインダ光学系の視野内に進入させ、電源が投入され
ると前記録画禁止バーを前記ファインダ光学系の視野内
から退避させるように前記駆動手段を制御する制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0012】本願請求項2に係る発明によれば、カメラ
に適用される光学ファインダにおいて、録画できないカ
メラ状態の場合には、録画禁止バーをファインダ光学系
の視野内に進入させるようにしている。この録画禁止バ
ーは、ファインダ光学系の変倍レンズ群を移動させる駆
動機構に連動してファインダ視野内に進退させられる。
これにより、電源が入っていなくても被写体を確認する
ことができるとともに、ファインダを覗いただけで録画
可能状態か否かを容易に視認することができる。
【0013】本願請求項3に示すようにカメラモードと
VTRモードとを切り換えるモード切換手段を有し、前
記制御手段は、前記モード切換手段によってVTRモー
ドに切り換えられると、前記制御手段は電源が投入され
ても前記録画禁止バーを前記ファインダ光学系の視野内
に進入させるように前記駆動手段を制御することを特徴
としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る光学ファインダの好ましい実施例を詳述する。
【0015】図1は本発明に係る光学ファインダが適用
されるビデオカメラの一実施例を示す斜視図である。
【0016】同図に示すように、このビデオカメラ10
0はカメラ前後方向(図1上の矢印AB方向)に薄い、
偏平な略直方体の外観形状を有している。また、撮影レ
ンズ110及び光学ファインダ120はカメラ上方に併
設され、ステレオマイク130はカメラ頂部に配設され
ている。尚、140はVTRデッキ部、150はサイド
グリップ部、152は撮影ボタン、154はテレ/ワイ
ド切換ボタンである。
【0017】撮影レンズ110は、テレ/ワイド(約、
2倍ズーム)用の焦点距離のうちのいずれか一方に電動
で切り換えられる2焦点レンズであり、テレ/ワイド切
換ボタン154をワンプッシュする毎に2つの焦点距離
の間で交互に焦点距離が切り換えられるようになってい
る。尚、この撮影レンズ110は被写界深度が深く、い
ずれの焦点距離に切り換えられても、被写界深度によっ
て至近から無限遠まで合焦できるように設計されてい
る。また、撮影レンズ110のテレ/ワイド切換時間
は、0.3秒程度である。
【0018】光学ファインダ120は、撮影範囲と視野
範囲が一致するように撮影レンズ110の焦点距離の切
換えに応じて、即ち、テレ/ワイド切換ボタン154の
ボタン操作に応じて視野範囲が切り換わるように構成さ
れている。尚、この光学ファインダ120は、レンズに
よるファインダ倍率の切換えと、視野枠の大きさの切換
えを併用することによって上記視野範囲を切り換えるよ
うに構成されているが、その詳細については後述する。
【0019】VTRデッキ部140は、図示しない回転
ヘッドドラム、テープローディング機構、テープ給送機
構等を含み、前記撮影レンズ110によって撮影した被
写体を示すビデオ信号やステレオマイク130によって
検出したオーディオ信号を8ミリカセットのビデオテー
プに磁気記録再生する。尚、142はカセットの挿入及
び取出時に開閉されるカセット蓋であり、144はカセ
ットイジェクトボタンである。
【0020】サイドグリップ部150はふくらみをもっ
て形成されており、カメラ前面には指掛かり部151が
形成されている。撮影ボタン152はカメラ前面に配設
され、上記サイドグリップ部150を把持する右手の人
指し指によって操作される。また、前記テレ/ワイド切
換ボタン154も右手の人指し指によって操作できる位
置に配設されている。尚、156はグリップベルトであ
る。
【0021】次に、上記ビデオカメラ100の内部構成
について説明する。
【0022】このビデオカメラ100はカメラブロック
と、VTRブロックと、システムコントロールブロック
とから構成されているが、図2は主としてカメラブロッ
クに関して示している。
【0023】カメラブロックは、主に撮影レンズ11
0、光学ファインダ120、固体撮像素子(CCD)2
00、ディジタル信号処理回路210、カメラマイコン
220等から構成されている。尚、システムマイコン2
30及びキースイッチ232はシステムコントロールブ
ロックに属する。
【0024】さて、被写体像は撮影レンズ110を介し
てCCD200の受光面に結像される。CCD200は
CCD駆動信号を出力するCCDドライバ234により
駆動され、入射する被写体像を光電変換し、被写体像を
示す信号を相関二重サンプルホールド回路及びAGC回
路202に出力する。尚、タイミングパルス発生器23
6は、CCDドライバ234を所定のタイミングで駆動
するためのタイミングパルスを出力するとともに、カメ
ラマイコン220から加えられる電子シャッタ制御信号
に基づいて前記CCD200での電荷蓄積時間を制御す
るための信号を出力する。
【0025】相関二重サンプルホールド回路及びAGC
回路202は、CCD200からの信号をサンプルホー
ルドするとともに、サンプルホールドした信号の利得を
自動調整したのちA/Dコンバータ204に出力し、A
/Dコンバータ204は入力信号をディジタル信号に変
換してディジタル信号処理回路210及び積算回路23
8に出力する。尚、積算回路238は入力するディジタ
ル信号を1フィールド毎に積算するもので、この積算デ
ータは絞り制御やホワイトバランス制御のためにカメラ
マイコン220に出力される。
【0026】ディジタル信号処理回路210は、ホワイ
トバランス回路、γ補正回路、エンコーダ回路等を含
み、A/D変換回路16から入力するデジタル信号を処
理して輝度信号(Y信号)及びクロマ信号(C信号)を
生成し、これらのY信号及びC信号をそれぞれローパス
フィルタ242及びバンドパスフィルタ244を介して
磁気記録に適した記録信号を生成するための記録信号処
理回路等に出力する。尚、ディジタル信号処理回路21
0にはタイミングパルス発生器236及び同期信号発生
器240からそれぞれタイミングパルス及び同期信号が
加えられるとともに、カメラマイコン220から制御信
号が加えられている。
【0027】システムマイコン230は、撮影ボタン1
52、テレ/ワイド切換ボタン154、電源スイッチ等
を含むキースイッチ232から入力する制御信号に基づ
いてカメラの機能や仕様を制御するもので、カメラマイ
コン220等との間で信号の送受信を行うとともに、光
学ファインダ120内の発光ダイオード(LED)の点
灯制御を行う。尚、このLEDの点灯制御等については
後述する。
【0028】カメラマイコン220には、前記積算回路
238から積算データが加えられるとともに、アイリス
の開度を検出するホール素子(図示せず)からのホール
電圧がホールアンプ246を介して加えられており、カ
メラマイコン220はホワイトバランス等を制御するた
めの制御信号をディジタル信号処理回路210に出力
し、また、アイリスを制御するための信号を調整回路2
48及びアイリスドライバ250を介してアイリスに出
力し、更に、テレ/ワイド切換ボタン154等の操作に
応じてレンズ駆動信号をレンズドライバ252を介して
レンズ駆動用のモータに出力する。尚、調整回路248
及び254にはそれぞれ調整データが適宜書き込まれて
おり、これにより回路のバラツキ等が調整される。
【0029】次に、本発明に係る光学ファインダについ
て詳述する。
【0030】図3は図1に示した撮影レンズ110及び
光学ファインダ120の斜視図であり、図4は図3の光
学ファインダ120を矢印A方向から見た分解斜視図で
ある。
【0031】図3において、112は撮影レンズ110
のレンズ駆動用のモータであり、114はモータ112
から光学ファインダ120に駆動力を伝達するためギア
である。即ち、このギア114は、光学ファインダ12
0の円筒カム32(図4)に配設されたギア34と噛合
する。
【0032】図4に示すように、この光学ファインダ1
20の光学系は、ファインダ枠10に固定された対物側
の凹レンズ12と、光軸方向に移動可能なレンズ枠14
に保持された2枚の凸レンズからなる凸レンズ群16
と、ファインダ枠10に固定された接眼側の凹レンズ1
8とから構成されている(図6参照)。尚、20はカバ
ーガラスである。また、凹レンズ18とカバーガラス2
0との間には、視野枠ホルダ22が略90°の範囲で回
動可能に収納されている。
【0033】視野枠ホルダ22には、テレ用の視野枠2
4Aを有する視野枠板24と、ワイド用の視野枠26A
を有する視野枠板26とが配設されている。尚、これら
の視野枠24A及び26Aの詳細については後述する。
【0034】前記レンズ枠14には駆動アーム30が一
体形成されており、この駆動アーム30には2つのカム
ピン30A、30Bが形成されるとともに、アーム先端
には視野枠ホルダ22に設けられたピン22Aと係合す
る係合孔30Cが形成されている。
【0035】一方、円筒カム32はカムホルダ36に回
転自在に配設され、このカムホルダ36はファインダ枠
10の側面にネジ38等によって固定される。尚、この
とき、駆動アーム30に設けらえた一対のカムピン30
A及び30Bが、円筒カム32に螺旋状に形成された凸
条部32Aを挟むように組み立てられる。
【0036】図5はファインダ枠10の側面にカムホル
ダ36が取り付けられた状態を示す図であり、同図に示
すようにファインダ枠10と視野枠ホルダ22のピン2
2Aとの間には捩りバネ40が配設されている。この捩
りバネ40は、常に視野枠ホルダ22のピン22Aを下
方に付勢するように作用している。視野枠ホルダ22の
ピン22Aは、ファインダ枠10に形成された円弧状の
ガイド孔10Aに案内され、これにより視野枠ホルダ2
2の回動範囲が規制されるが、前記捩りバネ40は、そ
の回動範囲の両端においてピン22Aをバネ付勢してい
る。
【0037】さて、撮影レンズ110のレンズ駆動用の
モータ112からギア114及び34を介して円筒カム
32に回転駆動力が伝達されると、円筒カム32の凸条
部32A及び駆動アーム30のカムピン30A、30B
を介して駆動アーム30に直進駆動力が伝達され、駆動
アーム30がファインダ光軸方向に移動させられる。こ
れにより、駆動アーム30と一体形成されているレンズ
枠14も光軸方向に移動し、且つ駆動アーム30の係合
孔30Cにピン22Aが係合している視野枠ホルダ22
は回動させられる。
【0038】図6(A)及び(B)は上記駆動アーム3
0の移動によってそれぞれテレ状態及びワイド状態に切
り換えられた光学ファインダ120の内部透視図であ
る。
【0039】同図に示すように視野枠ホルダ22は、テ
レ/ワイドの切換え時に略90°回動し、また、捩りバ
ネ40(図5参照)によって視野枠ホルダ22のピン2
2Aがガイド孔10Aの端部に当接するようにバネ付勢
されている。
【0040】また、凸レンズ群16は、テレ/ワイドの
切換え時に所定のテレ位置及びワイド位置に移動し、ま
た、その移動範囲の中間点を境にしてテレ方向及びワイ
ド方向にバネ付勢されるようになっている。即ち、図4
に示すようにレンズ枠14の上面にはピン14Aが植設
されており、このピン14Aは、図3に示すファインダ
カバー42に回転自在に配設されたレバー44の係合部
44Aと係合している。尚、係合部44Aはその内側に
前記ピン14Aと係合する凹部が形成されている。ま
た、ファインダカバー42とレバー44との間には、捩
りバネ46が配設されている。
【0041】図3は凸レンズ群16が前記略中間にある
場合に関して示しており、この状態からレンズ枠14の
移動に連動してレバー44が時計回り方向(CW方向)
に回動すると、捩りバネ46によってレバー44はCW
方向に付勢され、また、反時計回り方向(CCW)に回
動すると、捩りバネ46によってレバー44はCCW方
向に付勢される。即ち、レバー44がCW方向及びCC
W方向に付勢されることにより、レバー44の係合部4
4A、レンズ枠14のピン14Aを介してレンズ枠14
(凸レンズ群16)が、ワイド方向又はテレ方向に付勢
される。
【0042】次に、テレ状態及びワイド状態に切り換え
られて場合の光学ファインダ120の視野範囲等につい
て説明する。
【0043】図7及び図8はそれぞれテレ状態及びワイ
ド状態に切り換えられた光学ファインダ120の光学系
を示している。これらの図面に示すように、視野枠ホル
ダ22の回動により、テレ時にはテレ用の視野枠板24
が光軸上に挿入され、ワイド時にはワイド用の視野枠板
26が光軸上に挿入される。これらの視野枠板24、2
6にはそれぞれ視野枠24A、26Aが蒸着されてお
り、凹レンズ18の接眼側の面には半透明な凹面鏡とな
るように反射膜19が蒸着されている。
【0044】即ち、この光学ファインダ120はアルバ
ダ式ファインダであり、凹レンズ18から入った光で視
野枠24A又は26Aが照明され、凹レンズ18に蒸着
された反射膜19で反射されて視野枠24A又は26A
の虚像が遠方で結ばれる。そして、この視野枠24A又
は26Aの虚像と被写体の像とを同時に観察することに
なる。尚、図15(B)には、この光学ファインダ12
0によって観察される視野枠24Aの虚像24A′が示
され、図15(A)には視野枠26Aの虚像26A′が
示されている。図15に示すようにテレ用の視野枠24
Aと、ワイド用の視野枠26Aとは大きさが異なり、そ
の大きさの比は、1:√2になっている。
【0045】一方、凸レンズ群16の光軸方向の移動に
より、ワイド時のファインダ倍率とテレ時のファインダ
倍率との比は、1:√2となるように設計されている。
【0046】従って、光学ファインダ120がテレから
ワイドに切り換えられると、視野枠の大きさが、その視
野枠の切換えによって√2倍となり、また、テレ時のフ
ァインダ像の大きさが、そのファインダ倍率の切換えに
よって1/√2倍となり、その結果、テレ時の視野範囲
に比べてワイド時の視野範囲は2倍になる。即ち、前述
したようにズーム比が2の撮影レンズ110に対応した
視野範囲を観察することができる。
【0047】次に、光学ファインダ120内にビデオカ
メラ100の動作状態等を表示する表示器ついて説明す
る。
【0048】この表示器は、図3及び図9に示すように
主としてプリズム50が一体形成されたプリズム枠52
と、マスク54と、LED56、58が搭載されたLE
D基板60とから構成されている。そして、光学ファイ
ンダ120の側部に、プリズム50が一体形成されたプ
リズム枠52、マスク54、及びLED基板60が順次
挿入され、ネジ62によってLED基板60がファイン
ダ枠10に固定される。尚、64は遮光板であり、プリ
ズム50に外光が入射しないようにプリズム枠52の背
面に挿入される。
【0049】さて、図10(A)及び(B)に示すよう
に、LED基板60上には、緑色発光するLED56
と、赤色発光するLED58とが搭載されている。尚、
LED56、58はLED基板60上に半田付けされる
が、隣接するLED56、58の半田同士が接触しない
ように一定の間隔をもって配置される。また、LED5
6、58の大きさは1mm2 程度である。
【0050】一方、マスク54は、拡散板54Aと、円
形の窓部55Aを有する遮光材55Bとからなり、拡散
板54Aの表面に遮光材55Bが設けられている。この
マスク54は、LED56、58の発光面側に微小間隔
をもって配設され、前記窓部55Aには、LED56、
58の発光面の一部がそれぞれ臨むようになっている。
【0051】上記構成により、LED56及び58のい
ずれか一方が点灯されると、その光は、マスク54の窓
部55Aを通過するとともに拡散板54Aによって拡散
され、LED56及び58が窓部55Aに対して偏倚し
た位置にあっても、光強度の分布が均一化されて出射さ
れる。この光は、図9に示すようにプリズム50で反射
されるととももに拡大されてファインダ内に導かれる。
そして、図15に示すようにファインダ内の所定の位置
65に表示される。
【0052】ところで、この表示器のLED56、58
の点灯制御は、図2に示したようにシステムマイコン2
30によって制御される。尚、表示の種類とその内容の
一例を、次表に示す。
【0053】
【表1】
【0054】以上説明したように、この表示器によれ
ば、ファインダ内の一箇所に種々の色による表示がで
き、ファインダ内の狭いスペースに適した表示が可能に
なる。尚、図11はマスクの他の実施例を示しており、
このマスク66には長孔の窓部66Aが設けられてい
る。また、図12はLEDの個数及び配置の他の実施例
を示しており、3つのLED67、68、69が設けら
れ、各LED67、68、69の発光面の一部が円形の
窓部55Aに臨むように配置されている。
【0055】次に、光学ファインダ120内に録画可能
状態か否かを表示する表示機構について説明する。
【0056】図13は図4に示した円筒カム32等が設
けられた駆動部分の要部斜視図である。同図に示すよう
に、この表示機構は、主に録画禁止バー70と、捩りバ
ネ72、板カム72とから構成されている。録画禁止バ
ー70は、赤色の透明な部材によって形成されており、
支軸71によってカムホルダ36に回動自在に配設され
ている。この録画禁止バー70の後端部70Aには捩り
バネ72の一端が係合し、録画禁止バー70は、この捩
りバネ72によって常時CCW方向に付勢されている。
【0057】また、板カム74は円筒カム32の軸上に
固定され、円筒カム32ととも回転する。そして、後述
する所定の回転位置を越えてCCW方向に回転すると、
板カム74は録画禁止バー70の後端部70Aに駆動力
を伝達し、捩りバネ72の付勢力に抗して録画禁止バー
70をCW方向に回動させる。尚、76は、板カム74
のストッパである。
【0058】上記録画禁止バー70の先端部は、図4に
示すようにファインダ枠10の側部に形成された孔10
Bから挿入される。そして、録画禁止バー70は、板カ
ム74によってCW方向に回動させられると、図15
(C)に示すようにファインダ視野内に進入し、一方、
捩りバネ72によってCCW方向に戻されると、ファイ
ンダ視野から退避する。
【0059】次に、上記録画禁止バー70の進退制御に
ついて、図14に示すタイミングチャートを参照しなが
ら詳述する。
【0060】ビデオカメラ100の電源がOFFの場合
には、図14に示すように撮影レンズ110の図示しな
いバリアが閉じており、また録画禁止バー70はファイ
ンダ視野内に挿入されている(図15(C)参照)。光
学ファインダ120は電源がOFFの場合でも被写体を
見ることができるが、撮影者は録画禁止バー70の有無
によって録画可能か否かを容易に認識することができ
る。
【0061】さて、電源がONされると(図14
(A))、カメラマイコン220(図2)は、撮影レン
ズ110のレンズ駆動用のモータ112を正転させる
(同図(B))。そして、モータ112の回転位置に応
じてバリア開閉位置、テレ位置、ワイド位置を検出する
フォトインタラプタ(図示せず)によってバリア開閉位
置が検出されると、モータ112にブレーキをかけ、停
止させる(同図(B)、(C))。
【0062】これにより、バリアは開放されるとともに
録画禁止バー70は下げられ(同図(C)、(D))、
またビデオカメラ100は録画スタンバイ状態となる。
尚、ファインダは、図15(B)に示すようにテレ状態
である。
【0063】ここで、テレ/ワイド切換ボタン154を
ワンプッシュすると、カメラマイコン220は、モータ
112を正転させ、フォトインタラプタによってワイド
位置(W)が検出されると、モータ112にブレーキを
かけ、停止させる。また、テレ/ワイド切換ボタン15
4を再びワンプッシュすると、カメラマイコン220
は、モータ112を逆転させ、フォトインタラプタによ
ってテレ位置(T)が検出されると、モータ112にブ
レーキをかけ、停止させる。
【0064】一方、電源がOFFされると、カメラマイ
コン220は、モータ112をテレ状態から更に逆転さ
せ、フォトインタラプタによってバリア開閉位置が検出
されると、モータ112にブレーキをかけ、停止させ
る。
【0065】これにより、バリアは閉じられるとともに
録画禁止バー70は上げられ(同図(C)、(D))、
ファインダ内には、図15(C)に示すように録画禁止
バー70が視認できるようになる。
【0066】尚、ビデオカメラ100には、カメラモー
ドとVTRモードとを切り換えるモード切換ボタンが設
けられており、電源がONの状態であっても、モード切
換ボタンによってVTRモードに切り換えられると、カ
メラマイコン220はバリアを閉じるとともに録画禁止
バー70を上げるようにモータ112を制御する。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光学フ
ァインダによれば、1つの小さな窓を介して複数の発光
手段から種々の色を良好に出射させることができ、これ
により、光学ファインダ内の一箇所に種々の色による表
示ができ、ファインダ内の狭いスペースに適した表示が
できる。更に、録画禁止バーをファインダ内に進退させ
ることにより、録画可能状態か否かを容易に視認するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る光学ファインダが適用され
るビデオカメラの一実施例を示す斜視図である。
【図2】図2は図1に示したビデオカメラの内部構成を
示す要部ブロック図である。
【図3】図3は図1に示した撮影レンズ及び光学ファイ
ンダの斜視図である。
【図4】図4は図3の光学ファインダを矢印A方向から
見た分解斜視図である。
【図5】図5は本発明に係る光学ファインダの側面図で
ある。
【図6】図6(A)及び(B)はそれぞれテレ状態及び
ワイド状態に切り換えられた光学ファインダの内部透視
図である。
【図7】図7はテレ状態に切り換えられた光学ファイン
ダの光学系を示す概略図である。
【図8】図8はワイド状態に切り換えられた光学ファイ
ンダの光学系を示す概略図である。
【図9】図9は光学ファインダ内にビデオカメラの動作
状態等を表示する表示器の位置関係を示す図である。
【図10】図10(A)は図9に示した表示器のLED
とマスクとの関係を示す側面図であり、同図(B)は平
面図である。
【図11】図11はマスクの他の実施例を示した平面図
である。
【図12】図12はLEDの個数及び配置の他の実施例
を示した平面図である。
【図13】図13は図4に示した円筒カム等が設けられ
た駆動部分の要部斜視図である。
【図14】図14は録画禁止バーの進退を説明するため
に用いたタイミングチャートである。
【図15】図15(A)、(B)及び(C)はそれぞれ
本発明に係る光学ファインダの各動作状態における表示
を示す図である。
【符号の説明】
12、18…凹レンズ、14…レンズ枠、16…凸レン
ズ群、22…視野枠ホルダ、24、26…視野枠、30
…駆動アーム、30A、30B…カムピン、30C…係
合孔、32…円筒カム、40、46、71…捩りバネ、
44…レバー、50…プリズム、54、66…マスク、
56、58、67、68、69…LED、54A…拡散
板、55A、66A…窓部、55B…遮光材、60…L
ED基板、70…録画禁止バー、74…板カム、100
…ビデオカメラ、110…撮影レンズ、120…光学フ
ァインダ、220…カメラマイコン、230…システム
マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 喜昭 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H018 AA03 BE02 2H102 BA12 BB05 BB16 CA32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をもって配設されそれぞれ異
    なる色の光を発光する複数の発光手段と、 前記複数の発光手段の発光面側に配設された拡散板と、 前記拡散板に設けられ前記複数の発光手段の発光面の一
    部がそれぞれ臨むように形成された1つの窓部を有する
    遮光材と、 前記窓部及び拡散板を通過した前記発光手段からの光を
    光学ファインダ内に導く光学部材と、 前記複数の発光手段の点灯をカメラの動作状態に応じて
    制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする光学ファインダ。
  2. 【請求項2】 撮影レンズの撮影倍率に対応してファイ
    ンダ倍率が可変されるファインダ光学系であって、変倍
    レンズ群と該変倍レンズ群を保持して光軸方向に移動す
    るレンズ枠とを有するファインダ光学系と、 前記ファインダ光学系の視野内に進退自在に配設された
    録画禁止バーと、 前記ファインダ光学系のレンズ枠を移動させるとともに
    前記録画禁止バーを駆動する駆動手段であって、前記レ
    ンズ枠のテレ端からワイド端までの移動範囲内では前記
    録画禁止バーを前記ファインダ光学系の視野から退避さ
    せ、前記移動範囲を越えて駆動されると前記録画禁止バ
    ーを前記ファインダ光学系の視野内に進入させる駆動手
    段と、 カメラの電源が切られると前記録画禁止バーを前記ファ
    インダ光学系の視野内に進入させ、電源が投入されると
    前記録画禁止バーを前記ファインダ光学系の視野内から
    退避させるように前記駆動手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする光学ファインダ。
  3. 【請求項3】 カメラモードとVTRモードとを切り換
    えるモード切換手段を有し、前記制御手段は、前記モー
    ド切換手段によってVTRモードに切り換えられると、
    前記制御手段は電源が投入されても前記録画禁止バーを
    前記ファインダ光学系の視野内に進入させるように前記
    駆動手段を制御することを特徴とする請求項2の光学フ
    ァインダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234148A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Sigma Corp カメラのファインダー内照明装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005234148A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Sigma Corp カメラのファインダー内照明装置

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