JP2002031645A - 衝撃センサ - Google Patents

衝撃センサ

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JP2002031645A
JP2002031645A JP2000216431A JP2000216431A JP2002031645A JP 2002031645 A JP2002031645 A JP 2002031645A JP 2000216431 A JP2000216431 A JP 2000216431A JP 2000216431 A JP2000216431 A JP 2000216431A JP 2002031645 A JP2002031645 A JP 2002031645A
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cylindrical tube
annular magnet
reed switch
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sensor
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JP2000216431A
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Shigeyuki Morizaki
茂幸 森▲崎▼
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NEC Tokin Hyogo Ltd
Original Assignee
Tokin Ceramics Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H35/00Switches operated by change of a physical condition
    • H01H35/14Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch
    • H01H35/147Switches operated by change of acceleration, e.g. by shock or vibration, inertia switch the switch being of the reed switch type

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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重なり配置部を持つ接点部を有する同一なリ
ードスイッチを複数使用しても、各リードスイッチの接
点部におけるセンサ感度のムラやバラツキが無くてセン
サ感度の調整が容易な構造の衝撃センサを提供するこ
と。 【解決手段】 この衝撃センサの場合、強磁性材の接点
部をガラス管内に内蔵して成る同一な構成の2個のリー
ドスイッチ1における円筒状チューブ3内へ配備する
際、接点部における一軸方向に延びて互いに平行に配置
され、且つ一軸方向と垂直な方向で所定の微小な間隔を
有して外部からの印加磁場が与えられることにより撓ん
で互いに接触可能な対向する接触片による所定長の重な
り配置部1aの配置パターンが環状マグネット4の中心
軸O方向(一軸方向と一致する)に対して線対称となる
ように各リードスイッチ1を円筒状チューブ3内に配備
することにより、感度並びに細部構成が異なるセンサを
構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車等
の車両に搭載される乗員保護装置であるエアバッグ,或
いはシートべルトプリテンショナ等の人体に対する防護
具を作動させるスイッチとして用いられると共に、物同
士の衝突等のように瞬時に大きな加速度が生じることで
移動可能なマグネットを封入した衝撃センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の衝撃センサは、衝突や
急ブレーキ等で負荷が与えられることにより生じる大き
な加速度を検知するもので、こうした加速度の検知に際
して、エアバッグとして用いる場合には接点部が接触す
る構造になっており、防護具を作動させるスイッチとし
て用いられる場合には防護具を作動させる電気回路を付
勢する構造になっている。
【0003】従来の衝撃センサの一例における基本構成
は、一軸方向に延びて互いに平行に配置され、且つ一軸
方向と垂直な方向で所定の微小な間隔を有して外部から
の印加磁場が与えられることにより撓んで互いに接触可
能な対向する接触片による所定長の重なり配置部を有す
る強磁性材の接点部をガラス管内に内蔵して成るリード
スイッチを使用し、このリードスイッチを一軸方向で包
み込むように非磁性の円筒状チューブを設け、印加磁場
を与えるための永久磁石である環状マグネットを円筒状
チューブの外周面に嵌め込んで大きな加速度が加えられ
たときに外周面に沿って移動可能にした後、環状マグネ
ットの一面側に一端側が当接され、且つ他端側がケース
のハウジングであるフロントストッパに当接されるよう
に円筒状チューブにスプリングを挿入することにより、
環状マグネットの他面側がケースのバックストッパを押
し付ける構造となっている。
【0004】即ち、ここでバックストッパは衝撃等で大
きな加速度が加えられたときに移動する環状マグネット
の初期位置を設定し、フロントストッパは環状マグネッ
トのバックストッパからの移動範囲を定めるようになっ
おり、スプリングは環状マグネットを支持し、環状マグ
ネットは円筒状チューブの外周面に沿って移動すること
によりリードスイッチの接点部を駆動させるように働
く。
【0005】このような衝撃センサの場合、フロントス
トッパ側からバックストッパ側へ向けて衝撃等で生ずる
大きな加速力が加わると、スプリングの付勢力に打ち勝
って環状マグネットが円筒状チューブの外周面上をフロ
ントストッパ側へ移動してリードスイッチの近傍に到達
すると、この時点でリードスイッチの接点部における重
なり配置部が環状マグネットからの印加磁場により撓ん
で接触することにより、リードスイッチの接点部は閉状
態(オン)となる。このリードスイッチの接点部におけ
る閉状態は、衝撃力が吸収されて加速度がなくなるとき
の環状マグネットの状態推移、即ち、環状マグネットが
リードスイッチの近傍のフロントストッパに衝突し、そ
のときの反発力とスプリングの復元力とにより環状マグ
ネットがバックストッパ側へ押し戻されて再びリードス
イッチの近傍に移動するまで継続するが、更にリードス
イッチの近傍を通過してバックストッパ側へ押し戻され
ると、リードスイッチの接点部における重なり配置部が
環状マグネットからの印加磁場を受けずに復元して非接
触となることにより、リードスイッチの接点部は開状態
(オフ)となる。
【0006】因みに、こうした衝撃センサにおいて、セ
ンサ感度を調整する場合、重なり配置部を持つ接点部を
有するリードスイッチを使用すれば、環状マグネットの
一面側からリードスイッチの接点部における重なり配置
部の中心までの距離にあって、スプリングの弾性力(復
元力)及び一軸方向における長さをどのように設定する
かの設計のみによっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した重なり配置部
を持つ接点部を有するリードスイッチを使用した衝撃セ
ンサの場合、センサ感度の調整を環状マグネットの一面
側からリードスイッチの接点部における重なり配置部の
中心までの距離にあってのスプリングの弾性力(復元
力)及び一軸方向における長さで設定しているが、円筒
状チューブ内に複数のリードスイッチを配備する構成に
すると、各リードスイッチの接点部における重なり配置
部の配置構成が幾つかのパターンをとり得る(例えば2
つのリードスイッチを使用した場合には重なり配置部の
配置パターンが4通りとなる)ため、センサ感度を決定
するための環状マグネットの最小移動距離(即ち、各リ
ードスイッチの接点部が閉状態となってオン動作するス
イッチオン点長)がまちまちになり易く、これによりセ
ンサ感度にムラやバラツキを生じてしまうという問題が
ある。
【0008】そこで、こうしたセンサ感度のムラやバラ
ツキを防止するためには、各リードスイッチを高精度に
同一部材で同様に加工して同一な構成とすることが要求
されるが、実際には同一な構成の接点部を有するリード
スイッチを複数使用しても各リードスイッチの配備時に
センサ感度がまちまちになってしまうため、この対策と
してセンサ感度を微調整したり、或いはセンサ感度の特
性検査における収率を向上させるために各リードスイッ
チの加工寸法を調整する必要があることにより、センサ
感度の調整には非常に手間が掛かっている。
【0009】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、重なり配置部を持
つ接点部を有する同一なリードスイッチを複数使用して
も、各リードスイッチの接点部におけるセンサ感度のム
ラやバラツキが無くてセンサ感度の調整が容易な構造の
衝撃センサを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一軸方
向に延びて互いに平行に配置され、且つ該一軸方向と垂
直な方向で所定の微小な間隔を有して外部からの印加磁
場が与えられることにより撓んで互いに接触可能な対向
する接触片による所定長の重なり配置部を有する強磁性
材の接点部をガラス管内に内蔵して成るリードスイッチ
と、リードスイッチを一軸方向で包み込んだ非磁性の円
筒状チューブと、円筒状チューブの外周面に嵌め込まれ
て大きな加速度が加えられたときに該円筒状チューブの
外周面に沿って移動可能であると共に、印加磁場を与え
るための永久磁石である環状マグネットと、環状マグネ
ットの一面側に一端側が当接され、且つ他端側がケース
のフロントストッパに当接されるように円筒状チューブ
の外周面に挿入されたスプリングとを備え、更に、スプ
リングの付勢力により環状マグネットの他面側がケース
のバックストッパを押し付ける構造の衝撃センサにおい
て、リードスイッチは、対向する接触片による所定長の
重なり配置部の中心がそれぞれ環状マグネットの中心軸
方向に対して垂直な一つの平面上における該中心軸を中
心として規定される所定の半径の円上にあっての等角方
向に配置されるように同一な構成の複数のものを円筒状
チューブ内に配備して成る衝撃センサが得られる。
【0011】又、本発明によれば、上記衝撃センサにお
いて、リードスイッチは、2個使用され、且つ対向する
接触片による所定長の重なり配置部の配置パターンが環
状マグネットの中心軸方向に対して線対称となるように
円筒状チューブ内に配備されて成る衝撃センサが得られ
る。
【0012】更に、本発明によれば、上記衝撃センサに
おいて、リードスイッチは、2個使用され、且つ対向す
る接触片による所定長の重なり配置部の配置パターンが
環状マグネットの中心軸方向に対して非線対称となるよ
うに円筒状チューブ内に配備されて成る衝撃センサが得
られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の衝
撃センサについて、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係る衝撃セン
サの基本構成を示したもので、同図(a)は全体の側面
断面図に関するもの,同図(b)は同図(a)に示され
るリードスイッチ1近傍を拡大して接点部における重な
り配置部1aの線対称配置パターンを示した一形態に関
するもの,同図(c)は同図(a)に示されるリードス
イッチ1近傍を拡大して接点部における重なり配置部1
aの線対称配置パターンを示した他形態に関するもので
ある。
【0015】この衝撃センサにおいても、従来通りの基
本構成、即ち、一軸方向に延びて互いに平行に配置さ
れ、且つ一軸方向と垂直な方向で所定の微小な間隔を有
して外部からの印加磁場が与えられることにより撓んで
互いに接触可能な対向する接触片による所定長の重なり
配置部1aを有する強磁性材の接点部をガラス管内に内
蔵して成るリードスイッチ1と、このリードスイッチ1
を一軸方向で包み込んだ非磁性の円筒状チューブ3と、
この円筒状チューブ3の外周面に嵌め込まれて大きな加
速度が加えられたときに円筒状チューブ3の外周面に沿
って移動可能であると共に、印加磁場を与えるための永
久磁石である環状マグネット4と、この環状マグネット
4の一面側に一端側が当接され、且つ他端側がケース2
のフロントストッパ7に当接されるように円筒状チュー
ブ3の外周面に挿入されたスプリング5とを備え、更
に、スプリング5の付勢力により環状マグネット4の他
面側がケース2のバックストッパ6を押し付ける構造と
なっている。
【0016】尚、ここでもバックストッパ6は衝撃等で
大きな加速度が加えられたときに移動する環状マグネッ
ト4の初期位置を設定し、フロントストッパ7は環状マ
グネット4のバックストッパ6からの移動範囲を定める
ようになっおり、スプリング5は環状マグネット4を支
持し、環状マグネット4は円筒状チューブ3の外周面に
沿って移動することによりリードスイッチ1の接点部を
駆動させるように働き、従来の衝撃センサの場合と同様
に、衝撃等で矢印で示されるフロントストッパ7側から
バックストッパ6側へ向かう加速度aが大きく加えられ
たときにリードスイッチ1の接点部が閉状態(オン)と
なり、衝撃力が吸収されて加速度aがなくなると開状態
(オフ)となる。
【0017】但し、この衝撃センサの場合、リードスイ
ッチ1として2個の同一な構成のものを使用しており、
これらの対向する接触片による所定長の重なり配置部1
aの配置パターンが環状マグネット4の中心軸O方向
(一軸方向と一致する)に対して線対称となるように図
1(b)や図1(c)に示されるような形態で円筒状チ
ューブ3内に配備され、2個のリードスイッチ1に対す
る2つの信号端子8a,8bを中心軸O方向で互いに反
対方向で接続して外部へ取り出している。
【0018】具体的に言えば、図1(b)に示される重
なり配置部1aの配置パターンの場合、接点部の一方の
接触片が衝撃等による大きな加速度が加えられない初期
状態で環状マグネット4が存在するバックストッパ6側
へ延びて外側に向けて配置され、且つ他方の接触片がフ
ロントストッパ7側へ延びて内側に向けて配置されてお
り、接点部の一方の接触片が環状マグネット4から遠い
距離で印加磁場を受けるため、低感度起動タイプとな
る。
【0019】これに対し、図1(c)に示される重なり
配置部1aの配置パターンの場合、接点部の一方の接触
片がフロントストッパ7側へ延びて外側に向けて配置さ
れ、且つ他方の接触片が衝撃等による大きな加速度が加
えられない初期状態で環状マグネット4が存在するバッ
クストッパ6側へ延びて内側に向けて配置されており、
接点部の他方の接触片が環状マグネット4から近い距離
で印加磁場を受けるため、高感度起動タイプとなる。
【0020】即ち、このように2個のリードスイッチ1
をそれらの対向する接触片による所定長の重なり配置部
1aの配置パターンが環状マグネット4の中心軸O方向
に対して線対称となるようにすれば[但し、この場合に
は何れも重なり配置部1aの中心がそれぞれ環状マグネ
ット4の中心軸O方向に対して垂直な一つの平面上にお
ける中心軸Oを中心として規定される所定の半径の円上
にあっての等角方向(ここでは180度)に配置され
る]、各リードスイッチ1の接点部におけるセンサ感度
のムラやバラツキが無くてセンサ感度の調整が容易な構
造として2つの感度並びに細部構成が異なるセンサを容
易に得ることができる上、それぞれのセンサ感度の特性
検査での収率向上を計ることができる。
【0021】図2は、図1(b),(c)に示すリード
スイッチ1近傍を拡大した接点部における重なり配置部
1aの配置を変更した非線対称配置パターンを示したも
ので、同図(a)は一形態に関するもの,同図(b)は
他形態に関するものである。
【0022】図2(a)に示される重なり配置部1aの
配置パターンの場合、一方のリードスイッチ1(図中で
の上方のもの)における接点部の一方の接触片がフロン
トストッパ7側へ延びて外側に向けて配置され、且つ他
方の接触片が衝撃等による大きな加速度が加えられない
初期状態で環状マグネット4が存在するバックストッパ
6側へ延びて内側に向けて配置されているが、他方のリ
ードスイッチ1(図中での下方のもの)における接点部
では、反対に一方の接触片が衝撃等による大きな加速度
が加えられない初期状態で環状マグネット4が存在する
バックストッパ6側へ延びて外側に向けて配置され、且
つ他方の接触片がフロントストッパ7側へ延びて内側に
向けて配置されている。
【0023】これに対し、図2(b)に示される重なり
配置部1aの配置パターンの場合、一方のリードスイッ
チ1(図中での上方のもの)における接点部の一方の接
触片が衝撃等による大きな加速度が加えられない初期状
態で環状マグネット4が存在するバックストッパ6側へ
延びて外側に向けて配置され、且つ他方の接触片がフロ
ントストッパ7側へ延びて内側に向けて配置されている
が、他方のリードスイッチ1(図中での下方のもの)に
おける接点部では、反対に一方の接触片がフロントスト
ッパ7側へ延びて外側に向けて配置され、且つ他方の接
触片が衝撃等による大きな加速度が加えられない初期状
態で環状マグネット4が存在するバックストッパ6側へ
延びて内側に向けて配置されている。
【0024】即ち、このように2個のリードスイッチ1
をそれらの対向する接触片による所定長の重なり配置部
1aの配置パターンが環状マグネット4の中心軸O方向
に対して非線対称となるようにしても[但し、こうした
場合においても、何れも重なり配置部1aの中心がそれ
ぞれ環状マグネット4の中心軸O方向に対して垂直な一
つの平面上における中心軸Oを中心として規定される所
定の半径の円上にあっての等角方向(ここでも180
度)に配置される]、各リードスイッチ1の接点部にお
けるセンサ感度のムラやバラツキが無くてセンサ感度の
調整が容易な構造として同じ中感度タイプで細部構成が
異なるセンサを容易に得ることができる上、それぞれの
センサ感度の特性検査での収率向上を計ることができ
る。
【0025】ところで、図1(a)では、2個のリード
スイッチ1に対する2つの信号端子8a,8bを中心軸
O方向で互いに反対方向で接続して外部へ取り出した場
合を示したが、信号端子の取り出し方は他の形態に変更
することが可能であり、例えば図3に示されるように、
2個のリードスイッチ1に対する2つの信号端子8
a′,8b′を中心軸O方向で互いに同じ方向で接続し
て外部へ取り出すような構成にしても良い。但し、この
場合にもリードスイッチ1の接点部における重なり配置
部1aの配置パターンは、図1(b),(c)に示した
2通りの線対称配置パターンや図2(a),(b)に示
した2通りの非線対称配置パターン、即ち、4通りの配
置パターンを適用することができる。
【0026】図4は、上述した衝撃センサにおけるリー
ドスイッチ1の接点部における重なり配置部1aの配置
パターンが異なる場合のセンサ感度バラツキ特性をスイ
ッチオン点長(mm)の変化に対する正規確率(%)の
関係で示したもので、同図(a)は図1(b),(c)
に示した2通りの線対称配置パターンの場合を従来の場
合と対比して示したセンサ感度バラツキ特性特性に関す
るもの,同図(b)は図2(a),(b)に示した2通
りの非線対称配置パターンの場合を従来の場合と対比し
て示したセンサ感度バラツキ特性特性に関するものであ
る。
【0027】図4(a)を参照すれば、ここでは図1
(b)の低感度タイプの場合はスイッチオン点長が長
く、そのバラツキが抑制されており、図1(c)の高感
度タイプの場合はスイッチオン点長が短く、そのバラツ
キが抑制されているのに対し、従来センサの場合はスイ
ッチオン点長が短いものから長いものへとまちまちに存
在し、バラツキが生じていることが判る。
【0028】これは、図1(b)の低感度タイプや図1
(c)の高感度タイプのものの方が従来センサよりも各
リードスイッチ1の接点部におけるセンサ感度のムラや
バラツキが無くてセンサ感度の調整が容易な構造であ
り、それぞれのセンサ感度の特性検査での収率向上を計
り得ることを示している。
【0029】一方、図4(b)を参照すれば、ここでは
図2(a),(b)の中感度タイプの場合はスイッチオ
ン点長が長くも短くもない中程度であり、そのバラツキ
が抑制されているのに対し、従来センサの場合はスイッ
チオン点長が短いものから長いものへとまちまちに存在
し、バラツキが生じていることが判る。
【0030】ここにおいても、図2(a),(b)の中
感度タイプのものの方が従来センサよりも各リードスイ
ッチ1の接点部におけるセンサ感度のムラやバラツキが
無くてセンサ感度の調整が容易な構造であり、それぞれ
のセンサ感度の特性検査での収率向上を計り得ることを
示している。
【0031】尚、上述した一実施例に係る衝撃センサや
その細部構成を変更した形態のものでは、何れも2個の
リードスイッチ1を用いるものとしたが、リードスイッ
チ1は3個以上使用することが可能である。但し、この
場合には、リードスイッチ1の同一な構成の複数のもの
を対向する接触片による所定長の重なり配置部1aの中
心がそれぞれ環状マグネット4の中心軸O方向に対して
垂直な一つの平面上における中心軸Oを中心として規定
される所定の半径の円上にあっての等角方向に配置され
るように各リードスイッチ1を円筒状チューブ3内に配
備することが望ましく、こうした場合にも各リードスイ
ッチ1の接点部におけるセンサ感度のムラやバラツキが
無くてセンサ感度の調整が容易な構造となり、リードス
イッチ1を奇数個使用した場合には感度並びに細部構成
が異なるセンサ(高感度タイプ又は低感度タイプ)、リ
ードスイッチ1を偶数個使用した場合には同じ感度で細
部構成が異なるセンサ(中感度タイプ)を容易に得るこ
とができる上、それぞれのセンサ感度の特性検査での収
率向上を計ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の衝撃セ
ンサによれば、強磁性材の接点部をガラス管内に内蔵し
て成る同一な構成の複数のリードスイッチにおける円筒
状チューブ内への配備に際し、接点部における一軸方向
に延びて互いに平行に配置され、且つ一軸方向と垂直な
方向で所定の微小な間隔を有して外部からの印加磁場が
与えられることにより撓んで互いに接触可能な対向する
接触片による所定長の重なり配置部の配置パターンが重
なり配置部のそれぞれの中心が環状マグネットの中心軸
方向に対して垂直な一つの平面上における中心軸を中心
として規定される所定の半径の円上にあっての等角方向
に配置されるように各リードスイッチを円筒状チューブ
内に配備(特に汎用的に2個のリードスイッチを使用す
る場合には重なり配置部の配置パターンが環状マグネッ
トの中心軸方向に対して線対称又は非線対称となるよう
に各リードスイッチを円筒状チューブ内に配備)してい
るので、各リードスイッチの接点部におけるセンサ感度
のムラやバラツキが無くてセンサ感度の調整が容易な構
造となり、感度並びに細部構成が異なるセンサや同じ感
度で細部構成が異なるセンサを容易に得ることができる
上、それぞれのセンサ感度の特性検査での収率向上を計
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る衝撃センサの基本構成
を示したもので、(a)は全体の側面断面図に関するも
の,(b)は(a)に示されるリードスイッチ近傍を拡
大して接点部における重なり配置部の線対称配置パター
ンを示した一形態に関するもの,(c)は(a)に示さ
れるリードスイッチ近傍を拡大して接点部における重な
り配置部の線対称配置パターンを示した他形態に関する
ものである。
【図2】図1(b),(c)に示すリードスイッチ近傍
を拡大した接点部における重なり配置部の配置を変更し
た非線対称配置パターンを示したもので、(a)は一形
態に関するもの,(b)は他形態に関するものである。
【図3】図1(a)に示した2個のリードスイッチに対
する2つの信号端子を中心軸方向で互いに同じ方向で接
続して外部へ取り出した場合の衝撃センサにおける全体
の側面断面図を示したものである。
【図4】衝撃センサにおけるリードスイッチの接点部に
おける重なり配置部の配置パターンが異なる場合のセン
サ感度バラツキ特性をスイッチオン点長の変化に対する
正規確率の関係で示したもので、(a)は図1(b),
(c)に示した2通りの線対称配置パターンの場合を従
来の場合と対比して示したセンサ感度バラツキ特性に関
するもの,(b)は図2(a),(b)に示した2通り
の非線対称配置パターンの場合を従来の場合と対比して
示したセンサ感度バラツキ特性に関するものである。
【符号の説明】
1 リードスイツチ 1a 重なり配置部 2 ケース 3 円筒状チューブ 4 環状マグネット 5 スプリング 6 バックストッパ 7 フロントストッパ 8a,8b,8a′,8b′ 信号端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一軸方向に延びて互いに平行に配置さ
    れ、且つ該一軸方向と垂直な方向で所定の微小な間隔を
    有して外部からの印加磁場が与えられることにより撓ん
    で互いに接触可能な対向する接触片による所定長の重な
    り配置部を有する強磁性材の接点部をガラス管内に内蔵
    して成るリードスイッチと、前記リードスイッチを前記
    一軸方向で包み込んだ非磁性の円筒状チューブと、前記
    円筒状チューブの外周面に嵌め込まれて大きな加速度が
    加えられたときに該円筒状チューブの外周面に沿って移
    動可能であると共に、前記印加磁場を与えるための永久
    磁石である環状マグネットと、前記環状マグネットの一
    面側に一端側が当接され、且つ他端側がケースのフロン
    トストッパに当接されるように前記円筒状チューブの外
    周面に挿入されたスプリングとを備え、更に、前記スプ
    リングの付勢力により前記環状マグネットの他面側がケ
    ースのバックストッパを押し付ける構造の衝撃センサに
    おいて、前記リードスイッチは、前記対向する接触片に
    よる所定長の重なり配置部の中心がそれぞれ前記環状マ
    グネットの中心軸方向に対して垂直な一つの平面上にお
    ける該中心軸を中心として規定される所定の半径の円上
    にあっての等角方向に配置されるように同一な構成の複
    数のものを前記円筒状チューブ内に配備して成ることを
    特徴とする衝撃センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衝撃センサにおいて、前
    記リードスイッチは、2個使用され、且つ前記対向する
    接触片による所定長の重なり配置部の配置パターンが前
    記環状マグネットの中心軸方向に対して線対称となるよ
    うに前記円筒状チューブ内に配備されて成ることを特徴
    とする衝撃センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の衝撃センサにおいて、
    前記リードスイッチは、2個使用され、且つ前記対向す
    る接触片による所定長の重なり配置部の配置パターンが
    前記環状マグネットの中心軸方向に対して非線対称とな
    るように前記円筒状チューブ内に配備されて成ることを
    特徴とする衝撃センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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