JP2002031614A - 亜酸化窒素ガスセンサ - Google Patents

亜酸化窒素ガスセンサ

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JP2002031614A
JP2002031614A JP2000213766A JP2000213766A JP2002031614A JP 2002031614 A JP2002031614 A JP 2002031614A JP 2000213766 A JP2000213766 A JP 2000213766A JP 2000213766 A JP2000213766 A JP 2000213766A JP 2002031614 A JP2002031614 A JP 2002031614A
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gas
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Norio Miura
則雄 三浦
Noboru Yamazoe
▲昇▼ 山添
Yuichi Kamimura
裕一 上村
Kengo Shimanoe
憲剛 島ノ江
Akira Kunimoto
晃 国元
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】電気的に絶縁性を有する電極保持基板1
と、基板上に設けられた少なくとも一対の端子2a,2
bと、両端子に接するように端子間に形成された少なく
ともNOに活性な金属酸化物電極3層と両端子間の金
属酸化物層の電気伝導度を測定するための手段4とから
なり、金属酸化物電極層に少なくとも金属酸化物電極層
のNO活性を抑制する物質が含まれるNOガスセン
サ。金属酸化物電極層は主としてSnO,ZO、W
,Inの一種或いは二種以上からなり、金属
酸化物電極層のNO活性を抑制する物質はBi
,PbO,SrO,CaO,La,Pr
11,Nd,Sm,Gdのうち少
なくとも一種以上が添加されている。 【効果】金属酸化物電極に少なくともNO活性を抑制
物質を添加することにより著しくガス感度を改善でき、
100ppm以下の低濃度領域の測定も充分可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気中あるいは特
定の雰囲気下における亜酸化窒素ガス濃度を検出するガ
スセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】亜酸化窒素(N2O)は別名笑気ガスと
も呼ばれ、手術時の全身麻酔用ガスとして医療現場にお
いて一般的に用いられている。医療現場においては、漏
洩N2Oガスの吸入により医療現場職員の人体への慢性
的な悪影響も報告されている。一方、麻酔用として使用
されたN2Oガスは、そのほとんどが大気に放出されて
いる。しかしながら、このガスはCO2の約250倍の
温暖化係数をもつ温室効果ガスであるとともに、オゾン
層破壊物質でもあるため、大気中への排出量を極力抑え
る必要がある。また、近年自動車エンジンからの燃焼排
気ガス中にもN2Oが含まれることが報告されている。
特に、排気ガス浄化用触媒の劣化がおこると、N2Oガ
スの発生量が増えるとされている。これらのことから、
数10ppmレベルのN2Oガス濃度を正確に測定し、N2
Oガスの排出量を監視・抑制するシステムや、あるいは
排出されたN2Oガスを収集し分解触媒等により無害化
を行う浄化システムが必要となる。これらのシステムが
広く普及するためには、小型で安価なN2Oガスセンサ
が必須となる。
【0003】N2Oガスを検知するガスセンサについて
は、従来からいくつかの方式で製品化されている。しか
しながら、小型で安価なセンサとするためには、長期間
連続的に使用のできる全固体型素子を用いた化学センサ
が望まれている。この全固体型のN2Oガスセンサにお
いては、従来いくつかの報告がなされている。例えば、
特開昭59−91358号公報においては、酸素イオン
導電性の固体電解質上に2つの電極を設置し、一方の電
極のみを覆うようにN2Oガス分解触媒を積層する構造
を示している。この方式での検知は、N2Oガス分解触
媒にて分解された酸素により両電極間の酸素濃度差が生
じ、酸素濃淡起電力を測定するとされている。しかしな
がら、10vol%の高濃度N2Oガスに対してさえ、セン
サ出力が数mVと非常に感度が低く、検知濃度範囲が高濃
度領域に限定されてしまう。すなわち、ppmオーダーの
低濃度のN2Oガスを検知することは実質的に不可能に
近いと考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来か
ら提供されている全固体型N2Oセンサはppmオーダーの
低濃度の検知ができない。これは、N2O検出感度が小
さすぎることが大きな原因であることは明白である。す
なわち、微小な外乱ノイズによって測定精度が大きく低
下することが容易に推定され、前述のN2O浄化システ
ム等に使用できないという問題があった。
【0005】そのため、従来のN2Oガスセンサにかわ
る大きなN2Oに対する感度を有する新規な全固体型セ
ンサが望まれていた。本発明においては、このような問
題に対して、全固体型センサであって、かつppmオーダ
ーの低濃度N2Oガスの検知が行える大きな感度を有す
るN2Oガスセンサを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題に鑑みて、以下のような手段をもって解決することを
提案する。すなわち、電気的に絶縁性を有する電極保持
基板と、当該基板上に設けられた一対の端子と、該両端
子に接するように前記端子間に形成された少なくともN
2Oに活性な金属酸化物電極層と、前記両端子間の金属
酸化物層の電気伝導度を測定するための手段とからな
り、当該金属酸化物電極層に少なくとも前記金属酸化物
電極層のN2O活性を抑制する物質を添加してなること
を特徴とするN2Oガスセンサをもって本課題の解決手
段を提供するものである。
【0007】本発明のセンサ構成において、前述の金属
酸化物電極が、好ましくは、SnO 2,ZnO,WO3
In23の一種あるいは二種以上から形成されることに
より、実質的に大きなN2Oガスに対する感度を発現さ
せることができる。また、前記金属酸化物電極層のN2
O活性を抑制する物質は、Bi23,PbO,SrO,
CaO,La23,Pr611,Nd23,Sm23
Gd23、好ましくは、Bi23,SrO,CaO,S
23、Gd23のうち少なくとも一種以上が添加され
ることにより、大きなN2Oガスに対する感度を発現さ
せることができる。さらに、N2O活性を抑制する物質
の添加量が、金属酸化物電極に対して0.05wt%から
3wt%の範囲とすることで、N2Oガスに対する大きな
感度を安定して発現させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態のセン
サ構造を図1および図2に示す。図1は、電極保持基板
1上に端子2a,2bを設置し、この両端子間を覆うよ
うにして金属酸化物電極3が形成されている素子断面構
造である。また、電極保持基板1の電極3が設置されて
いる側の反対面には自己加熱用のヒーター5が設置され
ている。両端子2a,2b間には所定の電圧を印加する
ための直流電源と両端子2a,2b間の電流を検知する
ための電流計導電率測定手段4を設け、金属酸化物電極
3の導電度を測定する。この金属酸化物電極層の導電度
は、ppmオーダーのN2Oガス濃度に従って変化するた
め、低濃度のN2Oガス検知が可能となる。
【0009】さらに詳細にセンサ構成を述べる。電極保
持基板1は電気的に絶縁性が高い物質であれば特に限定
されるものではない。通常、高温においても絶縁性が高
いアルミナ、シリカ、ムライト等の物質からなる基板を
用いる。端子2a,2bは電気的に良導体である物質で
あれば特に制限はない。通常、貴金属のPt,Au等が
使われる。図1のようなセンサ素子が平板構造であれ
ば、この端子2a,2bはスクリーン印刷等で容易に形
成することができる。図1の例では、端子2a,2bが
金属酸化物電極層3に被覆された構造を示しているが、
金属酸化物電極層3上に端子が形成されていても何ら電
気的な構成に差異は生じないため本発明に適用される。
あるいは、図2に示すようなアルミナ管1を用いたセン
サ構造とすることも可能である。金属酸化物電極3はN
2Oガスに活性である必要がある。すなわち、N2Oガス
濃度によって、その導電率が変化するものが必要であ
る。本発明においては、SnO2,ZnO,WO3,In
23等が金属酸化物電極3のベース材料として用いられ
る。特に、SnO2を該ベース材料に用いるときわめて
大きなガス感度が得られる。
【0010】本発明の特徴は、この金属酸化物電極3に
ベース材料のN2Oガス活性を抑制する第2の金属酸化
物(Bi23,PbO,SrO,CaO,La23,P
611,Nd23,Sm23,Gd23、好ましくは
Bi23,SrO,CaO,Sm23,Gd23、より
好ましくはSrO)が添加されるところにある。これ
は、単純に電極ベース材料のN2Oガス活性を低下させ
ることとは意味が異なる。すなわち、N2OガスはO2
ともに電極上に負電荷吸着するとみられるが、例えばS
nO2単独の場合にはN2Oガスに対して分解活性が高
く、N2Oとして電極内部まで拡散していかないため、
本来のガス感度が低下してしまうものと考えられる。そ
のため、本発明の思想では、N2Oガスに対する分解活
性の低い物質を、電極を構成するベース材料に添加する
ことによって、電極表面でのN2O分解を抑制し、電極
内部までN2Oガスが拡散進入することが可能とさせ
る。あるいは、N2Oガスに対する分解活性の低い物質
を電極表面に積層することも同様な効果が得られる。こ
のことは、電極を構成するベース材料にN2Oガスに対
する分解活性の高い物質を含ませるとSnO2単独の電
極組成の例の場合に比べて、逆に感度は低下することか
らも検証できる。例えば、図6に示すように、固定床流
動式反応装置を用い、第2添加材料として考えられるM
nO2,Sm23,SrO,Li2OのN2O転化率(N2
O分解率)を調べた結果から、MnO2やベース材料で
あるSnO2では高い転化率を示し、このガスがN2Oと
して電極内部まで拡散していかないことからガス感度を
向上させるのに適していないことが検証される。
【0011】N2Oガス活性を抑制する第2の金属酸化
物が添加された金属酸化物電極3は、ベース材料粉末と
して還元析出により得られる微粉末を焼成するか、市販
の酸化物粉末を粉砕して用いてもよい。第2の金属酸化
物の添加は、微粉末をそのままベース粉末と混合し、有
機バインダー、有機溶剤とともに混練し、ペースト状に
して印刷することができる。あるいは、添加金属元素を
含む塩溶液にベース材料を含浸させてもよい。このよう
に作製される金属電極は、最後に高温焼成が施される。
焼成温度は500℃から1100℃の範囲で焼成するこ
とが好ましい。焼成温度が低すぎると通常の作動温度に
て、金属電極層の電気伝導度がドリフトしてしまい、逆
に焼成温度が高すぎると金属酸化物電極の粒成長が生じ
ガス感度が低下する恐れが高くなる。
【0012】本発明のセンサ出力は、前記金属酸化物電
極3の電気伝導度変化に基づいている。すなわち、金属
酸化物電極3の電気抵抗がN2Oガスの濃度により大き
く変化することを利用している。前述のようにN2Oガ
スはO2と同様に、金属酸化物電極3上に負電荷吸着す
るため、N2Oガス存在下では素子抵抗が増大する。こ
のような場合、通常N2Oガスが全く存在しない空気中
でのセンサ素子抵抗(金属酸化物電極の抵抗)RaとN
2Oガスが存在する空気中でのセンサ素子抵抗Rgとの
比をガス感度と定義する。すなわち、ガス感度S=Rg
/Raとすると、ガス感度が大きいほど抵抗変化率が大
きいことになる。また、金属酸化物電極3の導電率が変
化することで、図1中に示した電流計により電流変化と
してもセンサ出力が得られることは明白である。さら
に、図1、図2に示すセンサ構成の他に、端子2a、2
b部の電極との接触抵抗を除去するため4端子構造(図
示せず)とすることも可能である。すなわち、外部の2
端子に所定の電流を印加し、その内側に設置される2つ
の内部端子間の電圧を測定する方法である。この方法に
より、金属酸化物電極3のみの抵抗変化(導電率変化)
が測定でき、さらに好ましい方法である。
【0013】以下に、実施例を示し更に詳細な説明を行
うが、本発明はこれら実施例に限定されるものでなく、
その発明の思想を同一とするものを全て含むことは言う
までもない。
【0014】(実施例1)図2に示すセンサ構造のN2
Oセンササンプルを次のようにして作製した。表1に示
すような金属酸化物電極3のベース材料を用意した。S
nO2はSnCl2水溶液へのアンモニア水の添加により
得られたスズ酸沈殿を700℃で焼成することにより調
製した。その他のベース材料は市販の酸化物粉末をその
まま用いるか、酢酸塩等を700℃で熱分解したものを
用いた。これらのベース酸化物3を図2に示すようなア
ルミナ管1にPt線2a,2bを巻いた上に塗布し、6
00℃の大気中で焼成した。このように作製された各サ
ンプルを用いて、300〜600℃の温度域でガス感度
(S)を評価した。テストガスは空気希釈のN2O(3
00ppm)に対して、素子抵抗変化比(Rg/Ra)を
測定した。結果を表1に示す。これよりSnO 2,Zn
O,WO3,In23が電極のベース酸化物材料として
感度が高いことが分かる。
【0015】
【表1】
【0016】(実施例2)実施例1と同様にして、図2
の構造を有するセンササンプルを作製した。本実施例に
おいては、電極のベース材料にSnO2を採用し、これ
に図3に示す第2成分の添加物(電極のベース材料のN
2Oガス活性を抑制する金属酸化物)を入れたサンプル
とした。添加物が貴金属の場合には貴金属コロイド溶液
を用いるコロイド吸着法により、金属酸化物の場合には
酢酸塩を用いた含浸法により添加物を入れた。第2成分
の添加量は貴金属の場合で0.1wt%、金属酸化物の場
合で0.5wt%となるように調製した。これらのサンプ
ルを実施例1と同様に空気希釈のN2O(300ppm)に
対するガス感度を評価した。但し、本実施例の素子温度
は全て500℃とした。結果を図3に示す。図3より第
2成分の添加物として、Bi 23,PbO,SrO,C
aO,La23,Pr611,Nd23,Sm23,G
23がガス感度を増大させる効果が顕著であることが
分かる。
【0017】(実施例3)実施例2で著しい増感効果の
あった、SnO2ベース材料に好ましい第2成分として
のBi23,SrO,CaO,Sm23添加のサンプル
を用いて、500℃におけるN2O濃度依存性(0〜3
00ppm)を評価した。比較のため、第2成分を添加し
ていないSnO2のみの電極を持つサンプルも同様に評
価を行った。結果を図4に示す。ここから明らかなよう
に100ppm以下の低濃度のN2Oを検知するに充分大き
なガス感度が得られていることが分かる。
【0018】(実施例4)実施例3と同様にして、Sn
2をベース材料として、表2に示す第2成分(電極の
ベース材料のN2Oガス活性を抑制する金属酸化物)の
添加量を変えてセンササンプルを作製した。ただし、第
2成分の添加は、市販の酸化物粉末を用いて重量配合計
算値を添加量とした。これらのサンプルを500℃にて
300ppmのN2Oに対する感度を測定した。結果を表2
に示す。ここから、本実施例における第2添加成分は、
0.01〜5wt%の範囲で用いることがガス感度性能上
好ましいことが分かる。さらに好ましくは、0.05〜
3wt%の範囲で用いるとよいことが明らかである。
【0019】
【表2】
【0020】(実施例5)図1に示す自己加熱ヒーター
付きの平板型センササンプルを作製した。電極保持基板
1には5mm角のアルミナ板を用いた。この保持基板1に
Ptペーストを用いてスクリーン印刷にて端子2a,2
bを形成した。さらに、金属酸化物電極3として、Sn
2をベース材料として、より好ましい第2成分のSr
O(0.5wt%)を添加したペーストを用いて、同様に
印刷形成した。素子の作動温度が約500℃になるよう
に、ヒーターの消費電力が所定値になるようにヒーター
電圧を調整した。このとき、センサ感度のN2O濃度依
存性を測定した。図5に結果を示す。比較のために実施
例3で用いたセンサ構造の異なるサンプルとの性能比較
を同時に示す。これより、図1のセンサ構造を有するサ
ンプルにおいて、さらに優れた感度性能を発現すること
がわかる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、絶縁性の電極保持基板
上に設けられたN2Oに活性な金属酸化物電極層の電気
伝導度を測定する方式のガスセンサにおいて、前記の金
属酸化物電極に少なくともN2O活性を抑制する物質を
添加することにより著しくガス感度を改善することがで
きる。これにより、100ppm以下の低濃度領域の測定
も充分可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明センサの一例を示す断面構造図である。
【図2】本発明センサの一例を示す構造図である。
【図3】実施例2の結果を示すグラフ図である。
【図4】実施例3の結果を示すグラフ図である。
【図5】実施例5の結果を示すグラフ図である。
【図6】第2添加元素のN2O分解活性を示すグラフ図
である。
【符号の説明】
1 電極保持基板 2a 電極端子 2b 電極端子 3 金属酸化物電極 4 導電率測定手段 5 ヒーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国元 晃 埼玉県熊谷市末広4−14−1 株式会社リ ケン熊谷事業所内 Fターム(参考) 2G046 AA13 BA01 BA09 BB02 BB03 BE03 DB04 DB05 DD01 EA04 FB02 FC08 FE06 FE07 FE15 FE18 FE28 FE39 FE40 FE46 FE48

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に絶縁性を有する電極保持基板
    と、当該基板上に設けられた少なくとも一対の端子と、
    該両端子に接するように前記端子間に形成された少なく
    ともN2Oに活性な金属酸化物電極層と、前記両端子間
    の金属酸化物層の電気伝導度を測定するための手段とか
    らなり、当該金属酸化物電極層に少なくとも前記金属酸
    化物電極層のN2O活性を抑制する物質が含まれること
    を特徴とするN2Oガスセンサ。
  2. 【請求項2】 金属酸化物電極層が主としてSnO2
    ZnO,WO3,In 23の一種あるいは二種以上から
    なることを特徴とする請求項1に記載のN2Oガスセン
    サ。
  3. 【請求項3】 金属酸化物電極層のN2O活性を抑制す
    る物質がBi23,PbO,SrO,CaO,La
    23,Pr611,Nd23,Sm23,Gd2 3のう
    ち少なくとも一種以上が添加されていることを特徴とす
    る請求項2に記載のN2Oガスセンサ。
  4. 【請求項4】 N2O活性を抑制する物質の添加量が、
    金属酸化物電極層に対して0.01wt%から5wt%の範
    囲であることを特徴とする請求項3に記載のN2Oガス
    センサ。
  5. 【請求項5】 SnO2を主とする金属酸化物電極層に
    対して0.1〜3wt%のSrOを添加して構成した金属
    酸化物電極層を加熱して用いる請求項3記載のN2Oガ
    スセンサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009131306A1 (ko) * 2008-04-22 2009-10-29 한국이엔에쓰 주식회사 휘발성 유기화합물 가스 감지용 wo₃계 가스 센서 및 그 제조방법
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