JP2002031217A - 湿式摩擦係合装置の冷却構造 - Google Patents

湿式摩擦係合装置の冷却構造

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JP2002031217A JP2000210822A JP2000210822A JP2002031217A JP 2002031217 A JP2002031217 A JP 2002031217A JP 2000210822 A JP2000210822 A JP 2000210822A JP 2000210822 A JP2000210822 A JP 2000210822A JP 2002031217 A JP2002031217 A JP 2002031217A
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    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
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    • F16H57/0473Friction devices, e.g. clutches or brakes

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  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却用の潤滑油が摩擦係合装置から抜出るこ
となく各摩擦係合面に効率良く供給される摩擦係合装置
の冷却構造を提供すること。 【解決手段】 ハブ20に4箇所のスプライン歯欠損部
24が設けられ、内歯ディスク30がハブ20にスプラ
イン嵌合すると、スプライン歯欠損部24に隙間26が
形成され、この隙間26を通って潤滑油が軸方向に流れ
る。軸方向最外側の内歯ディスク30aには、ハブ20
のスプライン歯欠損部24に対応する位置に潤滑油堰部
32aが設けられている。軸方向最外側の内歯ディスク
30aがハブ20にスプライン嵌合すると、スプライン
歯欠損部24に潤滑油堰部32aが係合して潤滑油の流
れが堰き止められるので、冷却用の潤滑油は摩擦係合装
置10の外側に抜出ることなく、各摩擦係合面に供給さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や建設機械等
に使用される、湿式摩擦係合装置の冷却構造の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】図8に、従来の典型的な湿式摩擦係合装
置の部分縦断面図を示す。この摩擦係合装置100は、
ハブ200にスプライン嵌合する内歯ディスク30と、
ドラムDにスプライン嵌合する外歯ディスク40とが交
互に配設されて構成されている。内歯ディスク30には
その両面に摩擦材34が固着され、油圧作動式ピストン
Pが軸方向左側に移動すると内歯ディスク30と外歯デ
ィスク40とが係合してトルクの伝達が行なわれる。図
中の符号Sはスナップリングである。
【0003】このような湿式摩擦係合装置100におい
て、内歯ディスク30と外歯ディスク40が係合して発
生する摩擦熱は、装置100内を流過する潤滑油で冷却
されるようになっているため、各摩擦摺動面には冷却の
ために潤滑油が供給され、摩擦熱が潤滑油によって外部
に奪い去られるようになっていなければならない。しか
し、装置100内の潤滑油は、ハブ200の内側から各
摩擦摺動面を流過し、ドラムDに設けられた流過孔dを
通って装置100外部に流過するため(図8の矢印c参
照)、ピストン側(図8の左側)にある摩擦摺動面には
潤滑油が十分供給されるが、内歯ディスク30に遮られ
てスナップリングS側(図8の右側)にある摩擦摺動面
までは供給されにくい。
【0004】そこで、図9に示すように、ハブ200’
の側面に複数の連通孔220を形成し、連通孔220を
介して全ての摩擦摺動面に潤滑油を等しく供給するよう
にしたものがある。図10は、図9に示す連通孔220
を具えたハブ200’を使用した湿式摩擦係合装置10
0’の部分図であり、図10(a)は縦断面図、図10
(b)は図10(a)のb−b線断面図である。図中の
矢印cは潤滑油の流れを示す。このようなハブ200’
を使用すると、図10に示すように、ハブ200’内部
の潤滑油は連通孔220を流過して全ての摩擦摺動面に
等しく供給される。しかし、このようなハブ200’は
製造コストが嵩む。すなわち、連通孔220はドリル加
工やパンチ加工によって設けられるため、孔開け加工後
にバリ取処理が必要であり、連通孔220の形成に手間
がかかる。そして、潤滑油をより効率良く摩擦摺動面に
供給しようとして、連通孔220の数を多くする程、製
造コストが嵩む。
【0005】そこで、摩擦係合装置の製造コストを抑
え、全ての摩擦摺動面へ潤滑油を効率よく循環供給する
ことができるものとして、スプライン歯を部分的に欠損
させたハブを使用したものがある。図11は、側面にス
プライン歯欠損部240を4箇所設けたハブ200”
と、このハブ200”にスプライン嵌合する1枚の内歯
ディスク30の斜視図である。また、図12は、図11
に示すスプライン歯を一部欠損させたハブ200”を使
用した摩擦係合装置100”を示し、図12(a)はド
ラムの図示を省略した部分拡大縦断面図、図12(b)
は図12(a)のb−b線断面図である。この摩擦係合
装置100”で使用される内歯ディスク30は図で使用
したものと同一であり、その内周には、ハブ200”の
スプライン歯と嵌合するスプライン溝が全周に亘って等
しく設けられている。
【0006】ハブ200”に内歯ディスク30をスプラ
イン嵌合させると、ハブ200”のスプライン歯欠損部
240において、ハブ200”と内歯ディスク30の間
に隙間260が構成される。スプライン歯欠損部240
において、ハブ200”にスプライン嵌合される全ての
内歯ディスク30とハブ200”との間に隙間260が
生じるため、この隙間260を通って、潤滑油の一部
が、何ら冷却に寄与することなく、無駄に軸方向に流過
してしまうことになる(図12(a)参照)。
【0007】なお、ハブは金型を用いて板金プレスや鍛
造によって製造されるため、上記のようにスプライン歯
欠損部240を具えた形状のハブ200”であっても、
所定の金型を用いることによって容易に製造することが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような摩
擦係合装置100”では、前述したように、ハブ20
0”と内歯ディスク30の間にできる隙間260を通っ
て潤滑油の一部が、何ら冷却に寄与することなく、無駄
に軸方向に流過することになる。従って、潤滑油による
冷却効率が良くないという問題を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、スプライン歯
欠損部を具えたハブにスプライン嵌合された内歯ディス
クと、ドラムにスプライン嵌合された外歯ディスクとが
交互に配置され、該内歯ディスクと外歯ディスクとが係
合することによりトルクが伝達される湿式摩擦係合装置
において、前記内歯ディスクに、前記ハブのスプライン
歯欠損部に対応して潤滑油堰部が設けられていることを
特徴とする湿式摩擦係合装置の冷却構造によって、前記
の課題を解決した。
【0010】
【作用】本発明では、内歯ディスクに、ハブのスプライ
ン歯欠損部に対応して潤滑油堰部が設けられているた
め、ハブのスプライン歯欠損部と内歯ディスクの潤滑油
堰部との隙間を通って軸方向に流過する潤滑油の流れを
調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の湿式摩擦係合装
置10に使用されるハブ20及び後述する内歯ディスク
30aの斜視図である。また、図2は、図1のハブ20
が使用された本発明の湿式摩擦係合装置の部分断面図で
あり、図2(a)は縦断面図、図2(b)は図2(a)
のb−b線断面図である。図1に示すように、本発明の
湿式摩擦係合装置10に使用されるハブ20は、スプラ
イン歯欠損部24を4箇所具えている。図2(a)に示
すように、ハブ20には複数の内歯ディスク30がスプ
ライン嵌合されているが、この明細書では、これらの内
歯ディスク30の配置される位置について、ピストンP
側を軸方向内側、スナップリングS側を軸方向外側と規
定する。
【0012】図2(b)に示すように、軸方向最も外側
にある内歯ディスク30aは、ハブ20のスプライン歯
欠損部24に対応する箇所に、潤滑油の流れをほぼ堰き
止める潤滑油堰部32aが設けられており、ハブ20の
スプライン歯欠損部24と内歯ディスク30aの潤滑油
堰部32aとが係合するようになっている。
【0013】一方、軸方向最外側の内歯ディスク30a
以外の内歯ディスク30は、従来のものと同様に、その
内周に全周に亘って等しくスプライン溝が設けられてい
るので、ハブ20のスプライン歯欠損部24において、
ハブ20と内歯ディスク30との間に隙間26が形成さ
れ、この隙間26を通って潤滑油が軸方向に流過するこ
とになる。しかし、軸方向最外側では、ハブ20のスプ
ライン歯欠損部24に内歯ディスク30aの潤滑油堰部
32aが設けられているため、この部分で潤滑油の流れ
が堰止められる(図2(a)参照)。このように、摩擦
係合装置10内の潤滑油は軸方向内側から外側に流過す
るが、軸方向最外側の内歯ディスク30aで堰き止めら
れるため、摩擦係合装置10の外側に抜け出ることがな
い。その結果、潤滑油が摩擦係合装置10内に留まり、
摩擦係合面間に行き渡るため、冷却効率が良い。
【0014】なお、スプライン歯欠損部24を具えたハ
ブ20も、潤滑油堰部32aを具えた内歯ディスク30
aも、板金プレス等の方法により、従来のものとほぼ同
じコストで製造することができる。
【0015】上記構成の摩擦係合装置10において、ハ
ブ20のスプライン歯欠損部24の数が多ければ、軸方
向最外側の内歯ディスク30aを除く内歯ディスク30
とハブ20との間に多くの隙間26が設けられるため、
潤滑油は軸方向へ流過しやすくなり、冷却効果が向上す
る。図3は、スプライン歯欠損部24の数を変化させた
ハブ20を用いて、外歯ディスク40と内歯ディスク3
0,30aを摩擦係合させたとき、軸方向中心部分にあ
る摩擦係合面の外歯ディスク(図2(a)の符号40
m)の表面における最高温度を測定した結果を示す。な
お、外歯ディスクの温度測定は、測定対象である外歯デ
ィスク40m内部に熱電対を挿入して行なった。
【0016】図3において、aからdは本発明の摩擦係
合装置に関するものであり、aはハブのスプライン歯を
1列欠損させた実施形態、bは2列欠損させた実施形
態、cは3列欠損させた実施形態、dは4列欠損させた
実施形態について、所定位置における外歯ディスクの表
面温度をそれぞれ測定した結果を示す。なお、a乃至d
の実施形態において、軸方向最外側の内歯ディスク30
aにはハブ20のスプライン歯欠損部24に対応する箇
所に、潤滑油の流れをほぼ堰き止める潤滑油堰部32a
が設けられているので、軸方向外側に流過してきた潤滑
油はこの内歯ディスク30aで堰き止められ、摩擦係合
装置10の外側に抜け出ることがない。
【0017】図3のeとfは、比較のため、従来の摩擦
係合装置について測定した結果であり、eはスプライン
歯の欠損部を具えていないハブ200(図8参照。)を
使用した場合、fは側面に12個の連通孔220を設け
たハブ200’(図9、及び図10参照。)を使用した
場合に関する。
【0018】a乃至dに示すように、ハブ20のスプラ
イン歯欠損部24の数が多い程、外歯ディスク40の温
度上昇を抑えることができる。すなわち、ハブ20のス
プライン歯欠損部24によって、摩擦係合面に潤滑油が
供給されるので、摩擦係合面が効率良く冷却されること
が分かる。しかし、ハブ20のスプライン歯欠損部24
が多すぎると、スプラインの摩耗や破損の原因となるの
で、ハブ20のスプライン歯欠損部24の数は、ハブ2
4の強度と冷却効果とのバランスを考慮して決定され
る。
【0019】スプライン歯欠損部を具えていないハブ2
00を使用した場合(図中のe)、発生した摩擦熱によ
って外歯ディスク40、すなわち、摩擦係合面の温度は
250度近くまで上昇してしまう。一方、fに示すよう
に、ハブ200’に連通孔220を設けると摩擦係合面
の昇温を抑えるという点については本発明の実施形態b
とほぼ同様の結果が得られたが、前述のとおり、ハブ2
00’の製造コストが嵩むという問題を有している。
【0020】図4は、本発明の摩擦係合装置の使用時間
と伝達トルクの関係を示し、図3と同一の符号は同一の
実施形態、及び従来例に対応している。なお、符号g
は、図11及び図12に示す、スプライン歯欠損部24
0を設けたハブ200”を使用した従来の摩擦係合装置
100”に関する。
【0021】図4の符号a乃至dに示すように、本発明
の摩擦係合装置10に関しては、摩擦係合面の最高到達
温度が高い実施形態程、時間とともに伝達トルクが低下
することが分かる。すなわち、ハブ20に設けるスプラ
イン歯欠損部24の数を多くして摩擦係合面の昇温を抑
制すれば、摩擦係合装置10の経時的機能低下を抑える
ことができることが分かる。
【0022】符号fで示すように、連通孔220を具え
たハブ100’を使用した場合には、図3について説明
したとおり、摩擦係合面の昇温を抑制することができる
ため、時間の経過に伴う伝達トルクの低下率も低い。
【0023】符号gで示すように、スプライン歯欠損部
240を設けていても、潤滑油が軸方向に流過してしま
い摩擦係合装置内に保持されないものは、摩擦係合面の
冷却効果が低く、時間とともに、伝達トルクが著しく低
下する。なお、gの場合、伝達トルクの低下率が30%
を超えた時点で測定を終了した。
【0024】図3及び図4の測定結果に示されるよう
に、本発明の冷却構造によると、摩擦係合面が効率良く
冷却されるため摩擦係合面の昇温が抑制され、それによ
って、摩擦係合装置の経時的機能低下を抑えることがで
きる。
【0025】以上に説明した実施形態の冷却構造では、
1枚の内歯ディスク30aだけに潤滑油堰部32aを設
け、他の内歯ディスク30は従来と同一のものを使用し
ているが、複数の内歯ディスクの所定位置に潤滑油堰部
を設け、これらの内歯ディスクを組合せることによっ
て、装置内の潤滑油の流れを制御することができる。図
5は、本発明の第2実施形態の湿式摩擦係合装置の冷却
構造の横断面図である。図6は、図5においてドラムの
図示を省略した縦断面図であり、図6(a)は図5のa
−a線断面及びc−c線断面、図6(b)は図5のb−
b線断面及びd−d線断面を示す。
【0026】軸方向中央部、及び軸方向最外側の内歯デ
ィスク30’,30’に、潤滑油の流れをほぼ堰き止め
る潤滑油堰部32a’,32a’が設けられており、図
6に示すように、a,c部分では軸方向中央部に、b,
d部分では軸方向最外側に、それぞれ潤滑油堰部32
a’が位置するように、これらの内歯ディスク30’,
30’が配置される。この実施形態によると、図5の
a,c部分では軸方向中央部分の摩擦係合面に、図5の
b,d部分では軸方向最外側の摩擦係合面に、それぞれ
集中して潤滑油が供給されることになる。
【0027】次に、図7は、本発明の第3実施形態の冷
却構造を示し、図7(a)は部分拡大縦断面図、図7
(b)は図7(a)のb−b線断面図である。この実施
形態に使用される軸方向最外側の内歯ディスク30a
は、第1実施形態のものと同様に、潤滑油の流れをほぼ
堰き止める潤滑油堰部32aを具えている。その他の内
歯ディスク30bには、それぞれ径方向長さの異なる潤
滑油堰部32bが設けられており、図7に示すように、
これらの内歯ディスク30bは、軸方向内側から外側
へ、潤滑油堰部32bの径方向長さが短い内歯ディスク
30bから順に配置されている。すなわち、この冷却構
造では、ハブ20のスプライン歯欠損部24と内歯ディ
スク30bの歯との間に形成される隙間が、軸方向内側
から外側に向かって次第に小さくなっている。そのた
め、装置内の潤滑油は、軸方向内側から外側に向かって
次第に流過し難くなり、内歯ディスク30bの歯で堰き
止められた潤滑油はその部分の摩擦係合面に供給される
ので、装置内の全ての摩擦係合面にほぼ均等に潤滑油を
供給することができる。
【0028】なお、上記の説明では、両貼式の湿式摩擦
係合装置を用いたが、本発明の冷却構造は、片貼式の湿
式摩擦係合装置にも適用できることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】本発明によると、装装置内の潤滑油は、
内歯ディスクの潤滑油堰部によって流過量がコントロー
ルされ、摩擦係合面に効率良く供給することができると
いう効果を奏する。特に、軸方向最外側に潤滑油を堰き
止めるような堰部を具えた内歯ディスクを配置すると、
装置内の潤滑油は装置の外側に抜け出ることがなく、す
べて摩擦係合面の冷却に寄与することができる。その結
果、摩擦係合面の昇温が抑制され、経時的機能低下を抑
えて摩擦係合装置の寿命を長くすることができる。
【0030】また、スプライン歯欠損部を具えたハブ
も、潤滑油堰部を具えた内歯ディスクも、従来のものと
ほぼ同じコストで製造することができるから製造コスト
の上昇を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の湿式摩擦係合装置に使用されるハブ
と、軸方向最外側の内歯ディスクの斜視図。
【図2】 図1のハブが使用された本発明の湿式摩擦係
合装置の部分図であり、図2(a)は縦断面図、図2
(b)は図2(a)のb−b線断面図。
【図3】 ハブに設けるスプライン歯欠損部の数を変化
させた各実施形態について、外歯ディスク表面において
測定した最高温度を示す図。
【図4】 図3に示す各実施形態において、摩擦係合装
置の使用時間と伝達トルクの関係を示す図。
【図5】 本発明の第2実施形態の湿式摩擦係合装置の
冷却構造の断面図。
【図6】 図5においてドラムの図示を省略した断面図
であり、図6(a)は図5のa−a線断面及びc−c線
断面、図6(b)は図5のb−b線断面及びd−d線断
面。
【図7】 本発明の第3実施形態の冷却構造を示し、図
7(a)は部分拡大縦断面図、図7(b)は図7(a)
のb−b線断面図。
【図8】 従来の典型的な両貼式湿式摩擦係合装置の部
分断面図。
【図9】 側面に複数の連通孔を形成した従来のハブの
部分斜視図。
【図10】 図9のハブを使用した従来の湿式摩擦係合
装置を示し、図10(a)は縦断面図、図10(b)は
図10(a)のb−b線断面図。
【図11】 スプライン歯欠損部を設けたハブと、1枚
の内歯ディスクの斜視図。
【図12】 図11に示すスプライン歯を一部欠損させ
たハブを使用した摩擦係合装置を示し、図12(a)は
ドラムの図示を省略した部分拡大縦断面図、図12
(b)は図12(a)のb−b線断面図。
【符号の説明】
10:摩擦係合装置 20:ハブ 24:スプライン歯欠損部 30,30a,30a,30b:内歯ディスク 32a,32a’,32b:潤滑油堰部 40:外歯ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプライン歯欠損部を具えたハブにスプ
    ライン嵌合された内歯ディスクと、ドラムにスプライン
    嵌合された外歯ディスクとが交互に配置され、該内歯デ
    ィスクと外歯ディスクとが係合することによりトルクが
    伝達される湿式摩擦係合装置において、 前記内歯ディスクに、前記ハブのスプライン歯欠損部に
    対応して潤滑油堰部が設けられていることを特徴とす
    る、 湿式摩擦係合装置の冷却構造。
  2. 【請求項2】 前記潤滑油堰部が軸方向最外側の内歯デ
    ィスクに潤滑油の流れをほぼ堰止めるように設けられて
    いる、請求項1の湿式摩擦係合装置の冷却構造。
  3. 【請求項3】 軸方向内側にある内歯ディスクにも潤滑
    油の流れをほぼ堰止める潤滑油堰部が設けられている、
    請求項2の湿式摩擦係合装置の冷却構造。
  4. 【請求項4】 前記潤滑油堰部が軸方向に異なる位置に
    ある複数の内歯ディスクに設けられており、該潤滑油堰
    部の径方向長さが軸方向において異なる、請求項1の湿
    式摩擦係合装置の冷却構造。
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