JP2002031211A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

Info

Publication number
JP2002031211A
JP2002031211A JP2000211554A JP2000211554A JP2002031211A JP 2002031211 A JP2002031211 A JP 2002031211A JP 2000211554 A JP2000211554 A JP 2000211554A JP 2000211554 A JP2000211554 A JP 2000211554A JP 2002031211 A JP2002031211 A JP 2002031211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential
tapered
ring
differential case
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000211554A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Tezuka
朋彦 手塚
Yoshiyuki Yamazaki
禎之 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP2000211554A priority Critical patent/JP2002031211A/ja
Publication of JP2002031211A publication Critical patent/JP2002031211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 差動機構の差動制限を行うクラッチのテーパ
リングの真円度を確保する。 【解決手段】 差動機構33はエンジンの駆動力によっ
て回転駆動されるデフケース3と、デフケース3に支持
されたピニオンシャフト19と、ピニオンシャフト19
上に支承されたピニオンギヤ25と、ピニオンギヤ25
を介して互いに連結された一対の出力側サイドギヤ2
7,29とを有する。クラッチ35,37は、サイドギ
ヤ27,29とデフケース3との間に設けられ、サイド
ギヤ27,29の噛み合い反力をテーパ面39,41,
43,45で受け、テーパ面の抵抗によって差動機構3
3の差動制限を行う。クラッチ35,37はサイドギヤ
27,29及びデフケース3のテーパ面に挟まれるテー
パリング47を備える。テーパリング47に真円度誤差
を吸収する吸収手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のデファレ
ンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−22809号公報には、従
来のデファレンシャル装置が記載されている。
【0003】このデファレンシャル装置は、デフケース
に固定されたピニオンシャフトと、ピニオンシャフト上
に回転自在に支承されたピニオンギヤと、ピニオンギヤ
と噛み合う一対の出力側サイドギヤとからなるベベル式
の差動機構を備えており、サイドギヤのそれぞれがドラ
イブシャフトに移動自在にスプライン連結されている。
【0004】デフケースとサイドギヤとが対向する部分
には、テーパ面がそれぞれ形成されており、対向してい
るテーパ面の間にテーパリングが挟まれることによりク
ラッチが形成されている。
【0005】クラッチは、各サイドギヤの噛み合い反力
を受けて締結されることにより、差動機構の差動を制限
するものである。このため、テーパリングは外側の面が
デフケースのテーパ面と接触し、内側の面がサイドギヤ
のテーパ面と接触すると共に、デフケースに廻り止めさ
れており、サイドギヤのテーパ面が摺動する際の摩擦力
によって差動機構の差動を制限するようになっている。
【0006】このようなテーパリングを備えたクラッチ
では、クラッチ容量を増大することができ、しかもデフ
ケースの幅を縮小することができるため、デファレンシ
ャル装置の設置スペースを小さくすることが可能とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】クラッチが差動機構の
差動を確実に制限するためには、テーパリングがデフケ
ース及びサイドギヤのそれぞれのテーパ面に良好に密着
する必要がある。しかしながら、製造上の誤差や製造後
における取り扱い等によって、テーパリング個々の真円
度にばらつきが生じてしまうことがある。
【0008】万が一このように所定の真円度が得られな
かった真円度不良の場合、テーパリングのデフケースや
サイドギヤとの密着度が低下し、摩擦力が変動して差動
制限を良好に行うことができない問題を生じる。
【0009】また、真円度不良によって、デファレンシ
ャル装置の組み付け時にテーパリングのセンタリングを
良好に行うことができないため、サイドギヤとの接触を
確実に行うことができず、サイドギヤ倒れが起きる問題
も有している。
【0010】そのため、従来は所定の真円度を確保する
ために歩留まりが発生し、コスト的に不利になってしま
うという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、テーパリングに所定の
真円度を得られなかったとしても、デフケースやサイド
ギヤとの密着を確保して良好な差動制限を行うと共に、
サイドギヤ倒れを防止することが可能なデファレンシャ
ル装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
エンジンの駆動力によって回転駆動されるデフケース
と、デフケースに支持されたピニオンシャフトと、ピニ
オンシャフト上に支承されたピニオンギヤと、このピニ
オンギヤを介して互いに連結された一対の出力側サイド
ギヤとを有するベベル式差動機構と、サイドギヤとデフ
ケースとの間に設けられ、サイドギヤの噛み合い反力を
テーパ面で受け、テーパ面の抵抗によって差動制限を行
うクラッチとを備えたデファレンシャル装置であって、
前記クラッチはサイドギヤ及びデフケースのテーパ面に
挟まれるテーパリングを備え、このテーパリングに真円
度誤差を吸収する吸収手段が設けられていることを特徴
としている。
【0013】デフケースを回転させるエンジンの駆動力
は、ピニオンシャフトからピニオンギヤを介して両サイ
ドギヤに分配され、それぞれの車輪側に伝達されると共
に、サイドギヤの噛み合い反力を受けてクラッチが締結
される。クラッチが締結されると、テーパリングの摩擦
抵抗が発生し、摩擦抵抗によって差動機構の差動を制限
する。
【0014】この発明では、テーパリングに真円度誤差
の吸収手段が設けられており、製造上の誤差や製造後の
取り扱い等により、テーパリングの所定の真円度が得ら
れなかったとしても、吸収手段により真円度誤差を吸収
する。真円度誤差を吸収するため、テーパリングがデフ
ケース及びリサイドギヤに良好に密着するため、摩擦力
を確保でき、差動機能の差動を確実に制限することがで
きる。
【0015】また、真円度誤差が吸収されるため、良好
なセンタリングでテーパリングを組み付けることができ
る。このため、テーパリングがサイドギヤと確実に接触
し、サイドギヤ倒れを防止することができる。
【0016】また、テーパリング自体が真円度誤差の吸
収手段を備えており、真円度誤差を吸収するための部材
を別途必要としないため、部品点数が増えることがな
く、構造が複雑化することがない。このため、デファレ
ンシャル装置の組み立てが煩雑化することがないと共
に、コスト的に有利に得ることができる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載のデ
ファレンシャル装置であって、前記吸収手段は、テーパ
リングの全周に渡って形成された孔部であることを特徴
とし、請求項1と同等の効果を得ることができる。
【0018】これに加えて、テーパリングの全周に渡っ
て孔部を形成することによって、テーパリングの柔軟性
を付与しており、この柔軟性によってテーパリングの真
円度誤差を吸収するため、簡単な構造となり、製造を容
易に行うことができる。
【0019】また、孔部を形成することによって、テー
パリングを軽量とすることができ、テーパリングの取り
扱い性が向上する。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1記載のデ
ファレンシャル装置であって、前記吸収手段は、テーパ
リングの全周に渡って形成された溝部であることを特徴
とし、請求項1と同等の効果を得ることができる。
【0021】テーパリングの全周に渡って溝部を形成す
ることによって、テーパリングの柔軟性を付与してお
り、この柔軟性によってテーパリングの真円度誤差を吸
収するため、簡単な構造となり、製造を容易に行うこと
ができる。
【0022】また、溝部はテーパリングを孔明けする必
要がないため、テーパリング全体の剛性を確保すること
ができ、テーパリングの耐久性を確保することが可能と
なる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1及び図2によって本発明の第
1実施形態を説明する。この実施形態は請求項1及び2
の特徴を備えている。図1はこの実施形態のデファレン
シャル装置1を示しており、左右の方向は図1での左右
の方向である。また、符号を与えていない部材等は図示
されていない。
【0024】図1のように、デファレンシャル装置1の
デフケース3はケーシング本体5とカバー7とをボルト
9によって固定して構成されている。
【0025】デフケース3はデフキャリヤの内部に配置
されており、左右のボス部11、13はぞれぞれベアリ
ングを介してデフキャリヤに支承されている。このデフ
キャリヤにはオイル溜りが設けられており、ボス部1
1、13の内周にはこのオイル溜りからデフケース3の
内部にオイルを導く螺旋状のオイル溝15、17が設け
られている。
【0026】デフケース3にはリングギヤ8がボルト9
によって固定されている。このリングギヤ8は駆動力伝
達系の駆動ギヤと噛み合っており、デフケース3はエン
ジンの駆動力により、この駆動力伝達系を介して回転駆
動される。
【0027】デフケース3の内部にはピニオンシャフト
19が配置されており、ピニオンシャフト19は外側の
端部をデフケース3の貫通孔21に嵌合し、スプリング
ピン23によって抜け止めと廻り止めとが施されてい
る。ピニオンシャフト19上にはピニオンギヤ25が回
転自在に支承されている。ピニオンギヤ25には左右か
ら出力側のサイドギヤ27、29が噛み合っており、各
サイドギヤ27、29はそれぞれのドライブシャフトに
移動自在にスプライン連結されている。
【0028】ピニオンギヤ25とデフケース3との間に
は、ピニオンギヤ25の遠心力及び噛み合い反力を受け
る球面ワッシヤ31が配置されている。また、各サイド
ギヤ27、29はピニオンギヤ25との噛み合いによっ
て径方向外側から支持されている。
【0029】こうして、ベベルギヤ式の差動機構33が
構成されている。
【0030】デフケース3を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンシャフト19からピニオンギヤ25を介
してサイドギヤ27、29に分配され、各ドライブシャ
フトを介して左右の車輪に伝達される。また、例えば悪
路走行中に、各車輪間に駆動抵抗差が生じると、各ピニ
オンギヤ25の自転によってエンジンの駆動力は左右各
側に差動分配される。
【0031】各サイドギヤ27、29とデフケース3と
の間には、それぞれクラッチ35、37が設けられてい
る。サイドギヤ27側のクラッチ35は、カバー7とサ
イドギヤ27にそれぞれ形成されたテーパ面39、41
から構成され、サイドギヤ29側のクラッチ37はケー
シング本体5とサイドギヤ29にそれぞれ形成されたテ
ーパ面43、45から構成されている。
【0032】クラッチ35,37はテーパ面39、41
とテーパ面43、45との間に配置されたテーパリング
47を備えている。各テーパリング47はデフケース3
に対して廻り止めされており、サイドギヤ27,29の
各テーパ面41、45が各テーパリング47の内周面と
摺動する。
【0033】デファレンシャル装置1にトルクが掛かる
と、各サイドギヤ27、29に生じる噛み合い反カによ
り、テーパリング47を挟み、各クラッチ35、37が
押圧されて締結され、これらの摩擦抵抗によって差動機
構33の差動が制限される。
【0034】カバー7には開口49が周方向等間隔に設
けられており、ケーシング本体5には開口51が周方向
等間隔に設けられている。デフケース3の回転に伴って
これらの開口49、51とボス部11、13のオイル溝
15、17から、オイル溜りのオイルがデフケース3の
内部に流入し、差動機構33の各ギヤの噛み合い部と摺
動部及びクラッチ35、37などを潤滑する。特に、各
開口49、51はクラッチ35、37に隣接配置されて
いるから、オイルはこれらに直接与えられ、充分な潤滑
が行われる。
【0035】図1及び図2に示すように、テーパリング
47は、リング状のテーパ部53と、テーパ部53に連
設されたリング状部55と、リング状部55の周方向等
間隔に形成された爪部57とによって構成されている。
【0036】テーパリング47のテーパ部53及びリン
グ状部55は、サイドギヤ27,29のテーパ面41,
45と、デフケース3のテーパ面39,43との間に挟
まれており、テーパ部53の内周面をサイドギヤ27,
29のテーパ面41,45が摺動する。
【0037】爪部57はリング状部55の周方向等間隔
に4個が形成されている。爪部57はカバー7とケーシ
ング本体5の各開口49、51に係合し、この係合によ
ってテーパリング47が廻り止めされている。
【0038】この実施形態では、テーパリング47のテ
ーパ部53に、真円度誤差の吸収手段としての複数の孔
部59が形成されている。複数の孔部59は細幅状とな
っており、テーパ部53の全周に渡って一定間隔或いは
適宜の間隔で形成され、テーパリング47に柔軟性を付
与している。
【0039】このように孔部59によって柔軟性が付与
されることにより、テーパリング47に真円度不良が発
生しても、真円度を吸収するため、テーパリング47が
デフケース3及びサイドギヤ27,29に良好に密着す
る。このため、摩擦力を確保でき、差動機能の差動を確
実に制限することができる。
【0040】また、テーパリング47の真円度誤差が吸
収されるため、良好なセンタリングでテーパリング47
を組み付けることができる。このため、テーパリング4
7がサイドギヤ27,29と確実に接触して支持するこ
とができ、サイドギヤ倒れを防止することができる。
【0041】また、真円度誤差を吸収する孔部59は、
テーパリング47自体に形成されるものであり、真円度
誤差を吸収するための部材を別途必要としない。このた
め、部品点数が増えることがなく、構造が複雑化するこ
とがない。これにより、デファレンシャル装置1の組み
立てが煩雑化することがないと共に、コスト的に有利に
得ることができる。
【0042】さらに、孔部59を形成することにより、
テーパリング47が軽量となるため、テーパリング47
の取り扱い性が向上する。
【0043】これに加えて、孔部59がオイル溜まりと
して作用するため、オイルの潤滑性も向上する。
【0044】図3及び図4は本発明の第2実施形態にお
けるテーパリング47を示している。この実施形態は請
求項1及び3の特徴を備えている。
【0045】この実施形態のテーパリング47は、真円
度誤差の吸収手段としての溝部61を備えている。溝部
61はテーパリング47のテーパ部53の全周に渡って
形成されている。また、溝部61はテーパ部53の内周
面を厚さ方向に切り欠くことによって形成されており、
これにより、テーパリング47に柔軟性を付与してい
る。このように溝部61をテーパ部53の内周面に形成
しても、テーパリング47が柔軟性を有しているため、
サイドギヤ27,29のテーパ面41,45との接触性
を確保でき、差動の制限には支障がない。
【0046】溝部61によって柔軟性が付与されること
により、テーパリング47に真円度不良が発生しても、
真円度を吸収するため、テーパリング47がデフケース
3及びサイドギヤ27,29に良好に密着する。このた
め、摩擦力を確保でき、差動機能の差動を確実に制限す
ることができる。
【0047】テーパリング47の真円度誤差が吸収され
て、良好なセンタリングでテーパリング47を組み付け
ることができため、テーパリング47がサイドギヤ2
7,29と確実に接触して支持することができ、サイド
ギヤ倒れを防止することができる。
【0048】また、溝部61は、テーパリング47自体
に形成され、真円度誤差を吸収するための部材を別途必
要としないため、部品点数が増えることがなく、構造が
複雑化することがない。これにより、デファレンシャル
装置1の組み立てが煩雑化することがないと共に、コス
ト的に有利に得ることができる。
【0049】さらに、溝部61はテーパリング47を孔
明けする必要がないため、テーパリング47の剛性を確
保することができ、テーパリング47の耐久性を確保す
ることができる。
【0050】これに加えて、溝部61がオイル溜まりと
して作用するため、オイルの潤滑性も向上する。
【0051】図5は、以上の実施形態のデファレンシャ
ル装置1が適用される動力系を示し、エンジン101、
トランスミッション103、動力分配装置105、前論
側のプロペラシャフト109、フロントデフ111、前
車軸113、115、左右の前輪117、119、後輪
側のプロペラシャフト121、リヤデフ123、後輪軸
125、127、左右の後輪129、131などから構
成されている。
【0052】この動力系では、エンジン101の駆動力
はトランスミッション103から動力分配装置105と
プロペラシャフト121とを介してリヤデフ123に伝
達され、左右の後輪129、131に分配される。ま
た、動力分配装置105は、2輪駆動及び4輪駆動を切
り換え、4輪駆動に切り換えることにより、悪路の走破
性や脱出性が向上する。
【0053】この発明では、上述したデファレンシャル
装置1をフロントデフ111に用いることにより、エン
ジン101の駆動力を左右の前輪に配分し、リヤデフ1
23に用いることにより、エンジン101の駆動力を左
右の後輪に配分する。
【0054】
【発明の効果】請求項1のデファレンシャル装置では、
テーパリングに所定の真円度が得られなかったとして
も、真円度誤差を吸収するため、テーパリングがデフケ
ース及びリサイドギヤに良好に密着して、摩擦力を確保
でき、差動機能の差動を確実に制限することができる。
【0055】また、このように真円度誤差が吸収される
ため、良好なセンタリングでテーパリングを組み付ける
ことができ、テーパリングがサイドギヤと確実に接触す
るため、サイドギヤ倒れを防止することができる。
【0056】また、テーパリング自体が真円度誤差を吸
収するため、真円度誤差を吸収するための部材を別途必
要とせず、部品点数が増えることがなく、構造が複雑化
することがない。このため、デファレンシャル装置の組
み立てが煩雑化することがないと共に、コスト的に有利
に得ることができる。
【0057】請求項2記載の発明は、請求項1の発明と
同等の効果を得ることができる。これに加えて、テーパ
リングの全周に渡って孔部を形成した柔軟性によって、
テーパリングの真円度誤差を吸収するため、簡単な構造
で、容易に製造することができる。
【0058】また、孔部を形成することによって、テー
パリングを軽量とすることができ、テーパリングの取り
扱い性が向上する。
【0059】請求項3記載の発明は、請求項1の発明同
等の効果を得ることができる。これに加えて、テーパリ
ングの全周に渡って溝部を形成した柔軟性によって、テ
ーパリングの真円度誤差を吸収するため、簡単な構造
で、容易に製造することができる。
【0060】また、テーパリングを孔明けする必要がな
いため、テーパリング全体の剛性を確保することがで
き、テーパリングの耐久性を確保することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全体断面図である。
【図2】第1実施形態のテーパリングの斜視図である。
【図3】第2実施形態のテーパリングの斜視図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】本発明が適用される車両の動力系を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 デファレンシャル装置 3 デフケース 19 ピニオンシャフト 25 ピニオンギヤ 27 29 サイドギヤ 33 差動機構 35 37 クラッチ 39 41 43 45 テーパ面 47 テーパリング 59 孔部 61 溝部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力によって回転駆動され
    るデフケースと、デフケースに支持されたピニオンシャ
    フトと、ピニオンシャフト上に支承されたピニオンギヤ
    と、このピニオンギヤを介して互いに連結された一対の
    出力側サイドギヤとを有するベベル式差動機構と、 サイドギヤとデフケースとの間に設けられ、サイドギヤ
    の噛み合い反力をテーパ面で受け、テーパ面の抵抗によ
    って差動制限を行うクラッチとを備えたデファレンシャ
    ル装置であって、 前記クラッチはサイドギヤ及びデフケースのテーパ面に
    挟まれるテーパリングを備え、このテーパリングに真円
    度誤差を吸収する吸収手段が設けられていることを特徴
    とするデファレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記吸収
    手段は、テーパリングの全周に渡って形成された孔部で
    あることを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明であって、前記吸収
    手段は、テーパリングの全周に渡って形成された溝部で
    あることを特徴とするデファレンシャル装置。
JP2000211554A 2000-07-12 2000-07-12 デファレンシャル装置 Pending JP2002031211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000211554A JP2002031211A (ja) 2000-07-12 2000-07-12 デファレンシャル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000211554A JP2002031211A (ja) 2000-07-12 2000-07-12 デファレンシャル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002031211A true JP2002031211A (ja) 2002-01-31

Family

ID=18707642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000211554A Pending JP2002031211A (ja) 2000-07-12 2000-07-12 デファレンシャル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002031211A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7837588B2 (en) Pre-load mechanism for helical gear differential
KR102224161B1 (ko) 차량의 구동륜 액슬장치
US6692398B1 (en) Simplified differential assembly
JP4828847B2 (ja) デファレンシャル装置
US6689009B1 (en) Compact differential assembly
JP3641519B2 (ja) デファレンシャル装置
JP3844532B2 (ja) デファレンシャル装置
JPH0979350A (ja) デファレンシャル装置
JP2002031211A (ja) デファレンシャル装置
JP2005054912A (ja) デファレンシャル装置
EP3625468A1 (en) Contoured differential gear washer with defined fluid flow path
JP4108959B2 (ja) ピニオンシャフトの固定構造
JP3842334B2 (ja) デファレンシャル装置
JPH0868453A (ja) デファレンシャル装置
JP3641607B2 (ja) デファレンシャル装置
JP2004068873A (ja) ピニオンワッシャー
JP3650359B2 (ja) 4輪駆動車の動力系
JP2007333049A (ja) スプライン連結構造
JP3866339B2 (ja) 車両用平行軸型差動装置
JP2003294109A (ja) 差動制限装置
JP3444974B2 (ja) デファレンシャル装置
JP3217603B2 (ja) デファレンシャル装置
JP2004068904A (ja) デファレンシャル装置
JP2008208947A (ja) 歯車装置
JP4213391B2 (ja) 動力伝達装置