JP2002031194A - 荷締具 - Google Patents

荷締具

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JP2002031194A
JP2002031194A JP2000214286A JP2000214286A JP2002031194A JP 2002031194 A JP2002031194 A JP 2002031194A JP 2000214286 A JP2000214286 A JP 2000214286A JP 2000214286 A JP2000214286 A JP 2000214286A JP 2002031194 A JP2002031194 A JP 2002031194A
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Japan
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belt
reversing lever
lever
fixed
slip
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JP2000214286A
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Takeshi Iseda
竹志 伊勢田
Kazuhisa Matsuura
和久 松浦
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Ryusyo Industrial Co Ltd
Original Assignee
Ryusyo Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷締具の運搬時に反転レバーがベルトに沿っ
て滑り落ちることを効果的に防止する。 【解決手段】 被固定物と固定位置とにそれぞれフック
部を引っ掛け、一方のフック部30に回動可能に設けた反
転レバー50と他方のフック部とをベルト35で連結すると
ともに、反転レバー50の巻回し部にて両フック部間のベ
ルト長さを適宜調節した上で反転レバーを反転させるこ
とでベルトを締結状態に維持し、これにより被固定物を
固定位置に固定する荷締具。反転レバー50は、当該反転
レバー50が吊下状態となったときにベルト表面に圧接す
ることで、反転レバー50がベルトに沿って滑り落ちるこ
とを防止するズリ落ち防止突起71を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトを利用して
物品を所定位置に固定する荷締具に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】例え
ば船舶で自動車を輸送する場合、船舶の航行中において
自動車を甲板上で固定しておくために、荷締具が利用さ
れる。図1および図2を参照して、従来の荷締具を説明
する。
【0003】荷締具は、床側に連結されるフック部1を
備えたレバー状本体10と、車両側に固定されるフック部
2と、をベルト3で連結して構成される。図1に示した
ように、両フック部1および2をそれぞれ、床側および
車両側に引っ掛けた上で、ベルト3の長さを適宜調節
し、最後に矢印A方向にレバー状本体10を反転させる
と、図2に示す締結状態となる。なお、図1および図2
では、レバー状本体10は、その構造を明確に示すため
に、断面図で示している。
【0004】車両側フック部2から延びるベルト3は、
軸部材13においてターンして手前側に戻る。すなわち、
軸部材13は、ベルトの折り返し点(巻回し部)を与えるも
のであって、この軸部材13が存在するが故に、ベルト3
で連結される両フック部1および2間の距離(すなわ
ち、3aで示されるベルト部分の長さ)を調節すること
ができる。なお、軸部材11は、その表面にローレット加
工が施されており、締結状態でベルト3が不用意に緩ん
でしまうことを防止している。これらの軸部材は、一定
間隔をおいて対向配置された2枚の側壁15間に固定され
ている。
【0005】このような荷締具は、作業時等において、
ベルトだけを握ってレバー状本体10が吊り下げられた状
態で持ち運びされることが多い。この場合、巻回し軸13
で折り返された両側のベルト部分3aおよび3bを両方
とも握って運搬すればフック部1も含めたレバー状本体
10がズリ落ちる心配はないが、いずれか片方のベルト部
分だけを握って運搬が行なわれた場合には、レバー状本
体10がその自重によってスルスルと下方にズリ落ちてし
まうことがある。特に重量の大きいフック部の場合に
は、これが足の上に落下するのを防止することが必要と
なる。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、上
記従来技術の問題に鑑みて創案されたものであって、以
下の特徴を備えた荷締具を提供するものである。
【0007】本発明の荷締具は、被固定物と固定位置と
にそれぞれフック部を引っ掛け、一方のフック部に回動
可能に設けた反転レバーと他方のフック部とをベルトで
連結するとともに、反転レバーの巻回し部にて両フック
部間のベルト長さを適宜調節した上で反転レバーを反転
させることでベルトを締結状態に維持し、これにより被
固定物を固定位置に固定するものである。上記反転レバ
ーは、ズリ落ち防止突起を備えている。このズリ落ち防
止突起は、反転レバーが吊下状態となったときにベルト
表面に圧接することで、反転レバーがベルトに沿って滑
り落ちることを防止する。
【0008】本発明の荷締具においては、上記反転レバ
ーは、そのフック部を含めたその自重が、吊下状態にお
いて手で握られたベルト部分の片方側に存在し、ズリ落
ち防止突起が上記片方側とは反対側の方向からベルト表
面に向かって突出していることが好ましい。
【0009】かかる構成を採用した場合には、反転レバ
ーの自重により発生する偶力モーメントによってズリ落
ち防止突起がベルト表面に圧接される。つまり、反転レ
バーの自重が大きくなれば、それに従ってズリ落ち防止
突起による圧接力も大きくなるので、ズリ落ち防止効果
を高めることができ、特に重量の大きな反転レバーの場
合に有効である。
【0010】本発明の荷締具においては、上記反転レバ
ーの巻回し部が所定距離をおいて対向する2枚の側壁間
に保持されており、巻回し部近傍において両側壁を連結
してベルト横断方向に延びる連結部材からズリ落ち防止
突起がベルト表面に向かって突出していてもよい。ただ
し、本発明の荷締具がそのような構成に限定されるもの
ではない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付の図面を
参照して以下に詳細に説明する。図3は、本発明の一実
施形態に係る荷締具を示す平面図であり、図4は、この
荷締具における、反転レバーを備えた方のフック部の分
解斜視図を示している。図5は、組立後の状態を示して
いる。荷締具の使用方法は、図1および図2を参照して
説明した従来例と同様である。本発明の荷締具は、反転
レバーの構造に特徴がある。
【0012】フック部30に設けた開口31にはU字状のア
ーム40が通されており、このアーム40に対して反転レバ
ー50が回動可能に連結されている。反転レバー50は、ア
ーム40に対して連結ピン41を中心として回動する。反転
レバー50の構造は、以下の通りである。
【0013】反転レバー50は、扁平形状のベルト35(図
3参照)の全幅よりもやや大きな距離をおいて平行に対
向する2枚の側壁51を備えており、これら両側壁51は、
巻回し部として機能する天壁55によって互いに連結され
ている。ローレット軸52が両側壁51を渡すようにして固
着されている。レバーの握り部分58は、両側壁51から延
在するように一体的に構成されている。なお、天壁55の
上面側には、両側にガイド壁62を備えた樹脂部材60が固
定される。この樹脂部材60は、ベルトの摺動を案内する
ガイド部材として機能する他、天壁55のエッジ55aによ
ってベルトが傷付くのを防止する機能を併せ持つ。
【0014】また、反転レバー50の両側壁51は、天壁55
の近傍において連結部材70により連結されており、この
連結部材70からは、後述するようにして反転レバー50の
ズリ落ちを防止する突起71が設けられている。天壁55と
連結部材70との間には細長い開口75が確保されており、
この開口75にはベルト35が通される。
【0015】図6および図7は、本発明の荷締具を使用
する場合の荷締め作業を説明する概略図であって、図1
および図2に対応している。図6中に部分的に示した反
転レバー部分の拡大断面図から良く分かるように、樹脂
部材60を備えた天壁55がベルト35に対する巻回し部とし
て機能している。すなわち、このような巻回し部が存在
するが故に、片方のベルト部分35bを手で引っ張ること
でベルト長さを調節して適宜の緊締状態を得ることがで
きる。図7の緊締状態では、ローレット軸52がベルト35
に圧接して、ベルト35が不用意に緩んでしまうことを防
止する。このようなことは、従来から行なわれているこ
とである。
【0016】なお、樹脂部材60は、巻回し部として機能
する天壁55のエッジ55a(図4参照)によってベルト35が
傷付くことを防止するために追加された部材であるが、
天壁のエッジ部に丸みを持たせる等すれば、樹脂部材60
を省略することもできる。
【0017】図8は、巻回し部55の両側に延びる各ベル
ト部分35a、35bのうちのベルト部分35aだけを握って
荷締具を運搬している状態を模式的に示している。反転
レバー50の拡大断面図から良く分かるように、吊下時に
緊張状態にあるベルト部分35aの表面に突起71(図4参
照)が食い込むように圧接している。これにより、反転
レバー50がその自重によってベルト35に沿ってズリ落ち
ることが有効に防止される。このようなズリ落ち防止
は、表面がギザギザに加工されたローレット軸52によっ
てもある程度の効果を得ることができるが、本発明のよ
うに、さらにズリ落ち防止突起71を設けることで、重量
の大きい反転レバーの場合でも、そのズリ落ちを確実に
防止し、作業上の安全性を高めることができる。
【0018】図9は、図8の場合とは逆に、ベルト部分
35bだけを握って運搬している場合を示している。この
場合には、連結部材70でターンして下方に延びるベルト
部分35aの表面に突起71が食い込むように圧接し、上記
と同様にして、反転レバー50のズリ落ちを防止してい
る。
【0019】図8および図9に示した実施形態では、フ
ック部30を含めた反転レバー50の重心が吊下状態におい
て手で握られているベルト部分35aまたは35bよりも図
中左側に存在し、ズリ落ち防止突起71は、その反対側で
ある右側からベルト表面に向かって食い込むように圧接
している。かかる構成を採用した場合には、反転レバー
50の自重により発生する偶力モーメントNによって突起
71がベルト表面に圧接される。すなわち、反転レバー50
の自重が大きくなれば、それに従って突起71による圧接
力も大きくなるので、有効なズリ落ち防止効果を達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の荷締具による荷締め作業を説明する説
明図である。
【図2】 従来の荷締具による荷締め作業を説明する説
明図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る荷締具を説明する
平面図である。
【図4】 図3の荷締具に使用されている反転レバーを
示す分解斜視図である。
【図5】 図4の反転レバーの組立後における状態を示
す斜視図である。
【図6】 図3の荷締具による荷締め作業を説明する説
明図である。
【図7】 図3の荷締具による荷締め作業を説明する説
明図である。
【図8】 図3の荷締具によるズリ落ち防止効果を説明
する概略図である。
【図9】 図3の荷締具によるズリ落ち防止効果を説明
する概略図である。
【符号の説明】
1、2 フック部 3 ベルト 10 レバー状本体 11、13 軸部材 15 側壁 30、33 フック部 31 開口 35 ベルト 40 アーム 41 連結ピン 50 反転レバー 51 側壁 52 ローレット軸 55 天壁 58 握り部分 60 樹脂部材 62 ガイド壁 70 連結部材 71 ズリ落ち防止突起 75 開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被固定物と固定位置とにそれぞれフック
    部(30、33)を引っ掛け、一方のフック部(30)に回動可能
    に設けた反転レバー(50)と他方のフック部(33)とをベル
    ト(35)で連結するとともに、反転レバー(50)の巻回し部
    (55)にて両フック部間のベルト長さ(35a)を適宜調節し
    た上で反転レバーを反転させることでベルト(35)を締結
    状態に維持し、これにより被固定物を固定位置に固定す
    る荷締具において、 上記反転レバー(50)は、当該反転レバー(50)が吊下状態
    となったときにベルト表面に圧接することで、反転レバ
    ー(50)がベルトに沿って滑り落ちることを防止するズリ
    落ち防止突起(71)を備えたことを特徴とする、荷締具。
  2. 【請求項2】 上記反転レバー(50)は、そのフック部(3
    0)を含めたその自重が、吊下状態において手で握られた
    ベルト部分(35a、35b)の片方側に存在し、ズリ落ち防
    止突起(71)は、上記片方側とは反対側の方向からベルト
    表面に向かって突出していることを特徴とする、請求項
    1記載の荷締具。
  3. 【請求項3】 上記反転レバー(50)の巻回し部(55)は、
    所定距離をおいて対向する2枚の側壁(51)間に保持され
    ており、 ズリ落ち防止突起(71)は、巻回し部(55)近傍において両
    側壁(51)を連結してベルト横断方向に延びる連結部材(7
    0)からベルト表面に向かって突出していることを特徴と
    する、請求項1または2記載の荷締具。
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