JP2002031164A - 一方向プレーナクラッチ組立体 - Google Patents
一方向プレーナクラッチ組立体Info
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- JP2002031164A JP2002031164A JP2001179806A JP2001179806A JP2002031164A JP 2002031164 A JP2002031164 A JP 2002031164A JP 2001179806 A JP2001179806 A JP 2001179806A JP 2001179806 A JP2001179806 A JP 2001179806A JP 2002031164 A JP2002031164 A JP 2002031164A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/18—Freewheels or freewheel clutches with non-hinged detent
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/12—Freewheels or freewheel clutches with hinged pawl co-operating with teeth, cogs, or the like
- F16D41/125—Freewheels or freewheel clutches with hinged pawl co-operating with teeth, cogs, or the like the pawl movement having an axial component
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数の爪及び二つ以上の爪を実質的に同時に
係合し、駆動プレートと従動プレートとの係合の偏心力
を分担し平衡する多数のノッチを備えたプレーナクラッ
チを提供する。 【解決手段】 爪26は、駆動プレート16と従動プレ
ート14との間に係合した時、従動ノッチにおける肩部
及び駆動ポケットにおける肩部と係合する対向した圧縮
負荷支持表面34,36を備える。プレーナ駆動部材が
第1の特定方向に回転される時、駆動プレートが軸線の
まわりを同じ方向に従動プレートを回転する。各爪の横
断面が、二つの対向した圧縮負荷支持表面間の中間領域
において厚い。回動嶺部40は爪の最も厚い領域に配置
される。
係合し、駆動プレートと従動プレートとの係合の偏心力
を分担し平衡する多数のノッチを備えたプレーナクラッ
チを提供する。 【解決手段】 爪26は、駆動プレート16と従動プレ
ート14との間に係合した時、従動ノッチにおける肩部
及び駆動ポケットにおける肩部と係合する対向した圧縮
負荷支持表面34,36を備える。プレーナ駆動部材が
第1の特定方向に回転される時、駆動プレートが軸線の
まわりを同じ方向に従動プレートを回転する。各爪の横
断面が、二つの対向した圧縮負荷支持表面間の中間領域
において厚い。回動嶺部40は爪の最も厚い領域に配置
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチ、一層特
にプレーナラチェット一方向クラッチ装置に関するもの
である。
にプレーナラチェット一方向クラッチ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】今日、オーバランニング又は一方向クラ
ッチは普通に知られており、種々の形式のそのようなク
ラッチ組立体が使用される。オーバランニングクラッチ
組立体は、ローラランプクラッチやスプラッグクラッチ
のようなラチェット型クラッチ及びトラックション/ロ
ッキングクラッチを含む多くの異なる構造に設計され
る。トラックション型クラッチは、通常、高トルク供給
が設計上不可欠である場合にはそれらの適用性が制限さ
れる。従って、例えば一方向クラッチ組立体を含むトラ
ンスミッションに対して増大したトルク容量が要求され
る場合には、ラチェット型クラッチが好ましい。このよ
うなラチェット型クラッチ組立体は、駆動部材で支持さ
れかつ従動部材に普通に配置されたノッチと係合するよ
うに設計される爪を使用する。増大するトルク量を担い
かつクラッチのバックラッシュに対する可能性を除去す
る能力は、任意の所与時点におけるノッチと係合した爪
の数、及び従動及び駆動部材の全体寸法に種々に関連す
る。
ッチは普通に知られており、種々の形式のそのようなク
ラッチ組立体が使用される。オーバランニングクラッチ
組立体は、ローラランプクラッチやスプラッグクラッチ
のようなラチェット型クラッチ及びトラックション/ロ
ッキングクラッチを含む多くの異なる構造に設計され
る。トラックション型クラッチは、通常、高トルク供給
が設計上不可欠である場合にはそれらの適用性が制限さ
れる。従って、例えば一方向クラッチ組立体を含むトラ
ンスミッションに対して増大したトルク容量が要求され
る場合には、ラチェット型クラッチが好ましい。このよ
うなラチェット型クラッチ組立体は、駆動部材で支持さ
れかつ従動部材に普通に配置されたノッチと係合するよ
うに設計される爪を使用する。増大するトルク量を担い
かつクラッチのバックラッシュに対する可能性を除去す
る能力は、任意の所与時点におけるノッチと係合した爪
の数、及び従動及び駆動部材の全体寸法に種々に関連す
る。
【0003】典型的なラチェット型クラッチ組立体は米
国特許第5,853,073号に示される。米国特許第
5,853,073号には、内側ラジアルレースと外側
ラジアルレースとを並置したラジアルラチェットクラッ
チ組立体が開示される。外側ラジアルレースは多数のポ
ケットを備え、多数のポケット内に位置決めした爪は、
内側ラジアルレース内に配置したノッチと係合する。爪
は、クラッチの回転時に質量の中心に遠心力が働き、爪
を内側ラジカルレースのノッチと係合位置に動かすよう
に質量の中心をもつように構成される。米国特許第5,
853,073号に開示された他の実施の形態では、爪
をノッチに係合さするように傾ける又は強制するばね部
材が用いられる。
国特許第5,853,073号に示される。米国特許第
5,853,073号には、内側ラジアルレースと外側
ラジアルレースとを並置したラジアルラチェットクラッ
チ組立体が開示される。外側ラジアルレースは多数のポ
ケットを備え、多数のポケット内に位置決めした爪は、
内側ラジアルレース内に配置したノッチと係合する。爪
は、クラッチの回転時に質量の中心に遠心力が働き、爪
を内側ラジカルレースのノッチと係合位置に動かすよう
に質量の中心をもつように構成される。米国特許第5,
853,073号に開示された他の実施の形態では、爪
をノッチに係合さするように傾ける又は強制するばね部
材が用いられる。
【0004】米国特許第5,853,073号に開示さ
れたもののようなラジアルラチェットクラッチ組立体
は、重いトルク伝達用に設計され得、そして普通極めて
信頼できる。しかしながら、設計適用が高いトルク伝達
を可能のままに軽量クラッチ組立体すなわち軸線方向の
寸法を最小化したクラッチ組立体を必要とする場合に
は、米国特許第5,853,073号に開示されたもの
のようなラジアルラチェット一方向クラッチは普通適当
でない。
れたもののようなラジアルラチェットクラッチ組立体
は、重いトルク伝達用に設計され得、そして普通極めて
信頼できる。しかしながら、設計適用が高いトルク伝達
を可能のままに軽量クラッチ組立体すなわち軸線方向の
寸法を最小化したクラッチ組立体を必要とする場合に
は、米国特許第5,853,073号に開示されたもの
のようなラジアルラチェット一方向クラッチは普通適当
でない。
【0005】一つの解決法は、米国特許第5,070,
978号に開示されたもののようなプレーナラチェット
組立体の設計となる。米国特許第5,070,978号
には、プレーナ駆動部材と、プレーナ駆動部材に近接し
て位置決めされたプレーナ従動部材とを備えたプレーナ
ラチェット一方向クラッチが開示される。一連のポケッ
トは従動面に結合され、また多数の共動爪は駆動面に位
置決めされる。駆動部材が適当な動力源によって所望の
方向に回転されると、多数の爪の一つだけが多数のポケ
ットの一つだけと係合して駆動力を従動部材に与える。
米国特許第5,070,978号の爪は、非係合位置か
ら係合位置へ低慣性モーメントで容易に動くように狭い
横断面をもって設計される。爪部材は爪の中心に位置し
た凹部に配置した捩ればねを備え、これらの捩ればねは
爪を外方へ変位して従動部材のポケットと係合させるよ
うに作用する。しかしながら、米国特許第5,070,
978号に開示されたもののようなプレーナラチェット
組立体は、従動プレートの偏心変位のような大きな捩れ
負荷及び爪の座屈による普通の損傷を受けた時、問題に
遭遇する。
978号に開示されたもののようなプレーナラチェット
組立体の設計となる。米国特許第5,070,978号
には、プレーナ駆動部材と、プレーナ駆動部材に近接し
て位置決めされたプレーナ従動部材とを備えたプレーナ
ラチェット一方向クラッチが開示される。一連のポケッ
トは従動面に結合され、また多数の共動爪は駆動面に位
置決めされる。駆動部材が適当な動力源によって所望の
方向に回転されると、多数の爪の一つだけが多数のポケ
ットの一つだけと係合して駆動力を従動部材に与える。
米国特許第5,070,978号の爪は、非係合位置か
ら係合位置へ低慣性モーメントで容易に動くように狭い
横断面をもって設計される。爪部材は爪の中心に位置し
た凹部に配置した捩ればねを備え、これらの捩ればねは
爪を外方へ変位して従動部材のポケットと係合させるよ
うに作用する。しかしながら、米国特許第5,070,
978号に開示されたもののようなプレーナラチェット
組立体は、従動プレートの偏心変位のような大きな捩れ
負荷及び爪の座屈による普通の損傷を受けた時、問題に
遭遇する。
【0006】プレーナラチェット一方向クラッチ組立体
の別の実施の形態は米国特許第5,597,057号に
示される。米国特許第5,597,057号には、多数
の凹部をもつプレーナ駆動部材と、これらの凹部に配置
される薄い横断面の爪をもつ偏奇部材とを備えた一方向
クラッチ装置が開示される。多数の係合ノッチをもつ従
動部材は駆動部材と並置される。爪は、従動部材のノッ
チに爪を押圧係合するようにばね負荷される。また、大
きな捩れ負荷が加えられる時に米国特許第5,597,
057号に記載の形式のクラッチでは、米国特許第5,
070,978号に関して前に記載した問題と同様な問
題が伴う。
の別の実施の形態は米国特許第5,597,057号に
示される。米国特許第5,597,057号には、多数
の凹部をもつプレーナ駆動部材と、これらの凹部に配置
される薄い横断面の爪をもつ偏奇部材とを備えた一方向
クラッチ装置が開示される。多数の係合ノッチをもつ従
動部材は駆動部材と並置される。爪は、従動部材のノッ
チに爪を押圧係合するようにばね負荷される。また、大
きな捩れ負荷が加えられる時に米国特許第5,597,
057号に記載の形式のクラッチでは、米国特許第5,
070,978号に関して前に記載した問題と同様な問
題が伴う。
【0007】このようなプレーナクラッチは、通常長く
て薄い一般化された長方形の小さな爪を備え、そして一
度にただ一つの爪が係合されるように構成される。この
ような長くて薄い爪を用いることにより、クラッチに増
加した数の爪及びノッチを設けることができ、それによ
りクラッチにおけるバックラッシュの可能性を低減でき
る。しかしながら、全体負荷を支えるのに通常ただ一つ
の爪が利用できるので、従来技術のプレーナクラッチの
トルク容量は所望のレベルに合致しない。単一の薄い爪
における負荷は、駆動プレート及び従動プレートに高い
偏心負荷を生じさ、クラッチを摩耗させる。更に、爪の
薄さは高い静止負荷のもとで爪の曲がる可能性を増大さ
せる。
て薄い一般化された長方形の小さな爪を備え、そして一
度にただ一つの爪が係合されるように構成される。この
ような長くて薄い爪を用いることにより、クラッチに増
加した数の爪及びノッチを設けることができ、それによ
りクラッチにおけるバックラッシュの可能性を低減でき
る。しかしながら、全体負荷を支えるのに通常ただ一つ
の爪が利用できるので、従来技術のプレーナクラッチの
トルク容量は所望のレベルに合致しない。単一の薄い爪
における負荷は、駆動プレート及び従動プレートに高い
偏心負荷を生じさ、クラッチを摩耗させる。更に、爪の
薄さは高い静止負荷のもとで爪の曲がる可能性を増大さ
せる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、大きなトルク負荷を担持し伝達できる一方向プレー
ナラチェットクラッチを提供することにある。
は、大きなトルク負荷を担持し伝達できる一方向プレー
ナラチェットクラッチを提供することにある。
【0009】本発明のさらに別の目的は、爪の偏心変形
及び損傷又は曲がりを生じることなく大きなトルク負荷
を伝達するクラッチの能力を損なうことなしに構成要素
のサイズを最小化する一方向プレーナラチェットクラッ
チを提供することにある。
及び損傷又は曲がりを生じることなく大きなトルク負荷
を伝達するクラッチの能力を損なうことなしに構成要素
のサイズを最小化する一方向プレーナラチェットクラッ
チを提供することにある。
【0010】本発明のさらに別の目的は、プレーナ並置
従動部材の少なくとも一つがクラッチの摩擦プレート用
のバッキングプレートとして利用できる平坦なバッキン
グ表面を備える一方向プレーナラチェットクラッチを提
供することにある。
従動部材の少なくとも一つがクラッチの摩擦プレート用
のバッキングプレートとして利用できる平坦なバッキン
グ表面を備える一方向プレーナラチェットクラッチを提
供することにある。
【0011】本発明のさらに別の目的は、爪における高
トルク負荷が爪を曲げさせない横断面をもつコンパクト
な爪を提供することにある。
トルク負荷が爪を曲げさせない横断面をもつコンパクト
な爪を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の爪及び
二つ以上の爪を実質的に同時に係合するように数的に選
択した関連する多数のノッチを有するプレーナラチェッ
トクラッチ組立体を提供することにより上記の課題を解
決しかつ上記の目的を達成する。従って、二つ以上のノ
ッチには爪が係合し、静止負荷を分担し、それにより係
合の偏心を平衡する。本発明の爪は、回動嶺部が二つの
目的で作用するように構成されるユニークな形状をも
つ。回動嶺部は、自由回転モードから係合モードへの変
換中に、爪の動きを制御するのに用いられる。更に、爪
は回動嶺部で最も厚くなるように構成され、それによ
り、良好な負荷支持能力をもたらし、それにより高い静
止負荷の間に爪を損傷させる可能性を低減する。爪の形
状はさらに、ノッチと係合される各爪の圧縮表面が、各
爪とそれぞれのノッチとの間の確実な係合を行うよう
に、爪における負荷の作用線に対して垂直方向から角度
を成すように構成される。従って、爪がそれぞれのノッ
チと完全に係合されない状態が生じると、爪に作用する
圧縮負荷は迅速に爪をノッチと十分に係合させる。本発
明の一つの実施の形態では、曲がりによる爪の損傷率の
低減は、負荷の作用線に対して爪の圧縮負荷支持表面を
垂直方向に維持することによって達成され得る。
二つ以上の爪を実質的に同時に係合するように数的に選
択した関連する多数のノッチを有するプレーナラチェッ
トクラッチ組立体を提供することにより上記の課題を解
決しかつ上記の目的を達成する。従って、二つ以上のノ
ッチには爪が係合し、静止負荷を分担し、それにより係
合の偏心を平衡する。本発明の爪は、回動嶺部が二つの
目的で作用するように構成されるユニークな形状をも
つ。回動嶺部は、自由回転モードから係合モードへの変
換中に、爪の動きを制御するのに用いられる。更に、爪
は回動嶺部で最も厚くなるように構成され、それによ
り、良好な負荷支持能力をもたらし、それにより高い静
止負荷の間に爪を損傷させる可能性を低減する。爪の形
状はさらに、ノッチと係合される各爪の圧縮表面が、各
爪とそれぞれのノッチとの間の確実な係合を行うよう
に、爪における負荷の作用線に対して垂直方向から角度
を成すように構成される。従って、爪がそれぞれのノッ
チと完全に係合されない状態が生じると、爪に作用する
圧縮負荷は迅速に爪をノッチと十分に係合させる。本発
明の一つの実施の形態では、曲がりによる爪の損傷率の
低減は、負荷の作用線に対して爪の圧縮負荷支持表面を
垂直方向に維持することによって達成され得る。
【0013】本発明に関する爪は、爪の回動軸のまわり
に嶺部を形成するような形状にされる点においてプレー
ナラチェット組立体において特有である。従来技術のプ
レーナラチェット組立体は最も普通にには爪に取付けら
れる回動軸として軸線を使用する。従って、プレーナラ
チェット特許の複雑な構造における不必要な構造特徴は
削除される。
に嶺部を形成するような形状にされる点においてプレー
ナラチェット組立体において特有である。従来技術のプ
レーナラチェット組立体は最も普通にには爪に取付けら
れる回動軸として軸線を使用する。従って、プレーナラ
チェット特許の複雑な構造における不必要な構造特徴は
削除される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、符号10で示す本発明の
プレーナラチェットクラッチ組立体を示す斜視図であ
る。このクラッチ組立体は長手方向軸線をもつ入力軸と
係合するように構成され、入力軸はそれの長手方向軸線
のまわりで回転させる動力源(図示していない)に接続
するようにされる。動力入力軸は普通、従動プレートす
なわちノッチプレート14のラジアルスプライン12と
係合する周囲方向に離間した一連のスプラインを備え
る。入力軸はノッチプレート14のラジアルスプライン
12との係合を通じて、従動プレートすなわちノッチプ
レート14を時計回り方向及び反時計回り方向に回転さ
せることにより、クラッチ組立体10に対する駆動部材
として働く。駆動プレートすなわちポケットプレート1
6は殻型の構造体を形成し、この構造体はノッチプレー
ト14を半径方向に包囲し、そしてノッチプレート14
の外径18とポケットプレート16の隣接した内径20
との間の接近した公差インターフェースを形成する。従
って、外径18と内径20との間の接近した公差はポケ
ットプレート16を半径方向に支持しかつ調心する。保
持プレート17は溶接、リベット又はねじ型構造体のよ
うな公知の手段でポケットプレート16を軸線方向に包
囲するようにノッチプレート14に固定される。
プレーナラチェットクラッチ組立体を示す斜視図であ
る。このクラッチ組立体は長手方向軸線をもつ入力軸と
係合するように構成され、入力軸はそれの長手方向軸線
のまわりで回転させる動力源(図示していない)に接続
するようにされる。動力入力軸は普通、従動プレートす
なわちノッチプレート14のラジアルスプライン12と
係合する周囲方向に離間した一連のスプラインを備え
る。入力軸はノッチプレート14のラジアルスプライン
12との係合を通じて、従動プレートすなわちノッチプ
レート14を時計回り方向及び反時計回り方向に回転さ
せることにより、クラッチ組立体10に対する駆動部材
として働く。駆動プレートすなわちポケットプレート1
6は殻型の構造体を形成し、この構造体はノッチプレー
ト14を半径方向に包囲し、そしてノッチプレート14
の外径18とポケットプレート16の隣接した内径20
との間の接近した公差インターフェースを形成する。従
って、外径18と内径20との間の接近した公差はポケ
ットプレート16を半径方向に支持しかつ調心する。保
持プレート17は溶接、リベット又はねじ型構造体のよ
うな公知の手段でポケットプレート16を軸線方向に包
囲するようにノッチプレート14に固定される。
【0015】ポケットプレート16は内方駆動面22を
備え、この内方駆動面22は図4及び図5に最も良く示
すように、周囲方向に一様に離間した一連のポケット2
4と共動する。好ましい実施の形態では、ポケット24
は90°ずつ離間され、駆動面2内に等間隔に離間した
四つのポケット24を形成する。各ポケットは図1〜図
5に最も良く示すように、爪26及びばね28を収容す
るように構成される。
備え、この内方駆動面22は図4及び図5に最も良く示
すように、周囲方向に一様に離間した一連のポケット2
4と共動する。好ましい実施の形態では、ポケット24
は90°ずつ離間され、駆動面2内に等間隔に離間した
四つのポケット24を形成する。各ポケットは図1〜図
5に最も良く示すように、爪26及びばね28を収容す
るように構成される。
【0016】ノッチプレート14の従動面30は、ポケ
ット24の数より多い、周囲方向に一様に離間した一連
のノッチ32を備え、これらのノッチ32は半径方向に
のび、そして従動面30のまわりで等間隔に離間され
る。好ましくは、ノッチプレート14の従動面30に1
8個のノッチ32が設けられる。従って、ポケットプレ
ート16及びノッチプレート14がそれらのそれぞれの
係合位置にある時、それぞれの爪26を収容する二つの
ポケット24及び二つのノッチ32はクラッチ組立体1
0の結合装置を成す。
ット24の数より多い、周囲方向に一様に離間した一連
のノッチ32を備え、これらのノッチ32は半径方向に
のび、そして従動面30のまわりで等間隔に離間され
る。好ましくは、ノッチプレート14の従動面30に1
8個のノッチ32が設けられる。従って、ポケットプレ
ート16及びノッチプレート14がそれらのそれぞれの
係合位置にある時、それぞれの爪26を収容する二つの
ポケット24及び二つのノッチ32はクラッチ組立体1
0の結合装置を成す。
【0017】ポケットプレート16の好ましい実施の形
態では四つの爪26を備え、またノッチプレート14の
好ましい実施の形態では18個のノッチ32を備えるの
で、常にノッチプレート14とポケットプレート16の
係合回転中に、二つの爪26とノッチ32との係合が存
在する。当然、爪26の数及びノッチ32の数は、変化
するトルク負荷及び静止力に対して必要な構造に関連し
て変えることができ、それにより、異なった数の爪26
が任意の所与時間にノッチ32と係合できる。爪及びノ
ッチの数は、一以外の二つが単一の共通ファクタをもつ
ように選択される。例えば、設計者がノッチに全部で四
つの爪26を係合させたい場合には、設計者は8個、1
2個、16個又は20個のノッチをもつようにノッチプ
レート14を設計することができる。より多くのノッチ
32を設けることによりクラッチ組立体10におけるバ
ックラッシュの機会が少なくなることが分かった。従っ
て、20個に近い多数のノッチ32が好ましい。本発明
の好ましい実施の形態では、二つの爪26が任意の所与
時間にノッチと係合し、ノッチプレート14に対するノ
ッチ32の好ましい数は18個であり、また爪26の好
ましい数は四つであるようにされる。この構成により、
クラッチ組立体は幾分軽量、コンパクトにでき、大きな
トルク負荷に耐えることができ、そしてクラッチ組立体
の害のある摩耗を生じる偏心力を除去することができ
る。
態では四つの爪26を備え、またノッチプレート14の
好ましい実施の形態では18個のノッチ32を備えるの
で、常にノッチプレート14とポケットプレート16の
係合回転中に、二つの爪26とノッチ32との係合が存
在する。当然、爪26の数及びノッチ32の数は、変化
するトルク負荷及び静止力に対して必要な構造に関連し
て変えることができ、それにより、異なった数の爪26
が任意の所与時間にノッチ32と係合できる。爪及びノ
ッチの数は、一以外の二つが単一の共通ファクタをもつ
ように選択される。例えば、設計者がノッチに全部で四
つの爪26を係合させたい場合には、設計者は8個、1
2個、16個又は20個のノッチをもつようにノッチプ
レート14を設計することができる。より多くのノッチ
32を設けることによりクラッチ組立体10におけるバ
ックラッシュの機会が少なくなることが分かった。従っ
て、20個に近い多数のノッチ32が好ましい。本発明
の好ましい実施の形態では、二つの爪26が任意の所与
時間にノッチと係合し、ノッチプレート14に対するノ
ッチ32の好ましい数は18個であり、また爪26の好
ましい数は四つであるようにされる。この構成により、
クラッチ組立体は幾分軽量、コンパクトにでき、大きな
トルク負荷に耐えることができ、そしてクラッチ組立体
の害のある摩耗を生じる偏心力を除去することができ
る。
【0018】図2及び図5を参照すると、ポケットプレ
ート16が時計回りに回転される時、爪26とノッチ3
2は係合され、従ってノッチプレート14はポケットプ
レート16と一緒に回転する。逆に、ポケットプレート
16が反時計回りに回転される時、すべての爪26はそ
れらのそれぞれのポケット24に機能的に留まり、図3
及び図4に示すようにノッチ32と係合しない。その結
果、ポケットプレート16は反時計回り方向に自由に回
転し、ノッチプレート14は係合しない。
ート16が時計回りに回転される時、爪26とノッチ3
2は係合され、従ってノッチプレート14はポケットプ
レート16と一緒に回転する。逆に、ポケットプレート
16が反時計回りに回転される時、すべての爪26はそ
れらのそれぞれのポケット24に機能的に留まり、図3
及び図4に示すようにノッチ32と係合しない。その結
果、ポケットプレート16は反時計回り方向に自由に回
転し、ノッチプレート14は係合しない。
【0019】次に、図4、図5及び図8を参照すると、
各爪26は、本発明の好ましい実施の形態では、互いに
実質的に平行である対向した圧縮負荷支持表面34、3
6を形成するように構成される。爪26の横断面は、二
つの圧縮負荷支持表面34、36間の中間領域38が比
較的厚く、高い圧縮負荷支持力による損傷に耐える。爪
26は最も厚い領域38に頂部すなわち嶺部40を備
え、この嶺部は図4及び図5に示すように、ポケット2
4における爪26の回転に対する回動軸として作用す
る。各爪26の軸線方向幅は周囲長さより大きく、また
爪26の周囲長さは領域38における爪26の径方向厚
さより大きい。ポケット24は、負荷の作用線に対して
垂直から角度をつけた圧縮負荷支持表面42を形成する
ように構成される。ノッチ32の圧縮負荷支持表面44
は、負荷の作用線に対して垂直から角度をつけられ、図
5に示すように、各爪26とそれぞれのノッチ32とを
確実に係合させる。従って、爪がそれぞれのノッチと完
全に係合しない状態が生じた場合、爪26における圧縮
支持負荷により爪はノッチ32とすばやく十分に係合さ
せる。爪26の負荷支持表面34、36は、図5に示す
ように負荷支持表面42、44とそれぞれ係合しかつポ
ケット24の負荷支持表面42とノッチ32の負荷支持
表面44との間の爪26の長さにわたり角度的に延びて
いる作用の圧縮負荷支持線を形成するように構成され
る。さらに、ポケット24は、ばね部材48、好ましく
は図9に示すようにZ型ばねを保持する凹部46を備え
るように構成される。しかしながら、設計明細に応じて
任意の種々のばね及び弾性部材が用いられ得る。
各爪26は、本発明の好ましい実施の形態では、互いに
実質的に平行である対向した圧縮負荷支持表面34、3
6を形成するように構成される。爪26の横断面は、二
つの圧縮負荷支持表面34、36間の中間領域38が比
較的厚く、高い圧縮負荷支持力による損傷に耐える。爪
26は最も厚い領域38に頂部すなわち嶺部40を備
え、この嶺部は図4及び図5に示すように、ポケット2
4における爪26の回転に対する回動軸として作用す
る。各爪26の軸線方向幅は周囲長さより大きく、また
爪26の周囲長さは領域38における爪26の径方向厚
さより大きい。ポケット24は、負荷の作用線に対して
垂直から角度をつけた圧縮負荷支持表面42を形成する
ように構成される。ノッチ32の圧縮負荷支持表面44
は、負荷の作用線に対して垂直から角度をつけられ、図
5に示すように、各爪26とそれぞれのノッチ32とを
確実に係合させる。従って、爪がそれぞれのノッチと完
全に係合しない状態が生じた場合、爪26における圧縮
支持負荷により爪はノッチ32とすばやく十分に係合さ
せる。爪26の負荷支持表面34、36は、図5に示す
ように負荷支持表面42、44とそれぞれ係合しかつポ
ケット24の負荷支持表面42とノッチ32の負荷支持
表面44との間の爪26の長さにわたり角度的に延びて
いる作用の圧縮負荷支持線を形成するように構成され
る。さらに、ポケット24は、ばね部材48、好ましく
は図9に示すようにZ型ばねを保持する凹部46を備え
るように構成される。しかしながら、設計明細に応じて
任意の種々のばね及び弾性部材が用いられ得る。
【0020】好ましくは、爪26は図8に示すように、
平坦な端部及び軸線方向幅を通じて同じ断面円筒形のほ
ぼ円筒状断面形状のものである。従って、爪26は押出
法か又は好ましくは圧伸法により容易に製造できる。爪
26横断面を更に厚くすると、爪は低い等級の安い材料
で製造できる。爪は好ましくは52100軸受鋼で構成
され、またノッチプレート14及びポケットプレート1
6は低合金軸受ストック、粉末金属(鋼)又はアルミニ
ウムで構成される。
平坦な端部及び軸線方向幅を通じて同じ断面円筒形のほ
ぼ円筒状断面形状のものである。従って、爪26は押出
法か又は好ましくは圧伸法により容易に製造できる。爪
26横断面を更に厚くすると、爪は低い等級の安い材料
で製造できる。爪は好ましくは52100軸受鋼で構成
され、またノッチプレート14及びポケットプレート1
6は低合金軸受ストック、粉末金属(鋼)又はアルミニ
ウムで構成される。
【0021】次に図10を参照すると、本発明に係わる
摩擦クラッチの代わりの実施の形態が示される。摩擦ク
ラッチは、摩擦クラッチ構成要素を包囲するドラム又は
ケーシング50及び従動プレートすなわちノッチプレー
ト14に対してスプライン12によって係合されるハブ
52を備える。ドラム又はケーシング50は、ポケット
プレート16の外方ラジアル表面に配置されるスプライ
ン13により駆動プレートすなわちポケットプレート1
6と係合される。ノッチプレート14は、前に記載した
ようにポケットプレート16とのインターフェースによ
って適当なラジアル方向に保持され、また保持プレート
17により適当な軸線方向に保持される。保持プレート
17は、クラッチの係合時に生じる軸線方向スラストに
逆らうように働く。スナップリング19は固定軸線方向
位置にポケットプレート16をシールする。摩擦クラッ
チは、ハブ52と係合した一連の間に差し込まれた摩擦
プレート56及びドラム50と係合した分離プレート5
4から成る。摩擦プレート56は、分離プレート54と
係合する摩擦材料58を備える。摩擦クラッチは図10
に矢印で示すように力を加えることにより係合され得
る。この力は駆動プレートすなわちポケットプレート1
6によって反動される。このようにして駆動プレート1
6を用いることにより、クラッチに付加的なバッキング
プレートを必要とせず、それによりクラッチはコンパク
トさ及び軽量の目標を容易に満たすことができる。
摩擦クラッチの代わりの実施の形態が示される。摩擦ク
ラッチは、摩擦クラッチ構成要素を包囲するドラム又は
ケーシング50及び従動プレートすなわちノッチプレー
ト14に対してスプライン12によって係合されるハブ
52を備える。ドラム又はケーシング50は、ポケット
プレート16の外方ラジアル表面に配置されるスプライ
ン13により駆動プレートすなわちポケットプレート1
6と係合される。ノッチプレート14は、前に記載した
ようにポケットプレート16とのインターフェースによ
って適当なラジアル方向に保持され、また保持プレート
17により適当な軸線方向に保持される。保持プレート
17は、クラッチの係合時に生じる軸線方向スラストに
逆らうように働く。スナップリング19は固定軸線方向
位置にポケットプレート16をシールする。摩擦クラッ
チは、ハブ52と係合した一連の間に差し込まれた摩擦
プレート56及びドラム50と係合した分離プレート5
4から成る。摩擦プレート56は、分離プレート54と
係合する摩擦材料58を備える。摩擦クラッチは図10
に矢印で示すように力を加えることにより係合され得
る。この力は駆動プレートすなわちポケットプレート1
6によって反動される。このようにして駆動プレート1
6を用いることにより、クラッチに付加的なバッキング
プレートを必要とせず、それによりクラッチはコンパク
トさ及び軽量の目標を容易に満たすことができる。
【0022】本発明に係わる摩擦クラッチの別の代わり
の実施の形態は図11に示し、対向した矢印で示す力に
よって独立して係合できる二つの摩擦クラッチを提供す
る。摩擦クラッチは、摩擦クラッチ構成要素を包囲する
ドラム又はケーシング50及び二つの別個に回転するハ
ブ52A、52Bを備え、ハブの一方52Bは従動プレ
ートすなわちノッチプレート14にスプライン12によ
って係合される。ドラム又はケーシング50は、ポケッ
トプレート16の外方ラジアル面に配置されるスプライ
ン13によって駆動プレートすなわちポケットプレート
16と係合される。ノッチプレート14は前に記載した
ようにポケットプレート16とのインターフェースによ
って適当なラジアル方向に保持され、また保持プレート
17により適当な軸線方向に保持される。保持プレート
17は、クラッチの係合時に生じる軸線方向スラストに
逆らうように働く。スナップリング19A、19Bは固
定軸線方向位置にポケットプレート16及びノッチプレ
ート14を配置する。二つの摩擦クラッチは、それぞれ
ハブ52A、52Bと係合した一連の間に差し込まれた
摩擦プレート56A、56B及びドラム50と係合した
分離プレート54から成る。摩擦プレート56A、56
Bは、分離プレート54と係合する摩擦材料58A、5
8Bを備える。摩擦クラッチは図11に矢印で示すよう
に力を加えることにより別個に係合され得る。第1摩擦
クラッチ(B)の力は駆動プレートすなわちポケットプ
レート16によって反動される。第2摩擦クラッチ
(A)の力は保持プレート17によって反動される。こ
のようにして駆動プレート16及び保持プレート17を
用いることにより、クラッチに付加的なバッキングプレ
ートを必要とせず、それによりクラッチはコンパクトで
相対的に軽量の目標を容易に満たすことができる。
の実施の形態は図11に示し、対向した矢印で示す力に
よって独立して係合できる二つの摩擦クラッチを提供す
る。摩擦クラッチは、摩擦クラッチ構成要素を包囲する
ドラム又はケーシング50及び二つの別個に回転するハ
ブ52A、52Bを備え、ハブの一方52Bは従動プレ
ートすなわちノッチプレート14にスプライン12によ
って係合される。ドラム又はケーシング50は、ポケッ
トプレート16の外方ラジアル面に配置されるスプライ
ン13によって駆動プレートすなわちポケットプレート
16と係合される。ノッチプレート14は前に記載した
ようにポケットプレート16とのインターフェースによ
って適当なラジアル方向に保持され、また保持プレート
17により適当な軸線方向に保持される。保持プレート
17は、クラッチの係合時に生じる軸線方向スラストに
逆らうように働く。スナップリング19A、19Bは固
定軸線方向位置にポケットプレート16及びノッチプレ
ート14を配置する。二つの摩擦クラッチは、それぞれ
ハブ52A、52Bと係合した一連の間に差し込まれた
摩擦プレート56A、56B及びドラム50と係合した
分離プレート54から成る。摩擦プレート56A、56
Bは、分離プレート54と係合する摩擦材料58A、5
8Bを備える。摩擦クラッチは図11に矢印で示すよう
に力を加えることにより別個に係合され得る。第1摩擦
クラッチ(B)の力は駆動プレートすなわちポケットプ
レート16によって反動される。第2摩擦クラッチ
(A)の力は保持プレート17によって反動される。こ
のようにして駆動プレート16及び保持プレート17を
用いることにより、クラッチに付加的なバッキングプレ
ートを必要とせず、それによりクラッチはコンパクトで
相対的に軽量の目標を容易に満たすことができる。
【0023】動作において、図4及び図5に示すよう
に、爪26がノッチ32と整列しない時には、ばね48
は圧縮され、爪はポケット24内に保持され、それによ
りポケットプレート16及びノッチプレート14は係合
せずに互いに反動して回転する。図5では、爪26はノ
ッチ32と整列し、ばね28は回動軸40のまわりで爪
26を押圧し、それにより爪26の負荷支持表面34、
36はポケットプレート及びノッチプレート14の負荷
支持表面42、44とそれぞれ係合し、二つのプレート
間を係合させ、十分なトルク担持能力をもたらす。
に、爪26がノッチ32と整列しない時には、ばね48
は圧縮され、爪はポケット24内に保持され、それによ
りポケットプレート16及びノッチプレート14は係合
せずに互いに反動して回転する。図5では、爪26はノ
ッチ32と整列し、ばね28は回動軸40のまわりで爪
26を押圧し、それにより爪26の負荷支持表面34、
36はポケットプレート及びノッチプレート14の負荷
支持表面42、44とそれぞれ係合し、二つのプレート
間を係合させ、十分なトルク担持能力をもたらす。
【0024】本発明の好ましい実施の形態の上記説明は
単に例示のためのものであり、特許請求の範囲を限定す
るものではない。
単に例示のためのものであり、特許請求の範囲を限定す
るものではない。
【図1】爪、ばね及びノッチ組立体を示すため一部をカ
ットした本発明のプレーナクラッチ組立体の斜視図。
ットした本発明のプレーナクラッチ組立体の斜視図。
【図2】ポケットプレートとノッチプレートとの係合位
置で爪によるノッチプレートとポケットプレートとの係
合を示す図1の詳細図。
置で爪によるノッチプレートとポケットプレートとの係
合を示す図1の詳細図。
【図3】ノッチプレートと分離した位置で爪を示すポケ
ットプレート及びノッチプレートの図1の一部をカット
した詳細図。
ットプレート及びノッチプレートの図1の一部をカット
した詳細図。
【図4】ノッチプレートと分離した位置で爪を示すポケ
ットプレート及びノッチプレートの一部をカットした側
部詳細図。
ットプレート及びノッチプレートの一部をカットした側
部詳細図。
【図5】ノッチプレートと係合した位置で爪を示すポケ
ットプレート及びノッチプレートの一部をカットした側
部詳細図。
ットプレート及びノッチプレートの一部をカットした側
部詳細図。
【図6】本発明のノッチプレートの詳細図。
【図7】本発明のポケットプレートの詳細図。
【図8】本発明において使用される爪の斜視図。
【図9】本発明において爪と共に使用されるばねの好ま
しい実施の形態の斜視図。
しい実施の形態の斜視図。
【図10】バッキングプレートとして使用されるポケッ
トプレートを備えた摩擦クラッチの概略部分断面図。
トプレートを備えた摩擦クラッチの概略部分断面図。
【図11】バッキングプレートとして使用されるポケッ
トプレート及び保持プレートを備えた摩擦クラッチの概
略部分断面図。
トプレート及び保持プレートを備えた摩擦クラッチの概
略部分断面図。
10:プレーナラチェットクラッチ組立体 12:ラジアルスプライン 14:ノッチプレート 16:ポケットプレート 17:保持プレート 18:外径 19、19A、19B:スナップリング 20:内径 22:内方駆動面 24:ポケット 26:爪 28:ばね 30:従動面 32:一連のノッチ 34、36:圧縮負荷支持表面 38:中間領域 40:嶺部 42:圧縮負荷支持表面 44:圧縮負荷支持表面 46:凹部 48:ばね部材 50:ケーシング 52、52A、52B:ハブ 54:分離プレート 56、56A、56B:摩擦プレート 58、58A、58B:摩擦材料
Claims (17)
- 【請求項1】 長手方向軸線に垂直に回転するために位
置決めされた駆動面を備えるプレーナ駆動部材と;長手
方向軸線に垂直に位置決めされて長手方向軸線のまわり
を回転し、駆動面に近接しかつ平行に位置決めされたプ
レーナ従動面を備える従動部材と;長手方向軸線に垂直
に位置決めされ、駆動部材及び従動部材を軸線方向に整
列して保持する対向したほぼ平坦な面を備える保持部材
と;駆動面のまわりで周囲方向に一様に離間した第1の
一連のポケット及びプレーナ従動面のまわりで周囲方向
に一様に離間した多数のノッチから成る連結構造体と;
を有し、多数のノッチの数が多数のポケットの数より多
く、各ポケットが、プレーナ従動面にノッチの一つを係
合するようにプレーナ駆動面から外向へ爪を押圧する爪
弾性部材を保持し、それにより多数の爪の少なくとも二
つが駆動面とプレーナ従動面との間の任意の係合点にお
いて二つのノッチとそれぞれ係合され;また各爪が、駆
動プレートと従動プレートとの間に係合した時、従動ノ
ッチにおける肩部及び駆動ポケットにおける肩部と係合
する対向した圧縮負荷支持表面を備え、プレーナ駆動部
材が第1の特定方向に回転される時、駆動プレートが軸
線のまわりを同じ方向に従動プレートを回転し、爪が特
定の対向方向における回転中従動部材におけるノッチと
係合しない際には、プレーナ駆動部材は従動部材を回転
することなしに該対向方向に軸線のまわりで自由に回転
し、また各爪の横断面が、二つの対向した圧縮負荷支持
表面間の中間領域において厚い、長手方向軸線を画定す
る一方向プレーナクラッチ組立体。 - 【請求項2】 各爪が、最も厚い横断面において嶺部を
もち、この嶺部が回動点を画定し、この回動点のまわり
で爪が係合及び分離の位置間において回転する請求項1
記載のプレーナクラッチ組立体。 - 【請求項3】 各ポケットが弾性部材及び上記爪の嶺部
を保持する凹部を備える請求項2記載のプレーナクラッ
チ組立体。 - 【請求項4】 各爪の軸線方向幅が周囲方向長さより大
きく、爪の周囲方向長さが、もっとも厚い部分における
爪の半径方向厚さより大きい請求項1記載のプレーナク
ラッチ組立体。 - 【請求項5】 ポケットが駆動面の伸長部を横切って半
径方向にのびる請求項1記載のプレーナクラッチ組立
体。 - 【請求項6】 ノッチがプレーナ従動面の伸長部を横切
って半径方向にのびる請求項1記載のプレーナクラッチ
組立体。 - 【請求項7】 圧縮負荷支持表面が非平行である請求項
1記載のプレーナクラッチ組立体。 - 【請求項8】 それぞれのポケットに隣接した爪の圧縮
負荷支持表面が圧縮負荷の作用線に垂直であり、またそ
れぞれのノッチに隣接した表面をもつ対向負荷が圧縮負
荷の作用線に垂直でない請求項1記載のプレーナクラッ
チ組立体。 - 【請求項9】 ポケットがプレーナ従動面に配置され、
またノッチが駆動面に配置される請求項1記載のプレー
ナクラッチ組立体。 - 【請求項10】 プレーナ駆動部材が、従動部材の半径
方向外方縁部のまわりに半径方向に位置決めしたフラン
ジを備え、フランジが従動部材を半径方向軸受として支
持する請求項1記載のプレーナクラッチ組立体。 - 【請求項11】 従動部材がそれの外径のまわりに一様
に離間した多数のスプラインを備える請求項1記載のプ
レーナクラッチ組立体。 - 【請求項12】 従動部材がその内径のまわりに一様に
離間した多数のスプラインを備える請求項1記載のプレ
ーナクラッチ組立体。 - 【請求項13】 各爪が、ほぼ円筒状横断面をもち、そ
して平坦な端部を備える請求項1記載のプレーナクラッ
チ組立体。 - 【請求項14】 プレーナ駆動部材と接触する各爪の負
荷支持表面が、従動部材と接触する対向負荷支持表面よ
り大きな表面積をもつ請求項1記載のプレーナクラッチ
組立体。 - 【請求項15】 駆動面に対向したプレーナ駆動部材の
プレーナ背面が摩擦クラッチバッキングプレートとして
用いられる請求項1記載のプレーナクラッチ組立体。 - 【請求項16】 保持プレートのプレーナ面の一つが摩
擦クラッチバッキングプレートとして用いられる請求項
1記載のプレーナクラッチ組立体。 - 【請求項17】 駆動面に対向したプレーナ駆動部材の
プレーナ背面が摩擦クラッチバッキングプレートとして
用いられ、また保持プレートのプレーナ面の一つが摩擦
クラッチバッキングプレートとして用いられる請求項1
記載のプレーナクラッチ組立体。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/593,895 US6332520B1 (en) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | Planar ratchet one way clutch |
US09/593895 | 2000-06-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002031164A true JP2002031164A (ja) | 2002-01-31 |
Family
ID=24376649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001179806A Withdrawn JP2002031164A (ja) | 2000-06-14 | 2001-06-14 | 一方向プレーナクラッチ組立体 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6332520B1 (ja) |
EP (1) | EP1164307B1 (ja) |
JP (1) | JP2002031164A (ja) |
KR (1) | KR20010112650A (ja) |
DE (1) | DE60101181T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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IT1316008B1 (it) * | 2000-11-14 | 2003-03-26 | Igino Aurora | Innesto di sopravanzo con usura e rumorosita' ridotte. |
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WO2003056203A1 (en) | 2001-12-28 | 2003-07-10 | Stackpole Limited | One way clutch |
CN100441484C (zh) * | 2003-09-04 | 2008-12-10 | Ntn株式会社 | 单方向间歇输送装置 |
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US8986157B2 (en) * | 2008-03-14 | 2015-03-24 | Ford Global Technologies, Llc | Overrunning clutch reacting a force produced by a hydraulically actuated friction brake |
DE102008059188A1 (de) | 2008-11-27 | 2010-06-02 | Schaeffler Kg | Freilaufkupplung |
DE102009048297A1 (de) | 2009-10-05 | 2011-04-07 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Zweirichtungsschaltbarer Freilauf |
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IT201700068135A1 (it) * | 2017-06-20 | 2018-12-20 | Quadro Vehicles Sa | Gruppo frizione, in particolare per motocicli, e sistema di trasmissione equipaggiato con detto gruppo frizione |
WO2022082736A1 (zh) * | 2020-10-23 | 2022-04-28 | 广东恒鑫智能装备股份有限公司 | 一种单向端面棘轮结构 |
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