JP2002031094A - ターボ形圧縮機 - Google Patents

ターボ形圧縮機

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JP2002031094A
JP2002031094A JP2000216569A JP2000216569A JP2002031094A JP 2002031094 A JP2002031094 A JP 2002031094A JP 2000216569 A JP2000216569 A JP 2000216569A JP 2000216569 A JP2000216569 A JP 2000216569A JP 2002031094 A JP2002031094 A JP 2002031094A
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JP
Japan
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impeller
turbo
fluid
diffuser
type compressor
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JP2000216569A
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English (en)
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Minoru Masutani
穣 桝谷
Hikari Tashiro
光 田代
Ryosuke Mito
良介 三戸
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率を向上させることができるターボ形圧縮
機を提供すること。 【解決手段】 ケーシング55と、駆動機構によって回
転駆動される回転軸41と、該回転軸41に一体的に設
けられた羽根車19と、該羽根車19の外周側にて一対
の壁部56,58によって形成され、羽根車19の回転
により外周側へ送り出される流体の流路であるディフュ
ーザ部46とを有し、回転軸41とともに回転される羽
根車19によって流体を吸い込んで圧縮し、ディフュー
ザ部46を介して吐出させるターボ形圧縮機であって、
ディフューザ部46に、前記回転軸41の軸線に沿って
下流側に膨出する膨出部46cを形成させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転する羽根車
によって流体を圧縮するターボ形圧縮機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、化学プラント、ガスタービン
プラント、冷凍機等各種プラントに広く用いられている
ターボ形圧縮機は、羽根車が設けられた回転軸を回転さ
せることにより、羽根車によって流体を圧縮させるよう
になっている。ここで、このターボ形圧縮機の構造を、
図2に示すものを例にとって説明する。
【0003】図に示すように、このターボ形圧縮機の回
転軸1には、周方向へ間隔をあけて複数の翼2を有する
羽根車3が固定されており、回転軸1とともに回転され
るようになっている。そして、この回転軸1及び羽根車
3からなる回転体(ロータ)は、ケーシング4内に収容
されている。ケーシング4内は、仕切板5によってディ
フューザ部6及び戻り流路7に区画され、これらディフ
ューザ部6と戻り流路7との間は、断面視U字状に形成
されたリターンベンド部8によって連通されている。
【0004】ディフューザ部6は、ケーシング4側の第
1壁部4aと、仕切板5側の第2壁部5aとによって形
成されたもので、第1壁部4a及び第2壁部5aは、回
転軸1に対して垂直とされて互いに平行とされている。
また、戻り流路7には、周方向へ間隔をあけて複数のリ
ターンベーン9が設けられており、流される流体を案内
するようになっている。そして、このターボ形圧縮機で
は、羽根車3によって圧縮されてディフューザ部6へ送
り込まれた流体が、リターンベンド部8を介して戻り流
路7へ送り出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディフュー
ザ部6、リターンベンド部8,および流路7を通過する
ことにより、羽根車3から送り出される流体の流れは減
速されて動圧の大部分が静圧に回復される。ディフュー
ザ部6における幅方向の流速分布を符号A1およびA2
に示した。符号A1はディフューザ部6の入口側速度分
布、符号A2は同出口側の速度分布である。図のよう
に、従来のターボ形圧縮機においては、仕切板5側の第
2壁部5a側の流速が速く、ケーシング4側の第1壁部
4aから流れが剥離し偏った流速分布となっていること
がわかる。このような偏った流速分布では、ディフュー
ザ部6,リターンベンド部8,および流路7により流れ
方向を転回される際に損失が発生し、効率の低下を招い
てしまうという問題がある。
【0006】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、効率を向上させることができるターボ形圧縮機を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケーシングと、駆動機構によって回転駆動される回
転軸と、該回転軸に一体的に設けられた羽根車と、該羽
根車の外周側にて一対の壁部によって形成され、前記羽
根車の回転により外周側へ送り出される流体の流路であ
るディフューザ部とを有し、前記駆動機構によって前記
回転軸とともに回転される前記羽根車によって前記吸込
口から流体を吸い込んで圧縮し、前記ディフューザ部を
介して前記吐出口から吐出させるターボ形圧縮機であっ
て、前記ディフューザ部には、前記回転軸の軸線に沿っ
て下流側に膨出する膨出部が形成されていることを特徴
とする。
【0008】このターボ形圧縮機においては、ディフュ
ーザ部が下流側に膨出しているので、上流から流入して
ディフューザ部の入口で下流方向に振られた流体は、膨
出部に沿って湾曲状態に導かれることにより、ディフュ
ーザ部の出口では流速の偏りが解消されて均一化され
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のターボ形圧縮機において、前記ディフューザ部の前記
流体入口から流体出口の間が湾曲されていることにより
前記膨出部が形成され、該ディフューザ部の出口には、
該ディフューザ部から流入する前記流体の流れ方向を転
回させるリターンベンド部が該ディフューザ部と滑らか
に連続して設けられていることを特徴とする。
【0010】このターボ形圧縮機においては、ディフュ
ーザ部出口において均一化された流速が、リターンベン
ド部に滑らかに流入することで、引き続き均一状態で流
動される。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のターボ形圧縮機において、複数の前記羽根車
を有し、吸込口から吸い込んだ流体を、上流側の羽根車
から順に圧縮する多段式であることを特徴とする。
【0012】つまり、複数の羽根車を有する多段式にお
いて、各羽根車から送り出される流体の流路であるディ
フューザ部において流速分布が均一となるので、各羽根
車において性能が高められた極めて高効率なターボ形圧
縮機とすることができる。特に、回転軸の軸線方向に対
する装置系の長さ寸法を変えずに効率を上げることが可
能であるから、このような多段式の圧縮機に適用するこ
とが有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のター
ボ形圧縮機を図面を参照しながら説明する。図1におい
て、符号41は不図示の駆動機構によって回転駆動され
る回転軸、55は本例のターボ形圧縮機のケーシング、
19は回転軸に一体的に設けられた羽根車である。ケー
シング55内は、仕切板57によってディフューザ部4
6及び戻り流路49に区画され、これらディフューザ部
46と戻り流路49との間は、断面視U字状に形成され
たリターンベンド部47によって連通されている。
【0014】ディフューザ部46は、ケーシング55側
の第1壁部56と、仕切板57側の第2壁部58とによ
って形成されたもので、第1壁部56及び第2壁部58
は、回転軸41に対して略垂直状態とされている。より
詳細に説明すると、第1壁部56には回転軸41に沿っ
て下流側に膨出した膨出部56aが形成されており、第
2壁部58には、回転軸41の軸線に沿って下流側に窪
む凹部58aが形成されている。これによって、ディフ
ューザ部46には、その入口46aと出口46bとの間
全域に渡り、入口46aと出口46bとを結ぶ線に対し
て回転軸41の軸線に沿って下流側に湾曲して膨出した
膨出部46cが形成されている。
【0015】リターンベンド部47は、それぞれディフ
ューザ部46の第1壁部56及び第2壁部58に滑らか
に連続する壁部47aおよび47bにより形成された流
路である。なお、壁部47bは仕切板57の一部を構成
している。前述のように第1壁部56には下流側に膨出
した膨出部56aが形成されているが、壁部47bに
は、この膨出部56aと滑らかに連続した壁面となるべ
く、回転軸41の軸線に沿って上流側に窪む凹部47c
が形成されている。
【0016】また、戻り流路49には、周方向へ間隔を
あけて複数のリターンベーン48が設けられており、流
される冷媒を案内するようになっている。
【0017】以上のように構成されたターボ形圧縮機で
は、回転軸41とともに羽根車19が回転すると、圧縮
されたガスがディフューザ部46へ送り込まれる。そし
て、ディフューザ部46の膨出部46cに沿ってガスが
湾曲して流動し、リターンベンド部47を介して戻り流
路49へ送り出される。ここで、ディフューザ部46に
おける幅方向の流速分布を符号B1およびB2に示し
た。符号B1はディフューザ部46の入口側速度分布、
符号B2は同出口側の速度分布である。図からわかるよ
うに、ディフューザ部46の入口で仕切板57側に振ら
れた流速が膨出部46cに沿って湾曲状態に導かれるこ
とで、ディフューザ部46内の流れが第1壁部56から
剥離した偏り流れとなることを防ぎ、流速分布を均一に
することができる。このため、本例のターボ形圧縮機に
おいては、流れの偏りによる損失を防ぎ、効率の向上を
実現することができる。そしてリターンベンド部47が
ディフューザ部46と滑らかに連続しているので、流速
が均一状態のままリターンベンド部47から戻り流路4
9に流動される。
【0018】また、上記のターボ形圧縮機を、第1段羽
根車及び第2段羽根車を有する2段式(多段式)とした
場合において、第1段羽根車及び第2段羽根車からそれ
ぞれ送り出されるガスの流路であるディフューザ部46
において流速分布が均一となるので、各第1段羽根車及
び第2段羽根車において性能が高められた極めて高効率
なターボ形圧縮機とすることができる。また、本ターボ
形圧縮機の、第1段羽根車(第2段羽根車)と戻り流路
49との間の回転軸41に沿った方向の長さ(軸スパ
ン)は、従来と同一である。すなわち、従来とその大き
さを変えることなく効率を向上させることが可能である
から、特に多段式のターボ形圧縮機に本例を適用するこ
とが有効である。
【0019】なお、上記の例では、一つの羽根車を有す
る単段式のターボ形圧縮機について主体的に説明した
が、2段式(多段式)のターボ形圧縮機にも適応するこ
とができるのは勿論である。また、上記の例では、ディ
フューザ部46として、ベーンが設けられていないベー
ンレスタイプについて説明したが、このディフューザ部
46としては、ベーンを設けたタイプでも良い。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のターボ
形圧縮機によれば、下記の効果を得ることができる。請
求項1に記載の発明によれば、ディフューザ部が下流側
に膨出しているので、上流から流入してディフューザ部
の入口で下流方向に振られた流体は、膨出部に沿って湾
曲状態に導かれることにより、ディフューザ部の出口で
は流速の偏りが解消されて均一化される。したがって、
損失を防ぎ、効率を向上させることができる。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、ディフュ
ーザ部の出口において均一化された流速が、リターンベ
ンドに滑らかに流入することで、引き続き均一状態で流
動させることができる。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、複数の羽
根車を有する多段式において、各羽根車から送り出され
る流体の流路であるディフューザ部において流速分布が
均一となるので、各羽根車において性能が高められた極
めて高効率なターボ形圧縮機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のターボ形圧縮機の構造
を説明する圧縮部の断面図である。
【図2】 従来のターボ形圧縮機の構造を説明する圧縮
部の断面図である。
【符号の説明】
19 羽根車 41 回転軸 46 ディフューザ部 46a 入口 46b 出口 46c 膨出部 47 リターンベンド部 49 戻り流路 55 ケーシング 56 第1壁部(壁部) 58 第2壁部(壁部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三戸 良介 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 3H034 AA02 AA12 AA16 AA18 BB03 BB06 BB17 DD06 DD10 DD13 EE18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、駆動機構によって回転駆
    動される回転軸と、該回転軸に一体的に設けられた羽根
    車と、該羽根車の外周側にて一対の壁部によって形成さ
    れ、前記羽根車の回転により外周側へ送り出される流体
    の流路であるディフューザ部とを有し、前記駆動機構に
    よって前記回転軸とともに回転される前記羽根車によっ
    て前記吸込口から流体を吸い込んで圧縮し、前記ディフ
    ューザ部を介して前記吐出口から吐出させるターボ形圧
    縮機であって、 前記ディフューザ部には、前記回転軸の軸線に沿って下
    流側に膨出する膨出部が形成されていることを特徴とす
    るターボ形圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のターボ形圧縮機におい
    て、 前記ディフューザ部の前記流体入口から流体出口の間が
    湾曲されていることにより前記膨出部が形成され、該デ
    ィフューザ部の出口には、該ディフューザ部から流入す
    る前記流体の流れ方向を転回させるリターンベンド部が
    該ディフューザ部と滑らかに連続して設けられているこ
    とを特徴とするターボ形圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のターボ形圧縮
    機において、 複数の前記羽根車を有し、吸込口から吸い込んだ流体
    を、上流側の羽根車から順に圧縮する多段式であること
    を特徴とするターボ形圧縮機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20071002