JP2002030609A - 舗装面の切削装置及びこれを用いた切削工法 - Google Patents

舗装面の切削装置及びこれを用いた切削工法

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JP2002030609A JP2001140656A JP2001140656A JP2002030609A JP 2002030609 A JP2002030609 A JP 2002030609A JP 2001140656 A JP2001140656 A JP 2001140656A JP 2001140656 A JP2001140656 A JP 2001140656A JP 2002030609 A JP2002030609 A JP 2002030609A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工事に要する設備や時間および復旧時での再
補修などを最小限の手間ですませることにより切断に要
するコスト上昇を防止できる構成を備えた舗装面の切断
装置を提供する。 【解決手段】 舗装面の任意の位置に固定されて支点と
なる支点部材5と、上記支点部材5が延長方向の端部に
設けられ、この端部と対向する端部には上記支点部材5
を中心とする半径で描かれる円周上を移動可能な基台3
と、上記基台3に対して傾動可能に設けられている切断
用駆動源支持部材6と、上記切断用駆動源支持部材6と
一体化されている切断用駆動源8と、上記切断用駆動源
8により回転駆動される回転刃7とを備え、上記回転刃
7は、上記支点部材5を中心とした半径により描かれる
円周上を移動するとき、その移動方向への進行力Fと上
記舗装面の土中抵抗力Pとの合成力Gにより上記円周上
の移動しやすい構成7Aおよび地面に対する進行角度を
変更できる構成を備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マンホールの設
置工事、ガス管や水道管などの配管の埋設工事、および
既に埋設されている配管の補修や点検工事等において、
工事用の穴を形成するために舗装面を円形に切断する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、舗装されている路面にマンホー
ルを新たに設置する工事や、舗装された路面の下にガス
管や水道管等の配管を埋設する工事、または既に埋設さ
れている配管の補修や点検などの工事を行う際には、路
面に施されているアスファルトやコンクリート舗装を一
旦壊して地面を露出させる必要がある。
【0003】このとき、舗装面を壊す範囲は、工事後の
再舗装された舗装面の美観を保つためや再舗装の費用を
少なくするために、最小限に止める必要があり、このた
め、舗装面を円形に切断するのが最も好ましい。特に、
マンホールの設置工事においては、舗装面をマンホール
の設置位置と同心状に切断することが望まれる。そし
て、このように舗装面を円形に切断することにより、工
事後の本補修の際に、補修用合材の転圧を均一に行うこ
とが容易にもなる。
【0004】従来、塗装面を円形に切断するには、以下
のような方法が用いられている。すなわち、第1の方法
は、加熱により軟化したアスファルト舗装面にリング部
材を圧入してアスファルト舗装面を切断する方法であ
り、第2の方法は切断対象となる外径で形成されたリン
グカッターをアスファルト舗装面に進入させて切断する
方法である。図7は第1の方法を示しており、同図にお
いて、アスファルト舗装面GLをバーナAによって加熱
して柔らかくした後、図8に示されるように、所要の径
を有する鋼鉄製の円筒形リングBをアスファルト舗装面
GLに圧入して切断する。図9は第2の方法を示してお
り、下端縁に切削刃C1が形成された円筒形のカッタC
を用いて舗装面を円形に刳り貫いて切断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
方法では、加熱などの施工に要する時間が長く、また、
切断面が粗くなるという問題を有している。さらに、形
成される丸穴の径が、現場に用意された円筒形リングB
の径によって決まってしまい、任意に丸穴の径を設定す
ることが出来ないという問題を有している。また、第2
の方法では、カッタCが消耗部品であって高価であると
ともに、大型で重量も重いために、このカッタCによっ
て切断を行うために大型の動力源と専用車両が必要とな
り、その設置や撤去に要する時間と労力が非常に大きく
なるという問題を有している。さらに、第1の方法と同
様に、形成される丸穴の径が、現場に用意されたカッタ
Cの径によって決まってしまい、任意に丸穴の径を設定
することが出来ないという問題を有している。
【0006】一方、上述した従来の切削工法では、切削
対象となる丸穴の径だけでなく、その形成方向も限定さ
れてしまうことになる。つまり、丸穴の開削形態として
は、上記第1,2の方法で得られるように、地面に対し
て直角な内面壁が形成できるだけである。このため、丸
穴形成後の開削終了時にアスファルトを充填して路面を
復旧する場合には、表層部でのアスファルトの受け面が
なく、充填されたアスファルト表層部が穴内で滑落しや
すくなり、結果として、路面陥没を生じることがある。
【0007】本発明の目的は第1に、上記従来の切削装
置における問題に鑑み、工事に要する設備や時間の低減
化を可能にして切断に要するコスト上昇を防止できる構
成を備えた舗装面の切削装置及び切削工法を提供するこ
とにある。第2の目的として、埋め戻しの際の路面陥没
などが生じないようにできる舗装面の切削装置および切
削工法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、舗装面の任意の位置に固定
されて支点となる支点部材と、上記支点部材が延長方向
の端部に設けられ、この端部と対向する端部には上記支
点部材を中心とする半径で描かれる円周上を移動可能な
基台と、上記基台に対して傾動可能に設けられている切
断用駆動源支持部材と、上記切断用駆動源支持部材と一
体化されている切断用駆動源と、上記切断用駆動源によ
り回転駆動される回転刃とを備え、上記回転刃は、上記
支点部材を中心とした半径により描かれる円周上を移動
するとき、その移動方向への進行力と上記舗装面の土中
抵抗力との合成力により上記円周上の移動しやすい構成
を備えていることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の舗
装面の切削装置において、上記回転刃は、断面形状が皿
形状とされ、膨出面が上記半径により描かれる円周の外
側に位置していることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の舗
装面の切削装置において、上記回転刃は、上記半径によ
り描かれる円周を境にした内側及び外側が同じ角度で傾
斜した面とされていることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1又は3記
載の舗装面の切削装置において、上記回転刃は、表裏両
面に切削刃が設けられていることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1又は4記
載の舗装面の切削装置において、上記切削刃は、上記表
裏各面で周方向に沿って等間隔により配設されているこ
とを特徴としている。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1又は4記
載の舗装面の切削装置において、上記回転刃の周面に
は、上記切削刃毎における周方向の略中央に切り込み部
が設けられていることを特徴としている。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1記載の舗
装面の切削装置において、上記支持部材は、上記支点部
材からの半径、刃の大きさ、刃の径の少なくとも一つに
応じて傾斜角を変更可能であることを特徴としている。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項1記載の舗
装面の切削装置において、上記回転刃は、上記舗装面と
の対向周面が上記基台の進行方向に平行する方向に移動
できる回転方向が設定されていることを特徴としてい
る。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8の
うちの一つに記載の切削装置を用いる切削工法であっ
て、上記基台を切削該当個所に設置し、上記支点部材を
切削該当箇所での支点位置に突き刺して切削中心を規定
し、上記基台に対して上記回転刃を切削半径に応じた角
度に調整したうえで下降させて上記回転刃を舗装面内に
進入させるとともに、上記支点位置を中心として進行さ
せる方向に移動させることにより上記支点位置を中心と
する切削半径に応じた円周方向に切削することを特徴と
している。
【0017】請求項10記載の発明は、上記基台には、
転動可能な車輪が着脱可能に設けられ、上記回転刃の傾
斜角変更時には、上記基台に装備されている車輪のうち
で、上記支点部材を中心とした回転移動方向と直交する
幅方向の一つを他の一つに対して径を変更する場合と、
上記切断用駆動源支持部材を傾動させる場合とのいずれ
かが選択されて上記回転刃を地中に向けて進行させるこ
とを特徴としている。
【0018】請求項11記載の発明は、上記回転刃の進
行方向は、上記傾斜角の設定により断面において地面と
直角な穴が形成できる方向と地面に対して進行方向前方
側が縮径する穴が形成できる方向とのいずれかを選択可
能であることを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1乃至3記載の発明では、支点部材を中
心にした半径上を回転刃が移動する際、回転刃が土中抵
抗を受けることで半径上を移動しやすい構成であること
により舗装面の切削が円滑に行える。特に、回転刃が半
径の外側に膨出面を有し、さらに半径の内側も上記膨出
面の同じ角度を以て傾斜しているので、半径上を進行す
る際に進行方向と傾斜面に作用する土中からの抵抗方向
との合成力が半径によって描かれる円周の接線方向で得
られるので、回転刃の進行が円滑化されることになる。
【0020】請求項4記載の発明では、回転刃の表裏両
面に切削刃が設けられているので、回転刃を挟んだ切削
面の両面の仕上げが可能であり、仕上げ処理を省くこと
ができる。
【0021】請求項5および6記載の発明では、切削刃
が表裏各面で周方向に沿って等間隔により配設されてい
るので、切削抵抗の軽減に加えて、摩擦熱によるはの耐
久性の低下を抑制することができる。
【0022】請求項7記載の発明では、半径、刃の大き
さ、刃の径の少なくとも一つに応じて支持部材が傾斜角
を変更できるので、切削される舗装面での丸穴の径や刃
の大きさ、いわゆる、刃幅や刃の径に関係なく回転刃の
進入を容易にして切り込みやすくできるとともに切削面
が不用意に拡がらないようにすることができ、舗装面で
回転刃により切削される溝の幅を小さくして切削屑の発
生量を少なくすることができる。
【0023】請求項8記載の発明では、支点部材を中心
とした円周上を移動する回転刃の回転方向を舗装面との
対向周面が基台の移動方向と平行する方向に設定してい
るので、回転刃が舗装面に当接して進入する際に発生す
る土中からの反力と基台を進行させる力とをバランスさ
せることができる。これにより、回転刃を基台の進行方
向に沿った回転方向とした場合と違って、回転刃が舗装
面内に食い込み始めた際の急激な移動を阻止して暴走す
るのを未然に防止できる。
【0024】請求項9記載の発明では、回転刃の角度を
切削半径に応じた角度に調整して舗装面に進入させるよ
うに下降させ、基台を進行方向に移動させるだけの簡単
な操作により回転刃の膨出面を利用して回転半径により
描かれる円周方向に回転刃を移動させて切削することが
できる。
【0025】請求項10および11記載の発明では、回
転刃の傾斜角を変更する場合には、基台に装備されてい
る車輪のうちで、上記支点部材を中心とした回転移動方
向と直交する幅方向の一つを他の一つに対して径を変更
する場合と、上記切断用駆動源支持部材を傾動させる場
合とのいずれかが選択されて上記回転刃を地中に向けて
進行させることができ、この傾斜角に応じて、特に、断
面において進行方向前方が縮径する穴を形成できるの
で、埋め戻しの際のアスファルトの充填量に応じた受け
面を構成でき、アスファルト表層部の滑落を防止して路
面の陥没が発生するのを防ぐことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例により本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本発明実施例による切
削装置の構成を説明するための模式図である。同図にお
いて、切削装置1は、操作ハンドル2を備えた基台3の
側面に一体化されて舗装面GLと平行することが可能な
支点支持部材4を備えている。支点支持部材4はその延
長方向一端が基台3に固定される一方、延長方向他端に
舗装面に対して突き刺すことができる支点部材5が着脱
可能に設けられている。支点部材5は、図1(B)に示
すように、支点支持部材4において延長方向に沿って複
数形成されている支持穴4Aのいずれかに装填されて固
定されるようになっており、支持穴4Aは、後述する回
転刃による切削半径を設定できる位置にそれぞれ形成さ
れている。支持穴4Aの近傍には、半径の表示部が数値
表示により設けられており、支点部材5を挿入する位置
を選択しやすい状態とされている。
【0027】基台3には、支軸3Aを介して傾動可能に
支持された切断用駆動源支持部材6が設けられており、
切断用駆動源支持部材6には、後述する回転刃7の切断
用駆動源をなす電動モータ8が取り付けられるようにな
っている。電動モータ8の出力軸には回転刃7が取り付
けられている。図1乃至図3において回転刃7は、支点
部材5の位置によって設定される半径により描かれる円
周(図3において、符号Lで示す)を挟んで外側に膨出
する面7Aを有しており、その内側の面も外側の面と同
様な角度で傾斜する皿形状をなしている。回転刃7の表
裏各面には図2及び図3に示すように、周方向に沿って
等間隔で配設された領域内にダイヤモンドチップが埋設
された切削面7A1が形成されており、この切削面7A
1は、舗装面への進入部である周縁(図2中、符号7A
2で示す部分)にも設けられている。さらに、回転刃7
の周面には、周方向で各切削面7A1毎の略中央に切り
込み部(図2中、符号7A3で示す)が形成されてお
り、切削時での抵抗軽減と摩擦熱の放熱面とするように
なっている。
【0028】回転刃7は、図4に示すように、切削装置
の進行方向Fに対して舗装面GLとの接触位置で同じ方
向に移動する方向(図4において符号Cで示す方向)に
回転するようになっており、換言すれば、基台3の進行
方向を反転させる方向に回転するようになっている。こ
れにより、丸穴を切削するために基台3が移動する方向
と回転刃7が舗装面内に進入する際に受ける土中からの
反力が作用する方向とが相反する方向で発生することで
バランスさせることができるので、基台3の移動方向に
回転刃7が回転する場合と違って、回転刃7が舗装面内
に入り込んだ際の急激な速度上昇を生じるような進行が
防がれ、切削装置1の暴走が防止でされる。
【0029】図1において、基台3には、底面が開放さ
れたカバー9がその底面周縁を取り付けられて一体化さ
れ、回転刃7の上方空間を覆うようになっている。回転
刃7の上方空間には、吸引口部材10が対向して設けら
れ、吸引開口部材10は、ホース11によって外部に設
置された集塵部材12及び吸引ポンプ13にそれぞれ連
通している。図1において、符号14は基台3の下部周
辺を外部と遮断するスカート部材を示しており、回転刃
7による切削時に切削位置から発生する粉塵を外部に漏
洩させにくくしている。
【0030】本実施例は以上のような構成であるから、
舗装面における切削該当個所において支点支持部材4に
おける支持穴4Aのうちで、切削半径に該当する位置の
支持穴4Aに支点部材5が挿入されて固定され、支点部
材5が舗装面に突き刺される。回転刃7は、図3に示す
ように、舗装面GLに対して進入方向が垂直となる角度
(図3中、符号S1で示す垂直線が得られる角度)に設
定される。このため、切断用駆動源支持部材6は、回転
刃7の進入角度が得られるように基台3に対して傾動さ
れて角度を調整される。回転刃7の進入角度の調整は、
基台3に装備されている支軸3Aを中心にして切断用駆
動源支持部材6を傾け、その傾斜状態を維持することで
可能となる。
【0031】切断用駆動源支持部材4は、回転刃7の進
入角度を舗装面GLに対して垂直にする場合に加えて、
支点支持部材4の支持穴4Aのうちの最小径の支持穴4
Aの位置よりもさらに小さい径の丸穴を切削する場合に
も傾動される。この場合には、支点部材5を中心とした
半径よりも内側に回転刃7の周縁が入り込むことができ
る角度(図3中、符号S2で示す角度)に設定される。
これにより、図3において符号Rで示すように、支点支
持部材4の支持穴4Aの位置によって得られる最小半径
よりも小さい半径R1の円周が得られる丸穴を切削する
ことができる。傾動させる場合としては、上述した切削
半径に限らず、刃の大きさつまり刃幅や刃の径に応じて
行うことも可能であり、いずれの場合にも舗装面に対し
て刃の進入を容易に行えるようにして切り込みやすくこ
とができる。
【0032】舗装面に対向した回転刃7は、図4に示す
ように、切削装置1の進行方向Fと反対側に基台3,換
言すれば切削装置1を進行させる方向に回転しているの
で、進行方向と同じ方向に回転した場合のような急激な
速度上昇が防がれて舗装面内での進入が円滑化される。
しかも、図2(B)に示すように、回転刃7は皿状の形
状により舗装面内で移動する過程において切削装置1の
進行(移動)方向の力F1と膨出面に作用する土中から
の抵抗力Pとの合力Gが支点部材5からの半径により描
かれる円周方向に沿っていることになり、これにより、
円周方向への円滑な移動が行われることになり、切削に
要する労力及び時間が低減されることになる。
【0033】次に、図1に示した構成におけるる一部変
形例について説明する。図5および図6は、図1に示し
た構成の一部を変形した構成を示す図であり、同図に示
した例は、図1に示した構成での回転刃7の傾斜状態を
設定する際に、基台3そのものを傾けるようにしたこと
を特徴としている。なお、図5,6において、図1に示
した構成部材と同じものは同符号により示してある。図
5において、切断用駆動源支持部材6が摺動可能に設け
られている。切断用駆動源支持部材6は、操作ハンドル
2と平行して設けられている今一つの操作ハンドル15
に嵌合しているガイド部材16によって今一つの操作ハ
ンドル15に平行して図示矢印の方向に摺動することが
でき、摺動位置は、今一つの操作ハンドル15の近傍に
設けられた数値表示部材17によって識別できるように
なっている。
【0034】基台3の下面にはその隅部に車輪18が基
台3に対して着脱可能に設けられており、その車輪18
のうちで回転刃7の進行方向に直交する基台3の幅方向
の一方が他方に対して外径を異ならせたものと交換でき
るようになっており、一方の車輪18を他方に比べて大
径の車輪に交換することで基台3を傾斜させることがで
きるようになっている。図5に示す状態は、基台3の幅
方向両側の車輪18同士が同径の場合であり、この場合
には、地面に対する回転刃7の進行方向として、地面と
直角な方向に進行して、図中、符号P1で示すような壁
面を有する穴が形成できる回転刃7の設置角度が設定さ
れている。図6に示す状態は、車輪18の一方、図6に
示す例では、支点部材5の支点側に位置する車輪(便宜
上、符号18’で示す)が他方の車輪18に対して大径
とされた場合であり、この場合には、地面に対する回転
刃7の進行方向として、地面に対して進行方向前方側、
つまり、図中、符号P1’で示すように、進行するに従
い進行方向前方側が縮径する壁面を有する穴が形成でき
る回転刃7の設置角度が設定される。
【0035】このような構成において、基台3の傾斜角
度に応じて切削される穴の形態が、図5に示すように円
柱状となる場合と、図6に示すように先すぼみ状となる
場合とが選択できる。図6に示す先すぼみ状の穴を形成
する場合には、車輪の一方18’を他方よりも大径のも
のに交換する。基台3の傾斜角は、図示しないが水準器
などにより識別されるようになっている。なお、水準器
でなく、操作ハンドル2に紐などで垂下られた錘と角度
表示板とを設けておき、錘が垂下方向に対する角度表示
板での紐の位置とで傾斜角度を識別するようにしても良
い。図6に示した先すぼみ状の穴が形成される場合に
は、形成された穴の壁面が傾斜面、特に、深くなるに従
い縮径しているので、埋め戻しの際に充填されるアスフ
ァルトの表層部を受ける受け面が構成できる。これによ
り、表層部が地中に向けて滑落するのを防止できるので
路面の陥没を抑制することが可能となる。
【0036】図5においては、基台3と支点支持部材4
とがヒンジ結合されて起倒可能に設けられている。つま
り、基台3に対して支点支持部材4は、蝶番19によっ
て起倒可能に支持されており、切削作業時には倒すこと
で、また、作業終了時や運搬時には、図5中、二点鎖線
で示すように、起こすことで基台3側に向けて折り畳む
ことができる。これにより、基台3側に向けて折り畳ま
れると、支点支持部材4が側方に張り出すことがないの
で、運搬時などに邪魔になることがない。
【0037】図5においては、回転刃7の上方空間を覆
う吸引開口部材10に対してホース11とは別に今一つ
の排気部材20が連結されており、排気部材20は一方
の開口が切削用駆動源である電動モータ8の放熱窓8A
の近傍に位置し、他方が吸引開口部材10の外部に位置
している。この構成においては、電動モータ8からの排
気によって吸引開口部材10内で乱流が発生する場合に
その乱流の原因となる排気を外部に排出することができ
る。これにより吸引開口部材10内で乱流が発生した場
合に切削位置から発生した切削粉がホース11に対して
到達しにくくなるのを防止することができる。この結
果、切削粉を両校に改修することができるので、吸引開
口部材10内から切削粉が外部に漏洩するのを確実に防
止することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1乃至3記載の発明によれば、支
点部材を中心にした半径で描かれた円周上を回転刃が移
動する際、回転刃が土中抵抗を受けることで上記円周上
を移動しやすい構成であることにより舗装面の切削が円
滑に行える。特に、回転刃が半径の外側に膨出面を有
し、さらに半径の内側も上記膨出面の同じ角度を以て傾
斜しているので、半径上を進行する際に進行方向と傾斜
面に作用する土中からの抵抗方向との合成力が半径によ
って描かれる円周の接線方向で得られるので、回転刃の
進行が円滑化されることになる。これにより、切削され
る丸穴の径に関係なくしかも大がかりな設備を要するこ
となく簡単な操作により迅速な切削作業を行うことが可
能となる。
【0039】請求項4記載の発明によれば回転刃の表裏
両面に切削刃が設けられているので、回転刃を挟んだ切
削面の両面の仕上げが可能であるとともに、進入の際の
抵抗部となる表裏両面での切削を行うことで、仕上げ処
理を省略できるとともに切り込みを容易に行うことが可
能となるので、迅速な作業が可能となる。
【0040】請求項5および6記載の発明によれば、切
削刃が表裏各面で周方向に沿って等間隔により配設され
ているので、切削抵抗の軽減に加えて、摩擦熱による刃
の耐久性の低下を抑制することができる。これにより、
切削性能を向上させて作業時間の短縮が可能となる。
【0041】請求項7記載の発明によれば、半径、刃の
大きさ、刃の径の少なくとも一つに応じて支持部材が傾
斜角を変更できるので、切削される舗装面での丸穴の径
や刃の大きさ、いわゆる、刃幅や刃の径に関係なく回転
刃の進入を容易にして切り込みやすくできるとともに切
削面が不用意に拡がらないようにすることができ、舗装
面で回転刃により切削される溝の幅を小さくして切削屑
の発生量を少なくすることができる。
【0042】請求項8記載の発明によれば、支点部材を
中心とした円周上を移動する回転刃の回転方向を舗装面
との対向周面が基台の移動方向と平行する方向に設定し
ているので、回転刃が舗装面に当接して進入する際に発
生する土中からの反力と基台を進行させる力とをバラン
スさせることができる。これにより、回転刃を基台の進
行方向に沿った回転方向とした場合と違って、回転刃が
舗装面内に食い込み始めた際の急激な移動を阻止して暴
走するのを未然に防止でき、容易な切削作業を得ること
ができる。
【0043】請求項9記載の発明によれば、回転刃の角
度を切削半径に応じた角度に調整して舗装面に進入させ
るように下降させ、基台を進行方向に移動させるだけの
簡単な操作により回転刃の膨出面を利用して回転半径に
より描かれる円周方向に回転刃を移動させて切削するこ
とができる。これにより、切削装置を丸穴の軌跡に対応
して操縦する必要がなく、端に移動方向に押し動かすだ
けの操作によって回転半径に応じた丸穴が簡単に切削で
きる。
【0044】請求項10および11記載の発明によれ
ば、回転刃の傾斜角を変更する場合には、基台に装備さ
れている車輪のうちで、上記支点部材を中心とした回転
移動方向と直交する幅方向の一つを他の一つに対して径
を変更する場合と、上記切断用駆動源支持部材を傾動さ
せる場合とのいずれかが選択されて上記回転刃を地中に
向けて進行させることができ、この傾斜角に応じて、特
に、断面において進行方向前方が縮径する穴を形成でき
るので、埋め戻しの際のアスファルトの充填量に応じた
受け面を構成でき、アスファルト表層部の滑落を防止し
て路面の陥没が発生するのを防ぐことができる。これに
より、陥没が発生した場合のような路面復旧時での再補
修などの作業を不要にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例による切削装置の構成を説明する
ための模式図であり、(A)は全体を示す図、(B)は
(A)中、符号(B)で示した箇所の平面図である。
【図2】図1に示した切削装置に用いられる回転刃の構
成を示す図であり(A)は斜視図、(B)は平面図であ
る。
【図3】図2に示した回転刃の端面図である。
【図4】回転刃の回転方向を説明するための模式図であ
る。
【図5】図1に示した構成の一部変形例を説明するため
の図である。
【図6】図5に示した構成の一態様を説明するための図
である。
【図7】舗装面の切削工法の従来例の一つを説明する図
である。
【図8】図7に示した工法における手順の一つを説明す
る図である。
【図9】舗装面の切削工法についての従来例の他の例を
示す図である。
【符号の説明】
1 切削装置 2 操作ハンドル 3 基台 4 支点支持部材 4A 支持穴 5 支点部材 6 切断用駆動源支持部材 7 回転刃 7A、7B 切削面 8 切断用駆動源である電動モータ 18 車輪 18’ 外径の異なる車輪 R、R1 支点位置から切削刃に至る半径 F 進行方向 C 回転刃の回転方向 P1 地面と直角な壁面 P2 地面に対して先すぼみ状の壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪股 渉 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 佐竹 志伸 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 小林 真澄 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 2D047 BA07 2D053 AA25 DA03 DA05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舗装面の任意の位置に固定されて支点と
    なる支点部材と、 上記支点部材が延長方向の端部に設けられ、この端部と
    対向する端部には上記支点部材を中心とする半径で描か
    れる円周上を移動可能な基台と、 上記基台に対して傾動可能に設けられている切断用駆動
    源支持部材と、 上記切断用駆動源支持部材と一体化されている切断用駆
    動源と、 上記切断用駆動源により回転駆動される回転刃とを備
    え、 上記回転刃は、上記支点部材を中心とした半径により描
    かれる円周上を移動するとき、その移動方向への進行力
    と上記舗装面の土中抵抗力との合成力により上記円周上
    の移動しやすい構成を備えていることを特徴とする舗装
    面の切削装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の舗装面の切削装置におい
    て、 上記回転刃は、断面形状が皿形状とされ、膨出面が上記
    半径により描かれる円周の外側に位置していることを特
    徴とする舗装面の切削装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の舗装面の切削装置におい
    て、 上記回転刃は、上記半径により描かれる円周を境にした
    内側及び外側が同じ角度で傾斜した面とされていること
    を特徴とする舗装面の切削装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の舗装面の切削装置
    において、 上記回転刃は、表裏両面および周面に切削刃が設けられ
    ていることを特徴とする舗装面の切削装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は4記載の舗装面の切削装置
    において、 上記切削刃は、上記表裏各面で周方向に沿って等間隔で
    配設されていることを特徴とする舗装面の切削装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は4記載の舗装面の切削装置
    において、 上記回転刃の周面には、上記切削刃毎における周方向の
    略中央に切り込み部が設けられていることを特徴とする
    舗装面の切削装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の舗装面の切削装置におい
    て、 上記支持部材は、上記支点部材からの半径、刃の大き
    さ、刃の径の少なくとも一つに応じて傾斜角を変更可能
    であることを特徴とする舗装面の切削装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の舗装面の切削装置におい
    て、 上記回転刃は、上記舗装面との対向周面が上記基台の進
    行方向に平行する方向に移動できる回転方向が設定され
    ていることを特徴とする舗装面の切削装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のうちの一つに記載の切
    削装置を用いる切削工法であって、 上記基台を切削該当個所に設置し、上記支点部材を切削
    該当箇所での支点位置に突き刺して切削中心を規定し、 上記基台に対して上記回転刃を切削半径に応じた角度に
    調整したうえで下降させて上記回転刃を舗装面内に進入
    させるとともに、上記支点位置を中心として進行させる
    方向に移動させることにより上記支点位置を中心とする
    切削半径に応じた円周方向に切削することを特徴とする
    舗装面の切削工法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の切削装置を用いる切削
    工法において、 上記基台には、転動可能な車輪が着脱可能に設けられ、
    上記回転刃の傾斜角変更時には、上記基台に装備されて
    いる車輪のうちで、上記支点部材を中心とした回転移動
    方向と直交する幅方向の一つを他の一つに対して径を変
    更する場合と、上記切断用駆動源支持部材を傾動させる
    場合とのいずれかが選択されて上記回転刃を地中に向け
    て進行させることを特徴とする切削工法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の切削工法において、 上記回転刃の進行方向は、上記傾斜角の設定により断面
    において地面と直角な穴が形成できる方向と地面に対し
    て進行方向前方側が縮径する穴が形成できる方向とのい
    ずれかを選択可能であることを特徴とする切削工法。
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