JP2002030604A - 透水性ブロック - Google Patents
透水性ブロックInfo
- Publication number
- JP2002030604A JP2002030604A JP2000215734A JP2000215734A JP2002030604A JP 2002030604 A JP2002030604 A JP 2002030604A JP 2000215734 A JP2000215734 A JP 2000215734A JP 2000215734 A JP2000215734 A JP 2000215734A JP 2002030604 A JP2002030604 A JP 2002030604A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- concrete
- water
- natural stone
- epoxy resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Revetment (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面に自然の風格をあらわし、また裏面をコ
ンクリートで補強してブロック全体としてはコンクリー
トブロックに近い強度を確保し、且つ透水性を図る。 【解決手段】 自然石をエポキシ樹脂で固めた表面ブロ
ックと、コンクリートで成形した裏面ブロックを結合す
るとともに、表面ブロックの一部が裏面ブロックを貫通
するようにした。
ンクリートで補強してブロック全体としてはコンクリー
トブロックに近い強度を確保し、且つ透水性を図る。 【解決手段】 自然石をエポキシ樹脂で固めた表面ブロ
ックと、コンクリートで成形した裏面ブロックを結合す
るとともに、表面ブロックの一部が裏面ブロックを貫通
するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歩道用のブロッ
クのほか張りブロックや積みブロック等各種用途に使用
可能な透水性ブロックに関し、特に表面に自然石として
自然の風格を表現するようにするとともに、裏面をコン
クリートで補強してコンクリートブロックに近い強度を
確保し、且つブロック全体として透水性を有するように
したものである。
クのほか張りブロックや積みブロック等各種用途に使用
可能な透水性ブロックに関し、特に表面に自然石として
自然の風格を表現するようにするとともに、裏面をコン
クリートで補強してコンクリートブロックに近い強度を
確保し、且つブロック全体として透水性を有するように
したものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自然環境の破壊から自然を守る名
目で色々な環境製品が考えられている。そして、コンク
リート製品についても、雨水などが地盤に浸透するよう
にするために透水能力を有するものが求められるように
なってきている。そして、このような透水性有するもの
としてポーラスコンクリートを使ったものがある。
目で色々な環境製品が考えられている。そして、コンク
リート製品についても、雨水などが地盤に浸透するよう
にするために透水能力を有するものが求められるように
なってきている。そして、このような透水性有するもの
としてポーラスコンクリートを使ったものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポーラスコン
クリートを使用したものは、表面にコンクリート色があ
らわれ美観上問題があって用途が限られており、また透
水能力も十分ではない。透水性をよくしようとするとブ
ロックとしての強度が低下し、一方強度を確保するため
に細骨材を使うと透水能力が低下するという問題があっ
た。
クリートを使用したものは、表面にコンクリート色があ
らわれ美観上問題があって用途が限られており、また透
水能力も十分ではない。透水性をよくしようとするとブ
ロックとしての強度が低下し、一方強度を確保するため
に細骨材を使うと透水能力が低下するという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明にかか
る透水性ブロックは前記の課題を解決するために、自然
石をエポキシ樹脂で固めた表面ブロックと、コンクリー
トで成形した裏面ブロックを結合するとともに、表面ブ
ロックの一部が裏面ブロックを貫通しているようにした
ものである。
る透水性ブロックは前記の課題を解決するために、自然
石をエポキシ樹脂で固めた表面ブロックと、コンクリー
トで成形した裏面ブロックを結合するとともに、表面ブ
ロックの一部が裏面ブロックを貫通しているようにした
ものである。
【0005】
【作用】表面は自然石をエポキシ樹脂で固めたブロック
とすることにより石と石の間には透水に必要な十分な間
隙が形成され、その裏面をコンクリートブロックで補強
することによりブロック全体として十分な強度を有した
ものとなる。そして、自然石をエポキシ樹脂で固めた表
面ブロックの一部を、コンクリート製の裏面ブロックの
任意箇所を裏側まで貫通させることによりブロック全体
として透水性を有するものとなる。
とすることにより石と石の間には透水に必要な十分な間
隙が形成され、その裏面をコンクリートブロックで補強
することによりブロック全体として十分な強度を有した
ものとなる。そして、自然石をエポキシ樹脂で固めた表
面ブロックの一部を、コンクリート製の裏面ブロックの
任意箇所を裏側まで貫通させることによりブロック全体
として透水性を有するものとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、この発明に係る透水性ブロ
ックの一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。図1
〜図3は歩道用の平板ブロックの例を示したものであ
り、1は表面ブロック、2は裏面ブロックである。
ックの一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。図1
〜図3は歩道用の平板ブロックの例を示したものであ
り、1は表面ブロック、2は裏面ブロックである。
【0007】表面ブロック1は自然石3をエポキシ樹脂
で固めて成形してある。エポキシ樹脂は自然石3どうし
を接着する役割をしており、表面ブロック1全体として
必要な透水能力を確保するためには、自然石3どうしの
接着部以外はエポキシ樹脂で塞がれることなく透水用の
間隙が確保されるようにする。4は後述する裏面ブロッ
ク2の一部に形成した透孔5を貫通するようにした貫通
部である。
で固めて成形してある。エポキシ樹脂は自然石3どうし
を接着する役割をしており、表面ブロック1全体として
必要な透水能力を確保するためには、自然石3どうしの
接着部以外はエポキシ樹脂で塞がれることなく透水用の
間隙が確保されるようにする。4は後述する裏面ブロッ
ク2の一部に形成した透孔5を貫通するようにした貫通
部である。
【0008】裏面ブロック2は通常のコンクリート製ブ
ロックであり、任意の箇所に任意形状の透孔5が形成し
てある。図示した例では中央部に角柱状の透孔5を形成
した例を示したが、これに限定されるものではない。な
お、この透孔5の数を増やせば表面ブロック1からの透
水能力は高まるが、ブロック全体としての強度は低下す
ることになるので必要最小限に設ければよい。
ロックであり、任意の箇所に任意形状の透孔5が形成し
てある。図示した例では中央部に角柱状の透孔5を形成
した例を示したが、これに限定されるものではない。な
お、この透孔5の数を増やせば表面ブロック1からの透
水能力は高まるが、ブロック全体としての強度は低下す
ることになるので必要最小限に設ければよい。
【0009】表面ブロック2上に降った雨水は自然石3
どうしの間に形成された間隙を通過して表面ブロック2
内に入り、そして裏面ブロック2を貫通するように形成
した貫通部4を通って本発明のブロック外(地盤等)へ
排出されることになる。このように貫通部4を経由して
雨水が外部に排水する際に、貫通部4を通過する水によ
る吸引作用によって、裏面ブロック2上の雨水が吸引さ
れ、したがって表面ブロック2上に雨水が溜ることはな
い。なお、自然石3が剥落したような場合であっても、
エポキシ樹脂で接着することにより簡単に補修ができ
る。また、透水性を有することから植生も可能である。
どうしの間に形成された間隙を通過して表面ブロック2
内に入り、そして裏面ブロック2を貫通するように形成
した貫通部4を通って本発明のブロック外(地盤等)へ
排出されることになる。このように貫通部4を経由して
雨水が外部に排水する際に、貫通部4を通過する水によ
る吸引作用によって、裏面ブロック2上の雨水が吸引さ
れ、したがって表面ブロック2上に雨水が溜ることはな
い。なお、自然石3が剥落したような場合であっても、
エポキシ樹脂で接着することにより簡単に補修ができ
る。また、透水性を有することから植生も可能である。
【0010】なお、図4及び図5は張ブロックの例を示
したものであり、1は表面ブロック、2は裏面ブロッ
ク、3は自然石、4は貫通部である。また、図6はH形
の積みブロックの例を示したものであり、1は表面ブロ
ック、2は裏面ブロック、4は貫通部である。
したものであり、1は表面ブロック、2は裏面ブロッ
ク、3は自然石、4は貫通部である。また、図6はH形
の積みブロックの例を示したものであり、1は表面ブロ
ック、2は裏面ブロック、4は貫通部である。
【0011】次に、この発明に係る透水性ブロックの製
造方法について説明する。まず、透水性ブロック成形用
の型枠を用意し、これに裏面ブロック2成形用のコンク
リートを流し込み、同時に透孔5も形成するようにす
る。そして、裏面ブロック2が半硬化状態となったとこ
ろで、予め自然石3をエポキシ樹脂で固めて成形してお
いた表面ブロックを貫通部4を透孔5に挿入するように
して重ね合わせる。
造方法について説明する。まず、透水性ブロック成形用
の型枠を用意し、これに裏面ブロック2成形用のコンク
リートを流し込み、同時に透孔5も形成するようにす
る。そして、裏面ブロック2が半硬化状態となったとこ
ろで、予め自然石3をエポキシ樹脂で固めて成形してお
いた表面ブロックを貫通部4を透孔5に挿入するように
して重ね合わせる。
【0012】その後必要時間養生し、表面ブロック1と
裏面ブロック2が完全に結合された状態となるようにし
て一体化する。裏面ブロック2が半硬化状態のところで
表面ブロック1を重ね合わせることにより確実且つ簡単
に両者を結合できる。
裏面ブロック2が完全に結合された状態となるようにし
て一体化する。裏面ブロック2が半硬化状態のところで
表面ブロック1を重ね合わせることにより確実且つ簡単
に両者を結合できる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、この発明にかかる透
水性ブロックによれば、自然石をエポキシ樹脂で固めた
表面ブロックと、コンクリートで成形した裏面ブロック
を結合するとともに、表面ブロックの一部が裏面ブロッ
クを貫通するようにしたので、表面に自然石による風格
があらわれ、また裏面をコンクリートで補強したのでブ
ロック全体として十分な強度を有し、且つブロック全体
として十分な透水能力を確保したので、歩道用のブロッ
クのほか張りブロックや積みブロック等各種用途に使用
可能である。
水性ブロックによれば、自然石をエポキシ樹脂で固めた
表面ブロックと、コンクリートで成形した裏面ブロック
を結合するとともに、表面ブロックの一部が裏面ブロッ
クを貫通するようにしたので、表面に自然石による風格
があらわれ、また裏面をコンクリートで補強したのでブ
ロック全体として十分な強度を有し、且つブロック全体
として十分な透水能力を確保したので、歩道用のブロッ
クのほか張りブロックや積みブロック等各種用途に使用
可能である。
【図1】この発明に係る透水性ブロックの一実施例とし
て歩道用平板ブロックを示す斜視図である。
て歩道用平板ブロックを示す斜視図である。
【図2】図1のブロックを裏面側から見た状態の斜視図
である。
である。
【図3】図1のブロックのA−A線断面図である。
【図4】この発明に係る透水性ブロックの他例として張
りブロックを示した斜視図である。
りブロックを示した斜視図である。
【図5】図4のブロックのB−B線断面図である。
【図6】この発明に係る透水性ブロックの他例として自
立型積みブロックを示した断面図である。
立型積みブロックを示した断面図である。
1 表面ブロック 2 裏面ブロック 3 自然石 4 貫通部 5 透孔
Claims (1)
- 【請求項1】 自然石をエポキシ樹脂で固めた表面ブロ
ックと、コンクリートで成形した裏面ブロックを結合す
るとともに、表面ブロックの一部が裏面ブロックを貫通
していることを特徴とする透水性ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000215734A JP2002030604A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 透水性ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000215734A JP2002030604A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 透水性ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002030604A true JP2002030604A (ja) | 2002-01-31 |
Family
ID=18711108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000215734A Pending JP2002030604A (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 透水性ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002030604A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103669146A (zh) * | 2013-11-28 | 2014-03-26 | 无锡市优耐特石化装备有限公司 | 地砖 |
-
2000
- 2000-07-17 JP JP2000215734A patent/JP2002030604A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103669146A (zh) * | 2013-11-28 | 2014-03-26 | 无锡市优耐特石化装备有限公司 | 地砖 |
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