JP2002030278A - 低表面エネルギーを有する支持体の処理への(ペル)フルオロポリエーテル誘導体の使用 - Google Patents

低表面エネルギーを有する支持体の処理への(ペル)フルオロポリエーテル誘導体の使用

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JP2002030278A
JP2002030278A JP2001137466A JP2001137466A JP2002030278A JP 2002030278 A JP2002030278 A JP 2002030278A JP 2001137466 A JP2001137466 A JP 2001137466A JP 2001137466 A JP2001137466 A JP 2001137466A JP 2002030278 A JP2002030278 A JP 2002030278A
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ヴィスカ マリオ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低表面エネルギーを有する材料へのぬれ性並
びに水型及び炭化水素型の両方の液体の透過に対し、抵
抗体が向上した表面処理の提供。 【解決手段】 構造: W−L−YFC−O−Rf−CFY−L−W (I) Rf−CFY−L−W (II) [式中、Lは、有機結合基−CO−NR’−(CH2q
−[ここで、R’=HまたはC1〜C4アルキル;qは1
〜8からなる整数];Y=F、CF3;Wは、−Si
(R1α(OR23-α基[ここで、α=0、1、2、
1およびR2は同一または互いに異なって、C1〜C6
ルキル基、C6〜C10アリール基、C7〜C12アルキル−
アリールまたはアリール−アルキル];Rfは、200
〜5,000の範囲の数平均分子量を有し、以下の構
造:(CFXO)、(CF2CF2O)、(CF(C
3)CF2O)、(CF2CF(CF3)O)[ここで、
X=F、CF 3]の少なくとも1つを有する反復単位]
を有する(ペル)フルオロポリエーテルの一および二官
能性誘導体の、低表面エネルギーを有する支持体の撥水
性および撥油性を向上させるための使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低表面エネルギ
ーを有する支持体(substrata)の表面撥水性および表
面撥油性の向上のための、特定の(ペル)フルオロポリ
エーテル化合物の使用に関する。すなわち、支持体は、
それ自体が水および炭化水素の両方と難ぬれ性であり、
さらにぬれ性を低下させることが所望されている。この
低ぬれ性は、例えば、低表面エネルギーを有する支持
体、例えばフルオロポリマー、特にポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)で形成された膜または多孔質隔膜
において液体(例えば、水または炭化水素)透過抵抗を
増加させるのに有用である。
【0002】低表面エネルギーを有する支持体では、全
ての表面が40mN/メートルより低い臨界ぬれ表面張
力を有することを通常意味し、特にフッ素化ポリマー、
たとえばPTFEは、この群に属する。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】先行
技術において、低表面エネルギーを有する材料が、例え
ば気体混合物を分離するためか、または液体/気体のろ
過のために用いられる、多孔性および非多孔性膜の製造
において用いられることが知られている。これらの使用
のため、ぬれ性に対する、および水型および炭化水素型
の両方の液体の透過に対する膜の向上した抵抗性が要求
されている。非反応性な、特にペルフルオロアルキル型
の、末端基を有する(ペル)フルオロポリエーテルでの
表面の処理が知られている。該処理により、より低いぬ
れ性が得られ、しかし、処理剤の容易な移動および/ま
たは除去のため、処理効果の不十分な耐久性という欠点
を示す。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、驚き、予期
せぬことに、この技術的問題が、以下に定義する特定な
(ペル)フルオロポリエーテルを用いることにより解決
できることを見出した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の目的は、以下の構造: W−L−YFC−O−Rf−CFY−L−W (I) Rf−CFY−L−W (II) [式中、Lは、有機結合基−CO−NR’−(CH2q
−[ここで、R’=HまたはC1〜C4アルキル;qは1
〜8からなる整数であり、1〜3が好ましい]であり、
Y=F、CF3;Wは、−Si(R1α(OR23-α
基[ここで、α=0、1、2、好ましくはα=0、1;
1およびR2は同一または互いに異なって、任意に1ま
たはそれ以上のエーテルOを含むC1〜C6アルキル基、
6〜C10アリール基、C7〜C12アルキル−アリールま
たはアリール−アルキルである]であり;Rfは、20
0〜5,000、好ましくは300〜2,000の範囲
の数平均分子量を有し、鎖に沿って統計的に配置され
た、以下の構造:(CFXO)、(CF2CF2O)、
(CF(CF3)CF2O)または(CF2CF(CF3
O)[ここで、X=F、CF3]の少なくとも1つを有
する反復単位からなる]を有する(ペル)フルオロポリ
エーテルの一および二官能性誘導体の、40mN/メー
トルより低い臨界ぬれ表面張力を有し、低表面エネルギ
ーを有する支持体の表面撥水性および表面撥油性を向上
させるための使用である。
【0006】特に、Rfは、以下の構造: 1)−(CF2O)a'−(CF2CF2O)b'− [式中、a’/b’は0.5〜2からなり、極値を含
み、a’およびb’は上記分子量を与えることのできる
整数である] 2)−(C36O)r−(C24O)b−(CFXO)t
− [式中、r/b=0.5〜2.0;(r+b)/tは1
0〜30の範囲であり、b、rおよびtは上記分子量を
与えることのできる整数であり、Xは上記の意味を有す
る] 3)−(C36O)r'−(CFXO)t'− [式中、t’は0であってもよく;t’が0ではないと
き、r’/t’=10〜30、r’およびt’は上記分
子量を与えることのできる整数であり;Xは上記の意味
を有する]の一つを有することができる。
【0007】上記式において、−(C36O)−は、
式:−(CF(CF3)CF2O)−および/または−
(CF2−CF(CF3)O)−の単位を意味することが
できる。Rfが一官能価である式(II)において、他
の末端基は、T−O−型[式中、Tは、任意に1または
2、好ましくは1のF原子は、Hで置き換えられてもよ
い、−CF3、−C25、−C37、−CF2Cl、−C
24Clおよび−C36Clから選択される(ペル)フ
ルオロアルキル基である]である。
【0008】上記化合物(I)および(II)の混合物
も用いることができる。100:0〜5:95の範囲の
化合物(I)と(II)との比が、通常用いることがで
きる。構造(I)および(II)の(ペル)フルオロポ
リエーテル化合物として、R fが構造(3)を有するも
のが本発明において用いられるのが好ましい。予期せぬ
ことに、Rfが構造(3)を有する式(I)の化合物を
用いるとき、向上した撥水性および撥油性の値が得られ
ることが見出された。Rfが構造(3)を有するこれら
の好ましい化合物(I)および(II)の混合物を用い
ることができる。
【0009】上記のように、低表面エネルギーを有する
支持体では、全ての表面が、40mN/メートルより低
い臨界ぬれ表面張力を有することを通常意味する。特
に、フッ素化されたポリマー、たとえばPTFEは、こ
の群に属する。低表面エネルギーを有する支持体の他の
例は、ポリテトラフルオロエチレン、ポリオレフィン
(例えば、ポリエチルイン、ポリプロピレン)、ポリオ
レフィンエラストマー、テトラフルオロエチレンの熱可
塑性コポリマー、フッ化ビニリデンまたはクロロトリフ
ルオロエチレンの熱可塑性ホモポリマーおよびコポリマ
ー等である。
【0010】式(I)の二官能性フルオロポリエーテル
は、先行技術においてよく知られている方法により得ら
れうる。例えば、以下の特許、米国特許第3,847,
978号、欧州第3,74,740号を−COF型の酸
末端基を有する化号物の製造のために参照し、ここに参
照として取りこむ。式(I)のシラン末端基は、−CO
Fをエステル−COOR[式中、R=アルキル、好まし
くはC1〜C12]に変換し、例えば米国特許第3,81
0,874号に記載の方法に従って、その後のエステル
反応により得ることができる。特に、米国特許第5,7
14,637号、米国特許第4,094,911号およ
び米国特許第4,818,619号参照。二官能性化合
物の含有量を増加させるために、米国特許第3,84
7,978号に記述のケト酸を、塩基で処理してカルボ
ン酸類と、末端に−CF2H基を有するポリエーテル類
の混合物を得ることができる。式(I)の純粋な二官能
性誘導体を得るのが所望であるとき、さらなる精製工
程、例えば蒸留またはクロマトグラフィーを行うことが
できる。
【0011】式(II)の一官能性化合物は、欧州第3
74,740号に記載の方法に従い、次いで、式(I)
の二官能性化合物について上述したのと同じ方法に従
い、−COF基をシラン末端基に変換することにより得
ることができる。本発明の(ペル)フルオロポリエーテ
ル誘導体は、水および/または、環境への影響が低い溶
媒からなる配合物を用いて、はけ塗、噴霧またはパジン
グにより支持体表面上に容易に塗布することができる。
【0012】本発明の(ペル)フルオロポリエーテル誘
導体は、溶媒または水/溶媒混合物からなる配合物中に
配合されることができる。好ましくは、極性溶媒、また
はその混合物が目的に適しており、以下の群:1〜6の
炭素原子を有する脂肪族アルコール;任意にエステル化
されたヒドロキシを有する、2〜8の炭素原子を有する
脂肪族グリコール;3〜10の炭素原子を有するケトン
またはエステル等から選択することができる。溶媒/水
混合物、例えば10:90〜90:10の容量比のケト
ン/水またはアルコール/水混合物も、用いることがで
きる。
【0013】上記配合物において、式(I)および(I
I)の(ペル)フルオロポリエーテルの濃度は、通常、
処理される物質の多孔度に応じて、0.1〜20g/m
2の範囲で支持体表面に塗布された(ペル)フルオロポ
リエーテル化合物の量を有する0.1〜30重量%の範
囲である。
【0014】最高の結果を得るために、極性溶媒が、任
意にシリル化(silanization)触媒の存在下に、少量、
通常100ppmと10重量%の間の水と併用されるの
が好ましい。代わりに、熱処理サイクルを、構造(I)
または(II)の塗布された化合物の架橋を好むため
に、用いることができる。
【0015】構造(I)および(II)の発明化合物か
らなる配合物の塗布の後、孔に存在する溶媒の除去を促
進するために、処理された表面のさらなる熱処理を60
〜150℃の範囲の温度で、次いで行ってもよい。本発
明は、以下の実施例でさらに説明されるが、それは例示
であり、本発明自体の範囲を制限する目的のものではな
い。
【0016】
【実施例】特性化 接触角の測定 接触角測定は、1cm×1.5cmのサイズと1.1m
mの厚さを有する焼結PTFE板に行った。浸漬深さに
応じて板に作用させる長さ単位あたりの力を決定する。
測定は、25℃の温度で、動的(dynamic)接触角の測
定装置において、6mm/分に等しい浸漬速度で行っ
た。検体浸漬に対応する直線の平均勾配から接触角を決
定した(前進接触角θ)。
【0017】測定は、撥水性を測定するために水中で、
撥油性を測定するためにn−ヘキサデカン中で行った。
接触角は、4つの連続した、ぬれサイクルにおいて得ら
れた値の平均値として報告した。
【0018】実施例1(比較) 低表面エネルギーを有する支持体として、上述のサイズ
を有するPTFE板を用いた。該板は、撥水性および撥
油性を与えるような処理に全く付さなかった。動的接触
角を、板を水中および炭化水素油(n−ヘキダデカン)
中に浸漬することにより上述の方法に従い測定した。測
定した接触角は、水に対しては表1に、n−ヘキサデカ
ンに対しては表2に報告した。
【0019】実施例2 以下に報告する構造を有する一官能性ペルフルオロポリ
エーテル(PFPE)シランを用いた: Cl(C36O)P−CONH(CH23Si(OC2
53 [式中、P=2〜5]。 上記ペルフルオロポリエーテル化合物を、95重量%の
イソプロパノール、4重量%の水および、シリル化触媒
としての1重量%の酢酸からなる溶液中に0.1重量%
の濃度で配合した。配合物を、上記のサイズを有するP
TFE板の上に浸漬することにより塗布した。ストーブ
中100℃で1時間の乾燥/架橋の後、動的接触角を測
定した。その結果は水について表1に報告した。同量の
水、イソプロパノールおよび酢酸を含み、ただし1重量
%に等しいペルフルオロポリエーテル化合物の濃度を有
する配合物を、n−ヘキサデカンで動的接触角θ測定に
用いた。その結果は表2に報告した。
【0020】実施例3 以下に報告した構造を有する二官能性ペルフルオロポリ
エーテル(PFPE)シランを用いた: (C25O)3Si(CH23HNOC−CF2O(CF
2CF2O)m(CF2O) nCF2−CONH(CH23
i(OC253 [式中、n=2〜4、m=3〜8]。 この化合物を有する配合物は、実施例2と同じ濃度で製
造し、それらを実施例1と同じPTFE支持体に塗布し
た。接触角測定は、水に対しては表1に、n−ヘキサデ
カンに対しては表2に報告した。
【0021】実施例4 実施例2および実施例3で用いたペルフルオロポリエー
テル化合物のそれぞれの重量比80/20の混合物の1
重量%に等しい濃度を有する、実施例2と同じ量の水、
イソプロパノールおよび酢酸からなる配合物を製造し
た。その混合物を先の実施例と同じPTFE支持体に塗
布した。n−ヘキサデカンでの接触角に関する結果を表
2に報告した。
【0022】実施例5 以下: Cl(C36O)PCF2−CONH(CH23Si(OC253 (1) [式中、P=2〜5] (C25O)3Si(CH23NHOC−CF(CF3O)−(C36O)P−C ONH(CH23Si(OC253 (2) [式中、P=2〜4]のペルフルオロポリエーテル化合
物のそれぞれの重量比80/20の混合物の、それぞれ
0.1重量%および1重量%の濃度を有する、実施例2
と同じ量の水、イソプロパノールおよび酢酸を含む2つ
の配合物を製造した。
【0023】混合物を先の実施例と同じPTFE支持体
に塗布した。接触角測定は、水に対しては表1に、n−
ヘキサデカンに対しては表2に報告した。表1および2
の結果から、我々は、本発明のペルフルオロポリエーテ
ル全てでの処理により、PTFE表面と水との間の接触
角ならびにPTFE表面とn−ヘキサデカンとの間の接
触角を増加させるという結論を導きだした。実施例5に
より、構造(I)[式中、フッ素化された鎖Rfは構造
(3)を有する]を有する二官能性化合物から、および
一官能性化合物[式中、Rfは同じ構造を有する]から
形成された化合物での処理により、驚いたことに効果が
向上することが確認された。その効果は、実施例2で記
載した構造(3)のRfを有する一官能性化合物のみで
の処理に関して、構造(1)のRfを有する二官能性化
合物と、構造(3)のRfを有する一官能性化合物との
混合物が用いられた実施例4により撥油性が減少したこ
とを考慮すると、さらにより驚くべきものである。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 23:00 C08L 23:00 27:12 27:12 Fターム(参考) 4D075 AA01 AA82 AB01 AB52 AC47 AC92 BB24Z CA36 CA37 DA06 DA25 DB36 DB39 DC16 EA06 EA07 EB16 EB52 EB56 EC30 EC37 4F006 AA12 AA18 AB67 BA11 CA00 DA04 4H020 BA36 4J038 DF041 DL151 GA12 JA18 JA33 JA58 KA04 KA06 MA08 MA09 MA10 NA07 NA08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の構造: W−L−YFC−O−Rf−CFY−L−W (I) Rf−CFY−L−W (II) [式中、Lは、有機結合基−CO−NR’−(CH2q
    −[ここで、R’=HまたはC1〜C4アルキル;qは1
    〜8からなる整数であり、1〜3が好ましい]であり、
    Y=F、CF3;Wは、−Si(R1α(OR23-α
    基[ここで、α=0、1、2、R1およびR2は同一また
    は互いに異なって、任意に1またはそれ以上のエーテル
    Oを含むC1〜C6アルキル基、C6〜C10アリール基、
    7〜C12アルキル−アリールまたはアリール−アルキ
    ルである]であり;Rfは、200〜5,000、好ま
    しくは300〜2,000の範囲の数平均分子量を有
    し、鎖に沿って統計的に配置された以下の構造:(CF
    XO)、(CF2CF2O)、(CF(CF3)CF2O)
    または(CF2CF(CF3)O)[ここで、X=F、C
    3]の少なくとも1つを有する反復単位からなる]を
    有する(ペル)フルオロポリエーテルの一および二官能
    性誘導体の、40mN/メートルより低い臨界ぬれ表面
    張力を有し、低表面エネルギーを有する支持体の撥水性
    および撥油性を向上させるための使用。
  2. 【請求項2】 Rfが以下の構造: 1)−(CF2O)a'−(CF2CF2O)b'− [式中、a’/b’は0.5〜2からなり、極値を含
    み、a’およびb’は上記分子量を与えることのできる
    整数である] 2)−(C36O)r−(C24O)b−(CFXO)t
    − [式中、r/b=0.5〜2.0;(r+b)/tは1
    0〜30の範囲であり、b、rおよびtは上記分子量を
    与えることのできる整数であり、Xは上記の意味を有す
    る] 3)−(C36O)r'−(CFXO)t'− [式中、t’は0であってもよく;t’が0ではないと
    き、r’/t’=10〜30、r’およびt’は上記分
    子量を与えることのできる整数であり;Xは上記の意味
    を有する]の一つを有する請求項1による使用。
  3. 【請求項3】 構造(II)において、他の末端基がT
    −O−型[式中、Tは、任意に1または2、好ましくは
    1のF原子は、Hで置き換えられてもよい、−CF3
    −C25、−C37、−CF2Cl、−C24Clおよ
    び−C36Clから選択される(ペル)フルオロアルキ
    ル基である]である請求項1または2による使用。
  4. 【請求項4】 化合物(I)および(II)が混合物で
    用いられる請求項1〜3のいずれか一つによる使用。
  5. 【請求項5】 ペルフルオロポリエーテル誘導体が、R
    fが構造(3)を有する式(I)を有する請求項1〜4
    のいずれか一つによる使用。
  6. 【請求項6】 低表面エネルギーを有する支持体が、ポ
    リテトラフルオロエチレン、ポリオレフィン、ポリオレ
    フィンエラストマー、テトラフルオロエチレンの熱可塑
    性コポリマー、フッ化ビニリデンまたはクロロトリフル
    オロエチレンの熱可塑性ホモポリマーおよびコポリマー
    からなる群から選択される請求項1〜5のいずれか一つ
    による使用。
  7. 【請求項7】 (ペル)フルオロポリエーテル誘導体
    が、はけ塗、噴霧またはパジングにより支持体上に塗布
    される請求項1〜6のいずれか一つによる使用。
  8. 【請求項8】 (ペル)フルオロポリエーテル誘導体
    が、溶媒または水/溶媒混合物からなる配合物中で用い
    られる請求項1〜7のいずれか一つによる使用。
  9. 【請求項9】 溶媒が極性であり、以下の群:1〜6の
    炭素原子を有する脂肪族アルコール;任意にエステル化
    されたヒドロキシを有する、2〜8の炭素原子を有する
    脂肪族グリコール;3〜10の炭素原子を有するケトン
    またはエステルから選択される請求項8による使用。
  10. 【請求項10】 水/溶媒混合物として、10:90〜
    90:10の容量比のケトン/水またはアルコール/水
    混合物が、用いられる請求項8または9による使用。
  11. 【請求項11】 配合物において、式(I)および(I
    I)の(ペル)フルオロポリエーテルの濃度が、通常
    0.1〜30重量%の範囲である請求項8〜10のいず
    れか一つによる使用。
  12. 【請求項12】 支持体表面上に塗布された(ペル)フ
    ルオロポリエーテル化合物の量が、0.1〜20g/m
    2の範囲である請求項1〜11のいずれか一つによる使
    用。
  13. 【請求項13】 極性溶媒が、任意にシリル化触媒の存
    在下に、水と併用される請求項1〜12のいずれか一つ
    による使用。
  14. 【請求項14】 架橋を好む熱処理サイクルが用いられ
    る請求項1〜12のいずれか一つによる使用。
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