JP2002029989A - 鍼灸による脱毛治療の育毛を促進する経口剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】鍼灸は脱毛治療に有効であるが、発毛した産毛
を太く長くさせることに劣り発毛の無駄が最大の難点で
あった。何千本もの産毛を脱落させずに育毛させること
が課題であった。 【解決手段】髪は血余であるということから、貧血を含
む虚血に対応する既成の漢方方剤は多種類ありこれを活
用することで虚血を解決し髪を伸ばすことや、日本人の
脱毛に特有のストレスに対応するべく育毛作用の高いと
思われる生薬を経口薬としてまとめ、プラスしたことで
育毛は、はるかに容易となり脱毛治療は完成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、髪の発毛育毛を促
進する漢方薬に属する。

【０００２】

【従来の技術】世界的に効果を公認された発毛育毛経口
剤はない。中国において、髪の発毛育毛剤としては有名
なのは七宝美鬢丹である。その構成成分は、赤白何首
烏、黒豆、赤白ぶくりょう、牛膝、当帰、枸杞子、菟絲
子、補骨脂である。出典は『本草網目十八巻』

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】１．脱毛の予防 ２．脱毛症の髪の再生発毛育毛 ３．再生された髪を長期に維持させること

【０００４】

【課題を解決するための手段】１．脱毛の予防、軽症者
の者に対しては本剤のみを服用する。 ２．脱毛症治療として、脱毛症に悩む人の約７割が虚血
に起因する脱毛症であり、頭髪への標治薬として本発明
剤を服用し、併せて虚血をターゲットとした既成の漢方
薬を本治薬として用いる。例えば、四物湯、七物降下
湯、加味逍散合血湯、滋血潤腸湯、人参養栄湯、等、養
血中でも精血に効果のあるものを患者に合わせて選択す
る。この方法で虚血性とは言えない症例についても本剤
プラス既成の漢方薬で、治療法を確立して行こうと考え
ているが、現在、まだ効果は不明で記載できない。 ３．再生した髪を長期に維持する為に、本剤のみを定期
的に服用する。

【０００５】

【発明の実施の形態】 使用生薬名 含有成分 使用部位 何首烏 アトラキノン 茎、根塊、 鬱金 クルクミン 根 枸杞子 ルチン、ベタイン、ゼアキサンチン 葉、実、根皮 桑 プレニルフラボノイド、ノジリマイシン 葉、実、皮 上記四生薬を、粉砕し、粉砕したコンスターチと混ぜ合
わせ錠剤化しコーティングする。 本剤１ｍｇ中の含有量 何首烏 ０，１６ｍｇ 鬱金 ０，１６ｍｇ 枸杞子 ０，０９ｍｇ 桑 ０，０９ｍｇ コンスターチ ０、５ｍｇ

【０００６】

【発明の効果】 １，脱毛の予防 鍼のみでも十分可能 本剤のみでも十分可能 ２，脱毛の治療 鍼のみでは不十分 本剤のみでは不十分 灸をプラスして良好な結果を得るが、 漢方薬をプラスして良好な結果を 育毛力では本剤に劣る。 得るが発毛力では鍼灸に劣る。 ３，再生した髪の維持 定期的に鍼を打つ必要があるが、 本剤と漢方薬の治療を受けた患者 毛周期が長くなるにのには、 においては可能である。 日数がかかり、その間に悪化する おそれが十分ある。 生薬を取り入れ生えそろう速さが１２ヶ月で約３ヶ月も
早くなった。軽症者であれば６ヶ月で１ヶ月半分早く生
えそろうようになった。中、重傷者の再生した髪を維持
するという今まで不可能であったことが実現している。
以上の結果から本剤の発明と既成の漢方薬の活用によ
り、脱毛治療は完成した。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 何首烏、鬱金、桑、枸杞子、の四生薬と
   その成分を二つ以上を組み合わせて、髪の発毛育毛促進
   剤として製造、販売すること。
2. 【請求項２】 上記生薬を既成の漢方方剤と組み合わせ
   て、髪の発毛育毛剤として、製造、販売すること。