JP2002029630A - 粉体輸送システム及び粉体払い落し装置 - Google Patents

粉体輸送システム及び粉体払い落し装置

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JP2002029630A
JP2002029630A JP2000210008A JP2000210008A JP2002029630A JP 2002029630 A JP2002029630 A JP 2002029630A JP 2000210008 A JP2000210008 A JP 2000210008A JP 2000210008 A JP2000210008 A JP 2000210008A JP 2002029630 A JP2002029630 A JP 2002029630A
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transport
cement
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operation mode
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Yasuo Kumakura
康雄 熊倉
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Kumakura Industry Co Ltd
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Kumakura Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムの稼働状態を必要とされる粉体の輸
送能力に容易に対応させることができ、システムの効率
化を図ることができる粉体輸送システムを提供すること
にある。 【解決手段】 操作室37に設けられた操作盤38に粉
体輸送システム10におけるセメントの輸送能力を制御
するための制御部39を設ける。また、制御部39に
は、セメントの輸送能力をオペレータの外的操作により
指令するための切換スイッチ40を接続する。そのた
め、オペレータは、切換スイッチ40を操作することに
より遠隔操作で前記粉体輸送システム10におけるセメ
ントの輸送能力を複数の段階に指令できる。そして、制
御部39は、輸送能力に応じた稼働態様に基づきロータ
リフィーダ18〜20、エアノッカー24〜26、エア
レーション27〜29及び集塵機30〜32を稼働させ
ることで、粉体輸送システム10におけるセメントの輸
送を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、セメント
などの粉体を輸送管路内で圧送気体と混合して輸送する
粉体輸送装置、及び輸送管路内を輸送された粉体を所定
方向に払い落とすための粉体払い落し装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、空気の流れを利用して、例えば、
コンクリートの原料となるセメントを輸送する粉体輸送
システムがコンクリート(生コン)の製造現場などで広
く使用されている。
【0003】即ち、この粉体輸送システムは、サイロな
どの貯蔵手段に貯蔵された粉末状のセメントがロータリ
ーフィーダーなどの粉体供給手段により輸送管路内に供
給されるようになっている。そして、供給されたセメン
トは、ルーツブロアーなどの圧送気体源から輸送管路内
に供給される圧送空気と混合され、当該セメントに骨材
・水などを攪拌混合してコンクリートを製造するミキサ
ー機などの粉体処理手段に輸送されるようになってい
る。
【0004】なお、輸送管路内を輸送され、同管路から
噴射されるセメントは、ミキサー機の上流側に配設され
ている集塵機などの粉体払い落し手段から噴射されるエ
アにより前記ミキサー機に向けて払い落とされるように
なっている。また、サイロにはエアレーションなどの粉
体移動手段が設けられており、サイロ内に高圧空気を送
り込むことで貯蔵されているセメントをロータリーフィ
ーダー側に効率よく移動させるようになっている。
【0005】そして、ミキサー機によって製造されたコ
ンクリートは、製造現場で待機しているミキサー車に順
次供給され、当該ミキサー車は各作業現場へコンクリー
トを運搬するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の粉体
輸送システムでは、コンクリートの需要量が最も多い時
間帯(各作業現場における朝又は昼の仕事開始時、以下
「繁忙時」という。)にコンクリートの製造・供給が遅
延なく行い得るように、当該システムを構成するロータ
リーフィーダ、集塵機、エアレーションなどの各機器が
前記繁忙時に対応した輸送能力で稼働する設定になって
いる。そして、これらの各機器は、前記粉体輸送システ
ムの稼働開始から終了までの間、常に一定の能力で稼働
するようになっており、換言すれば、従来の粉体輸送シ
ステムではセメントを輸送する能力(セメントの量)が
常に繁忙時対応の一定能力とされている。
【0007】そのため、時間帯によっては、コンクリー
トの需要量が減っているにも拘わらず前記各機器はコン
クリートの需要量に反して必要以上の能力で稼働するこ
とになり、粉体輸送システムの効率が非常に悪いという
問題があった。また、天候不順などによりコンクリート
を使用する作業を行うことができず、コンクリートの需
要量が減る場合でも同様である。また、突発的にコンク
リートの需要量が設計時の想定値を越えてしまうと、コ
ンクリートの供給が間に合わず、各作業現場での作業効
率が低下してしまうという問題もあった。
【0008】そこで、このような問題を解決するために
従来の粉体輸送システムでは、作業員が直接各機器の設
置場所に出向き、各機器の各種設定(制御値の変更、ス
プロケットなどの部品の変更)を現況のコンクリートの
需要量に併せて適宜変更していた。
【0009】しかしながら、各機器の設定を変更するた
めに作業員がその都度出向くことは、非常に煩わしく作
業性が著しく悪いという問題があった。本願第1発明
は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して
なされたものであり、その目的は、システムの稼働状態
を必要とされる粉体の輸送能力に容易に対応させること
ができ、システムの効率化を図ることができる粉体輸送
システムを提供することにある。
【0010】また、本願第2発明の目的は、本願第1発
明の粉体輸送システムで好適な粉体払い落し装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、貯蔵手段に貯蔵された
粉体を粉体供給手段により輸送管路内に供給し、同輸送
管路の上流側に配設された圧送気体源から供給される圧
送気体により前記粉体を輸送管路の下流側に配設された
粉体処理手段に輸送する粉体輸送システムにおいて、前
記輸送管路内で輸送される粉体の輸送能力を指令する指
令手段と、前記輸送能力の能力段階毎に対応したシステ
ムの稼働態様を記憶する記憶手段と、前記指令手段で指
令された輸送能力に対応するシステムの稼働態様を前記
記憶手段から選択し、当該稼働態様に基づき前記粉体の
輸送を制御する制御手段とを備えたことを要旨とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の粉体輸送システムにおいて、前記指令手段は、前記粉
体処理手段で処理すべき粉体の量に応じて前記粉体の輸
送能力を複数の段階に切り換え可能となっていることを
要旨とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の粉体輸送システムにおいて、前記記憶手
段には前記粉体供給手段の稼働態様が前記輸送能力の能
力段階毎に対応して記憶されており、前記制御手段は前
記輸送能力に対応する前記稼働態様に基づき前記粉体供
給手段を稼働させて前記粉体の輸送を制御することを要
旨とする。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のうちいずれか一項に記載の粉体輸送システムにお
いて、前記貯蔵手段には、貯蔵された粉体を前記粉体供
給手段へ移動させるための粉体移動手段が設けられると
共に、前記記憶手段には前記粉体移動手段の稼働態様が
前記輸送能力の能力段階毎に対応して記憶されており、
前記制御手段は前記輸送能力に対応する前記稼働態様に
基づき前記粉体移動手段を稼働させて前記粉体の輸送を
制御することを要旨とする。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のうちいずれか一項に記載の粉体輸送システムにお
いて、前記粉体処理手段の上流側には、前記輸送管路内
から噴射供給される前記粉体を前記粉体処理手段に向け
て払い落すための粉体払い落し手段が配設されると共
に、前記記憶手段には前記粉体払い落し手段の稼働態様
が前記輸送能力の能力段階毎に対応して記憶されてお
り、前記制御手段は前記輸送能力に対応する前記稼働態
様に基づき前記粉体払い落し手段を稼働させて前記粉体
の輸送を制御することを要旨とする。
【0016】請求項6に記載の発明は、輸送管路内から
噴射供給される粉体を所定方向に払い落とすための粉体
払い落し装置であって、同装置には外部操作に基づき選
定される払い落し態様を複数種類設定した払い落し態様
設定手段が備えられていることを要旨とする。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の粉体払い落し装置において、前記払い落し態様設定手
段は、それぞれ異なる払い落し態様の設定を可能とする
複数の設定手段により構成されていることを要旨とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を粉体払い落し装置
が装備された粉体輸送システムに具体化した一実施形態
を図1及び図2に基づいて説明する。
【0019】図1には、コンクリート(生コン)の製造
現場で利用され、コンクリートの原料となるセメントを
圧送気体と混合して輸送するための粉体輸送システムが
概略的に示されている。なお、以下の説明では、セメン
トを輸送する圧送気体を圧送空気として説明する。
【0020】本実施形態の粉体輸送システム10では、
輸送管路を構成する第1〜第3輸送管11〜13(本実
施形態では、3本)が分管配置されている。そして、各
輸送管11〜13の上流側には、共通のルーツブロワー
(圧送気体源)14が接続されており、前記各輸送管1
1〜13には、ルーツブロワー14から圧送空気が供給
されるようになっている。なお、ルーツブロワー14を
稼働するモータ(図示しない)は、前記ブロワー14が
各輸送管11〜13に対して常に最大能力で圧送空気を
供給し得るようにその回転数が設定されている。また、
前記各輸送管11〜13上であって、前記ルーツブロワ
ー14の近傍にはエア切換バルブ15〜17が配設され
ており、各輸送管11〜13に供給される圧送空気の流
量を調整できるようになっている。
【0021】そして、各輸送管11〜13には、第1〜
第3ロータリフィーダ(粉体供給機)18〜20が各々
接続されると共に、各ロータリフィーダ18〜20には
第1〜第3サイロ(貯蔵手段)21〜23が接続されて
いる。なお、本実施形態における前記各ロータリフィー
ダ18〜20は、ケーシング本体内に複数枚の羽根板で
区画形成された複数の仕切室を備え、同仕切室内のセメ
ントなどの粉体を強制的に圧送空気で押し出し又は吸引
して排出するように構成されている。また、各サイロ2
1〜23には、それぞれ異なる種類のセメントが貯蔵さ
れており、例えば、第1サイロ21に普通セメントが、
第2サイロ22に高炉セメントが、第3サイロ23に速
強セメントが貯蔵されている。従って、各サイロ21〜
23内で貯蔵されている各セメントは、指定されたモー
タ回転数で稼働する各ロータリフィーダ18〜20の仕
切室内に供給され、各輸送管11〜13内に順次排出さ
れる。そして、各輸送管11〜13に排出されたセメン
トは、ルーツブロワー14から供給される圧送空気と混
合され、各輸送管11〜13の下流側に輸送されるよう
になっている。
【0022】また、前記各サイロ21〜23には、各々
エアノッカー24〜26及びエアレーション27〜29
が装備されている。即ち、前記エアノッカー24〜26
は、図2(第1サイロ21に対するエアノッカー24の
みを代表して図示する。)に示すように、各サイロ21
〜23の外周面に複数のノッカー部材24a〜24d
(本実施形態では、4基)が配管Hで連結固定された構
成になっている。そして、前記配管Hに高圧空気を送り
込むことで、当該空気圧により各ノッカー部材24a〜
24dが各サイロ21〜23の径方向に往復動作して前
記各サイロ21〜23の外周面を打撃する装置として構
成されている。従って、各ノッカー部材24a〜24d
の打撃により各サイロ21〜23には振動が与えられ、
各サイロ21〜23内に貯蔵されているセメントが各ロ
ータリフィーダ18〜20に向かって効率良く移動し得
るように流動性を向上させている。
【0023】また、前記エアレーション27〜29は、
図2(第1サイロ21に対するエアレーション27のみ
を代表して図示する。)に示すように、各サイロ21〜
23の周方向に所定の間隔を空けて透設された複数の孔
27a〜27d(本実施形態では、4つ)から、各サイ
ロ21〜23の内部に高圧空気を送り込む装置として構
成されている。従って、エアレーション27〜29によ
り送り込んだ高圧空気と各サイロ21〜23に貯蔵され
ているセメントを混合させることで、当該セメントが各
ロータリフィーダ18〜20に向かって効率良く移動し
得るように流動性を向上させている。なお、本実施形態
では、前記エアノッカー24〜26及びエアレーション
27〜29により粉体移動手段が構成されている。
【0024】また、図1に示すように、前記各輸送管1
1〜13の下流側には、パルス式の集塵機(粉体払い落
し手段)30〜32が接続されている。即ち、前記集塵
機30〜32は、各輸送管11〜13内を輸送され、同
輸送管11〜13から噴射するセメントをエアの噴射に
より所定方向(本実施形態では、鉛直方向)に払い落す
ための装置である。そして、前記集塵機30〜32で払
い落とされたセメントは、バッチャープラント33に設
けられた計量器34に供給されるようになっている。ま
た、前記計量器34には、砂利・砂などの骨材を供給す
る骨材供給装置35が接続されており、所定の配合のコ
ンクリートを製造するためにセメントと骨材の計量が行
われるようになっている。
【0025】そして、前記計量器34の下流側には、ミ
キサー機(粉体処理手段)36が同じくバッチャープラ
ント33内に設けられている。従って、前記計量器34
で計量されたセメント及び骨材がミキサー機36に供給
され、水と共に攪拌混合されることでコンクリートが製
造されるようになっている。その後、ミキサー機36で
製造されたコンクリートは、製造現場で待機しているミ
キサー車に順次供給されるようになっている。
【0026】また、本実施形態の粉体輸送システム10
では、製造現場の敷地内に建築された操作室37からの
遠隔操作により、前記システム10におけるセメントの
輸送能力が複数の段階(本実施形態では、3段階)に指
令できるようになっている。なお、センメントの輸送能
力とは、例えば、ミキサー機36が1時間に90バッチ
の処理(コンクリートを練って排出するまでの一連の処
理が1バッチ)を行う場合に、その時間内に製造される
べきコンクリート量に必要なセメント量を輸送するため
の能力を言う。
【0027】そして、前記操作室37には操作盤38が
配設されており、同操作盤38には粉体輸送システム1
0におけるセメントの輸送能力を制御するための制御部
(制御手段)39が設けられている。また、前記操作盤
38には、前記制御部39に対して前記粉体輸送システ
ム10におけるセメントの輸送能力をオペレータの外部
操作により指令するための切換スイッチ(指令手段)4
0が設けられている。従って、オペレータは前記切換ス
イッチ40を操作することで、現況のコンクリートの需
要量に応じて粉体輸送システム10におけるセメントの
輸送能力をワンタッチ操作で変更できるようになってい
る。即ち、前記切換スイッチ40により粉体輸送システ
ム10におけるセメントの輸送能力を変更することで、
前記ミキサー機36で処理すべきセメント量(コンクリ
ートの製造量)を制御できるようになっている。
【0028】次に、図2に基づいて粉体輸送システム1
0におけるセメントの輸送能力を指令し、セメントの輸
送を制御するための各種構成について詳細に説明する。
まず、前記操作盤38に設けられた前記制御部39に
は、前記切換スイッチ40が接続されており、同スイッ
チ40は粉体輸送システム10におけるセメントの輸送
能力を能力1〜能力3の3段階に指令できるようになっ
ている。なお、以下の説明では、能力1を「ノーマ
ル」、能力2を「トップ」、能力3を「ハイトップ」と
言う。
【0029】ここで、前記各能力について詳述すると、
粉体輸送システム10で輸送されるセメント量はノーマ
ル<トップ<ハイトップの順に多くなっている。そし
て、本実施形態ではトップの能力を基本として設定され
ている。即ち、トップとはコンクリートの需要量が最も
多い時間帯(各作業現場における朝又は昼の仕事開始
時)に必要なコンクリート量を前記ミキサー機36で製
造するために必要なセメント量を輸送し得る能力となっ
ている。従って、前記切換スイッチ40によりトップ
(図2の「2」の位置)が指令されると、トップで必要
なセメント量が輸送されるように前記粉体輸送システム
10の稼働態様が変更されセメントの輸送が制御され
る。
【0030】これに対し、ノーマルとはトップよりもミ
キサー機36で製造すべきコンクリート量が少ない場合
(例えば、コンクリートの需要量が減る時間帯や天候不
順の日など)に指令される能力となっている。さらに、
ハイトップとはトップよりもミキサー機36で製造する
コンクリート量が多い場合(例えば、突発的要因で需要
量が増えた場合)やコンクリートの配合比が高い場合に
指令される能力となっている。なお、コンクリートはそ
の用途に応じてセメントの配合比が異なっており、例え
ば、基礎用コンクリートでは砂利などの骨材が多くセメ
ントの配合比は低くなっている。また、仕上げ用コンク
リートでは、骨材がほとんど配合されないためセメント
の配合比が高くなっている。従って、セメントの配合比
が高い仕上げ用コンクリートを製造する場合には、前記
ミキサー機36に供給すべきセメント量を多くしなけれ
ば効率よくコンクリートの製造ができないため、粉体輸
送システム10におけるセメントの輸送能力を高くする
必要がある。
【0031】また、前記制御部39には、メモリ(記憶
手段)41が接続されている。そして同メモリ41に
は、前記ロータリフィーダ18〜20、エアノッカー2
4〜26、エアレーション27〜29や集塵機30〜3
2などの各機器の稼働態様が前記切換スイッチ40で指
令できる前記各能力に対応して記憶されている。即ち、
前記各機器18〜20,24〜26,27〜29,30
〜32の稼働態様を変更することにより、前記粉体輸送
システム10におけるセメントの輸送能力が指令された
輸送能力となり、当該システム10の稼働態様が変更さ
れるようになっている。
【0032】また、前記制御部39には、接続線L1を
介して各ロータリフィーダ18〜20を稼働するための
モータM1〜M3の回転数を可変速制御するインバータ
装置43が接続されている。そして、前記インバータ装
置43には、複数の接点S1〜S3(本実施形態では、
3方向へ切り換え可能)を有するセレクタスイッチ44
が接続され、各接点S1〜S3には前記各モータM1〜
M3が接続されている。従って、前記制御部39は、前
記切換スイッチ40から指令された輸送能力に対応した
前記各ロータリフィーダ18〜20の稼働態様C1をメ
モリ41から選択し、前記接続線L1に出力する。その
結果、前記各ロータリフィーダ18〜20は、前記稼働
態様C1に基づいて各モータM1〜M3の回転数が前記
インバータ装置43で可変速制御されるようになってい
る。なお、各モータM1〜M3は、前記セレクタスイッ
チ44の各接点S1〜S3を順次切り換えることでイン
バータ装置43により順次可変速制御されるようになっ
ている。
【0033】また、前記制御部39には、接続線L2を
介して複数の接点S4〜S6(本実施形態では、3方向
へ切り換え可能)を有するセレクタスイッチ45が接続
されている。そして、前記接点S4には第1サイロ21
に設けられたエアノッカー24及びエアレーション27
の稼働態様を制御するための制御回路46が接続されて
いる。ここで、図2に基づき前記制御回路46の構成を
説明すると、前記制御回路46には、エアノッカー24
側へ高圧空気源Pからの高圧空気を供給するための切換
弁(2ポート2位置切換弁)47が備えられている。ま
た、制御回路46には、エアレーション27側へ高圧空
気源Pからの高圧空気を供給するための切換弁(2ポー
ト2位置切換弁)48及び切換弁(3ポート2位置切換
弁)49が備えられている。さらに、前記切換弁49に
は、第1減圧弁50と第2減圧弁51が並列接続されて
いる。なお、前記第1減圧弁50は、前記第2減圧弁5
1と比して高圧空気源Pからの高圧空気をより多く減圧
するように設定されている。そして、各切換弁47〜4
9は、図示しない接続線にて前記接点S4と接続されて
いる。
【0034】従って、前記制御部39は、前記切換スイ
ッチ40から指令された輸送能力に対応した前記各エア
ノッカー24〜26及びエアレーション27〜29の稼
働態様C2をメモリ41から選択し、前記接続線L2に
出力する。そして、前記セレクタスイッチ45が接点S
4に接続されている場合には、前記稼働態様C2に基づ
き前記制御回路46を構成する各切換弁47〜49が作
動するようになっている。また、前記切換弁49の作動
により前記高圧空気源Pから供給された高圧空気がいず
れかの減圧弁50,51で減圧されてエアレーション2
7に供給されるようになっている。
【0035】なお、前記接点S5には、第2サイロ22
に設けられたエアノッカー25及びエアレーション28
の稼働態様を制御するための制御回路52(制御回路4
6と同一構成)が接続されている。さらに、前記接点S
6には、第3サイロ23に設けられたエアノッカー26
及びエアレーション29の稼働態様を制御するための制
御回路53(制御回路46と同一構成)が接続されてい
る。そして、前記各制御回路52,53は、前記稼働態
様C2に基づいて前記制御回路46と同様に作動するこ
とで、前記エアノッカー25,26及びエアレーション
28,29をそれぞれ制御するようになっている。な
お、前記稼働態様C2は、前記セレクタスイッチ45の
各接点S4〜S6を順次切り換えることで、各制御回路
46,52,53に指令されるようになっている。
【0036】また、前記制御部39には、接続線L3を
介して複数の接点S7〜S9(本実施形態では、3方向
へ切り換え可能)を有するセレクタスイッチ54が接続
されている。そして、前記接点S7には第1集塵機30
の作動を制御するための制御部55が接続されている。
ここで、図2に基づき前記制御部55の構成を説明する
と、前記制御部55には図示しないCPUや複数の接点
S10〜S12(本実施形態では、3方向へ切り換え可
能)を有するセレクタスイッチ56が備えられている。
また、前記各接点S10〜S12には、前記第1集塵機
30で噴射されるエアの噴射時間及び噴射インターバル
などの払い落し態様を制御するための複数の第1〜第3
基板(払い落し態様設定手段)57〜59が接続されて
いる。
【0037】そして、前記各基板57〜59には、エア
の噴射時間を設定するための第1〜第3時間設定部60
〜62及び噴射インターバルを設定するための第1〜第
3インターバル設定部63〜65が設けられている。そ
して、各基板57〜59における各時間設定部60〜6
2及び各インターバル設定部63〜65には、それぞれ
異なるエアの噴射時間及び噴射インターバルの設定がで
きるようになっている。即ち、本実施形態では、同時に
3種類の噴射時間及び噴射インターバルの設定ができ、
各集塵機30〜32は各噴射時間及び各噴射インターバ
ルの組み合わせにより複数種類(本実施形態では3種
類)の払い落し態様で作動できるようになっている。
【0038】従って、前記制御部39は、前記切換スイ
ッチ40から指令された輸送能力に対応した前記各集塵
機30〜32の稼働態様C3をメモリ41から選択し、
前記接続線L3に出力する。そして、前記セレクタスイ
ッチ54が接点S7に接続されている場合には、前記稼
働態様C3に応じたエアの噴射時間及び噴射インターバ
ルが設定された第1〜第3基板のうちのいずれかの基板
が前記セレクタスイッチ54の切り換えで選択され、第
1集塵機30が作動するようになっている。
【0039】また、前記セレクタスイッチ54の接点S
8には第2集塵機31の稼働態様を制御するための制御
部66(制御部55と同一構成)が、接点S9には第3
集塵機32の稼働態様を制御するための制御部67(制
御部55と同一構成)が接続されている。そして、前記
各制御部66,67は、前記稼働態様C3に基づいて前
記制御部55と同様に各集塵機31,32におけるエア
の噴射時間及び噴射インターバルを制御するようになっ
ている。なお、前記稼働態様C3は、前記セレクタスイ
ッチ54の各接点S7〜S9を順次切り換えることで、
各制御部55,66,66に指令されるようになってい
る。
【0040】次に、本実施形態の粉体輸送システム10
において、前記操作盤38に設けられたメモリ41に記
憶されている各機器18〜20,24〜26,27〜2
9,30〜32の稼働態様を説明する。
【0041】まず、前記各ロータリフィーダ18〜20
の稼働態様C1として、前記各能力(ノーマル,トッ
プ,ハイトップ)に応じてロータリフィーダ18〜20
を稼働させる各モータM1〜M3の回転数の態様が前記
メモリ41には記憶されている。即ち、例えば、ノーマ
ルでは20min-1、トップでは25min-1、ハイト
ップでは30min-1で前記各ロータリフィーダ18〜
20が稼働し得るように、前記インバータ装置43が各
モータM1〜M3を制御するための稼働態様C1が記憶
されている。従って、コンクリートの需要量が多くなる
ほど、各ロータリフィーダ18〜20の回転数を上昇さ
せることで、各輸送管11〜13に供給すべきセメント
量を増加させるようになっている。
【0042】また、前記エアノッカー24〜26の稼働
態様C2として、各能力に応じて前記エアノッカー24
〜26を作動(ON)/非作動(OFF)させるか否か
の態様が前記メモリ41には記憶されている。そして、
本実施形態では、ハイトップが指令された場合のみ前記
エアノッカー24〜26を作動させるように前記制御回
路46(52,53)の切換弁47を制御するための稼
働態様C2が記憶されている。
【0043】また、エアレーション27〜29の稼働態
様C2として、各能力に応じて各サイロ21〜23内に
供給される高圧空気の圧力の態様が前記メモリ41には
記憶されている。即ち、例えば、ノーマルでは4.9k
Pa、トップ及びハイトップでは9.8kPaの高圧空
気を各エアレーション27〜29から供給し得るように
前記制御回路46(52,53)の両切換弁48,49
を制御するための稼働態様C2が記憶されている。
【0044】従って、コンクリートの需要量が多くなる
ほど、エアレーション27〜29は、高圧空気を各サイ
ロ21〜23内へ供給すると共に、ハイトップではエア
ノッカー24〜26とエアレーション27〜29を並行
して作動させるようになっている。その結果、貯蔵され
ているセメントの流動性が向上し、各ロータリフィーダ
18〜20に対するセメントの充填率が上がり、各輸送
管11〜13に供給すべきセメント量を増加させるよう
になっている。
【0045】また、前記集塵機30〜32の稼働態様C
3として、各能力に応じて各集塵機30〜32の稼働時
において選択すべき基板態様が前記メモリ41には記憶
されている。即ち、前記制御部55の第1基板57はノ
ーマルが指令された際に選択され、この場合において第
1時間設定部60には噴射時間として0.5秒が、第1
インターバル設定部63には噴射インターバルとして1
5秒が設定されている。また、前記制御部55の第2基
板58はトップが指令された際に選択され、この場合に
おいて第2時間設定部61には噴射時間として0.3秒
が、第2インターバル設定部64には噴射インターバル
として10秒が設定されている。さらに、前記制御部5
5の第3基板59はハイトップが指令された際に選択さ
れ、この場合において第3時間設定部62には噴射時間
として0.2秒が、第3インターバル設定部65には噴
射インターバルとして5秒が設定されている。従って、
コンクリートの需要量が多くなるほど、各集塵機30〜
32におけるエアの噴射効率を高めることで、ミキサー
機36に供給すべきセメント量を増加させるようになっ
ている。
【0046】次に、このように構成された粉体輸送シス
テム10を用いてセメントの輸送能力を変更する態様を
説明する。まず、操作室37に居るオペレータはコンク
リートの需要量が多い時間帯になると、粉体輸送システ
ム10におけるセメントの輸送能力として前記切換スイ
ッチ40によりトップ(図2の「2」の位置)を指令す
る。すると、前記制御部39は、トップに応じた各機器
18〜20,24〜26,27〜29,30〜32の稼
働態様C1〜C3をメモリ41から選択し、各接続線L
1〜L3を介して出力する。そして、各ロータリフィー
ダ18〜20は、稼働態様C1に基づき各モータM1〜
M3がインバータ装置43により順次可変速制御される
ことで25min-1で稼働される。
【0047】また、前記各エアノッカー24〜26は、
稼働態様C2に基づき制御回路46(52,53)の切
換弁47が高圧空気源Pと非接続状態に切り換えられる
ことで稼働が停止している状態とされる。さらに、前記
各エアレーション27〜29は、稼働態様C2に基づき
制御回路46(52,53)の切換弁49が第2減圧弁
51側と接続される状態に切り換えられる。そのため、
各エアレーション27〜29は、各サイロ21〜23内
に9.8kPaの高圧空気を供給する。また、前記各集
塵機30〜32は、稼働態様C3に基づきセレクタスイ
ッチ56が接点S11と切り換えられ、第2基板58の
第2時間設定部61及び第2インターバル設定部64で
設定された噴射時間0.3秒、噴射インターバル10秒
で稼働される。従って、粉体輸送システム10では、各
機器18〜20,24〜26,27〜29,30〜32
の稼働態様C1〜C3が変更されることで、トップ時に
輸送すべきセメント量を輸送できるようになる。
【0048】次に、コンクリートの需要量の減少や天候
不順などの場合には、粉体輸送システム10を必要以上
の能力で稼働させる必要がないため、トップで稼働して
いる粉体輸送システム10におけるセメントの輸送能力
を下げる必要がある。そこで、操作室37に居るオペレ
ータは、前記切換スイッチ40によりノーマル(図2の
「1」の位置)を指令する。すると、前記制御部39
は、ノーマルに応じた各機器18〜20,24〜26,
27〜29,30〜32の稼働態様C1〜C3をメモリ
41から選択し、各接続線L1〜L3を介して出力す
る。そして、各ロータリフィーダ18〜20は、稼働態
様C1に基づき各モータM1〜M3がインバータ装置4
3により順次可変速制御されることで20min-1で稼
働される。
【0049】また、前記各エアノッカー24〜26は、
トップの時と同様に稼働が停止している状態とされる。
さらに、前記各エアレーション27〜29は、稼働態様
C2に基づき制御回路46(52,53)の切換弁49
が第1減圧弁50側と接続された状態に切り換えられ
る。そのため、各エアレーション27〜29は、各サイ
ロ21〜23内に4.9kPaの高圧空気を供給する。
また、前記各集塵機30〜32は、稼働態様C3に基づ
きセレクタスイッチ56が接点S10と切り換えられ、
第1基板57の第1時間設定部60及び第1インターバ
ル設定部63で設定された噴射時間0.5秒、噴射イン
ターバル15秒で稼働される。従って、粉体輸送システ
ム10では、各機器18〜20,24〜26,27〜2
9,30〜32の稼働態様C1〜C3が変更されること
で、ノーマル時に輸送すべきセメント量を輸送できるよ
うになる。
【0050】また、突発的なコンクリートの需要量の増
加やセメントの配合比が高いコンクリートを製造する場
合には、トップで稼働している粉体輸送システム10に
おけるセメントの輸送能力をさらに上げる必要がある。
そこで、操作室37に居るオペレータは、前記切換スイ
ッチ40によりハイトップ(図2の「3」の位置)を指
令する。すると、前記制御部39は、ハイトップに応じ
た各機器18〜20,24〜26,27〜29,30〜
32の稼働態様C1〜C3をメモリ41から選択し、各
接続線L1〜L3を介して出力する。そして、各ロータ
リフィーダ18〜20は、稼働態様C1に基づき各モー
タM1〜M3がインバータ装置43により順次可変速制
御されることで30min-1で稼働される。
【0051】また、前記各エアノッカー24〜26は、
稼働態様C2に基づき制御回路46(52,53)の切
換弁47が高圧空気源Pと接続状態に切り換えられるこ
とで各サイロ21〜23に打撃を行い振動を与える。さ
らに、前記各エアレーション27〜29は、トップの時
と同様に各サイロ21〜23内に9.8kPaの高圧空
気を供給する。また、前記各集塵機30〜32は、稼働
態様C3に基づきセレクタスイッチ56が接点S12に
切り換えられ、第3基板59の第3時間設定部62及び
第3インターバル設定部65で設定された噴射時間0.
2秒、噴射インターバル5秒で稼働される。従って、粉
体輸送システム10では、各機器18〜20,24〜2
6,27〜29,30〜32の稼働態様C1〜C3が変
更されることで、ハイトップ時に輸送すべきセメント量
を輸送できるようになる。
【0052】従って、本実施形態では以下の効果を奏す
ることができる。 (1)粉体輸送システム10におけるセメントの輸送能
力を複数の段階(ノーマル、トップ、ハイトップ)に切
り換えできるようにした。そのため、コンクリートの需
要量に応じて適宜輸送能力を変更することで、粉体輸送
システム10を無駄なく稼働させることができ、システ
ム全体の効率を向上させることができる。また、粉体輸
送システム10に必要な電力量の削減、各機器18〜2
0,24〜26,27〜29,30〜32の消耗を抑制
し長寿命化に貢献することができる。
【0053】(2)オペレータは、コンクリートの需要
量やセメントの配合比などの各状況に応じて粉体輸送シ
ステム10におけるセメントの輸送能力を遠隔操作(ワ
ンタッチ操作)で変更できるようにした。そのため、各
機器18〜20,24〜26,27〜29,30〜32
の設置場所に出向き各種設定を変更していた従来に比し
て作業性を著しく向上させることができる。
【0054】(3)各サイロ21〜23には、エアレー
ション27〜29に加えてエアノッカー24〜26を配
設している。そのため、エアノッカー24〜26の稼働
により各サイロ21〜23で貯蔵されているセメントの
流動性がさらに向上し、各ロータリフィーダ18〜20
へのセメントの充填率を向上させることができる。その
結果、圧送空気に対するセメントの混合比が増加するた
め、粉体輸送システム10で輸送できるセメント量を増
加させることができる。
【0055】(4)各ロータリフィーダ18〜20を稼
働させるための各モータM1〜M3を1台のインバータ
装置43を用いて可変速制御している。そのため、粉体
輸送システム10の設備費を低減させることができると
共に、部品点数が少ないためメンテナンス性を向上させ
ることができる。
【0056】(5)各集塵機30〜32にエアの噴射時
間及び噴射インターバルを複数態様設定するための複数
の第1〜第3基板57〜59を設けている。そのため、
一定の払い落し態様しか設定できない従来の集塵機と比
して、複数種の払い落し態様を同時に設定することがで
き集塵機の用途を広げることができる。また、外部操作
に基づき適切なエアの噴射時間及び噴射インターバルを
簡単に選択(変更)させることができ、特に本実施形態
のような粉体輸送システム10において最適に利用する
ことができる。
【0057】(6)既存の粉体輸送システム10にイン
バータ装置43、各制御回路46,52,53及び制御
部55,67,66などを増設するだけで、粉体輸送シ
ステム10におけるセメントの輸送能力を複数の段階に
制御することができる。そのため、本実施形態の粉体輸
送システム10を構築する上で必要な費用の低減に貢献
することができる。
【0058】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・前記実施形態では、3基のサイロ21〜23を設けて
セメントを輸送する粉体輸送システム10であるが、セ
メントを貯蔵するサイロの数は特に限定されない。即
ち、1基のサイロで構成された粉体輸送システム10で
も、複数基のサイロで構成された粉体輸送システム10
でも本実施形態と同様にセメントの輸送能力を複数の段
階に制御することができる。
【0059】・前記実施形態では、3段階にセメントの
輸送能力を制御するようになっているが、その段階数は
特に限定されない。即ち、2段階以上に制御可能で有れ
ば良い。そして、制御できる段階数を増やすことで、必
要なセメント量を現況により適合した状態で輸送を行う
ことができる。
【0060】・前記実施形態では、各機器18〜20,
24〜26,27〜29,30〜32の稼働態様C1〜
C3(回転数や圧力など)が決定されていたが、この稼
働態様C1〜C3は粉体輸送システム10の仕様や能力
(規模)、あるいは、コンクリートの需要量などにより
粉体輸送システム10の設計時に適宜決定されるもので
ある。従って、前記実施形態に記載された稼働態様C1
〜C3の内容に限定されるものではない。
【0061】・前記実施形態では、各集塵機30〜32
に対して3種類の払い落し態様の設定ができるようにな
っているが、2種類あるいは4種類以上の払い落し態様
を設定できるようにしても良い。即ち、制御部55(6
6,67)に設ける基板57〜59の数を変更すれば良
く、基板の数は特に限定されない。そして、基板の数を
増やすことで払い落し態様をより細かく設定することが
できる。
【0062】・前記実施形態では、各集塵機30〜32
に設けられた第1〜第3基板57〜59が別体基板とな
っているが一体基板であっても良い。即ち、集塵機30
〜32において複数種の払い落し態様を設定できる構成
であれば、基板がどのように形成されていても良い。
【0063】・前記実施形態では、1台のインバータ装
置43で各モータM1〜M3の可変速制御を行っている
が、各モータM1〜M3毎にインバータ装置43を設け
て同時に可変速制御を行うようにしても良い。また、前
記制御回路46,52,53、あるいは、制御部55,
66,67に対してセレクタスイッチ45,54を必ず
しも設ける必要はなく、同時に制御を行うようにしても
良い。
【0064】・前記実施形態において前記メモリ41に
記憶されている各稼働態様C1〜C3を書き換え可能と
しても良い。このように構成すれば、粉体輸送システム
10の設計時に想定したセメントの輸送能力が現況に適
合しなくなっても簡単に変更することができる。そのた
め、粉体輸送システム10の柔軟性を向上させることが
できる。
【0065】・前記実施形態では、切換スイッチ40の
指令により各機器18〜20,24〜26,27〜2
9,30〜32の稼働態様が変更されるようになってい
るが、例えば、各ロータリフィーダ18〜20のみ稼働
態様を変更するなど、変更する機器を適宜組み合わせて
も良い。また、粉体輸送システム10に必ずしも各機器
18〜20,24〜26,27〜29,30〜32が備
えられている必要はなく、例えば、エアノッカーあるい
はエアレーションが設けられていないシステムや、一定
の払い落し態様しか設定できない従来の集塵機が設けら
れているシステムであっても本実施形態と同様にセメン
トの輸送能力を複数の段階に切り換えることができる。
即ち、このような場合には、粉体輸送システム10に設
けられている機器に合わせて各制御回路46,52,5
3や各制御部55,67,66を設ければ良い。
【0066】
【発明の効果】請求項1〜請求項5に記載の発明によれ
ば、システムの稼働状態を必要とされる粉体の輸送能力
に適宜対応させることができ、粉体輸送システムの効率
化を図ることができる。
【0067】請求項6又は請求項7に記載の発明によれ
ば、粉体払い落し装置に対して設定された複数の払い落
し態様を外部操作に基づき簡単に変更することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における粉体輸送システムを説明
する概略図。
【図2】 同じく、輸送能力を制御するための構成を説
明するブロック図。
【符号の説明】
C1〜C3…稼働態様、11〜13…第1〜第3輸送管
(輸送管路)、14…ルーツブロワー(圧送気体源)、
18〜20…第1〜第3ロータリフィーダー(粉体供給
手段)、21〜23…第1〜第3サイロ(貯蔵手段)、
24〜26…エアノッカー(粉体移動手段)、27〜2
9…エアレーション(粉体移動手段)、30〜32…集
塵機(粉体払い落し手段)、36…ミキサー機(粉体処
理手段)、40…切換スイッチ(指令手段)、39…制
御部(制御手段)、41…メモリ(記憶手段)、57〜
59…第1〜第3基板(払い落し態様設定手段)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月14日(2000.7.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵手段に貯蔵された粉体を粉体供給手
    段により輸送管路内に供給し、同輸送管路の上流側に配
    設された圧送気体源から供給される圧送気体により前記
    粉体を輸送管路の下流側に配設された粉体処理手段に輸
    送する粉体輸送システムにおいて、 前記輸送管路内で輸送される粉体の輸送能力を指令する
    指令手段と、 前記輸送能力の能力段階毎に対応したシステムの稼働態
    様を記憶する記憶手段と、 前記指令手段で指令された輸送能力に対応するシステム
    の稼働態様を前記記憶手段から選択し、当該稼働態様に
    基づき前記粉体の輸送を制御する制御手段とを備えた粉
    体輸送システム。
  2. 【請求項2】 前記指令手段は、前記粉体処理手段で処
    理すべき粉体の量に応じて前記粉体の輸送能力を複数の
    段階に切り換え可能となっている請求項1に記載の粉体
    輸送システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段には前記粉体供給手段の稼
    働態様が前記輸送能力の能力段階毎に対応して記憶され
    ており、前記制御手段は前記輸送能力に対応する前記稼
    働態様に基づき前記粉体供給手段を稼働させて前記粉体
    の輸送を制御する請求項1又は請求項2に記載の粉体輸
    送システム。
  4. 【請求項4】 前記貯蔵手段には、貯蔵された粉体を前
    記粉体供給手段へ移動させるための粉体移動手段が設け
    られると共に、前記記憶手段には前記粉体移動手段の稼
    働態様が前記輸送能力の能力段階毎に対応して記憶され
    ており、前記制御手段は前記輸送能力に対応する前記稼
    働態様に基づき前記粉体移動手段を稼働させて前記粉体
    の輸送を制御する請求項1〜請求項3のうちいずれか一
    項に記載の粉体輸送システム。
  5. 【請求項5】 前記粉体処理手段の上流側には、前記輸
    送管路内から噴射供給される前記粉体を前記粉体処理手
    段に向けて払い落すための粉体払い落し手段が配設され
    ると共に、前記記憶手段には前記粉体払い落し手段の稼
    働態様が前記輸送能力の能力段階毎に対応して記憶され
    ており、前記制御手段は前記輸送能力に対応する前記稼
    働態様に基づき前記粉体払い落し手段を稼働させて前記
    粉体の輸送を制御する請求項1〜請求項4のうちいずれ
    か一項に記載の粉体輸送システム。
  6. 【請求項6】 輸送管路内から噴射供給される粉体を所
    定方向に払い落とすための粉体払い落し装置であって、
    同装置には外部操作に基づき選定される払い落し態様を
    複数種類設定した払い落し態様設定手段が備えられてい
    る粉体払い落し装置。
  7. 【請求項7】 前記払い落し態様設定手段は、それぞれ
    異なる払い落し態様の設定を可能とする複数の設定手段
    により構成されている請求項6に記載の粉体払い落し装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005035222A1 (ja) * 2003-10-09 2005-04-21 Misawa Homes Co., Ltd. 押出成形機
KR100723667B1 (ko) * 2006-05-08 2007-05-31 미사와 홈스 컴파니 리미티드 압출성형기

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WO2005035222A1 (ja) * 2003-10-09 2005-04-21 Misawa Homes Co., Ltd. 押出成形機
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