JP2002029102A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002029102A
JP2002029102A JP2000214783A JP2000214783A JP2002029102A JP 2002029102 A JP2002029102 A JP 2002029102A JP 2000214783 A JP2000214783 A JP 2000214783A JP 2000214783 A JP2000214783 A JP 2000214783A JP 2002029102 A JP2002029102 A JP 2002029102A
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一仁 谷本
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 画像処理動作が複雑となったり、新たな
第2の記憶手段が必要となってコストアップを招くこと
なく、記憶手段に画像データを蓄積中に、当該記憶手段
が容量を越えた場合に、所定の画像が形成されていない
不本位な用紙が出力されるのを防止することが可能な画
像処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 画像データを記憶する記憶手段を備え、
前記記憶手段に一旦記憶された画像データを任意の順番
で出力することが可能な画像処理装置において、前記記
憶手段に記憶された画像データを、1枚又は複数枚の用
紙に所定のモードで記録するために出力する際に、当該
1枚又は複数枚の用紙に所定のモードで記録すべき画像
データが、前記記憶手段に一部のみしか記憶されていな
い場合には、用紙に所定のモードで画像を記録すること
ができない画像データを出力しないように設定して課題
を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式を
採用したプリンタや複写機等の画像形成装置に用いられ
る画像処理装置に関し、特に、スキャナーやホストコン
ピュータ等から受信した画像データを一旦蓄積するハー
ドディスク等の記憶手段を備えた画像処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真方式を採用したプリ
ンタや複写機等の画像形成装置においては、スキャナー
やホストコンピュータ等から受信した画像データを、ハ
ードディスク等の記憶手段に一旦蓄積し、このハードデ
ィスク等の記憶手段に蓄積された画像データを読み出し
て出力する画像処理装置が用いられている。この画像処
理装置は、両面印刷を行う場合、用紙のおもて面に出力
される画像と、用紙のうら面に出力される画像とを、順
次ハードディスク等の記憶手段に蓄積していき、当該ハ
ードディスク等の記憶手段に両面印刷を行うすべての画
像を蓄積した後、両面印刷を行う際に、ハードディスク
等の記憶手段に蓄積された画像データを、用紙のおもて
面に出力される画像と、用紙のうら面に出力される画像
とを、順次読み出して、画像形成装置に出力するように
なっている。
【0003】かかる画像処理装置においては、両面印刷
を行う際に、用紙のおもて面に出力される画像と、用紙
のうら面に出力される画像とを、順次ハードディスク等
の記憶手段に蓄積する途中に、記憶手段の記憶容量を越
えた場合、またはホストコンピュータから送られてこな
い等の何らかの原因で、用紙のうら面に出力される画像
が記憶手段に蓄積されなかった場合には、当該記憶手段
に蓄積された画像をそのまま画像形成装置に出力する
と、用紙のうら面に出力される画像の欠如によって、お
もて面のみに画像が印刷された用紙を出力してしまうこ
とになり、用紙の無駄が発生するという問題点を有して
いた。
【0004】そこで、かかる問題点に対処し得る技術と
しては、例えば、特開平11−289436号公報や特
開平11−46273号公報等に開示されたものが既に
提案されている。
【0005】この特開平11−289436号公報に係
る画像形成装置は、原稿の画像を読み取る読取手段と、
前記読み取られた画像を記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶した画像を用紙に印刷する印刷手段と、を備
え、前記記憶手段に記憶された画像を各頁毎に設定部数
印刷するスタックモードを有し、一連の原稿群に対して
行われるコピージョブにおいて、原稿の画像を読み取り
当該読み取った画像を前記記憶手段に記憶するスキャン
ジョブと、前記記憶手段に記憶された画像を印刷出力す
るプリントジョブとを夫々非同期に独立して実行可能な
画像形成装置において、前記スタックモードが設定され
ている場合には、前記スキャンジョブを実行中に前記記
憶手段の残量が不足した場合に、原稿読み取り動作を中
断し、前記記憶手段に記憶された原稿の1頁の設定部数
分の印刷が完了した後に、前記記憶手段に記憶した前記
1頁分の画像を消去して原稿の読み取り動作を再開する
ように構成したものである。
【0006】また、上記特開平11−46273号公報
に係る画像形成装置は、原稿画像を記憶する第1の記憶
手段と、前記第1の記憶手段に記憶された原稿画像を読
み取り画像形成を行う第1の画像形成手段と、前記第1
の記憶手段と外部機器とを接続する接続手段と、前記接
続手段により接続される外部機器の第2の記憶手段と、
前記第2の記憶手段に記憶された原稿画像を読み取り画
像形成を行う第2の画像形成手段と、前記第1の記憶手
段に前記原稿画像を記憶中にその記憶容量が満杯になっ
たとき前記第2の記憶手段に前記第1の記憶手段に記憶
し切れなかった残りの原稿画像を記憶するように制御す
る第1の制御手段と、前記第1の制御手段によって前記
各記憶手段に記憶した原稿画像を前記第1の画像形成手
段と前記第2の画像形成手段とにより選択的に読み出し
て画像形成するように制御する第2の制御手段とを具備
するように構成したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上記特開平11−289436号公報に係る画
像形成装置の場合には、記憶手段に記憶された画像を各
頁毎に設定部数印刷するスタックモードが設定されてい
る場合には、スキャンジョブを実行中に前記記憶手段の
残量が不足した場合に、原稿読み取り動作を中断し、前
記記憶手段に記憶された原稿の1頁の設定部数分の印刷
が完了した後に、前記記憶手段に記憶した前記1頁分の
画像を消去して原稿の読み取り動作を再開するように構
成されている。そのため、上記特開平11−28943
6号公報に係る画像形成装置の場合には、スキャンジョ
ブを実行中に前記記憶手段の残量が不足した場合に、原
稿読み取り動作の中断や、記憶手段に記憶された原稿の
1頁の設定部数分の印刷が完了した後、前記記憶手段に
記憶した前記1頁分の画像の消去動作や、原稿の読み取
り動作の再開等を行わなければならず、画像処理動作が
複雑になるという問題点を有している。
【0008】また、上記特開平11−46273号公報
に係る画像形成装置の場合には、第1の記憶手段に原稿
画像を記憶中にその記憶容量が満杯になったとき前記第
2の記憶手段に前記第1の記憶手段に記憶し切れなかっ
た残りの原稿画像を記憶するように制御する第1の制御
手段と、前記第1の制御手段によって前記各記憶手段に
記憶した原稿画像を前記第1の画像形成手段と前記第2
の画像形成手段とにより選択的に読み出して画像形成す
るように制御する第2の制御手段とを具備するように構
成したので、外部機器としてのMO等の第2の記憶手段
が必要となり、コストアップを招くとともに、記憶手段
に画像データを蓄積中に、当該記憶手段が容量を越えた
場合の問題点の根本的な解決とはなっていない。
【0009】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、画像処理動作が複雑となったり、新たな第
2の記憶手段が必要となってコストアップを招くことな
く、記憶手段に画像データを蓄積中に、当該記憶手段が
容量を越えた場合に、所定の画像が形成されていない不
本位な用紙が出力されるのを防止することが可能な画像
処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載の発明は、画像データを記憶する記憶手段を備え、前
記記憶手段に一旦記憶された画像データを任意の順番で
出力することが可能な画像処理装置において、前記記憶
手段に記憶された画像データを、1枚又は複数枚の用紙
に所定のモードで記録するために出力する際に、当該1
枚又は複数枚の用紙に所定のモードで記録すべき画像デ
ータが、前記記憶手段に一部のみしか記憶されていない
場合には、用紙に所定のモードで画像を記録することが
できない画像データを出力しないように設定したもので
ある。なお、すべての画像を記録することができない場
合には、ユーザーインターフェイス等によって、記録可
能な画像の数を操作者に知らせたり、記録できない画像
の数を操作者に知らせたりするように構成するのが望ま
しい。
【0011】ここで、「1枚又は複数枚の用紙に所定の
モードで記録すべき画像データが、記憶手段に一部のみ
しか記憶されていない場合」とは、例えば、両面記録モ
ードにおいて、n枚の用紙の両面にすべて所定の画像を
記録する場合に、2m−1(m=1、・・・n)の画像
データまでが記憶手段に記憶されているが、2mの画像
データが記憶手段に記憶されていない場合をいう。
【0012】また、「用紙に所定のモードで画像を記録
することができない画像データを出力しない」とは、例
えば、両面記録モードにおいて、最後の用紙の表面にの
みしか画像を記録することができず、最後の用紙の裏面
に画像を記録することができない場合には、最後の用紙
の表面に記録すべき画像をも出力しないことを意味す
る。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、前記1枚
又は複数枚の用紙に記録すべき所定のモードが、両面記
録モード、ページ連写記録モード、Nアップ記録モー
ド、ポスター記録モード、シグニチャ記録モードのう
ち、少なくともいずれか1つのモードからなることを特
徴とする請求項1記載の画像処理装置である。
【0014】さらに、請求項3に記載の発明は、画像デ
ータを記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に一旦記
憶された画像データを任意の順番で出力することが可能
であり、しかも電源を切ってもジョブを保存可能な画像
処理装置において、電源をオフされた時、対象ジョブの
実行状態によってジョブを保存するかどうかを判断する
ように構成したことを特徴とする画像処理装置である。
【0015】また更に、請求項4に記載の発明は、請求
項3に記載の画像処理装置において、電源をオフされた
時、ソフトウエアスイッチによる電源切断か、ハードウ
エアスイッチによる電源切断かによってジョブを保存す
るかどうかを判断するように構成したことを特徴とする
画像処理装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0017】実施の形態1 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像処理装置を適
用した画像形成装置としてのタンデム型のデジタルカラ
ー複写機を示すものである。
【0018】このデジタルカラー複写機は、種々の機能
を有しており、用紙の片面又は両面にフルカラーや白黒
の画像を高速で形成することができるのは勿論のこと、
原稿のイメージを分割して、分割したイメージ毎に用紙
に印刷するページ連写印刷機能、複数の原稿イメージ
を、指定された面数および順番に並べて1枚の用紙に出
力するNアップ印刷機能、1枚の原稿イメージを、指定
された倍率および出力サイズに従って複数枚の用紙に分
割して出力するポスター印刷機能、連続した原稿セット
から小冊子(中綴じ本)を作成するシグニチャ印刷機能
などが実行可能となっている。
【0019】上記タンデム型のデジタルカラー複写機
は、図2に示すように、画像形成装置本体1と、当該画
像形成装置本体1の一側(図中、左側)に配置され、画
像形成装置本体1に対して所定サイズの記録材としての
記録用紙を給紙する給紙装置2と、当該給紙装置2の上
部に載置された状態で設けられた画像読取装置3(Im
age Inpit Terminal)と、給紙装置
2と画像形成装置本体1の上部に渡って配置され、画像
形成動作の条件設定等を行なう表示画面を備えたユーザ
ーインターフェイス4(User Interfac
e)と、前記画像形成装置本体1の他側(図中、右側)
に配置され、当該画像形成装置本体1において画像が形
成された記録用紙に対して、必要に応じて用紙のカール
を取り除くデカール処理等の後処理を施した状態で排出
する用紙排出装置5とを備えている。
【0020】図3は上記タンデム型のデジタルカラー複
写機の画像形成装置本体1を示すものである。
【0021】この画像形成装置本体1には、例えば、上
述した画像読取装置3で読み取られた原稿の画像データ
が入力される。また、上記画像形成装置本体1は、必要
に応じて、LAN等のネットワークを介して、図示しな
いパーソナルコンピュータやワークステーション等のホ
ストコンピュータと接続され、当該ホストコンピュータ
などからも画像データが送られてくるようになってい
る。
【0022】この実施の形態において、上記画像読取装
置3は、図4に示すように、その上部に原稿を自動的に
スキャナー3のプラテンガラス上まで、1枚ずつ必要に
応じて表裏を反転した状態で搬送する図示しないADF
(Automatic Document Feede
r)を備えている。
【0023】上記ADFによって画像読取装置本体のプ
ラテンガラス6上に搬送された図示しない原稿は、図4
に示すように、画像読取装置3のスキャナー7によって
読み取られる。このスキャナー7は、プラテンガラス6
上に載置された原稿を照明する光源7aと、この光源7
aから出射される光を原稿に向けて反射する反射板7b
と、上記原稿からの反射光像をCCD等からなるイメー
ジセンサ8へと導く複数枚のミラー7c、7d、7e
と、これらのミラー7c、7d、7eによって導かれた
画像光をイメージセンサ8上に結像するための結像レン
ズ7fとを備えている。これらの光源7a、ミラー7
c、7d、7e、結像レンズ7fあるいはイメージセン
サ8等は、図4に示すように、スキャナー7として一体
的に組み込まれており、このスキャナー7は、図示しな
い駆動機構によって、プラテンガラス6の下方を副走査
方向に沿って、光源7aやミラー7c、7d、7eが往
復移動可能となっている。そして、スキャナー7は、プ
ラテンガラス6の下方を光源7aやミラー7c、7d、
7eが副走査方向に移動する間に、プラテンガラス6上
に載置された原稿の色材反射光像を、イメージセンサ8
によって所定のドット密度(例えば、16ドット/m
m)で読み取るように構成されている。
【0024】上記画像読取装置3によって読み取られた
原稿の色材反射光像は、図2に示すように、例えば、赤
(R)、緑(G)、青(B)(各8ビット)の3色の原
稿反射率データとして画像処理装置9(Image P
rocessing System)に送られ、この画
像処理装置9では、原稿の反射率データに対して、シェ
ーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガ
ンマ補正、枠消し、色/ 移動編集、及びイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各
8bit)の4色の原稿色材階調データへの変換等の所
定の画像処理が施される。なお、上記画像処理装置9
は、例えば、デジタルカラー複写機の画像形成装置本体
1の内部に配置されるが、当該複写機の画像形成装置本
体1の内部に配設されるが、当該デジタルカラー複写機
の画像形成装置本体1の外部などに配設しても良いこと
は勿論である。
【0025】そして、上記の如く画像処理装置9でイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)
(各8bit)の4色の原稿色材階調データに変換され
た画像データは、次に述べるように、画像形成装置本体
1の内部に配設された画像出力装置10(Image
Output Terminal)へ出力される。
【0026】この画像出力装置10は、用紙を反転させ
ることにより、用紙の両面にカラー画像を形成すること
が可能となっており、いわゆる”トレイレス方式”を採
用している。上記画像出力装置10は、図3に示すよう
に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)に応じた4つの画像形成ユニット11Y、11
M、11C、11Kを備えており、これらの4つの画像
形成ユニット11Y、11M、11C、11Kは、画像
形成装置本体1の内部に、水平方向に沿って一定の間隔
をおいて並列的に配置されている。
【0027】これらの4つの画像形成ユニット11Y、
11M、11C、11Kは、すべて同様に構成されてお
り、大別して、矢印方向に沿って所定の速度で回転する
像担持体としての感光体ドラム12と、この感光体ドラ
ム12の表面を一様に帯電する一次帯電手段としてのス
コロトロン13と、当該感光体ドラム12の表面に所定
の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像
露光手段としてのROS14(Raster Outp
ut Scanner)と、感光体ドラム12上に形成
された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器1
5と、感光体ドラム12上に残留した未転写トナーを除
去するクリーニング装置16とから構成されている。
【0028】そして、上記画像出力装置10では、図3
に示すように、画像処理装置9から出力されるイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各
8bit)の4色の原稿色材階調データが、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各
色の画像形成ユニット11Y、11M、11C、11K
のROS14Y、14M、14C、14Kに送られ、こ
れらのROS14Y、14M、14C、14Kでは、所
定の色の原稿色材階調データに応じてレーザー光LBに
よる画像露光が行われる。
【0029】上記ROS14Y、14M、14C、14
Kでは、図3に示すように、半導体レーザー17が原稿
色材階調データに応じて変調され、この半導体レーザー
17からは、レーザー光LBが階調データに応じて出射
される。この半導体レーザー17から出射されたレーザ
ー光LBは、反射ミラー18、19を介して回転多面鏡
20によって偏向走査され、再び反射ミラー19及び複
数枚の反射ミラー21、22を介して感光体ドラム12
上に走査露光されるようになっている。
【0030】上記画像処理装置9からは、上述したよう
に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各画像形成ユニット11Y、11M、11
C、11KのROS14Y、14M、14C、14Kに
各色の画像データが順次出力され、これらのROS14
Y、14M、14C、14Kから画像データに応じて変
調されたレーザー光LBが、それぞれの感光体ドラム1
2の表面に走査露光されて静電潜像が形成される。上記
各感光体ドラム12上に形成された静電潜像は、各々の
現像器15Y、15M、15C、15Kによって、それ
ぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各色のトナー像として現像される。
【0031】上記各画像形成ユニット11Y、11M、
11C、11Kの感光体ドラム12上に、順次形成され
たイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒
(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット11
Y、11M、11C、11Kの下方にわたって配置され
た中間転写体としての中間転写ベルト25上に、一次転
写ロール26Y、26M、26C、26Kによって多重
に転写される。この中間転写ベルト25は、ドライブロ
ール27と、テンションロール28と、ステアリングロ
ール29と、バックアップロール30と、アイドルロー
ル31との間に一定のテンションで掛け回されており、
図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって
回転駆動されるドライブロール27により、矢印方向に
沿って所定の速度で循環駆動されるようになっている。
上記中間転写ベルト25としては、例えば、可撓性を有
するPET等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この
帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手
段によって接続することにより、無端ベルト状に形成し
たものが用いられる。
【0032】上記中間転写ベルト25上に多重に転写さ
れたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の各色のトナー像は、バックアップロール30
に中間転写ベルト25を介して圧接される二次転写ロー
ル32によって、圧力及び静電気力で記録用紙33上に
二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された記
録用紙33は、2連の用紙吸引搬送ベルト34、35に
よって定着器36へと搬送される。そして、上記各色の
トナー像が転写された記録用紙33は、定着器36によ
って熱及び圧力で定着処理を受け、片面プリントの場合
には、図2に示すように、そのまま画像形成装置本体1
の外部に設けられた用紙排出装置5を介して、排出トレ
イ37上に排出される。
【0033】その際、上記記録用紙33は、図2に示す
ように、画像形成装置本体1の一側(図2中、左側)に
配置された給紙装置2の複数の給紙カセット38、3
9、40の何れかから、所定のサイズのものが給紙ロー
ラ41によって給紙され、用紙搬送用のローラ対42を
備えた給紙経路43を介して、画像形成装置本体1の内
部へと搬送される。この画像形成装置本体1の内部へと
搬送された記録用紙33は、複数の用紙搬送用のローラ
対44を備えた用紙搬送経路45を介して、レジストロ
ーラ46まで一端搬送されて停止される。そして、この
記録用紙33は、中間転写ベルト25上に転写されたト
ナー像と同期して、所定のタイミングで回転駆動される
レジストローラ46によって、中間転写ベルト25上の
バックアップロール30と二次転写ロール32が圧接す
る二次転写位置へと送出される。
【0034】また、上記画像形成装置本体1において、
記録用紙33の両面にカラー画像を記録する場合には、
片面に画像が記録された記録用紙33を、用紙排出装置
5を介してそのまま排出トレイ37上に排出せずに、当
該画像形成装置本体1の排紙部に設けられた用紙反転搬
送部材47によって、記録用紙33の搬送方向が下方へ
と変更される。そして、上記片面に画像が記録された記
録用紙33は、用紙反転搬送部材47によって用紙排出
装置5内の下端部に設けられた用紙反転経路48へ一旦
搬送されて停止され、当該記録用紙33の搬送方向を反
転した状態で、画像形成装置本体1の内部へと再度搬送
され、当該画像形成装置本体1の底部に設けられた複数
の用紙搬送用のローラ対49を備えた用紙反転搬送経路
50を介して、給紙装置2の内部へと搬送される。その
後、上記片面に画像が記録された転写用紙33は、給紙
装置2の内部に設けられた用紙反転搬送経路51を介し
て、今度は裏面を上にした状態で通常の転写用紙33と
同様に、ふたたび複数の用紙搬送用のローラ対44を備
えた用紙搬送経路45及びレジストロール46を介し
て、所定のタイミングで中間転写ベルト25上の二次転
写位置へと搬送され、当該転写用紙33の裏面に画像が
記録されるようになっている。この表裏両面にカラー画
像が記録された転写用紙33は、用紙排出装置5を介し
て排出トレイ37上に排出され、両面カラー画像記録工
程が終了する。
【0035】ところで、上記の如く構成されるデジタル
カラー複写機において、表裏両面にカラー画像等の画像
を有する複数枚の原稿を、ADFを備えた画像読取装置
によって連続的に読み取り、これら表裏両面にカラー画
像等の画像を有する複数枚の原稿の画像を、両面複写す
る場合には、次のような画像形成動作が実行される。
【0036】まず、上記デジタルカラー複写機では、A
DFを備えた画像読取装置3によって、表裏両面にカラ
ー画像等の画像を有する複数枚の原稿の画像が連続的に
読み取られる。上記画像読取装置2によって読み取られ
た複数枚の原稿の画像データは、後に詳述するように、
画像処理装置9における画像処理を経て、画像出力装置
10に送られ、当該画像出力装置10によって記録用紙
33上に画像が形成される。
【0037】1枚目の原稿の第1面の画像は、給紙装置
2から給紙される記録用紙33の第1面に記録される
が、当該第1面に画像が記録された1枚目の記録用紙3
3が、上述したように、用紙反転搬送部材47→用紙排
出装置5内の用紙反転経路48→用紙反転搬送経路50
→用紙反転搬送経路51→用紙搬送経路45及びレジス
トロール46を介して、表裏を反転した状態で中間転写
ベルト25上の二次転写位置へと再度搬送されるまで
に、ある程度の時間を要する。そこで、上記デジタルカ
ラー複写機では、生産性を向上するために、第1面に画
像が記録された1枚目の記録用紙33が、中間転写ベル
ト25上の二次転写位置へと再度搬送され、同一の記録
用紙33の第2面に画像を記録するまでの間に、最大8
回の画像形成が可能となるように設定されている。
【0038】すなわち、このデジタルカラー複写機で
は、図5に示すように、1枚目の記録用紙33の第1面
に画像を記録した後、1枚の記録用紙33に相当するス
ペースを空けた状態で、2〜5枚目の記録用紙332
335 の第1面に画像を印字し、その後、1枚目の記録
用紙331 の第2面、6枚目の記録用紙336 の第1
面、2枚目の記録用紙の第2面、7枚目の記録用紙33
7 の第1面というように、1〜2面を交互に印字するよ
うに構成されている。
【0039】例えば、11枚の原稿の画像を両面複写す
る場合には、画像イメージの出力順序は、図5に示すよ
うな順序になる。
【0040】図6は、上記のように11枚の原稿の画像
を両面複写する場合に、デジタルカラー複写機の内部で
記録用紙が搬送される状態を示したものである。
【0041】この図6では、1枚目の記録用紙331
第1面及び第2面、並びに6枚目の記録用紙336 の第
1面に印字が既に終了しており、続いて2枚目の記録用
紙332 の第2面に画像の印字を行う直前の状態を示し
ている。この図6から判るように、1枚目の記録用紙3
1 の第1面及び第2面に印字が終了した状態では、そ
の直前に5枚目の記録用紙335 の第1面に印字が終了
しており、当該第1面に印字が終了した5枚目の記録用
紙335 は、用紙反転搬送部材47から用紙排出装置5
内の用紙反転経路48に位置している。また、それに先
立って、第1面に印字が終了した3枚目及び4枚目の記
録用紙333 、334 は、用紙反転搬送経路50に位置
している。さらに、まさに第2面に画像が印字される直
前の2枚目の記録用紙332 の後には、連続して、新た
な7枚目の記録用紙337 が給紙装置2から、用紙搬送
経路45へと給紙されつつある。
【0042】このように、上記デジタルカラー複写機で
は、両面用の中間トレイを用いることなく、記録用紙3
3の両面に可能な限り連続して画像の形成を行うことに
より、高い生産性を実現することができるように構成さ
れているが、その結果、画像出力装置10における画像
の出力順序が、1枚目の記録用紙の第1面、1枚目の記
録用紙の第2面、2枚目の記録用紙の第1面、2枚目の
記録用紙の第2面、・・・・・というように、記録用紙
の枚数及び表裏の順にはならず、図5に示すように、例
えば、1枚目の記録用紙331 の第1面、2〜5枚目の
記録用紙332〜335 の第1面、1枚目の記録用紙3
1 の第2面、6枚目の記録用紙336の第1面、2枚
目の記録用紙332 の第2面、7枚目の記録用紙337
の第1面というように、予め設定された所定の順序で記
録用紙33の1〜2面を交互に印字するようになってい
る。
【0043】ところで、この実施の形態では、画像デー
タを記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段に一旦記憶
された画像データを任意の順番で出力することが可能な
画像処理装置において、前記記憶手段に記憶された画像
データを、1枚又は複数枚の用紙に所定のモードで記録
するために出力する際に、当該1枚又は複数枚の用紙に
所定のモードで記録すべき画像データが、前記記憶手段
に一部のみしか記憶されていない場合には、用紙に所定
のモードで画像を記録することができない画像データを
出力しないように設定したものである。
【0044】また、この実施の形態では、前記1枚又は
複数枚の用紙に記録すべき所定のモードが、両面記録モ
ード、ページ連写記録モード、Nアップ記録モード、ポ
スター記録モード、シグニチャ記録モードのうち、両面
記録モードからなるように構成したものである。
【0045】図1は上記の如く構成されたデジタルカラ
ー複写機に適用された本発明に係る画像処理装置の一実
施の形態を示すものである。
【0046】図1において、7は画像読取装置3のスキ
ャナーを示すものであり、このスキャナーによって読み
取られた原稿の画像データは、画像処理装置9に入力さ
れる。この画像処理装置9は、スキャナー7から入力さ
れる原稿の反射率データに対して、シェーデイング補
正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠
消し、色/ 移動編集、及びイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の原稿色材階調
データへの変換等の所定の画像処理を行う画像処理部6
0と、画像データを記憶する画像記憶部61とを備えて
いる。上記画像記憶部61は、原稿の画像データをイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)
の各色毎に記憶する4つの画像記憶部61Y、61M、
61C、61Kからなる。
【0047】上記スキャナー7から入力された原稿の画
像データは、画像処理部60によって、シェーデイング
補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、
枠消し、色/ 移動編集等の所定の画像処理が施された
後、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
黒(K)の4色の画像データに変換され、画像処理装置
9の各色に対応した画像記憶部61Y、61M、61
C、61Kに送られる。これらの画像記憶部61Y、6
1M、61C、61Kは、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応して、合
計4つ設けられているが、これらの各色の画像記憶部6
1Y、61M、61C、61Kは、すべて同様に構成さ
れている。
【0048】上記各色の画像記憶部61Y、61M、6
1C、61Kは、画像処理部60から出力される対応す
る色の画像データを圧縮する圧縮器62と、この圧縮器
62によって圧縮され、イメージバス63を介して送ら
れてくる画像データを一時記憶し、後述するハードディ
スク等の記憶装置と同期をとって当該記憶装置に画像情
報を記憶させたり、当該記憶装置から読み出した画像デ
ータを一時記憶するための一時記憶手段としてのページ
バッファ64と、このページバッファ64から送られて
くる画像データを記憶するためのハードディスク65
と、このハードディスク65の記憶動作を制御するため
のハードディスクコントローラ66と、上記ハードディ
スク65に圧縮して記憶された画像データを伸張して、
元の画像情報に変換して画像出力装置10に出力する伸
張器67とを備えている。
【0049】尚、10はこの伸張器67によって伸張さ
れた画像データに必要に応じて二次的処理を施した後、
画像の記録を行って出力する前記画像出力装置である。
【0050】一方、図1において、68はデジタルカラ
ー複写機全体の動作を制御するシステムコントローラで
あり、このシステムコントローラ68は、上記スキャナ
ー7、画像処理部60、画像記憶部61、画像出力装置
10等の動作を制御するためのCPU69と、このCP
U69が実行する種々の制御動作で使用されるパラメ−
タ等を記憶するためのメモリ70と、上記CPU69で
実行される制御動作を予め記録したプログラムを記憶す
るためのROM71と、外部のユーザーインターフェイ
ス4等とデータのやり取りを外部インターフェイス72
と、これらCPU69、メモリ70、ROM71、及び
外部インターフェイス72と、画像処理装置9とを接続
するシステムバス73とを備えている。
【0051】以上の構成において、この実施の形態に係
るデジタルカラー複写機では、次のようにして、画像処
理動作が複雑となったり、新たな第2の記憶手段が必要
となってコストアップを招くことなく、記憶手段に画像
データを蓄積中に、当該記憶手段が容量を越えた場合
に、所定の画像が形成されていない不本位な用紙が出力
されるのを防止することが可能となっている。
【0052】すなわち、上記デジタルカラー複写機で原
稿の両面複写を行う場合には、図2及び図3に示すよう
に、オペレータが複写したい原稿を、画像読取装置3の
上部に配置される図示しないADFの原稿送りトレイ上
にセットするとともに、どのような複写動作を行うかを
UI4のディスプレーやキーボード等によって指定し、
スタートボタンを押すことにより複写動作が開始する。
【0053】すると、上記ADFの原稿送りトレイ上に
セットされた原稿は、図4に示すように、1ページ目の
原稿から順にADFによって画像読取装置本体のプラテ
ンガラス6上に搬送され、原稿の両面の画像がスキャナ
ー7によって順次読み取られる。上記スキャナー7で読
み取られた原稿の画像データは、図1に示すように、画
像処理部60によって、シェーデイング補正、位置ズレ
補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/ 移
動編集、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)の4色の画像データへの変換等の所定
の画像処理が施された後、各色に対応した画像記憶部6
1Y、61M、61C、61Kに送られる。上記イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の
各画像データは、圧縮器62によって圧縮処理され、ペ
ージバッファ64の入力用の記憶領域75に一時記憶さ
れた後、イメージバス63を介してハードディスク65
に記憶される。上記の如くして、画像読取装置2のスキ
ャナー7によって順次読み取られた一連の原稿の表裏両
面の画像データは、ハードディスク65にすべて記憶さ
れる。
【0054】それに先立って、CPU69は、図7に示
すように、両面印刷処理を開始すると、上述したよう
に、記憶装置としてのハードディスク65に一連の原稿
の表裏両面の画像データを記憶して蓄積する(ステップ
101)。次に、CPU69は、記憶装置の制限を越え
たか否かを判別し(ステップ102)、記憶装置の制限
を越えていない場合には、現在蓄積している画像が最終
画像か否かを判別する(ステップ108)。そして、現
在蓄積している画像が最終画像でない場合には、ステッ
プ101に戻り、記憶装置としてのハードディスク65
に一連の原稿の表裏両面の画像データを記憶して蓄積す
る動作を実行する。また、現在蓄積している画像が最終
画像である場合には、蓄積された画像のすべてを出力し
て(ステップ109)、処理を終了する。
【0055】一方、CPU69は、記憶装置の制限を越
えたことを判別した場合には、蓄積された画像を出力す
るか否かを、ユーザーインターフェイス4等に表示する
ことにより、ユーザーに選択を求める(ステップ10
3)。そして、ユーザーが蓄積された画像を出力しない
ことを選択した場合には、記憶装置としてのハードディ
スク65に蓄積された画像のすべてを出力せずに(ステ
ップ110)、処理を終了する。
【0056】次に、ユーザーが蓄積された画像を出力す
ることを選択した場合には、CPU69は、用紙33の
おもて面に出力する画像の蓄積は終了しているか否かを
判別し(ステップ104)、用紙33のおもて面に出力
する画像の蓄積が終了していない場合には、蓄積された
画像のすべてを出力して(ステップ109)、処理を終
了する。また、CPU69は、用紙33のおもて面に出
力する画像の蓄積が終了している場合には、用紙33の
うら面に出力する画像の蓄積が終了しているか否かを判
別し(ステップ105)、用紙33のうら面に出力する
画像の蓄積が終了している場合には、蓄積された画像の
すべてを出力して(ステップ109)、処理を終了す
る。
【0057】さらに、CPU69は、用紙33のうら面
に出力する画像の蓄積が終了していない場合には、蓄積
された画像のすべてを出力するか否かを、ユーザーイン
ターフェイス4等に表示することにより、ユーザーに選
択を求める(ステップ106)。そして、ユーザーが蓄
積された画像のすべてを出力することを選択した場合に
は、蓄積された画像のすべてを出力して(ステップ10
9)、処理を終了する。また、ユーザーが蓄積された画
像のすべてを出力しないことを選択した場合には、蓄積
された画像の最終の用紙33のおもて面に出力する以外
の画像を出力して(ステップ107)、処理を終了す
る。
【0058】このように、上記実施の形態の場合には、
一連の原稿の表裏両面の画像を複写する際に、当該一連
の原稿の表裏両面の画像データのうち、その一部が記憶
装置としてのハードディスク65の制限を越えて蓄積で
きなかった場合には、ユーザーに蓄積された画像を出力
するか否かを問い合わせ、ユーザーが蓄積された画像を
出力することを選択した場合には、用紙のおもて面に出
力する画像の蓄積が終了していないときは、それ以前に
蓄積された画像すべてを出力し、用紙のおもて面に出力
する画像の蓄積は終了しているが、用紙のうら面に出力
する画像の蓄積は終了していない場合には、再度ユーザ
ーに蓄積された画像を出力するか否かを問い合わせ、ユ
ーザーが蓄積された画像のすべてを出力することを選択
した場合には、それ以前のすべての画像と、最後の用紙
のおもて面にのみ画像を出力し、ユーザーが蓄積された
画像のすべてを出力することを選択しなかった場合に
は、それ以前のすべての画像を出力して、最後の用紙に
相当するおもて面の画像は出力しないようになってい
る。
【0059】そのため、上記実施の形態によれば、画像
処理動作が複雑となったり、新たな第2の記憶手段が必
要となってコストアップを招くことなく、記憶手段に画
像データを蓄積中に、当該記憶手段が容量を越えた場合
に、所定の画像が形成されていない不本位な用紙が出力
されるのを防止することが可能となっている。
【0060】なお、上記実施の形態によれば、記憶手段
に画像データを蓄積中に、当該記憶手段が容量を越えた
場合について説明したが、何らかの原因で用紙のうら面
に出力される画像が、記憶装置に蓄積されていなかった
場合も、同様の処理を行うようになっている。
【0061】実施の形態2 図8はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記
実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明す
ると、この実施の形態2では、1枚又は複数枚の用紙に
記録すべき所定のモードが、両面記録モードではなく、
ページ連写記録モードからなるように構成されている。
【0062】ここで、「ページ連写記録モード」とは、
図9に示すように、原稿のイメージを分割して、分割し
たイメージ毎に用紙に印刷するモードをいう。
【0063】すなわち、この実施の形態2では、CPU
69は、図8に示すように、ページ連写印刷処理を開始
すると、図9に示すように、記憶装置としてのハードデ
ィスク65に、右開き原稿又は左開き原稿の右ページ及
び左ページの画像データを記憶して蓄積する(ステップ
201)。次に、CPU69は、記憶装置の制限を越え
たか否かを判別し(ステップ202)、記憶装置の制限
を越えていない場合には、現在蓄積している画像が最終
画像か否かを判別する(ステップ208)。そして、現
在蓄積している画像が最終画像でない場合には、ステッ
プ201に戻り、記憶装置としてのハードディスク65
に右開き原稿又は左開き原稿の各ページの画像データを
記憶して蓄積する動作を実行する。また、現在蓄積して
いる画像が最終画像である場合には、蓄積された画像の
すべてを出力して(ステップ209)、処理を終了す
る。
【0064】一方、CPU69は、記憶装置の制限を越
えたことを判別した場合には、蓄積された画像を出力す
るか否かを、ユーザーインターフェイス4等に表示する
ことにより、ユーザーに選択を求める(ステップ20
3)。そして、ユーザーが蓄積された画像を出力しない
ことを選択した場合には、記憶装置としてのハードディ
スク65に蓄積された画像のすべてを出力せずに(ステ
ップ210)、処理を終了する。
【0065】次に、ユーザーが蓄積された画像を出力す
ることを選択した場合には、CPU69は、原稿の画像
A(例えば、左ページ)の蓄積は終了しているか否かを
判別し(ステップ204)、原稿の画像A(例えば、左
ページ)の蓄積が終了していない場合には、蓄積された
画像のすべてを出力して(ステップ209)、処理を終
了する。また、CPU69は、原稿の画像A(例えば、
左ページ)の蓄積が終了している場合には、原稿の画像
B(例えば、右ページ)の蓄積が終了しているか否かを
判別し(ステップ205)、原稿の画像B(例えば、右
ページ)の蓄積が終了している場合には、蓄積された画
像のすべてを出力して(ステップ209)、処理を終了
する。
【0066】さらに、CPU69は、原稿の画像B(例
えば、右ページ)の蓄積が終了していない場合には、蓄
積された画像のすべてを出力するか否かを、ユーザーイ
ンターフェイス4等に表示することにより、ユーザーに
選択を求める(ステップ206)。そして、ユーザーが
蓄積された画像のすべてを出力することを選択した場合
には、蓄積された画像のすべてを出力して(ステップ2
09)、処理を終了する。また、ユーザーが蓄積された
画像のすべてを出力しないことを選択した場合には、蓄
積された画像のうち、最終の原稿の画像A(例えば、左
ページ)以外の画像を出力して(ステップ207)、処
理を終了する。
【0067】このように、上記実施の形態の場合には、
右開き原稿又は左開き原稿の各ページの画像を複写する
際に、当該右開き原稿又は左開き原稿の各ページの画像
データのうち、その一部が記憶装置としてのハードディ
スク65の制限を越えて蓄積できなかった場合には、ユ
ーザーに蓄積された画像を出力するか否かを問い合わ
せ、ユーザーが蓄積された画像を出力することを選択し
た場合には、原稿の画像A(例えば、左ページ)の蓄積
が終了していないときは、それ以前に蓄積された画像す
べてを出力し、原稿の画像A(例えば、左ページ)の蓄
積は終了しているが、原稿の画像B(例えば、右ペー
ジ)の蓄積は終了していない場合には、再度ユーザーに
蓄積された画像を出力するか否かを問い合わせ、ユーザ
ーが蓄積された画像のすべてを出力することを選択した
場合には、それ以前のすべての画像と、最後の原稿の画
像A(例えば、左ページ)のみ画像を出力し、ユーザー
が蓄積された画像のすべてを出力することを選択しなか
った場合には、それ以前のすべての画像を出力して、最
後の原稿の画像A(例えば、左ページ)は出力しないよ
うになっている。
【0068】そのため、上記実施の形態によれば、画像
処理動作が複雑となったり、新たな第2の記憶手段が必
要となってコストアップを招くことなく、記憶手段に画
像データを蓄積中に、当該記憶手段が容量を越えた場合
に、所定の画像が形成されていない不本位な用紙が出力
されるのを防止することが可能となっている。
【0069】なお、上記実施の形態によれば、記憶手段
に画像データを蓄積中に、当該記憶手段が容量を越えた
場合について説明したが、何らかの原因で分割したイメ
ージの一方が、記憶装置に蓄積されていなかった場合
も、同様の処理を行うようになっている。
【0070】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0071】実施の形態3 図10はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前
記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態3では、1枚又は複数枚の用紙
に記録すべき所定のモードが、両面記録モードではな
く、Nアップ記録モードからなるように構成されてい
る。
【0072】ここで、「Nアップ記録モード」とは、図
11に示すように、複数の原稿イメージを、指定された
面数および順番に並べて1枚の用紙に印刷するモードを
いう。なお、指定された面数としては、図12に示すよ
うに、例えば、2面、4面、8面などがある。
【0073】すなわち、この実施の形態3では、CPU
69は、図10に示すように、N−アップ印刷処理を開
始すると、図11に示すように、記憶装置としてのハー
ドディスク65に、原稿の画像データを記憶して蓄積す
る(ステップ301)。次に、CPU69は、記憶装置
の制限を越えたか否かを判別し(ステップ302)、記
憶装置の制限を越えてしない場合には、現在蓄積してい
る画像が最終画像か否かを判別する(ステップ30
7)。そして、現在蓄積している画像が最終画像でない
場合には、ステップ301に戻り、記憶装置としてのハ
ードディスク65に原稿の画像データを記憶して蓄積す
る動作を実行する。また、現在蓄積している画像が最終
画像である場合には、蓄積された画像のすべてを出力し
て(ステップ308)、処理を終了する。
【0074】一方、CPU69は、記憶装置の制限を越
えたことを判別した場合には、蓄積された画像を出力す
るか否かを、ユーザーインターフェイス4等に表示する
ことにより、ユーザーに選択を求める(ステップ30
3)。そして、ユーザーが蓄積された画像を出力しない
ことを選択した場合には、記憶装置としてのハードディ
スク65に蓄積された画像のすべてを出力せずに(ステ
ップ309)、処理を終了する。
【0075】次に、ユーザーが蓄積された画像を出力す
ることを選択した場合には、CPU69は、蓄積された
画像数が指定されたN数(両面印刷の場合は2N数)で
割り切れるか否かを判別し(ステップ304)、蓄積さ
れた画像数が指定されたN数(両面印刷の場合は2N
数)で割り切れる場合には、蓄積された画像のすべてを
出力して(ステップ308)、処理を終了する。また、
CPU69は、蓄積された画像数が指定されたN数(両
面印刷の場合は2N数)で割り切れない場合には、蓄積
された画像のすべてを出力するか否かを、ユーザーイン
ターフェイス4等に表示することにより、ユーザーに選
択を求める(ステップ305)。そして、ユーザーが蓄
積された画像のすべてを出力することを選択した場合に
は、蓄積された画像のすべてを出力して(ステップ30
8)、処理を終了する。また、ユーザーが蓄積された画
像のすべてを出力しないことを選択した場合には、図1
3に示すように、蓄積された画像の割り切れなかったあ
まりの画像以外の画像を出力して(ステップ306)、
処理を終了する。
【0076】なお、上記実施の形態によれば、記憶手段
に画像データを蓄積中に、当該記憶手段が容量を越えた
場合について説明したが、何らかの原因で指定されたN
数 (両面印刷の場合は2N数)で割り切れる画像数分
が、記憶装置に蓄積されていなかった場合も、同様の処
理を行うようになっている。
【0077】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0078】実施の形態4 図14はこの発明の実施の形態4を示すものであり、前
記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態4では、1枚又は複数枚の用紙
に記録すべき所定のモードが、両面記録モードではな
く、ポスター印刷機能モードからなるように構成されて
いる。
【0079】ここで、「ポスター印刷機能モード」と
は、図15に示すように、1枚の原稿イメージを、指定
された倍率および出力サイズに従って複数枚の用紙に分
割して出力するモードをいう。
【0080】すなわち、この実施の形態4では、CPU
69は、図14に示すように、記憶装置としてのハード
ディスク65に、原稿の画像データを記憶して蓄積する
(ステップ501)。次に、CPU69は、記憶装置の
制限を越えたか否かを判別し(ステップ502)、記憶
装置の制限を越えてない場合には、現在蓄積している画
像が最終画像か否かを判別する(ステップ505)。そ
して、現在蓄積している画像が最終画像でない場合に
は、ステップ501に戻り、記憶装置としてのハードデ
ィスク65に原稿の画像データを記憶して蓄積する動作
を実行する。また、現在蓄積している画像が最終画像で
ある場合には、蓄積された画像のすべてを出力して(ス
テップ504)、処理を終了する。
【0081】一方、CPU69は、記憶装置の制限を越
えたことを判別した場合には、蓄積された画像を出力す
るか否かを、ユーザーインターフェイス4等に表示する
ことにより、ユーザーに選択を求める(ステップ50
3)。そして、ユーザーが蓄積された画像を出力しない
ことを選択した場合には、記憶装置としてのハードディ
スク65に蓄積された画像のすべてを出力せずに(ステ
ップ506)、処理を終了する。
【0082】次に、ユーザーが蓄積された画像を出力す
ることを選択した場合には、CPU69は、蓄積された
画像のすべてを出力して(ステップ504)、処理を終
了する。
【0083】なお、上記実施の形態によれば、記憶手段
に画像データを蓄積中に、当該記憶手段が容量を越えた
場合について説明したが、何らかの原因で画像が、記憶
装置に蓄積されていなかった場合も、同様の処理を行う
ようになっている。
【0084】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0085】実施の形態5 図16はこの発明の実施の形態5を示すものであり、前
記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態5では、1枚又は複数枚の用紙
に記録すべき所定のモードが、両面記録モードではな
く、シグニチャ記録モードからなるように構成されてい
る。
【0086】ここで、「シグニチャ記録モード」とは、
図17に示すように、連続した原稿セットから小冊子
(中綴じ本)を作成するモードをいう。
【0087】すなわち、この実施の形態5では、図16
に示すように、ユーザーインターフェイス4等によっ
て、対象とするセグメント(シグニチャの構成単位をセ
グメントという。)の処理を設定する(ステップ60
1)。すると、CPU69は、記憶装置としてのハード
ディスク65に、セグメントの種類に応じて原稿の画像
データを記憶して蓄積する(ステップ602)。次に、
CPU69は、記憶装置の制限を越えたか否かを判別し
(ステップ603)、記憶装置の制限を越えてない場合
には、現在蓄積している画像が対象とするセグメントの
最終画像か否かを判別する(ステップ607)。そし
て、現在蓄積している画像が対象セグメントの最終画像
でない場合には、ステップ602に戻り、記憶装置とし
てのハードディスク65に原稿の画像データを記憶して
蓄積する動作を実行する。また、現在蓄積している画像
が対象セグメントの最終画像である場合には、最終セグ
メントか否かを判別し(ステップ608)、最終セグメ
ントでない場合には、ステップ601に戻り、最終セグ
メントである場合には、蓄積された画像のすべてを出力
して(ステップ609)、処理を終了する。
【0088】一方、CPU69は、記憶装置の制限を越
えたことを判別した場合には、蓄積された画像を出力す
るか否かを、ユーザーインターフェイス4等に表示する
ことにより、ユーザーに選択を求める(ステップ60
4)。そして、ユーザーが蓄積された画像を出力しない
ことを選択した場合には、記憶装置としてのハードディ
スク65に蓄積された画像のすべてを出力せずに(ステ
ップ610)、処理を終了する。
【0089】次に、ユーザーが蓄積された画像を出力す
ることを選択した場合には、CPU69は、対象セグメ
ントのすべての画像の蓄積が終了しているか否かを判別
し(ステップ605)、対象セグメントのすべての画像
の蓄積が終了している場合には、蓄積された画像のすべ
てを出力して(ステップ609)、処理を終了する。ま
た、CPU69は、対象セグメントのすべての画像の蓄
積が終了していない場合には、蓄積された画像のうち、
最終セグメント以外のセグメントの画像を出力して(ス
テップ606)、処理を終了する。
【0090】なお、上記実施の形態によれば、記憶手段
に画像データを蓄積中に、当該記憶手段が容量を越えた
場合について説明したが、何らかの原因ですべての画像
が、記憶装置に蓄積されていなかった場合も、同様の処
理を行うようになっている。
【0091】その他の構成及び作用は、前記実施の形態
1と同様であるので、その説明を省略する。
【0092】実施の形態6 図18はこの発明の実施の形態6を示すものであり、前
記実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態6では、電源を切ってもジョブ
を保存可能な画像処理装置において、電源をオフされた
時、対象ジョブの実行状態によってジョブを保存するか
どうかを判断するように構成したものである。
【0093】また、この実施の形態6では、例えば、電
源を切ってもジョブを保存可能な画像処理装置におい
て、電源をオフされた時、ソフトウエアスイッチによる
電源切断か、ハードウエアスイッチによる電源切断かに
よってジョブを保存するかどうかを判断するように構成
される。
【0094】さらに、この実施の形態6では、例えば、
電源を切ってもジョブを保存可能な画像処理装置におい
て、電源をオフされた時、対象ジョブの実行状態及び、
ソフトウエアスイッチによる電源切断か、ハードウエア
スイッチによる電源切断かによってジョブを保存するか
どうかを判断するように構成される。
【0095】また更に、この実施の形態6では、例え
ば、ジョブを保存するかどうかを電源オフ時に判断する
ように構成される。
【0096】さらに、この実施の形態6では、例えば、
ジョブを保存するかどうかを電源オフ時に操作者に問い
合わせるように構成される。
【0097】又、この実施の形態6では、例えば、電源
オン時にジョブが保存されていた時、このジョブを自動
的に継続するように構成される。
【0098】更に、この実施の形態6では、例えば、電
源オン時にジョブが保存されている時、このジョブを継
続するか操作者に問い合わせるように構成される。
【0099】ところで、電源を切ってもジョブを不揮発
メモリに保存する画像処理装置では、ジョブが残ってい
る状態で電源を切る際、次回の電源投入時に無条件にジ
ョブを再開されてしまうと、セキュリティ上問題があっ
たり、不必要なジョブを実行してしまうという問題点が
あった。
【0100】この時、ジョブを実行されない様にするに
は、電源をオフする際にジョブの削除を行っておく必要
があり、手間がかかるという問題点があった。
【0101】そこで、この実施の形態6は、電源を切っ
てもジョブを保存可能な画像処理装置において、煩雑な
操作が不要で、次回の電源投入時に、不本位にジョブが
再開されたり、不必要なジョブを実行するのを防止可能
となっている。
【0102】すなわち、この実施の形態6に係るデジタ
ルカラー複写機では、図2及び図3に示すように、スキ
ャナー7により原稿をスキャンし、このスキャナー7に
よってスキャンされた原稿の画像データを圧縮してペー
ジバッファ64に転送し、ハードディスク65に蓄積す
る動作(=スキャンジョブ)や、ハードディスク65に
蓄積された画像データをページバッファ64に転送し、
画像出力装置10に送って用紙33に印字する動作(=
プリントジョブ)等のジョブが実行可能となっている。
【0103】また、上記デジタルカラー複写機では、ジ
ョブをそれぞれコンカレントに実行可能であり、スキャ
ンジョブが終了したら、このジョブがプリントジョブと
して実行されている間に、新たなスキャンジョブが実行
可能となっている。
【0104】さらに、割り込みジョブとして、実行中の
スキャンジョブ、プリントジョブを中断させて、別途ス
キャンジョブ等を実行することができる(=割り込みス
キャンジョブ、割り込みプリントジョブ)。
【0105】そして、それぞれのジョブは、CPU69
によって、動作状態に応じて、スキャンジョブ中、プリ
ント待ち中、プリントジョブ中、割り込みスキャンジョ
ブ中、割り込みプリントジョブ中、等の状態をもって管
理される。
【0106】通常のジョブは、スキャンジョブ中→プリ
ント待ち中→プリントジョブ中と遷移し、ジョブが終了
した時点で消滅する。
【0107】このとき、ジョブが存在する状態でソフト
ウエアスイッチにより電源が切られると、CPU69
は、ジョブの実行状態によってジョブを保存するか否か
を判断する。ジョブが存在する状態でソフトウエアスイ
ッチにより電源が切られると、例えば、図18に示すよ
うに、スキャン中のジョブは保存せず、プリント待ち
中、プリント中のジョブは保存し、新たに電源が入れら
れた時に自動的に実行するように構成されている。
【0108】これらの判断状態をジョブの状態によって
判断することで、確定したジョブは、電源オン/オフに
よって消去されず、電源オンの際にスキャンジョブのや
り直しが不要であり、また、確定されていない状態のス
キャンジョブが実行されて無駄な出力をすることも無
い。
【0109】また、ジョブが存在する状態でハードウエ
アスイッチにより電源が切られると、例えばジョブの実
行状態に関わらず、全てのジョブを削除するようになっ
ている。これにより、次回に電源を入れられた際に全て
のジョブが不必要な場合でも、操作者が明示的にジョブ
の削除動作を行うことがなく、ジョブを一括して削除す
ることが可能である。また、実行中だったジョブを継続
する際は、電源オンの際にジョブを継続するかを操作者
に問い合わせるように構成しても良い。
【0110】このように、上記実施の形態6によれば、
電源を切ってもジョブが保存される画像処理装置におい
て、ジョブが存在する間に電源が切られた際、次回の電
源投入時にジョブを継続して実行することができ、かつ
不必要なジョブを電源切断の際に容易に削除することが
できる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、画像処理動作が複雑となったり、新たな第2の記憶
手段が必要となってコストアップを招くことなく、記憶
手段に画像データを蓄積中に、当該記憶手段が容量を越
えた場合に、所定の画像が形成されていない不本位な用
紙が出力されるのを防止することが可能な画像処理装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の形態1に係る画像処
理装置を示すブロック図である。
【図2】 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像処
理装置を適用した画像形成装置としてのデジタルカラー
複写機を示す構成図である。
【図3】 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像処
理装置を適用した画像形成装置としてのデジタルカラー
複写機を示す構成図である。
【図4】 図4は画像読取装置を示す構成図である。
【図5】 図5(a)(b)はこの発明の実施の形態1
に係る画像処理装置を適用した画像形成装置としてのデ
ジタルカラー複写機において、11枚目の両面出力を行
うときの画像出力順序をそれぞれ示す説明図である。
【図6】 図6はこの発明の実施の形態1に係る画像処
理装置を適用した画像形成装置としてのデジタルカラー
複写機において、両面出力を行うときの画像出力順序を
それぞれ示す説明図である。
【図7】 図7は両面印刷処理の動作を示すフロチャー
トである。
【図8】 図8はページ連写印刷処理の動作を示すフロ
チャートである。
【図9】 図9はページ連写印刷処理を示す説明図であ
る。
【図10】 図10はN−アップ印刷処理の動作を示す
フロチャートである。
【図11】 図11はN−アップ印刷処理の動作を示す
説明図である。
【図12】 図12はN−アップ印刷処理の動作を示す
説明図である。
【図13】 図13はN−アップ印刷処理の動作を示す
説明図である。
【図14】 図14はポスター印刷処理の動作を示すフ
ロチャートである。
【図15】 図15はポスター印刷処理の動作を示す説
明図である。
【図16】 図16はシグニチャ印刷処理の動作を示す
フロチャートである。
【図17】 図17はシグニチャ印刷処理の動作を示す
説明図である。
【図18】 図18はこの発明の実施の形態1に係る画
像処理装置の動作を示す図表である。
【符号の説明】
64:ページバッファ(一時記憶手段)、65:ハード
ディスク、69:CPU(制御手段)、76:出力用の
領域、76a:出力用の領域(第1面用)、76b:出
力用の領域(第2面用)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 修 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 谷本 一仁 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 神原 信彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2C087 AB05 BA03 BB10 BC14 CA05 CA13 CB02 CB03 CB12 CB13 2H027 DA50 DB08 DC18 EE08 EF17 FA11 FA30 FD08 GB03 ZA07 5B021 AA01 BB02 CC05 DD10 MM04 5C073 AA02 BC01 CC01 CC03 CC04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する記憶手段を備え、
    前記記憶手段に一旦記憶された画像データを任意の順番
    で出力することが可能な画像処理装置において、前記記
    憶手段に記憶された画像データを、1枚又は複数枚の用
    紙に所定のモードで記録するために出力する際に、当該
    1枚又は複数枚の用紙に所定のモードで記録すべき画像
    データが、前記記憶手段に一部のみしか記憶されていな
    い場合には、用紙に所定のモードで画像を記録すること
    ができない画像データを出力しないように設定したこと
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記1枚又は複数枚の用紙に記録すべき
    所定のモードが、両面記録モード、ページ連写記録モー
    ド、Nアップ記録モード、ポスター記録モード、シグニ
    チャ記録モードのうち、少なくともいずれか1つのモー
    ドからなることを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 画像データを記憶する記憶手段を備え、
    前記記憶手段に一旦記憶された画像データを任意の順番
    で出力することが可能であり、しかも電源を切ってもジ
    ョブを保存可能な画像処理装置において、電源をオフさ
    れた時、対象ジョブの実行状態によってジョブを保存す
    るかどうかを判断するように構成したことを特徴とする
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像処理装置におい
    て、電源をオフされた時、ソフトウエアスイッチによる
    電源切断か、ハードウエアスイッチによる電源切断かに
    よってジョブを保存するかどうかを判断するように構成
    したことを特徴とする画像処理装置。
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