JP2002029078A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

Info

Publication number
JP2002029078A
JP2002029078A JP2000213307A JP2000213307A JP2002029078A JP 2002029078 A JP2002029078 A JP 2002029078A JP 2000213307 A JP2000213307 A JP 2000213307A JP 2000213307 A JP2000213307 A JP 2000213307A JP 2002029078 A JP2002029078 A JP 2002029078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
printer
image
head
printing paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000213307A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Nakamura
俊樹 中村
Shigeyuki Kawamura
茂之 川村
Minoru Yamaguni
稔 山国
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP2000213307A priority Critical patent/JP2002029078A/ja
Publication of JP2002029078A publication Critical patent/JP2002029078A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷される画像のずれを防ぐプリンタを提供
する。 【解決手段】 図は、搬送された印刷用紙をインクリボ
ンに圧接させ、入力された画像データに応じた熱を、イ
ンクリボンに印加することによって、印刷用紙に画像を
転写するプリンタの構成を示すブロック図である。この
図において、画像データ加算回路13は、入力された画
像データの大きさを算出する。CPU21は、画像デー
タの大きさに応じてモータ駆動回路22に供給する電源
電圧を変えることで、印刷用紙の搬送速度を制御する。
従って、CPU21が、印加する熱の大きさと密接な関
係にある印刷用紙の摩擦係数の大きさを考慮した制御を
行うことができるので、印加する熱の大きさに起因する
印刷される画像のずれを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷される画像の
ずれを防ぐプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】多数の発熱体から構成されるヘッドを備
えたプリンタにあっては、種々の原因により、搬送方向
あるいは幅方向への印刷のずれが生じることが避けられ
ない。図11は、従来のプリンタの構成を示すブロック
図である。このプリンタヘッドでは、まず、プラテンが
搬送ローラによって搬送された用紙をヘッドに押しつ
け、図示しないインクリボンと用紙を圧接させ、次に、
ヘッドが熱を印加することによって、インクリボンに塗
布された所定の昇華染料が用紙に転写される。
【0003】図12は、従来のプリンタの上面図であ
る。この図に示すように、従来のプリンタは、用紙幅と
同じかわずかに広い用紙ガイドを設けて、用紙に印刷す
る主走査方向の位置を決めていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】用紙として用いられる
カラー感熱記録紙は、一般的に印加する熱が大きくなる
ほど軟化し、表面の摩擦係数が低くなる傾向がある。従
って、図11に示す従来のプリンタヘッドにおいて、例
えば、拡色毎の発色量が大きく相違すると、印刷用紙に
印加する熱も大きく異なることとなり、用紙と搬送ロー
ラの間の摩擦力も変動するので、搬送ローラにかかって
いた負荷トルクが変わり、搬送ローラの回転数が変化し
て、用紙の搬送量が変化する傾向がある。すなわち、各
ヘッドの熱転写を行う位置が本来の位置からずれてしま
い、色ずれの生じるおそれがある。また、プリンタヘッ
ドを構成する各部品には、個体毎の誤差があり、また、
ヘッドの組み付け時にも、締め付けトルクの違い等から
誤差が生じる。これらの、誤差によって、色ずれの生じ
ることがある。
【0005】また、用紙がプリンタの用紙ガイドぎりぎ
りにセットされると、用紙は、用紙ガイドと擦れて爛れ
るか、折れ曲がってジャムが発生する。通常、これを避
けるために、用紙ガイドの幅は、用紙の幅よりもわずか
に大きくされているが、用紙ガイドの幅と用紙の幅が異
なるので、プリントが本来の位置とずれるおそれがあ
る。
【0006】このずれは、わずかであるので、通常、気
にならないが、例えば、複数の四角いプリカットを入れ
たプリカットシールを用紙に使い、読み込んだ画像を各
プリカット部分に印刷する場合、画像がずれていると、
プリカット部分をはがしたときに、画像が削れてしまう
場合があり得る(図13参照)。この対策として、図1
4の様に、印刷する画像の大きさをプリカット部分の大
きさよりも大きくし、各プリカット部分の全体に画像を
印刷する方法もあるが、プリカット部分をはがした際
に、画像の一部が台紙側に残ってしまうのでプリカット
部分の画像が本来の画像と異なるという欠点がある。
【0007】本発明は、以上のことに鑑みてなされたも
のであり、その目的は、印刷される画像のずれを防ぐプ
リンタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力された画像データに応じた熱をイン
クリボンまたは印刷用紙に印加することによって、印刷
用紙に画像を転写するプリンタにおいて、前記印刷用紙
の所定範囲を印刷するために必要な熱の大きさを算出す
る画像データ量算出手段と、前記画像データの大きさに
応じて印刷用紙の搬送速度を変化させる搬送制御手段と
を有することを特徴とするプリンタである。
【0009】上記構成とすることにより、搬送制御手段
は、画像データ量算出手段が算出した熱の大きさに応じ
て印刷用紙の搬送速度を制御する。すなわち、搬送制御
手段は、印可する熱と密接な関係にある印刷用紙の摩擦
係数の大きさを考慮した制御を行うことができるので、
印可する熱の大きさに起因する印刷される画像のずれを
防ぐことができる。
【0010】本発明は、入力された画像データに応じた
熱をインクリボンまたは印刷用紙に印加することによっ
て、印刷用紙に画像を転写するプリンタにおいて、前記
印刷用紙の幅方向へ並べられた複数の発熱体からなるヘ
ッドと、前記発熱体を個々に、あるいは所定の単位個数
ずつ発熱させる制御手段と、前記発熱体の前記搬送方向
への相対ずれ量を記憶する記憶手段とからなり、前記制
御手段は、前記記憶手段に記憶されたずれ量により、前
記発熱体の発熱タイミングを個々にあるいは単位個数毎
にずらすことを特徴とするプリンタである。
【0011】上記構成とすることにより、制御手段が、
記憶手段に記憶された各発熱体のずれを考慮して、発熱
タイミングを個々にあるいは単位個数毎にずらすので、
発熱体の位置のずれに起因する印刷される画像のずれを
防ぐことができる。
【0012】本発明は、入力された画像データに応じた
熱をインクリボンまたは印刷用紙に印加することによっ
て、印刷用紙に画像を転写するプリンタにおいて、前記
印刷用紙の幅方向へ並べられた複数の発熱体からなるヘ
ッドと、前記発熱体を個々に、あるいは所定の単位個数
ずつ発熱させる制御手段と、前記印刷用紙と前記ヘッド
との幅方向への相対位置を検出する位置検出手段とから
なり、前記制御手段は、前記位置検出手段が検出した相
対位置により、前記発熱体の発熱範囲をずらすことを特
徴とするプリンタである。
【0013】上記構成とすることにより、位置検出手段
が印刷用紙とヘッドとの相対位置を検出し、制御手段
が、検出した相対位置により、前記発熱体の発熱範囲を
ずらすので、印刷用紙の設置位置のずれに起因する印刷
画像のずれを防ぐことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
によるプリンタの構成を示すブロック図である。この図
において、符号10は、メモリコントローラ11,画像
データ加算回路13,パルス演算回路15,ヘッドバッ
ファ16に制御信号を出力するDMAコントローラであ
る。メモリコントローラ11は、DMAコントローラ1
0から入力された制御信号に応じて、Read信号また
はWrite信号を画像メモリ14に出力する。
【0015】符号12は、外部インターフェースであ
り、図示しない画像読みとり装置が読み込んだ画像デー
タは、ここから入力される。画像データ加算回路13
は、外部インターフェース12から入力された画像デー
タのデータ量をページ毎に算出し、それをCPU21に
出力する。また、画像データ加算回路13は、DMAコ
ントローラ10から制御信号が入力されると、外部イン
ターフェース12から入力された画像データを画像メモ
リ14に出力する。画像メモリ14は、メモリコントロ
ーラ11からWrite信号が入力されると、画像デー
タ加算回路13から入力された画像データを記憶し、メ
モリコントローラ11からRead信号が入力される
と、記憶した画像データをパルス演算回路15に出力す
る。
【0016】パルス演算回路15は、DMAコントロー
ラ10から制御信号が入力されると、DMA画像メモリ
14からの入力を受け付け、画像メモリ14から入力さ
れた画像データをパルス信号に変換する。ヘッドバッフ
ァ16は、パルス演算回路15から入力されたパルス信
号を保持するバッファであり、DMAコントローラ10
から制御信号が入力されると、保持しているパルス信号
を出力する。符号17は、ヘッドバッファから入力され
たパルス信号によって発熱量を制御するヘッドである。
【0017】CPU21は、画像データ加算回路13か
ら、画像データ加算回路13が算出した画像データのデ
ータ量を読み出し、そのデータ量に応じた電源電圧をモ
ータ駆動回路22に出力する。すなわち、CPU21
は、図2に示すように、入力されたデータ量が0〜D1
の場合、電圧V3を出力し、入力されたデータ量がD1
〜D2の場合、電圧V2を出力し、入力されたデータ量
がD2〜D3の場合、電圧V1を出力する。ただし、本
実施形態において、モータ23にかかる負荷トルクは、
データ量が0〜D1の場合、およそT1であり、データ
量がD1〜D2の場合、およそT2であり、データ量が
D2〜D3の場合、およそT3であるとする。
【0018】また、CPU21が出力する電圧の大きさ
は、モータ23の負荷トルク特性から決定される。ここ
で、図3は、モータ23の負荷トルクに対する回転数を
示したグラフである。この図に示すように、モータ23
が一定回転数を保つためには、モータ23にかかる負荷
トルクがT1の場合、モータ駆動回路22に入力する電
圧をV1にし、モータ23にかかる負荷トルクがT2の
場合、モータ駆動回路22に入力する電圧をV2にし、
モータ23にかかる負荷トルクがT3の場合、モータ駆
動回路22に入力する電圧をV3にする必要がある。
【0019】従って、読み出した画像データの総和が0
〜D1の場合、CPU21の出力電圧は、V3とされ、
読み出した画像データの総和がD1〜D2の場合、CP
U21の出力電圧は、V2とされ、読み出した画像デー
タの総和がD2〜D3の場合、CPU121の出力電圧
は、V1とされる。
【0020】モータ駆動回路22は、モータ23を駆動
する回路である。モータ23は、搬送ローラの駆動を行
う。
【0021】次に以上の様に構成されたプリンタの動作
について説明する。外部インターフェース12から画像
データが入力されると、画像データ加算回路13は、そ
の画像データのデータ量を算出する。また、DMAコン
トローラ10は、メモリコントローラ11に制御信号を
送って、画像データ加算回路13に画像データが入力さ
れたことを知らせる。メモリコントローラ11は、この
制御信号が入力されると、画像メモリ14にWrite
信号を出力する。これにより、画像メモリ14は、入力
されたデータを書き込む状態になる。
【0022】画像データ加算回路13が画像データのデ
ータ量を算出し終わると、DMAコントローラ10は、
画像データ加算回路13に制御信号を出力し、画像デー
タ加算回路13に画像データを出力させる。なお、画像
データ加算回路13は、算出したデータ量を、CPU2
1が読み出すまで保持している。画像メモリ14は、画
像データ加算回路13から画像データが入力されると、
その画像データを記憶する。また、DMAコントローラ
10は、パルス演算回路15に制御信号を出力し、パル
ス演算回路15にデータの入力を許可させる。
【0023】画像メモリ14が画像データの記憶を終え
ると、DMAコントローラ10は、メモリコントローラ
11に制御信号を送って、画像メモリ14が画像データ
の記憶を終えたことを知らせる。メモリコントローラ1
1は、この制御信号が入力されると、画像メモリ14に
Read信号を出力する。これにより、画像メモリ14
は、記憶したデータを読み出し、パルス演算回路15に
出力する。
【0024】パルス演算回路15は、入力された画像デ
ータをパルスに変換し、ヘッドバッファ16に出力す
る。DMAコントローラ10は、ヘッドバッファ16に
入力したパルスが1ライン分になると、ヘッドバッファ
16に制御信号を出力し、ヘッドバッファ16に保持し
ている信号を出力させる。
【0025】ヘッド17は、パルスが入力されると、入
力されたパルスに応じた熱をインクリボンに印可する。
これにより、インクリボンに圧接された印刷用紙に熱転
写が行われる。すなわち、印刷が行われる。なお、本実
施形態におけるプリンタは、インクリボンに熱を加える
ことによって、印刷用紙に画像が熱転写されるプリンタ
としたが、インクリボンを用いないで、印刷用紙を、熱
が印可されると発色する印刷用紙としてもよい。
【0026】一方、CPU21は、画像データ加算回路
13から、画像データ加算回路13が算出したデータ量
を読み出し、読み出したデータ量に応じた電圧をモータ
駆動回路22に出力する。モータ回路駆動回路22は、
電圧が入力されると、モータ23を、入力された電圧に
応じたトルクで駆動する。
【0027】これにより、モータ23の駆動トルクを、
ページ毎に、画像データのデータ量に応じて変えること
ができるので、モータの回転数を一定に保つことができ
る。なお、CPU21は、モータ23の急激なトルク変
動を避けるために、出力電圧をV1からV3に切り換え
たり、V3からV1に切り換えたりするようなことはせ
ず、必ず、一度、出力電圧をV2に切り換えてから、V
3またはV1に切り換える。
【0028】図4は、本発明の第2の実施形態によるプ
リンタの構成を示すブロック図である。この図におい
て、符号40は、印刷全体のタイミングを制御するメイ
ンシステム制御部である。符号41は、印刷用紙を駆動
するステッピングモータである。符号42は、サーマル
ヘッド47に設けられている各発熱体の色ずれ量を、例
えば図6の様に記憶している記憶メモリである。なお、
図6において、”ずれ”とは、印刷用紙の進行方向にお
ける各発熱体と発熱体51(図5参照)との”ずれ”で
ある。
【0029】すなわち、各発熱体のずれが図6に示す量
である場合、各発熱体の位置は図5に示す位置となる。
つまり、発熱体52〜54は、発熱体51とのずれはな
く、発熱体55〜58は、用紙の進行方向に対して発熱
体51よりも、1ステップ後方にあり、発熱体59〜6
2は、用紙の進行方向に対して発熱体51よりも、2ス
テップ後方にあり、発熱体63〜66は、用紙の進行方
向に対して発熱体51よりも、3ステップ後方にある。
【0030】符号43は、記憶メモリ42の内容に従っ
て、ヘッドデータバッファ46およびサーマルヘッド4
7を制御するサーマルヘッド制御部である。例えば、記
憶メモリ42に、各発熱体のずれが図6の様に記憶され
ている場合、サーマルヘッド制御部43は、ステッピン
グモータ41が1ステップ動く毎にストローブ信号を出
力する。これにより、ステッピングモータ41が1ステ
ップ動く毎に発熱体を制御することができる。
【0031】符号44は、画像データが記憶されている
画像メモリである。符号45は、記憶メモリの内容に従
って、画像メモリ44に記憶された画像データからヘッ
ドデータの生成を行う画像データ制御部である。例え
ば、記憶メモリ42に、各発熱体のずれが図6の様に記
憶されている場合、発熱体63〜66に送る画像データ
を3ステップ早め、発熱体59〜62に送る画像データ
を2ステップ早め、発熱体55〜58に送る画像データ
を1ステップ早めて出力するように画像データを生成す
る。
【0032】ヘッドデータバッファ46は、サーマルヘ
ッド制御部43から制御信号が入力されると、画像デー
タ制御部45から入力されたヘッドデータをサーマルヘ
ッド47に出力する。サーマルヘッド47は、主走査方
向に1列に並んだ発熱体51〜66を具備しており、サ
ーマルヘッド制御部43からストローブ信号が入力され
ると、ヘッドデータバッファ46から入力されたヘッド
データに基づいて発熱体51〜66を制御する。
【0033】次に以上の様に構成されたプリンタの動作
について説明する。画像データ制御部45は、メインシ
ステム制御部40から制御信号が入力されると、記憶メ
モリ42から読み出した発熱体51〜66のずれおよび
画像メモリ44から読み出した画像データからヘッドデ
ータを生成し、ヘッドデータバッファ46に出力する。
これにより、発熱体のずれを補正するようにヘッドデー
タが生成されるので、用紙に印刷された画像は、ずれの
無い画像となる。
【0034】ヘッドデータバッファ46は、サーマルヘ
ッド制御部43から制御信号が入力されると、入力され
たヘッドデータをサーマルヘッド47に出力する。ま
た、サーマルヘッド制御部43は、記憶メモリ42に記
憶されている各発熱体のずれに応じた出力タイミング
で、ストローブ信号を出力する。これにより、発熱体の
ずれに応じた緻密さで、各発熱体の制御を行うことがで
きる。ただし、この制御において、ステッピングモータ
41の1ステップより細かい制御はできない。
【0035】サーマルヘッド47は、サーマルヘッド制
御部43からストローブ信号が入力されると、ヘッドデ
ータバッファ46から入力されたヘッドデータに基づい
て発熱体51〜66を制御する。以上説明したように、
このプリンタヘッドの制御装置によれば、各発熱体の誤
差を補正することができる。なお、本実施形態における
プリンタは、インクリボンに熱を加えることによって、
印刷用紙に画像が熱転写されるプリンタ、インクリボン
の代わりに熱が印可されると発色する印刷用紙を用いる
プリンタのどちらでもよい。
【0036】図7は、本発明の第3の実施形態によるプ
リンタの構成を示すブロック図である。この図におい
て、符号70は、印刷全体のタイミングを制御するメイ
ンシステム制御部である。符号71は、印刷用紙を駆動
するステッピングモータである。符号72は、用紙ガイ
ド近傍に設けられたフォトセンサである。ここで、図8
は、本プリンタヘッドの制御装置が設けられているプリ
ンタの外観図である。この図において、符号81は、大
幅に傾いている用紙を補正する用紙ガイドである。この
図に示すように、フォトセンサ72は、用紙82の位置
を検出する。
【0037】図7において、符号73は、ヘッドデータ
バッファ76およびサーマルヘッド77を制御するサー
マルヘッド制御部である。符号74は、画像データが記
憶されている画像メモリである。符号75は、フォトセ
ンサ72の出力に応じて、画像メモリ74に記憶された
画像データからヘッドデータの生成を行う画像データ制
御部である。例えば、フォトセンサ72の出力から用紙
が右にずれていることがわかった場合、画像メモリ74
から読み出した画像データをシフトし、その画像データ
の示す画像が読み込んだ画像よりも、用紙がずれている
分だけ左にシフトした画像となるようにする。これによ
り、用紙の位置がずれていることに起因する印刷画像の
ずれを補正することができる。
【0038】ヘッドデータバッファ76は、サーマルヘ
ッド制御部73から制御信号が入力されると、画像デー
タ制御部75から入力されたヘッドデータをサーマルヘ
ッド77に出力する。サーマルヘッド77は、サーマル
ヘッド制御部73からストローブ信号が入力されると、
ヘッドデータバッファ76から入力されたヘッドデータ
に基づいて各発熱体を制御する。
【0039】次に以上の様に構成されたプリンタヘッド
の動作について説明する。画像データ制御部75は、メ
インシステム制御部70から制御信号が入力されると、
画像メモリ74から読み出した画像データおよびフォト
センサ72の出力からヘッドデータを生成し、ヘッドデ
ータバッファ76に出力する。
【0040】ヘッドデータバッファ76は、サーマルヘ
ッド制御部73から制御信号が入力されると、入力され
たヘッドデータをサーマルヘッド77に出力する。サー
マルヘッド77は、サーマルヘッド制御部73からスト
ローブ信号が入力されると、ヘッドデータバッファ76
から入力されたヘッドデータに基づいて各発熱体を制御
する。以上説明したように、このプリンタヘッドの制御
装置によれば、用紙のずれを補正することができる。な
お、本実施形態において、印刷用紙の位置はフォトセン
サによって検出したが、他の方法によって検出してもよ
い。例えば、フォトセンサの代わりに図9に示すような
装置を用いて印刷用紙の位置を検出してもよい。図9に
示す装置は、B部を支点としてA部およびD部が動く機
構となっている。すなわち用紙の位置に応じてA部の位
置が変わり、それと同時にD部の位置も変わる。このD
部の位置を検出することによって用紙の位置がわかる。
なお、用紙が無い場合、C部(バネ)の動作によりA部
およびD部がに所定の位置に戻るようになっている。な
お、本実施形態におけるプリンタは、インクリボンに熱
を加えることによって、印刷用紙に画像が熱転写される
プリンタ、インクリボンの代わりに熱が印可されると発
色する印刷用紙を用いるプリンタのどちらでもよい。
【0041】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、この発明には、上述した実施形態の
みならず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計,変
更等も勿論含まれる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力された画像データに応じた熱をインクリボンまたは
印刷用紙に印加することによって、印刷用紙に画像を転
写するプリンタにおいて、印刷用紙の所定範囲を印刷す
るために必要な熱の大きさを算出する画像データ量算出
手段と、画像データの大きさに応じて印刷用紙の搬送速
度を変化させる搬送制御手段とを設けたので、印加する
熱の大きさに起因する印刷される画像のずれを防ぐこと
ができる。
【0043】また、本発明によれば、入力された画像デ
ータに応じた熱をインクリボンまたは印刷用紙に印加す
ることによって、印刷用紙に画像を転写するプリンタに
おいて、印刷用紙の幅方向へ並べられた複数の発熱体か
らなるヘッドと、発熱体を個々に、あるいは所定の単位
個数ずつ発熱させる制御手段と、発熱体の搬送方向への
相対ずれ量を記憶する記憶手段とを設け、制御手段を、
記憶手段に記憶されたずれ量により、発熱体の発熱タイ
ミングを個々にあるいは単位個数毎にずらすこととした
ので、発熱体の位置のずれに起因する印刷される画像の
ずれを防ぐことができる。
【0044】また、本発明によれば、入力された画像デ
ータに応じた熱をインクリボンまたは印刷用紙に印加す
ることによって、印刷用紙に画像を転写するプリンタに
おいて、印刷用紙の幅方向へ並べられた複数の発熱体か
らなるヘッドと、発熱体を個々に、あるいは所定の単位
個数ずつ発熱させる制御手段と、印刷用紙とヘッドとの
幅方向への相対位置を検出する位置検出手段とを設け、
制御手段を、位置検出手段が検出した相対位置により、
発熱体の発熱範囲をずらすこととしたので、印刷用紙の
設置位置のずれに起因する印刷画像のずれを防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態によるプリンタの
構成を示すブロック図である。
【図2】 入力された画像データのデータ量とCPU
21が出力する電圧との関係を示すグラフである。
【図3】 モータ23の負荷トルクに対する回転数を
示したグラフである。
【図4】 本発明の第2の実施形態によるプリンタの
構成を示すブロック図である。
【図5】 発熱体51〜66の位置の例を示す図であ
る。
【図6】 記憶メモリ42の例を示す図である。
【図7】 本発明の第3の実施形態によるプリンタの
構成を示すブロック図である。
【図8】 第3の実施形態によるプリンタの上面図で
ある。
【図9】 位置検出手段の他の例である。
【図10】 従来のプリンタの構成を示すブロック図で
ある。
【図11】 従来のプリンタのヘッドの構成を示すブロ
ック図である。
【図12】 従来のプリンタの上面図である。
【図13】 印刷用紙にプリカットシールを用いた場合
の問題点を説明するための説明図である。
【図14】 印刷用紙にプリカットシールを用いた場合
の問題点を説明するための説明図である。
【符号の説明】
13 画像データ加算回路 21 CPU 42 記憶メモリ 43 サーマルヘッド制御部 45 画像データ制御部 47 サーマルヘッド 72 フォトセンサ 75 画像データ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山国 稔 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 Fターム(参考) 2C065 AA01 DA08 DA23 DA24 DA34 3F048 AA05 AB01 AC04 BA22 BB02 CC05 DB03 DB06 DB11 DC12 EA15 EB24 EB29 EB39 3F049 AA10 DA12 EA12 EA24 LA07 LB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データに応じた熱をイン
    クリボンまたは印刷用紙に印加することによって、印刷
    用紙に画像を転写するプリンタにおいて、 前記印刷用紙の所定範囲を印刷するために必要な熱の大
    きさを算出する画像データ量算出手段と、 前記画像データの大きさに応じて印刷用紙の搬送速度を
    変化させる搬送制御手段と、 を有することを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 入力された画像データに応じた熱をイン
    クリボンまたは印刷用紙に印加することによって、印刷
    用紙に画像を転写するプリンタにおいて、 前記印刷用紙の幅方向へ並べられた複数の発熱体からな
    るヘッドと、 前記発熱体を個々に、あるいは所定の単位個数ずつ発熱
    させる制御手段と、 前記発熱体の前記搬送方向への相対ずれ量を記憶する記
    憶手段と、 からなり、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されたずれ量によ
    り、前記発熱体の発熱タイミングを個々にあるいは単位
    個数毎にずらすことを特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 入力された画像データに応じた熱をイン
    クリボンまたは印刷用紙に印加することによって、印刷
    用紙に画像を転写するプリンタにおいて、 前記印刷用紙の幅方向へ並べられた複数の発熱体からな
    るヘッドと、 前記発熱体を個々に、あるいは所定の単位個数ずつ発熱
    させる制御手段と、 前記印刷用紙と前記ヘッドとの幅方向への相対位置を検
    出する位置検出手段と、 からなり、 前記制御手段は、前記位置検出手段が検出した相対位置
    により、前記発熱体の発熱範囲をずらすことを特徴とす
    るプリンタ。
JP2000213307A 2000-07-13 2000-07-13 プリンタ Pending JP2002029078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000213307A JP2002029078A (ja) 2000-07-13 2000-07-13 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000213307A JP2002029078A (ja) 2000-07-13 2000-07-13 プリンタ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004308362A Division JP2005022422A (ja) 2004-10-22 2004-10-22 プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002029078A true JP2002029078A (ja) 2002-01-29

Family

ID=18709079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000213307A Pending JP2002029078A (ja) 2000-07-13 2000-07-13 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002029078A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6801234B2 (en) 2002-11-06 2004-10-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Color thermal printer
US7782349B2 (en) 2006-05-31 2010-08-24 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Thermal printer and method of controlling the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6801234B2 (en) 2002-11-06 2004-10-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Color thermal printer
US7782349B2 (en) 2006-05-31 2010-08-24 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Thermal printer and method of controlling the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7477273B2 (en) Method and device for adjusting alignment of image forming apparatus
US5172180A (en) Image forming equipment with variable stepwise drive means operation
JP2002029078A (ja) プリンタ
KR100219601B1 (ko) 인쇄면 판별영역을 갖는 ohp 및 승화형 열전사 프린터의 ohp 인쇄면 판별 방법 및 이에 적합한 장치
KR100788658B1 (ko) 열전사헤드의 구동 방법 및 그를 이용한 화상 형성 장치
JPS6031978A (ja) 記録方法
JP4577915B2 (ja) 画像形成装置
JP2005022422A (ja) プリンタ
JP3686245B2 (ja) 記録装置及びその制御方法
JP2001239686A (ja) サーマルプリンタ
JP2020075429A (ja) 印刷装置および制御方法
JPH01271247A (ja) プリンタ及び画像信号送出装置
KR0178755B1 (ko) 속도조절기능을 갖는 열승화형 프린터
KR100412768B1 (ko) 열전사방식의 프린터
JPH01208159A (ja) 熱転写記録装置
JPS60236772A (ja) 記録装置
JPH09169130A (ja) カラー熱転写プリンター
KR950005669B1 (ko) 칼라비디오프린터의 프린팅방법 및 장치
JP4281398B2 (ja) 画像形成装置及び印字制御方法
JPS61177258A (ja) 感熱転写形プリンタ
KR0150162B1 (ko) 승화형 열전사 프린터의 화질열화 보상장치
JPH0343990B2 (ja)
JPH04358851A (ja) サーマルプリンタ及びその印字処理方法
JP2673811B2 (ja) ファクシミリの熱転写記録方式
JPH068502A (ja) 印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Effective date: 20040707

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041022

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041125

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20050114

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20050530

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

A521 Written amendment

Effective date: 20050530

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20061218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712