JP2002028837A - クーラント流路接続機構 - Google Patents

クーラント流路接続機構

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JP2002028837A JP2000212971A JP2000212971A JP2002028837A JP 2002028837 A JP2002028837 A JP 2002028837A JP 2000212971 A JP2000212971 A JP 2000212971A JP 2000212971 A JP2000212971 A JP 2000212971A JP 2002028837 A JP2002028837 A JP 2002028837A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主軸に設けられた主軸側クーラント流路とそ
の主軸の先端に取り付けられる工具側のクーラント流路
とを液密に接続するクーラント流路接続機構において、
工具側のクーラント流路開口部周囲に圧接されてクーラ
ントの漏洩を防止する環状の封止部材の交換を容易にす
ること。 【解決手段】 主軸側クーラント流路7aの先端の大径
部7bにはクーラントノズル11の基端部11aが挿入
され、このクーラントノズル11は、コイルバネ15に
よって先端方向に付勢されると共に係止ネジ17で抜け
出しを防止されている。クーラントノズル11の先端側
端面には工具ホルダ90のクーラント流路90aの開口
部周囲に当接する封止部材としてのOリング19が嵌着
されている。係止ネジ17を外せばOリング19をクー
ラントノズル11と一体に取り出すことができ、そのO
リング19を使用者の手元で容易に交換することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械において
工具側にクーラントを供給するためのクーラント流路を
接続するクーラント流路接続機構に関し、詳しくは、主
軸に設けられた主軸側クーラント流路と、その主軸の先
端に取り付けられる工具側のクーラント流路とを、液密
に接続するクーラント流路接続機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工作機械の主軸に取り付けら
れる工具の刃先から高圧のクーラントを噴射し、被加工
部の冷却,潤滑と切削屑の除去とを行うことが考えられ
ている。この場合、工具に設けられたクーラント流路先
端から被加工部にクーラントを噴射することになるが、
そのためには、主軸に設けられた主軸側クーラント流路
とその主軸の先端に取り付けられる工具側のクーラント
流路(工具が主軸に着脱自在な工具ホルダに固定されて
いる場合はその工具ホルダに設けたクーラント流路)と
を液密に接続する必要が生じる。
【0003】そこで、例えば工具ホルダの主軸への装着
時にその工具ホルダのクーラント流路の開口部周囲に圧
接されるOリングやパッキンを主軸側に設け、そのOリ
ングやパッキンを用いて主軸側クーラント流路と工具ホ
ルダのクーラント流路とを液密に接続することが考えら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、Oリングや
パッキン等の封止部材は摩耗や損傷によってクーラント
の漏洩を充分に防止できなくなる場合がある。この場
合、封止部材の交換が必要となるが、従来の機構ではこ
の封止部材の交換に面倒な作業を必要としていた。例え
ば、特開平8−155783号公報には、主軸側クーラ
ント流路を構成するクーラント供給部材の先端に螺合さ
れた着脱部材を取り外すことにより、クーラント供給部
材の先端内面に嵌着されたOリングを交換可能とするこ
とが記載されている。しかしながら、クーラント供給部
材の先端は主軸のハウジング先端からかなり奥へ入った
ところに配設されているので、このように奥まった部分
でOリングの交換を行うのは極めて面倒な作業となる。
【0005】一方、この種の封止部材を工具ホルダに設
ければ、工具ホルダを工作機械から外して使用者の手元
で封止部材の交換ができ、その交換は容易となる。とこ
ろが、一般の工作機械では工具ホルダを工具毎に多数備
えているため、工具ホルダ毎に個々に封止部材を設けて
いてはシステム全体のコストアップにつながる。
【0006】そこで、本発明は、主軸に設けられた主軸
側クーラント流路とその主軸の先端に取り付けられる工
具側のクーラント流路とを液密に接続するクーラント流
路接続機構において、工具側のクーラント流路開口部周
囲に圧接されてクーラントの漏洩を防止する環状の封止
部材の交換を容易にすることを目的としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、主軸に
設けられた主軸側クーラント流路と、上記主軸の先端に
取り付けられる工具側のクーラント流路とを、液密に接
続するクーラント流路接続機構であって、上記工具の上
記主軸への装着時に上記工具側のクーラント流路の開口
部周囲に圧接され、該開口部の外周方向へのクーラント
の漏洩を防止する環状の封止部材と、先端に該封止部材
が取り付けられると共に上記主軸の先端に着脱自在に構
成され、更に、上記主軸への装着時に上記主軸側クーラ
ント流路と上記環状の封止部材の内側とを連通する中空
部が形成されたホルダ部材と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0008】このように構成された本発明では、環状の
封止部材は、工具の主軸への装着時に工具側のクーラン
ト流路の開口部周囲に圧接され、その開口部の外周方向
へのクーラントの漏洩を防止する。また、この封止部材
はホルダ部材の先端に取り付けられ、そのホルダ部材は
主軸の先端に着脱自在に構成されている。このため、封
止部材はホルダ部材と一体に容易に取り外すことができ
る。
【0009】また、このホルダ部材には中空部が形成さ
れ、そのホルダ部材の主軸への装着時には、上記中空部
が主軸側クーラント流路と環状の封止部材の内側とを連
通する。このため、本発明のクーラント流路接続機構で
は、主軸側クーラント流路と工具側のクーラント流路と
を、上記封止部材の作用によって液密に接続することが
できる。しかも、この封止部材は、前述のようにホルダ
部材と一体に主軸から取り外すことにより、使用者の手
元で容易に交換可能となる。従って、本発明のクーラン
ト流路接続機構を工作機械に適用すれば、主軸における
クーラントの漏洩を確実に防止しつつ、メンテナンス性
を良好に向上させることができる。
【0010】請求項2記載の発明は、上記ホルダ部材の
基端部が上記主軸側クーラント流路に液密かつ摺動可能
に挿入される請求項1記載のクーラント流路接続機構で
あって、上記主軸側クーラント流路に挿入された上記ホ
ルダ部材を上記主軸の先端方向に付勢する付勢部材と、
上記主軸に着脱自在に固定されると共にその装着時には
上記ホルダ部材を主軸の先端側から係止して、上記主軸
側クーラント流路に挿入されたホルダ部材が上記主軸の
先端方向に抜け出すのを防止する係止部材と、を備えた
ことを特徴としている。
【0011】本発明では、ホルダ部材の基端部が主軸側
クーラント流路に液密かつ摺動可能に挿入され、該挿入
されたホルダ部材は付勢部材によって主軸の先端方向に
付勢されている。このため、封止部材は工具側のクーラ
ント流路の開口部周囲に上記付勢力により良好に圧接さ
れ(封止部材がホルダ部材の先端側端面に設けられてい
る場合に特に顕著)、クーラントの漏洩を一層良好に防
止することができる。
【0012】また、この付勢力に抗して、係止部材は、
主軸に着脱自在に固定されてホルダ部材を主軸の先端側
から係止している。このため、係止部材の装着時には、
ホルダ部材が上記付勢力によって主軸の先端方向に抜け
出すのを防止することができ、係止部材を主軸から取り
外すと、ホルダ部材も主軸から容易に取り外すことがで
きる。従って、本発明では、請求項1記載の発明の効果
に加えて、クーラントの漏洩を一層良好に防止すると共
に、封止部材の交換を一層容易にすることができるとい
った効果が生じる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の構
成に加え、上記係止部材を上記主軸から取り外したと
き、上記ホルダ部材及び上記付勢部材が共に上記主軸の
先端側から取り外し可能となることを特徴としている。
本発明では、前述の係止部材を主軸から取り外したと
き、ホルダ部材及び付勢部材が共に主軸の先端側から取
り外し可能となる。このため、バネ等の付勢部材に経時
変化等による交換の必要が生じたとき、付勢部材も上記
封止部材と同様に、容易に交換することができる。従っ
て、本発明では、請求項2記載の発明の効果に加えて、
付勢部材の交換を容易にして工作機械のメンテナンス性
を一層良好に向上させることができるといった効果が生
じる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の構成に加え、上記付勢部材が、上記ホルダ部材及
び上記主軸側クーラント流路の外側に配設されることを
特徴としている。バネ等の付勢部材をクーラント流路中
に配設すると、クーラントによる腐食を受ける可能性が
ある。これに対して、本発明では、付勢部材をホルダ部
材及び主軸側クーラント流路の外側に配設しているの
で、付勢部材がクーラントによる腐食を受ける心配がな
い。このため、例えば付勢部材としてバネを使用する場
合、従来はSUS(ステンレス鋼)等の耐腐食性の優れ
た素材で構成したものしか使用できなかったのに対し、
本発明では、鋼製のバネ等、安価で一般的なものを使用
することができる。従って、本発明では、請求項2また
は3記載の発明の効果に加えて、製造コストを抑制しつ
つ付勢部材の腐食を良好に防止することができるといっ
た効果が生じる。
【0015】請求項5記載の発明は、上記ホルダ部材の
基端部が上記主軸側クーラント流路に液密かつ摺動可能
に挿入される請求項1〜4のいずれかに記載のクーラン
ト流路接続機構であって、上記主軸側クーラント流路内
壁とその主軸側クーラント流路に挿入された上記ホルダ
部材外周との液密性を保持する第2封止部材が、上記ホ
ルダ部材と一体に上記主軸から着脱自在に構成されたこ
とを特徴としている。
【0016】ホルダ部材の基端部を主軸側クーラント流
路に液密かつ摺動可能に挿入する場合、主軸側クーラン
ト流路内壁とその主軸側クーラント流路に挿入されたホ
ルダ部材外周との液密性を保持するための封止部材を別
途設けるのが望ましい。こうすることによって、ホルダ
部材の基端部におけるクーラントの漏洩も防止すること
ができる。本発明では、このような封止部材としての第
2封止部材を、ホルダ部材と一体に上記主軸から着脱自
在としている。
【0017】このため、本発明では、上記第2封止部材
の交換も前述の封止部材と同様に、ホルダ部材と一体に
主軸から取り外すことにより使用者の手元で容易に行う
ことができる。従って、本発明では、請求項1〜4のい
ずれかに記載の発明の効果に加えて、主軸におけるクー
ラントの漏洩を一層良好に防止しつつ、工作機械のメン
テナンス性を一層良好に向上させることができるといっ
た効果が生じる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明のクーラント流路接続
機構が適用された主軸1の、先端近傍の構成を表す断面
図である。主軸1の図示しないハウジングには、ベアリ
ング3を介してスピンドル5が回転自在に装着され、そ
のスピンドル5は、中心軸に沿って貫通された主軸貫通
穴5aと、その主軸貫通穴5aの先端側(図1の下側)
でラッパ状に開口した工具装着穴5bとを備えている。
工具装着穴5bは、図示しない工具が固定された工具ホ
ルダ90を装着可能に構成され、工具装着穴5bに装着
された工具ホルダ90のプルスタッド91は、図示しな
い周知のコレットによってスピンドル5に一体に回転可
能に固定される。
【0019】主軸貫通穴5aの中心部を貫通するクーラ
ント供給部材7には主軸側クーラント流路7aが形成さ
れ、そのクーラント供給部材7の先端部外周と主軸貫通
穴5aの内壁との間には、支持部材9が配設されてい
る。この支持部材9はクーラント供給部材7とネジで連
結され、スピンドル5に対してスラスト方向(軸方向)
にクーラント供給部材7と一体に摺動可能に構成されて
いる。
【0020】主軸側クーラント流路7aの先端には、ホ
ルダ部材としてのクーラントノズル11の基端部11a
を挿入可能な大径部7bが形成されている。クーラント
ノズル11の先端部11bは基端部11aよりも大径
で、プルスタッド91の基端側端面より小径に形成さ
れ、更に、その先端部11bの基端側には更に大径の鍔
部11cが形成されている。この鍔部11cとクーラン
ト供給部材7の先端側端面に配設されたバネ用座金13
との間には、付勢部材としてのコイルバネ15が弾発状
に装着され、クーラントノズル11は、係止部材として
の係止ネジ17で係止されることによって先端方向へ抜
け出すのを防止されている。
【0021】すなわち、係止ネジ17は、外周部が支持
部材9の先端近傍の内壁に螺合すると共に、中央にクー
ラントノズル11の先端部11bを摺動自在に挿入する
穴17aを備えている。穴17aは鍔部11cよりも小
径に構成されており、係止ネジ17は、支持部材9に螺
合されることによってクーラントノズル11の上記抜け
出しをコイルバネ15の付勢力に抗して防止する。ま
た、上記付勢力によってクーラントノズル11の先端側
端面はプルスタッド91の基端側端面に当接する。そこ
で、クーラントノズル11の先端側端面には工具ホルダ
90のクーラント流路90aの開口部を外周から囲む環
状溝11dが形成され、その環状溝11dには封止部材
としてのOリング19が嵌着されている。
【0022】また、クーラントノズル11の中心にはO
リング19の内側と主軸側クーラント流路7aとを連通
する中空部11eが形成され、クーラントノズル11の
基端部外周に形成された溝部11fには主軸側クーラン
ト流路7aの大径部7bとクーラントノズル11外周と
の液密性を保持する第2封止部材としてのOリング21
が嵌着されている。更に、クーラント供給部材7の外周
にはその外周と支持部材9との液密性を保持するOリン
グ23が、支持部材9の外周にはその外周と主軸貫通穴
5aとの液密性を保持するOリング25が、それぞれ嵌
着されている。
【0023】このため、工具ホルダ90を工具装着穴5
bに挿入して前述のコレットによって固定すると、工具
ホルダ90側のクーラント流路90aの開口部外周にO
リング19がコイルバネ15の付勢力によって圧接され
る。すると、Oリング19が上記開口部の外周方向への
クーラントの漏洩を防止し、主軸側クーラント流路7a
と工具ホルダ90側のクーラント流路90aとがクーラ
ントノズル11の中空部11eを介して液密に接続され
る。
【0024】従って、主軸側クーラント流路7a内を流
れるクーラントを漏洩させることなく良好に工具の刃先
から噴射することができる。しかも、クーラントノズル
11の外周と主軸側クーラント流路7aの大径部7bと
の間にはOリング21が存在するので、上記漏洩を一層
良好に防止することができる。
【0025】次に、工具装着穴5bから工具ホルダ90
を取り外した後、係止ネジ17を専用工具で緩めて支持
部材9から取り外すと、クーラントノズル11を、Oリ
ング19,コイルバネ15,バネ用座金13,及びOリ
ング21と一体に取り外すことができる。すると、使用
者は、Oリング19,21及びコイルバネ15の交換を
手元で容易に行うことができる。例えば、Oリング1
9,21を針等でクーラントノズル11から取り外し、
新しいOリング19,21を環状溝11d,溝部11f
にそれぞれ嵌着した後、クーラントノズル11を新しい
コイルバネ15に挿入してそのクーラントノズル11ご
と支持部材9に取り付ければよい。
【0026】その後、係止ネジ17を螺合させて上記ク
ーラントノズル11の抜け出しを防止すれば、Oリング
19,21及びコイルバネ15の交換作業が完了する。
なお、クーラントノズル11及び係止ネジ17の着脱時
には、支持部材9及びクーラント供給部材7を最大限に
主軸1の先端側へ摺動させれば一層作業が容易となる。
このように、本実施の形態の主軸1を有する工作機械
は、メンテナンス性が極めて良好となる。また、コイル
バネ15は、クーラントノズル11の外周に挿入されて
おり、クーラントによる腐食を受ける心配がない。この
ため、コイルバネ15としては鋼製等の安価で一般的な
ものを使用することができ、製造コストを抑制しつつコ
イルバネ15の腐食も防止することができる。
【0027】次に、主軸1の変形例について、図2〜図
4を参照して説明する。なお、以下の説明において、主
軸1とほぼ同様に構成した部分には図1で使用したもの
と同一の符号を付して構成の詳細な説明を省略する。ま
た、図3以降では、前の図に示した変形例とほぼ同様に
構成した部分には対応する図で使用したものと同一の符
号を付して構成の詳細な説明を省略する。
【0028】図2の主軸31では、クーラントノズル1
1の先端部11bに、環状溝11dの内側に沿ってネジ
穴11gを穿設し、そのネジ穴11gに着脱部材33を
螺合させている。この着脱部材33にも、中空部11e
と同径の中空部33aを構成し、クーラントノズル11
の中空部11eと工具ホルダ90のクーラント流路90
aとを連通させている。また、ネジ穴11gの内壁に
は、着脱部材33の外周とネジ穴11gとの液密性を保
持するOリング35を嵌着している。
【0029】このように構成された主軸31では、Oリ
ング19を交換する場合、前述のようにクーラントノズ
ル11を取り外した後、更に着脱部材33をクーラント
ノズル11から取り外してOリング19の交換が行われ
る。この場合、着脱部材33の外周と環状溝11dとの
間にOリング19を挟み込むことにより、Oリング19
の交換が容易となる。
【0030】図3の主軸51では、クーラントノズル1
1の構成が主軸31のクーラントノズル11の構成と次
の点で相違する。主軸51では、環状溝11dを着脱部
材33側に形成すると共に、Oリング35も着脱部材3
3側に固定している。また、主軸51では、係止ネジ1
7を省略すると共に、支持部材9の先端近傍にその係止
ネジ17とほぼ同様の断面形状を有する係止部9aを一
体形成している。
【0031】このように構成された主軸51では、コイ
ルバネ15の交換は主軸51を基端側から分解しなけれ
ば不可能となる。しかしながら、工具装着穴5bから工
具ホルダ90を取り外した後、着脱部材33をクーラン
トノズル11から取り外せば、その着脱部材33と一体
にOリング19及び35を取り外すことができる。従っ
て、Oリング19,33に関しては、主軸31と同様に
容易に交換することができる。また、コイルバネ15も
クーラントノズル11の外側に配設されているので、主
軸1,31と同様に腐食を防止することができる。な
お、本実施の形態では、着脱部材33がホルダ部材に相
当する。
【0032】更に、上記各実施の形態では、プルスタッ
ド91の基端側端面にOリング19を当接させる場合を
例示したが、図4に示す主軸71のように、工具ホルダ
190のクーラント流路190aの内壁にOリング19
を当接させる形態も考えられる。図4に示すように、工
具ホルダ190のクーラント流路190aは、基端に大
径部190bを有しており、主軸71のクーラントノズ
ル11は、この大径部190bに嵌合する突出部11h
を先端に有している。そして、Oリング19は、その突
出部11hの外周に嵌着されている。
【0033】本発明の実施の形態としては、このような
形態も含めることができる。但し、コイルバネ15によ
ってクーラントノズル11を付勢する効果は、Oリング
19をクーラントノズル11の先端側端面に設けてプル
スタッド91の基端側端面に圧接する前述の各実施の形
態の方が顕著に表れる。
【0034】更に、本発明は上記実施の形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の形態で実施することができる。例えば、封止部材
としてはOリングの代わりにパッキン等を使用してもよ
い。また、付勢部材としてはコイルバネの他、ゴム,板
バネ等種々の構成が適用できる。更に、付勢部材は必ず
しも設けなくてもよい。例えば、図3の着脱部材33と
同様の部材を、クーラント供給部材7の先端に直接設け
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された主軸の先端近傍の構成を
表す断面図である。
【図2】 その主軸の変形例の先端近傍の構成を表す断
面図である。
【図3】 その主軸の他の変形例の先端近傍の構成を表
す断面図である。
【図4】 その主軸の更に他の変形例の先端近傍の構成
を表す断面図である。
【符号の説明】
1,31,51,71…主軸 7…クーラント供
給部材 7a…主軸側クーラント流路 11…クーラントノズ
ル 15…コイルバネ 17…係止ネジ 19,21,35…Oリング
33…着脱部材 90,190…工具ホルダ 90a,190a
…クーラント流路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸に設けられた主軸側クーラント流路
    と、上記主軸の先端に取り付けられる工具側のクーラン
    ト流路とを、液密に接続するクーラント流路接続機構で
    あって、 上記工具の上記主軸への装着時に上記工具側のクーラン
    ト流路の開口部周囲に圧接され、該開口部の外周方向へ
    のクーラントの漏洩を防止する環状の封止部材と、 先端に該封止部材が取り付けられると共に上記主軸の先
    端に着脱自在に構成され、更に、上記主軸への装着時に
    上記主軸側クーラント流路と上記環状の封止部材の内側
    とを連通する中空部が形成されたホルダ部材と、 を備えたことを特徴とするクーラント流路接続機構。
  2. 【請求項2】 上記ホルダ部材の基端部が上記主軸側ク
    ーラント流路に液密かつ摺動可能に挿入される請求項1
    記載のクーラント流路接続機構であって、 上記主軸側クーラント流路に挿入された上記ホルダ部材
    を上記主軸の先端方向に付勢する付勢部材と、 上記主軸に着脱自在に固定されると共にその装着時には
    上記ホルダ部材を主軸の先端側から係止して、上記主軸
    側クーラント流路に挿入されたホルダ部材が上記主軸の
    先端方向に抜け出すのを防止する係止部材と、 を備えたことを特徴とするクーラント流路接続機構。
  3. 【請求項3】 上記係止部材を上記主軸から取り外した
    とき、上記ホルダ部材及び上記付勢部材が共に上記主軸
    の先端側から取り外し可能となることを特徴とする請求
    項2記載のクーラント流路接続機構。
  4. 【請求項4】 上記付勢部材が、上記ホルダ部材及び上
    記主軸側クーラント流路の外側に配設されることを特徴
    とする請求項2または3記載のクーラント流路接続機
    構。
  5. 【請求項5】 上記ホルダ部材の基端部が上記主軸側ク
    ーラント流路に液密かつ摺動可能に挿入される請求項1
    〜4のいずれかに記載のクーラント流路接続機構であっ
    て、 上記主軸側クーラント流路内壁とその主軸側クーラント
    流路に挿入された上記ホルダ部材外周との液密性を保持
    する第2封止部材が、上記ホルダ部材と一体に上記主軸
    から着脱自在に構成されたことを特徴とするクーラント
    流路接続機構。
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