JP2002028309A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002028309A
JP2002028309A JP2000217002A JP2000217002A JP2002028309A JP 2002028309 A JP2002028309 A JP 2002028309A JP 2000217002 A JP2000217002 A JP 2000217002A JP 2000217002 A JP2000217002 A JP 2000217002A JP 2002028309 A JP2002028309 A JP 2002028309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
image
symbol
image data
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000217002A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Uchigashima
内ヶ島敏博
Takahiro Uchigashima
内ヶ島隆寛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takao Co Ltd
Original Assignee
Takao Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takao Co Ltd filed Critical Takao Co Ltd
Priority to JP2000217002A priority Critical patent/JP2002028309A/ja
Publication of JP2002028309A publication Critical patent/JP2002028309A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別図柄に興趣ある図柄の表示方法を提供す
ること。 【解決手段】 複数種類の背景画と複数種類の変動図柄
とを用意し、さらにリーチ対応の表示方法のそれぞれ違
った加算図柄と加算マークをも用意し、電源投入時は不
特定なRAMより背景画と変動図柄の初期値を決定し、
背景画と変動図柄の変更は大当り終了後にカウンタ(乱
数)より背景画と変動図柄を決定し、さらに任意に変更
ができるようにした。これにより従来にない遊技性が得
られ興趣あるパチンコ遊技が楽しめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機に設け
られる図柄表示の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来パチンコ機の機種のうち、機械的ま
たは電気的に動作させる図柄表示装置を用いたものや、
遊技球を入り易くしたり入り難くしたりする電気的及び
機械的に動作させる役物を用いたものが主に挙げられ
る。このうち図柄表示装置を用いた遊技機の代表として
第1種特別電動役物付ぱちんこ遊技機等が挙げられ、4
個の上限で保留される保留表示と、特別図柄表示装置と
特別図柄表示装置に表示される図柄を作動させる第一種
始動口と特別電動役物(大入賞口)とを備え、ある定め
られた確率により大当たりとして特別遊技が実行され
る。
【0003】第一種始動口に遊技球が入賞すると、保留
部に図柄の変動させるための保留表示され、保留表示が
あると図柄の変動が開始され、保留の表示が消去され
る。図柄の変動が開始され、図柄の変動が規定時間以上
の経過で図柄が停止する。停止表示される図柄が、ある
定められた図柄と一致すると特別遊技が実行される。こ
の特別遊技とは、特別電動役物が開放され、この開放さ
れたとき規定時間または規定入球数で閉鎖しある回数繰
り返すと言った制限の基でほぼ規定量の遊技球が獲得で
きるようにされている。
【0004】さらには、図柄表示装置に表示される図柄
が背景画と変動図柄とを表示しており、背景画がアニメ
ーション的であることと、当たり外れに呼応して、この
アニメーション的図柄が物語調に表示するものが一般的
である。また、当たりを表示する組み合わせの種類が複
数備え、この複数の図柄のうちある特定の表示したら、
前述した当たり確率を高確率に変更して大当たりの出現
を多くするようにする。以上の当たり外れの決定は、主
制御装置のRAMに設定されるカウンタが常時更新さ
れ、この更新中に遊技球の通過検出によって無作為にカ
ウンタの値を読み込んで、この値から当りおよび外れの
決定をしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の図柄表示装置に
表示される背景画と変動図柄がいつも同一ものが表示さ
れ、特開平9−28880に開示されるように複雑化し
た背景画でも遊技客にしてみれば、遊技になれてくると
内容が単純に思うようになり飽きられてくる。確率から
なる遊技機は、単純な図柄で構成されていると、遊技中
に大当たりが出現しないときには、遊技機のせいにして
しまって、ただ単に当たりの少ない状況におかれている
とは思わない。そこで、この背景画や変動図柄を、みた
めには複雑化したようにして、遊技者の好みにあわせる
よう興趣あるものに変化されることが望まれ、この表示
方法を以下に述べることとする。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に示す通り、複数画像を表示可能であり、該複数画像
の表示状態が変化可能な画像表示手段を有する遊技機に
関し、前記画像表示手段の表示態様が予め定められた特
定の表示態様とし、遊技状態を、遊技者に有利な特別遊
技にする特別遊技実行手段と、前記画像表示手段に画像
を表示するための複数種類の画像データを記憶する画像
データ記憶手段と、前記特別遊技実行手段の終了後にお
いて前記画像表示手段に表示する画像の画像データを、
前記画像データ記憶手段に記憶されている複数種類の画
像データの中から任意または特定条件のもとで選択する
画像データ選択手段と、前記画像データ記憶手段に記憶
されている画像データに基づく画像を前記画像表示手段
に表示させる制御を行なう画像表示制御手段とを含み、
該画像表示制御手段は、前記特別遊技実行手段の終了後
において、前記画像データ選択手段で選択された画像デ
ータに基づく画像を前記画像表示手段に切替表示させる
制御を行なうようにした。請求項2は、請求項1記載の
遊技機において、前記画像表示手段に演算記号を表示す
る演算記号表示手段を設けた。請求項3は、請求項1ま
たは2記載の遊技機において、前記複数画像の表示状態
が変化可能な画像表示手段を第1の表示とする第1画像
表示手段と、該第1画像表示手段とは別に設ける第2の
画像を表示する第2画像表示手段を、前記第1画像表示
手段の表示条件により表示変更をする表示変更手段を設
けた。
【0007】以上のように複数種類の画像でたから任意
又は特定条件のもとで画像データを選択するようにし
て、画像表示手段で切替表示するようにした。これによ
りある特定の図柄の表示ばかりであったものが、任意
(遊技者が変更する)または特定条件(大当たり終了後
の保留が無くなった)で図柄を切り替えができるから、
遊技者は遊技者自身に気に入られない画像表示を、遊技
者自身に好まれる画像表示に切り替えるので遊技興趣が
得られる。
【0008】請求項2において、画像表示手段に演算記
号を設けて公知のリーチ態様を興趣あるものにした。表
示図柄に演算記号(本実施例では加算マークをひょうじ
しているがほかの算術マークでもよい)を設けてリーチ
図柄と表示されたものと足し算をして表示されたものを
変更する方法である。従来のように変動スピードを変え
たり変動方向を変えるとした方法は、もう遊技者に飽き
られているので請求項2は、興趣あるものといえよう。
請求項3によると、特別図柄を表示するとき、普通図柄
も表示するようにしてあり、特別図柄が特定表示(例え
ばリーチ状態)するとき第2の表示手段が邪魔になるの
で、その条件に基づいて表示位置を変えるものである。
これにより第1の表示手段に自由度が増加して興趣ある
図柄の表示が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載される、「複数種
類の画像データの中から任意または特定条件のもとで選
択する画像データ選択手段と」とした手法は、この他に
も大当たりから遠のいたときに切り替える手段を設けて
もよい。また、遊技客が長時間不在のときに切り替えて
もよい。請求項2で演算マークをしていしているが、矢
印にしたり弓矢で加算数字を飛ばすようにしてもよい。
【0010】請求項3からは、実施例でも説明している
ように、普通図柄を特別図柄内に表示している。この表
示を位置を変えることはむろんそうであるが、小さく表
示するか、または透過表示する方法や、画面内部を転げ
表示するなどするとさらに興趣が増加する。以下に、本
発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。尚、本
発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されるも
のではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形
態を採り得ることはいうまでもない。
【0011】
【実施例】図1に示すように、本実施例の弾球遊技機と
してのパチンコ機10は、長方形の外枠11を有する本
体とカードリーダ32とからなっている。パチンコ機1
0の本体の外殻は、外枠11と前面枠12とにより構成
され、前面枠12は、図示を省略した上下のヒンジ機構
により軸支されて外枠11に対して遊技客側に開閉可能
となっており、外枠11はパチンコ機10を図示を省略
するパチンコ機設置島への取り付け手段でもある。前面
枠12には金枠13が取り付けられ、その金枠13の左
一方に図示しない上下のガラス枠ヒンジ機構によりガラ
ス枠14が開閉可能に装着されている。ガラス枠14を
閉じた状態(図示の状態)では、ガラス枠14に保持さ
れる板ガラス15が2重に装填されている。板ガラス1
5を透かして後述する内部に点線で図示した遊技盤16
が収納されている。
【0012】金枠13の下方には、金枠13に擁されて
皿部21を有する表面を透明体で構成された上皿20が
前面枠12に対して開閉可能に装着されれている。上皿
20の下には、上皿20と同様に表面を透明体で構成さ
れた下皿23が取り付けられ、この下皿23には溢球排
出口24が開口している。上皿20の皿部21に対する
内面には、パチンコ機10の内部からの遊技球の出口と
なる払出排出口22が開口している。
【0013】下皿23の右側に発射ハンドル26が取り
付けられ、この発射ハンドル26にはタッチプレート2
8と発射停止ボタン27とが設けられ、タッチプレート
28は反時計方向に付勢されており、手で時計方向に回
動させると遊技球を発射させることができて、発射停止
ボタン27を発射途中で押すと一時的にこの発射を止め
ることができる。発射ハンドル26の左側で下皿23に
スピーカ25が設けられている。前面枠12の上部に
は、3個の表示部からなるトップランプ29が設けられ
ており、中央が確変表示部31(公知の確率変更出段)
で、その左右2個が大当表示部30になっている。前面
枠12の略中央右に扉開放錠19が設けられ、図示しな
い鍵を挿入して、その鍵を右に回すと前面枠12が開放
され、左に回すとガラス枠14が開放できる。なお、こ
の鍵を何れ側でも回して開放させるとラッチ構成となっ
ているので開放した側を閉止しない限りその位置で固定
され、鍵を抜いて開放された側を閉止するとラッチが外
れて、固止されるといった構成になっている。
【0014】ガラス枠14の右下隅の裏に相当する位置
に、点線で示すガラス枠開放検出18とその上部に同様
に点線で図示する前面枠開放検出17が設置され、この
ガラス枠開放検出18は、ガラス枠14の右下隅に設け
てある。この右下に設けた理由として、俗に言うゴト師
に狙われやすい位置であり、ここにガラス枠開放検出1
8を設けると、ガラス枠14を無理にこじ開け、セル板
を挿入しようとしてもこの、こじ開けを好適に検知する
ことができる。従来のようにセル返しを内レールに設置
しても、場合によってはセル板の挿入を許すことができ
る。従って、このガラス枠開放検出18が有効に作用す
る。前面枠開放検出17は、その開放数からパチンコ機
10の内部に発生するトラブルの発生回数を把握するこ
とができる。たとえば、遊技球の流れの不良により店員
が修理調整のためにこの前面枠12が開放されたことを
後述する管理コンピュータ(遊技場の運営管理をする機
器)に記憶されるので、このパチンコ機10の機械構成
からくる優劣の判断材料や閉店後の再調整の目安にもな
る。
【0015】カードリーダ32には、カード挿入口33
が設けられている。上皿20の略中央左側には貸出操作
部が設けられ、この貸出操作部は残高表示部34および
貸出ボタン36と精算ボタン35とで構成されており、
カード挿入口33に有価価値のある図示しないプリペイ
ドカードを挿入すると、有価価値の内容を残高表示部3
4に価値のある分だけ表示する。残高表示部34に有価
価値が表示されているとき貸出ボタン36を任意に押せ
ば、押した回数分の遊技球が払出排出口22より排出さ
れる。精算ボタン35を押すとプリペイドカードがカー
ド挿入口33より排出され、残高表示部34が「00」
の表示に変化する。上皿20の下方の下皿23の内側に
は溢球排出口24が設けられ、パチンコ機10の内部か
らの遊技球の排出が上皿20に排出されるが、多く排出
されると上皿20に遊技球が溢れ、この溢れが図2に示
す溢球通路56を経て溢球排出口24から下皿23へ排
出される。上皿20の左側の上部に遊技ボタン99が設
けられており、ランプを内蔵している。この遊技ボタン
99の詳細に付いては後述する。
【0016】次に本パチンコ機10の背面側について図
2に従って説明をする。図2は、パチンコ機10の背面
側を示したもので、図1で説明した外枠11とそれに隣
接するカードリーダ32が併設され、外枠11の内部を
視ると機構盤38が設けられ、この機構盤38により図
示ができない遊技盤16を背部から前面枠12に図示し
ない機構盤ヒンジ機構で開閉可能で着脱可能に収容され
ており、この機構盤38の図示は全体であるから3カ所
に図示している。機構盤38の上部に賞球用および貸出
用の遊技球を貯留する球タンク39が設置され、この球
タンク39の右隣には、パチンコ機10と管理コンピュ
ータとを接続するための遊技情報出力端子42が設けら
れている。
【0017】球タンク39の下側には、球タンク39か
ら流出する遊技球を整列させながら誘導するタンクレー
ル40が配され、タンクレール40の下流側には点線で
図示する球不足検出器43とそのさらなる下流側に賞球
払出装置44と貸球払出装置45とが設け共に接続され
ている。球不足検出器43は球タンク39やタンクレー
ル40に保有される遊技球が無くなったことを検出する
ものであり、タンクレール40等に玉詰まりの発生した
ことの検出も可能である。タンクレール40の下側に補
給検出器41が備えられている。この補給検出器41は
感圧センサからなりアナログ的検出方法を採用してお
り、球タンク39に遊技球の保有量を、詳細を述べない
プログラムの設定により自由に設定変更可能にしてあ
る。従って、瞬時に大量の賞品球を払い出す第一種や第
三種パチンコ機のときは早めの補給要求を出力させるよ
うにできると共に、普通機のように球タンク39の保有
量に影響されるときは補給要求を遅くしてパチンコ機1
0の全体に掛かる重量によるスランプ性を作りだすこと
も可能といった優れた機能をも備えている。
【0018】賞球払出装置44と貸球払出装置45は、
駆動源としての詳細を述べないステッピングモータによ
って回転駆動されるスプロケットを備えており、このス
テッピングモータは後述する払出制御装置48により制
御され、その詳細は出願人が先に出願した特開平10−
57549に詳細を述べているように、1つの制御回路
で2個のステッピングモータを駆動する構成としてお
り、この実施例では発射装置54とを対象にしている
が、ステッピングモータにかわりが無ければ多方面に応
用が可能であるのである。従って、少ない電子部品で構
成されるのでコスト的に有利なものといえる。
【0019】賞球払出装置44は詳細な図示を省略する
遊技盤16に設けられる入賞口等に入賞すると、この賞
球払出装置44が作動して図1に示した払出排出口22
から遊技球を賞品球として払い出しの実行をするし、も
う一方の貸球払出装置45は図1に示した残高表示部3
4に有効分の表示がなされているとき貸出ボタン36を
押すと貸球払出装置45が作動して払出排出口22より
遊技球を貸し出しの実行もなされる。タンクレール40
の下には、特別図柄表示装置37を配しており、本図で
はその背面側を表し、その背面に点線で図示する中継端
子板46が備えられている。この中継端子板46は、そ
の詳細を後述するが、端子セキュリティ60が設けられ
ている端子カバー61により中継端子板46を保護し、
違法な基板交換の発見が容易に認識可能に端子セキュリ
ティ60によりセキュリティチェックを可能としてい
る。
【0020】特別図柄表示装置37の下にはランプ制御
装置49を伴った主制御装置47が設けられている。前
述した端子セキュリティ60を備えた中継端子板46に
は図示しないコネクタヘッダが2個設けられ、このコネ
クタヘッダにフラットケーブルを取り付け、その1の接
続先が主制御装置47と2の接続先がランプ制御装置4
9に接続がしてある。主制御装置47にもメインセキュ
リティ59が設けられ、このメインセキュリティ59と
前述した端子セキュリティ60と共同して本パチンコ機
10のセキュリティを保持している。中継端子板46の
背面には図示を省略したオンボードコネクタが付けら
れ、特別図柄表示装置37に直接接続されている。特別
図柄表示装置37の右側上部には遊技情報出力端子42
が取り付けられ、この遊技情報出力端子42は遊技情報
と制御情報とを出力するもので、遊技情報が遊技盤16
に生成される情報を、制御情報が機構盤38に生成され
る情報を管理コンピュータに出力する。
【0021】機構盤38の中央より下側には、詳細を順
次後述する多くの制御装置が設置され、順を追って説明
をすると、まず上から前述したランプ制御装置49、そ
の背部に主制御装置47、その左下部に電源装置51と
主制御装置47の右側に音声制御装置53、その下側に
払出制御装置48、そして電源装置51の下側には発射
制御装置50がそれぞれ設けられている。電源装置51
には特別電源部52が内蔵されており、入賞検出後に払
出の実行前または実行中に停電および誤って電源プラグ
を抜いて賞球データの消失と遊技中の情報の消失を防止
するために設けられている。発射制御装置50の奥には
詳細を述べない前面枠12に固止されている発射装置5
4が取り付けられ、この発射装置54が図1で説明した
発射ハンドル26と発射装置54とが前面枠12を挟ん
で付けられている。
【0022】機構盤38の最下部には点線で図示する溢
球通路56が設けられている。前述した上皿20に賞球
払出装置44から多量に遊技球が払い出されると上皿2
0が満杯になり溢れることとなるが、溢れると溢球通路
56を経て下皿23へ導出される。溢球通路56には満
杯検出器55が取付られており、溢球が下皿23に満杯
になると、この満杯検出器55が満杯を検出して発射装
置54や賞球払出装置44を制御するようになる。払出
制御装置48の下部にはアウト排出口57が設けられ、
遊技盤16に発射された遊技球の全てがこのアウト排出
口57から排出され、図示しない遊技機設置島内部に取
り込まれる。前面枠12の背部の機構盤38の上部に
は、図1で説明した前面枠開放検出17のスイッチが設
けられている。特別図柄表示装置37を囲むように集合
盤58が取付られている。この集合盤58は次の図3で
説明する遊技盤16の各所に設けた入賞具等に入賞した
入賞球をアウト排出口57から排出させるするために集
合させる目的で設けてある。
【0023】図3は、遊技盤16の正面図である。遊技
盤16の略外周に円形状の誘導レール62が設けてあ
り、発射装置54にて遊技球を発射すると誘導レール6
2に誘導されて遊技盤16の任意の位置に落下させるこ
とができる。遊技盤16の略中央には特別図柄表示装置
37が設けられ、この特別図柄表示装置37には図柄表
示装置窓枠63があって、この図柄表示装置窓枠63に
より遊技盤16に特別図柄表示装置37を図示しないビ
スで取り付けられている。
【0024】図柄表示装置窓枠63の上部にはワープ入
球口64が、そして最下部にステージ69とが設けられ
ている。遊技球がワープ入球口64に入球すると図示し
ない通路を経てステージ69に排出するようになってい
る。特別図柄表示装置37の略中央にフィルタレンズ6
5により保護されるLCD表示部66が設けてある。L
CD表示部66はスプライト画面を8枚備えており、1
枚目が特別図柄を表示して、2枚目から4枚目までが背
景画、5枚目を大当り時に表示するカウント個数の表
示、6枚目が大当り時に表示するラウンド回数の表示
で、点線で図示する位置に規定回数表示部68で双方を
表示している。
【0025】また、LCD表示部66には特別図柄が表
示のほかに点線で図示する位置に普通図柄表示部67
と、やはり同様に普通図柄に関わる保留回数の表示をス
プライト画面8枚目に表示している。以上の表示のうち
ある特定の位置に表示しているものは特別図柄の変動表
示がされるときに、場合によっては位置を変えたり一時
的に消去(不透明化)する。スプライト画面方式の優れ
た手法の一つでもある。特別図柄表示装置37の左右に
は普通始動検出70が設けられ、ここを遊技球が通過す
ると普通図柄表示部67の図示を省略した普通図柄保留
部に表示され、即普通図柄の変動が開始される。普通図
柄の変動等に関わる動作状況は公知であるから、その詳
細は省略する。特別図柄表示装置37の下には普通電動
役物71(電動チューリップ)が設けてあり、内部に特
別始動入賞検出73(通過センサ)が内蔵されている。
【0026】普通電動役物71の左右には、普通入賞検
出72(チャッカ)が取り付けられ内部にセンサ(図示
省略)が設けてあり、遊技球が入球すると遊技球を検出
して入賞球となり、本実施例では7個の賞品球が払い出
される。普通電動役物71の下には特別電動役物74が
設けられ、この特別電動役物74の左右に普通入賞検出
72(袖入賞口とも言う)が設けられ、この普通入賞検
出72は前述したチャッカと同等の機能を有している。
特別電動役物74には、大入賞口75(アタッカ)が設
けられ、この大入賞口75の内部に点線で図示する継続
球検出76(V検知)と規定数入賞検出77(10カウ
ント)が設けられている。この継続球検出76と規定数
入賞検出77に付いても公知であるからその動作は省略
するが、規定数入賞検出77のみ遊技球を検出すると1
5個の遊技球が払い出される。特別電動役物74の下に
はアウト口78が設けられており、前述した各検出に入
球しえなかった遊技球がこのアウト口78より内部に取
り込まれ図示しない遊技機設置島内部に排出される。
【0027】次に前述した特別図柄表示装置37につい
て図4によりその詳細を述べる。図4は、特別図柄表示
装置37の分解斜視図である。特別図柄表示装置37は
図示する左側から前述した図柄表示装置窓枠63を表示
している。この図柄表示装置窓枠63の天にワープ入球
口64が備えてあることは前述の通りで、ただ述べてい
ないものとしてワープ出口79が設けてある。遊技球が
ワープ入球口64に入球するとこのワープ出口79より
排出される。図柄表示装置窓枠63の背部に当たる位置
に、フィルタレンズ65、その次にバックライト80、
筐体ケース81、LCD制御部82、中継端子板46、
端子カバー61等があって全て図柄表示装置窓枠63に
筐体ケース81と共に一体化され、特別図柄表示装置3
7としている。この特別図柄表示装置37は、筐体ケー
ス81と端子カバー61に端子セキュリティ60が設け
られ、バックライト80、LCD制御部82及び中継端
子板46の故障等によって修理する場合、この端子セキ
ュリティ60を削除しないとできない構造となってい
る。
【0028】この端子セキュリティ60は、LCD制御
部82及び中継端子板46に秘密に違法性のある改造が
できないようにしてあり、さらには図示を省略したが接
続されるコネクタも端子セキュリティ60を削除しない
と抜去できない。このことは、コネクタにつけられるケ
ーブルが主制御装置47に接続されているので、この主
制御装置47と中継端子板46との間に通称「ぶらさげ
基板」の取り付けが簡単にできないようにしている。遊
技店の営業中に不当遊技客が、この「ぶらさげ基板」を
取り付けを困難にしている。後述する本発明の特別図柄
表示装置37に関わるもう一つの優れた構造を紹介した
ものである。次に、本パチンコ機10の電気的接続に関
わる説明を図5により述べる。
【0029】図5はパチンコ機10の電気的接続系統と
作動説明のブロック図である。ここに説明する各制御装
置は、独自にCPUやRAM及びROMを備えて、1チ
ップ化されたフラット型LSIで構成されており、RO
Nは1タイム式で外部からプログラムの焼き付けができ
るようになっている。従って同一LSIでプログラムの
仕様で各種に応用できる。主制御装置47は、中継端子
板46を経て特別図柄表示装置37、ランプ制御装置4
9、払出制御装置48、発射制御装置50及び音声制御
装置53に主要制御情報伝達をするべき接続がされてい
る。なお、本図においては各部品に番号図示を一部省略
している。主制御装置47へ入力されるものは、中継端
子板46を中継して特別始動入賞検出73、普通始動検
出70、継続球検出76、規定数入賞検出77、各普通
入賞検出(普通入賞検出72)、球不足検出器43、補
給検出器41、図示を省略した貸球数検出と賞球数検
出、満杯検出器55等が接続されている。ランプ制御装
置49は、入力が主制御装置47のみで出力が特別電動
役物74に設けられ図示を省略した役物ソレノイド,特
別電動役物ランプ、継続表示ランプ、各チャッカラン
プ、左右風車ランプ、左右サイドランプ、タンク窓装飾
ランプと接続先を変えて賞球数を表示する賞球数表示部
(図示略)と遊技ボタン99に内蔵されているランプと
確変表示部31と大当表示部30及び遊技情報出力端子
42の遊技情報等が出力されるようにしてある。
【0030】音声制御装置53の出力先はスピーカ25
のみ。発射制御装置50への入力は、中継端子板46を
経由して主制御装置47と別接続のガラス枠開放検出1
8、前面枠開放検出17、発射停止ボタン27、図示を
省略した駆動源位置検出及びタッチプレート28等で、
発射制御装置50の出力が共に図示を省略した発射モー
タ、タッチ表示部、遊技情報出力端子42の制御情報と
ユニット接続端子を経てカードリーダ32への発射個数
の送信手段の出力等である。
【0031】払出制御装置48は、入力が中継端子板4
6を経由して主制御装置47と貸出ボタン36精算ボタ
ン35と図示を省略するユニット接続端子を経てカード
リーダ32からの貸球情報の送受信等である。払出制御
装置48の出力先は、図示を省略した貸球払出表示部、
賞球払出表示部、球抜ソレノイド、貸球払出モータ及び
賞球払出モータ等が接続され、図1で説明をした貸出ボ
タン36、精算ボタン35と残高表示部34も接続して
いる。この他に特別電源部52を備えた電源装置51が
設けられ各装置への電力の供給を行っている。この電源
装置51は、電力の供給のほか、各制御装置へのクロッ
クパルスの発振源とリセット信号の発振源でもあって、
タイミングの調整部でもある。特別図柄表示装置37は
動作内容を後述するので内部構造と接続について説明を
する。特別図柄表示装置37は主制御装置47から中継
端子板46を図示を省略したオンボードコネクタを介し
て制御コマンド情報の受信をしている。特別図柄表示装
置37の内部構成は、図4により詳述したので述べな
い。
【0032】次に図6から図12までの図にしたがって
本発明の詳細を述べることとする。図6は、特別図柄表
示装置37のLCD表示部66に表示されるスプライト
画面1とスプライト画面2とを利用して表示した参考図
である。図に示す1枚目に左図柄91、中図柄92、右
図柄93加算図柄94と加算マーク95を表示し、6枚
目が大当り時に表示するラウンド回数の表示をするが本
図では説明のため表示するのみで、継続球検出76から
のラウンド表示96と規定数入賞検出77からの個数表
示97である。
【0033】1枚目を説明すると左図柄91、中図柄9
2、右図柄93が一般的図柄の表示で加算マーク95に
続く加算図柄94が、左図柄91と右図柄93が一致し
てリーチ態様となったとき、中図柄92が左図柄91と
右図柄93に一致しなくて揺れ動いて図柄が変化しない
状態である。このとき加算図柄が変動して内部タイマー
により停止した図柄が、先の揺れ動いている図柄と加算
され、加算結果を中図柄92に表示するものである。つ
まり、リーチを加算結果で当り表示をするかまたは外れ
を表示するかを表示するものである。加算図柄94は前
回を表示しているが、リーチ態様になると変動を開始す
る。
【0034】このほかに前述した普通図柄表示部67
が、特別図柄表示装置37に設ける判定結果で普通図柄
表示部67aまたは普通図柄表示部67bに表示位置を
変えるようにしてある。さらに、公知の図柄変動保留表
示を本実施例ではLCD表示部66に表示し、イ号保留
01、ロ号保留02、ハ号保留03とニ号保留04の表
示もしている。この保留に関するものは公知であるから
その詳細は述べない。以上がLCD表示部66に関わる
表示を説明したが、背景画像に関わる説明は後述する。
次に、上述の加算に関わる説明を図7から図11迄のフ
ローチャートに従って説明をする。
【0035】図6はメインルーチンで、主制御装置47
は電源装置51により生成される≒2ミリセコンドのリ
セット割込によりリフレッシュしている。また、初期値
の割り込みは電源装置51 S10は、プログラム開始
の設定で初期値と、前述のリフレッシュおよびプログラ
ム開始の設定をする。プログラム開始の設定はプログラ
ムカウンタの初期値、割込マスクの開放、スタックポイ
ンタの初期値の設定等である。S11は、電源投入によ
り開始されたものなのかリフレッシュにより継続してい
るものなのかを判断して、リフレッシュであればS16
にブランチし、電源投入時であれば次へ。
【0036】S12は、リフレッシュするためのフラグ
の設定をする。S13は、本主制御装置47のCPU及
びPIO等のレジスタ及びカウンタ初期値の設定。S1
4は、入出力のハード接続に関わるビット単位で接続さ
れる各種部品との対応を設定するものである。例えばn
番地のmビットが普通入賞検出72に割り当てる等であ
る。S15は、画像制御に係わる割込送信に必要な初期
値の設定と初期画面の表示を指令することと、背景画像
や特別図柄の変更等を行うサブルーチンである。S16
は、スイッチ入力から得た情報に基づいてループ毎にカ
ウントアップされる当り判定カウンタの数値から当否お
よびリーチの判定をし、別のカウンタから停止表示され
る図柄の設定及び各制御装置への時間情報の設定等を行
うサブルーチンである。
【0037】S17は、特別図柄の変動に関わる保留と
変動開始及び時間のコマンド作成および各制御装置を制
御コマンドを作成するサブルーチンである。S18は、
特別図柄表示装置37にS17のサブルーチンにより作
成されたデータを割込処理のできるコマンドデータに変
換処理して送信処理とをするサブルーチンである。S1
9は、ランプ制御装置49にS17のサブルーチンによ
り作成されたデータを割込処理のできるコマンドデータ
に変換処理して送信処理とをするサブルーチンでソレノ
イドの作動開始時間と作動時間のコマンドデータとを組
み立て送信処理を行う。S20は、音声制御装置53に
S17のサブルーチンにより作成されたデータを割込処
理のできるコマンドデータに変換処理して送信処理とを
するサブルーチンで、音声処理をするコマンドデータに
変換と送信処理を行う。
【0038】S21は、発射制御装置50にS17のサ
ブルーチンにより作成されたデータを割込処理のできる
コマンドデータに変換処理して送信処理とをするサブル
ーチンで、発射開始するか発射を停止させるかのコマン
ドデータ送信処理をするサブルーチンである。S22
は、払出制御装置48にS17のサブルーチンにより作
成されたデータを割込処理のできるコマンドデータに変
換処理して送信処理とをするサブルーチンである。S2
3は、当り判定用カウンタや停止表示される図柄のデー
タを得るためのカウンタで、次の割込リセット信号が入
力されるまでの不規則に変動する余剰時間を利用して各
種カウンタのカウント処理をする(カウンタは乱数とも
言うが実際には乱数の生成は行っていない)。以上が主
制御装置47のメインルーチンである。
【0039】図7は、S16のスイッチ入力検出手段の
サブルーチンである。S31は入力ポートNo1回路の
入力スリーステートバッファのデータをアキュムレータ
Aに読み込む。本実施例ではハード接続を$8004番
地に設定してあり、ラベル名IN1としている。S32
は、IN1から読み込んだデータをRAMの特定領域に
ストアする。本実施例では$0010番地、ラベル名B
FFER1に設定してある。S33は、前回ラベル名B
FFER1のデータと今回読み込むデータとを比較して
データの変化を調べ、変化が無ければ(N)端子MBに
ブランチをし、変化があったらラベル名BFFER1に
記憶すると共にアキュムレータAの内容を変化したもの
だけをS34で抽出する。S35は、抽出されたデータ
が特別始動入賞検出73からの入力があったかを調べ、
なかったらS37にブランチし、あったら特別図柄変動
に関わるフラグをS36で設定して次の処理へ移行す
る。
【0040】S36は抽出されたデータが普通始動検出
70からの入力があったかを調べ、なかったらS39に
ブランチし、あったら普通図柄変動に関わるフラグをS
38で設定して次の処理へ移行する。S39は、大当り
フラグを調べて大当りでないときは、端子MBにブラン
チして、大当りフラグが立設されていれば、次へ移行す
る。S40は、大当たり中に抽出されたデータが継続球
検出76からの入力があったかを調べ、なかったらS4
2にブランチし、あったら大当りの継続させるフラグを
設定して次の処理へ移行する。S42は、規定数入賞検
出77からの入賞数が10個になったかを調べ、10個
に達していれば端子MBにブランチし、10個未満であ
ればさらなるカウント結果をS43により調べる。S4
3は、抽出されたデータが規定数入賞検出77からの入
力があったかを調べ、なかったら端子MBにブランチ
し、あったら次の処理へ移行する。S44は、前段のS
43に規定数入賞検出77からの入力があったので賞球
用カウントバッファをインクリメントして、端子MAに
移行する。
【0041】次に図9により図8の続きを説明をする。
端子MBはS53にブランチし、端子MAはデータ解析
をする。S45とS47は、抽出されたデータが2個の
普通入賞検出72からの入力があったかを調べ、あった
ら小入賞数(7個)のカウンタをインクリメントし、次
のS49とS51も同様に入力が認められたら小入賞数
(7個)のカウンタをインクリメントし、このデータを
S22から払い出しに関わるデータをコマンドに組み立
てて該当制御装置に送信をする。以上がラベル名IN1
の入力ポートNo1に関わる入力の調査であって、次の
S53、S54とS55が前面枠12と機構盤38に関
わる入力ポートNo2でラベル名IN1の入力状況を調
査するルーチンである。このルーチンの説明は本発明と
関わりがないので省略し、リターンと本サブルーチンか
ら抜け出る。
【0042】次の図10は、メインルーチン(図7)に
記載される特別図柄処理手段S17の図柄変動に関わる
処理の説明するサブルーチンである。本実施例における
パチンコ機10の確率は1/250に設定してあり8ビ
ットnnnn,nnnnの0000,0001が当りフ
ラグとし、nnn1,nnnnをリーチフラグとしてい
る。S61は、S36(図8)で記録されたフラグ領域
をアキュームレータにロードして特定始動フラグを抽出
する。S62は、特定始動フラグが「1」か「0」を調
べ、「0」であればリターンへブランチし、「1」であ
れば次に移行する。S63は、保留領域に先に記録され
た保留個数が4個未満かを調べて4個に達していればリ
ターンにブランチし、4個未満であれば次に移行する。
S64は、保留領域をインクリメントする。S65は、
次の特定始動フラグを受け取る準備をする。S66は、
当り判定をチェックするために当り判定カウンタ(乱
数)をロードして次へ。
【0043】S67は、当りカウンタの値を0001,
0000でANDをとってリーチであるかを調べる。リ
ーチフラグが「0」のときはS71にブランチし「1」
のときは次へ。S68は、リーチ状態になる態様をリー
チ表示カウンタ(乱数)から抽出し、送信領域に記録す
る。S69は、図6で説明した加算マーク95のフラグ
と加算図柄94加算表示(変動後停止する図柄)する図
柄を選択して加算マーク95のフラグと共に送信領域に
記録する。S70は、加算図柄94の変動させる時間を
加算時間カウンタ(乱数)から抽出して送信領域に記録
する。S71は、先のS66で抽出した内容を更に調査
し、0000,0001であるかを判定する。肯定の場
合次に進み、否定の場合はカウンタ値が当りでないから
S73へブランチする。
【0044】S72は、カウンタ値が当りの0000,
0001となっているので大当りを表示する大当り表示
カウンタ(乱数)から変動後に停止表示される値を抽出
し送信領域に記録する。S73は特別図柄の変動時間を
変動時間カウンタ(乱数)より抽出して送信領域に記録
する。S74は、図柄が変動の開始するので保留領域か
らデクリメントをする。当り外れの検索サブルーチンで
あるが、当り判定カウンタを判定する上記のほか確率変
動カウンタを設けて読み取り値が指定値となったら当り
判定カウンタの上限値または下限値を変更して高確率に
変更も簡単に可能である。
【0045】次に背景画や変動する図柄の形態を決定さ
せるサブルーチンについて説明をする。図11は、図7
により説明したS15の画像初期値設定手段である。こ
のサブルーチンでは電源投入時に初期においてRAMを
クリァーしない特定領域を設けて、電源投入によるラン
ダムな値が書き込まれているので、この特定のRAM領
域から演算して初期背景画面と変動させる図柄とを設定
する。その後大当りの終了後保留が無くなったときに、
背景変更カウンタ(乱数)から背景画と変動図柄を変更
させるか、または変更の場合には、何の背景画と変動図
柄にするかを背景変更カウンタの値から決定する。この
とき遊技客が大当り終了後でも遊技の続行があって、始
動口が遊技球の通過を検出したら背景画と変動図柄の変
更をしない。つまり、大当たり中に4個の保留が生じて
いる。それが大当り終了後にこの4個の保留分の図柄が
変動消化されるが、消化途中で保留が1個でも増加する
と変更手順が停止され前回と背景画と変動図柄で続行す
るとしたものである。
【0046】S15は図7のメイン処理中のサブルーチ
ンである。S80は、大当りが開始されたかを調べて否
定であればS82にブランチし、肯定であれば次へ。S
81は、大当りが発生したので背景画と変動図柄の変更
の準備をしてリターンに抜ける。S82は、電源投入時
に初期設定するもので初期1回の処理のみであるから、
S80で初期には大当りがないのでここにきて背景画が
ないからS82に進む。S83は電源投入時はRAMの
値が不定であり何らかの数値が自然発生している。この
自然発生した数値を参照して次へ。S84は、自然発生
した数値の演算処理をする。
【0047】本実施例は、特定のRAM領域1バイトを
上位方向に1回シフトして上位2ビットと次の2ビット
を上位を背景画とその次を変動図柄データとする。この
ときのデータは11,10,01,00の4種類のいず
れかである。00を引き当てた場合は更にもう1回シフ
トして、00以外を取得する。最初に1回のシフトは意
外と電源遮断しても前回の状態が保持されることが多い
のでシフトをして、本ルーチンを抜けるとき書き込みを
する。または、データを取得したらそのデータを該当R
AMに記憶させる。これにより毎回電源投入時には違っ
た背景画と変動図柄と組み合わせが異なってくる。取得
するデータは背景画と変動図柄それぞれが11,10,
01のいずれかであってS85で背景コマンドとして記
憶させ図7のS18から特別図柄表示装置37に送信を
して表示させるものであり、本実施例では3個のデータ
としているが、多ければ多いほど遊技が面白くなる。
【0048】S86はS82で背景画のデータがあった
のでここで受けるから通常の流れの内であって、以前に
背景処理をしたかを調べる。背景画の処理をしたあとで
あれば肯定としてリターンに抜け、否定であれば次の処
理へ。S87は、S80とS81で大当りが発生したの
で背景処理フラグを消去しているから保留の状況を調べ
るものである。結果、保留が無くなったらS89にブラ
ンチし、保留が存在していれば次へ。
【0049】S88は、保留の存在中に特別始動入賞検
出73から入賞検出を認めれば、背景画と変動図柄の変
更をしないのでS91にブランチして背景処理フラグを
設定する。S89は、S87で保留が無くなったので背
景変更カウンタ(乱数)より、前述したように背景変更
カウンタ(乱数)から背景画と変動図柄を変更させる
か、または変更の場合には、何の背景画と変動図柄にす
るかを決定し、コマンド情報に組み立てて次のS91で
背景処理フラグを設定する。
【0050】以上の説明からどのような背景画と変動図
柄の組み合わせをしているかを図12により説明する
が、図6により説明した背景画と変動図柄以外のもので
ある。特別図柄表示装置37には図12に示す画面
(a)(b)(c)を記憶している。この記憶された図
6で説明したようにスプライト画面の重なりから1枚の
画面にしている。なお、本図柄には保留表示用のスプラ
イト画面は省略している。表示される背景画と変動図柄
は、図12に示すように(a)がゴルフ背景画像83、
(b)が児童物語背景画像84、(c)が野球場背景画
像85と変動図柄は、(a)が変形透過文字86、
(b)が枠付透過文字87、(c)が枠付貼付文字88
になっている。変動図柄は背景画に一致したものでなく
組み合わせが、その都度契機により決定される。加算図
柄94と加算マーク95とは変動図柄と一致していな
く、これも契機により決定される。
【0051】各背景画と変動図柄は(a)ゴルフ競技を
モチーフしたゴルフ背景画像83てスコアを競う背景と
変形透過文字86である。変動図柄が縁取り無しの透過
で構成しているが、透過無しや透過するもの、縁取りの
ある無しと言った組み合わせである。このような組み合
わせは(b)及び(c)も同様であり(b)の背景画が
ウサギとカメの競技で、(c)が野球をそれぞれモチー
フとしている。これにより非常に興趣ある画面が実現で
きる。以上が背景画と変動図柄の初期設定と変更設定の
説明である。
【0052】このほかに遊技ボタン99について述べる
と、この遊技ボタン99は図柄が変動中に押すと、変動
している図柄を途中停止させるもので、押された契機で
図柄ボタンカウンタ(図示略で乱数とも言う)より停止
までの時間を取得して、この時間に従って停止させるも
のである。このようにランダム性を持たせないと体感器
により特定遊技客ばかりに大当りを発生させるので、こ
の対策に設けてある。更に、この遊技ボタン99は、大
当りが終了すると点滅が開始され、この点滅中に押すと
背景画と変動図柄が変化をさせることができる。従っ
て、遊技客が故意に背景画と変動図柄の変更が可能であ
る。
【0053】本発明の趣旨である興趣ある景画と変動図
柄の設定は、遊技規則に定められる条件のもとでの遊技
がいつも同じ景画と変動図柄であるので遊技客に飽きら
れるが、遊技規則に限定されない景画と変動図の変更に
よって遊技客の飽きられることなく、遊技店の売り上げ
の増加にもつながり、経済上の発展が望めるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は実施例のパチンコ機の正面斜視図である。
【図2】は実施例のパチンコ機の背面を示した図であ
る。
【図3】は実施例のパチンコ機の遊技盤の図である。
【図4】は実施例に示す特別図柄表示装置の分解斜視図
である。
【図5】は実施例の制御に係わる電気的ブロック図であ
る。
【図6】は実施例の特別図柄表示装置のスクリーンに表
示される図柄のサンプル表示図柄である。
【図7】は実施例の主制御装置が動作するプログラムソ
フトのメインルーチンを示したフローチャート図であ
る。
【図8】は図7のサブルーチンで、スイッチ入力検出手
段を説明するフローチャート図である。
【図9】は図8のフローチャート図の続きである。
【図10】は図7のサブルーチンで特別図柄処理手段を
説明するフローチャート図である。
【図11】は図7のサブルーチンで画像初期値設定手段
をを説明するフローチャート図である。
【図12】は図6に示す変形例の画像である。
【符号の説明】
10…パチンコ機、11…外枠、12…前面枠、13…
金枠、14…ガラス枠、15…板ガラス、16…遊技
盤、17…前面枠開放検出、18…ガラス枠開放検出、
19…扉開放錠、20…上皿、21…皿部、22…払出
排出口、23…下皿、24…溢球排出口、25…スピー
カ、26…発射ハンドル、27…発射停止ボタン、28
…タッチプレート、29…トップランプ、30…大当表
示部、31…確変表示部、32…カードリーダ、33…
カード挿入口、34…残高表示部、35…精算ボタン、
36…貸出ボタン、37…特別図柄表示装置、38…機
構盤、39…球タンク、40…タンクレール、41…補
給検出器、42…遊技情報出力端子、43…球不足検出
器、44…賞球払出装置、45…貸球払出装置、46…
中継端子板、47…主制御装置、48…払出制御装置、
49…ランプ制御装置、50…発射制御装置、51…電
源装置、52…特別電源部、53…音声制御装置、54
…発射装置、55…満杯検出器、56…溢球通路、57
…アウト排出口、58…集合盤、60…端子セキュリテ
ィ、61…端子カバー、62…誘導レール、63…図柄
表示装置窓枠、64…ワープ入球口、65…フィルタレ
ンズ、66…LCD表示部、67…普通図柄表示部、6
8…規定回数表示部、69…ステージ、70…普通始動
検出、71…普通電動役物、72…普通入賞検出、73
…特別始動入賞検出、74…特別電動役物、75…大入
賞口、76…継続球検出、77…規定数入賞検出、78
…アウト口、79…ワープ出口、80…バックライト、
81…筐体ケース、82…LCD制御部、83…ゴルフ
背景画像、84…児童物語背景画像、85…野球場背景
画像、86…変形透過文字、87…枠付透過文字、88
…枠付貼付文字、91…左図柄、92…中図柄、93…
右図柄、94…加算図柄、95…加算マーク、96…ラ
ウンド表示、97…個数表示、99…遊技ボタン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数画像を表示可能であり、該複数画像
    の表示状態が変化可能な画像表示手段を有する遊技機に
    関し、 前記画像表示手段の表示態様が予め定められた特定の表
    示態様とし、 遊技状態を、遊技者に有利な特別遊技にする特別遊技実
    行手段と、 前記画像表示手段に画像を表示するための複数種類の画
    像データを記憶する画像データ記憶手段と、 前記特別遊技実行手段の終了後において前記画像表示手
    段に表示する画像の画像データを、前記画像データ記憶
    手段に記憶されている複数種類の画像データの中から任
    意または特定条件のもとで選択する画像データ選択手段
    と、 前記画像データ記憶手段に記憶されている画像データに
    基づく画像を前記画像表示手段に表示させる制御を行な
    う画像表示制御手段とを含み、 該画像表示制御手段は、前記特別遊技実行手段の終了後
    において、 前記画像データ選択手段で選択された画像データに基づ
    く画像を前記画像表示手段に切替表示させる制御を行な
    うことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技機において、 前記画像表示手段に演算記号を表示する演算記号表示手
    段を設けたことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の遊技機におい
    て、 前記複数画像の表示状態が変化可能な画像表示手段を第
    1の表示とする第1画像表示手段と、該第1画像表示手
    段とは別に設ける第2の画像を表示する第2画像表示手
    段を、前記第1画像表示手段の表示条件により表示変更
    をする表示変更手段を設けたことを特徴とする遊技機。
JP2000217002A 2000-07-18 2000-07-18 遊技機 Pending JP2002028309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000217002A JP2002028309A (ja) 2000-07-18 2000-07-18 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000217002A JP2002028309A (ja) 2000-07-18 2000-07-18 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002028309A true JP2002028309A (ja) 2002-01-29

Family

ID=18712176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000217002A Pending JP2002028309A (ja) 2000-07-18 2000-07-18 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002028309A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004166789A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Sankyo Kk 遊技機
JP2004166787A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Sankyo Kk 遊技機
JP2007007264A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2016104246A (ja) * 2016-02-26 2016-06-09 株式会社平和 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004166789A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Sankyo Kk 遊技機
JP2004166787A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Sankyo Kk 遊技機
JP2007007264A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2016104246A (ja) * 2016-02-26 2016-06-09 株式会社平和 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3770501B2 (ja) 遊技機
JP2000271300A (ja) 遊技機
JP2000116887A (ja) 遊技機
JP4150173B2 (ja) 遊技機
JP2004049370A (ja) 遊技媒体貸出処理装置
JP2001046703A (ja) 弾球遊技機
JP2002017997A (ja) 遊技機
JP2002028309A (ja) 遊技機
JP2001054652A (ja) 弾球遊技機
JPH08182831A (ja) 遊技機
JP2002035293A (ja) 遊技機
JP2002035313A (ja) 遊技機
JP4565080B2 (ja) 弾球遊技機
JP2001058051A (ja) 遊技機
JP2004159907A (ja) 弾球遊技機
JP2001259114A (ja) スロットマシン
JP2001104572A (ja) 遊技機
JP2024067764A (ja) 遊技情報表示装置及び遊技場用管理装置
JP2024067766A (ja) 遊技場用管理装置
JP2024067765A (ja) 遊技情報表示装置及び遊技場用管理装置
JP2021010449A (ja) 遊技機
JP2021010442A (ja) 遊技機
JP2021010444A (ja) 遊技機
JP2021010447A (ja) 遊技機
JP2021010451A (ja) 遊技機