JP2002027231A - データ入出力装置 - Google Patents

データ入出力装置

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JP2002027231A JP2000208383A JP2000208383A JP2002027231A JP 2002027231 A JP2002027231 A JP 2002027231A JP 2000208383 A JP2000208383 A JP 2000208383A JP 2000208383 A JP2000208383 A JP 2000208383A JP 2002027231 A JP2002027231 A JP 2002027231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルコンテンツを暗号化して配布するこ
とで著作権の侵害を防止し、かつ暗号化されたデジタル
コンテンツを復号化するための許諾情報が破壊された
り、紛失したりすることを防止するデータ運用方法を提
供する。 【解決手段】 デジタルコンテンツである画像データA
1〜A4を記録媒体中のデータ領域41内に格納する際
に、暗号化もしくは暗号鍵をさらに暗号化する際に用い
た操作者51の指紋情報53を、一般利用者がリード・
ライト不能な記録媒体の管理領域42内に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ入出力装置
に関し、特に、暗号化されたデジタルコンテンツや付加
情報が配置されたデジタルコンテンツを記録媒体に記録
し、またはこれを再生するためのデータ入出力装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータプログラムなどのソフトウ
ェアや電子出版物では、光磁気ディスク(MO)、ディ
ジタルビデオディスク(DVD)、フロッピー(登録商
標)ディスク(FD)、ミニディスク(MD)、その他
の記録媒体上に電子化データを格納して販売される。こ
のような電子化データは、一般にコピーが容易であり、
不正コピーが頻繁に行われている。このため、ソフトウ
ェアベンダーや出版者側の著作権が侵害され著しく利益
が阻害されるおそれがある。
【0003】また、インターネットやCATV、その他
のネットワークなどを通じて配布される静止画像デー
タ、動画像データを含む電子化データについても同様に
して不正コピーが頻繁に行われ、著作権者の利益が損な
われている。
【0004】このような記録媒体上に格納された電子化
データや各種ネットワークを通じて配布される電子化デ
ータなどのいわゆるデジタルコンテンツを保護するため
に、暗号鍵を用いてデジタルコンテンツを暗号化しこの
暗号化された実データを配布することが行われる。
【0005】たとえば、ユーザが自分のパーソナルコン
ピュータからコンテンツの配布者側にアクセスを行い、
デジタルコンテンツをハードディスク上にダウンロード
を行ってこれを利用する場合を考える。まず、ユーザは
ホストコンピュータにアクセスしてダウンロードのため
のプラグインモジュールを入手する。この後、使用して
いるハードディスクドライブの識別番号、使用している
コンピュータのCPU識別番号、その他ユーザ固有の識
別情報をホストコンピュータ側に送付する。
【0006】コンテンツの配布者側では、デジタルコン
テンツをコンテンツ鍵で暗号化した実データと、コンテ
ンツ鍵をユーザ固有の識別情報で暗号化した許諾情報
を、ユーザ側に送信する。
【0007】ユーザ側では、送られてきた暗号化実デー
タと、許諾情報とを暗号化された状態のままハードディ
スクに記録する。デジタルコンテンツを利用する場合に
は、ハードディスクドライブの識別番号などのユーザ固
有の識別情報を用いて、許諾情報を復号化し、コンテン
ツ鍵を取得する。このコンテンツ鍵を用いて、暗号化さ
れたデジタルコンテンツを復号化してこれを利用する。
【0008】この場合、ユーザ個々にデジタルコンテン
ツの利用権を与える際に、デジタルコンテンツを暗号化
するための暗号鍵を共通にすることができ、ユーザ毎に
異なるユーザ固有の情報を用いて復号鍵を暗号化するこ
とによって、利用権を個々に与えることが可能となる。
【0009】上述の方法でデータの配布を行う場合、デ
ータ配布者は暗号化されたデジタルコンテンツと、暗号
化されたデジタルコンテンツの復号鍵となる許諾情報と
を別々に送付する必要がある。
【0010】また、ユーザ側においても、送付されてく
る暗号化されたデジタルコンテンツとその許諾情報とを
別々に記録媒体に格納しておく必要がある。したがっ
て、データ配布者側からユーザ側に送付される途中で許
諾情報が破壊されたり、またはユーザ側の記録媒体上で
許諾情報がなんらかの事故により破壊もしくは紛失した
場合には、デジタルコンテンツを利用することができな
くなり、再度許諾情報を入手する手順が必要となる。
【0011】また、図書館の写本、美術館所蔵品などを
写真やスキャナなどで画像データとして取り込み、これ
をユーザに利用させる場合、画像データが完全に暗号化
されていると許諾情報のやりとりを行う前に、ユーザ側
で所望の画像データを特定することが困難である。した
がって、画像の一部がユーザ側で確認でき、かつ不正に
流用されることがないように運用することが望ましい。
【0012】このために、特開平8-241403号公報に示さ
れるような、デジタルコンテンツに著作権情報などの付
加情報を可視的な電子透かしとして埋め込んで配布する
ことが考えられる。
【0013】デジタルコンテンツに可視的な電子透かし
として付加情報を埋め込んで配布する場合、この付加情
報を除去して元のデジタルコンテンツを復元するため
に、色度または輝度の変調データを画素毎に作成し、こ
れを付加情報付きデジタルコンテンツと一緒に配布する
必要があり、このようなデータの送受信に時間を要する
とともに、データを格納するためのメモリ容量が大きく
取られるという問題がある。
【0014】上述したような静止画像や動画像を含む画
像データばかりでなく、音楽データや音声データ、地図
データなどの各種デジタルデータについても同様の問題
点を内包している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、デジタルコ
ンテンツの著作権や版権を損なうことなく、正規のユー
ザによる利用を容易にするデータ入出力装置を提供す
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ入出
力装置は、操作者の生体情報を読み取るための生体情報
読取手段と、配布するデジタルコンテンツを、不正に利
用することが不可能となるように、生体情報読取手段に
よって読み取った生体情報に基づいて加工し、記録媒体
に格納するデジタル情報記録手段と、生体情報読取手段
で読み取った生体情報を、記録媒体中の書き換え不能な
領域に格納する生体情報記録手段とを備える。
【0017】ここで、生体情報読取手段によって読み取
った生体情報と記録媒体中の書き換え不能な領域に格納
されている生体情報とを照合する生体情報比較手段と、
生体情報比較手段の照合結果に基づいて、記録媒体に格
納されているデジタルコンテンツを利用可能状態に復元
するデジタル情報復元手段とをさらに備える構成とする
ことが可能である。
【0018】また、デジタル情報記録手段は、デジタル
コンテンツを暗号鍵によって暗号化して実データ部を作
成するデータ暗号化手段と、デジタルコンテンツの一部
をサンプルデータとして抽出し、サンプルデータに前記
暗号鍵に関する情報を含む許諾情報を電子透かしとして
埋め込んだサンプルデータ部を作成するサンプルデータ
作成手段と、実データ部とサンプルデータ部とを合成し
た合成データ部を作成し、合成データを記録媒体に格納
する合成データ作成手段とを備える構成とすることがで
きる。
【0019】さらに、デジタル情報復元手段は、サンプ
ルデータ部に埋め込まれた許諾情報を取り出して、暗号
鍵を復元する暗号鍵復元手段と、暗号鍵復元手段により
復元された暗号鍵により、デジタルコンテンツ中の実デ
ータ部を復号化する復号化手段とを備える構成とするこ
とができる。
【0020】ここで、サンプルデータ部および復号化さ
れた実データ部を再生するデジタルデータ再生手段をさ
らに備える構成とすることができる。また、デジタル情
報記録手段は、デジタルコンテンツ中に付加情報を配置
してサンプルデータを作成するサンプルデータ作成手段
と、付加情報を配置する位置を含むデジタルコンテンツ
の一部を部分データ部として複製し、この部分データ部
を暗号鍵によって暗号化して暗号化部分データ部を作成
する部分データ作成手段と、付加情報がデジタルコンテ
ンツに配置される際の位置およびサイズに関するデータ
合成情報と暗号鍵の情報を含む許諾情報とをデジタルコ
ンテンツ中に電子透かしとして埋め込んで許諾情報付き
データ部を作成する許諾情報付きデータ部作成手段と、
暗号化部分データ部と許諾情報付きデータ部とを合成し
た合成データを作成し、これを記録媒体に格納する合成
データ作成手段とを備える構成とすることが可能であ
る。
【0021】さらに、デジタル情報復元手段は、許諾情
報付きデータ部に埋め込まれたデータ合成情報および許
諾情報を取り出して、許諾情報から暗号鍵を復元する暗
号鍵復元手段と、暗号鍵復元手段により復元された暗号
鍵を用いて暗号化部分データ部を部分データ部として復
号化し、復号化された部分データ部をデータ合成情報に
基づいてサンプルデータに合成してデジタルコンテンツ
を復元する復号化手段とを備える構成とすることができ
る。
【0022】また、許諾情報は生体情報読取手段によっ
て読み取った生体情報によって暗号鍵を暗号化して生成
するように構成でき、暗号鍵を、生体情報読取手段によ
って読み取った生体情報に基づくデジタルデータとする
ことも可能である。
【0023】この生体情報は操作者の指紋情報とするこ
とが可能であり、操作者の網膜情報、虹彩情報、声紋に
関する情報などを用いることも可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】◎第1実施形態 〔概略構成〕図1は、本発明に係るデータ入出力装置の
1実施形態の概要構成を示す制御ブロック図である。
【0025】データ入出力装置1は、配布を行うデジタ
ルコンテンツを入力するための映像や音などのデータ入
力手段11、操作者の生体情報を読み取るための生体情
報読取手段12、入力されるデジタルコンテンツを生体
情報読取手段12により読み取った生体情報に基づいて
処理を行うデータ処理部13、データ処理部13で処理
されたデジタルコンテンツを記録媒体17に記録するた
めの記録部14、記録媒体17に格納されているデータ
を読み出すためのデータ読取部15、データを再生する
ための再生手段16などを備えている。
【0026】ここで、生体情報読取手段12は、操作者
の指紋情報を読み取るための指紋読取装置で構成するこ
とができ、生体情報として網膜情報、虹彩情報、声紋情
報などを用いる場合には、それぞれ網膜情報、虹彩情
報、声紋情報を読み取る情報読取装置のうちのいずれか
1つまたはこれらの組み合わせで構成することも可能で
ある。
【0027】また、記録媒体17は、光磁気ディスク
(MO)、フロッピーディスク(FD)、DVDRA
M、DVDRW、CD−R、CD−RW、ICカード、
フラッシュメモリ、DAT、VTRなどの各種記録媒体
を利用することが可能であり、記録部14およびデータ
読取部15は、使用する記録媒体に応じた書き込みヘッ
ドおよび読取ヘッドで構成できる。
【0028】配布を行うデジタルコンテンツは、静止画
像や動画像をなどの画像データ、音楽や音声などの音デ
ータ、画像データと音データとを複合的に含むデータな
どで構成することができ、再生手段16は配布を行うデ
ジタルコンテンツに応じて、液晶ディスプレイやCRT
などの画像表示手段、スピーカなどの音声表示手段およ
びこれらの組み合わせで構成することが可能である。こ
の再生手段16は、データ入出力装置1に内蔵させるこ
とも可能であり、外部装置として接続する形態をとるこ
とも可能である。
【0029】〔データ処理部〕データ処理部13を図2
に基づいて説明する。データ処理部13は、コンテンツ
鍵生成部21、コンテンツ暗号化部22、生体情報処理
部23、コンテンツ鍵暗号化部24、サンプルデータ生
成部25、許諾情報入サンプル作成部26、暗号化コン
テンツ合成部27などを備えている。
【0030】コンテンツ鍵生成部21は、データ入力手
段から入力されるデジタルコンテンツを暗号化するため
のコンテンツ鍵を生成するものであり、たとえば、コン
テンツ鍵となる乱数を生成する乱数発生器の構成とする
ことができる。また、データ読取部15によって読み取
った記録媒体17の媒体IDをコンテンツ鍵生成部21
により管理し、デジタルデータを暗号化する際のコンテ
ンツ鍵として用いるように構成することもできる。
【0031】コンテンツ暗号化部22は、コンテンツ鍵
生成部21によって生成されたコンテンツ鍵を用いてデ
ジタルコンテンツを暗号化する。生体情報処理部23
は、生体情報読取手段12によって読み取った生体情報
をHASH関数などを用いて圧縮し、暗号鍵の暗号化に用い
ることが可能となるようにデジタル処理を行う。
【0032】コンテンツ鍵暗号化部24は、生体情報処
理23でデジタル処理された生体情報を用いてコンテン
ツ鍵の暗号化を行う。サンプルデータ生成部25では、
デジタルコンテンツの一部を部分データ部として抽出す
る。
【0033】許諾情報入サンプル作成部26は、サンプ
ルデータ生成部25で抽出した部分データ部に、生体情
報および生体情報で暗号化した暗号鍵の情報を含む許諾
情報を不可視の電子透かしとして埋め込んで、許諾情報
入サンプルデータ部を作成する。このとき、電子透かし
は、デジタルコンテンツの特定の周波数帯域に挿入する
ように構成でき、または、データの一部を間引きしてこ
こに挿入するように構成することもできる。
【0034】暗号化コンテンツ合成部27は、許諾情報
入サンプルデータ部と暗号鍵によって暗号化されたデジ
タルコンテンツを合成して合成データ部を作成する。ま
た、データ処理部13は、サンプルデータ表示部31、
許諾情報抽出部32、生体情報照合部33、コンテンツ
鍵復号部34、コンテンツ復号部35、コンテンツ動作
部36などを備えている。
【0035】サンプルデータ表示部31は、データ読取
部15によって読み取った合成データのうちサンプルデ
ータ部を再生手段16により再生させる。許諾情報抽出
部32は、合成データのサンプルデータ部に埋め込まれ
た許諾情報を抽出する。
【0036】生体情報照合部33は、抽出された許諾情
報中の生体情報と、新たに生体情報読取手段12によっ
て読み取った生体情報とを照合し、一致するか否かを判
別する。
【0037】コンテンツ鍵復号部34は、生体情報を用
いて、サンプルデータ部から抽出した許諾情報中の暗号
鍵を復号化する。コンテンツ復号部35は、復号化した
暗号鍵を用いてデジタルデータの復号化を行う。
【0038】コンテンツ動作部36は、復号化したデジ
タルデータを再生手段16により再生させる。 〔動作の概略〕生体情報として指紋情報を利用する場合
について、その動作を図3に示すフローチャートに基づ
いて説明する。
【0039】電源が投入されると、ステップS1におい
て各パラメータを初期化するなどして初期設定を行う。
ステップS2では、指紋登録モードが指示されたか否か
を判別する。データ入出力装置1に設けられた入力スイ
ッチ(図示せず)を介して指紋登録モードが指示された
と判断した場合にはステップS3に移行する。
【0040】ステップS3では、記録媒体17に対して
操作者の指紋情報の登録処理を実行する。たとえば、生
体情報読取手段12を介して操作者の指紋に関する画像
データを読み取り、特徴点に関するデジタルデータを作
成し、HASH関数により圧縮した指紋情報として記録媒体
17の管理領域に格納する。記録媒体17は、図7、図
8に示すように、一般利用者により利用可能なデータ領
域41と、一般利用者がリード・ライトすることが不可
能な管理領域42を備えており、この管理領域42に指
紋情報を書き込むように構成する。
【0041】このとき、図7に示すように、ユーザ毎に
指紋情報を格納するように構成することが可能である。
この場合、たとえば第1操作者51の指紋情報53を管
理領域42の第1指紋情報領域421に格納し、第2操
作者52の指紋情報54を管理領域42の第2指紋情報
領域422に格納するように構成できる。また、図8に
示すように、単一のユーザでも異なる指の指紋情報を個
別に格納するように構成することも可能である。この場
合、たとえば、操作者51の小指の指紋情報55を管理
領域42の第1指紋情報領域421に格納し、中指の指
紋情報56を管理領域42の第2指紋情報領域422に
格納し、親指の指紋情報57を管理領域42の第3指紋
情報領域423に格納するように構成することができ
る。
【0042】ステップS4では、記録モードが選択され
たか否かを判別する。データ入出力装置1の入力スイッ
チなどにより、記録モードが指示されたと判断した場合
には、ステップS5に移行する。ステップS5では、記
録媒体17に対するデジタルコンテンツの記録処理を実
行する。
【0043】〈記録処理〉記録媒体17へのデジタルコ
ンテンツの記録処理は、図4に示すようなフローチャー
トに基づいて実行される。
【0044】ステップS11では、指紋情報に基づく記
録管理を行うか否かを判別する。記録管理を行う旨の指
示があった場合には、ステップS12に移行する。ステ
ップS12では、生体情報読取手段12からの指紋情報
の入力を受け付ける。ステップS13では、記録媒体1
7の管理領域42に格納されている指紋情報を読み出
す。ステップS14では、生体情報読取手段12で読み
取った指紋情報と、記録媒体17に格納されている指紋
情報を照合し、一致するか否かを判別する。記録媒体1
7の管理領域42に格納されている指紋情報が複数ある
場合には、各指紋情報についてそれぞれ照合を行い、一
致する指紋情報があればステップS15に移行する。
【0045】ステップS15では、デジタルコンテンツ
である画像データを入力する。ステップS16では、画
像データを暗号化するとともにサンプルデータを合成し
た合成画像を作成し、記録媒体17に記録する。
【0046】ステップS14において、生体情報読取手
段12で読み取った指紋情報が、記録媒体17の管理領
域42の各指紋情報と一致しないと判断した場合には、
ステップS17に移行する。ステップS17では、指紋
情報が一致しない旨のエラー表示を行い処理を終了す
る。
【0047】ステップS11において、記録管理を行わ
ない旨の指示があった場合には、ステップS18に移行
する。ステップS18では、デジタルコンテンツとなる
画像データの入力を行う。ステップS19では、画像デ
ータを暗号化せずにそのままの状態で記録媒体17に記
録する。
【0048】〈記録管理によるデータ処理〉図4ステッ
プS16における画像記録処理の一例を図5のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0049】ステップS21では、入力された画像デー
タからサンプルデータを抽出する。たとえば、入力され
たデジタルコンテンツが複数の静止画像を含む場合に
は、そのうちの1つの画像データを代表するサンプルデ
ータとして抽出する。
【0050】ステップS22では、デジタルコンテンツ
を暗号化するための暗号鍵をコンテンツ鍵生成部21に
より生成する。ここで用いられるコンテンツ鍵は、ラン
ダムに発生した暗号鍵を用いることもでき、記録媒体1
7から取得した媒体IDを用いることも可能である。ま
た、生体情報読取手段12によって読み取った指紋情報
を暗号鍵として用いることも可能である。
【0051】ステップS23では、生成した暗号鍵を用
いてデジタルコンテンツの暗号化を行う。ステップS2
4では、デジタルコンテンツの暗号化を行った暗号鍵に
関する情報をさらに暗号化し許諾情報を作成する。この
許諾情報は、たとえば、暗号鍵を操作者のパスワードや
指紋情報で暗号化して作成することができ、アクセス回
数の制限を行う場合にはこの画像データに対するアクセ
ス制限回数と実際のアクセス回数のカウント値とを含む
情報とすることができる。
【0052】ステップS25では、許諾情報および指紋
情報をサンプルデータに不可視情報として埋め込んで許
諾情報入サンプルデータ部を作成する。ここでは、サン
プルデータとして抽出した画像データの特定の周波数帯
域に、許諾情報および指紋情報を挿入するように構成す
ることができ、またデータの一部を間引きしてここに許
諾情報および指紋情報を挿入するように構成することも
可能である。
【0053】ステップS26では、許諾情報入サンプル
データ部と暗号化したデジタルコンテンツとを合成した
合成データを生成する。サンプルデータ部は、JPEGなど
の構造化データ形式にし、これに暗号化されたデジタル
コンテンツを追加合成することで合成データを生成する
ことが可能となる。
【0054】ステップS27では、記録媒体17に合成
データを記録する。図7に示すように、操作者毎に指紋
情報の登録を行った記録媒体に対して、データの記録を
行う場合には、第1操作者51の指紋情報53が不可視
情報として埋め込まれた画像データA1が第1データ領
域411に記録され、同様に画像データA2〜A4が第
2データ領域412〜第4データ領域414に記録され
る。また、第2操作者52の指紋情報54が不可視情報
として埋め込まれた画像データB1〜B2が、それぞれ
第5データ領域415〜第6データ領域416に格納さ
れる。また、図8に示すように、同一の操作者であって
も格納するデジタルコンテンツ毎に異なる指の指紋情報
を用いてデータの差別化を図ることも可能である。図示
したものでは、小指の指紋情報55を有する画像データ
A1〜A4を第1データ領域411〜414に格納し、
中指の指紋情報56を有する画像データB1〜B2をデ
ータ領域415〜416に格納し、親指の指紋情報57
を有する画像データC1〜C4をデータ領域417〜4
20に格納するようにしている。操作者の数、各操作者
の指紋情報の数、格納する画像数などはこれに限定され
ないことは言うまでもない。
【0055】〈再生処理〉図3ステップS7の再生処理
では、図6に示すようなフローチャートに基づいて動作
する。
【0056】ステップS31では、サンプルデータの再
生を行うか否かを判別する。記録媒体17に格納されて
いる合成データ中のサンプルデータ部を表示する旨の指
示を受け付けた場合にはステップS32に移行する。ス
テップS32では、指紋情報や許諾情報が不可視情報と
して埋め込まれたサンプルデータ部を、再生手段16を
介して再生させる。サンプルデータ部は、デジタルコン
テンツから一部が抽出されたものであって、静止画像、
動画像、音楽データ、およびこれらの複合化されたデジ
タルデータであり、液晶表示装置、CRT、その他の表
示装置やスピーカなどで構成される再生手段16によっ
て、その画像データの表示および音声の発音がなされ
る。
【0057】ステップS33では、デジタルコンテンツ
(実データ)の再生を行う旨の指示があったか否かを判
別する。デジタルコンテンツの再生を行う旨の指示を受
けた場合には、ステップS34に移行する。
【0058】ステップS34では、再生指示のあったデ
ジタルコンテンツが許諾情報に基づいて管理されたデー
タであるか否かを判別する。再生指示のあったデジタル
コンテンツが管理されたデータである場合にはステップ
S35に移行する。
【0059】ステップS35では、生体情報読取手段1
2からの指紋情報の入力を受け付ける。ステップS36
では、再生指示のあったデジタルコンテンツのサンプル
データ部に埋め込まれた指紋情報を読み出す。ステップ
S37では、生体情報読取手段12で読み取った指紋情
報と、デジタルコンテンツのサンプルデータ部から読み
出した指紋情報を照合し、一致するか否かを判別する。
各指紋情報が一致する場合にはステップS38に移行す
る。
【0060】ステップS38では、記録媒体17に格納
されているデジタルコンテンツのサンプルデータ部に埋
め込まれている許諾情報から暗号鍵を取り出す。ここで
は、不可視情報としてサンプルデータ部に埋め込まれて
いる許諾情報を抽出し、ステップS36で読み出した指
紋情報を用いて復号化を行うことで暗号鍵を取り出すこ
とができる。
【0061】ステップS39では、復号化した暗号鍵を
用いてデジタルコンテンツを復号化する。ステップS4
0では、デジタルコンテンツの再生処理を行う。デジタ
ルコンテンツは、静止画像、動画像、音楽データ、およ
びこれらの複合化されたデジタルデータで構成されてお
り、液晶表示装置、CRT、その他の表示装置やスピー
カなどで構成される再生手段16によって、その画像デ
ータの表示および音声の発音がなされることにより再生
される。
【0062】ステップS37において、生体情報読取手
段12で読み取った指紋情報と、サンプルデータ部に埋
め込まれている指紋情報とが一致しないと判断した場合
には、ステップS41に移行する。ステップS41で
は、指紋が一致しなかった旨の表示を行うなどのエラー
処理を行い、この処理を終了する。
【0063】〔第1実施形態の作用・効果〕この第1実
施形態では、デジタルコンテンツからサンプルデータを
抽出し、デジタルコンテンツを暗号化する際に用いた暗
号鍵を指紋情報でさらに暗号化して不可視情報としてサ
ンプルデータに埋め込んでいるので、許諾情報を持たな
い者が不正に記録媒体を入手しても利用することが不可
能であり、高いセキュリティを維持することができる。
また、サンプルデータ内に暗号鍵が埋め込んであるの
で、正当な利用者が暗号鍵を容易に取り出すことがで
き、暗号鍵の紛失などの問題がなくなる。また、指紋情
報を一般利用者がリード、ライト不能な記録媒体の管理
領域42に格納しているので、さらに高いセキュリティ
を維持できる。
【0064】〔第1実施形態の変形〕 (A)デジタルコンテンツを暗号化する際の暗号鍵を、
HASH関数により処理した指紋情報をそのまま用いる構成
とすることができる。この場合、サンプルデータ部に不
可視情報として埋め込まれる許諾情報は指紋情報と共通
のものとすることができる。
【0065】再生時には、許諾情報を読み出すことによ
って指紋情報を得ることができ、この指紋情報を用いて
デジタルコンテンツの復号化を行うように構成できる。 (B)生体情報は、網膜の画像情報に基づく網膜情報や
虹彩の画像情報に基づく画像情報、あるいは声紋情報な
どを用いることが可能である。 (C)図2において、コンテンツ鍵生成部21〜暗号化
コンテンツ合成部27からなる記録部2を含まないデー
タ再生装置を構成することが可能である。同様に、サン
プルデータ表示部31〜コンテンツ動作部36からなる
再生部3を含まないデータ記録装置を構成することも可
能である。 ◎第2実施形態 〔概略構成〕第2実施形態では、第1実施形態と同様
に、図1で示すような制御ブロック図でなる装置を想定
できる。
【0066】〔データ処理部〕この実施形態におけるデ
ータ処理部13を図9に基づいて説明する。データ処理
部13は、暗号鍵生成部61、付加情報入力部62、指
紋情報処理部63、画像加工部64、画像暗号化部6
5、許諾情報作成部66,情報埋め込み部67を備えて
いる。
【0067】暗号鍵生成部61は、データ入力手段から
入力されるデジタルコンテンツの一部を暗号化するため
の暗号鍵を生成するものであり、第1実施形態のコンテ
ンツ鍵生成部21と同様の構成とすることができる。
【0068】付加情報入力部62は、著作権情報などの
付加情報入力および付加情報の埋め込み位置などを決定
するためのものである。指紋情報処理部63は、生体情
報読取手段12によって読み取った指紋情報をHASH関数
などを用いて圧縮し、暗号鍵の暗号化に用いることが可
能となるようにデジタル処理を行うものである。
【0069】画像加工部64は、デジタルコンテンツの
一部を複製したり、原画像に付加情報を可視的に埋め込
む機能を有するものである。画像暗号化部65は、デジ
タルコンテンツから複製される部分データ部を暗号鍵で
暗号化するものである。
【0070】許諾情報作成部66は、暗号鍵に関する情
報および部分データ部の位置とサイズを示す画像合成情
報を暗号化して許諾情報を作成するものである。情報埋
め込み部67は、暗号鍵に関する情報および画像合成情
報を不可視情報としてデジタルコンテンツに埋め込むも
のである。
【0071】また、データ処理部13は、サンプルデー
タ表示部71、許諾情報抽出部72、指紋情報照合部7
3、暗号鍵取出部74、画像復号化部75、コンテンツ
動作部76などを備えている。
【0072】サンプルデータ表示部71は、付加情報が
可視的に追加されているデジタルコンテンツを再生手段
16により再生させる。許諾情報抽出部72は、デジタ
ルコンテンツ中に不可視情報として埋め込まれた許諾情
報を抽出する。
【0073】指紋情報照合手段73は、記録媒体17の
管理領域に格納されている指紋情報と、生体情報読取手
段12から入力される指紋情報とを照合し一致するか否
かを判別するものである。
【0074】暗号鍵取出部74は、デジタルコンテンツ
から取り出された許諾情報に基づいて暗号鍵を取り出す
ものである。画像復号化部75は、取り出された暗号鍵
を用いて暗号化された部分データ部を復号化して、合成
情報に基づいてデジタルコンテンツを復元するものであ
る。
【0075】コンテンツ動作部76は、復元されたデジ
タルコンテンツを動作させるものであり、静止画像や動
画像の場合には液晶表示装置やCRTなどの表示装置に
表示を行い、音声データの場合にはスピーカなどに発音
させるものである。
【0076】〔記録処理〕この第2実施形態において
も、第1実施形態と同様に、図3、図4に示したフロー
チャートのように動作する。ただし、図3ステップS5
の記録処理については、図10に示すフローチャートに
基づいて動作する。
【0077】ステップS51では、付加情報の入力を受
け付ける。著作権者に関する情報や配布を行う管理者情
報などのコンテンツ情報を、デジタルコンテンツ中に可
視的な情報として埋め込む場合には、キーボードやその
他入力手段からの入力を受け付けるか、あるいはデジタ
ルコンテンツ中に含まれるコンテンツ情報を自動的に抽
出することによって、付加情報の受付を行う。このと
き、同時にデジタルコンテンツ中のどの位置に付加情報
を追加するかの位置情報やサイズに関する画像合成情報
を同時に取得する。
【0078】ステップS52では、暗号鍵生成部61に
よって暗号鍵を生成する。この暗号鍵は、付加情報を追
加する位置を含むデジタルコンテンツの一部を暗号化す
るためのものであり、生成した乱数に基づいて生成され
たもの、記録媒体17の媒体IDに基づくもの、操作者
のIDやパスワードに基づくものなどを想定することが
できる。
【0079】ステップS53では、画像合成情報に基づ
いて、この付加情報が追加される位置の部分データ部を
複製する。ステップS54では、複製された部分データ
部を暗号鍵で暗号化する。
【0080】ステップS55では、デジタルコンテンツ
の原画像に、画像合成情報に基づく位置およびサイズで
付加情報を可視的な情報として埋め込む。このとき、付
加情報は、色度変調を伴う方法で可視的ウォーターマー
クとして埋め込むことが可能であり、また、輝度変調を
伴う方法で埋め込むことも可能である。
【0081】ステップS56では、暗号鍵および画像合
成情報を指紋情報で暗号化して許諾情報を作成する。こ
の許諾情報は、暗号鍵および画像合成情報を記録媒体1
7の媒体IDで暗号化することも可能であり、また操作
者のIDやパスワードによって暗号化することも可能で
あり、これらを適宜組み合わせて暗号化することも可能
である。
【0082】ステップS57では、許諾情報および指紋
情報をデジタルコンテンツ中に不可視情報として埋め込
む。この場合、デジタルコンテンツの特定の周波数帯域
に許諾情報および指紋情報を挿入するか、あるいはデー
タの一部を間引きしてここに許諾情報および指紋情報を
挿入するように構成することが可能である。
【0083】ステップS58では、可視的な付加情報と
不可視的な許諾情報および指紋情報を含むデジタルコン
テンツと、暗号化された部分データ部とを合成して合成
データを作成する。
【0084】ステップS59では、記録媒体17のデー
タ領域に合成データを格納する。 〔再生処理〕この第2実施形態において記録媒体17に
格納されたデジタルコンテンツを再生する際には、第1
実施形態の図6とほぼ同様の手順で処理することができ
る。
【0085】ステップS31では、付加情報が可視的に
追加されたデジタルコンテンツ(サンプルデータ)の再
生を行うか否かを判別する。サンプルデータを表示する
旨の指示を受け付けた場合にはステップS32に移行す
る。ステップS32では、著作権者に関するの情報や配
布を行う管理者情報などの付加情報が可視的に追加され
たデジタルコンテンツの再生を行う。
【0086】ステップS33では、デジタルコンテンツ
(実データ)の再生を行う旨の指示があったか否かを判
別する。デジタルコンテンツの再生を行う旨の指示を受
けた場合には、ステップS34に移行する。
【0087】ステップS34では、再生指示のあったデ
ジタルコンテンツが許諾情報に基づいて管理されたデー
タであるか否かを判別する。再生指示のあったデジタル
コンテンツが管理されたデータである場合にはステップ
S35に移行する。
【0088】ステップS35では、生体情報読取手段1
2からの指紋情報の入力を受け付ける。ステップS36
では、再生指示のあったデジタルコンテンツのサンプル
データ部に埋め込まれた指紋情報を読み出す。ステップ
S37では、生体情報読取手段12で読み取った指紋情
報と、デジタルコンテンツのサンプルデータ部から読み
出した指紋情報を照合し、一致するか否かを判別する。
各指紋情報が一致する場合にはステップS38に移行す
る。
【0089】ステップS38では、記録媒体17に格納
されているデジタルコンテンツに不可視情報として埋め
込まれている許諾情報から暗号鍵を取り出す。ここで
は、不可視情報としてサンプルデータ部に埋め込まれて
いる許諾情報を抽出し、ステップS36で読み出した指
紋情報を用いて復号化を行うことで暗号鍵を取り出すこ
とができる。このとき、同時に付加情報が追加された位
置とサイズを示す画像合成情報を復号化する。
【0090】ステップS39では、復号化した暗号鍵を
用いて暗号化された部分データ部を復号化し、これをデ
ジタルコンテンツに合成する。部分データ部は、付加情
報が可視的に配置された位置を含む原画像の一部であ
り、画像合成情報に基づいて部分データ部をデジタルコ
ンテンツ上に合成することで、元のデジタルコンテンツ
を復元することが可能となる。
【0091】ステップS40では、復元されたデジタル
コンテンツの再生処理を行う。デジタルコンテンツは、
静止画像、動画像、音楽データ、およびこれらの複合化
されたデジタルデータで構成されており、液晶表示装
置、CRT、その他の表示装置やスピーカなどで構成さ
れる再生手段16によって、その画像データの表示およ
び音声の発音がなされることにより再生される。
【0092】ステップS37において、生体情報読取手
段12で読み取った指紋情報と、サンプルデータ部に埋
め込まれている指紋情報とが一致しないと判断した場合
には、ステップS41に移行する。ステップS41で
は、指紋が一致しなかった旨の表示を行うなどのエラー
処理を行い、この処理を終了する。
【0093】〔第2実施形態の作用・効果〕この第2実
施形態では、著作権者に関する情報や配布を行う管理者
の情報に基づくコンテンツ情報を可視的な情報としてデ
ジタルコンテンツ中に埋め込んでいるため、このままの
状態で正常にデジタルコンテンツを利用することができ
ない。また、この付加情報の位置やサイズに関する画像
合成情報と、この位置における原画像を暗号化した暗号
鍵の情報を含む許諾情報とを不可視情報としてデジタル
コンテンツ中に含んでいるため、高いセキュリティを維
持するとともに、正当な利用者が容易に復元して利用す
ることが可能となる。また、暗号鍵の再発行などの無駄
を省くことが可能となる。また、指紋情報を一般利用者
がリード、ライト不能な記録媒体の管理領域に格納して
いるので、さらに高いセキュリティを維持できる。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、操作者の生体情報に基
づいて不正利用が不可能な状態にデジタルコンテンツを
加工するとともに、記録媒体の書き換え不能領域にこの
生体情報を格納しているため、高いセキュリティを維持
できるとともに、暗号鍵の再発行の手間を省いて正当な
利用者には容易に復元することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図。
【図2】データ処理部の構成図。
【図3】本発明の制御フローチャート。
【図4】本発明の制御フローチャート。
【図5】本発明の制御フローチャート。
【図6】本発明の制御フローチャート。
【図7】記録媒体へのデータ格納の概念説明図。
【図8】記録媒体へのデータ格納の概念説明図。
【図9】第2実施形態のデータ処理部の構成図。
【図10】第2実施形態の制御フローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09C 5/00 G09C 5/00 H04L 9/08 H04L 9/00 601C 9/32 601E 673A 673D Fターム(参考) 5B017 AA03 BA05 BA07 CA08 CA09 5B047 AA25 BA02 CB25 5B057 CA12 CA16 CB12 CB16 CC01 CE08 5C076 AA14 BA06 5J104 AA14 EA04 EA17 EA25 EA26 KA01 KA16 KA17 NA02 NA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作者の生体情報を読み取るための生体情
    報読取手段と、 配布するデジタルコンテンツを、不正に利用することが
    不可能となるように、前記生体情報読取手段によって読
    み取った生体情報に基づいて加工し、記録媒体に格納す
    るデジタル情報記録手段と、 前記生体情報読取手段で読み取った生体情報を、前記記
    録媒体中の書き換え不能な領域に格納する生体情報記録
    手段と、を備えるデータ入出力装置。
  2. 【請求項2】前記生体情報読取手段によって読み取った
    生体情報と、前記記録媒体中の書き換え不能な領域に格
    納されている生体情報とを照合する生体情報比較手段
    と、 前記生体情報比較手段の照合結果に基づいて、前記記録
    媒体に格納されているデジタルコンテンツを利用可能状
    態に復元するデジタル情報復元手段と、をさらに備え
    る、請求項1に記載のデータ入出力装置。
  3. 【請求項3】前記デジタル情報記録手段は、 前記デジタルコンテンツを暗号鍵によって暗号化して実
    データ部を作成するデータ暗号化手段と、 前記デジタルコンテンツの一部をサンプルデータとして
    抽出し、前記サンプルデータに前記暗号鍵に関する情報
    を含む許諾情報を電子透かしとして埋め込んだサンプル
    データ部を作成するサンプルデータ作成手段と、 前記実データ部とサンプルデータ部とを合成した合成デ
    ータ部を作成し、前記合成データを記録媒体に格納する
    合成データ作成手段と、を備える、請求項1または2に
    記載のデータ入出力装置。
  4. 【請求項4】前記デジタル情報復元手段は、 前記サンプルデータ部に埋め込まれた許諾情報を取り出
    して、前記暗号鍵を復元する暗号鍵復元手段と、 前記暗号鍵復元手段により復元された暗号鍵により、前
    記デジタルコンテンツ中の実データ部を復号化する復号
    化手段と、を備える、請求項3に記載のデータ入出力装
    置。
  5. 【請求項5】前記サンプルデータ部および復号化された
    実データ部を再生するデジタルデータ再生手段をさらに
    備える、請求項4に記載のデータ入出力装置。
  6. 【請求項6】前記デジタル情報記録手段は、 前記デジタルコンテンツ中に付加情報を配置してサンプ
    ルデータを作成するサンプルデータ作成手段と、 前記付加情報を配置する位置を含む前記デジタルコンテ
    ンツの一部を部分データ部として複製し、この部分デー
    タ部を暗号鍵によって暗号化して暗号化部分データ部を
    作成する部分データ作成手段と、 前記付加情報が前記デジタルコンテンツに配置される際
    の位置およびサイズに関するデータ合成情報と、前記暗
    号鍵の情報を含む許諾情報とを、前記デジタルコンテン
    ツ中に電子透かしとして埋め込んで許諾情報付きデータ
    部を作成する許諾情報付きデータ部作成手段と、 前記暗号化部分データ部と許諾情報付きデータ部とを合
    成した合成データを作成し、これを記録媒体に格納する
    合成データ作成手段と、を備える、請求項1または2に
    記載のデータ入出力装置。
  7. 【請求項7】前記デジタル情報復元手段は、 前記許諾情報付きデータ部に埋め込まれたデータ合成情
    報および許諾情報を取り出して、前記許諾情報から前記
    暗号鍵を復元する暗号鍵復元手段と、 前記暗号鍵復元手段により復元された暗号鍵を用いて前
    記暗号化部分データ部を部分データ部として復号化し、
    復号化された部分データ部を前記データ合成情報に基づ
    いて前記サンプルデータに合成して前記デジタルコンテ
    ンツを復元する復号化手段と、を備える、請求項6に記
    載のデータ入出力装置。
  8. 【請求項8】前記許諾情報は、前記生体情報読取手段に
    よって読み取った生体情報によって前記暗号鍵を暗号化
    して生成する、請求項3〜7のいずれかに記載のデータ
    入出力装置。
  9. 【請求項9】前記暗号鍵は前記生体情報読取手段によっ
    て読み取った生体情報に基づくデジタルデータである、
    請求項3〜7のいずれかに記載のデータ入出力装置。
  10. 【請求項10】前記生体情報は指紋情報である、請求項
    1〜9のいずれかに記載のデータ入出力装置。
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