JP2002026753A - 車載用ラジオ受信システム - Google Patents

車載用ラジオ受信システム

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JP2002026753A
JP2002026753A JP2000211429A JP2000211429A JP2002026753A JP 2002026753 A JP2002026753 A JP 2002026753A JP 2000211429 A JP2000211429 A JP 2000211429A JP 2000211429 A JP2000211429 A JP 2000211429A JP 2002026753 A JP2002026753 A JP 2002026753A
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tmc
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Masayoshi Shiga
政義 志賀
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載用ラジオ受信システムにおいて、1系統
(単一のチューナ)で受信する場合でも、ユーザに違和
感を与えることなくTMCデータの取り込みを可能とす
る。 【解決手段】 ラジオ受信機10において、チューナ1
3で受信されている放送局の放送電波にTMCデータが
含まれていないときに、第1の制御手段11によりナビ
ゲーション装置30からの割り込み処理が有ったか否か
を判定し、該割り込み処理が有ったときに、表示手段3
7により、該割り込み処理に係る情報案内を行い、該情
報案内を行っている期間中に、ラジオ受信機10におい
て、TMCデータを含む放送電波を送信している他の放
送局への選局の切替を行い、第1の制御手段11により
当該放送電波からTMCデータを抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用ラジオ受信
システムに係り、より詳細には、互いにデータの授受を
行って協働するナビゲーション装置及びラジオ受信機を
備えた車載用ラジオ受信システムにおいて、FM放送に
多重された交通情報等に係るデータ(後述の「TMCデ
ータ」)を受信するのに適応された技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交通量の増大に伴って交通事故や
道路工事等が多発し、これらが原因で交通渋滞が発生し
ているが、かかる交通渋滞を緩和させるために、当該交
通渋滞の発生等を通知する交通情報をラジオ放送等の放
送電波を介して運転者(ドライバ)に提供することが行
われている。例えばラジオ放送としては、通常の放送番
組であるエンターテイメント番組帯やニュース番組帯等
を利用して、その番組帯の中で交通情報をアナウンスす
ることで、当該交通情報をラジオ受聴者に提供するサー
ビスがある。
【0003】しかしながら、このような形態のサービス
では、交通状況が現在どのようになっているのかを即座
に知ることができないという不都合があった。そこで、
かかる不都合を解消するために、主として交通情報を提
供する交通情報番組を放送する交通情報放送局がある。
この交通情報放送局は、交通情報番組のみを放送してい
るだけでなく、通常の放送番組も放送している。
【0004】このような交通情報放送としては、例え
ば、主にヨーロッパ各地で実用化されているRDS(Rad
io Data System) 放送がある。RDS放送とは、交通情
報に係る番組関連のデータ以外に、通常の放送番組に係
る番組関連情報等のデータを通常のFM放送電波に多重
化し、この多重化したデータを受信側が解析することに
より、該ラジオ放送の受聴者に対して様々なサービスを
提供するものである。
【0005】このRDS放送は、主に多くの放送局がネ
ットワークを組んで同一番組を放送するような地域にお
いて特に有効である。具体的には、19kHzのステレ
オパイロット信号の3次高調波である57kHzを副搬
送波とし、フィルタリング及び2相コード化された番組
関連情報や交通情報関連等のデータを示すデータ信号に
より、上記副搬送波を振幅変調してラジオデータ信号
(以下「RDSデータ」と称する)とし、この振幅変調
された副搬送波を主搬送波に周波数変調して放送するよ
うになされている。
【0006】このRDSデータについて、その基本的な
ベースバンドコーディング構造を示す図6を参照しなが
ら説明する。RDSデータは、図示のように104ビッ
トを1グループとするグループ単位で構成され、各グル
ープはそれぞれ4ブロック(A、B、C、D)からな
り、各ブロックは、16ビットの情報語(m0〜m1
5)と10ビットの検査語及びオフセット語(C’0〜
C’9)とから構成されている。なお、RDSデータの
送信速度は、1187.5ビット/秒である。
【0007】ブロックAには、国名データや番組データ
からなるネットワークを示す番組識別データ(PIコー
ド)が配置され、ブロックBには、交通情報番組を放送
する交通情報放送局であることを示す交通情報放送局識
別データ(TPコード)や当該交通情報に係る放送番組
が始まることを示す交通アナウンス識別データ(TAコ
ード)が配置され、ブロックCには、同一番組を放送し
ているネットワーク局群の各局の周波数に係るデータ、
すなわち代替局周波数データ(AFデータ)が配置さ
れ、ブロックDには、放送局名やネットワーク名等の放
送局名データ(PSデータ)が配置されている。なお、
PIコードは、4ビットの国名データと、4ビットの地
域データと、8ビットの番組データとの3つの要素から
構成されている。
【0008】また、各グループは、その内容に応じて4
ビットによりタイプ0〜15の16通りに区別され、さ
らに各タイプ(0〜15)に対応してそれぞれ2つのバ
ージョン(A,B)が定義されており、これらの認識コ
ードはブロックBに配置されている。なお、バージョン
Aに定義されたタイプについては、ブロックAに必ずP
Iコードが含まれているのであるが、バージョンBに定
義されたタイプについては、ブロックAに加えてブロッ
クCにもPIコードが含まれている。しかし、バージョ
ンBのタイプが送信される割合は非常に少ない。
【0009】このようなRDSデータを受信するラジオ
受信装置によれば、例えばマルチパス妨害等の外乱によ
り現在受信中の放送局における受信レベルが低下したと
き、AFデータに基づいて受信レベルの良好な他のネッ
トワーク局(代替局)を選局することで(自動追従機
能)、外乱の影響を受けることなく常に受信状態の良好
な同一番組の放送をユーザに提供することができる。ま
た、TPコードに応じて交通情報放送局を識別し、TA
コードに応じて交通情報番組が行われることを識別し、
これら識別通知を当該受信装置の表示部に表示させるこ
とで、交通情報を望むドライバにとってはその交通情報
放送局及びその番組放送開始を認識することができて非
常に便利である。
【0010】しかしその反面、幾つかの問題点がある。
例えば、通勤時や休日など交通混雑があると、それに応
じて多大な量の交通情報をユーザに提供する必要があ
り、そのために交通情報放送番組の放送枠が肥大化して
しまうという問題点がある。また、一般的に交通情報番
組を放送している交通情報放送局であっても、その交通
情報を逐次放送しているのではなく、定期的に(30分
毎、1時間毎など)交通情報番組として放送している。
このため、ユーザは、交通情報番組が放送されていない
時間帯に、例えば交通渋滞の発生している地点にぶつか
って当該交通渋滞に巻き込まれてしまうといった問題点
もある。さらに、ユーザが所望する交通情報(例えばA
地域における交通情報)だけを知りたい場合であって
も、A地域以外の他の地域における交通情報までも受聴
しなければならず、非常に使い勝手が悪いといった問題
点もある。
【0011】そこで、これらの問題点を解消するため
に、上記のRDS放送を利用したTMC(Traffic Messa
ge Channel) が提案されている。TMCとは、RDSデ
ータにおける例えば8Aグループ(つまり、バージョン
Aに定義されたグループ8)を利用して放送を行うもの
である。このTMCを送信する8Aグループについて、
そのベースバンドコーディング構造を示す図7を参照し
ながら説明する。
【0012】図示のように、ブロックAにはPIコード
が含まれている。また、ブロックBには、当該8Aグル
ープタイプを識別する4ビットのグループタイプ識別コ
ードの他に、メッセージの管理及び拡張システムに関す
る様々なコードが含まれており、例えばショートメッセ
ージであることを示す1ビットのショートメッセージコ
ードSと、1つのメッセージが1つのグループデータで
送信されるシングルグループメッセージであるか、或い
は1つのメッセージが複数のグループデータに亘って送
信されるか否かを示す1ビットのグループメッセージ識
別コードGと、大体の渋滞時間を示す3ビットの渋滞時
間コードDPとを有している。なお、この渋滞時間コー
ドDPは、8段階の渋滞時間(0〜4時間)を示すため
に使用されたものである。また、ブロックCには、例え
ば迂回路の有無を示す迂回路識別コードDと、ロケーシ
ョンオフセットアドレスを含む3ビットのEXTENT
コードと、例えば天候状態、工事、交通渋滞等といった
情報を示す11ビットのEVENTコードとを有してい
る。また、ブロックDには、位置情報を示す16ビット
のLOCATIONコードが含まれている。
【0013】これらコードによる拡張システムを利用す
れば、交通渋滞に対する迂回路についても適切に指示す
る様々な情報等が送信される。このようなTMCデータ
を受信するラジオ受信装置(TMC対応型受信装置)に
よれば、交通情報用の放送番組が無くても送信されるT
MCデータはそれ自体が交通情報であるので、送信され
るTMCデータを受信して順次記憶させておくことで、
受聴中の放送番組を途中で中断させてしまうような事態
を打開することができる。また、TMCにおいては、1
秒間当たりに放送されるグループの数は11.5グルー
プであり、8AグループであるTMCデータを送信する
場合、通勤時や休日などに多く発生する交通混雑に係る
多大な量の交通情報を要するような100連続のメッセ
ージであっても約1分半で送信されてしまうために、詳
細な交通情報をほぼリアルタイムでユーザに提供するこ
とができる。また、送信されるTMCデータを順次記憶
させておくことで、ユーザが所望するときに各所望地点
の交通情報を得ることができ、従来のように交通情報番
組を受聴することにより所望地域以外の他の地域におけ
る交通情報も受聴しながら、所望地域の交通情報を得な
ければならないといった使い勝手の悪さを解消すること
ができる。
【0014】このように、TMCデータを含むRDSデ
ータを、ナビゲーション装置と協働する車載用ラジオ受
信装置において受信し、解析してその結果をナビゲーシ
ョン機能に反映させることで、当該ラジオ受信装置とナ
ビゲーション装置との協働に基づいた発展的なFM放送
受信システムを構築することができる。一方、上述した
ナビゲーション装置と協働する車載用ラジオ受信装置に
ついては、放送電波を受信する際に、1系統(単一のチ
ューナ)で受信するもの、或いは2系統以上(2個以上
のチューナ)で受信するものがある。
【0015】このうち、2系統以上(2個以上のチュー
ナ)で受信する装置については、少なくともその中の1
系統を、TMCデータを含んでいる放送電波の受信専用
に割り当てることができるため、TMCデータを常に受
信可能な状態にして、該TMCデータの解析結果をナビ
ゲーション機能に反映させることができる。しかしなが
ら、1系統(単一のチューナ)で受信する装置の場合、
選局した放送局の放送電波を受信している期間中は、選
局していない他の放送局の放送電波を受信することはで
きない。従って、選局した放送局の放送電波にTMCデ
ータが含まれていれば、2系統以上の場合と同様にその
TMCデータの内容をナビゲーション機能に反映させる
ことができるが、当該放送電波にTMCデータが含まれ
ていなければ、そのTMCデータを利用することができ
ない。
【0016】そこで、従来の1系統(単一のチューナ)
で受信する装置では、TMCデータを送信していない放
送局(Aとする)の放送電波を受信しているときに他の
放送局(Bとする)から送信されているTMCデータを
取り込もうとする場合、現在受信中の放送局Aの放送電
波に対して所定の期間(例えば数ms間)ミューティン
グ処理を行い、この期間中に受信周波数を放送局Bの周
波数に同調させて(選局の切替)、当該TMCデータを
取り込むようにしている。
【0017】また、従来のシステムでは、ナビゲーショ
ン装置により目的地までの到着時間を最初に設定し、そ
の後TMCデータを取り込んで到着時間の更新(変更)
が行われたときでも、更新された到着時間が当初設定さ
れた到着時間から変更されていることをユーザに知らせ
ていなかった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
1系統(単一のチューナ)で受信する装置においては、
現在受信中の放送電波にTMCデータが含まれていない
ときに他局から送信されているTMCデータを取り込も
うとする場合、現在受信中の放送電波に対して所定の期
間ミューティング処理を行うようにしているため、この
期間中は放送番組が受聴され得ない状態、つまり「無
音」状態となり、ユーザに違和感を与えるといった不都
合があった。
【0019】また、上記のミューティング処理はラジオ
受信装置によって自動的に行われるのではなく、ユーザ
による手動操作(スイッチ操作、ボタン操作等)を必要
とするため、TMCデータの取得に際してユーザに不便
を感じさせるといった不利もあった。さらに、取り込ん
だTMCデータに基づいて目的地までの到着時間が更新
された場合でも、従来のシステムではその旨をユーザに
知らせていなかったため、渋滞や交通事故などの交通情
報に係る要因を加味した最新の情報(更新後の到着時
間)を把握することができず、ナビゲーション機能が搭
載されているのにその機能を最大限に活かすことができ
ないといった課題もあった。
【0020】本発明は、かかる従来技術における課題に
鑑み創作されたもので、1系統(単一のチューナ)で受
信する場合でも、ユーザに違和感を与えることなくTM
Cデータを取り込むことができる車載用ラジオ受信シス
テムを提供することを目的とする。さらに本発明は、こ
の車載用ラジオ受信システムにおいて、TMCデータに
基づいて更新された情報をユーザが把握できるように
し、ひいては発展的なシステムの構築に寄与することを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決するため、本発明によれば、互いにデータの授受
を行って協働するナビゲーション装置及びラジオ受信機
を備えた車載用ラジオ受信システムであって、前記ラジ
オ受信機は、放送電波を受信するチューナと、放送局の
選局に係る情報を入力する選局情報入力手段と、前記チ
ューナ及び前記選局情報入力手段に動作可能に接続され
た第1の制御手段とを具備し、前記ナビゲーション装置
は、目的地の入力設定に応答して該目的地までの経路探
索に係る演算処理を行う第2の制御手段と、該第2の制
御手段によって演算処理された結果を案内情報としてユ
ーザに提供する表示手段とを具備し、前記ラジオ受信機
において、前記チューナで受信されている第1の放送局
の放送電波にTMCデータが含まれていないときに、前
記第1の制御手段により前記ナビゲーション装置からの
割り込み処理が有ったか否かを判定し、該割り込み処理
が有ったときに、前記ナビゲーション装置において前記
表示手段により、該割り込み処理に係る情報案内を行
い、該情報案内を行っている期間中に、前記ラジオ受信
機において、前記選局情報入力手段によりTMCデータ
を含む放送電波を送信している第2の放送局への選局の
切替を行い、前記第1の制御手段により当該放送電波か
らTMCデータを抽出することを特徴とする車載用ラジ
オ受信システムが提供される。
【0022】本発明に係る車載用ラジオ受信システムに
よれば、現在受信している放送電波にTMCデータが含
まれていないときに、ナビゲーション装置からの割り込
み処理に基づいて、この割り込み処理に係る情報案内を
ナビゲーション装置が行っている期間中に、TMCデー
タを含む放送電波を送信している他の放送局に切り替え
て、その放送電波からTMCデータを抽出するようにし
ている。
【0023】すなわち、ナビゲーション装置がユーザに
対して情報案内を行っている期間中にラジオ受信機にお
いてTMCデータを抽出するようにしているので、単一
のチューナ(1系統)で受信する場合でも、ユーザに違
和感を与えることなくTMCデータを取り込むことが可
能となる。また、上記の車載用ラジオ受信システムにお
いて、前記ラジオ受信機は、前記ナビゲーション装置か
らの割り込み処理が無かった場合に前記第1の制御手段
からの制御に基づいて所定時間カウント動作を行うカウ
ンタ手段を更に具備し、該カウンタ手段によって前記所
定時間がカウントされたときに、前記ナビゲーション装
置において前記表示手段により、前記第2の制御手段に
よる演算処理に基づいた情報案内を行い、該情報案内を
行っている期間中に、前記ラジオ受信機において前記T
MCデータを抽出するようにしてもよい。
【0024】この形態に係るシステムにおいても、ユー
ザに対して情報案内を行っている期間中にTMCデータ
を抽出するようにしているので、上記と同様の効果を奏
することができる。さらに、上記の車載用ラジオ受信シ
ステムにおいて、前記ナビゲーション装置は、前記第2
の制御手段による演算処理に基づいて設定される前記目
的地における到着時間を指示するデータを一時的に格納
するメモリ手段を更に具備し、前記第2の制御手段によ
り、前記ラジオ受信機において抽出されたTMCデータ
に基づいて、前記メモリ手段に格納されている前記到着
時間を指示するデータの更新を行い、前記表示手段によ
り、更新されたデータの内容を表示すると共に、前記デ
ータの更新が行われた旨の案内をユーザが識別し易い表
示態様で行うようにしてもよい。
【0025】この形態に係る車載用ラジオ受信システム
によれば、抽出されたTMCデータに基づいて、メモリ
手段に格納されている当初設定されたデータ(目的地に
おける到着時間を指示するデータ)が更新され、その更
新内容と共に、更新が行われた旨の案内がユーザに対し
て行われる。これによって、ユーザは、到着時間がTM
Cデータにより更新されたこと、及びその更新後の到着
時間を把握することができる。これは、ラジオ受信機と
ナビゲーション装置との協働に基づいた発展的なシステ
ムの構築に寄与する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の一実施形態に係る車載用ラジオ受信システムの概略構
成をブロック図の形態で示したものである。図示のよう
に、本実施形態の車載用ラジオ受信システムは、FMラ
ジオ受信機10とナビゲーション装置30とが互いにデ
ータの授受を行って協働するように構成されている。
【0027】FMラジオ受信機10において、11はマ
イクロコンピュータにより構成された制御部を示し、こ
の制御部11は、後述するようにナビゲーション装置3
0と協働してFM放送の受信及び受信データの利用に係
る種々の処理(データに含まれる文字情報等の表示、後
述するTMCデータの抽出及び解析、解析結果の転送な
ど)を行う機能を有している。
【0028】また、12は各放送局からの放送電波を受
信するアンテナ、13は制御部11からの制御の下にア
ンテナ12を介して所望のFM放送を受信させるFMチ
ューナを示す。このFMチューナ13は、位相固定閉ル
ープ(PLL)回路14及びローパスフィルタ(LP
F)15と協働して制御部11により設定された周波数
のFM放送を受信し、中間周波数信号に変換して出力す
るフロントエンド(F/E)16と、フロントエンド1
4から出力された中間周波数信号を増幅し検波する中間
周波増幅/FM検波器(IF/DET)17とを有して
いる。また、18はノイズキャンセラ/ステレオ復調回
路(NC/MPX)を示し、中間周波増幅/FM検波器
17で検波された信号に含まれるイグニションノイズ等
を除去した後、オーディオ信号(左チャンネルL用及び
右チャンネルR用)を復調して出力する機能を有してい
る。このノイズキャンセラ/ステレオ復調回路18の後
段には、特に図示はしていないが、通常のオーディオ機
器に設けられているような電子ボリューム、オーディオ
アンプ、スピーカ等が接続されている。
【0029】また、19はFM多重(RDS)デコーダ
を示し、中間周波増幅/FM検波器17で検波された信
号からL−MSK変調信号成分を取り出し、L−MSK
変調信号を復調してビット列データ(RDSデータを含
む)を出力する機能を有している。また、20は同期・
エラー訂正部を示し、FM多重(RDS)デコーダ19
から出力されたビット列データを所定のブロック及びフ
レームに区切って誤り検出及び訂正処理を施すことによ
りFM多重データ(RDSデータを含む)を復元し、制
御部11に出力する機能を有している。
【0030】また、21はユーザによる選局や文字番組
の選択を行うための操作ボタン等が設けられた操作部、
22は制御部11からの制御に基づいてFM多重データ
に含まれる文字情報(ニュース、天気予報など)をユー
ザに提供する液晶方式のディスプレイ装置、23は制御
部11からの制御に基づいて所定時間(N分)カウント
動作を行うタイマを示す。このタイマ23は、後述する
ようにナビゲーション装置30からの区間案内などの情
報案内に係る割り込み処理が無かった場合に、強制的に
TMCデータを一定周期で(N分毎に)抽出する際に用
いられる。この所定時間(N分)は、ナビゲーション装
置30からの通常の割り込みが想定される妥当な時間間
隔(例えば3分、5分など)に設定される。
【0031】以上のように構成されたFMラジオ受信機
10において、ユーザが操作部21を操作して受信局又
は受信周波数を設定すると、この設定された情報に基づ
いて制御部11がFMチューナ13の受信周波数を制御
し、その周波数のFM放送を受信させる。そして、FM
多重(RDS)デコーダ19及び同期・エラー訂正部2
0は、その受信されたFM放送に多重されたデータ(R
DSデータを含む)を復元して制御部11に出力する。
【0032】一方、ナビゲーション装置30において、
31はマイクロコンピュータにより構成された制御部を
示し、この制御部31は、後述するようにFMラジオ受
信機10と協働してナビゲーションに係る種々の処理
(地図画像を表示、出発地から目的地までの誘導経路の
探索、該探索に係る案内情報の表示など)を行う機能を
有している。
【0033】また、32は制御部31とFMラジオ受信
機10の制御部11との間でデータの授受を行うインタ
フェース(I/F)、33は縮尺レベル(1/1250
0、1/25000、1/50000など)に応じて適
当な大きさの経度幅及び緯度幅に区切られた地図データ
を予め記憶させたCD−ROM、34はユーザが指定す
る情報を入力するための操作部(例えば、各種操作ボタ
ンやジョイスティック等が設けられたリモコン送信
器)、35はGPS衛星から送られてくるGPS信号を
受信して自車の現在位置の経度及び緯度を検出するGP
S受信機、36は自立航法センサ(自車方位を検出する
ためのジャイロ等の角度センサ及び一定の走行距離毎に
パルスを発生する距離センサにより構成される)、37
は制御部31において行われる演算処理の結果に基づい
て案内情報をユーザに提供する液晶方式のディスプレイ
装置、38はその案内情報を音声によりユーザに提供す
るスピーカを示す。
【0034】また、39はCD−ROM33から読み出
された地図データを一時的に格納するバッファメモリ、
40はバッファメモリ39に読み出された地図データを
用いて地図画像の描画処理を行う地図画像描画部、41
は動作状況に応じて各種メニュー画面(操作画面)及び
自車位置マーク、カーソル等の各種マークを生成する操
作画面・マーク発生部、42は制御部31によって探索
された誘導経路のデータを記憶しておくための誘導経路
記憶部を示す。この誘導経路記憶部42には、制御部3
1によって探索された誘導経路の出発地から目的地まで
の全てのノード(経緯度で表現された点の座標)に関す
るデータ及びその探索中に変更された誘導経路のデータ
が記録されている。また、43は誘導経路記憶部42か
ら誘導経路のデータ(ノード列)を読み出して、誘導経
路を他の道路とは異なる色及び線幅で描画する誘導経路
描画部、44は制御部31からの信号に基づいて音声信
号をスピーカ38に出力する音声出力部を示す。
【0035】また、45はTMC関連情報を一時的に格
納しておくための記憶部を示し、ここにいうTMC関連
情報とは、ユーザによる入力設定に応答して制御部31
が行うナビゲーションに係る演算処理に基づいて設定さ
れたデータ(目的地における到着時間を指示するデータ
など)と、この設定されたデータを、FMラジオ受信機
10側で抽出及び解析されたTMCデータに基づいて制
御部31により更新した後のデータとを指す。また、4
6はTMC関連情報記憶部45から更新後の情報(到着
時間、渋滞、交通事故などの情報)を読み出して、その
情報をユーザが識別し易い表示態様(色変更、点滅、記
号の付加など)で描画するTMC関連情報描画部を示
す。例えば、到着時間に関する情報であれば、「遅れ」
を指示する「+」、「進み」を指示する「−」などの記
号(図5に示すマーキング情報M)を用いる。
【0036】また、47は画像合成部を示す。この画像
合成部47は、地図画像描画部40で描画された地図画
像に、誘導経路描画部43で描画された誘導経路、及び
操作画面・マーク発生部41で生成された操作画面及び
各種マークを重ね合わせて、ディスプレイ装置37の画
面上に表示させると共に、TMC関連情報描画部46で
描画された更新後の情報をディスプレイ装置37の画面
上に表示させる。
【0037】以上のように構成されたナビゲーション装
置30において、制御部31は、GPS受信機35及び
自立航法センサ36から出力される情報に基づいて自車
の現在位置を検出したり、表示させたい地図のデータを
CD−ROM33からバッファメモリ39に読み出した
り、バッファメモリ39に読み出された地図データを用
いて設定された探索条件で出発地から目的地までの誘導
経路を探索するなど、ナビゲーションに係る種々の処理
を実行する。
【0038】本実施形態に係る車載用ラジオ受信システ
ムにおいて、制御部11は「第1の制御手段」を、操作
部21は「選局情報入力手段」を、タイマ23は「カウ
ンタ手段」を、制御部31は「第2の制御手段」を、デ
ィスプレイ装置37は「表示手段」を、TMC関連情報
記憶部45は「メモリ手段」を構成している。本実施形
態の車載用ラジオ受信システムは、その動作に係る状態
遷移を表した図2に示すように、「FM放送受信モー
ド」の期間中に受信している放送局(A局)のFM放送
にTMCデータが含まれていないときに、例えばナビゲ
ーション装置30からの情報案内に係る割り込み処理に
より、設定動作モードを「ナビゲーションモード」に切
り換え、この「ナビゲーションモード」の期間中に、当
該割り込み処理に係る情報案内(区間案内、交差点案内
など)を行う一方で、TMCデータを含むFM放送を送
信している他の放送局(B局)の受信周波数をサーチし
てその放送を受信し、当該放送電波からTMCデータを
抽出(及び解析)することを特徴とする。
【0039】さらに、設定動作モードを「FM放送受信
モード」に切り換え、この「FM放送受信モード」の期
間中に、元のFM放送(A局)の受信に戻すと共に、前
モードの期間中に抽出(及び解析)したTMCデータに
基づいて所要のデータ更新を行い、その旨及びその内容
に係る情報案内(例えば、到着時間の変更、渋滞情報の
提示など)を行うことを特徴とする。
【0040】以下、本実施形態の車載用ラジオ受信シス
テムが行うTMCデータ抽出及びデータ更新に係る処理
について、その処理フローの一例を示す図3及び図4を
参照しながら説明する。初期状態において、FMラジオ
受信機10とナビゲーション装置30は共に作動可能状
態(電源がオン状態)にあるものとする。
【0041】先ず、ステップS1では、ナビゲーション
装置30において、ユーザ(例えば運転者)が操作部3
4(各種操作ボタン、ジョイスティック等)を操作して
目的地を設定する。この設定された目的地のデータは、
制御部31に入力される。次のステップS2では、この
目的地の入力設定に応答して制御部31が目的地までの
経路探索に係る演算処理を行い、その演算処理された結
果を、ディスプレイ装置37を介してユーザに案内情報
として提供する。
【0042】具体的には、制御部31が、入力された目
的地のデータとGPS受信機35で検出された現在位置
を出発地として設定された出発地のデータとに基づき、
出発地から目的地までが入る範囲の地図データをCD−
ROM33からバッファメモリ39に読み出し、さらに
誘導経路記憶部42に格納されているデータを参照し
て、出発地から目的地までを結ぶ最適な案内経路を横型
探索法などにより探索する。そして、探索した経路の案
内を開始する。このとき、ディスプレイ装置37の画面
には、探索した案内経路が地図画像に重ね合わされて表
示される。これによって、ユーザは、ディスプレイ装置
37の画面を通して案内経路を把握することができる。
【0043】また、このとき、目的地の入力設定に応答
して制御部31が行う演算処理に基づいて、目的地にお
ける到着時間が設定され、その到着時間を指示するデー
タはTMC関連情報記憶部45に格納される。このよう
に経路案内が行われているとき、ユーザが、交通情報を
知りたいと考え、ラジオ受信機10の操作部21を操作
したとする。つまり、FM放送を送信している任意の放
送局(A局とする)を選局するための入力操作(例え
ば、各放送局毎にそれぞれ受信周波数が設定されて割り
当てられた複数の操作ボタンからの選択操作、又はA局
の受信周波数を直接入力する操作)を行ったとする。
【0044】ステップS3では、この操作部21からの
入力操作(A局の選択に係る設定)をラジオ受信機10
の制御部11が検出し、この制御部11からの制御に基
づいてFMチューナ13がA局のFM放送を受信する。
このとき、A局から送信されている放送電波(FM放
送)にTMCデータが含まれていないものとする。
【0045】次のステップS4では、ラジオ受信機10
の制御部11において、ナビゲーション装置30からの
区間案内、交差点案内などの情報案内に係る割り込み処
理が有った(YES)か否(NO)かを判定する。判定
結果がYESの場合にはステップS7にスキップし、判
定結果がNOの場合にはステップS5に進む。ステップ
S5では(ナビゲーション装置30からの割り込み処理
が無かった場合)、ラジオ受信機10において、制御部
11からの制御によりタイマ23が起動し、所定時間
(N分)カウント動作を行う。
【0046】次のステップS6では、ラジオ受信機10
の制御部11において、タイマ23によるカウント時間
がN分経過した(YES)か否(NO)かを判定する。
判定結果がYESの場合にはステップS7に進み、判定
結果がNOの場合にはステップS4にリターンして上記
の処理を繰り返す。ステップS7では、ナビゲーション
装置30において、制御部31からの制御の下に画像合
成部47を介してディスプレイ装置37により、区間案
内、交差点案内などの情報案内(例えば、「このまま直
進して下さい」、「この先の交差点を右折して下さい」
など)を行う。
【0047】このとき、ディスプレイ装置37による可
視情報での案内に代えて、制御部31からの制御の下に
音声出力部44を介してスピーカ38により、音声(可
聴情報)での案内を行うようにしてもよい(ガイド音出
力)。あるいは、これら可視情報及び可聴情報を適宜組
み合わせてもよい。次のステップS8では、ラジオ受信
機10において、TMCデータを含む放送電波(FM放
送)を送信している他の放送局(B局とする)への選局
の切替を行う(周波数変更)。これは、ユーザによる操
作部21を介しての入力操作に基づいて行われる。
【0048】すなわち、操作部21からの入力操作(B
局の選択に係る設定)をラジオ受信機10の制御部11
が検出し、この制御部11からの制御に基づいてFMチ
ューナ13が受信周波数をサーチし、B局のFM放送を
受信する(B局に同調)。次のステップS9では、ラジ
オ受信機10の制御部11において、FMチューナ13
からFM多重(RDS)デコーダ19及び同期・エラー
訂正部20を介して入力されたB局のFM放送に多重さ
れたデータに含まれるRDSデータから、TMCデータ
(8Aグループデータ)を抽出し、その内容を解析す
る。この解析された結果は、ナビゲーション装置30の
制御部31に送られる。
【0049】次のステップS10では、ラジオ受信機1
0の制御部11において、TMCデータの抽出(及び解
析)が終了した(YES)か否(NO)かを判定する。
判定結果がYESの場合にはステップS11に進み、判
定結果がNOの場合にはステップS7にリターンして上
記の処理を繰り返す。なお、TMCデータの抽出(及び
解析)が終了したとき、その旨がナビゲーション装置3
0の制御部31に報知される。
【0050】ステップS11では、ナビゲーション装置
30において、ラジオ受信機10の制御部11から報知
される「TMCデータの抽出(及び解析)の終了」に応
答して、制御部31からの制御により、ディスプレイ装
置37(又はスピーカ38)が区間案内(又はガイド音
出力)を終了する。さらにステップS12では、元のA
局(TMCデータを含んでいない放送電波を送信してい
る放送局)への選局の切替を行う(周波数変更)。これ
は、ステップS3で行った処理と同様にして行われる。
【0051】次のステップS13では、ナビゲーション
装置30において、制御部31が、ラジオ受信機10の
制御部11から送られてきたTMCデータの解析された
結果に基づいて、TMC関連情報記憶部45に格納され
ている当初設定されたデータを更新する。この更新後の
データはTMC関連情報記憶部45に格納される。さら
に、制御部31からの制御の下にTMC関連情報描画部
46及び画像合成部47を介してディスプレイ装置37
により、その更新後のデータの内容を画面上に表示する
と共に、そのデータ更新が行われた旨をユーザが識別し
易い表示態様(色変更、点滅、記号の付加など)で画面
上に表示する。図5にその画面表示の一例を示す。
【0052】図5において、(a)はナビゲーション装
置30において当初設定された目的地における到着時間
が「21:46」であることを表示している画面、
(b)はその後のTMCデータの抽出及び解析に基づい
て更新された到着時間が「22:16」であることを表
示すると共に、当初設定値(「21:46」)と比べて
更新後の到着時間が渋滞などにより30分遅れているこ
とを指示するマーキング情報M(「+」)を付加して表
示している画面、(c)は更にその後のTMCデータの
抽出及び解析に基づいて更新された到着時間が「21:
56」であることを表示すると共に、更新後の到着時間
が(b)に示すものより進んでいる(つまり渋滞などが
解消されている)ことを指示するマーキング情報M
(「−」)を付加して表示している画面を表している。
【0053】次のステップS14では、ラジオ受信機1
0において、制御部11からの制御によりタイマ23の
カウント値(N分)をリセットする。最後のステップS
15では、ラジオ受信機10の制御部11において、ラ
ジオ受信機10の電源がオフされた(YES)か否(N
O)かを判定する。判定結果がYESの場合には、この
処理フローは「終了」となり、判定結果がNOの場合に
は、ステップS4にリターンして上記の処理を繰り返
す。
【0054】以上説明したように、本実施形態に係る車
載用ラジオ受信システムによれば、FMチューナ13を
通して現在受信しているFM放送にTMCデータが含ま
れていないときに、ナビゲーション装置30からの割り
込み処理が有った場合には、当該割り込み処理に係る情
報案内を行い(ステップS4及びS7)、ナビゲーショ
ン装置30からの割り込み処理が無かった場合には、タ
イマ23による所定時間(N分)経過後に、制御部31
による演算処理に基づいた情報案内を行い(ステップS
4〜S7)、かかる情報案内をナビゲーション装置が行
っている期間中に、TMCデータを含むFM放送を送信
している他の放送局(B局)に切り替えて、その放送電
波からTMCデータを抽出するようにしている(ステッ
プS8及びS9)。
【0055】つまり、ナビゲーション装置30からの割
り込み処理の有無にかかわらず、ナビゲーション装置3
0がユーザに対して情報案内を行っている期間中にラジ
オ受信機10においてTMCデータを抽出するようにし
ているので、1系統(単一のFMチューナ13)で受信
する場合でも、ユーザに違和感を与えることなくTMC
データを取り込むことができる。
【0056】また、ラジオ受信機10において抽出(及
び解析)されたTMCデータに基づいて、TMC関連情
報記憶部45に格納されている当初設定されたデータ
(目的地における到着時間を指示するデータ)を更新
し、その更新後のデータの内容と共に、更新が行われた
旨の案内をユーザが識別し易い表示態様(例えば、図5
に示すマーキング情報M)で行っているので、ユーザ
は、到着時間がTMCデータにより更新されたこと、及
びその更新後の到着時間を的確に認識することができ
る。これによって、ラジオ受信機10とナビゲーション
装置30との協働に基づいた発展的な車載用ラジオ受信
システムを構築することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ナ
ビゲーション装置が当然に行う情報案内の期間中にTM
Cデータを抽出することにより、1系統(単一のチュー
ナ)で受信する場合でも、ユーザに違和感を与えること
なくTMCデータを取り込むことができる。
【0058】また、TMCデータに基づいて更新した情
報をユーザに報知することにより、発展的な車載用ラジ
オ受信システムの構築に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車載用ラジオ受信シ
ステムの構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1のラジオ受信システムの動作に係る状態遷
移を示す図である。
【図3】図1のラジオ受信システムが行うTMCデータ
抽出及びデータ更新に係る処理の一例(その1)を示す
フロー図である。
【図4】図1のラジオ受信システムが行うTMCデータ
抽出及びデータ更新に係る処理の一例(その2)を示す
フロー図である。
【図5】抽出したTMCデータに基づいたデータ更新に
係る画面表示の一例を示す図である。
【図6】RDSデータの基本的なベースバンドコーディ
ング構造を説明するための図である。
【図7】TMCを送信する8Aグループのベースバンド
コーディング構造を説明するための図である。
【符号の説明】
10…FMラジオ受信機 11…制御部(第1の制御手段) 13…FMチューナ 19…FM多重(RDS)デコーダ 20…同期・エラー訂正部 21…操作部(選局情報入力手段) 23…タイマ(カウンタ手段) 30…ナビゲーション装置 31…制御部(第2の制御手段) 37…ディスプレイ装置(表示手段) 38…スピーカ 45…TMC関連情報記憶部(メモリ手段) M…マーキング情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB05 AB07 AB12 AB13 AC02 AC08 AC09 AC13 AC16 AC20 5H180 AA01 BB13 CC12 EE18 FF04 FF05 FF13 FF22 FF25 FF32 FF35 5K061 AA09 BB00 BB04 BB06 BB17 CC00 CC45 DD11 DD12 FF02 FF04 FF06 FF12 FF13 JJ06 JJ07 JJ18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにデータの授受を行って協働するナ
    ビゲーション装置及びラジオ受信機を備えた車載用ラジ
    オ受信システムであって、 前記ラジオ受信機は、放送電波を受信するチューナと、
    放送局の選局に係る情報を入力する選局情報入力手段
    と、前記チューナ及び前記選局情報入力手段に動作可能
    に接続された第1の制御手段とを具備し、 前記ナビゲーション装置は、目的地の入力設定に応答し
    て該目的地までの経路探索に係る演算処理を行う第2の
    制御手段と、該第2の制御手段によって演算処理された
    結果を案内情報としてユーザに提供する表示手段とを具
    備し、 前記ラジオ受信機において、前記チューナで受信されて
    いる第1の放送局の放送電波にTMCデータが含まれて
    いないときに、前記第1の制御手段により前記ナビゲー
    ション装置からの割り込み処理が有ったか否かを判定
    し、 該割り込み処理が有ったときに、前記ナビゲーション装
    置において前記表示手段により、該割り込み処理に係る
    情報案内を行い、 該情報案内を行っている期間中に、前記ラジオ受信機に
    おいて、前記選局情報入力手段によりTMCデータを含
    む放送電波を送信している第2の放送局への選局の切替
    を行い、前記第1の制御手段により当該放送電波からT
    MCデータを抽出することを特徴とする車載用ラジオ受
    信システム。
  2. 【請求項2】 前記ラジオ受信機は、前記ナビゲーショ
    ン装置からの割り込み処理が無かった場合に前記第1の
    制御手段からの制御に基づいて所定時間カウント動作を
    行うカウンタ手段を更に具備し、 該カウンタ手段によって前記所定時間がカウントされた
    ときに、前記ナビゲーション装置において前記表示手段
    により、前記第2の制御手段による演算処理に基づいた
    情報案内を行い、 該情報案内を行っている期間中に、前記ラジオ受信機に
    おいて前記TMCデータを抽出することを特徴とする請
    求項1に記載の車載用ラジオ受信システム。
  3. 【請求項3】 前記ナビゲーション装置は、前記第2の
    制御手段による演算処理に基づいて設定される前記目的
    地における到着時間を指示するデータを一時的に格納す
    るメモリ手段を更に具備し、 前記第2の制御手段により、前記ラジオ受信機において
    抽出されたTMCデータに基づいて、前記メモリ手段に
    格納されている前記到着時間を指示するデータの更新を
    行い、 前記表示手段により、更新されたデータの内容を表示す
    ると共に、前記データの更新が行われた旨の案内をユー
    ザが識別し易い表示態様で行うことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の車載用ラジオ受信システム。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、前記ユーザが識別し易
    い表示態様として、更新された到着時間が当初設定され
    た到着時間と比べて進んでいるか、又は遅れているかを
    指示するマーキング情報を付加することを特徴とする請
    求項3に記載の車載用ラジオ受信システム。
  5. 【請求項5】 前記ラジオ受信機において前記TMCデ
    ータを抽出している期間中に前記ナビゲーション装置に
    おいてユーザに対して行う情報案内を、可視情報及び可
    聴情報の少なくとも一方の形態で行うことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の車載用ラジオ受信システム。
  6. 【請求項6】 前記ラジオ受信機において、前記TMC
    データを抽出後、前記選局情報入力手段により前記第1
    の放送局への選局の切替を行うことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の車載用ラジオ受信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2434931A (en) * 2006-02-01 2007-08-08 Nissan Motor Mfg Traffic information device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2434931A (en) * 2006-02-01 2007-08-08 Nissan Motor Mfg Traffic information device
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