JP2003298439A - ラジオ受信機 - Google Patents

ラジオ受信機

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JP2003298439A
JP2003298439A JP2002101985A JP2002101985A JP2003298439A JP 2003298439 A JP2003298439 A JP 2003298439A JP 2002101985 A JP2002101985 A JP 2002101985A JP 2002101985 A JP2002101985 A JP 2002101985A JP 2003298439 A JP2003298439 A JP 2003298439A
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JP
Japan
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rds
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radio receiver
Prior art date
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JP2002101985A
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Masayoshi Shiga
政義 志賀
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Alpine Electronics Inc
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受信中の交通情報の有効期限を通知することが
可能なラジオ受信機を提供する。 【解決手段】ラジオ受信機RAで交通情報を受信し、受
信した交通情報の解析を行う。次に、解析の結果より受
信した交通情報の有効期限、メッセージが分かるのでメ
ッセージは表示部15aにそのまま表示し、有効期限は
図に示したようにバー表示を行う。例えば有効期限が1
時間であればバー全体を1時間として、所定時間、例え
ば1分毎にバーを減少させて表示を行う。こうすること
でユーザーは現在受信している交通情報の有効期限を知
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジオ受信機に係
り、特にFM放送信号に重畳されて送られてくるRDS
データに含まれるTMC(Traffic Messa
ge Channel)データを表示するラジオ受信機
に関する。
【0002】
【従来の技術】車載ラジオ受信機では、ある局の受信中
に車両の移動でサービスエリアを外れたとき自動的に同
じ放送を行っている新たな局が選局できたり、交通情報
放送が始まったとき自動的に他のソースからラジオ放送
への切替えや音量アップができたりすると便利である。
これらの機能を実現したサービスとして、ヨーロッパ放
送連合によりRDS(Radio Date Syst
em)が提案され、実用化されている。
【0003】このRDSは、FM放送信号にデジタルの
各種データを多重して伝送するものであり、伝送される
メッセージとしては、現在受信しているFM放送の プログラム識別コード(PI)・・国名コード、番組コ
ード等からなり、プログラムネットワークの別を示す プログラムサービス名(PS)・・放送局名 同一プログラムネットワークの周波数リスト(AF) 番組内容識別コード(PTY) 送信状態識別コード(DI) 音楽か会話かの識別コード(M/S) 交通情報放送局の識別コード(TP) 交通情報放送中の識別コード(TA)等がある。
【0004】このように、RDSでは受信しているFM
放送に関するメッセージ等が多重に送信されてくるた
め、ユーザーは該メッセージを様々なことに利用してい
る。例えばPTYを参照して好みの放送を行っている放
送局を選局したり、受信した交通情報をもとに走行ルー
トを決定したりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラジオ受信機では受信した交通情報、例えばある地点の
渋滞情報がいつのものなのか分からず、新しい交通情報
が送信されるまでその渋滞情報を基にして走行ルートを
変更してしまい、結果的にルートを変更しない方が良か
った場合でもその情報の有効期限、即ち次の新しい情報
が送信されるまでの時間が分からずにルートを変更して
走行する場合があった。
【0006】以上から本発明の目的は、受信中の交通情
報の有効期限を通知することが可能なラジオ受信機を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、RDS
データを受信し、受信したRDSデータを復調し、復調
したRDSデータよりTMCデータを抽出し、抽出した
TMCデータの有効期限を識別し、識別したTMCデー
タの有効期限を表示や音声によって通知するのでユーザ
ーは現在受信している交通情報の有効期限を知ることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】(A)本発明の概略説明 図1は本発明の概略説明図である。図中RAはラジオ受
信機本体、15aはラジオ受信機の表示部であり受信し
ている放送の情報や交通情報等を表示する。15bはラ
ジオ受信機の操作部であり選局やボリューム調整等を行
う。
【0009】まず、ラジオ受信機RAで交通情報を受信
し、受信した交通情報の解析を行う。次に、解析の結果
より受信した交通情報の有効期限、メッセージが分かる
のでメッセージは表示部15aにそのまま表示し、有効
期限は図に示したようにバー表示を行う。例えば有効期
限が1時間であればバー全体を1時間として、所定時
間、例えば1分毎にバーを減少させて表示を行う。こう
することでユーザーは現在受信している交通情報の有効
期限を知ることができる。
【0010】(B)本発明の実施例 (a)ラジオ受信機の構成 図2は本発明のラジオ受信機の構成図である。図中、1
はアンテナ、2はフロントエンドであり、後述するPL
L回路から出力される電圧信号に基いて所定の放送局に
同調して中間周波数信号(IF信号)を発生する。3は
中間周波数増幅/検波器であり、フロントエンド2によ
って変換した中間周波数信号を所定レベルまで増幅し、
検波する。4はステレオ復調回路(MPX)であり、中
間周波数増幅/検波器3が出力した検波後の信号をステ
レオ信号に復調する。5はミュート回路、6は増幅器
(AMP)、7はスピーカであり、増幅器6により駆動
されて音声を出力する。
【0011】8は57kHzのバンドパスフィルタ(B
PF)であり、RDSデータに基いて振幅変調された5
7kHzの副搬送波を通過させる。9はRDSデコーダ
であり、バンドパスフィルタ出力よりAFデータ、TP
データ、TAデータ等を復調する。10はエラー訂正回
路であり、RDSデコーダ9により復調したRDSデー
タの誤りを訂正する。11はバンドパスフィルタ8の出
力信号に基いて現受信局がRDS局であるか否かを示す
信号SDTを出力するRDS局検出回路である。
【0012】12はシグナルメータであり、中間周波数
増幅器3が出力した中間周波数信号の信号強度を監視す
ることにより受信局の受信状態のレベル(受信電界強
度)を検出する。13はステーションディテクタであ
り、受信信号の周波数偏移Δf(帯域幅)の範囲内にあ
って、かつ信号強度が所定レベル以上のとき、受信局が
存在すると判定するものである。
【0013】14はRDSデータ、受信電界強度、ステ
ーションディテクト信号SD、RDS局検出信号SDT
等に基いて自動追従処理を行うと共に、後述する交通情
報のデータ解析や表示制御を行うコントローラであり、
プロセッサ(CPU)14a、交通情報データの解析プ
ログラムや表示制御プログラム等を記憶しておくROM
14b、ROM14bに記憶してある各種プログラムの
処理結果を記憶するメモリ14c、受信した交通情報の
有効期限に対応させて時間を計測するタイマ14dを備
えている。
【0014】15は操作パネルであり、表示部15aと
操作部15bを備えている。表示部15aには受信中の
交通情報や交通情報の有効期限等が表示され、操作部1
5bには選局キーやボリューム調整キー等を設けてい
る。16はコントローラ14から出力された受信周波数
データFDTに応じた電圧信号をフロントエンド2に入
力し、所定の放送局に同調させるPLL回路である。
【0015】(b)交通情報データの構成 図3はRDSデータに含まれるTMC(Traffic
Message Channel)データの構成を示
す図の一例であり、タイプ8Aの例である。RDSにお
いては図3(a)に示すように4つのブロックで1つの
グループになっている。尚、本発明に関係しないデータ
の説明は省略する。
【0016】Block2に含まれているTはアラート
プラスプロトコルであるか否かを示す1ビットの情報で
あり、通常は0である。Fは単一群基準メッセージ識別
子であり、このビットが0の場合はこのメッセージが複
数の群に及ぶことを意味し、メッセージを完全に受信す
るためにメッセージの一部を形成する全ての群を受信す
る必要がある。DPは交通情報の有効期限を示す3ビッ
トのデータである。DはDiversionを表すビッ
ト、+/−は交通情報、例えば渋滞情報の方向を示すビ
ット、Extentは3ビットのコードで、影響を受け
ている範囲を表す。Eventは11ビットのコードで
あり、そのコードに基いて交通情報を表示する。Loc
ationは地名を表すコードであり16ビットからな
る。
【0017】図3(b)から(e)はEventの有効
期限の対応表であり、短時間有効の交通情報(b)、短
期間有効の交通予測情報(c)、長期間有効の交通情報
(d)、長期間有効の交通予測情報(d)がある。
(b)は短時間有効の交通情報の有効期限を示す対応表
であり、Eventのヘッダに含まれるnature
of the event(N)がヌルでDurati
on type(T)が短期間(D)の場合を示す。例
えばN=ヌル、T=Dで、DPが010(2)であれば
有効期限は30分ということになる。
【0018】(c)は短期間有効の交通予測情報の有効
期限を示す対応表であり、Eventのヘッダに含まれ
るNがFでTがDの場合を示す。例えばN=F、T=D
で、DPが011(3)であれば有効期限は1時間とい
うことになる。次に(d)は長時間有効の交通情報の有
効期限を示す対応表であり、Eventのヘッダに含ま
れるnature of the event(N)が
ヌルでDuration type(T)が長期間
(L)の場合を示す。例えばN=ヌル、T=Lで、DP
が010(2)であれば有効期限は1日ということにな
る。
【0019】(d)長期間有効の交通予測情報の有効期
限を示す対応表であり、Eventのヘッダに含まれる
NがFでTがLの場合を示す。例えばN=F、T=L
で、DPが011(3)であれば有効期限は明日までと
いうことになる。
【0020】(c)本発明の実施例のフローチャート 図4は本発明の実施例のフローチャートである。まずC
PU14aがTMCデータを受信したか否かを判定し
(ステップ101)、TMCデータを受信していればC
PU14aはデータ内のEventコード内のヘッダー
をROM14bに記憶してある交通情報データ解析プロ
グラムを用いて解析する(ステップ102)。
【0021】ついで、CPU14aはヘッダー内のN=
無し、T=Dか否かを判定し(ステップ103)、N=
無し、T=DであればShort Periodデータ
(短期間有効の交通情報)を参照し(ステップ10
4)、Eventコード内のcodeに対応するメッセ
ージ、例えばcode=011であれば「for at
least the next hour」というメッ
セージを表示する(ステップ111)。
【0022】次に、CPU14aはduration
code(有効期間)をEventコード内のcode
より認識しROM14bに記憶してある表示制御プログ
ラムを用いて図1のように表示部15aにバー表示する
(ステップ112)。ついで、CPU14aが新規のT
MCデータを受信したか否かを判定し(ステップ11
3)、新規データを受信していればステップ102の処
理を行い、受信していなければCPU14aはタイマ1
4dに対してステップ112で認識したduratio
n codeを所定時間毎に減算、例えば1分経過後は
durationcodeが1時間であれば59分と
し、メモリ14cに格納し、その結果を表示制御プログ
ラムを用いて表示部15aに表示する(ステップ11
4)。
【0023】ついで、CPU14aは表示部15aに表
示したバー表示が0になったか否かを判定し(ステップ
115)、0になっていればステップ101の処理に戻
り、0になっていなければステップ113以降の処理を
繰り返す。ステップ103に戻り、ヘッダー内のN=無
し、T=Dか否かを判定した結果がN=無し、T=Dで
無い場合は、新たにヘッダー内のN=F、T=Dか否か
を判定し(ステップ105)、N=F、T=Dであれば
Short Period forecastデータ
(短期間有効の交通予測情報)を参照し(ステップ10
6)、ステップ111以降の処理を行う。
【0024】ステップ105に戻り、ヘッダー内のN=
F、T=Dか否かを判定した結果がN=F、T=Dで無
い場合は、新たにヘッダー内のN=ヌル、T=Lか否か
を判定し(ステップ107)、N=ヌル、T=Lであれ
ばLong Periodデータ(長期間有効の交通情
報)を参照し(ステップ108)、ステップ111以降
の処理を行う。
【0025】ステップ107に戻り、ヘッダー内のN=
ヌル、T=Lか否かを判定した結果がN=ヌル、T=L
で無い場合は、新たにヘッダー内のN=F、T=Lか否
かを判定し(ステップ109)、N=F、T=Lであれ
ばLong Periodforecastデータ(長
期間有効の交通予測情報)を参照し(ステップ11
0)、ステップ111以降の処理を行う。
【0026】(C)本発明の別な実施例 上記実施例では表示形態をバー表示としたが、ROM1
4bに記憶した表示制御プログラム内のバー表示ではな
く図5に示したような円状の表示も可能である。この場
合、上記実施例のフローチャート112で行ったバー表
示を円状表示に変えれば良い。上記2実施例では表示に
より交通情報の有効期限通知を行っているが、図2のコ
ントローラ14内に音声出力部を設け、有効期限を音声
で通知してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ラジオ受信機で
受信した交通情報の有効期限を通知することができるの
で便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略説明図である。
【図2】本発明のラジオ受信機の構成図である。
【図3】RDSデータに含まれるTMCデータの説明図
である。
【図4】本発明の実施例のフローチャートである。
【図5】本発明の別な実施例の表示例である。
【符号の説明】
RA・・ラジオ受信機 15a・・表示部 15b・・操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM放送信号に重畳されて送られてくる
    RDSデータを復調し、該RDSデータに含まれるTM
    Cデータを表示するラジオ受信機において、 RDSデータを受信するRDS受信手段と、 該RDS受信手段により受信したRDSデータを復調す
    るRDS復調手段と、 該RDS復調手段により復調したRDSデータよりTM
    Cデータを抽出するTMC抽出手段と、 該抽出手段により抽出したTMCデータの有効期限を識
    別するTMCデータ有効期限識別手段と、 該識別手段により識別したTMCデータの有効期限を通
    知する通知手段と、 を備えたことを特徴とするラジオ受信機。
  2. 【請求項2】 前記通知手段はTMCデータの有効期限
    をバー表示を用いて表示することを特徴とする請求項1
    記載のラジオ受信機。
  3. 【請求項3】 前記通知手段はTMCデータの有効期限
    を円状の表示を用いて表示することを特徴とする請求項
    1記載のラジオ受信機。
JP2002101985A 2002-04-04 2002-04-04 ラジオ受信機 Withdrawn JP2003298439A (ja)

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Effective date: 20050607