JP2002025935A - 導体部材形成方法、パターン形成方法 - Google Patents

導体部材形成方法、パターン形成方法

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JP2002025935A
JP2002025935A JP2000210285A JP2000210285A JP2002025935A JP 2002025935 A JP2002025935 A JP 2002025935A JP 2000210285 A JP2000210285 A JP 2000210285A JP 2000210285 A JP2000210285 A JP 2000210285A JP 2002025935 A JP2002025935 A JP 2002025935A
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Tomohiko Eomo
知彦 江面
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度よく微細な導体部材を形成する方法を提
供する。 【解決手段】 基材100に、第1膜106を形成する
工程と、第1膜106の上方に、第2膜108を形成す
る工程と、第2膜108が、所定のパターンを有するよ
うに、第2膜108に、第1開口部110を形成する工
程と、第2膜108が庇形状を有するように第1膜10
6の一部を除去する工程と、第1膜106および第2膜
108をマスクとして、基材100に導体部材114を
形成する工程と、第1膜106および第2膜108を除
去する工程とを備えることを特徴とする導体部材形成方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導体部材形成方
法、パターン形成方法に関する。特に本発明は、微細な
形状を有する導体部材の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の導体部材形成方法の途中
工程を示す。従来の導体部材14の形成方法は、導体部
材14を形成する基材10に、レジスト12を塗布し、
レジスト12を露光および現像することにより所定のパ
ターンを形成する。次に、レジスト14をマスクとし
て、スパッタリングなどにより、導体部材14を堆積す
る。そして、レジスト14を、現像液を用いて除去する
ことにより、レジスト14に堆積した導体部材14を除
去し、基材10の所定の領域にだけ導体部材14を形成
する。図1(a)に示すように、レジスト14は、露光
のパラメータを制御することにより、露光方向に沿って
広がる開口部16を形成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の半導体デバイス
の微細化に伴い、当該半導体デバイスに設けられる電極
や配線などの導体部材を形成するために、電子線を利用
した露光方式が用いられるようになった。当該露光方式
では、電子線レジストが用いられる。しかしながら、電
子線レジストは、電子線を照射すると電子線のエネルギ
により、熱だれを起こしてしまい、図1(b)に示すよ
うに、略垂直形状もしくは電子線の照射方向に沿って狭
まる開口部を形成してしまい、図1(a)に示すよう
な、電子線の照射方向に沿って広がる開口部を形成する
のが非常に困難である。
【0004】略垂直形状もしくは電子線の照射方向に沿
って狭まる開口部が形成されたレジスト12をマスクと
して導体部材14をスパッタリングなどにより形成する
と、基材10に堆積された導体部材14と、レジスト1
2に堆積された導体部材14は接触してしまう。そのた
め、レジスト12を除去することにより、基材10に所
定の形状を有する導体部材14を形成するのは非常に困
難である。また、基材10形成される導体部材14の厚
さは、レジスト12の厚さに制限される。電子線レジス
トは、膜厚を薄く形成する必要があるため、導体部材1
4を厚く形成することが非常に困難であった。
【0005】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる導体部材形成方法、パターン形成方法を提供
することを目的とする。この目的は特許請求の範囲にお
ける独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成され
る。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、基材に、第1膜を形成する工程と、第1膜
の上方に、第2膜を形成する工程と、第2膜が、所定の
パターンを有するように、第2膜に、第1開口部を形成
する工程と、第1開口部の下方に存在する第1膜と、第
1開口部の下方の領域の周囲に存在する第1膜の一部と
を除去することにより、第1膜に、穴部を形成する工程
と、穴部において、基材の一部に導体部材を形成する工
程と、第1膜および第2膜を除去する工程とを備えるこ
とを特徴とする導体部材形成方法を提供する。
【0007】さらに、第2膜を形成する工程が、電子線
を照射することにより反応するレジストである電子線レ
ジストを、第1膜の上方に塗布する工程を含み、第1開
口部を形成する工程が、電子線レジストを露光する工
程、および電子線レジストを現像する工程を含むことが
好ましく、また、第1膜を形成する工程が、電子線レジ
ストより、電子線に反応しにくい膜を形成する工程を含
むことがさらに好ましい。
【0008】さらに、基材の表層の一部を除去する工程
を備えてもよく、また、基材の表層の一部を除去する工
程が、穴部の下方に存在する基材の表層と、穴部の下方
の領域の周囲に存在する基材の表層の一部とを除去する
工程を含んでもよい。
【0009】また、穴部を形成する工程が、少なくとも
第1開口部の下方に存在する第1膜を除去することによ
り、第1膜に、第2開口部を形成する工程と、基材の表
層の一部を除去する工程と、第2開口部の周囲に存在す
る第1膜の一部を除去して、穴部を形成する工程とを含
んでもよく、また、基材の表層の一部を除去する工程
が、第2開口部の下方に存在する基材の表層と、第2開
口部の下方の領域の周囲に存在する基材の表層の一部と
を除去する工程を含んでもよい。
【0010】さらに、第2開口部を形成する工程が、異
方性エッチングを用いて、少なくとも第1開口部の下方
に存在する第1膜を除去する工程を含んでもよい。
【0011】本発明の第2の形態によると、基材に、膜
を形成する工程と、膜の上方に、電子線を照射すること
により反応するレジストである電子線レジストを形成す
る工程と、電子線レジストが、所定のパターンを有する
ように、電子線レジストを露光し、現像することによ
り、電子線レジストに、開口部を形成する工程と、開口
部の下方に存在する膜と、開口部の下方の領域の周囲に
存在する膜の一部とを除去することにより、膜に、穴部
を形成する工程とを備えることを特徴とするパターン形
成方法を提供する。
【0012】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0014】図2は、本発明の一実施形態に係る導体部
材形成方法を示す。まず、図2(a)に示すように、基
材100を用意する。
【0015】図2(b)は、第1膜106を形成する工
程と、第2膜108を形成する工程とを示す。第1膜1
06は、後述する第1開口部を形成する工程において、
第2膜108の一部を除去するときに、除去されにくい
材料により形成されることが望ましい。具体的には、第
1膜106は、第2膜108を除去するときに用いる、
現像液、エッチング溶液、あるいはエッチングガスなど
のエッチャントの、第2膜108に対するエッチング速
度より、第1膜106に対するエッチング速度が遅くな
るような材料により形成されるのが望ましい。さらに、
後述する穴部を形成する工程において、第1膜106の
一部を除去するときに用いる、現像液、エッチング溶
液、あるいはエッチングガスなどのエッチャントの、第
1膜106に対するエッチング速度より、第2膜108
に対するエッチング速度が速くなるような材料により、
第1膜106が形成されることが望ましい。第1膜10
6は、基材100に対する密着性が、第2膜108の基
材100に対する密着性より高い材料により形成されて
もよい。本実施例において、第1膜106は、シクロペ
ンタノン(C5H8O)を含む有機材料により形成され
る。当該有機材料は、シクロペンタノンを90%以上含
むことが好ましい。
【0016】第2膜108が、例えばレジストなどの、
所定の波長を有する光源に対して感光性を有する材料で
形成される場合には、第1膜106は、当該光源に対し
て、第2膜108を形成する材料より、感光しにくい材
料により形成されるのが好ましく、且つ第2膜108
を、現像液を用いて現像するときに、当該現像液の、第
2膜108の当該光源に感光した部分または感光してい
ない部分のいずれか一方である、当該第1開口部が形成
される領域に対する除去速度より、当該現像液の除去速
度が遅い材料により形成されるのがさらに好ましい。
【0017】本実施例において、第1膜106は、第2
膜108を形成する材料より電子線に反応しにくく、且
つ所定の現像液に可溶である材料を用いて、次の工程に
より形成される。まず、第1膜106を形成する材料で
ある前駆体を、スピンコート法により、基材100に塗
布する。次いで、当該前駆体を、ホットプレートを用い
て、160℃の温度で5分間、加熱(ベーク)処理する
ことにより、第1膜106を、基材100に形成する。
【0018】第2膜108は、第1膜106の上方に形
成される。本実施例において、第2膜108は、電子線
を照射することにより反応するレジストである電子線レ
ジストを用いて、次の工程により形成される。まず、電
子線レジストをスピンコート法により塗布する。次い
で、ホットプレートを用いて、120℃の温度で3分
間、ベーク処理することにより、第2膜108を、第1
膜の上方に形成する。
【0019】図2(c)は、第1開口部110を形成す
る工程を示す。第1開口部110は、第2膜108の一
部を除去することにより形成される。例えば、第2膜1
08が、感光性を有する場合には、当該工程は、第2膜
108に、露光処理および現像処理することにより、第
1開口部110を形成してもよい。本実施例において、
第1開口部110は、次の工程により形成される。ま
ず、電子線露光装置を用いて、電子線レジストである第
2膜108の、所定の領域に電子線を照射する。このと
き、後述する工程において、基材100において導体部
材が形成される領域が、基材100において導体部材が
形成されない領域より狭い場合には、第2膜108であ
る当該電子線レジストは、ポジ型であることが好まし
い。第2膜108を、ポジ型電子線レジストで形成する
ことにより、電子線レジストを露光する時間を大幅に縮
めることができる。
【0020】次いで、所定の現像液を用いて、電子線が
照射された電子線レジストの当該領域を除去することに
より、第2膜108が、所定のパターンを有するよう
に、第2膜108に、第1開口部110を形成する。こ
のとき、第1開口部110は、基材100と第1膜10
6とが接触する面に対して、略垂直に形成されてよく、
また、第2膜108から基材100に向かう方向に沿っ
て、広がりを有するように形成されてもよい。
【0021】図2(d)は、穴部112を形成する工程
を示す。穴部112は、第1開口部110の下方に存在
する第1膜106と、第1開口部110の下方の領域の
周囲に存在する第1膜106の一部を除去することによ
り形成されることが望ましい。具体的には、第2膜10
8により、庇が形成されるように第1膜106を除去し
て、穴部112を形成するのが好ましい。
【0022】穴部112は、第1膜106を選択的に除
去する除去方法により形成されることが好ましい。具体
的には、第2膜108に対するエッチング速度が、第1
膜106に対するエッチング速度より遅いエッチャント
を用いて、穴部112を形成してもよい。本実施例にお
いて、穴部112は、現像液を用いて、第1開口部11
0の下方に存在する第1膜106と、第1開口部110
の下方の領域の周囲に存在する第1膜106の一部を除
去することにより形成される。当該現像液は、第1膜1
06を選択的に現像(除去)する現像液であることが好
ましく、例えば、弱アルカリ性を有する現像液であって
よい。
【0023】穴部112を形成する工程において、第2
膜108をエッチングする時間を制御することにより、
穴部112の大きさを制御することができる。また、エ
ッチャントの濃度を制御することにより、穴部112の
大きさを制御してもよい。
【0024】図2(e)は、導体部材114を形成する
工程を示す。導体部材114は、導電性を有する材料を
堆積することにより形成される。本実施例においては、
導体材料を蒸着することにより、導体部材114を堆積
させる。具体的には、開口部110および穴部112を
通過し、基材100に到達した当該導体材料が、導体部
材114aを形成し、また、第2膜108に堆積した当
該導体材料が、導体部材114bを形成する。
【0025】導体部材114を形成する工程において、
第1膜106および第2膜108が、庇形状を有するた
め、第1膜106の側面である穴部112の内壁に、導
体部材114は付着しにくい。従って、導体部材114
aと、導体部材114bとが接触しないように、導体部
材114aを形成することが可能となる。また、導体部
材114の膜厚が厚い場合であっても、第1膜106の
膜厚を厚くすることにより、導体部材114aと、導体
部材114bとが接触しないように、導体部材114a
を形成することが可能となる。
【0026】図2(f)は、第1膜106および第2膜
108を除去する工程を示す。第1膜106および第2
膜108を除去することにより、導体部材114bを除
去(リフトオフ)して、基材100に導体部材114a
を形成する。第1膜106および第2膜108は、第1
膜106および第2膜108の双方を溶解することがで
きるエッチャントを用いて、除去されるのが好ましい。
本実施例において、第1膜106および第2膜108
は、第1膜106および第2膜108の双方を溶解する
ことができる現像液を用いて除去される。
【0027】図3は、本発明による導体部材形成方法の
別の実施例を示す。図3(a)は、図2(a)〜(d)
において説明した工程により、穴部112が形成された
状態を示す。本実施例において、基材100は、第1層
102および第2層104を有する。
【0028】図3(b)は、基材100の表層の一部を
除去する工程を示す。基材100の表層の一部は、第1
膜106をマスクとして除去されるのが望ましい。基材
100が、複数の層を有する場合には、第1膜106に
接する層を除去してもよい。本実施例において、基材1
00の表層である第1層102の一部を、ウエットエッ
チングにより除去する。具体的には、穴部112の下方
に存在する基材100の表層である第1層102と、穴
部112の下方の領域の周囲に存在する第1層102と
をウエットエッチングにより除去する。
【0029】穴部112を形成する工程において、第1
開口部110の下方の領域の周囲に存在する第1膜10
6の一部を除去する量を制御することにより、基材10
0の表層の一部を除去する工程において、除去される表
層の領域を制御することができる。また、基材100の
表層の一部を除去する工程において、基材100の表層
の一部をエッチングする時間を制御することにより、除
去される表層である第1層102の領域を制御すること
ができる。
【0030】図3(c)は、導体部材114を形成する
工程を示す。導体部材114は、導電性を有する材料を
堆積することにより形成される。本実施例においては、
導体材料を蒸着することにより、導体部材114を堆積
させる。具体的には、開口部110および穴部112を
通過し、基材100に含まれる第2層104に到達した
当該導体材料が、導体部材114aを形成し、また、第
2膜108に堆積した当該導体材料が、導体部材114
bを形成する。
【0031】図3(d)は、第1膜106および第2膜
108を除去する工程を示す。第1膜106および第2
膜108を除去することにより、導体部材114bを除
去(リフトオフ)して、基材100に含まれる第2層1
04に、導体部材114aを形成する。第1膜106お
よび第2膜108は、第1膜106および第2膜108
の双方を溶解することができるエッチャントを用いて、
除去されるのが好ましい。本実施例において、第1膜1
06および第2膜108は、第1膜106および第2膜
108の双方を溶解することができる現像液を用いて除
去される。
【0032】基材100は、例えば、キャリアを供給す
るキャリア供給層である第1層102と、キャリア供給
層である第1層102のキャップ層である第2層104
とを有する高電子移動度トランジスタ(High El
ectron Mobility Transisto
r、HEMT)であってよく、また、導体部材114a
は、当該HEMTに形成されるゲート電極であってよ
い。このとき、第2層104または第2層104の上層
に、ソース電極および/またはドレイン電極が形成され
るのが好ましい。基材100の表層を除去する工程であ
る第2層104を除去する工程は、第1膜102を形成
する工程より前であってもよい。
【0033】図4は、本発明による導体部材形成方法の
別の実施例を示す。図4(a)は、図2(a)〜(c)
において説明した工程により、第1開口部110が形成
された状態を示す。本実施例において、基材100は、
第1層102および第2層104を有する。
【0034】図4(b)は、第2開口部116を形成す
る工程を示す。第2開口部116は、少なくとも第1開
口部112の下方に存在する第1膜106を除去するこ
とにより形成されるのが望ましい。また、第2開口部1
16は、異方性エッチングにより形成されるのが好まし
い。本実施例において、第2開口部116は、異方性ド
ライエッチングにより、少なくとも第1開口部112の
下方に存在する第1膜106を除去することにより形成
される。第2開口部116の開口幅は、第1開口部11
0の開口幅と略同一、または第1開口部110の開口幅
より狭いことが好ましい。また、第2開口部116は、
当該異方性エッチングのエッチング方向に沿って、狭ま
るようにエッチングすることにより形成されてもよい。
【0035】図4(c)は、基材100の表層の一部を
除去する工程を示す。基材100の表層の一部は、第1
膜106をマスクとして除去されるのが望ましい。基材
100が、複数の層を有する場合には、第1膜106に
接する層を除去してもよい。本実施例において、基材1
00の表層である第1層102の一部を、ウエットエッ
チングにより除去する。具体的には、穴部112の下方
に存在する基材100の表層である第1層102と、穴
部112の下方の領域の周囲に存在する第1層102の
一部とをウエットエッチングにより除去する。第2層1
04に対するエッチング速度が、第1層102に対する
エッチング速度より遅いエッチャントを用いて、第1層
102の一部を除去するのが好ましい。
【0036】第2開口部116を形成する工程におい
て、異方性エッチングを用いて、第1膜106の一部を
除去して、第2開口部116を形成することにより、基
材100の表層の一部を除去する工程において、除去さ
れる当該表層である第1層102の領域を狭く形成する
ことができる。また、図4(b)において、異方性ドラ
イエッチングにより損傷した第1層102の領域を除去
することができる。
【0037】図4(d)は、穴部112を形成する工程
を示す。穴部112は、第2開口部116の周囲に存在
する第1膜106の一部を除去して形成されるのが望ま
しい。具体的には、第2膜108により、庇が形成され
るように第1膜106を除去して、穴部112を形成す
るのが好ましい。
【0038】穴部112は、第1膜106を選択的に除
去する除去方法により形成されることが好ましい。具体
的には、第2膜108に対するエッチング速度が、第1
膜106に対するエッチング速度より遅いエッチャント
を用いて、穴部112を形成してもよい。本実施例にお
いて、穴部112は、現像液を用いて、第1開口部11
0の下方に存在する第1膜106と、第1開口部110
の下方の領域の周囲に存在する第1膜106の一部を除
去することにより形成される。当該現像液は、第1膜1
06を選択的に現像(除去)する現像液であることが好
ましく、例えば、弱アルカリ性を有する現像液であって
よい。
【0039】図4(e)は、導体部材114を形成する
工程を示す。導体部材114は、導電性を有する材料を
堆積することにより形成される。本実施例においては、
導体材料を蒸着することにより、導体部材114を堆積
させる。具体的には、開口部110および穴部112を
通過し、基材100に含まれる第2層104に到達した
当該導体材料が、導体部材114aを形成し、また、第
2膜108に堆積した当該導体材料が、導体部材114
bを形成する。
【0040】図4(f)は、第1膜106および第2膜
108を除去する工程を示す。第1膜106および第2
膜108を除去することにより、導体部材114bを除
去(リフトオフ)して、基材100に含まれる第2層1
04に、導体部材114aを形成する。第1膜106お
よび第2膜108は、第1膜106および第2膜108
の双方を溶解することができるエッチャントを用いて、
除去されるのが好ましい。本実施例において、第1膜1
06および第2膜108は、第1膜106および第2膜
108の双方を溶解することができる現像液を用いて除
去される。
【0041】本実施例において、例えば、基材100
が、キャリアを供給するキャリア供給層である第1層1
02と、キャリア供給層である第1層102のキャップ
層である第2層104とを有するHEMTであってよ
く、また、導体部材114aは、当該HEMTに形成さ
れるゲート電極であってよい。このとき、第2層104
または第2層104の上層に、ソース電極および/また
はドレイン電極が形成されるのが好ましい。
【0042】第2開口部116を形成する工程におい
て、異方性エッチングを用いて、第1膜106の一部を
除去して、第2開口部116を形成することにより、基
材100の表層の一部を除去する工程において、除去さ
れる当該表層である第1層102の領域の面積を制御す
ることができる。当該領域の面積を制御することによ
り、ソース・ドレイン間距離を制御でき、結果としてゲ
ート耐圧やドレイン電流などのHEMTの特性を制御す
ることができる。また、ウェハにHEMTなどの導体部
材を有する素子を設ける場合には、ウェハ面内における
当該導体部材の加工精度を大幅に向上させることができ
る。
【0043】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0044】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、微細なパターンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の導体部材形成方法の途中工程を示す。
【図2】本発明の一実施形態に係る導体部材形成方法を
示す。
【図3】本発明による導体部材形成方法の別の実施例を
示す。
【図4】本発明による導体部材形成方法の別の実施例を
示す。
【符号の説明】
10・・・基材、12・・・レジスト、14・・・導体
部材、16・・・開口部、100・・・基材、102・
・・第2層、104・・・第1層、106・・・第1
膜、108・・・第2膜、110・・・第1開口部、1
12・・・穴部、114・・・導体部材、116・・・
第2開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/308 H01L 21/302 M 5F056 21/3205 21/88 G 5F102 29/778 29/80 H 21/338 29/812 Fターム(参考) 2H097 CA16 FA03 FA06 LA10 4M104 AA03 CC03 DD68 GG12 HH20 5F004 AA03 AA04 AA16 DB23 DB27 EA03 EA37 EB01 5F033 QQ16 QQ19 QQ33 QQ35 QQ42 QQ44 VV06 XX03 5F043 AA40 BB30 CC01 CC11 CC12 FF02 GG10 5F056 DA30 5F102 FA01 GB01 GC01 GD01 GQ01 GR04 GR10 GS03 HC00 HC16 HC17 HC21 HC23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材に、第1膜を形成する工程と、 前記第1膜の上方に、第2膜を形成する工程と、 前記第2膜が、所定のパターンを有するように、前記第
    2膜に、第1開口部を形成する工程と、 前記第1開口部の下方に存在する前記第1膜と、前記第
    1開口部の下方の領域の周囲に存在する前記第1膜の一
    部とを除去することにより、前記第1膜に、穴部を形成
    する工程と、 前記穴部において、前記基材の一部に導体部材を形成す
    る工程と、 前記第1膜および前記第2膜を除去する工程とを備える
    ことを特徴とする導体部材形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第2膜を形成する工程が、電子線を
    照射することにより反応するレジストである電子線レジ
    ストを、前記第1膜の上方に塗布する工程を含み、 前記第1開口部を形成する工程が、前記電子線レジスト
    を露光する工程、および前記電子線レジストを現像する
    工程を含むことを特徴とする請求項1記載の導体部材形
    成方法。
  3. 【請求項3】 前記第1膜を形成する工程が、前記電子
    線レジストより、前記電子線に反応しにくい膜を形成す
    る工程を含むことを特徴とする請求項2記載の導体部材
    形成方法。
  4. 【請求項4】 前記基材の表層の一部を除去する工程を
    さらに備えることを特徴とする請求項1記載の導体部材
    形成方法。
  5. 【請求項5】 前記基材の表層の一部を除去する工程
    が、前記穴部の下方に存在する前記基材の表層と、前記
    穴部の下方の領域の周囲に存在する前記基材の表層の一
    部とを除去する工程を含むことを特徴とする請求項4記
    載の導体部材の形成方法。
  6. 【請求項6】 前記穴部を形成する工程が、 少なくとも前記第1開口部の下方に存在する前記第1膜
    を除去することにより、前記第1膜に、第2開口部を形
    成する工程と、 前記基材の表層の一部を除去する工程と、 前記第2開口部の周囲に存在する前記第1膜の一部を除
    去して、前記穴部を形成する工程とを含むことを特徴と
    する請求項1記載の導体部材形成方法。
  7. 【請求項7】 前記基材の表層の一部を除去する工程
    が、前記第2開口部の下方に存在する前記基材の表層
    と、前記第2開口部の下方の領域の周囲に存在する前記
    基材の表層の一部とを除去する工程を含むことを特徴と
    する請求項6記載の導体部材の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記第2開口部を形成する工程が、異方
    性エッチングを用いて、少なくとも前記第1開口部の下
    方に存在する前記第1膜を除去する工程を含むことを特
    徴とする請求項6記載の導体部材形成方法。
  9. 【請求項9】 基材に、膜を形成する工程と、 前記膜の上方に、電子線を照射することにより反応する
    レジストである電子線レジストを形成する工程と、 前記電子線レジストが、所定のパターンを有するよう
    に、前記電子線レジストを露光し、現像することによ
    り、前記電子線レジストに、開口部を形成する工程と、 前記開口部の下方に存在する前記膜と、前記開口部の下
    方の領域の周囲に存在する前記膜の一部とを除去するこ
    とにより、前記膜に、穴部を形成する工程とを備えるこ
    とを特徴とするパターン形成方法。
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