JP2002025509A - アルカリ乾電池 - Google Patents

アルカリ乾電池

Info

Publication number
JP2002025509A
JP2002025509A JP2000202743A JP2000202743A JP2002025509A JP 2002025509 A JP2002025509 A JP 2002025509A JP 2000202743 A JP2000202743 A JP 2000202743A JP 2000202743 A JP2000202743 A JP 2000202743A JP 2002025509 A JP2002025509 A JP 2002025509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery case
sealing body
dry cell
battery
terminal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000202743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3761770B2 (ja
Inventor
Takeshi Okubo
威 大窪
Yuji Mototani
祐司 元谷
Shuji Fujiwara
修治 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000202743A priority Critical patent/JP3761770B2/ja
Publication of JP2002025509A publication Critical patent/JP2002025509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3761770B2 publication Critical patent/JP3761770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池ケースを薄肉化して容量を向上するとと
もに、封口部の強度をも確保し、安定した防爆安全機構
を有するアルカリ乾電池を提供する。 【解決手段】 発電要素を収容した金属製電池ケース、
前記電池ケースの開口部を封じる端子板および樹脂製封
口体を具備し、前記封口体が、前記端子板と接合された
負極集電体を保持する中央筒部、前記電池ケースの開口
端と端子板との間に介在する外周筒部、および安全弁と
して働く肉薄部を有し、前記電池ケースの開口端を前記
封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げ、そ
の折り曲げ部を内方へかしめて前記端子板の周縁部を絶
縁リングを介して締め付けたアルカリ乾電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、アルカリ乾電池に関す
るもので、特に電池ケースを薄肉化して高容量にしたア
ルカリ乾電池の封口部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報端末機をはじめ各種電子機器
の小型・軽量化に伴いそれらの電源となる電池の高容量
化が強く要請されている。アルカリ乾電池においては、
その高容量化の手段の一つとして、鋼製電池ケースの薄
肉化が検討されている。代表的なアルカリ乾電池は、電
池ケースの開口部を樹脂製封口体および負極端子板で封
じるようにし、電池ケースと端子板との間に樹脂製封口
体の筒部を介在させ、電池ケースの開口端を内方へ屈曲
して封口体の筒部を端子板の周縁部へ締め付けることに
より、密封している。そして、樹脂製封口体には、肉薄
部分を設け、電池内が異常な高圧になったときには、前
記肉薄部を破断させる防爆安全機構を採っている。その
ため、前記の電池ケースの開口端で締め付けた封口部の
圧力は、封口体の肉薄部が破断する圧力より強く設計さ
れている。
【0003】ところが、電池ケースを肉薄にして高容量
化を図ると、封口部の強度が低下するから、電池内の圧
力が上昇した際、封口体はその肉薄部が破断する前に電
池ケースの開口部から抜けやすくなる。すなわち、封口
体が飛び出すという破裂が起こりやすくなる。封口部の
強度を向上する手段として、電池ケースの上端折曲部に
より封口体を押さえる部分の寸法を長くすることが経験
的に知られている。しかし、そのような方法によると、
電池設計上、電池ケースの開口端が負極端子板に接触し
て外部短絡を生じる危惧があり、前記電池ケース部分の
寸法を長くするにも限界がある。また、電池ケースの材
質の硬度を高めるのも有効ではあるが、素材の延性が失
われる結果、電池ケースの製缶時に割れが発生するとい
う問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な不都合をなくし、電池ケースを薄肉化して容量を向上
するとともに、封口部の強度をも確保し、安定した防爆
安全機構を有するアルカリ乾電池を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のアルカリ乾電池
は、発電要素を収容した金属製電池ケース、前記電池ケ
ースの開口部を封じる端子板および樹脂製封口体を具備
し、前記封口体が、前記端子板と接合された負極集電体
を保持する中央筒部、前記電池ケースの開口端と端子板
との間に介在する外周筒部、および安全弁として働く肉
薄部を有し、前記電池ケースの開口端を前記封口体の外
周筒部の上端を包み込むように折り曲げ、その折り曲げ
部を内方へかしめて前記端子板の周縁部を絶縁リングを
介して締め付けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】上記のように、本発明のアルカリ
乾電池は、電池ケースの開口端を封口体の外周筒部の上
端を包み込むように折り曲げ、その折り曲げ部を内方へ
かしめて負極端子板の周縁部を絶縁リングを介して締め
付けたものである。このように電池ケースの開口端によ
り封口体の筒部先端を包み込むように折り曲げ、この折
り曲げ部をかしめて端子板を締め付けるようにしている
ので、封口体を抱持する強度が増大し、封口体の抜けを
抑えることができる。従って、電池ケースの肉厚を薄く
して容量を増大することができる。本発明の好ましい態
様においては、電池ケースは、開口部側に段部を有し、
この段部と開口端の折り曲げ部とにより、封口体の筒部
を介して負極端子板および座金を挟み込む構成を有す
る。
【0007】以下に、本発明をその実施の形態を示す図
面を参照して詳しく説明する。図1は、本実施の形態に
係るアルカリ乾電池の要部を断面にした正面図である。
1は鋼製の電池ケースであり、その底部突出部は正極端
子となっている。電池ケース1内には、二酸化マンガン
と黒鉛を主とする円筒形の正極合剤2が挿入されてい
る。正極合剤2の内側には、セパレータ4を介して、ア
ルカリ電解液とゲル化剤と亜鉛合金粉末からなるゲル状
負極3が充填されている。樹脂製封口体5は、ゲル状負
極3に挿入された負極集電子6を嵌合させて保持する中
央筒部9、および電池ケース1の開口部と負極集電子6
の頂部に接合された負極端子板8との間に介在させる外
周筒部10とを有するように、例えばナイロンの射出成
形により作られたものである。中央筒部9と外周筒部1
0との間には、封口部の強度を高めるために、座金7が
配置されている。封口体5の筒部9と10との連結部1
1に設けた肉薄部は、電池内圧が異常に上昇したとき破
断させ、座金7および端子板8の透孔からガスを放出さ
せる安全弁を構成する。
【0008】電池ケース1は、発電要素を収容した後、
開口部近傍に段部1aを設ける。そして、電池ケース1
に、集電子6、座金7および端子板8を組み合わせた封
口体5をセットし、電池ケースの開口端13を折り曲げ
て封口体5の筒部10の上端を包み込む。次に、この折
り曲げた電池ケースの開口端をこの部分に包み込んだ筒
部上端とともに内方へかしめ、端子板8の周縁部上に載
せた絶縁リング12を介して端子板8の周縁部を締め付
ける。最後に、外装ラベル14を装着する。こうして図
1に示すような構造の電池が組み立てられる。図3に示
す従来の電池では、電池ケース1の上端を内方へ屈曲し
て封口体5の筒部上端を端子板8の周縁部上へ締め付け
ているのに対して、本実施の形態に係る電池では、電池
ケース1の開口端13により筒部10の上端を包み込ん
でいるから、封口強度が強くなることが明らかであろ
う。
【0009】図2は、本発明の電池の封口工程の一部を
示すものである。図2(a)は、電池ケース1の段部1
a上へ、負極集電子6および負極端子板8を組み合わせ
た封口体5をはめあわせた状態を示す。次に、ケース1
の開口端13の上方に金型15をセットし、金型15を
下方へ押し下げるか、電池ケースを上方へ押し上げるか
により、金型15の凹部16によって開口端13を内方
へ屈曲させて筒部10の上端を包み込ませる。次に、金
型17と電池ケース1とを相対的に近づけるように移動
させることにより、金型17の凹部18によって前記の
折り曲げ部を絶縁リング12上へかしめつける。こうし
て座金7、負極端子板8および絶縁リング12は筒部1
0を介して電池ケース1の段部1aと開口端13の折り
曲げ部とにより挟み込まれてしっかりと固定される。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。 《実施例1》図1に示す構造で、鋼製電池ケース1の厚
みを0.14mmとする。 《実施例2》図1に示す構造で、鋼製電池ケース1の厚
みを0.12mmとする。 《比較例1》図3に示す従来の構造で、鋼製電池ケース
1の厚みを0.18mmとする。 《比較例2》図3に示す従来の構造で、鋼製電池ケース
1の厚みを0.14mmとする。
【0011】以上の各電池について、封口強度および電
池容量をそれぞれ比較例1の電池を基準値100として
指数で比較すると、表1のとおりとなった。封口強度
は、次のようにして求めた。まず、正極合剤およびゲル
負極を充填せずに、図1または図3に示す構造の電池を
組み立てた。この際、封口体5の肉薄部の下面にはエポ
キシ樹脂を充填し、硬化させて、防爆安全機構が働かな
いようにした。そして、電池ケースの側面に孔を開け、
そこに直径5mmの鋼製パイプをはめ、はんだにより気
密に接合した。このパイプをとおして電池ケース内へ窒
素ガスを供給し、封口体が電池ケースから飛び出すとき
のガス圧力をチェックした。このガス圧力をもって封口
強度とした。本発明による効果は、表1から明らかであ
る。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電池ケー
スを薄肉化して容量を向上するとともに、封口部の強度
をも確保し、安定した防爆安全機構を有するアルカリ乾
電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るアルカリ乾電池の
要部を切欠した正面図である。
【図2】同電池の封口工程の一部を示す要部の断面図で
ある。
【図3】従来のアルカリ乾電池の要部を切欠した正面図
である。
【符号の説明】
1 電池ケース 2 正極合剤 3 ゲル状負極 4 セパレータ 5 封口体 6 負極集電子 7 座金 8 負極端子板 9 中央筒部 10 筒部 11 連結部 12 絶縁リング 13 開口端 14 外装ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 修治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H011 AA03 AA13 BB03 DD06 DD15 FF03 GG02 5H024 AA03 BB00 BB05 BB14 CC02 DD01 DD04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電要素を収容した金属製電池ケース、
    前記電池ケースの開口部を封じる端子板および樹脂製封
    口体を具備し、前記封口体が、前記端子板と接合された
    負極集電体を保持する中央筒部、前記電池ケースの開口
    端と端子板との間に介在する外周筒部、および安全弁と
    して働く肉薄部を有し、前記電池ケースの開口端が前記
    封口体の外周筒部の上端を包み込むように折り曲げら
    れ、その折り曲げ部が内方へかしめられて前記端子板の
    周縁部を絶縁リングを介して締め付けたことを特徴とす
    るアルカリ乾電池。
JP2000202743A 2000-07-04 2000-07-04 アルカリ乾電池 Expired - Fee Related JP3761770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000202743A JP3761770B2 (ja) 2000-07-04 2000-07-04 アルカリ乾電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000202743A JP3761770B2 (ja) 2000-07-04 2000-07-04 アルカリ乾電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002025509A true JP2002025509A (ja) 2002-01-25
JP3761770B2 JP3761770B2 (ja) 2006-03-29

Family

ID=18700228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000202743A Expired - Fee Related JP3761770B2 (ja) 2000-07-04 2000-07-04 アルカリ乾電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3761770B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012174523A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Toyota Motor Corp 円筒型電池
WO2014017091A1 (ja) * 2012-07-26 2014-01-30 パナソニック株式会社 二次電池
US11881591B2 (en) 2018-06-18 2024-01-23 Lg Energy Solution, Ltd. Venting device and method for manufacturing the same
WO2024166694A1 (ja) * 2023-02-08 2024-08-15 日本製鉄株式会社 円筒部材の製造方法及び金型

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012174523A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Toyota Motor Corp 円筒型電池
WO2014017091A1 (ja) * 2012-07-26 2014-01-30 パナソニック株式会社 二次電池
US11881591B2 (en) 2018-06-18 2024-01-23 Lg Energy Solution, Ltd. Venting device and method for manufacturing the same
WO2024166694A1 (ja) * 2023-02-08 2024-08-15 日本製鉄株式会社 円筒部材の製造方法及び金型

Also Published As

Publication number Publication date
JP3761770B2 (ja) 2006-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9318732B2 (en) Lithium rechargeable battery
JP7493010B2 (ja) 電池用電池缶
JP2701375B2 (ja) 防爆型密閉電池
JP2005285758A (ja) リードプレートが付着された角形二次電池
KR20040057362A (ko) 보호소자 및 이를 구비한 리튬 이차 전지
CN113488692A (zh) 一种纽扣电池防爆密封结构、纽扣电池及其封装方法
JP5001497B2 (ja) 電気化学的電池のための集電子シールアセンブリ
JP4507159B2 (ja) 密閉型電池
CN100373661C (zh) 锂离子二次电池
JP2001015094A (ja) 円筒形電池およびその製造方法
JP4080131B2 (ja) マンガン乾電池
JP2007234305A (ja) 円筒形電池
JP2002025509A (ja) アルカリ乾電池
JPH11329505A (ja) リチウムイオン二次電池の製造方法
US20040258989A1 (en) Secondary battery having safety valve and method of manufacturing same
WO1999035699A1 (en) Sealed battery and its manufacture
JP2000357495A (ja) 電 池
JP3131145U (ja) ボタン型アルカリ電池
JP3077215B2 (ja) 電 池
JP4028700B2 (ja) アルカリ乾電池
JP2004172012A (ja) 電池用安全機構の製造方法
JPH0636209U (ja) 密閉式電池
JPH02139849A (ja) 筒形アルカリ電池
CN215834572U (zh) 一种纽扣电池防爆密封结构、纽扣电池
JPH11224651A (ja) 非水系の電解液を充填している円筒電池とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040311

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060105

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20060111

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees