JP2002024781A - 2次元コードの作成方法および2次元コードを備えた用紙 - Google Patents

2次元コードの作成方法および2次元コードを備えた用紙

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JP2002024781A JP2000200802A JP2000200802A JP2002024781A JP 2002024781 A JP2002024781 A JP 2002024781A JP 2000200802 A JP2000200802 A JP 2000200802A JP 2000200802 A JP2000200802 A JP 2000200802A JP 2002024781 A JP2002024781 A JP 2002024781A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元コードに隣接して位置決めコードを設
けることなく2次元コードの各セルの値を正しく読み取
ることができるようにするとともに、セキュリティ上の
対策も行う。 【解決手段】 n行、m列の行列の各要素に異なる2色
のいずれか一方が付与されてなる2次元コードの作成方
法であって、元データを2進数化した複数の2進数元デ
ータ行列|Bij|(i=1〜n、j=1〜m−1)の
各要素について各行毎に要素の第1列から第m−1列に
対応するように所定の手順で得られる変調要素を、変調
要素の第1列を除いて第2列から順次割り当てるととも
に、変調要素の第1列は所定の要素として設定すること
により上記2次元コードに対応した2進数の要素からな
る変調コード行列|Aij|(i=1〜n、j=1〜
m)を作成し、この変調コード行列|Aij|の各要素
に対応した着色を所定の用紙に施すことにより2次元コ
ードを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2進コードで表示
されるデータを2次元のマトリックスとして配置した、
いわゆる2次元コードの作成方法および2次元コードを
備えた用紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すような2次元コード1
00が知られている。この2次元コード100は、カー
ド形式からなる各種の有価証券(例えば商品券や入場
券)や帳票類等の用紙Pに印刷表示されるものであり、
用紙Pを、読取り装置に供給して読み取らせることによ
りコードに付与された情報が認識される。1次元で直線
的に情報を表示するバーコードと比較して平面的な広が
りを持っているため、より多くの情報を付与することが
できることから、今後2次元コード100は利用が進む
と考えられる。
【0003】かかる2次元コード100は、行Niおよ
び列Mjに区切られた各区画(セルSij)に、「0」
を示す白色と、「1」を示す黒色との内のいずれか一方
が印刷されることにより形成されている。因みに、白色
については用紙の地色を当てるのが一般的であるから、
実際は「1」を示す黒色のみが印刷されて2次元コード
100が形成されている。
【0004】このような2次元コードを読み取る読取り
装置は、用紙Pを装置内部に送り込む送込み手段と、こ
の送込み手段の駆動で移動しつつある用紙に対し進行方
向に直交する方向に走査して各行NiのセルSijの値
を読み取る走査手段とを備えて構成されている。従っ
て、用紙Pを読取り装置に通すことにより、走査手段が
各行Niについて各列Mjの値(「0」または「1」)
を順次読み取っていき、用紙Pが走査手段を通過した
き、各セルSijの値(「0」または「1」)が全て読
み取られることになる。
【0005】ところで、走査手段による走査の時間間隔
(行Niと行Ni+1との間の走査の時間間隔)は、予
め設定されているため、この時間間隔と送込み手段の送
込み速度とを同期させることにより(例えば1行の走査
毎に1行分だけ用紙Pを送り込むようにする等)、隣接
する行間で混同が生じないように各行Niを区切った形
で各行Niにおける各列Mjの値を正確に読み取ってい
くことができるが、送込み手段による送込み速度は、負
荷の変動や電圧の変動等によって必ずしも一定しないた
め、走査手段が読み取った行Niのデータが必ずしもそ
の行のデータであるとは確定されない。
【0006】そこで、従来、このような不都合の生じる
ことがないように、2次元コード100の幅方向の両側
部にそれぞれ1列に亘った合計2列の位置決めコード1
01が設けられ、この位置決めコード101に各行Ni
に対応するように位置決めセルCSiが設定されてい
る。そして、各位置決めセルCSiには黒色
(「1」)、白色(「0」)が交互に印刷され、走査手
段がこの位置決めセルCSiを読み取ることによって、
この値の変わり目がつぎの行Niであると認識されるよ
うになされている。こうすることによってたとえ用紙P
の送り込み速度が変動しても、行毎のデータが混同する
ような不都合は起こらない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2次元
コード100の両側部に位置決めセルCSiを設ける従
来の方式にあっては、用紙Pにおける2次元コード10
0のための全体的な領域面積が制限されているときは位
置決めセルCSiの存在によって2次元コード100の
容量がその分小さくなる一方、2次元コード100の容
量を確保しようとすれば用紙Pの全体的な領域面積を大
きくしなければならなくなるという問題点を有してい
る。
【0008】また、読取り装置は、2次元コード100
の読み取りとは別に位置決めコード101を読み取って
行変わりが行われたか否かを常にチェックしなければな
らず、この処理のためにアクセス時間が長引き、2次元
コード100を高速で読み取ることが困難になるという
問題点も存在する。
【0009】さらに、従来の2次元コード100は、元
データを単純に2進数変換して「0」を白色に、「1」
を黒色にしているだけであるため、各色を「0」、
「1」に戻すだけで元データが2進数で得られ、データ
の内容を極めて容易に解読することができることからデ
ータの秘密保持に関しセキュリティ上も問題がある。
【0010】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、2次元コードに隣接して位
置決めコードを設けることなく2次元コードの各セルの
値を正しく読み取ることが可能であり、かつ、セキュリ
ティ上の対策もなされた2次元コードの作成方法および
2次元コードを備えた用紙を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
n行、m列の行列の各要素に異なる2色のいずれか一方
が付与されてなる2次元コードの作成方法であって、元
データを2進数化した複数の2進数元データ行列|Bi
j|(i=1〜n、j=1〜m−1)の各要素について
各行毎に要素の第1列から第m−1列に対応するように
所定の手順で得られる変調要素を、変調要素の第1列を
除いて第2列から順次割り当てるとともに、変調要素の
第1列は所定の要素として設定することにより上記2次
元コードに対応した2進数の要素からなる変調コード行
列|Aij|(i=1〜n、j=1〜m)を作成し、こ
の変調コード行列|Aij|の各要素に対応した着色を
所定の用紙に施すことにより2次元コードを作成するこ
とを特徴とする2次元コードの作成方法である。
【0012】請求項3記載の発明は、n行、m列の行列
の各要素に異なる2色のいずれか一方が付与されてなる
2次元コードを備えた用紙であって、元データを2進数
化した複数の2進数元データ行列|Bij|(i=1〜
n、j=1〜m−1)の各要素について各行毎に要素の
第1列から第m−1列に対応するように所定の手順で得
られる変調要素を、変調要素の第1列を除いて第2列か
ら順次割り当てるとともに、変調要素の第1列は所定の
要素として設定することにより上記2次元コードに対応
した2進数の要素からなる変調コード行列|Aij|
(i=1〜n、j=1〜m)を作成し、この変調コード
行列|Aij|の各要素に対応した着色が施されてなる
ことを特徴とする2次元コードを備えた用紙である。
【0013】これらの発明によれば、所定の手順によっ
て形成された変調コード行列|Aij|(i=1〜n、
j=1〜m)は、2進数元データ行列|Bij|(i=
1〜n、j=1〜m−1)に比べて1列分のコード桁の
増加があるが、各行の両端に位置決めコードを追加する
従来のコード行列に比べて1列分だけ列数を少なくする
ことができるため、2次元コードのための全体的な領域
面積が制限されているときは変調コード行列|Aij|
の情報量を従来のものより多くすることができる一方、
所定の情報量を確保するためには変調コード行列|Ai
j|用の用紙全体に占める領域面積を小さくすることが
できる。
【0014】また、所定の手順を適切に設定することに
より、位置決めコードを設けることなく変調コード行列
|Aij|の各行そのものを互いに区別され得るものに
することが可能であり、2次元コードの読み取りとは別
に位置決めコードを読み取って行変わりが行われたか否
かを常にチェックしなければならない従来の不都合が解
消され、アクセス時間の短縮化が実現するため、2次元
コードは従来に比べて高速で読み取り得るものになる。
【0015】さらに、変調コード行列|Aij|は、元
データを単純に2進数変換したものではなく、所定の手
順で2進数元データ行列|Bij|の要素を逐一調整要
素に変換したものであるため、白色を「0」に、黒色を
「1」に当て嵌めただけでは元データを再現することは
できず、データの秘密保持を行う上で有効であり、セキ
ュリティ上の問題が解消する。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記所定の手順は、変調コード行列|Ai
j|の各行の第1列目の変調要素を「0」とした場合お
よび「1」とした場合の各々について2進数元データ行
列|Bij|の各行毎に変調要素と2進数元データ行列
|Bij|の対応列の要素とを比較し、対応列の要素が
「0」のときはその変調要素をつぎの列の変調要素とす
るとともに、変調コード行列|Aij|の各行における
第1列目の変調要素は、得られる変調コード行列|Ai
j|の隣接する行において各列間の差の絶対値の合計が
大きくなる方を選択するものであることを特徴とする2
次元コードの作成方法である。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、上記所定の手順は、変調コード行列|Ai
j|の各行の第1列目の変調要素を「0」とした場合お
よび「1」とした場合の各々について2進数元データ行
列|Bij|の各行毎に変調要素と2進数元データ行列
|Bij|の対応列の要素とを比較し、対応列の要素が
「0」のときはその変調要素をつぎの列の変調要素とす
るとともに、変調コード行列|Aij|の各行における
第1列目の変調要素は、得られる変調コード行列|Ai
j|における前の行と後の行との各列間の差の絶対値の
合計が大きくなる方を選択するものであることを特徴と
する2次元コードを備えた用紙である。
【0018】これらの発明によれば、2進数元データ行
列|Bij|の要素変調処理によって得られた変調コー
ド行列|Aij|において、各行の隣り合う要素を互い
に比較して同一のときは「0」を設定する一方、同異な
るときは「1」を設定し、このような処理を順次行うこ
とで得られた行列は元の2進数元データ行列|Bij|
になる。
【0019】このようにして得られた変調コード行列|
Aij|は、第1行目が「0」であるか「1」であるか
の選定に際し、隣接する行において各列間の差の絶対値
の合計が大きくなる方を選択するようにしているため、
2次元コードとして行間の差を顕著に表現し得る変調コ
ード行列|Aij|が形成される。従って、従来のよう
に位置決めコードを設けることなく、変調コード行列|
Aij|の各行を順次読み込んでいくことにより、上記
偏りに基づいて列の区別が容易に認識される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る2次元コー
ドの一実施形態を示す図であり、(イ)は、コード行列
の要素が白色および黒色に色分けされた状態、(ロ)
は、白色を「0」、黒色を「1」に置き換えて2進数に
よるコード行列に変換した状態をそれぞれ示している。
【0021】図1の(イ)に示すように、2次元コード
100は、商品券や入場券等の用紙Pの所定領域に変調
処理された各種の情報(例えば、年月日、整理番号、販
売場所、金額、有効期限等)が印刷されるものであり、
正方形状の複数の桝目が縦横で得られるように縦線およ
び横線によって区切ることにより形成されている。な
お、図1の(イ)に示す例では、図示の都合上、用紙P
の略全域に亘って2次元コード100が形成されている
が、本発明は、2次元コード100が用紙Pの全域に亘
って形成されることに限定されるものではなく、用紙P
の使用目的に応じた印字レイアウトに従って、隅部や中
央部等の任意の位置に設定することができる。
【0022】この2次元コード100は、上記複数の桝
目(セル)によるn行の行Niと、m列の列Mjとの行
列を備えて形成され、i行およびj列(但し、i=1〜
n、j=1〜m)の桝目の位置、すなわちセルSijに
白色または黒色が印刷されてその組み合わせで各種の情
報が表示されるようになっている。白色については用紙
Pの地色がそのまま採用されるのが一般的であるため、
実際は所定のセルSijに黒色のみが印刷されて2次元
コード100ができあがっている。因みに図1において
は、2次元コード100は、図示の都合上、4行6列
(n=4、m=6)のものを示しているが、本発明は2
次元コード100が4行6列であることに限定されるも
のではない。
【0023】そして、このような2次元コード100
は、白色のセルSijが「0」、黒色のセルSijが
「1」と決められている。従って、2次元コード100
には、図1の(ロ)に示すように、各行毎に2進数の数
字が記述された変調コード行列|Aij|と対応してい
るのである。
【0024】因みに、図1に示す例では、(イ)に示す
ように、2次元コード100の第1行、第1列が白色に
なっているため、これに対応して変調コード行列|Ai
j|の第1行、第1列には、図1の(ロ)に示すよう
に、「0」が設定されており、同様に2次元コード10
0の第1行、第2列の黒色に対応して変調コード行列|
Aij|の第1行、第2列には「1」が設定されてい
る。そして、変調コード行列|Aij|の第1行目には
「011000」、第2行目には「000111」、第
3行目には「110001」、第4行目には「1001
11」という2進数の数字情報がそれぞれ設定されてい
ることになる。
【0025】このような2次元コード100(すなわち
変調コード行列|Aij|)は、年月日や整理番号等の
生データを2進数化処理した元データ(2進数元データ
行列|Bij|)に、さらに所定の変調処理を施すこと
によって形成されている。以下、この変調処理につい
て、図2を基に説明する。
【0026】図2は、図1の変調コード行列|Aij|
に対応した2進数元データ行列|Bij|を示す図であ
る。この図に示すように、2進数元データ行列|Bij
|(i=1〜n(n=4)、j=1〜m−1(m−1=
5))は、4行5列であり、変調後の変調コード行列|
Aij|が4行6列であるのに対して1行少ない。逆の
言い方をすれば、2進数元データ行列|Bij|を変調
処理することにより、行の数が1つ増加して変調コード
行列|Aij|になるのである。すなわち、2進数元デ
ータ行列|Bij|は、各行N′i毎に各列M′jの値
が所定の変調処理で変調コード行列|Aij|の各行N
i毎の各列Mjの値に変えられて変調コード行列|Ai
j|が形成されている。図1および図2の具体例では、
2進数元データ行列|Bij|(図2)の第1行目〜第
4行目の「10100」、「00100」、「0100
1」および「10100」が、変調コード行列|Aij
|(図1の(ロ))の「011000」、「00011
1」、「110001」、および「100111」に変
調されているのである。
【0027】図3は、変調処理を説明するための説明図
である。この図を参照しながら、まず、2進数元データ
行列|Bij|の第1行N′1(「10100」)を変
調コード行列|Aij|の第1行N1(「01100
0」)に変調する場合を詳細に説明し、引き続き第2行
N′2以下の変調について説明する。
【0028】図3に示すように、変調を行うに当って
は、変調コード行列|Aij|の第1行N1の第1列M
1に「0」を設定して変調処理を施す変調処理、およ
び同「1」を設定して変調処理を施す変調処理を行
う。
【0029】そして、上記各変調処理は、変調コード行
列|Aij|の各行の第1列目の変調要素を「0」とし
た場合(変調処理)および「1」とした場合(変調処
理)の各々について変調要素Aijの値を、同一列の
2進数元データ行列|Bij|の要素Bijの値に応じ
て設定し、次の列の変調要素Aijを順次決定していく
のである。そして、変調要素Aijの対応列の2進数元
データ行列|Bij|の要素Bijが「0」のときはそ
の列の変調要素Aijをつぎの列の変調要素Ai(j+
1)とすることにより行う。すなわち、2進数元データ
行列|Bij|の各要素Bijは、変調コード行列|A
ij|の変調要素Aijを設定するときの制御信号(コ
マンド)としての役割を担っているのである。
【0030】図3の具体例では、変調処理の場合、2
進数元データ行列|Bij|の第1行、第1列(要素B
11)が「0」であるから、変調コード行列|Aij|
の第1行、第1列(変調要素A11)の「0」が変調コ
ード行列|Aij|の第1行、第2列(変調要素A1
2)に設定され、順次同様の処理が繰り返されることに
よって変調コード行列|Aij|の第1行N1は「01
1000」となる。同様に変調処理の場合、変調コー
ド行列|Aij|の第1行N1は「100111」とな
る。
【0031】そして、変調コード行列|Aij|の第1
行N1を決めるに際し、変調処理および変調処理の
いずれの変調結果を採用するかは任意である。本実施形
態においては、変調処理の結果を採用している。
【0032】つぎに、変調コード行列|Aij|の第2
行N2を求めるに当っては、上記同様の変調処理およ
び変調処理が実行され、変調処理の結果として「0
00111」が、変調処理の結果として「11100
0」が得られる。そして、変調コード行列|Aij|の
第2行N2以下については、この行の各列と、直上の行
の各列との差が逐一演算され、それらの絶対値の合計が
多い方の変調処理結果が選択される。図3に示す例で
は、変調コード行列|Aij|の第1行N1と第2行N
2の候補である変調処理およびを併記すると、 第1行 「011000」 変調処理 「000111」 変調処理 「111000」 となる。
【0033】そして、変調処理の各列と、変調コード
行列|Aij|の第1行N1の各列との差を逐一計算し
てそれらの絶対値を合計すると「6」になる。同様に、
変調処理の各列と、変調コード行列|Aij|の第1
行N1の各列との差を逐一計算してそれらの絶対値を合
計すると「1」になる。従って、絶対値の合計の大きい
変調処理の結果が変調コード行列|Aij|の第2行
N2として選択されるのである。
【0034】このような変調処理が、変調コード行列|
Aij|の第3行N3以下についても同様に実行され、
その結果として図1の(ロ)に示すような変調コード行
列|Aij|を得ることができる。そして、このような
処理で得られた変調コード行列|Aij|は、隣り合っ
た行と行との間における同一の列間が異なった値になっ
ている確率が非常に大きくなっているため、図1の
(イ)に示すように、行間で黒白が極めて明確に区分さ
れており、行の境界の視認が極めて容易であるばかり
か、読取り装置で2次元コード100を読み取った場合
も、装置内での行の区分処理を確実に行うことができ
る。
【0035】以下、図4および図5を基に、2次元コー
ド100の読み取りについて説明する。図4は、2次元
コード100を読み取る読取り装置を説明するための読
取り装置の模式的斜視図であり、図5は、CISによる
読取り走査を説明するための説明図である。まず、図4
に示すように、読取り装置1は、用紙Pを装置内に所定
の送り速度で送り込む上下一対の送込みローラ2と、こ
の送込みローラ2によって送り込まれつつある用紙Pの
2次元コード100を読み取るCIS(contact
image senser(接触式イメージラインセ
ンサ))3と、このCIS3が読み取った各セルSij
の値に所定の処理を施して各行Ni毎に区分する制御装
置4とを備えて構成されている。
【0036】上記CIS3は、用紙Pに対する対向面
に、各列Mjに対応して設けられた複数の接物センサ3
j(i=1〜m(本実施形態ではm=6(実際の接物セ
ンサ3jの数は6個より相当多いが先に説明した変調コ
ード行列|Aij|の規模に合わせて6個としてい
る))を有しており、これらの接物センサ3jに2次元
コード100の紙面からの反射光が入光されるようにな
っている。そして、各接物センサ3jはこの入光を入光
量に比例した電流値に変換して制御装置4に向けて出力
するようになっている。かかるCIS3による2次元コ
ード100の読み取りは予め設定された数μsec毎に
間欠的に行われ、用紙Pが所定の速度で移動しているこ
とにより、2次元コード100の各行NiのセルSij
を対象として1行当り数点のデータが採取されるように
なされている。なお、2次元コード100の1行当りの
接物センサ3jによるデータ採取点数は、用紙Pの移動
速度が変動することによって変動するため、必ずしも一
定にはなっていない。
【0037】上記制御装置4は、CIS3の接物センサ
3jが読み取った1組ずつのデータ(ラインデータ)か
ら変調コード行列|Aij|の各行の区切りを判別して
各変調要素Aijの値を確定するとともに、各変調要素
Aij値を2進数元データ行列|Bij|の要素Bij
に復元するように機能するものであり、データ変換部4
1と、ラインデータ比較部42と、行データ設定部43
と、元データ復元部44と、適否判別部45とを備えて
いる。適否判別部45による判別結果は出力装置46へ
出力され、出力装置46が備えた機能により判別結果に
基づく所定のアクション(例えば、変調コード行列|A
ij|が入場券に付与されている場合に期限切れで不適
と判別されたときは入場ゲートが閉止される等のアクシ
ョン)が行われるようになっている。
【0038】上記データ変換部41は、CIS3の接物
センサ3jが2次元コード100から読み取った反射光
の強弱に基づくアナログ量である電流値を「0」または
「1」のディジタル値に変換するものである。2次元コ
ード100をデータに変換するデータ変換部41内には
予め設定された電流の閾値が入力されており、接物セン
サ3jからの電流値がこの閾値と比較されるようになさ
れている。この閾値は、セルSijが白色のときの接物
センサ3jからの電流値と、セルSijが黒色のときの
接物センサ3jからの電流値との中間の電流値が採用さ
れている。そして、電流値が閾値より大きいときは
「0」(白色)と判別される一方、電流値が閾値より小
さいときは「1」(黒色)と判別される。
【0039】また、データ変換部41は、CIS3から
の電流値をそのまま数値変換して記憶する機能をも有し
ている。この数値変換された値は、つぎのラインデータ
比較部42で2次元コード100の行区画を決定すると
きに使用される。
【0040】上記ラインデータ比較部42は、CIS3
の接物センサ3jによって逐一読み取られた2次元コー
ド100の各列の電流値について、前回の値と今回の値
とを比較し、どの時点で電流値が大きく変動しているか
を見つけ出して行の区画を判別するものである。電流値
としては、用紙PのセルSijが完全な黒体である場合
を「0」、同完全な白色である場合を「10」とし、反
射光の明るさに応じて0以上、10以下の値を付与した
ものが採用されている。
【0041】以下、図5に示す例を基に行区画の判別方
法について説明する。図5では、一点鎖線でCIS3に
よる走査を表現するとともに、各セルSijに検出され
たそのセルSijの電流値を記入している。すなわち、
実際には用紙Pが図5の上方に向かって移動することに
より静止しているCIS3によって2次元コード100
の各セルSijの明るさ(すなわち電流値)が検出され
るのであるが、図5では説明の便宜上、静止している用
紙Pに対してCIS3が移動するようにしている。
【0042】図5に示すように、まず第1回目の走査で
は、接物センサ31、32…3j…36がセルS11、
S12…S1j…S16の反射光を読み取ってその強さ
を電流に変換し、データ変換部41に向けて出力する。
データ変換部41は、この電流値をその大きさに応じて
0〜10のいずれかの数値に変換する。図5の例では、
2次元コード100のセルS11〜S16は、「白、
黒、黒、白、白、白」であるから、電流値は「8、0、
0、8、8、8」となる。なお、白色を「8」としたの
は、用紙Pの地色が必ずしも完全な白色ではないからで
ある。
【0043】ついで、所定のインターバル時間の経過
後、第2回目の操作が行われ、このときもS1j(j=
1〜6)が読み取られ、検出される電流値は上記同様に
「8、0、0、8、8、8」となる。そして、第2回目
の検出が行われた直後に列毎の電流値の差がそれぞれ計
算されたのち各差の絶対値の合計が以下の計算式により
計算される。
【0044】X=Σ|Xkj−X(k-1)j|(k=1〜1
2、j=1〜6) 但し、X:各列毎の今回電流値と前回電流値との差の合
計 k:走査回数 j:2次元コード100の列数 Xkj:今回の走査におけるj列のセルの電流値 X(k-1)j:前回の走査におけるj列のセルの電流値 そして、図5に示す例では、k=1およびk=2を対象
として、X=|8−8|+|0−0|+|0−0|+|
8−8|+|8−8|+|8−8|=0と「0」になる
ため、これによって第1回目の走査と第2回目の走査と
は2次元コード100のセルSijにおいて同一列であ
ると判別されるのである。なお、Xの値に基づく同一列
であるか否かの判定は、今回の走査と前回の走査とで全
ての列が白黒反転している場合のXの値の1/2を閾値
として採用し、この閾値と等しいか大きいときに列が変
わったと判別するようにしている。図5の例では閾値
は、白を「8」、黒を「0」として「24」((8×
6)/2)となる。
【0045】第2回目の走査と第3回目の走査とを対象
として得られるXの値も「0」になるため、第3回目の
走査は第1行のものであることが判る。
【0046】ついで、第3回目の走査の結果と第4回目
の走査の結果とが比較される。この場合、第3回目の走
査は第2回目と同様にセルSijの第1行目(i=1)
を対象としているのに対し、第4回目の走査は、セルS
ijの第2行目(i=2)に掛かっているため、接物セ
ンサ3jによる電流の検出結果は「888000」にな
る。この第4回目の走査結果と、第3回目の走査結果と
を比較してXを計算すると、 X=|8−8|+|8−0|+|8−0|+|0−8|
+|0−8|+|0−8|=40 となり、閾値の「24」より大きいことによって第4回
目の走査は、セルSijの第2行目のものが対象にされ
たと判別される。これによって第1回目〜第3回目まで
のCIS3による検出結果がセルSijの第1行目のも
のであったことが確定される。CIS3による同様の走
査が以後も継続され、全部で12回繰り返されることに
より全てのセルSijの値が確定する。
【0047】なお、上記Xに代えて列間の差の自乗和
Y、すなわち Y=Σ(Xkj−X(k-1)j2 (k=1〜12、j=1〜
6) を採用してもよい。
【0048】上記行データ設定部43は、上記ラインデ
ータ比較部42によって比較された結果、セルSijの
行が変わったと判別された時点で、前の行における各列
の変調要素Aijの値を設定する働きをする。すなわ
ち、図5の例では、第3回目の走査結果と、第4回目の
走査結果とに基づいてセルSijの行が第1行から第2
行に変わったと判別されたのであるから、各列の第1回
から第3回までの検出結果の平均値が演算され、この平
均値が第1行のデータとされるのである。具体的には、 セルS1j(j=1〜6)=「011000」 セルS2j(j=1〜6)=「000111」 セルS3j(j=1〜6)=「110001」 セルS4j(j=1〜6)=「100111」 となる。この変調コード行列|Aij|が、CIS3が
2次元コード100から読み取り、ラインデータ比較部
42が変換した値であり、この行列は行データ設定部4
3に記憶される。
【0049】上記元データ復元部44は、行データ設定
部43が記憶している変調コード行列|Aij|を2進
数元データ行列|Bij|に復元する役割を果たすもの
である。ここでは、変調コード行列|Aij|において
同一行内で変調要素Aijにつき互いに隣り合ったもの
同士が順次比較され、同一であれば「0」が、異なって
おれば「1」が設定されて行列が作られる。この行列
が、2進数元データ行列|Bij|になるのである。
【0050】例えば、変調要素A1j(j=1〜6)の場
合は上記セルS1jの値であるから、「011000」で
あり、第1列目と第2列目とを比べると値が「0」と
「1」とで異なっているため、要素B11=1である。第
2列目と第3列目とを比べると値が「1」と「1」とで
同じであるから要素B12=0である。以下同様に要素B
ijを求めていくことにより、要素B1j(j=1〜5)
=「10100」となる。
【0051】上記適否判別部45は、元データ復元部4
4によって復元された2進数元データ行列|Bij|を
予め設定された適否の設定値と比較し、適否を判別する
ように構成されている。この判別結果は、出力装置46
に向けて出力され、所定の処理が行われる。
【0052】
【発明の効果】請求項1および3記載の発明によれば、
所定の手順によって形成された変調コード行列|Aij
|(i=1〜n、j=1〜m)は、2進数元データ行列
|Bij|(i=1〜n、j=1〜m−1)に比べてコ
ード桁が1列増加するが、各行の両端に位置決めコード
を追加する従来のコード行列に比べて1列分だけ列数を
少なくすることができるため、2次元コードのための全
体的な領域面積が制限されているときは変調コード行列
|Aij|の情報量を従来のものより多くすることがで
きる一方、所定の情報量を確保するためには変調コード
行列|Aij|用の用紙全体に占める領域面積を小さく
することができる。
【0053】また、所定の手順を適切に設定することに
より、位置決めコードを設けることなく変調コード行列
|Aij|の各行そのものを互いに区別され得るものに
することが可能であり、2次元コードの読み取りとは別
に位置決めコードを読み取って行変わりが行われたか否
かを常にチェックしなければならない従来の不都合が解
消され、アクセス時間の短縮化が実現、従来に比べて2
次元コードをより高速で読み取ることができる。
【0054】さらに、変調コード行列|Aij|は、元
データを単純に2進数変換したものではなく、所定の手
順で2進数元データ行列|Bij|の要素を逐一調整要
素に変換したものであるため、白色を「0」に、黒色を
「1」に当て嵌めただけでは元データを再現することは
できず、データの秘密保持を行う上で有効であり、セキ
ュリティ性をさらに向上させることができる。
【0055】請求項2および4記載の発明によれば、変
調コード行列|Aij|の各行の第1列目の変調要素を
「0」とした場合および「1」とした場合の各々につい
て2進数元データ行列|Bij|の各行毎に変調要素と
2進数元データ行列|Bij|の対応列の要素とを比較
し、対応列の要素が「0」のときはその変調要素をつぎ
の列の変調要素とするとともに、変調コード行列|Ai
j|の各行における第1列目の変調要素は、得られる変
調コード行列|Aij|の隣接する行において各列間の
差の絶対値の合計が大きくなる方を選択して変調コード
行列|Aij|を得るようにしたため、このようにして
得られた変調コード行列|Aij|は、第1行目が
「0」であるか「1」であるかの選定に際し、隣接する
行において各列間の差の絶対値の合計が大きくなる方を
選択することにより、2次元コードとしての行間の差を
顕著に表現し得る変調コード行列|Aij|を形成する
ことができる。従って、従来のように位置決めコードを
設けることなく、変調コード行列|Aij|の各行を順
次読み込んでいくことにより、上記偏りに基づいて列の
区別を容易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2次元コードの一実施形態を示す
図であり、(イ)は、コード行列の要素が白色および黒
色に色分けされた状態、(ロ)は、白色を「0」、黒色
を「1」に置き換えて2進数によるコード行列に変換し
た状態をそれぞれ示している。
【図2】図1の変調コード行列|Aij|の基になる2
進数元データ行列|Bij|を示す図である。
【図3】変調処理を説明するための説明図である。
【図4】2次元コードを読み取る読取り装置を説明する
ための読取り装置の模式的斜視図である。
【図5】CISによる読取り走査を説明するための説明
図である。
【図6】従来の2次元コードの一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 読取り装置 2 送込みローラ 3 CIS 4 制御装置 41 データ変換部 42 ラインデータ比較部 43 行データ設定部 44 元データ復元部 45 適否判別部 46 出力装置 100 2次元コード |Aij| 変調コード行列 Aij 変調要素 |Bij| 2進数元データ行列 Bij 要素 Sij セル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n行、m列の行列の各要素に異なる2色
    のいずれか一方が付与されてなる2次元コードの作成方
    法であって、元データを2進数化した複数の2進数元デ
    ータ行列|Bij|(i=1〜n、j=1〜m−1)の
    各要素について各行毎に要素の第1列から第m−1列に
    対応するように所定の手順で得られる変調要素を、変調
    要素の第1列を除いて第2列から順次割り当てるととも
    に、変調要素の第1列は所定の要素として設定すること
    により上記2次元コードに対応した2進数の要素からな
    る変調コード行列|Aij|(i=1〜n、j=1〜
    m)を作成し、この変調コード行列|Aij|の各要素
    に対応した着色を所定の用紙に施すことにより2次元コ
    ードを作成することを特徴とする2次元コードの作成方
    法。
  2. 【請求項2】 上記所定の手順として、変調コード行列
    |Aij|の各行の第1列目の変調要素を「0」とした
    場合および「1」とした場合の各々について2進数元デ
    ータ行列|Bij|の各行毎に変調要素と対応した2進
    数元データ行列|Bij|の対応列の要素が「0」であ
    るか「1」であるかを判別し、対応列の要素が「0」の
    ときはその変調要素をつぎの列の変調要素とする一方、
    対応列の要素が「1」のときはつぎの列の変調要素をそ
    の変調要素と異なる変調要素に変えるとともに、変調コ
    ード行列|Aij|の各行における第1列目の変調要素
    は、得られる変調コード行列|Aij|における前の行
    と後の行との各列間の差の絶対値の合計が大きくなる方
    を選択することを特徴とする請求項1記載の2次元コー
    ドの作成方法。
  3. 【請求項3】 n行、m列の行列の各要素に異なる2色
    のいずれか一方が付与されてなる2次元コードを備えた
    用紙であって、元データを2進数化した複数の2進数元
    データ行列|Bij|(i=1〜n、j=1〜m−1)
    の各要素について各行毎に要素の第1列から第m−1列
    に対応するように所定の手順で得られる変調要素を、変
    調要素の第1列を除いて第2列から順次割り当てるとと
    もに、変調要素の第1列は所定の要素として設定するこ
    とにより上記2次元コードに対応した2進数の要素から
    なる変調コード行列|Aij|(i=1〜n、j=1〜
    m)を作成し、この変調コード行列|Aij|の各要素
    に対応した着色が施されてなることを特徴とする2次元
    コードを備えた用紙。
  4. 【請求項4】 上記所定の手順は、変調コード行列|A
    ij|の各行の第1列目の変調要素を「0」とした場合
    および「1」とした場合の各々について2進数元データ
    行列|Bij|の各行毎に変調要素と対応した2進数元
    データ行列|Bij|の対応列の要素が「0」であるか
    「1」であるかを判別し、対応列の要素が「0」のとき
    はその変調要素をつぎの列の変調要素とする一方、対応
    列の要素が「1」のときはつぎの列の変調要素をその変
    調要素と異なる変調要素に変えるとともに、変調コード
    行列|Aij|の各行における第1列目の変調要素は、
    得られる変調コード行列|Aij|の隣接する行におい
    て各列間の差の絶対値の合計が大きくなる方を選択する
    ものであることを特徴とする請求項3記載の2次元コー
    ドを備えた用紙。
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